JPH09261573A - タイトル送出管理装置 - Google Patents

タイトル送出管理装置

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Publication number
JPH09261573A
JPH09261573A JP8071760A JP7176096A JPH09261573A JP H09261573 A JPH09261573 A JP H09261573A JP 8071760 A JP8071760 A JP 8071760A JP 7176096 A JP7176096 A JP 7176096A JP H09261573 A JPH09261573 A JP H09261573A
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JP
Japan
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transmission
title
request
time
video
Prior art date
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JP8071760A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yokota
博史 横田
Tsutomu Tanaka
田中  勉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のニアオンデマンド型ビデオサーバと比
較して、サービスタイトル数が同数で最大待ち時間が同
じ場合には、保有チャネル数を削減でき、サービスタイ
トル数及び保有チャネル数が同数の場合には、最大待ち
時間を短くすることができるタイトル送出管理装置を提
供すること。 【解決手段】 送出要求受付部151は、端末装置11
0から送出要求を受け付けると、受け付けた要求タイト
ルの識別子が送出待ち要求テーブルに書き込まれていな
い場合に限って、要求タイトルの識別子と受け付け時刻
に最大待ち時間を加えた時刻である送出開始時刻とを送
出待ち要求テーブルに書き込む。送出開始時刻管理部1
52は、送出開始時刻になったタイトル識別子のビデオ
の送出指示をビデオ送出部へ行う。送出要求受付部15
1は、送出開始時刻管理部152の指示によって、送出
指示済の要求タイトルの識別子と送出開始時刻を消去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザから送出要
求のあったタイトルの映像などの情報を、ユーザに対し
て提供するビデオサーバのタイトル送出管理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、サービス産業の発達により、その
サービスに付随して、ビデオの上映が行われている。例
えば、航空機内等における上映である。現在、航空機内
では、機内に設けられた数個の大型ディスプレイを使用
して、予め決められた上映時刻に、あるタイトル一つを
上映するといった上映サービスが行われている。また、
最近では、一部ファーストクラス等において、各座席に
設けられた小型のディスプレイを使用して、4チャネル
により4タイトルを予め決められた上映時刻に提供する
といったサービスも行われている。さらに、近い将来に
は、機内の全ての座席に小型のディスプレイを備え、乗
客(ユーザ)が、複数のタイトルから見たいタイトルを
選択して、上記したような上映時刻に縛られることな
く、見たいタイトルが見られるようなビデオサービスも
行われることが予想されている。
【0003】そして、上記した近い将来その実施が予想
されるビデオサービスは、ビデオオンデマンド(以下
「VOD」とも言う)システムで行うことができるが、
従来の方式としては、トゥルー(TRUE)VOD(以
下「TVOD」とも言う)方式とニア(NEAR)VO
D(以下「NVOD」とも言う)方式とに大きく分類す
ることができる。TVOD方式は、ユーザの要求がある
とそのユーザのディスプレイに要求のあったタイトルの
提供が即時に開始される(頭から見れる)ものであり、
NVODは所定時間待てば、見たいタイトルの提供を最
初から受けることができる(頭から見れる)ものであ
る。
【0004】上記した、二つの方式を検討するため、ビ
デオサービスの条件を次の様に設定する。ユーザ数は3
00人とする。これは、例えば大型の航空機であれば、
およそ座席数が500席あり、満席時でその内、一時に
ビデオ視聴する人数は、約300人と予想されているか
らである。また、一時に提供するタイトル数は、10個
とし、その平均上映時間は1タイトル当たり120分と
