JPH09265019A - 光信号分配装置 - Google Patents

光信号分配装置

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JPH09265019A
JPH09265019A JP8072786A JP7278696A JPH09265019A JP H09265019 A JPH09265019 A JP H09265019A JP 8072786 A JP8072786 A JP 8072786A JP 7278696 A JP7278696 A JP 7278696A JP H09265019 A JPH09265019 A JP H09265019A
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optical
distribution device
signal distribution
waveguide
circuit
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JP8072786A
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English (en)
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Michio Oba
道雄 大場
Yasunari Kawabata
康成 川端
Kozo Arii
光三 有井
Kuniaki Jinnai
邦昭 陣内
Nobuhiko Tsuji
伸彦 辻
Takeshi Kobayashi
毅 小林
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Fuji Electric Co Ltd
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/13Integrated optical circuits characterised by the manufacturing method
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
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    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
    • G02B6/2804Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers
    • G02B6/2808Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers using a mixing element which evenly distributes an input signal over a number of outputs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度や湿度等の変化があっても安定した光学
性能を有し、粉塵や有機物質、腐食性ガス等が多い環境
下でも光学性能の低下や劣化が少なく、高い耐環境特性
を有し、振動や衝撃等の機械的応力に強くしかも現場敷
設が容易な構造の安価な光信号分配装置を提供する。 【解決手段】 光信号の入出力兼用端子である複数の光
入出力部3と、光信号を反射して分岐する光回路部6
と、複数の光入出力部3と光回路部6とを連結した複数
のガイド光ファイバ8とを筐体2内に収納し、任意の一
つの光入出力部3から入力した光信号が、全ての他の光
入出力部3にほぼ均等に分配して出力できるようにした
反射型の光信号分配装置であって、光回路部6は、複数
の独立した分岐光導波路22が1本の主光導波路21に
一括合流した構造の光回路を用いており、前記光回路の
主光導波路21の端部に反射面4を形成し、前記光回路
の複数の独立した分岐光導波路22の各々にガイド光フ
ァイバ8を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光伝送方式の計装シス
テムにおいて用いる光信号分配装置に関し、更に詳しく
は、フィールド側に設置されている複数のフィールド装
置からの情報を、光ファイバ伝送路および光信号分配装
置を介して、集中管理室側の処理装置へ伝送するように
した光伝送方式のフィールド計装システムにおいて用い
る光信号分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に化学プラント、石油・ガスプラン
トなどに適用されるフィールド計装システムは、フィー
ルド側(現場)に複数のフィールド機器(例えば圧力、
流量、温度などの計装装置、開閉制御可能な弁などのア
クチュエータ)を設置し、これらのフィールド機器と集
中監視室の中央処理装置(コントローラ)との間、もし
