JPH0926487A - 自動計時碁盤及び計時装置 - Google Patents

自動計時碁盤及び計時装置

Info

Publication number
JPH0926487A
JPH0926487A JP16156496A JP16156496A JPH0926487A JP H0926487 A JPH0926487 A JP H0926487A JP 16156496 A JP16156496 A JP 16156496A JP 16156496 A JP16156496 A JP 16156496A JP H0926487 A JPH0926487 A JP H0926487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
player
signal
board
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16156496A
Other languages
English (en)
Inventor
Seisai So
曹成宰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from KR1019950017212A external-priority patent/KR970000291A/ko
Priority claimed from KR1019950020850A external-priority patent/KR970005330A/ko
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH0926487A publication Critical patent/JPH0926487A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、碁の対局時に碁石が置かれるとき
音と碁盤の振動を感知して対局者の残余対局時間を自動
に計時することができる自動計時碁盤を開示する。 【解決手段】 本発明の自動計時碁盤は、黒石又は白石
を打つ第1及び第2対局者の対局時間を入力し、初期又
は誤動作が発生したとき対局者の選択信号及び封手のよ
うな一時停止信号を入力するための入力部と、碁石が置
かれるときの碁盤の振動と碁石の音を検知する検知部
と、上記入力部から対局時間を貯蔵し、検知部から検知
信号が印加される度に当該対局者の残余時間を出力し、
対局時間が経過した後は制限時間を出力し、入力部から
対局者の選択信号及び一時停止信号また検知部から検知
信号を入力して制御信号を出力する制御部と、上記制御
部から入力された制御信号に従って制御部から印加され
る対局者の残余対局時間及び制限時間また現在手を打つ
順番の対局者を表示する表示部とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は碁盤に関し、特に対
局時の対局者の残余時間を自動に計時することができる
自動計時碁盤及び計時装置に関する。
【0002】
【従来の技術】碁は紀元前から始まって風流をたしなむ
人々により好まれてきている娯楽の一つである。
【0003】碁に使用される碁盤は、通常、木を材質と
して平板で作られる。その平板の上には横と縦との直線
が19×19で交差し、その交差点の上に碁石が置かれ
るようになっている。
【0004】社会が多く変化するにつれて、碁も一つの
職業として位置づけられており、専門碁打ちによる多数
の公式な対局が国内外で開かれている。対局が開かれた
ら公式的か非公式的いずれにおいても、両対局者が交代
に一手ずつ打つようにして、最後の碁石が打たれると、
互いの目をかぞえて勝負をつける。
【0005】非公式な手合わせ、即ち知人の間で行われ
る対局では、一方が手を打ってから他方が手を打つまで
の時間に対して特別の制限や測定をしなくて行われる
が、公式的なタイトルの付いた専門碁打ち同士の対局又
はアマチュア碁打ちによる対局では公正に手合わせを進
行するため制限時間が設けられている。この制限時間
は、対局にかかる全時間だけでなく、一方が手を打って
から他方が手を打つまでの時間にも適用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の公式的
な対局においての計時は、計時用の時計を準備してお
き、対局者により碁石が打たれる度に計時係りがスイッ
チを押して残余時間を音声で知らせるような方法で行わ
れているので、必ず計時係りが必要であるという不都合
があり、しかも計時せずに非公式に行われる手合わせで
は長い熟考によって相対的に相手は不利な立場になって
