JPH09264968A

JPH09264968A - アナログ時計と時計針

Info

Publication number: JPH09264968A
Application number: JP9740396A
Authority: JP
Inventors: Masaru Fujita; 賢藤田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1996-03-28
Filing date: 1996-03-28
Publication date: 1997-10-07

Abstract

(57)【要約】【目的】時刻の移り変わりで文字盤上に長針と短針の
変化に富んだ模様の描写が出来る時計針の提供。【構成】従来の時計針の短針に該当する時針２があ
る。この時針２は、たとえば、ハートの外周線の右半分
の形状のごときその仮想中心線が直線ではないのもので
ある。つぎに、従来の時計の長針に該当する分針１があ
る。この分針１は、たとえば、ハートの外周線の左半分
の形状のごときその仮想中心線が直線でないものであ
る。そして、上記の時針２とで一対を為すものである。【効果】時刻によってたとえばハートになったり、く
ずれたり、と針が描く模様が変化する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、広くは時計に関す
るものであり、特に時計針のついたアナログ時計とその
時計針に関するものである。就中、その時計針が、その
時刻の進行に伴って変化する模様を文字盤上に描き出す
アナログ時計とその時計針に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、時計針は、その仮想中心線が直線
上に伸びているもので、時刻の進行に伴ってその針が描
く模様の変化と言うものはない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の時計針は、どの
ような形をしていても機能的なものである。それゆえ、
時刻の移り変わりで文字盤上に長針と短針の変化に富ん
だ模様の描写が出来ると言う楽しさを表現できるもので
はなかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本願発明は、長針と短針
を左右対称等に曲げて時計針としたものである。本願発
明は、時計の時刻の移り変わりによって文字盤上にデザ
インの変化という画期的な楽しさを作り出す構成と為し
たものである。

【０００５】以下に、本発明にかかるアナログ時計と時
計針の具体的な構成を詳細に記載する。最初に、本発明
の請求項１に記載した発明の時計針の構成を説明する。
これは、まず、時針がある。この時針は、その仮想中心
線が直線ではないのものである。つぎに、分針がある。
この分針は、上記の時針とで一対を為すものであり、且
つその仮想中心線が直線でないものである。

【０００６】つぎに、本発明にかかるアナログ時計と時
計針の請求項２に記載した発明のアナログ時計の構成を
説明する。この発明の時計針は、上記の請求項１の発明
の構成と同一である。それゆえに、上記の請求項１の発
明の構成の説明の全文をここに援用して、この時計針を
有した時計である。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下に、本願発明にかかるアナロ
グ時計と時計針の一般的な実施の形態を述べる。すなわ
ち、これは時針と分針で時刻の移り変わりにより相互の
針が描き出す形状が変化するアナログ時計と時計針であ
る。具体的には、まず、従来の時計針の短針に該当する
時針がある。この時針は、たとえば、ハートの外周線の
右半分の形状のごときその仮想中心線が直線ではないの
ものである。つぎに、従来の時計の長針に該当する分針
がある。この分針は、たとえば、ハートの外周線の左半
分の形状のごときその仮想中心線が直線でないものであ
る。そして、上記の時針とで一対を為すものである。そ
れゆえに、時刻によってたとえばハートになったり、く
ずれたり、となる形態のものである。

【０００８】

【実施例】しかして、本発明にかかるアナログ時計と時
計針をその具体的な実施例を用いて添付の図面と共に詳
細に述べる。まず、（イ）分針１と時針２を左右対称に曲げたものとする
（図１に示す分解正面図を参照）。（ロ）これらの針１，２を時計３の針軸４に取りつけ
て、分針１と時針２の先端が一致したときにハートの形
を作る形状とする（図２に示す組立正面図と図３等の時
計３にセットした場合の正面図を参照）。

【０００９】こうすることにより、図３〜図８に示すよ
うに、時刻の移り変わりで時刻毎にハートが出来たりそ
の間には色々な形を文字盤上には作り出す楽しさを人に
与える。本発明はこのように簡単な方法で、楽しさを創
造したものである。なお、それぞれ図３は１２時００分
の状態で、図４は１２時５５分の状態で、図５は１時２
２分の状態で、図６は６時００分の状態で、図７は７時
３８分の状態で、最後に図８は１１時０１分の状態を示
したものである。

【００１０】また、分針１と時針２は左右対象の場合、
色分けしておけば覚えやすい。さらに、時計の場合、そ
れらの時計針１，２を交換可能にしておけば、いろんな
デザインが楽しめてよい。そして、時計３は、柱時計で
あると置時計であると腕時計であるとその種類は問わな
い。なお、上記の分針と１時針２の先端の小円１ａ，１
ｂは、文字盤５に対する時計針の位置を示したものであ
る。

【００１１】しかして、以上の実施例ではハート形につ
いて述べたが、これをダイヤやスペートやクラブ等にし
てもよい。また、左右対象である必要はなく、アニメの
キャラクターやパズル等に応用することも可能である。
さらには、団子その他幾何学模様等その応用は広い。そ
して、その外周線のみでなく、その図柄全体を用いても
よい。そして、時計の場合（特に置時計と腕時計の場
合）、その文字盤５を回転可能にしておけば、たとえば
約束の時間がある場合、その時間になる位置でたとえば
ハート形が形成されるようにしておくと、面白いばかり
でなく約束の時間が迫っているか否かがその針１，２の
作る模様の状態で分かり実用的でもある。

【００１２】

【発明の効果】本発明にかかるアナログ時計と時計針
は、以上のごとくになしたゆえに以下のごとき多大な効
果が生じた。すなわち、したがって、たとえば、「１２
時００分のごとき所定の時刻に至ったときに、両者でた
とえばハートの形状を形作り、それが時刻の進行と共に
崩れはじめ、完全に分離し、さらにハートの形状を形作
り始める」と言う、面白い模様の変化が表示されうるも
のとなった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる時計針の分解正面図である。

【図２】図１のものの組立正面図である。

【図３】図１のもののを時計に組立てた正面図で、１２
時００分を示したものである。

【図４】図３のものの正面図で、１２時５５分の状態で
ある。

【図５】図３のものの正面図で、１時２０分の状態であ
る。

【図６】図３のものの正面図で、６時００分の状態であ
る。

【図７】図３のものの正面図で、７時３８分の状態であ
る。

【図８】図３のものの正面図で、１１時０１分の状態を
示したものである。

【符号の説明】

１分針２時針３時計

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】その仮想中心線が直線でない時針（時単位
を表示する時計針）、該時針とで一対を為すものであっ
てその仮想中心線が直線でない分針（分単位を表示する
時計針）、より構成されることを特徴とした時計針。
【請求項２】時計において、その仮想中心線が直線でな
い時針（時単位を表示する時計針）と該時針とで一対を
為すものであってその仮想中心線が直線でない分針（分
単位を表示する時計針）を有するもの、より構成される
ことを特徴としたアナログ時計。