くはフィールド機器間で相互にデータ伝送をして、各種
プラントの監視及び制御を行う。このシステムのデータ
伝送には、電磁ノイズの影響が少なく、耐雷性(絶縁
性)に優れ、爆発の危険がない光ファイバを伝送路とし
て用い、中央処理装置(コントローラ)、及び複数のフ
ィールド機器の間で相互にデータ(光信号)を伝送する
ための光信号分配装置として、光スターカプラ(特に反
射型の光スターカプラ)を用いる。
【0003】従来のフィールド計装システムの一例とし
て、ミキシングロッドを用いた反射型光スターカプラを
利用したシステムの構成を図10に示す。90がコント
ローラ、97が反射型光スターカプラ(光信号分配装
置)、92(92a〜n)がフィールド機器、93およ
び94(94a〜94n)が光ファイバである。反射型
光信号分配装置を用いることによりコントローラ、並び
にすべてのフィールド機器の間で相互のデータ伝送が可
能であり、各種の制御を高速で且つ分散処理でき、しか
も低コストでシステムを構成できるという特徴を有す
る。
【0004】ここで、ミキシングロッドを用いた反射型
の光信号分配装置について詳しく説明する。
【0005】図11(A)は従来のミキシングロッドを
用いた反射型の光信号分配装置の一例を模式的に示した
斜視図である。
【0006】反射型光信号分配装置97は、平板のミキ
シングロッド96の一端面に複数の光ファイバ8を結合
し、他端面に反射板4を接続して構成している。複数の
光ファイバ8のいずれかからミキシングロッド96に入
射した光は、反射板4で反射され再び複数の光ファイバ
8の全てに分配される。ミキシングロッド96は、入射
光や反射板4で反射した光の伝搬モードをミキシングし
て断面での光強度分布を平滑化するという機能、換言す
れば、ミキシングロッド96の断面光強度分布をできる
だけ均一化させる機能を有する。
【0007】しかしながら、このミキシングロッドを使
用した従来の反射型の光信号分配装置は損失が大きいと
いう欠点があった。この点について、ミキシングロッド
と光ファイバとの接続の状態を模式的に示した断面図で
ある図11(B)を参考にして説明する。
【0008】ミキシングロッドを使用した反射型の光信
号分配装置では、複数の光ファイバ8のクラッド73が
互いに接触するように配置し、ミキシングロッド96の
断面寸法は、複数の光ファイバ8のコア72が全て覆え
る大きさに設計することで、複数の光ファイバ8とミキ
シングロッド96との間の接続損失を最小化できる。し
かしながら、このように最適化した場合においても、図
11(B)から容易に判るように、光ファイバ8のコア
72から出射する光はほとんど大部分がミキシングロッ
ド96に入るが、ミキシングロッド96から光ファイバ
8に出射する光の内、光ファイバ8のクラッド73や光
ファイバ8の隙間98に当たる光は漏洩する。このため
ミキシングロッドを使用した反射型の光信号分配装置
は、損失が大きくなるという欠点を必然的に有するもの
であった。
【0009】なお、ミキシングロッドの形状は前述した
平板である必要はなく、例えば、断面が円となる丸棒で
あってもよいが、ミキシングロッドがいずれの形状であ
っても、上記の説明から容易に判るように光ファイバ間
の隙間や光ファイバのクラッドからの漏洩を回避するこ
とは困難であった。
【0010】光ファイバを用いた光伝送においては、光
ファイバ自体でもその長さに比例した光損失を生じるこ
とから伝送可能な距離には限界があるため、光信号分配
装置における損失が大きい場合には、使用可能な光ファ
イバの長さはその分短くなり、光信号分配装置に接続可
能なフィールド機器の距離範囲は狭くなる。ミキシング
ロッドを使用した従来の反射型の光信号分配装置は、光
の漏洩、即ち損失が大きいため利用範囲が狭いという問
題点を有していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した反射型の光信号分配装置を用いたフィールド計装シ
ステムにおいて使用するための、低損失で分岐精度の良
い光学性能に優れた光信号分配装置であって、温度や湿
度などの変化があっても安定した光学性能を有し、粉塵
や有機物質、腐食性ガスなどが多い環境下でも光学性能
の低下や劣化が少なく、高い耐環境特性を有し、振動や
衝撃などの機械的応力に強くしかも現場敷設が容易な構
造の安価な光信号分配装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、光信号の入出力兼用の端子である複数
の光入出力部と、光信号を反射して分岐する光回路部
と、前記複数の光入出力部と光回路部とを連結した複数
のガイド光ファイバとからなり、任意の一つの光入出力
部から入力した光信号が、全ての他の光入出力部に分配
して出力できるようにした反射型の光信号分配装置であ
って、前記光回路部は、複数の独立した分岐光導波路が
1本の主光導波路に一括合流した構造の光回路を用いて
おり、前記光回路の主光導波路の端部に反射面を形成
し、前記光回路の複数の独立した分岐光導波路のそれぞ