しまうことがあって、公正な対局の進行をはかるため時
間の計時が必要になる場合もあるが、そのためには計時
する人が必要であるという問題点があった。
【0007】従って、本発明の目的は、碁石が置かれる
ときの碁盤の振動と碁石の音響を感知して対局者に対局
時間及び対局時間が経過した後は秒読みモードでの制限
時間を視覚的及び聴覚的に自動計時することができる自
動計時碁盤を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、碁石が置かれる碁盤
の下部に入射される光を検知する光ダイオードを19×
19個設けて、碁石が置かれることを光ダイオードの光
の遮断有無に従って検知することにより、対局時間及び
対局時間が経過した後の秒読みモードでの制限時間を視
覚的及び聴覚的に自動計時することができる自動計時碁
盤を提供することにある。
【0009】本発明のまた他の目的は、音又は振動によ
り対局時間等の対局に関する情報の計時に使用される計
時装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一番目の目的に
よると、自動計時碁盤は、黒石又は白石を打つ第1及び
第2対局者の使用時間を入力し、初期又は誤動作が発生
した時対局者の選択信号及び封手(対局が当日中に終わ
らない場合、紙に書いて封じたその日の最終の手)のよ
うな一時停止信号を入力するための入力部と、碁石が置
かれたときの碁盤の振動と碁石の音を検知する検知部
と、上記入力部から対局時間を貯蔵し、検知部から検知
信号が印加される度に当該対局者の残余対局時間を出力
し、対局時間が経過した後は制限時間を出力し、入力部
から対局者の選択時間及び一時停止信号、また検知部か
ら検知信号を入力して制御信号を出力する制御部と、上
記制御部から入力された制御信号に従って制御部から印
加される対局者の残余対局時間及び制限時間、また現在
手を打つ順番の対局者を表示する表示部とを含むことを
特徴とする。
【0011】本発明の二番目の目的によると、自動計時
碁盤は、黒石又は白石を打つ第1及び第2対局者の対局
時間を入力し、初期又は誤動作が発生したとき対局者の
選択信号及び封手のような一時停止信号を入力するため
の入力部と、碁盤の19×19個の交差点の上に碁石が
置かれることを外部光信号の遮断により検知する検知部
と、上記入力部から対局時間を貯蔵し、検知部から検知
信号が印加される度に当該対局者の対局時間をカウント
して残余対局時間を出力し、対局時間が経過した後は制
限時間を出力し、入力部から対局者の選択信号及び一時
停止信号、また検知部から検知信号を入力して制御信号
を出力する制御部と、上記制御部の制御信号に従って制
御部から印加される対局者の残余対局時間及び制限時
間、また現在手を打つ順番の対局者を表示する表示部と
を含むことを特徴とする。
【0012】本発明の三番目の目的によると、碁盤に着
脱することができ、音又は振動の感知により対局時間及
び制限時間等の対局に関する情報を計時することができ
る計時装置を提供することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面を参照し
ながら好適な実施例を説明する。
【0014】図1は第1実施例に係る本発明の自動計時
碁盤の配置図であり、図2は構成ブロック図であり、自
動計時碁盤は、黒石又は白石を打つ第1及び第2対局者
の対局時間を入力し、初期又は誤動作が発生したとき対
局者の選択信号及び封手のような一時停止信号を入力す
るための入力部10と、碁盤に碁石が置かれるときの碁
盤の振動と碁石の音を検知する検知部20と、入力部1
0から対局時間を貯蔵し、入力部10から対局者の選択
信号及び一時停止信号、また検知部20から入力された
検知信号から制御信号を出力するマイクロプロセッサー
30と、このマイクロプロセッサー30から入力された
制御信号に従ってマイクロプロセッサー30から印加さ
れる対局者の残余対局時間及び制限時間を表示する表示
部40とを含む。
【0015】図3に示したマイクロプロセッサー30
は、それぞれの役割をする細部に分けられるが、これ
は、キー入力部10から入力される対局者の対局時間を
入力し、検知部20からの検知信号を処理する制御部3
1と、対局の終了時に制御部31を初期化させるための
リセット信号を制御部31の端子RESETに発生する
リセット部32と、制御部31の端子X1に所定のクロ
ック信号を提供するためのクロック部33と、制御部3
1で処理されたデータを貯蔵する貯蔵部34と、制御部
31で処理された制御信号を復号化して表示部40に制
御信号DISPLAY1CS、DISPLAY2CS、
