JPH09265048A - 画像表示装置 - Google Patents
画像表示装置Info
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- JPH09265048A JPH09265048A JP8076080A JP7608096A JPH09265048A JP H09265048 A JPH09265048 A JP H09265048A JP 8076080 A JP8076080 A JP 8076080A JP 7608096 A JP7608096 A JP 7608096A JP H09265048 A JPH09265048 A JP H09265048A
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- Japan
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- image display
- display device
- optical system
- exit pupil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接眼光学系として全反射面と透過面の両作用
を有する光学面を有する偏心光学素子を用いる画像表示
装置において、観察者瞳が偏心光学素子の射出瞳と一致
しない場合にも表示画面全体を明るく観察できる画像表
示装置。 【解決手段】 被観察像を形成する画像表示素子7と、
その像を観察者眼球に導くために設けられた接眼光学系
6とを備えた画像表示装置において、接眼光学系6が、
像側から順に入射面を形成する第3面5と、反射面と射
出面とを形成する第1面3と、反射面を形成する第2面
4とを含み、第1面乃至第3面が屈折率が1より大きい
媒質を挟んで一体形成されており、第1面3に部分的に
反射コーティングAが施されている。
を有する光学面を有する偏心光学素子を用いる画像表示
装置において、観察者瞳が偏心光学素子の射出瞳と一致
しない場合にも表示画面全体を明るく観察できる画像表
示装置。 【解決手段】 被観察像を形成する画像表示素子7と、
その像を観察者眼球に導くために設けられた接眼光学系
6とを備えた画像表示装置において、接眼光学系6が、
像側から順に入射面を形成する第3面5と、反射面と射
出面とを形成する第1面3と、反射面を形成する第2面
4とを含み、第1面乃至第3面が屈折率が1より大きい
媒質を挟んで一体形成されており、第1面3に部分的に
反射コーティングAが施されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置に関
するものであり、特に、使用者の頭部又は顔面に装着し
て画像を鑑賞する頭部又は顔面装着式画像表示装置に関
するものである。
するものであり、特に、使用者の頭部又は顔面に装着し
て画像を鑑賞する頭部又は顔面装着式画像表示装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、個人が大画面の画像を楽しむこと
を目的として、頭部又は顔面装着式画像表示装置が開発
されている。
を目的として、頭部又は顔面装着式画像表示装置が開発
されている。
【0003】このような中、特開平7−333551号
において、画像表示素子からの画像を観察者眼球に導く
接眼光学系として、3つの光学面で囲まれた屈折率が1
より大きい媒質からなる偏心光学素子で構成し、画像表
示素子からの光束を第3面からその偏心光学素子内に入
射させ、次に、その内部で第1面で全反射させ、次い
で、凹面鏡の第2面で内部反射させ、今度は第1面を経
て偏心光学素子外に射出させ、画像表示素子の表示像を
中間像を形成することなく観察者眼球に導くようにした
ものが提案されている。
において、画像表示素子からの画像を観察者眼球に導く
接眼光学系として、3つの光学面で囲まれた屈折率が1
より大きい媒質からなる偏心光学素子で構成し、画像表
示素子からの光束を第3面からその偏心光学素子内に入
射させ、次に、その内部で第1面で全反射させ、次い
で、凹面鏡の第2面で内部反射させ、今度は第1面を経
て偏心光学素子外に射出させ、画像表示素子の表示像を
中間像を形成することなく観察者眼球に導くようにした
ものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12は上記のような
偏心光学素子の対称面に沿ってとった断面図であり、偏
心光学素子6は、第1面3、第2面4、第3面5の3つ
の光学面で囲まれた屈折率が1より大きい媒質から構成
されている。図12(a)のように、観察者瞳Eが偏心
光学素子4の射出瞳1と一致しているときは、観察者瞳
Eから逆光線追跡した光は、画像表示素子7の表示面の
何れの位置についても、第1面3で全反射する。すなわ
ち、図の第1面3への入射角θは偏心光学素子6の媒質
の臨界角θC より大きくなり、画像表示素子7から偏心
光学素子6に入射した光は、第1面3で全反射される。
したがって、この状態では、画像表示素子7の表示画面
全体が明るく観察できる。
偏心光学素子の対称面に沿ってとった断面図であり、偏
心光学素子6は、第1面3、第2面4、第3面5の3つ
の光学面で囲まれた屈折率が1より大きい媒質から構成
されている。図12(a)のように、観察者瞳Eが偏心
光学素子4の射出瞳1と一致しているときは、観察者瞳
Eから逆光線追跡した光は、画像表示素子7の表示面の
何れの位置についても、第1面3で全反射する。すなわ
ち、図の第1面3への入射角θは偏心光学素子6の媒質
の臨界角θC より大きくなり、画像表示素子7から偏心
光学素子6に入射した光は、第1面3で全反射される。
したがって、この状態では、画像表示素子7の表示画面
全体が明るく観察できる。
【0005】これに対して、図12(b)のように、観
察者瞳Eが偏心光学素子4の射出瞳1と一致しないと
き、特に、図示のように上方(Y軸正方向)へずれてい
る場合には、逆光線追跡した光の第1面3への入射角θ
は偏心光学素子6の媒質の臨界角θC よりも小さくな
り、画像表示素子7の表示面の何れかの位置について、
第1面3で反射せずに透過してしまい、画像表示素子7
から偏心光学素子6に入射した光の中に第1面3で全反
射されない光線が生じる場合がある。このような現象が
