JPH09262112A - バンド - Google Patents

バンド

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JPH09262112A
JPH09262112A JP9736096A JP9736096A JPH09262112A JP H09262112 A JPH09262112 A JP H09262112A JP 9736096 A JP9736096 A JP 9736096A JP 9736096 A JP9736096 A JP 9736096A JP H09262112 A JPH09262112 A JP H09262112A
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JP
Japan
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pieces
piece
hole
band
convex portion
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JP9736096A
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English (en)
Inventor
Shunji Minami
俊二 南
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各駒ごとにおけるアルマイト処理による品質
や色などのバラツキを防ぎ、手間がかからず、低価格な
ものが得られるようにすることである。 【解決手段】 挿入溝7がそれぞれに設けられた複数の
外駒4と、1つの外駒4が連結する連結部9および他の
外駒4が仮連結する仮連結部10を有する複数の中駒5
と、各中駒5の仮連結部10に仮連結された各外駒4を
アルマイト処理した後に連結する複数の連結ピン6とを
備えた。したがって、仮連結された各駒4、5を左右に
軽く引張ることにより、各駒4、5を順次電気的に導通
可能な状態になり、この状態でアルマイト処理すること
により、手間がかからず、各駒4、5ごとにおけるアル
マイト処理による品質や色などのバラツキを防ぎ、しか
もアルマイト処理した後に各駒4、5を連結ピン6で連
結するので、連結ピン6としてステンレスなどの機械的
強度の高い安価な材料を使用でき、低価格なものが得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、腕時計バンドな
どのバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属製の駒を順次連結した腕時計
バンドにおいては、加工性の良さから、アルミニウム製
の駒を用いることが検討されている。このようなアルミ
ニウム製の腕時計バンドでは、駒の表面が傷付きやすい
ので、表面処理を施す必要がある。この表面処理は、広
義のアルマイト処理のことであり、陽極酸化処理(狭義
のアルマイト処理)、着色処理、封孔処理などからなっ
ている。陽極酸化処理は、脱脂処理などの前処理を行な
ったアルミニウム製の駒を硫酸などの水溶液中に吊るし
て陽極(+極)とし、水溶液中の陰極(−極)との間に
電流を流することにより、駒の表面に酸化アルミニウム
の多孔質の皮膜を形成する処理である。着色処理は酸化
アルミニウムの多孔質の皮膜の各孔内に染料を吸着させ
たりあるいは金属粒子を成長させたりする処理である。
封孔処理は染料や金属粒子を含んだ各孔内に水和酸化物
を形成して孔を塞ぐ処理である。このような表面処理で
ある広義のアルマイト処理を施す場合には、大きく分け
て2つの方法があり、1つは腕時計バンドの各駒をバラ
バラにして1個づつ処理する方法、もう1つは硫酸など
の水溶液に侵されないチタンやアルミニウムからなる連
結部材を用いて各駒を連結して処理する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、腕時計