LAMPCSを発生し、キー入力部10に制御信号KE
Y1CS、KEY2CSを出力するデコーダ35とを含
む。
【0016】図4はキー入力部10の回路構成図で、黒
石又は白石を使用する第1対局者の対局時間を入力する
ための第1時間選択部11と、第2対局者の対局時間を
入力するための第2時間選択部12と、最初に手を打つ
対局者を選択したり、誤動作が発生したとき対局者を選
択したりするための手動選択スイッチ部13と、デコー
ダ35を通じて制御部31から印加されるそれぞれの制
御信号KEY1、KEY2に従って第1及び第2時間選
択部11、12から印加される信号と手動選択スイッチ
部13の選択信号を一時貯蔵して制御部10に出力する
第1及び第2バッファー部14、15とを含む。
【0017】図5に示した表示部40は、図3の貯蔵部
34から出力されるデータを制御部31から印加される
それぞれの制御信号DISPLAY1CS,DISPL
AY2CSに従って一時貯蔵するための第1及び第2バ
ッファー43、44と、制御部31から出力される制御
信号LCD1RD,LCD1WR,LCD1CDに従っ
て第1バッファー43に印加される第1対局者の対局時
間を表示する第1液晶表示装置41と、制御部31から
出力される制御信号LCD2RD,LCD2WR,LC
D2CDに従って第2バッファー43から印加される第
2対局者の対局時間を表示する第2液晶表示装置42
と、現在手を打つ順番の対局者を表示する発光ダイオー
ド46と、マイクロプロセッサー30の貯蔵部34から
印加されるデータと制御部31から印加される制御信号
LAMPCSに従って発光ダイオード46を駆動させる
ための発光ダイオード駆動部47と、対局者が対局時間
を経過して秒読みモードに入った時制御部31からの対
局者の制限時間を知らせるためのスピーカ45とを含
む。
【0018】図6に示した検知部20は、碁盤に碁石が
置かれる音を検知する音検知部21と、碁盤に碁石が置
かれるときの振動を検知する振動検知部22との二つに
分けられるが、音を検知する音検知部21は、碁石が置
かれる音を検知するためのマイクロホーン21aと、こ
のマイクロホーン21aから検知された信号を増幅する
第1増幅器21bと、この第1増幅器21bから出力さ
れた信号の所定の帯域のみフィルタリングするローパス
フィルタ21c(Low Pass Filter、以下「LPF」と
いう)と、このLPF21cから出力されたフィルタリ
ング信号を所定のレベルに増幅し、増幅された感知信号
IN_SNDを制御部に出力する第2増幅器21dとを
含み、また、振動を検知する振動検知部22は、碁盤の
振動を検知する振動センサー22aと、この振動センサ
ー22aの出力を増幅し、増幅された感知信号IN_V
IDを制御部に出力する増幅器22bとを含む。
【0019】上記のように構成された本発明の第1実施
例に係る自動計時碁盤の動作を添付図面を参照しながら
説明する。
【0020】まず、第1対局者と第2対局者の両人が碁
を打つとすると、図4に示したキー入力部10の第1及
び第2時間選択部11、12の時間入力スイッチS2〜
S13を用いて各対局者の対局時間を決めて入力する。
第1及び第2時間選択部11、12により決められた対
局時間はそれぞれのバッファー14、15を通じて制御
部31に印加され処理されてから貯蔵部34に貯蔵され
る。また対局時間は制御部31の制御信号により表示部
40のそれぞれのバッファー43、44を通じて液晶表
示素子41、42にディスプレーされる。対局が始まる
と、手動選択スイッチ部13のスイッチSW14,SW
15を用いて第1対局者と第2対局者の中で一方を選択
する。例えば、第1対局者は黒石を、取第2対局者は白
石を取って、黒石の第1対局者が先ず手を打つと仮定す
れば、黒石用の手動式スイッチS14を押す。このとき
から黒側の計時が始まる。第1対局者と第2対局者は各
自に与えられた時間のみ使用できるが、与えられた時間
が経過した後では制限時間のみ使用できる。
【0021】即ち、手動スイッチ14の選択信号はバッ
ファー13を通じて制御部31に印加され、制御部31
は発光ダイオード46を通じて碁を打っている人は第1
対局者であるのを表示すると同時に、第1対局者の残余
対局時間をバッファー43を通じて液晶表示装置41に
表示する。第1対局者が最初の手を打ったら、検知部2
0は音検知部21及び振動検知部22を通じて第1対局
者が碁石を置いたとき発生した音響と振動をそれぞれ検
知する。図6に示したようにマイクロホーン21aによ
り検知された音が第1増幅器21bで増幅された後、高
周波数のノイズを除去するためのノイズ除去用LPF2
