JPH09261109A - 無線受信回路 - Google Patents

無線受信回路

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JPH09261109A
JPH09261109A JP8061391A JP6139196A JPH09261109A JP H09261109 A JPH09261109 A JP H09261109A JP 8061391 A JP8061391 A JP 8061391A JP 6139196 A JP6139196 A JP 6139196A JP H09261109 A JPH09261109 A JP H09261109A
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JP
Japan
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reception
signal
mode
switch
transmission
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JP8061391A
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English (en)
Inventor
Yoshito Miyazaki
良人 宮崎
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、いかなる動作モードにおいてもバ
ンドパスフィルタの入出力端のインピーダンス値を一定
にして、バンドパスフィルタの通過特性を一定に保ち、
イメージ周波数等の妨害波除去をいかなる動作モードに
おいても安定して行う無線受信回路を提供することであ
る。 【解決手段】 無線送受信装置1の送受信増幅部30で
は、減衰受信モード及び通常受信モードにおいては、ス
イッチ(SWB)8がONされて抵抗RL =50Ωがハ
イパワーアンプ(HPA)6の出力端に接続され、送信
モードにおいてはスイッチ(SWB)8がOFFされて
抵抗RL =50Ωがハイパワーアンプ(HPA)6の出
力端から切り離される。したがって、ハイパワーアンプ
(HPA)6の出力インピーダンスは、減衰受信モード
時及び通常受信モード時は停止(OFF)状態である
が、抵抗RL =50Ωが出力端に接続されるため50Ω
となり、送信モード時は起動(ON)状態であるため5
0Ωとなり、バンドパスフィルタ(BPF)3の入出力
負荷状態を50Ω一定にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
に用いる通信端末機に適用される無線受信回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の無線通信システムに用いる通信端
末機に適用される無線送受信装置においては、アンテナ
により受信される受信信号の信号レベルが大きい場合
に、所定の信号レベルに減衰する処理を行って、受信信
号が歪まないようにする減衰方法が用いられている。
【0003】この従来の減衰方法の1つとして図14に
示すように、アンテナANTからバンドパスフィルタB
PF1に入力される受信信号の信号レベルが大きい場合
に、TDD(Time Division Duplex)方式に使用される
アンテナスイッチANTSWを送信側(TX)に切り換
え、アンテナスイッチANTSWのアイソレーション特
性を利用して受信信号の減衰を行っているものがある。
【0004】すなわち、図14の送受信回路において、
信号レベルが大きい受信信号を減衰させて受信する減衰
受信モードの場合、アンテナスイッチANTSWが図中
のアンテナスイッチ切換信号TR1(H)により送信側
(TX)に接続され、スイッチSW1がスイッチ切換信
号TR2(L)により受信側(RX)に接続される。こ
の接続状態において、アンテナANT−ローノイズアン
プLNA間のアイソレーション特性が−20dBであ
り、この接続状態で受信を行うと、アンテナANTから
入力された受信信号がバンドパスフィルタBPF1を介
してアンテナスイッチANTSWで20dB減衰されて