れにガイド光ファイバを接続して構成したことを特徴と
する。また本発明は、上記の課題を解決する具体的な方
法として、複数の光入出力部と、光回路部と、複数のガ
イド光ファイバとを筐体内に収納した光信号分配装置で
あって、前記複数の光入出力部は前記筐体の側面に固定
し、前記光回路部は、基板内に形成された平面光導波路
からなる光回路を補強基板で補強してなる光回路ブロッ
クと、前記光回路ブロックの一方の端面に形成した反射
面とからなり、前記複数のガイド光ファイバは、片端を
基板内に配列・固定して光ファイバアレイ部とし前記光
回路ブロックの他方の端面と接続して一体化し、他端を
光ファイバアレイ部の外部に導出して前記複数の光入出
力部と1本ずつ連結しており、前記一体化した光回路部
と前記光ファイバアレイ部とは、収納ケースの内部に配
置しガイド光ファイバを収納ケース外に導出して、収納
ケースの内部に封止樹脂を充填し固定して保護収納部と
なし、前記保護収納部を前記筐体内に固定しており、前
記複数の独立した分岐光導波路のピッチと、前記光ファ
イバアレイ部の複数のガイド光ファイバの配列ピッチと
が等しくなるように構成したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明の光信
号分配装置を詳細に説明する。なお、以下の例は具体的
に説明するためのものであって、本発明の実施態様や発
明範囲を限定するものではない。
【0014】(実施例1)図1は、本発明の光信号分配
装置の基本構成を示した模式図である。光信号分配装置
1は、筐体2、複数の光信号入出力部3、複数のガイド
光ファイバ8、光回路部6から構成されている。光回路
部6は、複数の独立した分岐光導波路が1本の主光導波
路に一括合流した構造の光回路5と、光回路の主導波路
側の端部に形成された反射面4とからなる。光入出力部
3の任意の1ヶ所より入力した光信号は、ガイド光ファ
イバ8を通じて光回路部6に導入され、反射面4で反射
されてすべての分岐光導波路に分配され、再びガイド光
ファイバ8を経由してすべての光信号入出力部3から出
力されるようになっている。
【0015】(実施例2)図2は、本発明の光信号分配
装置の一例を示したもので、8本の光ファイバを接続で
きるようにした光信号分配装置の全体構成図である。
【0016】本発明の光信号分配装置1は、筐体2を有
し、その側面11に光信号の入出力兼用の端子である光
入出力部3(3a〜h)が固定され、外側からフィール
ド機器や処理装置とそれぞれ連結している光ファイバ伝
送路10(10a〜h)が連結できるようになってい
る。また、光入出力部3(3a〜h)には内側からガイ
ド光ファイバ8(8a〜h)の一端が連結され、ガイド
光ファイバ8(8a〜h)の他端は基板内に配列・固定
された光ファイバアレイ部7となって、光回路部6の一
部である光回路ブロック5の一方の端面と接続されてい
る。
【0017】光回路部6は、光回路ブロック5と反射板
4から構成されている。光回路ブロック5は、8本の分
岐光導波路が1本の主光導波路に一括合流した構造の平
面光導波路からなる光回路を補強基板内部に固定したも
のであり、また、反射板4は光回路ブロック5の主光導
波路側の端面に接続されて反射面を形成している。
【0018】接続されて一体となった光ファイバアレイ
部7と光回路部6とは、収納ケース9に収納され、ガイ
ド光ファイバ8(8a〜h)が収納ケースの外部に導出
されており、収納ケース9は筐体2の底面12に固定さ
れている。
【0019】光信号分配装置1の8個の光入出力部の一
つ、例えば、光入出力部3aから光信号分配装置1に入
力した光信号は、光入出力部3aに連結したガイド光フ
ァイバ8aを経由して光回路部6に導入される。光回路
部6内部で反射され、分岐された光は、他のガイド光フ
ァイバ8(8b〜h)の全てに分配されて、それぞれ光
入出力部3(3b〜h)から出力される。
【0020】こうして、任意の一つの光入出力部3から
光信号分配装置1に入力した光信号が、全ての他の光入
出力部3に分配して出力できるようになっている。
【0021】次に、本発明の光信号分配装置の光回路に
ついて説明する。
【0022】図3は、8本の光ファイバを接続できるよ
うにした本発明の光信号分配装置の光回路を模式的に示
した平面図である。
【0023】光回路20は、境界線25、26を境にし
て周辺部24より相体的に屈折率が高くなっている主光
導波路である21と、境界線30〜境界線45を境にし
て同じく周辺部24より屈折率が高くなっている分岐光
導波路22(22a〜h)と、合流部(分岐部)23と
からなり、8本の分岐光導波路22(22a〜h)が合
流部(分岐部)23で一括合流されて1本の主光導波路
21となった構造である。
【0024】主光導波路21の端部50には前記反射板
が接続され、分岐光導波路22のそれぞれの端部51
(51a〜h)には前記ガイド光ファイバが接続され
る。
【0025】ガイド光ファイバの一つから対応する分岐