1cに入力されてフィルタリングされ、そのフィルタリ
ングされた信号は第2増幅器21dでもう一度の増幅過
程を経て音検知信号IN_SNDとして制御部31に入
力される。なお、振動は振動感知用センサー22aによ
り感知され増幅器22bで増幅されて振動感知信号IN
_VIDとして制御部31に入力される。
【0022】上記音響と振動による入力信号から、制御
部31は入力された音響又は振動が碁石によるか、それ
ともまわりの雑音であるかを判別する。制御部31は、
碁盤が振動しなくてもとれるまわりの音響と碁石を置か
なくても生じる碁盤の振動を勘案して、振動及び音の二
つの検知信号が同時に発生する場合のみ碁石を打ったこ
とと見なし、その場合に限り碁石を打つ対局者の残余時
間を液晶表示装置に表示する。
【0023】第1対局者が碁石を打つと、即ち、二つの
検知信号IN_SINとIN_VIDとが同時にとれる
と、制御部31は表示部40の第2液晶表示素子42を
制御するための制御信号DISPLAY2CSと制御信
号LCD2RD、LCD2WR、LCD2CSを出力し
て第2液晶表示素子42は第2対局者の残余対局時間を
表示する。
【0024】このように対局者が碁石を置く度に上記の
過程を繰り返して碁石を打つ順番の対局者及び各対局者
の残余対局時間を表示する。
【0025】あやまちで打ち直す場合、又は音響及び振
動による誤動作が生じて表示部40の順序表示が誤った
場合等には、手動選択スイッチ部13のプッシュボタン
スイッチを押して碁石を打つ順番の人を選択する。新た
に対局者が選択された時は、制御部31は手動スイッチ
13による新しい対局者の選択信号を入力し、選択され
た対局者に該当する発光ダイオード46を駆動させて新
しい対局者を表示する。
【0026】対局の開始前に入力された総対局時間を対
局者が使い切った後は、切り換えスイッチが作動して秒
読みモードとなる。
【0027】秒読みモードに入ると、制御部31はコン
ピューター合成音で「最終の10秒です。1、2、3、
4、…」とカウントして表示部40のスピーカ45を通
じて出力する。10をカウントする前に碁石を置かれば
相手に対する表示動作が行われるが、10をカウントす
るまで打たなかった場合は「時間敗の入力です」と言い
ながら最後のフィナレー音楽を奏する。
【0028】上記で説明したように、手動選択スイッチ
部13は碁盤のサイドに取り付けられ、黒石の第1対局
者側のスイッチSW14及び白石の第2対局者のスイッ
チSW15を区分し、碁石を落としたり一方が二度続け
て打ったりする等の事故が発生した場合はプッシュボタ
ンSW14又はSW15を押して直すことができる機能
も有する。
【0029】なお、キー入力部10には手動選択スイッ
チ13部とは別途に、休み、例えば封手のような一時停
止等の機能のための手動の一時停止ボタン16が追加設
けられ、一時停止スイッチSW16が押されると、制御
部31はそれを感知して第1又は第2対局者に対する計
時が一時停止スイッチSW16を押す直前の状態を維持
する。
【0030】図7は本発明の第2実施例に係る自動計時
碁盤の配置図であり、図8は図7の構成ブロック図であ
り、第2実施例に係る自動計時碁盤の構成は、第1実施
例に係る自動計時碁盤に似ている。但し、第1実施例で
は検知部20が碁石が置かれるときの音及び碁盤の振動
により対局者が碁石を置いたことを検知したが、第2実
施例では検知部60は碁盤の各交差点毎に光ダイオード
が設けられ、碁石の有無による光を検出して対局者が碁
石を置いたことを検知するようになっている。さらに第
1実施例では制御部31内部のタイマーを用いて残余対
局時間及び秒読みモードでの制限時間をカウントした
が、第2実施例ではマイクロプロセッサー30中に別途
のカウンティング部36が設けられ、検知部60から印
加される検知信号により対局時間及び制限時間をカウン
トし、それを表示部40に出力して液晶表示素子41、
42とスピーカ45を通じて表示するようになってい
る。なお、第2実施例でのキー入力部10及び表示部4
0の構成と動作は第1実施例と同一である。
【0031】検知部60は碁盤の上に碁石が置かれたこ
とと、置かれていないこととの差異を外部光の遮断によ
り検知する19×19個の光ダイオード61から構成さ
れる。即ち、検知部60は碁盤51の横ラインと51a
と縦ライン51bが交差する各交差点51c毎に設けら
れた光ダイオード61からなり、碁盤51の横ライン×
縦ラインは19×19となるため、検知部60は19×
19個の光ダイオードを有する。第2実施例に係る碁盤
51は碁石が置かれた部分では外部光が遮断され、反対
に碁石が置かれていない部分では外部光がそのまま入射