生じると、画像の一部が暗くなるか、見えなくなる恐れ
が生じる。
察者瞳Eが偏心光学素子4の射出瞳1と一致しないと
き、特に、図示のように上方(Y軸正方向)へずれてい
る場合には、逆光線追跡した光の第1面3への入射角θ
は偏心光学素子6の媒質の臨界角θC よりも小さくな
り、画像表示素子7の表示面の何れかの位置について、
第1面3で反射せずに透過してしまい、画像表示素子7
から偏心光学素子6に入射した光の中に第1面3で全反
射されない光線が生じる場合がある。このような現象が
生じると、画像の一部が暗くなるか、見えなくなる恐れ
が生じる。
【0006】この現象は、全反射面3の上側に入射する
光線でより発生しやすくなっている。この光線を反射さ
せるために、全反射面3全面に反射コーティングを施す
と、凹面ミラー4で反射した画像表示素子7からの光線
が第1面3を透過できなくなり、観察者瞳Eへ到達する
ことができなくなってしまう。
光線でより発生しやすくなっている。この光線を反射さ
せるために、全反射面3全面に反射コーティングを施す
と、凹面ミラー4で反射した画像表示素子7からの光線
が第1面3を透過できなくなり、観察者瞳Eへ到達する
ことができなくなってしまう。
【0007】また、全反射面3にハーフミラーコーティ
ングを施すと、観察者瞳Eに到達する光量が画像表示素
子7から射出した光量の4分の1以下になってしまい、
画像全体が暗くなってしまう。
ングを施すと、観察者瞳Eに到達する光量が画像表示素
子7から射出した光量の4分の1以下になってしまい、
画像全体が暗くなってしまう。
【0008】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、接眼光学系とし
て全反射面と透過面の両作用を有する光学面を有する偏
心光学素子を用いる画像表示装置において、観察者瞳が
偏心光学素子の射出瞳と一致しない場合にも表示画面全
体を明るく観察できる画像表示装置を提供することであ
る。
みてなされたものであり、その目的は、接眼光学系とし
て全反射面と透過面の両作用を有する光学面を有する偏
心光学素子を用いる画像表示装置において、観察者瞳が
偏心光学素子の射出瞳と一致しない場合にも表示画面全
体を明るく観察できる画像表示装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像表示装置は、被観察像を形成する画像表示素子
と、前記像を観察者眼球に導くために設けられた接眼光
学系とを備えた画像表示装置において、前記接眼光学系
が、前記像側から順に入射面を形成する第3面と、反射
面と射出面とを形成する第1面と、反射面を形成する第
2面とを含み、前記第1面乃至第3面が屈折率が1より
大きい媒質を挟んで一体形成されたプリズム部材を含
み、前記第1面に部分的に反射コーティングが施されて
いることを特徴とするものである。
明の画像表示装置は、被観察像を形成する画像表示素子
と、前記像を観察者眼球に導くために設けられた接眼光
学系とを備えた画像表示装置において、前記接眼光学系
が、前記像側から順に入射面を形成する第3面と、反射
面と射出面とを形成する第1面と、反射面を形成する第
2面とを含み、前記第1面乃至第3面が屈折率が1より
大きい媒質を挟んで一体形成されたプリズム部材を含
み、前記第1面に部分的に反射コーティングが施されて
いることを特徴とするものである。
【0010】すなわち、例えば後記する実施例1の画像
表示装置の断面図である図1、その接眼光学系の第1面
側から見た斜視図である図2に示すように、接眼光学系
6を構成する3つの光学面である第1面3、第2面4、
第3面5からなる偏心光学素子の第1面3の透過光を妨
げないような範囲Aに部分的に反射コーティングを施す
ものである。
表示装置の断面図である図1、その接眼光学系の第1面
側から見た斜視図である図2に示すように、接眼光学系
6を構成する3つの光学面である第1面3、第2面4、
第3面5からなる偏心光学素子の第1面3の透過光を妨
げないような範囲Aに部分的に反射コーティングを施す
ものである。
【0011】この範囲Aに反射コーティングを施すと、
図12(b)に示すように、例えば観察者瞳Eが偏心光
学素子4の射出瞳1と一致せずに、逆光線追跡の光が第
1面3へ接眼光学系6の媒質の臨界角θC よりも小さい
角度θで入射しても、この面3で反射させることがで
き、しかも、第1面3の透過光を妨げることがないの
で、光量の損失が起きず、画像の一部が暗くなったり、
見えなくなることがない。
図12(b)に示すように、例えば観察者瞳Eが偏心光
学素子4の射出瞳1と一致せずに、逆光線追跡の光が第
1面3へ接眼光学系6の媒質の臨界角θC よりも小さい
角度θで入射しても、この面3で反射させることがで
き、しかも、第1面3の透過光を妨げることがないの
で、光量の損失が起きず、画像の一部が暗くなったり、
見えなくなることがない。
【0012】この場合、反射コーティングを施す範囲
は、像の中心と接眼光学系の射出瞳中心とを通る光線で
定義される接眼光学系の光軸と第1面との交点よりも画
像表示素子側に次の式(1)で規定される距離H以上離
れていることが望ましい。 H=L・tanθy +R ・・・(1) ただし、L =射出瞳位置から第1面までの光軸に沿っ
た距離、あるいは、20mm又は30mmの定数、 θy =画像表示装置の画像表示素子側の半画角、 R =射出瞳半径、 である。
は、像の中心と接眼光学系の射出瞳中心とを通る光線で
定義される接眼光学系の光軸と第1面との交点よりも画
像表示素子側に次の式(1)で規定される距離H以上離
れていることが望ましい。 H=L・tanθy +R ・・・(1) ただし、L =射出瞳位置から第1面までの光軸に沿っ
た距離、あるいは、20mm又は30mmの定数、 θy =画像表示装置の画像表示素子側の半画角、 R =射出瞳半径、 である。
【0013】すなわち、図11に示すように、光軸2を
画像表示素子7の表示中心と射出瞳1の中心とを通る光
線で定義し、射出瞳1から光軸2に進む方向をZ軸方
向、このZ軸に直交し射出瞳1中心を通り、光線が接眼
光学系6によって折り曲げられる面内の方向をY軸方
向、Z軸、Y軸に直交し射出瞳1中心を通る方向をX軸
方向とし、射出瞳1から接眼光学系6に向かう方向をZ
軸の正方向、光軸2から画像表示素子7方向をY軸の正