ローノイズアンプLNAに出力される。この時、ローノ
イズアンプLNAは、図中のローノイズアンプ起動信号
LNAPWR(H)により起動され、減衰された受信信
号が所定増幅率で増幅され、その増幅信号がスイッチS
W1を介してバンドパスフィルタBPF2に出力され
る。
【0005】また、図14の送受信回路において、通常
レベルの受信信号を減衰させずに受信する通常受信モー
ドの場合は、図15に示すように、アンテナスイッチA
NTSWが図中のアンテナスイッチ切換信号TR1
(L)により受信側(RX)に接続され、スイッチSW
1がスイッチ切換信号TR2(L)により受信側(R
X)に接続される。この接続状態で受信を行うと、アン
テナANTから入力された受信信号がバンドパスフィル
タBPF1を介してアンテナスイッチANTSWで減衰
されずにローノイズアンプLNAに出力される。この
時、ローノイズアンプLNAは、図中のローノイズアン
プ起動信号LNAPWR(H)により起動され、入力さ
れた受信信号が所定増幅率で増幅され、その増幅信号が
スイッチSW1を介してバンドパスフィルタBPF2に
出力される。
【0006】また、図14の送受信回路において、送信
信号を送信する送信モードの場合は、図16に示すよう
に、アンテナスイッチANTSWが図中のアンテナスイ
ッチ切換信号TR1(H)により送信側(TX)に接続
され、スイッチSW1がスイッチ切換信号TR2(H)
により送信側(TX)に接続される。この接続状態で送
信を行うと、外部の図示しない送信回路から入力される
送信信号が、バンドパスフィルタBPF2及びスイッチ
SW1を介してハイパワーアンプHPAに出力される。
この時、ハイパワーアンプHPAは、図中のハイパワー
アンプ起動信号HPAPWR(H)により起動され、入
力された送信信号が所定増幅率で増幅され、その増幅信
号がアンテナスイッチANTSW及びバンドパスフィル
タBPF1を介してアンテナANTから送信される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上記従来の減衰方法を用いた送受信回路にあって
は、アンテナスイッチANTSWのアイソレーション特
性を利用して受信信号の減衰を行っていたため、上記減
衰受信モードと通常受信モードでは、バンドパスフィル
タBPF1の入出力端に接続されるインピーダンス値が
変化して以下に述べる問題が発生していた。
【0008】すなわち、表1に示すように、減衰受信モ
ードでは、BPF1の出力負荷(受信モード時)/入力
負荷(送信モード時)が“高インピーダンス”となり、
通常受信モードでは、BPF1の出力負荷(受信モード
時)/入力負荷(送信モード時)が“50Ω”となり、
減衰受信モードと通常受信モードとで、バンドパスフィ
ルタBPF1の入出力端に接続されるインピーダンス値
が変化して、バンドパスフィルタBPF1の通過特性を
目的の特性一定に保つことができなくなる。
【0009】
【表1】
【0010】つまり、通常受信モード時の入出力インピ
ーダンス50Ωに合わせて設計されたバンドパスフィル
タBPF1が、入出力インピーダンスの変化によって、
その通過特性が変化してしまい、バンドパスフィルタと
しての通過特性が変化してしまうため、バンドパスフィ
ルタBPF1で除去するように設計されていた図14の
バンドパスフィルタBPF2の後段に接続される図示し
ないファーストミキサで処理されるイメージ周波数等の
妨害波成分の除去ができなくなってしまうという問題が
発生していた。
【0011】本発明の課題は、いかなる動作モードにお
いてもバンドパスフィルタの入出力端のインピーダンス
値を一定にして、バンドパスフィルタの通過特性を一定
に保ち、イメージ周波数等の妨害波除去をいかなる動作
モードにおいても安定して行う無線受信回路を提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の無
線受信回路は、所定周波数帯の信号を通過させるバンド
パスフィルタと、このバンドパスフィルタから受信信号
を増幅する受信増幅器と、所定タイミングで該バンドパ
スフィルタを該受信増幅器に接続するスイッチを有し、
受信時にこのスイッチを前記受信増幅器と切り離すこと