できるように透明な碁盤を使用する。
【0032】さらに、第2実施例に係るマイクロプロセ
ッサー30のカウンティング部36は検知部60の光ダ
イオードから入力される検知信号に従って碁盤に碁石が
置かれたかどうかを判断する判断部36aと、この判断
部36aの出力信号に従って制御信号を出力する制御信
号発生部36bと、この制御信号発生部36bで出力さ
れる制御信号によりスイッチングされるスイッチング部
36cと、このスイッチング部36cのスイッチングに
従って各対局者の残余対局時間をカウンティングするタ
イマー部36dとを含む。
【0033】上記のように構成された本発明の第2実施
例に係る自動計時碁盤の動作を添付図面を参照しながら
説明する。
【0034】まず、黒石を使用する第1対局者と白石を
使用する第2対局者の両人が碁を打つとすると、上記と
同様にキー入力部10の時間入力スイッチSW2〜SW
13を用いて各対局者の対局時間を決めて入力する。対
局が始まると、キー入力部10の手動選択スイッチ部1
3中で黒石用の手動式スイッチSW14を押す。このと
きから黒石の計時が始まる。第1対局者と第2対局者は
各自に与えられた対局時間のみ使用でき、与えられた対
局時間が経過した後では制限時間のみ使用できる。
【0035】第1対局者が黒石を置くと、碁盤に置かれ
る碁石により検知部60の該当位置の光ダイオード61
に外部光が入射されなくなる。即ち、第1対局者が碁石
を置くと、その置かれた点の下部に設けられた光検知素
子を置かれた碁石が遮るため、まわりの光は光ダイオー
ドに到達されなくなる。このとき、信号が変わったこと
を認識した判断部36aは第1対局者が碁石を置いたこ
とを検知する。
【0036】一時的な影現状を防止するため、ややあっ
て時間が遅延された以後でも信号の変化がない場合は碁
石が置かれたことと見なし、制御信号発生部36bは判
断部36aから印加される信号を入力してスイッチング
部36cをタイマー36dの第2対局者の残余対局時間
をカウントするための第2タイマー36d−2にスイッ
チングする。従って、第2タイマー36d−2が作動し
て第2対局者の残余対局時間を表示部40の第2液晶表
示素子42に出力して計時する。このとき、初期状態で
はスイッチング部36cが第1対局者の対局時間をカウ
ントする第1タイマー36d−1にスイッチングされて
いると仮定する。従って第1対局者が碁石を置く前、即
ち、検知部60が第1対局者が碁石を置いたことを感知
する前には第1タイマー36d−1により第1対局者の
対局時間がカウントされて第1液晶表示素子41を通じ
て第1対局者の対局時間が計時される。
【0037】第1対局者が碁石を置いた後、第2対局者
に対する対局時間がカウントされて表示されている途中
に第2対局者が碁石を置くと(即ち、再び19×19個
の交差点の中、どの一つでも信号が切れると)、制御信
号発生部36bからの制御信号によりスイッチング部3
6cが切り換えられるため、第2対局者の対局時間をカ
ウントしていた第2タイマー36d−2は作動を中止
し、再び第1対局者の対局時間をカウントする第1タイ
マー36d−1が作動して第1対局者の対局時間がカウ
ントされて第1液晶表示素子を通じて計時される。
【0038】各対局者が碁石を置く度に、上記のような
過程を繰り返す。
【0039】上記で説明したように、手動選択スイッチ
部13は碁盤のサイドに取り付けられ、黒石の第1対局
者側のスイッチSW14と白石の第2対局者のスイッチ
SW15とを区分し、碁石を落としたり一方が二度続け
て打ったりする等の事故が発生した場合はプッシュボタ
ンSW14又はSW15を押して手を打つ順番の対局者
に順序に変える。
【0040】タイマーには対局の開始前に総対局時間が
第1及び第2時間選択部11、12を通じて入力され、
スイッチがオンとなった状態で作動して対局者が対局時
間を使い切った後では切り換えスイッチが作動して秒読
みモードとなる。
【0041】秒読みモードに入ると、コンピューター合
成音で「最終の10秒です。1、2、3、4、…」とカ
ウントしてスピーカSPを通じて出力する。10をカウ
ントする前に碁石を置かれば相手に対する表示動作が行
われるが、10をカウントするまで打たなかった場合は
「時間敗の入力です」と言いながら最後のフィナレー音
楽を奏する。
【0042】一方、手動式スイッチを具備したキー入力
部10は碁盤のサイドに取り付けられ、黒側のスイッチ
及び白側のスイッチを区分し、碁石を落としたり一方が
二度続けて打ったりする等の事故に備えて手動スイッチ
を押して直すことができる機能を有する。
【0043】なお、キー入力部10には手動選択スイッ