する。
【0005】先ず、TVODを採用した場合について説
明する。TVOD方式を採用すると、ユーザ一人が1チ
ャネルを占有することとなるので、上記の様な条件で
は、ユーザ数である300といった多くの伝送チャネル
数が必要となる関係上、勢いサーバ装置等が高価なもの
となる。したがって、このような条件下でTVODを採
用するのは、現実的ではないといったことがある。
【0006】次に、NVOD方式を採用した場合につい
て、図5を用いて説明する。図5では、タイトルA、タ
イトルB及びタイトルCをそれぞれ15分ずらしながら
放送している様子を示す。この、タイトルをずらしてい
る時間を位相時間と呼ぶ。タイトルAはチャネル1から
8までを、タイトルBはチャネル9から16までを、タ
イトルCはチャネル17から24までを、それぞれ使っ
て放映している。例えば、あるユーザが20時20分に
タイトルAを見ようとした場合、10分間待てば20時
30分から、チャネル3を選択することによってタイト
ルAを頭から見ることができる。見たいタイトルがNV
ODで放映されている場合、そのタイトルの位相時間が
15分であれば、最大15分間待つことで見たいタイト
ルを頭から見ることができる。
【0007】ここで、NVODに於ける、伝送チャネル
数Nca、平均タイトル放映時間Tt、位相時間Ts及
び提供タイトル数Ntの関係は次式で表される。 Nca=(Tt/Ts)×Nt いまここで、Ts=15分とし、上記した条件Nt=1
0(個)、Tt=120(分)、を当てはめると、必要
とする伝送チャネル数Ncaは、 Nca=(120/15)×10=80(チャネル) となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、提供される
タイトルは、全て同じ視聴率で見られていないといった
ことがある。即ち、各タイトル間ではその人気度に差が
あり、人気の高いタイトルには視聴者が集中し、視聴率
が高くなり、人気の低いタイトルは、視聴率が低いとい
ったことである。また、複数のタイトルがあった場合、
その人気度は指数関数的等の分布をしているという報告
もある(Winston Hodge et al:"TRUE VIDEO ON DEMAND
VS. NEAR VIDEO ON DEMAND, STATISTICAL MODELING, CO
ST, & PERFORMANCE TRADE-OFFS", 1994 NCTA TECHNICAL
PAPERS P157)。図5において、例えば、タイトルAの
人気が高く、タイトルBの人気が低いとすると、タイト
ルAは、ch−1〜8の全てが利用されて視聴される可
能性が高く、一方、タイトルBは、ch−9〜10の
内、幾つかのチャネルは、利用するものがいないといっ
た事態が起こり安い。即ち、従来のNVODによれば、
80chの内、無駄なチャネルが生じる場合がある。
【0009】また、航空機内では、各乗客の時間に対す
る行動パターンが似かよったものになる関係上、ビデオ
サービスの要求が、特定の時間帯に集中するといったこ
とがある。例えば、航空機内では、乗客全員に対し一斉
に機内食のサービスが行われるが、その後に、ビデオサ
ービスの要求が集中するといったことが考えられる。図
5において、20時少し前に、略全員の食事が終了した
とすると、例えば、タイトルBであれば、チャネルch
9〜11、タイトルCであれば、チャネルch17〜1
9の利用率が高く、その他のチャネル(ch12〜1
6、20〜24)は、利用されないといった事態が予想
される。この場合でも、従来のNVODによれば、80
chの内、無駄なチャネルが生じることとなる。
【0010】上記したような状況は、例えばホテルでの
ビデオサービスにおいても同様に生じることが考えられ
る。本発明は、上記した課題に鑑み、NVODと提供す
るタイトル数(10個)及び待ち時間(15分)が同じ
設定の場合には、NVODよりも少ないチャネル数(8
0チャネル未満)でサービスができ、一方、NVODと
提供するタイトル数(10個)及び保有チャネル数(8
0チャネル)が同じ設定の場合には、NVODよりも短
い待ち時間(15分未満)でサービスすることが可能な
オンデマンド型ビデオサーバのタイトル送出管理装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明に係るタイトル送出管理装置は、端末装置か
らの送出要求を受け付けると、受け付けた要求タイトル
の識別子が送出待ち要求テーブルに書き込まれていない
場合に限って、要求タイトルの識別子と受け付け時刻に
最大待ち時間を加えた時刻である送出開始時刻とを送出
待ち要求テーブルに書き込む送出要求受け付け手段と、
送出開始時刻になったタイトル識別子のビデオ情報の送