方向、そして、これらZ軸、Y軸と右手系を構成する方
向をX軸の正方向とした場合に、Lを射出瞳1位置から
第1面3までの光軸2に沿った距離、あるいは、20m
m又は30mmの定数とし、θy をY軸正方向(画像表
示素子7側)の半画角とし、また、Rを射出瞳1の半径
とすると、反射コーティングを施す範囲Aは、 H=L・tanθy +R ・・・(1) で規定される距離H以上離れていることが望ましい。
画像表示素子7の表示中心と射出瞳1の中心とを通る光
線で定義し、射出瞳1から光軸2に進む方向をZ軸方
向、このZ軸に直交し射出瞳1中心を通り、光線が接眼
光学系6によって折り曲げられる面内の方向をY軸方
向、Z軸、Y軸に直交し射出瞳1中心を通る方向をX軸
方向とし、射出瞳1から接眼光学系6に向かう方向をZ
軸の正方向、光軸2から画像表示素子7方向をY軸の正
方向、そして、これらZ軸、Y軸と右手系を構成する方
向をX軸の正方向とした場合に、Lを射出瞳1位置から
第1面3までの光軸2に沿った距離、あるいは、20m
m又は30mmの定数とし、θy をY軸正方向(画像表
示素子7側)の半画角とし、また、Rを射出瞳1の半径
とすると、反射コーティングを施す範囲Aは、 H=L・tanθy +R ・・・(1) で規定される距離H以上離れていることが望ましい。
【0014】これは、図12(b)を用いて説明したよ
うに、第1面3に入射する光線の中で、入射角θが小さ
く、観察者瞳Eを射出瞳1に対してY軸正方向へずれた
場合に全反射条件が崩れやすいのは、Y軸正方向側に入
射する光線であるので、上記のH以上の範囲Aに反射コ
ーティングを施すと、これらの光線がコーティング範囲
Aに入射して反射させるこができると共に、透過光束の
範囲に反射コーティングがかかり透過光の一部を遮光す
ることがなくなるためである。
うに、第1面3に入射する光線の中で、入射角θが小さ
く、観察者瞳Eを射出瞳1に対してY軸正方向へずれた
場合に全反射条件が崩れやすいのは、Y軸正方向側に入
射する光線であるので、上記のH以上の範囲Aに反射コ
ーティングを施すと、これらの光線がコーティング範囲
Aに入射して反射させるこができると共に、透過光束の
範囲に反射コーティングがかかり透過光の一部を遮光す
ることがなくなるためである。
【0015】また、上記のような接眼光学系6の射出瞳
1の半径が4mmのときに、第1面3を透過する光束を
妨げない範囲に反射コーティングを施こすようにするこ
とが望ましい。これは、通常、人間の瞳E半径は約2m
m程度であり、接眼光学系6の射出瞳1の半径が4mm
あれば、観察者瞳Eが射出瞳1に対して若干ずれても明
るい画面全体が観察でき、厳密な眼幅調整等が不要とな
るためである。
1の半径が4mmのときに、第1面3を透過する光束を
妨げない範囲に反射コーティングを施こすようにするこ
とが望ましい。これは、通常、人間の瞳E半径は約2m
m程度であり、接眼光学系6の射出瞳1の半径が4mm
あれば、観察者瞳Eが射出瞳1に対して若干ずれても明
るい画面全体が観察でき、厳密な眼幅調整等が不要とな
るためである。
【0016】なお、以上の画像表示装置において、第1
面3において、反射コーティング部分と透過部分との境
界Bが連続的に透過率が変化するようにコーティングさ
れていることが望ましい。
面3において、反射コーティング部分と透過部分との境
界Bが連続的に透過率が変化するようにコーティングさ
れていることが望ましい。
【0017】これは、第1面における全反射による反射
と、反射コーティングによる反射とでは反射率が異な
り、表示画面中でコーティング領域と非コーティング領
域との境界線が目立つ恐れがあるためで、範囲Aの下辺
部Bを反射コーティングの反射率が下に向かって(Y軸
負方向)徐々に低下し、その透過率が徐々に上がるよう
に、例えば、反射コーティングの厚さを徐々に薄くする
とか、あるいは、反射コーティングを網目状又は縞模様
状に施し、その密度を徐々に小さくして行くようにコー
ティングすることが望ましい。このように反射コーティ
ングを施すと、範囲Aの下辺部Bで透過率が連続的に変
化し、境界線が目立たなくすることができる。
と、反射コーティングによる反射とでは反射率が異な
り、表示画面中でコーティング領域と非コーティング領
域との境界線が目立つ恐れがあるためで、範囲Aの下辺
部Bを反射コーティングの反射率が下に向かって(Y軸
負方向)徐々に低下し、その透過率が徐々に上がるよう
に、例えば、反射コーティングの厚さを徐々に薄くする
とか、あるいは、反射コーティングを網目状又は縞模様
状に施し、その密度を徐々に小さくして行くようにコー
ティングすることが望ましい。このように反射コーティ
ングを施すと、範囲Aの下辺部Bで透過率が連続的に変
化し、境界線が目立たなくすることができる。
【0018】なお、以上のように、第1面3に部分的に
反射コーティングを施すようにする場合、画像表示素子
7から接眼光学系6の射出瞳1に到る光線であって、第
3面5を経て第1面3に入射する光線中の一部の光線が
第1面3に臨界角θC より小さい角度で入射するように
してもよい。このような構成にすると、後記の実施例3
でも明らかなように、第1面3への入射角をより小さく
でき、偏心した曲面である第1面3での反射により生じ
る収差、特に、非点収差、像面湾曲を低減することがで
きる。
反射コーティングを施すようにする場合、画像表示素子
7から接眼光学系6の射出瞳1に到る光線であって、第
3面5を経て第1面3に入射する光線中の一部の光線が
第1面3に臨界角θC より小さい角度で入射するように
してもよい。このような構成にすると、後記の実施例3
でも明らかなように、第1面3への入射角をより小さく
でき、偏心した曲面である第1面3での反射により生じ
る収差、特に、非点収差、像面湾曲を低減することがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の画像表示装置の
実施例1〜3について説明する。後述する各実施例の構
成パラメータにおいては、図1に示すように、接眼光学
系6の射出瞳1を光学系の原点として、光軸2を画像表
示素子7の表示中心と射出瞳1の中心(原点)とを通る
光線で定義し、射出瞳1から光軸2に進む方向をZ軸方
向、このZ軸に直交し射出瞳1中心を通り、光線が接眼
光学系6によって折り曲げられる面内の方向をY軸方
