JPH09265349A - ジョイスティックの中立補正装置 - Google Patents

ジョイスティックの中立補正装置

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JPH09265349A
JPH09265349A JP8074872A JP7487296A JPH09265349A JP H09265349 A JPH09265349 A JP H09265349A JP 8074872 A JP8074872 A JP 8074872A JP 7487296 A JP7487296 A JP 7487296A JP H09265349 A JPH09265349 A JP H09265349A
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JP
Japan
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voltage
joystick
neutral
range
input voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP8074872A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Shimizu
昇 清水
Shinichiro Hakamata
眞一郎 袴田
Kazunori Fushimi
一徳 伏見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09265349A publication Critical patent/JPH09265349A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】コントローラをイニシャライズするたびにジョ
イスティックの中立位置補正を行い常に正確な操作性を
維持する。 【解決手段】コントローラのイニシャライズ直後にジョ
イスティックからの入力電圧が所定の中立範囲にあるか
どうかを判断する手段と、ジョイスティック電圧が中立
範囲にあるときはその電圧を中立電圧として保存すると
共にこの中立電圧を中心にして前記中立範囲を設定する
手段と、前記イニシャライズ直後のジョイスティック電
圧が中立範囲外にあるときは基準電圧を中立電圧とする
手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はジョイスティックの
中立位置の補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特公平5−17401号公
報にもあるように、比例電磁弁などの制御対象を制御す
るにあたり、ジョイスティックからの入力電圧に応じて
コントローラにより制御信号を出力し、ジョイスティッ
クの操作角度に応じて比例電磁弁の開度を変化させ、油
圧アクチュエータの動きを制御したりしている。
【0003】この場合、図3にも示すように、ジョイス
ティック1からの信号はAD変換器4を介してCPU
(コントローラ)2に入力され、この入力電圧に応じて
CPU2が比例電磁弁などの制御対象を制御するが、ジ
ョイスティック1はレバーに連動する摺動抵抗3によっ
て、電源VccとグランドGNDとを分圧する構造とな
っている。したがって、ジョイスティック1を作動させ
ると、これに応じたジョイスティック電圧ViがCPU
2に出力され、CPU2はこの電圧に応じて制御対象を
駆動する制御信号を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的には
図4にも示すように、ジョイスティック1の操作の安定
性を確保するために、ジョイスティック電圧Viが中立
位置から所定の範囲内は、ジョイスティックが中立であ
ると見なして、CPU2からの出力電圧Vpをゼロとす
るようになっている。
【0005】この場合、CPU2が判断するジョイステ
ィック電圧の中立電圧値は、電源VccとグランドGN
Dとの中間電圧、例えばVcc=5V(ボルト)のとき
は、中立位置電圧は2.5Vに設定され、CPU2は例
えば、この2.5±0.2Vの範囲を中立電圧と認識し
ている。
【0006】ところが、ジョイスティック1内の摺動抵
抗3の誤差、ジョイスティックレバーのガタ、電源Vc
cの誤差等により、中立電圧は必ずしも正確に2.5V
となるとは限らない。
【0007】このため、図4のように、実際の中立位置
における電圧Viが、2.5Vよりも大きいときは、ジ
ョイスティック1を中立位置から右側に操作するとき
と、左側に操作するときとでは、CPU2が出力する出
力電圧Vpの立ち上がりが左右対称とはならず、操作上
の違和感をもたらす。
【0008】また、図5のように、実際の中立位置での
電圧Viが中立範囲を越えているときは、ジョイスティ
ックが中立であるにもかかわらず、CPU2の出力電圧
Vpは中立から立ち上がってしまい、この場合にはオペ
レータの意志とは無関係に誤操作を起こしてしまう。
【0009】本発明はこのような問題を解決するために
提案されたもので、コントローラをイニシャライズする
たびにジョイスティックの中立位置補正を行い、常に正