により当該スイッチのアイソレーションにより受信信号
を減衰させる無線受信回路において、受信時に前記スイ
ッチを送信側に接続しているとき前記バンドパスフィル
タの整合を取るインピーダンスを接続することを特徴と
している。
【0013】この請求項1記載の発明の無線受信回路に
よれば、所定周波数帯の信号を通過させるバンドパスフ
ィルタと、このバンドパスフィルタから受信信号を増幅
する受信増幅器と、所定タイミングで該バンドパスフィ
ルタを該受信増幅器に接続するスイッチを有し、受信時
にこのスイッチを前記受信増幅器と切り離すことにより
当該スイッチのアイソレーションにより受信信号を減衰
させる無線受信回路において、受信時に前記スイッチを
送信側に接続しているとき前記バンドパスフィルタの整
合を取るインピーダンスを接続する。
【0014】したがって、受信増幅器の出力インピーダ
ンスを受信モード及び送信モードで一定にすることがで
き、受信モード及び送信モードでバンドパスフィルタの
入出力負荷状態を一定にすることができ、その通過特性
を一定にすることができ、イメージ周波数等の妨害波成
分の除去を常に安定して行うことができる。
【0015】請求項2記載の発明の無線受信回路は、所
定周波数帯域の受信信号を通過させる第バンドパスフィ
ルタと、この第1バンドパスフィルタからの受信信号を
増幅する受信増幅器と、この受信増幅器により増幅され
た所定周波数帯域の受信信号を通過させる第2バンドパ
スフィルタと、を有し、前記受信増幅器の動作をオフす
ることにより当該受信増幅器のアイソレーションにより
受信信号を減衰させる無線受信回路において、前記受信
機の動作をオフするとき、前記第1及び第2バンドパス
フィルタの整合を取るインピーダンスをそれぞれ接続す
ることを特徴としている。
【0016】この請求項2記載の発明の無線受信回路に
よれば、所定周波数帯域の受信信号を通過させる第バン
ドパスフィルタと、この第1バンドパスフィルタからの
受信信号を増幅する受信増幅器と、この受信増幅器によ
り増幅された所定周波数帯域の受信信号を通過させる第
2バンドパスフィルタと、を有し、前記受信増幅器の動
作をオフすることにより当該受信増幅器のアイソレーシ
ョンにより受信信号を減衰させる無線受信回路におい
て、前記受信機の動作をオフするとき、前記第1及び第
2バンドパスフィルタの整合を取るインピーダンスをそ
れぞれ接続する。
【0017】したがって、受信増幅器の出力インピーダ
ンスを受信モード及び送信モードで一定にすることがで
き、受信モード及び送信モードで第1及び第2バンドパ
スフィルタの入出力負荷状態を一定にすることができ、
その通過特性を一定にすることができ、イメージ周波数
等の妨害波成分の除去を常に安定して行うことができ
る。
【0018】請求項3記載の発明の無線受信回路は、所
定周波数帯の受信信号を通過させる第1バンドパスフィ
ルタと、この第1バンドパスフィルタからの受信信号を
増幅する受信増幅器と、該第1バンドパスフィルタを該
受信増幅器に接続するスイッチと、前記受信増幅器によ
り増幅された所定周波数帯の受信信号を通過させる第2
バンドパスフィルタと、を有し、受信時に前記スイッチ
を前記受信増幅器と切り離して当該スイッチのアイソレ
ーションにより受信信号を第1のレベルに減衰させ、前
記受信増幅器の動作をオフして当該受信増幅器のアイソ
レーションにより受信信号を第2のレベルに減衰させる
無線受信回路において、前記第1の減衰時に前記第1バ
ンドパスフィルタの整合を取るために所定インピーダン
スを接続し、前記第2の減衰時に前記第1及び第2のバ
ンドパスフィルタの整合を取るインピーダンスをそれぞ
れ接続することを特徴としている。
【0019】この請求項3記載の発明の無線受信回路に
よれば、所定周波数帯の受信信号を通過させる第1バン
ドパスフィルタと、この第1バンドパスフィルタからの
受信信号を増幅する受信増幅器と、該第1バンドパスフ
ィルタを該受信増幅器に接続するスイッチと、前記受信
増幅器により増幅された所定周波数帯の受信信号を通過
させる第2バンドパスフィルタと、を有し、受信時に前
記スイッチを前記受信増幅器と切り離して当該スイッチ
のアイソレーションにより受信信号を第1のレベルに減
衰させ、前記受信増幅器の動作をオフして当該受信増幅