出指示をビデオ送出部へ行う送出開始時刻管理手段と、
送出指示の終了したタイトル識別子と送出時刻とを前記
送出待ち要求テーブルから消去する消去手段とを備え
る。
【0012】また、送出要求受け付け手段は、未使用チ
ャネルの残数の多少によって、受け付け時刻に加える前
記最大待ち時間の増減を行うこととすることもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発
明の一実施の形態に係るタイトル送出管理装置を備えた
ビデオオンデマンドシステムの概略構成を示すブロック
図である。本図に示すように、本システムは、複数の端
末装置110が伝送路120を介してビデオサーバ10
0に接続されており、ビデオサーバ100は、ビデオ送
出部130、放映予定送出部140及びタイトル送出管
理装置150を有している。
【0014】ビデオ送出部130は、タイトル送出管理
装置150の後述する送出開始時刻管理部152の送出
指示に従い、送出指示のあったタイトル番号(TID)
のビデオ情報を指示のあったチャネル番号のチャネルで
伝送路120へ送出し、送出中のタイトル番号とそのチ
ャネル番号を管理し、送出中のタイトル番号とそのチャ
ネル番号とからなるチャネルガイド情報と次述する放映
予定送出部140から送出される送出予定のタイトル番
号とそのチャネル番号及びその送出開始時刻からなる放
映予定情報とを伝送路120へ送出する。また、ビデオ
送出部130は、ビデオ送出用として、チャネル番号1
ch〜80chで識別される80個のチャネルを、チャ
ネルガイド情報と放映予定情報の送出用として、チャネ
ル番号0chで識別される1個のチャネルを有する。な
お、ビデオ送出部130には、従来のTVOD型のビデ
オサーバで使用されるビデオ送出部、即ち、送出指示が
あると、指示されたタイトルのビデオ情報を即座に送出
することができるビデオ送出部が用いられる。
【0015】放映予定送出部140は、後述する送出要
求受付部151の送出待ち要求テーブル200の格納内
容を、ビデオ送出部130へ送出する。タイトル送出管
理装置150は、送出要求受付部151、送出開始時刻
管理部152及び時計153を備える。送出要求受付部
151は、端末装置からの送出要求を受け付け、要求の
あったタイトルとその送出予定時刻及び送出チャネル番
号を管理し、図2に示す送出待ち要求テーブル200を
有する。送出待ち要求テーブル200は、図2(a)に
示すように、送出時刻格納領域201、タイトル番号格
納領域202及びチャネル番号格納領域203から構成
される。送出要求受付部151は、伝送路120を介し
て端末装置から送信されるユーザ番号(UID)と要求
タイトル番号(TID)とからなる送出要求信号を受け
取ると、ユーザ番号と要求タイトル番号とを分離し、要
求タイトル番号と同じ番号のタイトル番号が送出待ち要
求テーブル200に登録されているか否かを判断し、登
録されていれば何ら処理は行わず、登録されていなけれ
ば、ビデオ送出部130を参照し、空きチャネルを検索
し、検索した空きチャネルの番号をチャネル番号格納領
域203に、要求のあったタイトル番号をタイトル番号
格納領域202にそれぞれ書き込み、時計153を参照
して、受け付けた時刻よりも15分(最大待ち時間)進
んだ時刻を送出時刻格納領域201に書き込む。また、
送出要求受付部151は、送出開始時刻管理部152か
ら消去指示があると、消去指示されたタイトル番号と対
応する送出時刻及びチャネル番号を要求テーブル200
から消去する。例えば、送出待ち要求テーブル200に
何も登録されていない時に、図3に示すように、20時
0分にユーザ1(UID:1)からタイトル8(TI
D:8)の送出要求があったとすると、送出要求受付部
151は、ビデオ送出部130を検索する。その結果、
空きチャネル番号1を得たとすると、その番号をチャネ
ル番号格納領域203に、タイトル番号8をタイトル番
号格納領域202に夫々書き込み、時計153を参照し
て得た送出受け付け時刻20時0分よりも最大待ち時間
15分進んだ時刻である20時15分を送出時刻格納領
域201に書き込む。その結果を、図2(b)に示す。
また、例えば、20時3分に、UID:2の端末装置か
らタイトル5(TID:5)の送出要求があったとし、
そのときの空きチャネルが2だったとすると、前記した
のと同様に、受け付けた時刻よりも15分(最大待ち時
間)進んだ時刻(送出時刻)、タイトル番号、チャネル
番号を送出待ち要求テーブル200に格納する。その結
果を図2(c)に示す。続いて、20時6分に、UI
D:3、UID:4の端末装置からそれぞれタイトル8
(TID:8)の送出要求があったとすると、送出要求
受付部151は、送出待ち要求テーブル200を参照す
るが、すでに、タイトル8は格納されているので(図2