向、Z軸、Y軸に直交し射出瞳1中心を通る方向をX軸
方向とし、射出瞳1から接眼光学系6に向かう方向をZ
軸の正方向、光軸2から画像表示素子7方向をY軸の正
方向、そして、これらZ軸、Y軸と右手系を構成する方
向をX軸の正方向とする。なお、光線追跡は接眼光学系
6の射出瞳1の側を物体側として、画像表示素子7側を
像面側とした逆追跡により行っている。
実施例1〜3について説明する。後述する各実施例の構
成パラメータにおいては、図1に示すように、接眼光学
系6の射出瞳1を光学系の原点として、光軸2を画像表
示素子7の表示中心と射出瞳1の中心(原点)とを通る
光線で定義し、射出瞳1から光軸2に進む方向をZ軸方
向、このZ軸に直交し射出瞳1中心を通り、光線が接眼
光学系6によって折り曲げられる面内の方向をY軸方
向、Z軸、Y軸に直交し射出瞳1中心を通る方向をX軸
方向とし、射出瞳1から接眼光学系6に向かう方向をZ
軸の正方向、光軸2から画像表示素子7方向をY軸の正
方向、そして、これらZ軸、Y軸と右手系を構成する方
向をX軸の正方向とする。なお、光線追跡は接眼光学系
6の射出瞳1の側を物体側として、画像表示素子7側を
像面側とした逆追跡により行っている。
【0020】そして、偏心量Y、Z、傾き量θが記載さ
れている面については、光学系の原点である射出瞳1か
らのずれ量及びZ軸に対する傾き角を表している。な
お、傾き角は反時計回りの方向を正としている。なお、
面間隔については、意味を有しない。
れている面については、光学系の原点である射出瞳1か
らのずれ量及びZ軸に対する傾き角を表している。な
お、傾き角は反時計回りの方向を正としている。なお、
面間隔については、意味を有しない。
【0021】また、自由曲面の面の形状は以下の式によ
り定義する。その定義式のZ軸が自由曲面の軸となる。 Z=C2 +C3 y+C4 x +C5 y2 +C6 yx+C7 x2 +C8 y3 +C9 y2 x+C10yx2 +C11x3 +C12y4 +C13y3 x+C14y2 x2 +C15yx3 +C16x4 +C17y5 +C18y4 x+C19y3 x2 +C20y2 x3 +C21yx4 +C22x5 +C23y6 +C24y5 x+C25y4 x2 +C26y3 x3 +C27y2 x4 +C28yx5 +C29x6 +C30y7 +C31y6 x+C32y5 x2 +C33y4 x3 +C34y3 x4 +C35y2 x5 +C36yx6 +C37x7 ・・・(2) また、アナモルフィック面の形状は以下の式により定義
する。面形状の原点を通り、光学面に垂直な直線がアナ
モルフィック面の軸となる。 ただし、Zは面形状の原点に対する接平面からのずれ
量、CXはX軸方向曲率、CYはY軸方向曲率、Kx は
X軸方向円錐係数、Ky はY軸方向円錐係数、Rnは非
球面項回転対称成分、Pn は非球面項回転非対称成分で
ある。なお、後記する実施例の構成パラメータでは、 Rx :X軸方向曲率半径 Ry :Y軸方向曲率半径 を用いており、曲率CX、CYとの間には、 Rx =1/CX,Ry =1/CY の関係にある。
り定義する。その定義式のZ軸が自由曲面の軸となる。 Z=C2 +C3 y+C4 x +C5 y2 +C6 yx+C7 x2 +C8 y3 +C9 y2 x+C10yx2 +C11x3 +C12y4 +C13y3 x+C14y2 x2 +C15yx3 +C16x4 +C17y5 +C18y4 x+C19y3 x2 +C20y2 x3 +C21yx4 +C22x5 +C23y6 +C24y5 x+C25y4 x2 +C26y3 x3 +C27y2 x4 +C28yx5 +C29x6 +C30y7 +C31y6 x+C32y5 x2 +C33y4 x3 +C34y3 x4 +C35y2 x5 +C36yx6 +C37x7 ・・・(2) また、アナモルフィック面の形状は以下の式により定義
する。面形状の原点を通り、光学面に垂直な直線がアナ
モルフィック面の軸となる。 ただし、Zは面形状の原点に対する接平面からのずれ
量、CXはX軸方向曲率、CYはY軸方向曲率、Kx は
X軸方向円錐係数、Ky はY軸方向円錐係数、Rnは非
球面項回転対称成分、Pn は非球面項回転非対称成分で
ある。なお、後記する実施例の構成パラメータでは、 Rx :X軸方向曲率半径 Ry :Y軸方向曲率半径 を用いており、曲率CX、CYとの間には、 Rx =1/CX,Ry =1/CY の関係にある。
【0022】なお、データの記載されていない非球面に
関する項は0である。屈折率については、d線(波長5
87.56nm)に対するものを表記してある。
関する項は0である。屈折率については、d線(波長5
87.56nm)に対するものを表記してある。
【0023】さて、以下の実施例1〜3の接眼光学系6
は、何れも、第1面3、第2面4、第3面5の3つの面
からなり、その間が屈折率1より大きい媒質で満たされ
ており、画像表示素子7に対向して配置された透過面の
第3面5を経て光学系に入射した画像表示素子8からの
表示光は、光軸2上に第2面4と射出瞳1との間に配置
された第1面3で反射され、次に、光軸2上に射出瞳1
と対向して偏心配置された反射面の第2面4に入射して
反射され、その反射光は、第1面3を透過して光学系6
から射出して光軸2に沿って進み、中間像を形成するこ
となく射出瞳1の位置にある観察者の瞳Eに入射し、観
察者の網膜上に表示像を結像する。図中、符号Aは、第
1面3に部分的に施された反射コーティング範囲を示
す。
は、何れも、第1面3、第2面4、第3面5の3つの面
からなり、その間が屈折率1より大きい媒質で満たされ
ており、画像表示素子7に対向して配置された透過面の
第3面5を経て光学系に入射した画像表示素子8からの
表示光は、光軸2上に第2面4と射出瞳1との間に配置
された第1面3で反射され、次に、光軸2上に射出瞳1
と対向して偏心配置された反射面の第2面4に入射して
反射され、その反射光は、第1面3を透過して光学系6
から射出して光軸2に沿って進み、中間像を形成するこ
となく射出瞳1の位置にある観察者の瞳Eに入射し、観
察者の網膜上に表示像を結像する。図中、符号Aは、第
1面3に部分的に施された反射コーティング範囲を示
す。
【0024】〔実施例1〕この実施例の光軸2を含むY
−Z断面図を図1に、また、接眼光学系6の第1面3側
から見た斜視図を図2に示す。構成パラメータは後記す