器のアイソレーションにより受信信号を第2のレベルに
減衰させる無線受信回路において、前記第1の減衰時に
前記第1バンドパスフィルタの整合を取るために所定イ
ンピーダンスを接続し、前記第2の減衰時に前記第1及
び第2のバンドパスフィルタの整合を取るインピーダン
スをそれぞれ接続する。
【0020】したがって、受信増幅器の入出力インピー
ダンスを受信モード及び送信モードで一定にすることが
でき、受信モード及び送信モードで第1バンドパスフィ
ルタ及び第2バンドパスフィルタの入出力負荷状態を一
定にすることができ、その通過特性を一定にすることが
でき、イメージ周波数等の妨害波成分の除去を常に安定
して行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0022】(第1の実施の形態)図1〜図6は、本発
明の無線受信回路を適用した無線送受信装置の第1の実
施の形態を示す図である。
【0023】まず、構成を説明する。
【0024】図1は、本第1の実施の形態の無線送受信
装置1の要部回路のブロック構成を示す図である。
【0025】この図1において、無線送受信装置1は、
アンテナ2、バンドパスフィルタ3、アンテナスイッチ
4、ローノイズアンプ5、ハイパワーアンプ6、スイッ
チ7、8、バンドパスフィルタ9、スイッチ10と、第
1ミキサ11、第1IFアンプ12、バンドパスフィル
タ13、第2ミキサ14、第2IFアンプ15、バンド
パスフィルタ16及び直交復調器17により構成された
受信回路部と、局部発振器18と、直交変調器19、バ
ンドパスフィルタ20及びミキサ21により構成された
送信回路部と、電圧制御発振器22、23、デュアルP
LLIC24及びバッファアンプ25、26により構成
されている。
【0026】また、この図1において、アンテナスイッ
チ4、ローノイズアンプ5、ハイパワーアンプ6及びス
イッチ7、8は、送受信増幅部30を構成し、受信モー
ド時には、バンドパスフィルタ3から入力される受信信
号を減衰及び増幅するとともに、抵抗RL をハイパワー
アンプ6の出力端に接続して出力インピーダンスを設定
する機能を有し、送信モード時には、バンドパスフィル
タ9から入力される送信信号を増幅する機能を有する。
【0027】この送受信増幅部30の詳細回路構成を図
2に示す。
【0028】図2において、バンドパスフィルタ(BP
F)3は、アンテナ2で受信した搬送波周波数帯信号か
ら受信妨害波を除去するとともに、変調信号からスプリ
アス成分を除去する周波数特性を有し、受信モード時に
は、アンテナ2により受信した無線信号から受信妨害波
を除去して、搬送波周波数帯信号を抽出してアンテナス
イッチ4を介してローノイズアンプ5に出力し、送信モ
ード時には、ハイパワーアンプ6からアンテナスイッチ
4を介して入力される送信周波数帯信号からスプリアス
成分を除去して所定の搬送周波数帯の無線信号としてア
ンテナ2から送信する。
【0029】図2において、アンテナスイッチ4は、図
外の図示しない通信制御部から入力されるアンテナスイ
ッチ切換信号TR1により、受信モード及び送信モード
に応じて切り換えられる。このアンテナスイッチ4は、
通常受信モードの場合は、ローノイズアンプ5側に接続
され、アンテナ2からバンドパスフィルタ3を介して入
力される受信信号の信号レベルを減衰させる減衰受信モ
ードの場合は、ハイパワーアンプ6側に接続され、送信
モードの場合は、ハイパワーアンプ6側に接続される。
【0030】図2において、ローノイズアンプ(LN
A)5は、図外の図示しない通信制御部から入力される
ローノイズアンプ起動信号LNAPWRにより受信モー
ド時に起動(ON)され、バンドパスフィルタ3からア
ンテナスイッチ4を介して入力される搬送波周波数帯信
号を所定の増幅率で増幅してスイッチ7を介してバンド
パスフィルタ9に出力する。
【0031】図2において、ハイパワーアンプ(HP
A)6は、図外の図示しない通信制御部から入力される
ハイパワーアンプ起動信号HPAPWRにより減衰受信
モード及び通常送信モード時に起動(ON)され、バン
ドパスフィルタ9からスイッチ7を介して入力される送
信周波数帯信号を所定の増幅率で増幅してアンテナスイ