確な操作性を維持することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ジョイスティ
ックレバーの操作量に応じた電圧を出力するジョイステ
ィックと、ジョイスティックからの入力電圧に基づき、
中立位置での基準電圧を中心に所定の範囲をジョイステ
ィック中立範囲と設定し、この範囲では出力電圧をゼロ
もしくは一定値とすると共に中立範囲を越えるのに応じ
て出力電圧を変化させるようにしたコントローラと、コ
ントローラのイニシャライズ直後にジョイスティックか
らの入力電圧が所定の中立範囲にあるかどうかを判断す
る手段と、ジョイスティックからの入力電圧が中立範囲
にあるときはその電圧を中立電圧として保存すると共に
この中立電圧を中心にして前記中立範囲を設定する手段
と、前記イニシャライズ直後のジョイスティックからの
入力電圧が中立範囲外にあるときは前記基準電圧を中立
電圧とする手段とを備える。
【0011】
【作用】コントローラをイニシャライズするときには、
一般にはジョイスティックは中立位置に戻されている。
このイニシャライズ時にジョイスティックからの入力電
圧が中立範囲にあるかどうか判断され、もし、所定の中
立範囲にあるときは、そのときのジョイスティック電圧
が新たな中立電圧と認定され、これを中心にして所定の
範囲を中立範囲と設定される。このため、ジョイスティ
ック摺動抵抗の誤差等により、中立電圧値が微妙に変化
しているときなど、実際のジョイスティックの中立位置
に対応しての中立電圧の修正が行われる。つまり、ジョ
イスティック中立位置がずれれば、中立範囲もこれに応
じて相対的に変位し、常に中立位置が中立範囲の中心に
くるようになる。したがって、ジョイスティックを中立
位置から左右に操作するときに、コントローラの出力特
性は、いずれの方向に対してもジョイスティック操作量
に均等に対応した出力特性となり、操作の違和感を無く
し、またジョイスティックが中立位置から操作されてい
ないにもかかわらず、コントローラの出力が変動すると
いうような誤操作の問題も解消される。
【0012】また、イニシャライズするときに、既にジ
ョイスティックが中立位置には無いようなときは、これ
に基づいて中立補正を行えばかえって誤差を大きくする
ことになるので、このような場合は、中立電圧としてあ
らかじめ設定されている基準電圧を中立電圧し、補正を
中止する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図1、図
2に基づいて説明する。
【0014】図1において、11はジョイスティックレ
バーの操作量に応じた電圧を出力するジョイスティッ
ク、12はジョイスティック出力電圧をアナログ・デジ
タル変換するADコンバータ、13はADコンバータ1
2からの信号に基づいてジョイスティック操作量に対応
した制御信号を出力するコントローラとしてのCPU、
14は記憶回路としてのROM、15はCPU13の制
御信号をデジタル・アナログ変換するDAコンバータ、
16はこのDAコンバータ15の出力に基づいて制御さ
れる制御対象としての、例えば比例電磁弁の比例ソレノ
イドである。
【0015】CPU13は、ジョイスティック11から
の入力電圧Viに基づいて比例ソレノイド16の駆動電
流を制御するもので、基本的には前述した図4、図5の
ような出力特性、つまり入力電圧Viがジョイスティッ
ク中立位置を中心として所定範囲にあるときは、出力が
ゼロもしくは一定値となり、この中立範囲を越えると、
これに応じて比例的に変化する出力特性となるように設
定されている。さらに、CPU13は、ジョイスティッ
ク11からの電圧Viの中立補正を、図2のような制御
動作にしたがって行う。
【0016】すなわち、まず電源投入に伴いステップ1
でコントローラのイニシャライズが行われたならば、ス
テップ2に進み、ジョイスティックからの入力電圧Vi
を読み込む。そして、ステップ3において、この入力電
圧Viを中立範囲の電圧上限値、例えば中立位置での基
準電圧を2.5V、中立範囲を±0.2Vとすると、上
限値は2.5+0.2=2.7Vとなり、この上限値と
比較する。もし、入力電圧Viが上限値以下ならば、ス
テップ4において、中立範囲の下限値、つまり2.5−
0.2=2.3Vと比較し、この下限値よりも大きけれ
ば、ステップ5において、入力電圧Viを新たな中立電
圧として保存し、ステップ7において中立電圧の補正を
行う。
【0017】この中立補正は、そのときの入力電圧Vi
を新たな中立電圧として、中立範囲を補正するもので、
この補正値としては、補正値=入力電圧Vi−基準電圧
2.5Vとなる。したがって、もしも、入力電圧Vi=
2.6Vならば、補正値は0.1Vとなり、新たな中立
電圧は2.5+0.1=2.6Vとなり、また、中立範
囲の上限値と下限値はそれぞれ2.7+0.1=2.8
V、2.3+0.1=2.4Vとなり、0.1Vだけ相
対的に中立範囲がプラス側に移動することになる。
【0018】これに対して、前記ステップ3または4に
おいて、ジョイスティック入力電圧Viが上限値よりも
大きいとき、あるいは下限値よりも小さいときは、それ
ぞれステップ6に移行して、中立電圧を基準電圧である
2.5Vのままとする。
【0019】コントローラをイニシャライズするとき