(c))、何ら処理は行わない。なお、図3は、一例と
して、端末装置からの送出要求と要求のあったタイトル
のビデオ送出とのタイミングを示した図であり、時間軸
301の上側には、要求のあった時間に対応した位置
に、その端末装置のユーザ番号(UID)と要求タイト
ル番号(TID)とが記入されており、時間軸301の
下側には、要求のあったタイトルの送出のタイミングが
記入されている。また、図2には、最下部に記入した矢
印で示される時間帯における送出待ち要求テーブル20
0の格納状態が、その時間帯毎に付したアルファベット
記号で対応付けて示されている。
【0016】送出開始時刻管理部152は、時計153
から時刻情報を得、送出要求受付部151の送出待ち要
求テーブル200を参照して、送出開始時刻になったタ
イトル番号とそのチャネル番号とを含む送出指示をビデ
オ送出部130に出力し、ビデオ送出部130に出力し
たタイトル番号と対応する送出時刻・チャネル番号との
消去指示を送出要求受付部151に出力する。例えば、
時間が経過して、20時15分になったとする。このと
きの送出待ち要求テーブル200は、図2(D)に示す
状態になっているので、送出開始時刻管理部152は、
送出時刻が20時15分であるタイトル番号8をch2
のチャネルで送出するようビデオ送出部130へ指示す
ると共に、タイトル番号8とそのチャネル番号及び送出
時刻を送出待ち要求テーブル200から消去するよう送
出要求受付部151へ指示をする。指示をうけた送出要
求受付部151は、それらを消去する。以上の処理の終
了した時点での送出待ち要求テーブル200の格納状態
を図2(e)に示す。
【0017】次に、タイトル送出管理装置の動作を、図
4に示すフローチャートに従って説明する。先ず、送出
要求受付部151は、端末装置からユーザ番号(UI
D)と要求タイトル番号(TID)とからなる送出要求
を受け取ると(ステップS402)、ユーザ番号と要求
タイトル番号とを分離し、要求タイトル番号が送出待ち
要求テーブル200にあるか否かを判断し(ステップS
404)、無ければ、ステップS406〜410の処理
を行い、あれば、ステップS412にスキップする。な
かった場合、送出待ち要求テーブル200に、ビデオ送
出部130を参照して得た空きチャネル番号を書き込み
(ステップS406)、要求タイトル番号を書き込み
(ステップS408)、受付時刻の15分後の時刻を送
出時刻として書き込む(ステップS410)。
【0018】続いて、ステップS412において、送出
開始時刻管理部152は、送出待ち要求テーブル200
を参照して、送出開始時刻になっているタイトルがある
か否かを判断し(ステップS412)、無ければ、スキ
ップしてステップS402以降の処理が行われ、あれ
ば、ステップS414〜416の処理を行を行った後、
ステップS402以降の処理に移る。あった場合、送出
開始時刻になったタイトル番号とそのチャネル番号とを
含む送出指示をビデオ送出部130に出力し(ステップ
S414)、ビデオ送出部130に出力したタイトル番
号と対応する送出時刻・チャネル番号との消去指示を送
出要求受付部151に出力する(ステップS416)。
消去指示をうけた送出要求受付部151は、それらを送
出待ち要求テーブル200から消去する(ステップS4
18)。
【0019】次に、位相時間が15分であるNVOD型
のビデオサーバと最大待ち時間が15分に設定されてい
る本実施の形態とを比較する。比較に際し、「従来の技
術」・「発明が解決しようとする課題」のところで例示
した、航空機内での使用を想定する。例えば、機内食の
サービスが行われ、20時少し前に、略全員の食事が終
了したとすると、その後の数十分間に送出要求が集中す
ることが予想される。あるタイトルを見ようとする乗客
(ユーザ)のほとんどが、例えば1時間以内に送出要求
したとすると、本実施の形態によれば、そのタイトルに
要するチャネル数は、最高で4個である。1時間経過後
も送出要求があったとしても、その要求は、まばらにな
ることが予想され、その送出間隔は、最大待ち時間の1
5分以上となるのである。したがって、食事後最初に送
出が開始されたタイトルの放映が終了するまでに、その
タイトルの送出のため使用されるチャネル数は、8個未
満となる可能性が高いのである。一方、従来のNVOD
型のビデオサーバの場合は、要求の有無とは関係なく
(最も要求を受け付ける構成にはなっていないが)、1
5分おきにタイトルのサービスを開始する為、一つのタ
イトルに対して、必ず8個のチャネルが必要になるので
ある。したがって、本実施の形態によれば、チャネル数
を従来のNVOD型のビデオサーバよりも少なくするこ
とが可能となるのである。
【0020】また、既述したように、各タイトル間で