光導波路22に入射した光は、合流部(分岐部)23、
主光導波路21を伝搬して反射板に達し、反射板の反射
面で反射されて方向が変わった光信号が再び主光導波路
21を伝搬して合流部(分岐部)23において分岐光導
波路22(22a〜h)の各々に分岐され、対応したガ
イド光ファイバにそれぞれ結合される。
【0026】図4は、本発明の光信号分配装置の光回路
ブロック5の構造を模式的に示した斜視図である。
【0027】前記の光回路を形成した基板20が補強基
板60の内部に挿入されて固定され、光回路ブロック5
を構成している。光回路ブロックの両端面61、62は
基板20ともども研磨されて、端面61には前記光回路
の分岐光導波路の端部51(51a〜h)が露呈され、
それぞれに前記光ファイバアレイ部の光ファイバ端面が
接続されている。また、端面62には前記光回路の主光
導波路端部が露呈されて前記反射板4が接続されてい
る。
【0028】こうして、光回路を形成した基板20は補
強基板60の上下面63により上下面が保護され、光フ
ァイバアレイ部と反射板とにより左右面が覆われてい
る。
【0029】図5は、本発明の光信号分配装置の光ファ
イバアレイ部7の構造を模式的に示した斜視図である。
【0030】ガイド光ファイバ8(8a〜h)の一端が
基板65の内部に配列・固定され、他端が基板外部に導
出されている。光ファイバアレイ部7の端面66はガイ
ド光ファイバ8ともども研磨されてガイド光ファイバ端
部68(68a〜h)が露呈され、前述したように、分
岐光導波路端部とガイド光ファイバ端部とが光軸を合わ
せて接続される。
【0031】図6は、光回路部と光ファイバアレイ部と
を収納した保護収納部9の内部を模式的に示した平面図
である。
【0032】収納ケース70の内部に光回路部6と光フ
ァイバアレイ部7とが配置され、ガイド光ファイバ8は
収納ケース70の側面から収納ケースの外部に導出され
ている。収納ケース70の内部には封止樹脂71が充填
されている。封止樹脂71は光回路部6と光ファイバア
レイ部7を収納ケース70内部に固定するとともに、二
つの接続面、即ち、光回路ブロックと光ファイバアレイ
部の接続面、光回路ブロックと反射板との接続面を外気
と遮断している。
【0033】本発明の光信号分配装置は、複数の独立し
た分岐光導波路のそれぞれに1本のガイド光ファイバを
接続した構成であって、ガイド光ファイバの寸法(コア
径)に合わせて分岐光導波路の幅や厚さを最適化するこ
とによって、分岐光導波路とガイド光ファイバとの結合
損失を最小にすることができ、ミキシングロッドを使用
した従来の光信号分配装置と比べて格段に低損失となっ
た。
【0034】分岐光導波路と光ファイバとの結合損失を
低減する具体的な方法としては、例えば、断面が矩形の
光導波路の場合について、本願発明者らが特開平3ー1
56407において開示したように、ガイド光ファイバ
のコア径の80%程度になるように分岐光導波路の厚さ
と幅を設計・製作すればよい。
【0035】なお、本発明において、光回路の光導波路
の開口数(NA)は、使用するガイド光ファイバのNA
にほぼ等しくなるように製作して、分岐光導波路とガイ
ド光ファイバとのNAの不一致による結合損失を最小に
したことは勿論である。
【0036】こうして、本発明の光信号分配装置は、ミ
キシングロッドの場合のように光ファイバ同士の配列し
た隙間や光ファイバのクラッドからの漏洩が極めて小さ
く、かつ低損失な光信号分配装置となった。
【0037】また、図3に示した本発明の光回路20に
おいて、分岐光導波路22(22a〜h)と主光導波路
21との合流部(分岐部)23の構造や寸法精度は、本
発明の光信号分配装置の光学的性能を決定する重要な因
子の一つである。
【0038】分岐光導波路22(22a〜h)の各々に
分岐される光強度は合流部(分岐部)23での分岐光導
波路幅にほぼ比例するため、本発明においては、合流部
(分岐部)23における各々の分岐光導波路幅Yを同一
にすることにより、合流部(分岐部)23にて分岐され
る反射光の光強度を、分岐光導波路22(22a〜h)
各々に対してほぼ均等に分配することが可能であった。
【0039】また、合流部(分岐部)23では、各々の
分岐光導波路の間に隙間があると反射光が隙間から漏洩
して損失となるため、各々の分岐光導波路の幅Yの和と
主光導波路の幅とが一致するように、換言すれば、分岐
光導波路の各々は合流部(分岐部)で隙間が生じないよ
うに製作されねばならない。
【0040】本発明の光回路の主光導波路21は2本の
並行な直線を境界線とした一様な幅の直線光導波路であ
る。また、分岐光導波路22(22a〜h)の各々は一
様な幅であればよく、二つの直線光導波路を連結して構
成する方法や、例えば、二つの円弧を連結して分岐光導
波路の境界線を形成した曲線光導波路で構成してもよ
い。
【0041】なお、分岐光導波路の端部における間隔
(配列ピッチ)については、ガイド光ファイバの配列ピ
ッチと分岐光導波路の配列ピッチとがほぼ等しくなるよ
うに設計製作すると、ガイド光ファイバと分岐光導波路