るが、第1面3、第2面4、第3面5何れも上記(2)
式で定義される自由曲面である。そして、第1面3にお
いて、光軸2からY軸正方向に14mmの位置よりも画
像表示素子7側の領域Aに反射コーティングを施す。
−Z断面図を図1に、また、接眼光学系6の第1面3側
から見た斜視図を図2に示す。構成パラメータは後記す
るが、第1面3、第2面4、第3面5何れも上記(2)
式で定義される自由曲面である。そして、第1面3にお
いて、光軸2からY軸正方向に14mmの位置よりも画
像表示素子7側の領域Aに反射コーティングを施す。
【0025】このような範囲に反射コーティングを設け
ると、従来、全反射条件を満たさないために観察者眼球
に到達しなかった光線、例えば、画面上隅(水平画角:
20°,垂直画角:15.27°)からの光線の中、直
径8mmの射出瞳1のY軸正方向のマージナル光線は、
この反射コーティングにより観察者眼球に到達し得るよ
うになる。
ると、従来、全反射条件を満たさないために観察者眼球
に到達しなかった光線、例えば、画面上隅(水平画角:
20°,垂直画角:15.27°)からの光線の中、直
径8mmの射出瞳1のY軸正方向のマージナル光線は、
この反射コーティングにより観察者眼球に到達し得るよ
うになる。
【0026】この反射コーティングは、射出瞳径8mm
のときの第1面3の透過光の妨げることのないような領
域に施されていて、コーティングのない場合には、射出
瞳径が7.7mmしか確保されていなかったのを、8m
mまでの直径で確保されるようになる。
のときの第1面3の透過光の妨げることのないような領
域に施されていて、コーティングのない場合には、射出
瞳径が7.7mmしか確保されていなかったのを、8m
mまでの直径で確保されるようになる。
【0027】なお、この実施例のL(アイリリーフ)=
35mm、θy (Y軸方向半画角)=15.27°、R
(射出瞳半径)=4mmであり、(1)式から、H=1
3.6mmであるので、上記のように、光軸2からY軸
正方向に14mmの位置よりも画像表示素子7側の領域
Aに反射コーティングを施した。
35mm、θy (Y軸方向半画角)=15.27°、R
(射出瞳半径)=4mmであり、(1)式から、H=1
3.6mmであるので、上記のように、光軸2からY軸
正方向に14mmの位置よりも画像表示素子7側の領域
Aに反射コーティングを施した。
【0028】〔実施例2〕この実施例の光軸2を含むY
−Z断面図を図3に示す。構成パラメータは後記する
が、第1面3、第2面4何れも上記(3)式で定義され
るアナモルフィック面である。そして、第1面3におい
て、光軸2からY軸正方向に14mmの位置よりも画像
表示素子7側の領域Aに反射コーティングを施す。
−Z断面図を図3に示す。構成パラメータは後記する
が、第1面3、第2面4何れも上記(3)式で定義され
るアナモルフィック面である。そして、第1面3におい
て、光軸2からY軸正方向に14mmの位置よりも画像
表示素子7側の領域Aに反射コーティングを施す。
【0029】このような範囲に反射コーティングを設け
ると、従来、全反射条件を満たさないために観察者眼球
に到達しなかった光線、例えば、画面上隅(水平画角:
22.5°,垂直画角:17.26°)からの光線の
中、直径8mmの射出瞳1のY軸正方向のマージナル光
線、同じく、画面上中央(水平画角:0°,垂直画角:
17.26°)からの光線の中、直径8mmの射出瞳1
のY軸正方向のマージナル光線は、この反射コーティン
グにより観察者眼球に到達し得るようになる。
ると、従来、全反射条件を満たさないために観察者眼球
に到達しなかった光線、例えば、画面上隅(水平画角:
22.5°,垂直画角:17.26°)からの光線の
中、直径8mmの射出瞳1のY軸正方向のマージナル光
線、同じく、画面上中央(水平画角:0°,垂直画角:
17.26°)からの光線の中、直径8mmの射出瞳1
のY軸正方向のマージナル光線は、この反射コーティン
グにより観察者眼球に到達し得るようになる。
【0030】この反射コーティングは、射出瞳径8mm
のときの第1面3の透過光の妨げることのないような領
域に施されていて、コーティングのない場合には、射出
瞳径が3.6mmしか確保されていなかったのを、8m
mまでの直径で確保されるようになる。
のときの第1面3の透過光の妨げることのないような領
域に施されていて、コーティングのない場合には、射出
瞳径が3.6mmしか確保されていなかったのを、8m
mまでの直径で確保されるようになる。
【0031】なお、この実施例のL(アイリリーフ)=
31mm、θy (Y軸方向半画角)=17.26°、R
(射出瞳半径)=4mmであり、(1)式から、H=1
3.6mmであるので、上記のように、光軸2からY軸
正方向に14mmの位置よりも画像表示素子7側の領域
Aに反射コーティングを施した。
31mm、θy (Y軸方向半画角)=17.26°、R
(射出瞳半径)=4mmであり、(1)式から、H=1
3.6mmであるので、上記のように、光軸2からY軸
正方向に14mmの位置よりも画像表示素子7側の領域
Aに反射コーティングを施した。
【0032】〔実施例3〕この実施例の光軸2を含むY
−Z断面図を図4に示す。構成パラメータは後記する
が、第1面3、第2面4、第3面5何れも上記(2)式
で定義される自由曲面である。そして、第1面3におい
て、光軸2からY軸正方向に14mmの位置よりも画像
表示素子7側の領域Aに反射コーティングを施し、全反
射条件を満たしていない光線も観察者眼球に導くもので
ある。
−Z断面図を図4に示す。構成パラメータは後記する
が、第1面3、第2面4、第3面5何れも上記(2)式
で定義される自由曲面である。そして、第1面3におい
て、光軸2からY軸正方向に14mmの位置よりも画像
表示素子7側の領域Aに反射コーティングを施し、全反
射条件を満たしていない光線も観察者眼球に導くもので
ある。
【0033】この実施例は、第1面3に入射する光線中
の一部の光線が第1面3に臨界角より小さい角度で入射
するようにしており、例えば、画角(水平画角:0.0
0°,垂直画角:15.27°)の光線や、画角(水平
画角:20.0°,垂直画角:15.27°)の光線
は、主光線から全反射しないようにして第1面3への入
射角を小さくすることで、収差を小さくしている。こう