ッチ4を介してバンドパスフィルタ3に出力する。ま
た、ハイパワーアンプ(HPA)6は、送信モード時の
起動(ON)時には出力インピーダンスが50Ωで動作
し、受信モード時の停止(OFF)時には出力インピー
ダンスはON時に比較して高インピーダンスとなる。
【0032】図2において、スイッチ(SWA)7は、
図外の図示しない通信制御部から入力されるスイッチ切
換信号TR2により、受信モード及び送信モードに応じ
て切り換えられ、受信モードの場合はローノイズアンプ
5側に接続され、送信モードの場合はハイパワーアンプ
6側に接続される。
【0033】図2において、スイッチ(SWB)8は、
図外の図示しない通信制御部からインバータINV1を
介して入力されるハイパワーアンプ起動信号HPAPW
Rにより、受信モード及び送信モードに応じてON/O
FF制御され、減衰受信モード時及び通常受信モード時
にONされて、抵抗RL (50Ω)をハイパワーアンプ
6の出力端に接続し、送信モード時にはOFFされて、
抵抗RL (50Ω)をハイパワーアンプ6の出力端から
切り離す。
【0034】図2において、バンドパスフィルタ(BP
F)9は、受信モード時にローノイズアンプ5からスイ
ッチ7を介して入力される増幅された搬送波周波数帯信
号から搬送波周波数帯近傍の周波数帯信号を抽出して図
1のスイッチ10を介して第1ミキサ11に出力する。
また、バンドパスフィルタ(BPF)9は、送信モード
時に、ミキサ21からスイッチ10を介して入力される
送信周波数信号から送信周波数帯近傍の送信周波数帯信
号を抽出し、スイッチ7を介してハイパワーアンプ6に
出力する。
【0035】再び、図1に戻って、スイッチ(SWC)
10は、受信モード時には、バンドパスフィルタ9の出
力段を受信回路部側に接続し、送信モード時には、バン
ドパスフィルタ9の出力段を送信回路部側に接続する。
【0036】第1ミキサ(第1MIX)11は、バンド
パスフィルタ9からスイッチ10を介して入力される周
波数帯信号を、バッファアンプ25を介して電圧制御発
振器22から入力される受信用第1ローカル信号により
第1中間周波数信号を生成して第1IFアンプ(第1I
FAMP)12に出力する。
【0037】第1IFアンプ12は、第1ミキサ11か
ら入力される第1中間周波数信号を所定の増幅率で増幅
してバンドパスフィルタ13に出力する。
【0038】バンドパスフィルタ(BPF)13は、第
1IFアンプ12から入力される増幅された第1中間周
波数信号から第1中間周波数帯信号を抽出して第2ミキ
サ14に出力する。
【0039】第2ミキサ(第2MIX)14は、バンド
パスフィルタ13から入力される第1中間周波数帯信号
に対して、局部発振器18から入力される受信用第2ロ
ーカル信号によりベースバンド信号に周波数変換して第
2IFアンプ15に出力する。
【0040】第2IFアンプ(第2IFAMP)15
は、第2ミキサ14から入力されるベースバンド信号を
所定の増幅率で増幅してバンドパスフィルタ16に出力
する。
【0041】バンドパスフィルタ(BPF)16は、第
2IFアンプ15から入力される増幅されたベースバン
ド信号から不要周波数帯の信号を除去して直交復調器1
7に出力する。
【0042】直交復調器17は、バンドパスフィルタ1
6から入力されるベースバンド信号をベースバンド帯域
のベースバンド信号I,Qに変換して図外の図示しない
ベースバンド処理回路部に出力する。
【0043】直交変調器19は、図外の図示しないベー
スバンド処理回路部から入力されるベースバンド信号
I,Qを変調して変調信号をバンドパスフィルタ20に
出力する。
【0044】バンドパスフィルタ(BPF)20は、直
交変調器19から入力される変調信号からノイズ成分を
除去してミキサ21に出力する。
【0045】ミキサ(MIX)21は、バンドパスフィ
ルタ20から入力される変調信号を、バッファアンプ2
6を介して電圧制御発振器23から入力される送信用ロ
ーカル信号により送信周波数信号を生成してスイッチ1
0を介してバンドパスフィルタ9に出力する。
【0046】電圧制御発振器(VCO)22は、デュア
ルPLLIC24から入力される基準発振信号の電圧変
化に基づいて受信回路部の第1ミキサ11に供給する受