バンドの各駒をバラバラにして1個づつ処理する前者の
方法では、各駒それぞれに電極が必要になるため、手間
がかかり、コストが高くなるばかりか、各駒ごとによっ
てアルマイト処理による皮膜の品質や色などにバラツキ
が発生しやすいという問題がある。また、連結部材を用
いて各駒を連結して処理する場合、チタンなどの連結部
材を用いると、非常に高価なものになり、またアルミニ
ウムの連結部材を用いると、機械的強度が低いため表面
処理を施した後、ステンレスなどの機械的強度の高い連
結部材と交換しなければならず、手間がかかり、コスト
が高くなるなどの問題がある。
【0004】この発明の課題は、各駒ごとにおけるアル
マイト処理による品質や色などのバラツキを防ぎ、手間
がかからず、低価格なものを得ることができるようにす
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
各駒を引張りもしくは押圧させることにより仮連結させ
る連結手段がそれぞれに形成された複数の駒と、これら
複数の駒が仮連結された状態でアルマイト処理された後
に複数の駒を連結する連結部材とを備えた構造であるか
ら、複数の駒を連結手段で順次仮連結し、これら仮連結
された各駒を引張りもしくは押圧させることにより順次
電気的に導通可能な状態にし、この状態でアルマイト処
理するので、仮連結された各駒を一度にアルマイト処理
でき、このため手間がかからず、各駒ごとにおけるアル
マイト処理による品質や色などのバラツキを防ぐことが
でき、しかもアルマイト処理した後に複数の駒を連結部
材で連結するので、高価なチタン製の連結部材や、機械
的強度が低くて交換する必要のあるアルミニウム製の連
結部材を用いる必要がなく、連結部材として例えばステ
ンレスなどの機械的強度の高い安価な材料を使用するこ
とができ、低価格なものを得ることができる。
【0006】請求項2記載の発明は、各駒を仮連結する
連結手段がそれぞれに形成された複数の駒と、これら複
数の駒が仮連結された状態でアルマイト処理された後に
複数の駒を仮連結状態よりも強固に連結する連結部材と
からなり、複数の駒それぞれの連結手段は、複数の駒そ
れぞれの一端部および他端部に形成され、複数の駒それ
ぞれの一端部には凹部が形成され、この凹部の相対向す
る内壁には駒の幅方向に貫通する第1の貫通孔が形成さ
れた一対の筒状の延出部が延出され、複数の駒それぞれ
の他端部には凸部が形成され、この凸部の両側面には駒
の幅方向に貫通する第2の貫通孔が形成された案内溝が
形成されており、駒の一端部に形成された凹部が他の駒
の他端部に形成された凸部に跨り凹部の一対の筒状の延
出部が凸部の案内溝に案内されて仮連結され、連結部材
は、各駒が仮連結状態にあるとき、この駒の凹部に形成
された第1の貫通孔および他の駒の凸部に形成された第
2の貫通孔に挿通され、各駒同士を連結するので、請求
項1記載の発明と同様、手間がかからず、各駒ごとにお
けるアルマイト処理による品質や色などのバラツキを防
ぐことができ、しかもアルマイト処理した後に複数の駒
を連結部材で連結するので、高価なチタン製の連結部材
や、機械的強度が低くて交換する必要のあるアルミニウ
ム製の連結部材を用いる必要がなく、連結部材として例
えばステンレスなどの機械的強度の高い安価な材料を使
用することができ、低価格なものを得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、図1〜図4を参照して、この発
明を腕時計バンドに適用した第1実施形態について説明
する。この腕時計バンド1は、図1に示すように、腕時
計ケース2の側面に設けられた2つのバンド取付部3に
取り付けられている。この腕時計バンド1は、アルミニ
ウム製の複数の外駒4と、これら複数の外駒4を順次連
結するアルミニウム製の複数の中駒5と、これら各中駒
5と各外駒4とを強固に連結する複数の連結ピン(連結
部材)6とからなっている。外駒4は、図2に示すよう
に、断面形状がほぼ長方形の細長い角筒状に形成され、
その下部側の中間部に挿入溝7が角筒状の長手方向(腕
時計バンド1の幅方向)に沿って形成された構造になっ
ている。中駒5は、腕時計バンド1の幅方向に対向する
一対の駒板8を備え、この一対の駒板8間における腕時
計バンド1の長手方向の前側(図2では左側)に連結部
9が設けられ、後側(同図では右側)に仮連結部10が
設けられ、かつ仮連結部10の近傍における各駒板8に
それぞれ取付孔11が相対向して設けられた構造になっ
ている。
【0008】この場合、一対の駒板8は、外駒4の幅と
ほぼ同じ間隔で対向配置されている。連結部9は、外駒
4の挿入溝7を挿通して図3および図4に示すように外
駒4の内部に配置されることにより、外駒4と中駒5を
強固に連結するものであり、十分な機械的強度を得るた
めに、断面形状が水平方向に細長いほぼ長方形の角棒状
に形成されている。また、仮連結部10は、連結部9と
ほぼ同様、外駒4の挿入溝7を挿通して外駒4の内部に
配置されることにより、外駒4と中駒5を仮連結するも
のであり、連結部9に比べて断面積が小さくてかなり細
く形成され、その断面形状が上下方向に細長いほぼ長方
形の角棒状に形成されている。連結ピン6は、ステンレ
スや機械的強度の高い合成樹脂などからなる割ピンであ
り、中駒5の一対の駒板8に対向して設けられた取付孔
11内に挿入されることにより、仮連結部10に接近し
て配置され、これにより仮連結部10を補強する構造に
なっている。
【0009】次に、このような腕時計バンド1の外駒4
と中駒5とを仮連結してアルマイト処理を施す場合につ
いて説明する。まず、1つの中駒5の連結部9を1つの
外駒4の挿入溝7から挿入させて外駒4の内部に配置す
るとともに、中駒5の仮連結部10を他の外駒4の挿入
溝7から挿入させて外駒4の内部に配置する。これを順
次繰り返して、図4(a)に示すように、外駒4と中駒
5とを順次仮連結する。この状態で、左右方向に軽く引
張ると、外駒4の右側内面に中駒5の連結部9が当接す
るとともに、外駒4の左側内面に中駒5の仮連結部10
が当接する。これにより、各駒4、5は、アルミニウム
製であることから、順次連続して電気的に導通状態にな
る。
【0010】そして、各駒4、5を順次仮連結した状態
でアルマイト処理を施す。この場合には、まず、仮連結
された状態の各駒4、5を硫酸などの水溶液中に吊るし
て陽極(+極)とし、水溶液中の陰極(−極)との間に
電流を流して陽極酸化処理(狭義のアルマイト処理)を
行なう。すると、各駒4、5の表面に酸化アルミニウム
の多孔質の皮膜が形成される。このときには、中駒5に
連結ピン6が取り付けられておらず、外駒4と中駒5は
連結部9とこの連結部9よりも細い仮連結部10で連結
されているので、仮連結部10の細い分だけ、隣接する
外駒4同士および隣接する中駒5同士が広く離れること
になり、これにより各駒4、5の表面に酸化アルミニウ
ムの皮膜をできるだけ広く形成することができる。この
後、酸化アルミニウムの多孔質の皮膜の各孔内に染料を
吸着させたりあるいは金属粒子を成長させたりして着色
処理を行なった上、染料や金属粒子を含んだ各孔内に水
和酸化物を形成して各孔を塞ぐ封孔処理を行なう。
【0011】このようにして、アルマイト処理が施され
た各駒4、5を仮連結させた状態で、今度は左右両側か
ら押圧し、隣接する外駒4同士および隣接する中駒5同
士を互いに接近させることにより、図4(b)に示すよ
うに、中駒5の連結部9を外駒4の右側内面に当接さ
せ、中駒5の仮連結部10を外駒4の左側内面から離間
させる。すると、中駒5の仮連結部10と外駒4の左側
内面との間に、一対の駒板8に設けられた取付孔11が
対向して配置されることになる。この状態で、対向する
取付孔11に連結ピン6を挿入させて順次取り付けるこ
とにより、図3に示すように外駒4と中駒5とが強固に
連結され、図1に示す腕時計バンド1が得られる。
【0012】このように、この腕時計バンド1によれ
ば、複数の外駒4を複数の中駒5の連結部9および仮連
結部10に順次仮連結し、これら仮連結された各駒4、
5を軽く引っ張ることにより、各駒4、5を順次電気的
に導通させることができ、この状態でアルマイト処理す
るので、仮連結された各駒4、5を一度にアルマイト処
理することができ、このため手間がかからず、しかも各
駒4、5ごとにおけるアルマイト処理による品質や色な
どのバラツキを防ぐことができ、またアルマイト処理し
た後に複数の各駒4、5を連結ピン6で強固に連結する
ので、高価なチタン製の連結部材や、機械的強度が低く
て交換する必要のあるアルミニウム製の連結部材などを
用いる必要がなく、連結ピン6として例えばステンレス
や機械的強度の高い合成樹脂などの安価な材料を使用す
ることができ、低価格なものを得ることができる。
【0013】[第2実施形態]次に、図5〜図8を参照
して、この発明を腕時計バンドに適用した第2実施形態
について説明する。この腕時計バンド20は、図5に示
すように、腕時計ケース21の側面に設けられた2つの
バンド取付部22に取り付けられている。この腕時計バ
ンド20は、アルミニウム製の複数の駒23と、これら
複数の駒23を順次強固に連結する連結ピン(連結部
材)24とからなっている。
【0014】複数の駒23それぞれは、図6に示すよう
に、全体がほぼハート形の平板状に形成され、一端部に
凹部25が形成され、他端部に凸部26が形成された構
造になっている。一端部の凹部25は他端部の凸部26
が嵌合する大きさに形成されており、この凹部25の相
対向する内壁には、駒23の幅方向に貫通する第1の貫
通孔27が形成された一対の筒状の延出部28が延出形
成されている。他端部の凸部26は一端部の凹部25に
嵌合する大きさに形成されており、この凸部26の両側
面には、駒23の幅方向に貫通する第2の貫通孔29が
形成された案内溝30がそれぞれ形成されている。この
案内溝30は、凹部25の延出部28が挿入して移動す
るものであり、凸部26の両側面の下端から第2の貫通
孔29に亘って垂直に形成された垂直溝部30aと、第
2の貫通孔29の個所から凸部26の先端側に向けて水
平に連続形成された水平溝部30bとからなり、各溝部
30a、30bの幅が延出部28の外径とほぼ同じ幅で
形成されている。
【0015】そして、隣接し合う駒23同士は、一方の
駒23の凹部25が他方の駒23の凸部26に跨った状
態で、凹部25の一対の延出部28が凸部26の各案内
溝30に挿入して各案内溝30によって案内され、図7
に示すように一対の延出部28が各案内溝30の水平溝
部30bの先端部に当接することにより、一方の駒23
の凹部25に他方の駒23の凸部26が仮連結される。
また、隣接し合う駒23同士は、一方の駒23の凹部2
5に形成された一対の延出部28が他方の駒23の凸部
26に形成された各案内溝30内を移動して図8に示す
ように第2の貫通孔29に対応したときに、第1の貫通
孔27と第2の貫通孔29とが連続する構造になってい
る。
【0016】連結ピン24は、第1実施形態と同様、ス
テンレスや機械的強度の高い合成樹脂などからなる割ピ
ンであり、第1、第2の貫通孔27、29が連続したと
きに第1の貫通孔27から第2の貫通孔29に挿入され
ることにより、一方の駒23の凹部25に他方の駒23
の凸部26を強固に連結する構造になっている。なお、
腕時計ケース21の側面に設けられた2つのバンド取付
部22は、駒23の凹部25に嵌合する凸部26と同じ
構造になっている。
【0017】次に、このような腕時計バンド20の複数
の駒23を順次仮連結してアルマイト処理を施す場合に
ついて説明する。まず、1つの駒23の凹部25に他の
駒23の凸部26を対応させて、凹部25に凸部26を
上方から嵌合させると、凹部25の内壁に設けられた一
対の延出部28が凸部26の案内溝30の垂直溝部30
a内に下側から挿入する。そして、図8に示すように延
出部28が案内溝30の垂直溝部30aの上端部に当接
した状態のときに、2つの駒23を左右方向に軽く引張
ると、図7に示すように、延出部28が案内溝30の水
平溝部30b内を移動して水平溝部30bの先端部に当
接する。これにより、2つの駒23が仮連結される。こ
れを複数の駒23について順次繰り返すことにより、複
数の駒23が順次仮連結されることになる。この状態で
は、各駒23がアルミニウム製で、しかも図7に示すよ
うに延出部28が案内溝30の水平溝部30bの先端部
に当接しているので、各駒23が順次連続して電気的に
導通状態になる。
【0018】そして、各駒23を順次仮連結した状態で
アルマイト処理を施す。この場合には、まず、仮連結さ
れた状態の各駒23を硫酸などの水溶液中に吊るして陽
極(+極)とし、水溶液中の陰極(−極)との間に電流
を流して陽極酸化処理(狭義のアルマイト処理)を行な
う。すると、各駒23の表面に酸化アルミニウムの多孔
質の皮膜が形成される。このときには、連結ピン24が
まだ取り付けられておらず、延出部28が案内溝30の
水平溝部30b内を移動して水平溝部30bの先端部に
当接しているので、隣接する各駒23の凹部25と凸部
26は、延出部28が水平溝部30b内を先端側に向け
て移動した分だけ、隙間が広くなり、これにより各駒2
3の表面に酸化アルミニウムの皮膜をできるだけ広く形
成することができる。この後は、第1実施形態と同様、
酸化アルミニウムの多孔質の皮膜の各孔内に染料を吸着
させたりあるいは金属粒子を成長させたりして着色処理
を行なった上、染料や金属粒子を含んだ各孔内に水和酸
化物を形成して各孔を塞ぐ封孔処理を行なう。
【0019】このようにして、アルマイト処理が施され
た各駒23を仮連結させた状態で、今度は左右両側から
押圧すると、隣接する駒23同士が互いに接近し、凹部
25の延出部28が凸部26の案内溝30の水平溝部3
0b内を移動し、図7に示すように第2の貫通孔29に
対応する。これにより、第1の貫通孔27と第2の貫通
孔29とが連続した状態になり、この状態で連結ピン2
4を一方の第1の貫通孔27から第2の貫通孔29を通
して他方の第1の貫通孔27に挿入させて順次取り付け
る。これにより、図5に示すように複数の駒23が連結
ピン24によって強固に連結された腕時計バンド20が
得られる。
【0020】このように、この腕時計バンド20によれ
ば、隣接し合う複数の駒23のうち、一方の駒23の凹
部25に他方の駒23の凸部26を嵌合させて、凹部2
5に設けられた一対の延出部28を凸部26に設けられ
た各案内溝30に挿入させて案内し、各延出部28を各
案内溝30の水平溝部30bの先端部に当接させること
により、複数の駒23を順次仮連結するとともに順次電
気的に導通状態にし、この状態でアルマイト処理するの
で、第1実施形態と同様、仮連結された各駒23を一度
にアルマイト処理することができ、このため手間がかか
らず、しかも各駒23ごとにおけるアルマイト処理によ
る品質や色などのバラツキを防ぐことができ、またアル
マイト処理された後に複数の駒23を連結ピン24で強
固に連結するので、高価なチタン製の連結部材や、機械
的強度が低くて交換する必要のあるアルミニウム製の連
結部材などを用いる必要がなく、連結ピン24として例
えばステンレスや機械的強度の高い合成樹脂などの安価
な材料を使用することができ、低価格なものを得ること
ができる。
【0021】なお、上記第1、第2実施形態では、腕時
計バンド1、20について述べたが、これに限らず、洋
服やバックなどのバンドにも広く適用することができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、複数の駒を連結手段で順次仮連結し、これ
ら仮連結された各駒を引張りもしくは押圧させることに
より順次電気的に導通可能な状態にし、この状態でアル
マイト処理することにより、複数の駒を仮連結させた状
態で一度にアルマイト処理することができ、このため手
間がかからず、しかも各駒ごとにおけるアルマイト処理
による品質や色などのバラツキを防ぐことができ、また
アルマイト処理した後に複数の駒を連結部材で連結する
ので、高価なチタン製の連結部材や、機械的強度が低く
て交換する必要のあるアルミニウム製の連結部材を用い
る必要がなく、連結部材として例えばステンレスなどの
機械的強度の高い安価な材料を使用することができ、低
価格なものを得ることができる。
【0023】請求項2記載の発明によれば、隣接し合う
複数の駒のうち、一方の駒の凹部を他方の駒の凸部に跨
がせ、凹部に設けられた一対の延出部を凸部に設けられ
た各案内溝で案内して複数の駒を順次仮連結し、この状
態でアルマイト処理するので、請求項1記載の発明と同
様、手間がかからず、各駒ごとにおけるアルマイト処理
による品質や色などのバラツキを防ぐことができ、しか
もアルマイト処理した後に複数の駒を連結部材で連結す
るので、高価なチタン製の連結部材や、機械的強度が低
くて交換する必要のあるアルミニウム製の連結部材を用
いる必要がなく、連結部材として例えばステンレスなど
の機械的強度の高い安価な材料を使用することができ、
低価格なものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した第1実施形態の腕時計バン
ドの斜視図。
【図2】図1の腕時計バンドの要部分解斜視図。
【図3】図1の要部拡大図。
【図4】(a)は各駒の仮連結状態で左右両側に引張っ
た状態における一部破断した側面図、(b)は仮連結さ
れた各駒を押圧して連結ピンで強固に連結した状態にお
ける一部破断した側面図。
【図5】この発明を適用した第2実施形態の腕時計バン
ドの斜視図。
【図6】図5の要部分解斜視図。
【図7】図6の駒を仮連結した状態の要部側面図。
【図8】仮連結された各駒を左右両側から押圧して凹部
の延出部を凸部の第2の貫通孔に対応させた状態の要部
側面図。
【符号の説明】
1、20 腕時計バンド 4 外駒 5 中駒 6、24 連結ピン 9 連結部 10 仮連結部 23 駒 25 凹部 26 凸部 27 第1の貫通孔 28 延出部 29 第2の貫通孔 30 案内溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各駒を引張りもしくは押圧させることによ
    り仮連結させる連結手段がそれぞれに形成された複数の
    駒と、 前記複数の駒が仮連結された状態でアルマイト処理され
    た後に前記複数の駒を連結する連結部材と、 を備えてなるバンド。
  2. 【請求項2】各駒を仮連結する連結手段がそれぞれに形
    成された複数の駒と、 前記複数の駒が仮連結された状態でアルマイト処理され
    た後に前記複数の駒を前記連結状態よりも強固に連結す
    る連結部材とからなり、 前記複数の駒それぞれの連結手段は、前記複数の駒それ
    ぞれの一端部および他端部に形成され、前記複数の駒そ
    れぞれの一端部には凹部が形成され、この凹部の相対向
    する内壁には前記駒の幅方向に貫通する第1の貫通孔が
    形成された一対の筒状の延出部が延出され、前記複数の
    駒それぞれの他端部には凸部が形成され、この凸部の両
    側面には前記駒の幅方向に貫通する第2の貫通孔が形成
    された案内溝が形成されており、前記駒の一端部に形成
    された凹部が他の駒の他端部に形成された凸部に跨り前
    記凹部の前記一対の筒状の延出部が前記凸部の前記案内
    溝に案内されて仮連結され、 前記連結部材は、前記各駒が仮連結状態にあるとき、こ
    の駒の凹部に形成された前記第1の貫通孔および前記他
    の駒の凸部に形成された前記第2の貫通孔に挿通され、
    各駒同士を連結することを特徴とするバンド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030046561A (ko) * 2001-12-05 2003-06-18 김영업 악세서리 연결구
JP2013066645A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Casio Computer Co Ltd バンド構造

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