とが一括で光軸を合わせて接続できる利点がある。
【0042】本発明の光信号分配装置は、光回路基板、
反射板、及び光ファイバアレイ部と光回路ブロックとの
接続部が外気と遮断された構造である。従って、化学プ
ラントなどが設置されている粉塵、有機物質、腐食性ガ
スなどが多い環境下でも光学性能の低下や劣化を防止で
き、温度や湿度などの外気の変化に対して長期的に安定
した光学的性能が発揮できるようになっている。
【0043】また、光回路部とガイド光ファイバとが接
続されて一体となっており、補強基板や封止樹脂、収納
ケースや筐体などによって固定・補強された本発明の光
信号分配装置は、振動や衝撃などの機械的応力にも強い
という利点がある。さらに、光回路基板部や接続部が外
部からの応力を直接受けない構造となっており、敷設時
や稼働中において損傷を受けにくい。同時にまた、筐体
2の外部から光ファイバ伝送路10が簡単に接続できる
ために現場敷設が容易である。
【0044】(実施例3)ところで、本発明の、N本の
複数の独立した分岐光導波路を1本の主光導波路に一括
合流させた構造の光回路を使用した前記の光信号分配装
置においても、分岐本数Nが極端に増加する(例えば1
6分岐以上)と挿入損失のバラツキが大きくなる、即
ち、分岐比が悪化するという問題点があった。
【0045】バラツキが大きくなる要因は、主に、N本
のガイド光ファイバから入光し、他の(N−1)本のガ
イド光ファイバで受光した時のN×(Nー1)通りの挿
入損失の内、一般に外側に位置する分岐光導波路に接続
したガイド光ファイバでの挿入損失が特に高くなること
にあった。これは、主光導波路を伝搬する反射光が、図
8に示すように中央部で強く、周辺部で弱い強度分布を
有することによるものである。この問題を解決する方法
として、主光導波路長を長くすることにより強度分布を
改善する方法も考えられたが、光導波路材料のもつ光吸
収特性により光導波路長が長くなると全体的に損失が増
大してしまい、高い分岐精度と低損失とを同時に達成す
るには至らなかった。
【0046】本願発明者らは前記の光信号分配装置の分
配比を改善する手段を鋭意検討する中で、目的とする分
岐数を越える本数の分岐光導波路を有する光回路を用い
て、外側に位置する分岐光導波路はダミーとして、中央
部の分岐光導波路にのみガイド光ファイバを接続する方
法によって、光信号分配装置の損失(過剰損失)を大幅
に損なうことなく高精度な信号分配が可能になることを
見いだした。
【0047】ダミー分岐光導波路に分配される光は損失
となる。従って、光信号分配装置の過剰損失が不必要に
低下しない範囲で、前記ダミーの効果を生かせる条件に
ついて検討を重ねた結果、(N+2n)本の(nは自然
数)複数の独立した分岐光導波路が1本の主光導波路に
一括合流した構造の光回路において、前記(N+2n)
本の複数の独立した分岐光導波路の内、両外側に位置す
る2n本をダミーとして、中央のN本の前記分岐光導波
路のそれぞれに、前記ガイド光ファイバを1本ずつ接続
して光信号分配装置を構成することによって分岐比の改
善を図ることができた。
【0048】なお、本発明のダミーを利用する方法にお
いて、(N+2n)本の分岐光導波路幅は、内側のN本
が互いに等しければよく、ダミーと内側のN本とは同一
幅でなくてもよい。
【0049】また、ダミーの幅、および本数2nは、光
信号分配装置の分岐本数Nに応じて、分岐比と過剰損失
の関係から最適な幅、および本数を選択すればよい。
【0050】(実施例4)また、本願発明者らは、前記
挿入損失のバラツキを低減するための他の方法を検討す
る中で、分岐光導波路幅にテーパを付与することによっ
ても、前記ダミー光導波路の場合と同様の効果があるこ
とを見いだした。具体的には、前記図2に示した光回路
20において、分岐光導波路22が端部51から主光導
波路21の方向に向かって幅が狭くなるようにテーパを
付与することによって挿入損失のバラツキを低減でき
た。
【0051】さらに検討を重ねた結果、分岐光導波路端
部51における幅X、分岐光導波路の主導波路との合流
点23における幅Yの比、Y/Xが、0.3≦Y/X<
1の範囲になるように設定することによって、全体的に
挿入損失を下げることができ、且つ、分岐比を改善でき
た。なお、最も好ましい特性バランスが得られたのは、
0.4≦Y/X≦0.8の範囲であった。
【0052】これまで、透過型の光信号分配装置におい
て、分岐光導波路にテーパを付与して分岐比を改善する
方法に関しては、本願発明者らが特開平3ー13860
6において開示している。しかしながら、平面光導波路
からなる光回路と反射板を使用した反射型の多分岐光信
号分配装置において、分岐光導波路にテーパを付与した
時の効果については知られていなかった。
【0053】本発明の、分岐光導波路に端部から主光導
波路の方向に向かって光導波路幅が狭くなるようにテー
パを付与する方法は、前述したダミー分岐光導波路を設
ける方法と併用して適用することができる。
【0054】(測定例)以下、本発明の実施例における