信用第1ローカル信号を生成してバッファアンプ25に
出力する。
【0047】電圧制御発振器(VCO)23は、デュア
ルPLLIC24から入力される基準発振信号の電圧変
化に基づいて送信回路部のミキサ21に供給する送信用
ローカル信号をバッファアンプ26に出力する。
【0048】デュアルPLLIC24は、図外の図示し
ない通信制御部から入力される基準発振信号の位相を電
圧制御発振器22と電圧制御発振器23の各出力段から
フィードバックされる出力信号により固定するように制
御して電圧制御発振器22と電圧制御発振器23に出力
する。
【0049】バッファアンプ(バッファAMP)25
は、電圧制御発振器22から入力される受信用第1ロー
カル信号の電圧レベルを調整して第1ミキサ11に供給
する。バッファアンプ(バッファAMP)26は、電圧
制御発振器23から入力される送信用ローカル信号の電
圧レベルを調整してミキサ21に供給する。
【0050】次に、本第1の実施の形態の動作を説明す
る。
【0051】本第1の実施の形態の無線送受信装置1で
は、上記図2に示した送受信増幅部30において、アン
テナスイッチ4及びスイッチ7の切り換えにより受信モ
ードと送信モードに切り換えられるが、受信モードとし
ては、アンテナ2で受信される無線信号の信号レベルが
大きい場合に、その信号レベルを減衰させる減衰受信モ
ードを実行する。
【0052】この減衰受信モード時の無線送受信装置1
の動作について説明する。
【0053】まず、送受信増幅部30における減衰受信
モード時の動作について図3を参照して説明する。
【0054】図示しない通信制御部により減衰受信モー
ドにセットされると、図3において、アンテナスイッチ
4は、通信制御部から入力されるアンテナスイッチ切換
信号TR1(H)によりハイパワーアンプ6側に接続さ
れるとともに、スイッチ(SWA)7は、通信制御部か
ら入力されるスイッチ切換信号TR2(L)によりロー
ノイズアンプ6側に接続される。そして、スイッチ(S
WB)8は、通信制御部からインバータINV1を介し
て入力されるハイパワーアンプ起動信号HPAPWR
(L)によりONされて、50Ωの抵抗RL がハイパワ
ーアンプ6の出力端に接続される。また、ローノイズア
ンプ5は、通信制御部から入力されるローノイズアンプ
起動信号LNAPWR(H)により起動される。
【0055】この減衰受信モードに対応した接続状態
で、アンテナ2に無線信号を受信した場合は、バンドパ
スフィルタ3により受信妨害波が除去されて搬送波周波
数帯信号が抽出され、この抽出された搬送波周波数帯信
号がアンテナスイッチ4のアイソレーション特性により
所定レベル、例えば、−20dB減衰されて、ローノイ
ズアンプ5に出力される。ローノイズアンプ5では、減
衰された搬送波周波数帯信号が所定増幅率で増幅され
て、スイッチ9を介してバンドパスフィルタ9に出力さ
れ、バンドパスフィルタ9により搬送波周波数帯近傍の
周波数帯信号が抽出されて図1のスイッチ10を介して
第1ミキサ11に出力される。
【0056】この場合、減衰受信モードでは、スイッチ
(SWB)8によって50Ωの抵抗RL がハイパワーア
ンプ(HPA)6の出力端に接続されることにより、バ
ンドパスフィルタ(BPF)3の出力負荷状態が50Ω
に設定される。
【0057】次に、通常受信モード時の無線送受信装置
1の動作について説明する。
【0058】まず、送受信増幅部30における通常受信
モード時の動作について図4を参照して説明する。
【0059】図示しない通信制御部により通常受信モー
ドにセットされると、図4において、アンテナスイッチ
4は、通信制御部から入力されるアンテナスイッチ切換
信号TR1(L)によりローノイズアンプ5側に接続さ
れるとともに、スイッチ(SWA)7は、通信制御部か
ら入力されるスイッチ切換信号TR2(L)によりロー
ノイズアンプ5側に接続される。そして、スイッチ(S
WB)8は、通信制御部からインバータINV1を介し
て入力されるハイパワーアンプ起動信号HPAPWR
(L)によりONされて、50Ωの抵抗RL がハイパワ
ーアンプ6の出力端に接続される。また、ローノイズア
ンプ5は、通信制御部から入力されるローパワーアンプ
起動信号LNAPWR(H)により起動される。