チ部13とは別途に、休み、例えば封手のような一時停
止等の機能のための手動の一時停止ボタン16が追加設
けられて、一時停止スイッチSW16が押されると、制
御部31はそれを感知して第1又は第2対局者に対する
計時が一時停止スイッチSW16を押す直前の状態を維
持する。
【0044】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の自動計
時碁盤は、碁盤に置かれる碁石による振動と音響を同時
に感知し、碁石が置かれる点の下部の光遮断現状を利用
して対局者の残余時間を自動に計測し、それを知らせる
ことにより、計時する人が存在しない場合でも公正な対
局ができるようになるという効果を提供する。
【0045】ここでは本発明の特定の実施形態について
図示及び説明したが、本発明の特許請求の範囲内におい
て当業者が修正及び変更をすることができる。従って特
許請求の範囲は本発明の真正な思想と範囲に属する限
り、全ての修正及び変形を含むことと理解できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動計時碁盤の配置
図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る自動計時碁盤の構成
ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る自動計時碁盤の各回
路構成のうちのマイクロプロセッサーの回路図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る自動計時碁盤の各回
路構成のうちの入力部の回路図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る自動計時碁盤の各回
路構成のうちの表示部の回路図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る自動計時碁盤の各回
路構成のうちの検知部の回路図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る自動計時碁盤の配置
図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る自動計時碁盤の回路
図である。
【符号の説明】
10 キー入力部 11 第1時間選択部 12 第2時間選択部 13 手動選択スイッチ部 14 第1バッファー部 15 第2バッファー部 16 発光部 17 発光駆動部 20 検知部 21 音検知部 21a マイクロホーン 21b 第1増幅器 21c ローパスフィルタ 21d 第2増幅器 22 振動検知部 22a 振動検知センサー 22d 増幅器 30 マイクロプロセッサー 31 制御部 32 リセット部 33 クロック部 34 貯蔵部 35 デコーダ 40 表示部 41 第1液晶表示装置 42 第2液晶表示装置 51 碁盤 60 検知部 61 光ダイオード 36a 判断部 36b 制御信号発生部 36c スイッチング部 36d タイマー部 36d−1 第1タイマー 36d−2 第2タイマー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白石又は黒石を打つ第1及び第2対局者
    の対局時間を入力し、初期又は誤動作が発生したとき対
    局者の選択信号及び封手のような一時停止信号を入力す
    るための入力部と、 碁石が置かれるときの碁盤の振動と碁石の音を検知する
    検知部と、 上記入力部から対局時間を貯蔵し、検知部から検知信号
    が印加される度に当該対局者の残余対局時間を出力し、
    対局時間が経過した後は制限時間を出力し、入力部から
    対局者の選択信号及び一時停止信号、また検知部から検
    知信号を入力して制御信号を出力するマイクロプロセッ
    サーと、 上記マイクロプロセッサーから入力された制御信号に従
    ってマイクロプロセッサーから印加される対局者の残余
    対局時間及び制限時間、また現在手を打つ順番の対局者
    を表示する表示部とを含むことを特徴とする自動計時碁
    盤。
  2. 【請求項2】 上記入力部は、各対局者の対局時間をそ
    れぞれ入力するための時間入力スイッチと、初期対局時
    に先ず手を打つ最初対局者を選択し、誤動作が発止した
    とき誤動作を直す働きをする手動スイッチとを備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動計時碁盤。