は、その人気度に差があり、そういった、環境を考慮す
ると、各タイトル間で、割り当てるチャネル数を増減さ
せることが可能である。したがって、本実施の形態によ
れば、あまり人気のないタイトルを考慮して、全体のチ
ャネル数を少なくすることが可能となる。これに対し、
従来のNVOD型のビデオサーバでは、人気のないタイ
トルに割り当てるチャネル数を削減することによって、
全体のチャネル数を削減することができるものの、その
場合、そのタイトルに対する位相時間を長くすることと
なる関係上、そのタイトルに対する平均待ち時間を大き
くすることとなり、サービスの低下につながる。
【0021】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、提供するタイトル数が同数の場合、従来のNVOD
型のビデオサーバよりも、保有するチャネル数を削減す
る(80個未満とする)ことができる。一方、保有する
チャネル数を従来のNVOD型のビデオサーバと同数の
ままとすると、削減可能なチャネル数分の余裕が生じる
ので、最大待ち時間の設定を短く(15分未満)するこ
とが可能となる。この場合、タイトルの人気度に応じ
て、最大待ち時間に長短の差を付けてもよい。即ち、人
気度の高いタイトルの最大待ち時間を、人気度の低いタ
イトルの最大待ち時間よりも短くしてもよい。
【0022】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
したが、本発明は上記実施の形態に限定されないのは勿
論である。即ち、以下のような構成にしてもよい。 (1)空きチャネル数の多少に応じて、最大待ち時間を
動的に変化させてもよい。つまり、送出要求受付部が送
出待ち要求テーブル200に送出時刻を書き込む際、そ
の時刻における空きチャネルの数をチェックする。空き
チャネルが無くなると、サービスできない。そこで、こ
れを避けるために、残りチャネル数が少ない場合には、
最大待ち時間を変更して対処を行う。最大待ち時間が長
ければ長いほど、必要とする伝送チャネル数を減らせる
ことができる。そこで、空きチャネル数が少なくなった
場合には、待ち時間を長くすることによって対応でき
る。なお、空きチャネル数と送出時刻を決定する際の最
大待ち時間との関係は、予め設定しておく。 (2)本実施の形態では、送出待ち要求テーブル200
に書き込まれている送出時刻がくると対応するタイトル
のビデオ情報の送出を開始した。しかしながら、あるタ
イトルに送出要求が集中している場合(多くのユーザが
リクエストしている場合)、そのユーザに、一律に最大
待ち時間が経過するまで、送出開始を待たせるのは適当
でない。そこで、送出要求が集中しているタイトルにつ
いては、送出時刻の経過前であっても、送出を開始させ
ることとしてもよい。そのためには、送出待ち要求テー
ブル200に、リクエストユーザ数のカウンターとなる
リクエストユーザ数格納領域を新たに設け、送出要求受
付部151は、同じタイトルに別のユーザから送出要求
があった場合には、その都度、リクエストユーザ数格納
領域のユーザ数をカウントアップさせる。そして、送出
開始時刻管理部152は、送出待ち要求テーブル200
の送出時刻格納領域とリクエストユーザ数格納領域の両
方を参照して、送出時刻になるか、送出時刻前であって
もリクエストユーザ数が所定の人数に達したタイトルの
送出をビデオ送出部130に指示するようにする。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るタイ
トル送出管理装置は、複数の端末装置と伝送路で接続さ
れ、ビデオ送出部から、要求のあったタイトルのビデオ
情報を前記伝送路にチャネルを設定して送出するビデオ
サーバのタイトル送出管理装置であって、タイトル識別
子と送出開始時刻とが対応付けて書き込まれる送出待ち
要求テーブルと、前記端末装置から送出要求を受け付
け、受け付けた要求タイトルの識別子が前記送出待ち要
求テーブルに書き込まれていない場合に限って、要求タ
イトルの識別子と受け付け時刻に最大待ち時間を加えた
時刻である送出開始時刻とを送出待ち要求テーブルに書
き込む送出要求受け付け手段と、前記送出待ち要求テー
ブルを参照し、前記ビデオ送出部へ、送出開始時刻にな
ったタイトル識別子のビデオ情報の送出指示を行う送出
開始時刻管理手段と、前記送出指示の終了したタイトル
識別子と送出時刻とを前記送出待ち要求テーブルから消
去する消去手段とを備えたものである。これによって、
端末装置から送出要求を受け付けると、受け付けた要求
タイトルの識別子が前記送出待ち要求テーブルに書き込
まれていない場合に限って、要求タイトルの識別子と受
け付け時刻に最大待ち時間を加えた時刻である送出開始
時刻とを送出待ち要求テーブルに書き込み、ビデオ送出