光信号分配装置の性能測定例を示して、その効果を更に
具体的に,かつ詳細に説明する。
【0055】(測定例1) [光回路の製作]コア径が100ミクロン、クラッド径
が140ミクロン、NAが0.26のグレーデッド光フ
ァイバを使用した8分岐の光信号分配装置を製作する目
的で、表1の寸法を有する8分岐の光回路を、マトリク
スポリマーとして屈折率が1.59のビスフェノールZ
ポリカーボネートを用い、光反応性モノマーとしてトリ
フルオロエチルアクリレートを使用して前記選択光重合
法により製作した。
【0056】[光回路部の製作]この光回路フィルム
を、屈折率1.57の紫外線硬化型の接着剤を用いて2
枚のガラス基板で挟着した後、両端を研磨して、一端面
には主光導波路、他端面には分岐光導波路を導出させ、
主光導波路の導出面に、誘電体多層膜で反射面を形成し
た反射板を透明接着剤により接着して本発明の光回路部
を製作した。
【0057】[光ファイバアレイ部の製作]8本の光フ
ァイバの先端の被覆を除去してクラッドを露出させ、2
枚のガラス板で構成した光ファイバアレイ基板の内部に
密着配列して接着剤で固定し、端部を研磨してガイド光
ファイバ端面を露呈させた光ファイバアレイ部を製作し
た。 [光回路部と光ファイバアレイ部の接続]光回路部の分
岐光導波路を導出させた面と、光ファイバアレイ部のガ
イド光ファイバ露呈面とを精密光学台上で操作して分岐
光導波路とガイド光ファイバとの光軸を合わせて光学接
着剤で接続した。
【0058】[封止]光回路部と光ファイバアレイ部と
の接続体を、一端部にガイド光ファイバの導出孔を有す
る金属製のケース内に配置し、ガイド光ファイバを導出
させて、内部にシリコーン樹脂を充填し、硬化してケー
ス内に固定した。
【0059】[測定]ガイド光ファイバのそれぞれに光
コネクタを取り付けて、その一つを波長0.85μmの
LED光源に接続して発光させ、他のガイド光ファイバ
を受光器に連結して、出射光強度を測定した。入射位置
を変えて同様の測定を行って8×(8ー1)=56通り
の挿入損失を測定し、分岐比、過剰損失を算出して表2
の結果を得た。
【0060】(測定例2)コア径が100ミクロン、ク
ラッド径が140ミクロン、NAが0.26のグレーデ
ッド光ファイバを使用した16分岐の光信号分配装置を
製作する目的で、表1の寸法を有する16分岐の光回路
からなる光信号分配装置を測定例1と同様にして製作し
た。測定例1と同様の方法を用いて、240通りの挿入
損失を測定し、分岐比、過剰損失を算出して表2の結果
を得た。
【0061】(測定例3)コア径が100ミクロン、ク
ラッド径が140ミクロン、NAが0.26のグレーデ
ッド光ファイバを使用した16分岐の光信号分配装置を
製作する目的で、表1の寸法のダミーを有する18分岐
の光回路からなる光信号分配装置を測定例1と同様にし
て製作した。18本のガイド光ファイバの両端の1本ず
つを除き、測定例1と同様の方法を用いて、240通り
の挿入損失を測定し、分岐比、過剰損失を算出して表2
の結果を得た。
【0062】(測定例4〜11)分岐光導波路にテーパ
を付与した表1の寸法を有した16分岐の光回路を用
い、測定例1と同様に光信号分配装置を製作した。同様
に240通りの挿入損失を測定し、分岐比、過剰損失を
算出して表2の結果を得た。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】(実施例5)本発明の光信号分配装置に用
いる光導波路からなる光回路は、光導波路の材料や製造
方法に関して何等限定されるものではない。本発明の光
信号分配装置の光回路としては、例えば選択光重合法に
よる高分子光導波路(特公昭56ー3522)、イオン
交換法によるガラス光導波路(伊沢ら、応用物理、4
2、38(1973))などを適用することにより目的
とする光回路を得ることができる。
【0066】特に、光反応性モノマーを含む高分子フィ
ルムに、回路パターンを形成したホトマスクを通して光
照射して光回路を形成する前記選択光重合法(図9参
照)は、特開平03ー156407で具体的な製作方法
が開示されているように、光反応性モノマーの種類や濃
度を調節することによって光ファイバの開口数(NA)
や寸法に合わせた最適な高分子光回路を容易に製造でき
る特徴を有し、安価な製造装置で、精密に製作されたホ
トマスクの光回路パターンが高精度に、かつ、良好な収
率で高分子フィルムに転写できる利点がある。
【0067】これらの点から、本発明の目的の一つであ
る安価に光信号分配装置を提供するための光回路の製造
方法として、前記選択光重合法は最適であった。
【0068】(実施例6)本発明の光信号分配装置の反
射面としては、平滑な基板に誘電体多層膜、又は金蒸着
膜、又はアルミ蒸着膜を形成した反射板を用いることに
より、反射率が高い良質の反射面が容易に得られた。ま
た、光回路基板と反射面との接続角度θは反射光を効率
良く主光導波路に入れるための重要な要素であって直角
に近い程効率が上がり、且つ反射光が光導波路内に均一