して、本実施例の収差図である図8〜図10の例えば画
角(20.0°,−15.3°)、(0.00°,1
5.3°)、(0.00°,−10.8°)、(14.
3°,10.8°)、(0.00°,10.8°)の横
収差を実施例1の同じ画角の横収差(図5〜図7)と比
較することにより明らかなように、コマ収差を改善して
見え具合を良くしている。
の一部の光線が第1面3に臨界角より小さい角度で入射
するようにしており、例えば、画角(水平画角:0.0
0°,垂直画角:15.27°)の光線や、画角(水平
画角:20.0°,垂直画角:15.27°)の光線
は、主光線から全反射しないようにして第1面3への入
射角を小さくすることで、収差を小さくしている。こう
して、本実施例の収差図である図8〜図10の例えば画
角(20.0°,−15.3°)、(0.00°,1
5.3°)、(0.00°,−10.8°)、(14.
3°,10.8°)、(0.00°,10.8°)の横
収差を実施例1の同じ画角の横収差(図5〜図7)と比
較することにより明らかなように、コマ収差を改善して
見え具合を良くしている。
【0034】このように、本実施例においては、収差が
改善され、かつ、全反射条件を満たしていない光線も観
察者眼球に到達する接眼光学系が実現できる。なお、こ
の実施例のL(アイリリーフ)=36mm、θy (Y軸
方向半画角)=15.27°、R(射出瞳半径)=4m
mであり、(1)式から、H=13.8mmであるの
で、上記のように、光軸2からY軸正方向に14mmの
位置よりも画像表示素子7側の領域Aに反射コーティン
グを施した。
改善され、かつ、全反射条件を満たしていない光線も観
察者眼球に到達する接眼光学系が実現できる。なお、こ
の実施例のL(アイリリーフ)=36mm、θy (Y軸
方向半画角)=15.27°、R(射出瞳半径)=4m
mであり、(1)式から、H=13.8mmであるの
で、上記のように、光軸2からY軸正方向に14mmの
位置よりも画像表示素子7側の領域Aに反射コーティン
グを施した。
【0035】以下に、上記実施例1〜3の構成パラメー
タを示す。 実施例1 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 自由曲面 1.5254 56.25 (第1面) (瞳位置より) Y 13.983 θ 9.46° Z 33.974 3 自由曲面 1.5254 56.25 (第2面) (瞳位置より) (反射面) Y 4.596 θ -15.22° Z 49.231 4 自由曲面 1.5254 56.25 (第1面) (瞳位置より) (反射面) Y 13.983 θ 9.46° Z 33.974 5 自由曲面 (瞳位置より) (第3面) Y 27.094 θ 79.39° Z 35.215 6 ∞ (瞳位置より) (画像表示面) Y 29.266 θ 46.34° Z 46.318 自由曲面 C5 -2.6152×10-3 C7 -3.9706×10-3 C8 -7.5434×10-5 C10 -1.5120×10-6 C12 2.6572×10-7 C14 1.3359×10-6 C16 1.7946×10-7 C17 -2.9881×10-9 C19 -3.0362×10-9 C21 -2.0258×10-7 C23 -3.8978×10-10 C25 1.4986×10-9 C27 -3.8974×10-9 C29 -2.5335×10-9 C30 4.3101×10-12 C32 -1.4923×10-11 C34 7.6026×10-11 C36 -4.2410×10-11 自由曲面 C5 -6.2524×10-3 C7 -7.5944×10-3 C8 -1.0605×10-5 C10 9.3276×10-6 C12 8.3882×10-7 C14 -5.6861×10-7 C16 -4.9904×10-7 C17 -2.0403×10-10 C19 -8.0184×10-9 C21 -4.4196×10-8 C23 4.4149×10-10 C25 3.8170×10-10 C27 8.4970×10-11 C29 -2.8006×10-10 C30 1.3964×10-12 C32 -1.7677×10-10 C34 3.3220×10-12 C36 6.9401×10-12 自由曲面 C5 -1.2118×10-2 C7 -3.7062×10-3 C8 -1.2290×10-4 C10 9.9763×10-4 C12 -8.0746×10-5 C14 -3.8939×10-5 C16 2.6861×10-5 C17 -1.7720×10-6 C19 -3.4243×10-6 C21 -3.5310×10-7 C23 1.2185×10-7 C25 1.0019×10-7 C27 1.4838×10-7 C29 -5.3531×10-8 。
タを示す。 実施例1 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 自由曲面 1.5254 56.25 (第1面) (瞳位置より) Y 13.983 θ 9.46° Z 33.974 3 自由曲面 1.5254 56.25 (第2面) (瞳位置より) (反射面) Y 4.596 θ -15.22° Z 49.231 4 自由曲面 1.5254 56.25 (第1面) (瞳位置より) (反射面) Y 13.983 θ 9.46° Z 33.974 5 自由曲面 (瞳位置より) (第3面) Y 27.094 θ 79.39° Z 35.215 6 ∞ (瞳位置より) (画像表示面) Y 29.266 θ 46.34° Z 46.318 自由曲面 C5 -2.6152×10-3 C7 -3.9706×10-3 C8 -7.5434×10-5 C10 -1.5120×10-6 C12 2.6572×10-7 C14 1.3359×10-6 C16 1.7946×10-7 C17 -2.9881×10-9 C19 -3.0362×10-9 C21 -2.0258×10-7 C23 -3.8978×10-10 C25 1.4986×10-9 C27 -3.8974×10-9 C29 -2.5335×10-9 C30 4.3101×10-12 C32 -1.4923×10-11 C34 7.6026×10-11 C36 -4.2410×10-11 自由曲面 C5 -6.2524×10-3 C7 -7.5944×10-3 C8 -1.0605×10-5 C10 9.3276×10-6 C12 8.3882×10-7 C14 -5.6861×10-7 C16 -4.9904×10-7 C17 -2.0403×10-10 C19 -8.0184×10-9 C21 -4.4196×10-8 C23 4.4149×10-10 C25 3.8170×10-10 C27 8.4970×10-11 C29 -2.8006×10-10 C30 1.3964×10-12 C32 -1.7677×10-10 C34 3.3220×10-12 C36 6.9401×10-12 自由曲面 C5 -1.2118×10-2 C7 -3.7062×10-3 C8 -1.2290×10-4 C10 9.9763×10-4 C12 -8.0746×10-5 C14 -3.8939×10-5 C16 2.6861×10-5 C17 -1.7720×10-6 C19 -3.4243×10-6 C21 -3.5310×10-7 C23 1.2185×10-7 C25 1.0019×10-7 C27 1.4838×10-7 C29 -5.3531×10-8 。
【0036】実施例2 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 Ry -209.268 1.4922 57.50 (第1面)Rx -95.115 (瞳位置より) Ky 0 Y -18.335 θ -12 ° Kx 0 Z 27.921 R2 7.8387 ×10-7 R3 2.9947 ×10-13 R4 1.5297 ×10-14 R5 -5.0289 ×10-17 P2 -0.4499 P3 -7.9471 P4 0.6545 P5 -0.1387 3 Ry -67.801 1.4922 57.50 (第2面)Rx -58.220 (瞳位置より) (反射面)Ky 0 Y 9.356 θ 27.44° Kx 0 Z 38.348 R2 4.2705 ×10-7 R3 -7.7029 ×10-11 R4 4.0793 ×10-22 R5 1.0591 ×10-17 P2 0.1070 P3 0.4967 P4 119.38 P5 -0.0092 4 Ry -209.268 1.4922 57.50 (第1面)Rx -95.115 (瞳位置より) (反射面)Ky 0 Y -18.335 θ -12 ° Kx 0 Z 27.921 R2 7.8387 ×10-7 R3 2.9947 ×10-13 R4 1.5297 ×10-14 R5 -5.0289 ×10-17 P2 -0.4499 P3 -7.9471 P4 0.6545 P5 -0.1387 5 ∞ (瞳位置より) (第3面) Y -27.164 θ -62.56° Z 27.921 6 ∞ (瞳位置より) (画像表示面) Y -27.678 θ -46.89° Z 39.000 。
【0037】実施例3 面番号 曲率半径 間隔 屈折率 アッベ数 (偏心量) (傾き角) 1 ∞(瞳) 2 自由曲面 1.5254 56.25 (第1面) (瞳位置より) Y 13.777 θ 6.95° Z 34.642 3 自由曲面 1.5254 56.25 (第2面) (瞳位置より) (反射面) Y 3.647 θ -15.52° Z 50.063 4 自由曲面 1.5254 56.25 (第1面) (瞳位置より) (反射面) Y 13.777 θ 6.95° Z 34.642 5 自由曲面 (瞳位置より) (第3面) Y 26.399 θ 74.20° Z 33.561 6 ∞ (瞳位置より) (画像表示面) Y 26.566 θ 41.29° Z 48.415 自由曲面 C5 -2.7631×10-3 C7 -4.4313×10-3 C8 -6.9513×10-5 C10 -1.4762×10-5 C12 7.9141×10-7 C14 1.2868×10-6 C16 3.8107×10-7 C17 -1.8900×10-9 C19 2.9914×10-9 C21 -2.8363×10-7 C23 -4.5366×10-10 C25 2.1335×10-9 C27 -6.2324×10-9 C29 -3.5287×10-9 C30 8.4846×10-12 C32 -1.3117×10-11 C34 7.7628×10-11 C36 -6.3297×10-11 自由曲面 C5 -6.2485×10-3 C7 -7.7752×10-3 C8 -1.5234×10-5 C10 3.8867×10-6 C12 5.5771×10-7 C14 -6.5438×10-7 C16 -3.6107×10-7 C17 -2.9219×10-9 C19 -8.7760×10-9 C21 -5.0268×10-8 C23 1.0219×10-10 C25 1.5729×10-9 C27 7.8420×10-11 C29 -3.8017×10-10 C30 -1.4539×10-11 C32 -1.3290×10-10 C34 -8.6204×10-12 C36 1.4853×10-12 自由曲面 C5 -9.8004×10-3 C7 -1.9929×10-3 C8 -6.5521×10-4 C10 5.1122×10-4 C12 -4.7795×10-5 C14 -7.6235×10-5 C16 2.1068×10-5 C17 1.8936×10-6 C19 -3.2475×10-6 C21 6.9159×10-7 C23 1.3211×10-7 C25 5.0457×10-8 C27 1.7993×10-7 C29 -4.6651×10-8 。
【0038】次に、上記実施例1の横収差図を図5〜図
7に、同様に実施例3の横収差図を図8〜図10に示
す。これらの横収差図において、括弧内に示された数字
は(水平(X方向)画角,垂直(Y方向)画角)を表
し、その画角における横収差を示す。
7に、同様に実施例3の横収差図を図8〜図10に示
す。これらの横収差図において、括弧内に示された数字
は(水平(X方向)画角,垂直(Y方向)画角)を表
し、その画角における横収差を示す。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、3つの光学面で囲まれた屈折率が1より大き
い媒質から構成され、全反射面と透過面の両作用を有す