部へ、送出開始時刻になったタイトル識別子のビデオの
送出指示が行われるので、送出要求が無ければ、送出が
行われず、最大待ち時間中に送出要求をしたユーザは、
最大待ち時間経過時点から要求タイトルをみることが出
来る関係上、従来のNVOD型のように無駄なチャネル
が発生することがなく、したがって、提供するタイトル
数が同数で最大待ち時間(位相時間)が同時間の場合、
従来のNVOD型のビデオサーバよりも、保有するチャ
ネル数を削減することができる。一方、保有するチャネ
ル数を従来のNVOD型のビデオサーバと同数のままと
すると、削減可能なチャネル数分の余裕が生じるので、
最大待ち時間の設定を短く(位相時間以下)することが
可能となる。
【0024】また、送出要求受け付け手段は、未使用チ
ャネルの残数の多少によって、受け付け時刻に加える前
記最大待ち時間の増減を行うこととしているので、未使
用チャネルの残数が少なくなってきたときに、最大待ち
時間を長くさせることにより、未使用チャネルが無くな
るといった事態が可能な限り避けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るタイトル送出管理
装置を備えたビデオオンデマンドシステムの概略構成を
示すブロック図である。
【図2】上記実施の形態における、送出要求待ちテーブ
ルの格納状態の一例を示す図である。
【図3】上記実施の形態における、タイトル送出要求と
要求されたタイトルの送出のタイミングの一例を示す図
である。
【図4】上記実施の形態における、タイトル送出管理装
置の動作を示すフローチャートである。
【図5】従来技術に係るNVOD型ビデオサーバを説明
するための図である。
【符号の説明】
100 ビデオサーバ 130 ビデオ送出部 150 タイトル送出管理装置 151 送出要求受付部 152 送出開始時刻管理部 153 時計 200 送出要求待ちテーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末装置と伝送路で接続され、ビ
    デオ送出部から、要求のあったタイトルのビデオ情報を
    前記伝送路にチャネルを設定して送出するビデオサーバ
    のタイトル送出管理装置であって、 タイトル識別子と送出開始時刻とが対応付けて書き込ま
    れる送出待ち要求テーブルと、 前記端末装置から送出要求を受け付け、受け付けた要求
    タイトルの識別子が前記送出待ち要求テーブルに書き込
    まれていない場合に限って、要求タイトルの識別子と受
    け付け時刻に最大待ち時間を加えた時刻である送出開始
    時刻とを送出待ち要求テーブルに書き込む送出要求受け
    付け手段と、 前記送出待ち要求テーブルを参照し、前記ビデオ送出部
    へ、送出開始時刻になったタイトル識別子のビデオ情報
    の送出指示を行う送出開始時刻管理手段と、 前記送出指示の終了したタイトル識別子と送出時刻とを
    前記送出待ち要求テーブルから消去する消去手段と、 を備えたことを特徴とするタイトル送出管理装置。
  2. 【請求項2】 前記送出要求受け付け手段は、未使用チ
    ャネルの残数の多少によって、受け付け時刻に加える前
    記最大待ち時間の増減を行うことを特徴とする請求項1
    記載のタイトル送出管理装置。
JP8071760A 1996-03-27 1996-03-27 タイトル送出管理装置 Pending JPH09261573A (ja)

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JP8071760A JPH09261573A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 タイトル送出管理装置

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JP8071760A JPH09261573A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 タイトル送出管理装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009177423A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Fujitsu Ltd 映像放送プログラム、映像放送方法、映像放送装置および映像放送システム
JP2010516125A (ja) * 2007-01-11 2010-05-13 トムソン ライセンシング コンテンツ通信のためのシステム及び方法

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