は、一般にはジョイスティックレバーは中立位置にある
ので、このときに中立補正を行うが、中立位置に無いと
きには中立補正をすれば、かえって誤差が大きくなり、
補正動作が混乱する。そこで、ジョイスティック入力電
圧Viが中立範囲を越えているときは、補正を行わず、
基準電圧をそのまま保存するのである。
【0020】以上のように構成されているので、コント
ローラに対する電源投入に伴いジョイスティック11の
中立位置の補正が行われ、このため、ジョイスティック
入力電圧Viを読み込み、所定の中立範囲にあるかどう
か判断され、中立範囲にあるときはその電圧Viを中立
電圧として新たに記憶し、保存する。
【0021】このため、ジョイスティックレバーのガ
タ、電源電圧の誤差等によりジョイスティックレバーが
中立位置にあるときの電圧Viが、基準値よりずれたと
きなど、CPU13からの出力もこれに対応して相対的
に変位し、新たに保存された電圧が中立範囲の中心にく
る。これにより、ジョイスティックレバーの中立位置か
らいずれの方向に操作しても、出力特性は左右対称的に
なり、操作特性が非常に安定する。また、ジョイスティ
ックが中立位置にあるにもかかわらず、コントローラ出
力が立ち上がるなどの誤動作も確実に防止できる。
【0022】他方、前記補正時にジョイスティック入力
電圧Viが、中立範囲外ならば中立補正は行わず、基準
電圧をそのまま中立電圧として維持する。電源投入時に
既にジョイスティックレバーが操作されていて、中立位
置に無いときは、このような中立位置補正を行えば、誤
補正となり、かえって混乱する。そこで、このようにジ
ョイスティックレバーが既に操作されているときは、補
正を中止し、基準電圧をそのまま中立電圧として保存
し、誤動作を防止する。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コントロ
ーラをイニシャライズするたびにジョイスティック中立
位置補正が行われるので、中立電圧を常に中立範囲の中
心に維持し、ジョイスティック操作量とコントローラ出
力特性とを常に正確に対応させることができ、操作の違
和感や誤動作を確実に防止できる一方、中立位置補正動
作時にジョイスティックが中立位置にないときは、補正
を中止するので、誤った補正が行われることもなく、補
正の安定性、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック構成図であ
る。
【図2】同じくその制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】従来例の回路図である。
【図4】同じく作動特性を示す特性図である。
【図5】同じく作動特性を示す特性図である。
【符号の説明】
11 ジョイスティック 13 CPU 14 ROM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジョイスティックレバーの操作量に応じて
    変化する電圧を出力するジョイスティックと、 ジョイスティックからの入力電圧に基づき、中立位置で
    の基準電圧を中心に所定の範囲をジョイスティック中立
    範囲と設定し、この範囲では出力電圧をゼロもしくは一
    定値とすると共に中立範囲を越えるのに応じて出力電圧
    を変化させるようにしたコントローラと、 コントローラのイニシャライズ直後にジョイスティック
    からの入力電圧が所定の中立範囲にあるかどうかを判断
    する手段と、 ジョイスティックからの入力電圧が中立範囲にあるとき
    はその電圧を中立電圧として保存すると共にこの中立電
    圧を中心にして前記中立範囲を設定する手段と、 前記イニシャライズ直後のジョイスティックからの入力
    電圧が中立範囲外にあるときは前記基準電圧を中立電圧
    とする手段とを備えることを特徴とするジョイスティッ
    クの中立補正装置。
JP8074872A 1996-03-28 1996-03-28 ジョイスティックの中立補正装置 Pending JPH09265349A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000080935A (ja) * 1998-09-04 2000-03-21 Toyota Motor Corp 車両用走行制御装置
JP2006065518A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Asahi Kasei Electronics Co Ltd ポインティングデバイス、および、信号処理方法
JP2007137418A (ja) * 2006-12-01 2007-06-07 Toyota Motor Corp 車両用走行制御装置
KR20180110867A (ko) * 2017-03-30 2018-10-11 두산인프라코어 주식회사 썸휠의 제어로직 변경장치 및 방법

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Effective date: 20040727

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