  3. 【請求項3】 上記入力部は、対局を一時中止させるた
    めの一時停止ボタンを更に備えたことを特徴とする請求
    項2に記載の自動計時碁盤。
  4. 【請求項4】 上記表示部は、各対局者の残余対局時間
    を視覚的に表示する視覚表示部と、各対局者の対局時間
    が経過した後は制限時間を聴覚的に表示する聴覚表示部
    とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動計時
    碁盤。
  5. 【請求項5】 上記視覚表示部は、液晶表示装置である
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動計時碁盤。
  6. 【請求項6】 碁盤に着脱することができ、音又は振動
    の感知により対局時間及び制限時間等の対局に関する情
    報を計時することができる計時装置。
  7. 【請求項7】 黒石又は白石を打つ第1及び第2対局者
    の対局時間を入力し、初期又は誤動作が発生したとき対
    局者の選択信号及び封手のような一時停止信号を入力す
    るための入力部と、 碁盤の19×19個の交差点に碁石が置かれることを外
    部光信号の遮断により検知する検知部と、 上記入力部から対局時間を貯蔵し、検知部から検知信号
    が印加される度に当該対局者の対局時間をカウントして
    残余対局時間を出力し、対局時間が経過した後は制限時
    間を出力し、入力部から対局者の選択信号及び一時停止
    信号、また検知部から検知信号を入力して制御信号を出
    力するマイクロプロセッサーと、 上記マイクロプロセッサーの制御信号に従ってマイクロ
    プロセッサーから印加される対局者の残余対局時間及び
    制限時間、また現在手を打つ順番の対局者を表示する表
    示部とを含むことを特徴とする自動計時碁盤。
  8. 【請求項8】 上記入力部は、各対局者の対局時間をそ
    れぞれ入力するための時間入力スイッチと、初期対局時
    に先ず手を打つ最初対局者を選択し、誤動作が発生した
    とき誤動作を直す働きをする手動スイッチとを備えたこ
    とを特徴とする請求項7に記載の自動計時碁盤。
  9. 【請求項9】 上記入力部は、対局を一時中止させるた
    めの一時中止ボタンを更に備えたことを特徴とする請求
    項8に記載の自動計時碁盤。
  10. 【請求項10】 上記表示部は、各対局者の残余対局時
    間を視覚的に表示する視覚表示部と、各対局者の対局時
    間が経過した後は制限時間を聴覚的に表示する聴覚表示
    部とを備えたことを特徴とする請求項7に記載の自動計
    時碁盤。
  11. 【請求項11】 上記視覚表示部は、液晶表示装置であ
    ること特徴とする請求項10に記載の自動計時碁盤。
  12. 【請求項12】 上記碁盤は、碁石が置かれていない状
    態では当該位置の外部光信号が検知され、碁石が置かれ
    ると当該位置の外部光信号は遮断されるような透明の碁
    盤であることを特徴とする請求項7に記載の自動計時碁
    盤。
JP16156496A 1995-06-23 1996-06-21 自動計時碁盤及び計時装置 Pending JPH0926487A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1019950017212A KR970000291A (ko) 1995-06-23 1995-06-23 자동 계시 바둑판
KR1019950020850A KR970005330A (ko) 1995-07-14 1995-07-14 자동 계시 바둑판
KR1995-17212 1995-07-14
KR1995-20850 1995-07-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0926487A true JPH0926487A (ja) 1997-01-28

Family

ID=26631098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16156496A Pending JPH0926487A (ja) 1995-06-23 1996-06-21 自動計時碁盤及び計時装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH0926487A (ja)