に分布する。
【0069】なお、別法として、反射板を用いる代わり
に、主光導波路端面に直接反射面を形成してもよい。
【0070】(実施例7)第7図は本発明の光信号分配
装置の光入出力部の構成を例示した平面図である。
【0071】第7図(A)は、レセプタクルを光入出力
部とした場合を示す。ガイド光ファイバ8(8a〜h)
のそれぞれの先端に取り付けたコネクタ80(80a〜
h)と、光ファイバ伝送路10(10a〜h)の先端に
取り付けたコネクタ81(81a〜h)とが、それぞれ
のレセプタクル内部で接続されるようになっている。コ
ネクタをレセプタクルに挿入するだけで光ファイバ同士
が低損失で接続できる利点がある。
【0072】(実施例8)第7図(B)は、対応する光
ファイバ伝送路とガイド光ファイバをそれぞれ融着によ
り接続し、保護管で保持して光入出力部を構成した場合
を示している。この方式は、レセプタクル方式よりも接
続損失を一層低減できるとともに、接続部にゴミなどの
挟雑物が付着して損失が増加したり信号伝送が不能にな
るなどのトラブルが生じにくい利点がある。
【0073】以上の説明では、分岐本数Nの反射型光信
号分配装置における光損失、および分岐精度を示す用語
を以下のように用いる。
【0074】強度I0の光が反射型光信号分配装置のm
番目のポートから入射し、反射板にて反射してm番目以
外の(N−1)個の各ポートに分岐され、n番目のポー
トから強度Inで出射される時、各出射ポートにおける
挿入損失ILmnを次式(1)で定義する。
【0075】 ILmn(dB)=ー10×log(In/I0) (1) また、m番目のポートから強度I0の光が入射した場合
の過剰損失ILmを(2)式で定義する。
【0076】 [最大挿入損失]とは、(1)式にて求めたN×(Nー
1)通りの挿入損失中の最大値とする。
【0077】[分岐比]とは、N×(Nー1)通りの挿
入損失中の最大値と最小値との差を示している。
【0078】[過剰損失]とは、1番目からN番目の各
ポートに入射した場合のN個の過剰損失値の平均値を示
している。
【0079】
【発明の効果】本発明の光信号分配装置は、損失や分岐
比などの光学性能に優れるとともに、耐環境特性や機械
的強度においても高い信頼性を有し、しかも安価である
ことからフィールド計装システム用として最適なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の反射型光信号分配装置の基本構成を示
した模式図である。
【図2】8分岐の光信号分配装置を示した全体構成図で
ある。
【図3】8分岐の光回路を模式的に示した平面図であ
る。
【図4】光回路部を模式的に示した斜視図である。
【図5】光ファイバアレイ部を模式的に示した斜視図で
ある。
【図6】保護収納部を模式的に示した平面図である。
【図7】光入出力部の構造を模式的に示した平面図であ
る。
【図8】主光導波路における反射光強度分布を示すグラ
フである。
【図9】選択光重合法による高分子光導波路の製造方法
を示す図である。
【図10】ミキシングロッドを用いた反射型光スターカ
プラを利用した従来のフィールド計装システムの全体構
成を示した図である。
【図11】ミキシングロッドと光ファイバの結合状態を
示した断面図である。
【符号の説明】
1 光信号分配装置 2 筐体 3 光入出力部 4 反射面または反射板 5 光回路または光回路ブロック 6 光回路部 7 光ファイバアレイ部 8 ガイド光ファイバ 9 保護収納部 10 光ファイバ伝送路 11 筐体の側面 12 筐体の底面 20 8分岐光回路 21 主光導波路 22 分岐光導波路 23 合流部(分岐部) 24 光回路のクラッド 25、26 主光導波路の境界線 30〜45 分岐光導波路の境界線 50 主光導波路の端部 51 分岐光導波路の端部 60 光回路ブロックの基板 61、62 光回路ブロックの基板端面 63 光回路ブロックの基板上面または下面 65 光ファイバアレイ部の基板 66 光ファイバアレイ部の基板端面 67 光ファイバアレイ部の基板上面 68 ガイド光ファイバの端面 70 保護収納部のケース 71 封止樹脂 72 光ファイバのコア 73 光ファイバのクラッド 80、81 コネクタ 82 保護管 90 コントローラ 93、94 光ファイバ 96 ミキシングロッド 97 反射型光スターカプラ(光信号分配装置) 98 ミキシングロッド中の光ファイバの隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有井 光三 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 三 菱瓦斯化学株式会社内 (72)発明者 陣内 邦昭 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 三 菱瓦斯化学株式会社内 (72)発明者 辻 伸彦 神奈川県川崎市川崎区田辺新町1番1号 株式会社富士電機総合研究所内 (72)発明者 小林 毅 神奈川県川崎市川崎区田辺新町1番1号 株式会社富士電機総合研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号の入出力兼用の端子である複数の