る光学面を有する偏心光学素子を用いる画像表示装置に
おいて、その光学面に部分的に反射コーティングを施す
ことにより、観察者瞳が射出瞳からずれた場合にも明る
い表示画面全体が観察でき、また、収差も改善すること
ができる。
によると、3つの光学面で囲まれた屈折率が1より大き
い媒質から構成され、全反射面と透過面の両作用を有す
る光学面を有する偏心光学素子を用いる画像表示装置に
おいて、その光学面に部分的に反射コーティングを施す
ことにより、観察者瞳が射出瞳からずれた場合にも明る
い表示画面全体が観察でき、また、収差も改善すること
ができる。
【図1】本発明の実施例1の画像表示装置の断面図であ
る。
る。
【図2】実施例1における接眼光学系の第1面側から見
た斜視図である。
た斜視図である。
【図3】本発明の実施例2の画像表示装置の断面図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施例3の画像表示装置の断面図であ
る。
る。
【図5】実施例1の横収差図の一部である。
【図6】実施例1の横収差図の残りの一部である。
【図7】実施例1の横収差図の残り部分である。
【図8】実施例3の横収差図の一部である。
【図9】実施例3の横収差図の残りの一部である。
【図10】実施例3の横収差図の残り部分である。
【図11】本発明における座標系及びパラメータの定義
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図12】従来技術の問題点を説明するための図であ
る。
る。
1…接眼光学系の射出瞳 2…接眼光学系の光軸 3…接眼光学系の第1面 4…接眼光学系の第2面 5…接眼光学系の第3面 6…偏心光学素子(接眼光学系) 7…画像表示素子 A…反射コーティング範囲 B…反射コーティング範囲の下辺部 E…観察者瞳
Claims (3)
- 【請求項1】 被観察像を形成する画像表示素子と、前
記像を観察者眼球に導くために設けられた接眼光学系と
を備えた画像表示装置において、 前記接眼光学系が、前記像側から順に入射面を形成する
第3面と、反射面と射出面とを形成する第1面と、反射
面を形成する第2面とを含み、前記第1面乃至第3面が
屈折率が1より大きい媒質を挟んで一体形成されたプリ
ズム部材を含み、 前記第1面に部分的に反射コーティングが施されている
ことを特徴とする画像表示装置。 - 【請求項2】 前記の反射コーティングを施す範囲が、
前記像の中心と前記接眼光学系の射出瞳中心とを通る光
線で定義される前記接眼光学系の光軸と前記第1面との
交点よりも前記画像表示素子側に次の式(1)で規定さ
れる距離H以上離れていることを特徴とする請求項1記
載の画像表示装置。 H=L・tanθy +R ・・・(1) ただし、L =前記射出瞳位置から前記第1面までの光
軸に沿った距離、あるいは、20mm又は30mmの定
数、 θy =前記画像表示装置の前記画像表示素子側の半画
角、 R =前記射出瞳半径、 である。 - 【請求項3】 前記画像表示素子から前記接眼光学系の
射出瞳に到る光線であって、前記第3面を経て前記第1
面に入射する光線中の一部の光線が前記第1面に臨界角
より小さい角度で入射することを特徴とする請求項1又
は2記載の画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8076080A JPH09265048A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8076080A JPH09265048A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09265048A true JPH09265048A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13594850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8076080A Withdrawn JPH09265048A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09265048A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100397897B1 (ko) * | 1999-11-10 | 2003-09-13 | 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 | 반사형 디스플레이 조사 시스템 |
JP2010512877A (ja) * | 2006-12-21 | 2010-04-30 | カール ツァイス メディテック アクチエンゲゼルシャフト | 眼底カメラ用の光学システム |
JP2018185547A (ja) * | 2010-12-24 | 2018-11-22 | マジック リープ, インコーポレイテッドMagic Leap,Inc. | 人間工学的ヘッドマウントディスプレイデバイスおよび光学システム |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP8076080A patent/JPH09265048A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100397897B1 (ko) * | 1999-11-10 | 2003-09-13 | 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 | 반사형 디스플레이 조사 시스템 |
JP2010512877A (ja) * | 2006-12-21 | 2010-04-30 | カール ツァイス メディテック アクチエンゲゼルシャフト | 眼底カメラ用の光学システム |
JP2018185547A (ja) * | 2010-12-24 | 2018-11-22 | マジック リープ, インコーポレイテッドMagic Leap,Inc. | 人間工学的ヘッドマウントディスプレイデバイスおよび光学システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |