JPH0926163A - 空気調和機の室外機 - Google Patents
空気調和機の室外機Info
- Publication number
- JPH0926163A JPH0926163A JP17224895A JP17224895A JPH0926163A JP H0926163 A JPH0926163 A JP H0926163A JP 17224895 A JP17224895 A JP 17224895A JP 17224895 A JP17224895 A JP 17224895A JP H0926163 A JPH0926163 A JP H0926163A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- blower fan
- outdoor heat
- refrigerant
- outdoor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 二列構成の室外熱交換器を備え、R22の代
替冷媒としてR407Cを使用する空気調和機の室外機
において、冷房運転時、暖房運転時ともに室外熱交換器
を流通する冷媒流に送風ファンによる空気流を対向させ
ることにより、室外熱交換器の熱交換率の向上を図る。 【構成】 室外機に二列構成の室外熱交換器6を配置
し、冷媒にR407Cを使用する場合、送風ファン7を
逆転可能なものにし、冷房運転時と暖房運転時とで室外
熱交換器6を流通する冷媒が逆向きになっても、その冷
媒流に送風ファン7による空気流が対向するよう送風フ
ァン7を運転することにより、室外熱交換器6の熱交換
率を向上させる。
替冷媒としてR407Cを使用する空気調和機の室外機
において、冷房運転時、暖房運転時ともに室外熱交換器
を流通する冷媒流に送風ファンによる空気流を対向させ
ることにより、室外熱交換器の熱交換率の向上を図る。 【構成】 室外機に二列構成の室外熱交換器6を配置
し、冷媒にR407Cを使用する場合、送風ファン7を
逆転可能なものにし、冷房運転時と暖房運転時とで室外
熱交換器6を流通する冷媒が逆向きになっても、その冷
媒流に送風ファン7による空気流が対向するよう送風フ
ァン7を運転することにより、室外熱交換器6の熱交換
率を向上させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の室外機に係
わり、詳しくは、従来の冷媒R22に代えてR407C
を用いた場合の送風ファンの運転に関するものである。
わり、詳しくは、従来の冷媒R22に代えてR407C
を用いた場合の送風ファンの運転に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室外機はその本体内部が例
えば図3に示すような仕切板11によって熱交換室12
と機械室13とに区画されており、熱交換器室12には
二列に構成された室外熱交換器14と、同室外熱交換器
14により熱交換された空気を外部に放出する送風ファ
ン15とが配置され、機械室13には圧縮機16と、図
示されてない四方弁および絞り手段と、圧縮機16、四
方弁、送風ファン15等の運転制御装置17が配置さ
れ、四方弁の切り換えにより冷房運転、暖房運転等が行
えるようになっており、送風ファン15は冷房運転、暖
房運転に関係なく一定の方向に回転するようになってい
る。なお、圧縮機16、四方弁、室外熱交換器14、絞
り手段、および図示されてない室内機側に設けられてい
る室内熱交換器等からなる冷凍サイクルには冷媒として
R22が封入されている。この冷媒R22は図4の
(A)に示すように、圧力に対する温度勾配が殆どない
ため、冷房運転時と暖房運転時とで室外熱交換器14に
流通する冷媒流が逆向きになり、冷房運転では冷媒流に
対向していた空気流が暖房運転では冷媒流に並行になっ
ても所望の熱交換性能が得られ、理想的な熱交換がなさ
れている。
えば図3に示すような仕切板11によって熱交換室12
と機械室13とに区画されており、熱交換器室12には
二列に構成された室外熱交換器14と、同室外熱交換器
14により熱交換された空気を外部に放出する送風ファ
ン15とが配置され、機械室13には圧縮機16と、図
示されてない四方弁および絞り手段と、圧縮機16、四
方弁、送風ファン15等の運転制御装置17が配置さ
れ、四方弁の切り換えにより冷房運転、暖房運転等が行
えるようになっており、送風ファン15は冷房運転、暖
房運転に関係なく一定の方向に回転するようになってい
る。なお、圧縮機16、四方弁、室外熱交換器14、絞
り手段、および図示されてない室内機側に設けられてい
る室内熱交換器等からなる冷凍サイクルには冷媒として
R22が封入されている。この冷媒R22は図4の
(A)に示すように、圧力に対する温度勾配が殆どない
ため、冷房運転時と暖房運転時とで室外熱交換器14に
流通する冷媒流が逆向きになり、冷房運転では冷媒流に
対向していた空気流が暖房運転では冷媒流に並行になっ
ても所望の熱交換性能が得られ、理想的な熱交換がなさ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
R22の代替冷媒として有力視されているR407Cは
図4の(B)に示すように、圧力に対する温度勾配があ
るため、冷房運転時と暖房運転時とで室外熱交換器内の
冷媒流が逆向きになる空気調和機では暖房運転において
R22を用いた場合と同等の熱交換性能を得られなくな
るという問題がある。したがって、本発明においては、
冷媒がR22からR407Cに代わっても所望の熱交換
性能が得られる空気調和機の室外機を提供することを目
的としている。
R22の代替冷媒として有力視されているR407Cは
図4の(B)に示すように、圧力に対する温度勾配があ
るため、冷房運転時と暖房運転時とで室外熱交換器内の
冷媒流が逆向きになる空気調和機では暖房運転において
R22を用いた場合と同等の熱交換性能を得られなくな
るという問題がある。したがって、本発明においては、
冷媒がR22からR407Cに代わっても所望の熱交換
性能が得られる空気調和機の室外機を提供することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、本体内部を仕切板に
より熱交換室と機械室とに区画し、前記熱交換室に少な
くとも二列構成の室外熱交換器と、同室外熱交換器によ
り熱交換された空気を外部に放出する送風ファンを設け
る一方、前記機械室に圧縮機、四方弁、絞り手段および
前記圧縮機、四方弁、送風ファン等の運転制御装置を設
け、かつ、冷媒としてR407Cを用い、冷房、暖房運
転時ともに、前記送風ファンによる空気流が前記室外熱
交換器を流通する冷媒流に対向するよう前記送風ファン
を運転するようにした。
決するためになされたものであり、本体内部を仕切板に
より熱交換室と機械室とに区画し、前記熱交換室に少な
くとも二列構成の室外熱交換器と、同室外熱交換器によ
り熱交換された空気を外部に放出する送風ファンを設け
る一方、前記機械室に圧縮機、四方弁、絞り手段および
前記圧縮機、四方弁、送風ファン等の運転制御装置を設
け、かつ、冷媒としてR407Cを用い、冷房、暖房運
転時ともに、前記送風ファンによる空気流が前記室外熱
交換器を流通する冷媒流に対向するよう前記送風ファン
を運転するようにした。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、冷房運転と暖房運転の切
換に伴って、二列構成の室外熱交換器を流通する冷媒流
が逆向きになると、その冷媒流に空気流が対向するよう
送風ファンが運転されるようになっているので熱交換率
が向上する。
換に伴って、二列構成の室外熱交換器を流通する冷媒流
が逆向きになると、その冷媒流に空気流が対向するよう
送風ファンが運転されるようになっているので熱交換率
が向上する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図2に基づ
いて説明する。図1は空気調和機の室外機の構成を簡単
に表したもので、1はベース、2は箱体、3はベース1
と箱体2とから成る本体内を熱交換室4と機械室5とに
区画している仕切板である。熱交換器室4には室外熱交
換器6と、送風ファン7とが配置され、機械室5には圧
縮機8と、図示されてない四方弁および絞り手段と、圧
縮器8、四方弁、送風ファン7等の運転制御装置9が配
置され、冷凍サイクルには冷媒R407Cが封入されて
いる。送風ファン(ファンモータ)7は運転制御装置9
により逆転させることができるようになっている。ま
た、室外熱交換器6は図2に示すような二列構成で、冷
房運転時の冷媒は(A)図に示すように内側の室外熱交
換器6aに流通させた後、外側の室外熱交換器6bに流
通させ、暖房運転時は(B)図に示すように逆方向に流
通させるようになっている。
いて説明する。図1は空気調和機の室外機の構成を簡単
に表したもので、1はベース、2は箱体、3はベース1
と箱体2とから成る本体内を熱交換室4と機械室5とに
区画している仕切板である。熱交換器室4には室外熱交
換器6と、送風ファン7とが配置され、機械室5には圧
縮機8と、図示されてない四方弁および絞り手段と、圧
縮器8、四方弁、送風ファン7等の運転制御装置9が配
置され、冷凍サイクルには冷媒R407Cが封入されて
いる。送風ファン(ファンモータ)7は運転制御装置9
により逆転させることができるようになっている。ま
た、室外熱交換器6は図2に示すような二列構成で、冷
房運転時の冷媒は(A)図に示すように内側の室外熱交
換器6aに流通させた後、外側の室外熱交換器6bに流
通させ、暖房運転時は(B)図に示すように逆方向に流
通させるようになっている。
【0007】ところで、本発明の特徴とするところは、
このような室外機において、冷房運転および暖房運転を
行う際、送風ファン7による空気流が室外熱交換器6を
流通する冷媒流に常に対向するよう送風ファン7を運転
するようにしたことである。つまり、冷房運転時は二列
に構成された内側の室外熱交換器に流通させた冷媒を外
側の室外熱交換器に流通させる一方、送風ファン7を正
転させて外気を外側の室外熱交換器から内側の熱交換器
に流通させ、暖房運転時は二列に構成された外側の室外
熱交換器に流通させた冷媒を内側の室外熱交換器に流通
させる一方、送風ファン7を逆転させて外気を内側の室
外熱交換器から外側の熱交換器に流通させることによ
り、冷媒R407Cの特性によって生じる暖房運転時の
室外熱交換器6の熱交換率の低下を無くすようにしたこ
とである。
このような室外機において、冷房運転および暖房運転を
行う際、送風ファン7による空気流が室外熱交換器6を
流通する冷媒流に常に対向するよう送風ファン7を運転
するようにしたことである。つまり、冷房運転時は二列
に構成された内側の室外熱交換器に流通させた冷媒を外
側の室外熱交換器に流通させる一方、送風ファン7を正
転させて外気を外側の室外熱交換器から内側の熱交換器
に流通させ、暖房運転時は二列に構成された外側の室外
熱交換器に流通させた冷媒を内側の室外熱交換器に流通
させる一方、送風ファン7を逆転させて外気を内側の室
外熱交換器から外側の熱交換器に流通させることによ
り、冷媒R407Cの特性によって生じる暖房運転時の
室外熱交換器6の熱交換率の低下を無くすようにしたこ
とである。
【0008】
【発明の効果】以上、説明したような室外機であるなら
ば、冷房運転時と暖房運転時とで、二列構成の室外熱交
換器を流通する冷媒流が逆向きになっても、その冷媒流
に空気流が対向するよう送風ファンが運転されることに
より、冷媒R407Cの特性によって生じる暖房運転時
の室外熱交換器の熱交換率の低下が抑えられ、R22使
用時に劣らない熱交換性能が得られる。
ば、冷房運転時と暖房運転時とで、二列構成の室外熱交
換器を流通する冷媒流が逆向きになっても、その冷媒流
に空気流が対向するよう送風ファンが運転されることに
より、冷媒R407Cの特性によって生じる暖房運転時
の室外熱交換器の熱交換率の低下が抑えられ、R22使
用時に劣らない熱交換性能が得られる。
【図1】本発明に係わる空気調和機の室外機の概略構成
図である。
図である。
【図2】本発明に係わる室外熱交換器の概略構成図であ
る。
る。
【図3】従来例を示す空気調和機の室外機の概略構成図
である。
である。
【図4】フロンR22,R407Cの圧力−エンタルピ
ー線図。
ー線図。
1 ベース 2 箱体 3 仕切板 4 熱交換室 5 機械室 6 室外熱交換器 7 送風ファン 8 圧縮機 9 運転制御装置
Claims (5)
- 【請求項1】 本体内部を仕切板により熱交換室と機械
室とに区画し、前記熱交換室に少なくとも二列構成の室
外熱交換器と、同室外熱交換器により熱交換された空気
を外部に放出する送風ファンを設ける一方、前記機械室
に圧縮機、四方弁、絞り手段および前記圧縮機、四方
弁、送風ファン等の運転制御装置を設け、かつ、冷媒と
してR407Cを用い、冷房、暖房運転時ともに、前記
送風ファンによる空気流が前記室外熱交換器を流通する
冷媒流に対向するよう前記送風ファンを運転するように
してなることを特徴とする空気調和機の室外機。 - 【請求項2】 前記送風ファンを冷房運転時に正転さ
せ、暖房運転時に逆転させるようにしてなる請求項1記
載の空気調和機の室外機。 - 【請求項3】 前記室外熱交換器をL字状に形成し、そ
の内側に前記送風ファンを配置してなる請求項1記載の
空気調和機の室外機。 - 【請求項4】 冷房運転時は二列構成の内側の室外熱交
換器に流通させた冷媒を外側の室外熱交換器に流通さ
せ、外気を外側の室外熱交換器から内側の熱交換器に流
通させるようにしてなる請求項1記載の空気調和機の室
外機。 - 【請求項5】 暖房運転時は二列構成の外側の室外熱交
換器に流通させた冷媒を内側の室外熱交換器に流通さ
せ、外気を内側の室外熱交換器から外側の熱交換器に流
通させるようにしてなる請求項1記載の空気調和機の室
外機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17224895A JPH0926163A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 空気調和機の室外機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17224895A JPH0926163A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 空気調和機の室外機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0926163A true JPH0926163A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=15938375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17224895A Pending JPH0926163A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 空気調和機の室外機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0926163A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012052795A (ja) * | 2011-10-31 | 2012-03-15 | Daikin Industries Ltd | 熱源ユニット |
-
1995
- 1995-07-07 JP JP17224895A patent/JPH0926163A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012052795A (ja) * | 2011-10-31 | 2012-03-15 | Daikin Industries Ltd | 熱源ユニット |
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