CN (1) CN1083282C (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6690156B1 (en) * 2000-07-28 2004-02-10 N-Trig Ltd. Physical object location apparatus and method and a graphic display device using the same

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62127081A (ja) * 1985-11-27 1987-06-09 ジヤパンシステム株式会社 遠隔地間対局囲碁装置
JPS6342384U (ja) * 1986-09-08 1988-03-19
JPS63207216A (ja) * 1987-02-23 1988-08-26 Yoshihiro Fukuda 対局時計
JPH0232096B2 (ja) * 1983-05-30 1990-07-18 Nippei Toyama Corp Hajisochi
JPH06296725A (ja) * 1993-04-16 1994-10-25 Furukawa Electric Co Ltd:The 自動棋譜作成機能付き碁盤

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0232096B2 (ja) * 1983-05-30 1990-07-18 Nippei Toyama Corp Hajisochi
JPS62127081A (ja) * 1985-11-27 1987-06-09 ジヤパンシステム株式会社 遠隔地間対局囲碁装置
JPS6342384U (ja) * 1986-09-08 1988-03-19
JPS63207216A (ja) * 1987-02-23 1988-08-26 Yoshihiro Fukuda 対局時計
JPH06296725A (ja) * 1993-04-16 1994-10-25 Furukawa Electric Co Ltd:The 自動棋譜作成機能付き碁盤

Also Published As

Publication number Publication date
CN1083282C (zh) 2002-04-24
CN1148514A (zh) 1997-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4780085A (en) Lap timing device
US6816442B1 (en) Interactive sports timer with audio output
JP3993544B2 (ja) ゲーム・モードを備える電子時計
US20070173355A1 (en) Wireless sensor scoring with automatic sensor synchronization
US20070183269A1 (en) Timekeeping device
US20080015061A1 (en) Performance monitoring in a shooting sport using sensor synchronization
JPS63127183A (ja) ストツプウオツチ
US7527498B2 (en) Method and apparatus for timing reading
TWI427573B (zh) 肢體互動式學習方法與裝置
KR20150122232A (ko) 동작이 편리한 자이로스코프 점수 누적 시스템 및 이를 위한 데이터 정보 읽기/쓰기 방법
US5189648A (en) Alarm clock game combination
JPH0926487A (ja) 自動計時碁盤及び計時装置
JPH0751442A (ja) パチンコ機
JP3130466B2 (ja) スロットマシン
JP2008188388A (ja) スコアカウンター時計
JP2564500Y2 (ja) 旗振りゲーム機
JP2009131408A (ja) 遊技機
JPH01119272A (ja) 自動対局盤
KR20120056746A (ko) 라켓을 이용한 운동장치
KR200287587Y1 (ko) 기록 표시수단이 부착된 수영 스타트대
JP2005279135A (ja) 遊技機
KR200174123Y1 (ko) 자동계시 바둑판
KR200275697Y1 (ko) 메시지 녹음 및 재생 기능을 갖는 시계
JPH1048360A (ja) 競技用時計
JP2002011135A (ja) バスケットボール競技用タイマー装置