    光入出力部と、光信号を反射して分岐する光回路部と、
    前記複数の光入出力部と光回路部とを連結した複数のガ
    イド光ファイバとを筐体内に収納し、任意の一つの光入
    出力部から入力した光信号が、全ての他の光入出力部に
    ほぼ均等に分配して出力できるようにした反射型の光信
    号分配装置であって、前記光回路部は、複数の独立した
    分岐光導波路が1本の主光導波路に一括合流した構造の
    光回路を用いており、前記光回路の主光導波路の端部に
    反射面を形成し、前記光回路の複数の独立した分岐光導
    波路のそれぞれにガイド光ファイバを接続して構成した
    ことを特徴とする光信号分配装置。
  2. 【請求項2】 複数の光入出力部と、光回路部と、複数
    のガイド光ファイバとを筐体内に収納した光信号分配装
    置であって、前記複数の光入出力部は前記筐体の側面に
    固定し、前記光回路部は、基板内に形成された平面光導
    波路からなる光回路を補強基板で補強してなる光回路ブ
    ロックと、前記光回路ブロックの一方の端面に形成した
    反射面とからなり、前記複数のガイド光ファイバは、片
    端を基板内に配列・固定して光ファイバアレイ部とし前
    記光回路ブロックと接続して一体化し、他端を光ファイ
    バアレイ部の外部に導出して前記複数の光入出力部と1
    本ずつ連結しており、前記一体化した光回路部と前記光
    ファイバアレイ部とは、収納ケースの内部に配置しガイ
    ド光ファイバを収納ケース外に導出して、収納ケースの
    内部に封止樹脂を充填し固定して保護収納部となし、前
    記保護収納部を前記筐体内に固定しており、前記複数の
    独立した分岐光導波路のピッチと、前記光ファイバアレ
    イ部の複数のガイド光ファイバの配列ピッチとが等しく
    なるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    光信号分配装置。
  3. 【請求項3】 光回路は、(N+2n)本の(nは自然
    数)複数の独立した分岐光導波路が1本の主光導波路に
    一括合流した構造であり、前記(N+2n)本の複数の
    独立した分岐光導波路の内、両外側に位置する2n本を
    除いた中央のN本の前記分岐光導波路のそれぞれに、前
    記ガイド光ファイバを1本ずつ接続して構成したことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の光信号分配
    装置。
  4. 【請求項4】 各々の分岐光導波路は、端部から主光導
    波路の方向に向かって光導波路幅が狭くなるようにテー
    パを付与した光回路を用いており、各々の分岐光導波路
    幅が次式の関係式 0.3≦Y/X<1 [但し、Xは端部における分岐光導波路幅、Yは主導波
    路との合流点における分岐光導波路幅]を満足するよう
    にテーパを付与したことを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のいずれか一項に記載の光信号分配装置。
  5. 【請求項5】 信号分岐部の光回路は、光反応性モノマ
    ーを含む高分子フィルムに、光回路パターンを形成した
    ホトマスクを通して光照射して形成したことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の光信
    号分配装置。
  6. 【請求項6】 反射面は平滑な基板表面に誘電体多層
    膜、又は金蒸着膜、又はアルミ蒸着膜を形成したことを
    特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記
    載の光信号分配装置。
  7. 【請求項7】 光入出力部は光レセプタクルであって、
    ガイド光ファイバの先端に取り付けた光コネクタと外部
    の光ファイバ伝送路の先端に取り付けた光コネクタと
    が、前記光レセプタクル内部で接続できるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項
    に記載の光信号分配装置。
  8. 【請求項8】 光入出力部は、ガイド光ファイバの先端
    部と外部の光ファイバ伝送路の先端とを融着接続し、融
    着部を保護管で保護して構成したことを特徴とする請求
    項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の光信号分配
    装置。
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