【0060】この通常受信モードに対応した接続状態
で、アンテナ2に無線信号を受信した場合は、バンドパ
スフィルタ3により受信妨害波が除去されて搬送波周波
数帯信号が抽出され、この抽出された搬送波周波数帯信
号がアンテナスイッチ4を介してローノイズアンプ5に
出力される。ローノイズアンプ5では、減衰された搬送
波周波数帯信号が所定増幅率で増幅されて、スイッチ9
を介してバンドパスフィルタ9に出力され、バンドパス
フィルタ9により搬送波周波数帯近傍の周波数帯信号が
抽出されて図1のスイッチ10を介して第1ミキサ11
に出力される。
【0061】以後、通常受信モード時の図1内の送信回
路部の動作は、上記減衰受信モード時の動作と同様であ
るため説明を省略する。
【0062】次に、送信モード時の無線送受信装置1の
動作について説明する。
【0063】まず、送受信増幅部30における送信モー
ド時の動作について図5を参照して説明する。
【0064】図示しない通信制御部により送信モードに
セットされると、図5において、アンテナスイッチ4
は、通信制御部から入力されるアンテナスイッチ切換信
号TR1(H)によりハイパワーアンプ6側に接続され
るとともに、スイッチ(SWA)7は、通信制御部から
入力されるスイッチ切換信号TR2(H)によりハイパ
ワーアンプ6側に接続される。そして、スイッチ(SW
B)8は、通信制御部からインバータINV1を介して
入力されるハイパワーアンプ起動信号HPAPWR
(H)によりOFFされて、50Ωの抵抗RL がハイパ
ワーアンプ6の出力端から切り離される。また、ハイパ
ワーアンプ6は、通信制御部から入力されるハイパワー
アンプ起動信号HPAPWR(H)により起動される。
【0065】図5に示されるような送信モードに対応し
た接続状態で、バンドパスフィルタ9では、ミキサ21
からスイッチ10を介して入力される送信周波数信号か
ら送信周波数帯近傍の送信周波数帯信号が抽出され、ス
イッチ7を介してハイパワーアンプ6に出力される。ハ
イパワーアンプ6では、送信周波数帯信号が所定の増幅
率で増幅されてアンテナスイッチ4を介してバンドパス
フィルタ3に出力される。
【0066】バンドパスフィルタ3では、ハイパワーア
ンプ6からアンテナスイッチ4を介して入力される増幅
された送信周波数帯信号からスプリアス成分が除去され
て所定の搬送周波数帯の無線信号としてアンテナ2から
送信される。
【0067】以上のように、本第1の実施の形態の無線
送受信装置1の送受信増幅部30では、減衰受信モード
及び通常受信モードにおいては、スイッチ(SWB)8
がONされて抵抗RL =50Ωがハイパワーアンプ(H
PA)6の出力端に接続され、送信モードにおいてはス
イッチ(SWB)8がOFFされて抵抗RL =50Ωが
ハイパワーアンプ(HPA)6の出力端から切り離され
る。
【0068】したがって、ハイパワーアンプ(HPA)
6の出力インピーダンスは、減衰受信モード時及び通常
受信モード時は停止(OFF)状態であるが、抵抗RL
=50Ωが出力端に接続されるため50Ωとなり、送信
モード時は起動(ON)状態であるため50Ωとなる。
その結果、表2に示すように、従来の減衰受信モード
(RX ATT MODE)と通常受信モード(RX
GAIN MODE)における入出力負荷状態が高イン
ピーダンスと50Ωに変化するのに対して、本第1の実
施の形態では、全ての受信モード(RX ATT MO
DE,RX GAIN MODE)及び送信モード(T
X MODE)でバンドパスフィルタ(BPF)3の入
出力負荷状態を50Ω一定にすることができ、その通過
特性を一定にすることができ、イメージ周波数等の妨害
波成分の除去を常に安定して行うことができる。
【0069】
【表2】
【0070】また、本第1の実施の形態の無線送受信装
置1の送受信増幅部30では、減衰受信モード時及び通
常受信モード時における受信信号レベルの大きさとゲイ
ン設定の関係は、表3に示すように、受信信号レベル
“大”で減衰受信モード(RXATT MODE)の場
合は、−20dBに減衰され、受信信号レベル“中〜
小”で通常受信モード(RX GAIN MODE)の
場合は、+15dBに増幅される。
【0071】
【表3】
【0072】なお、上記第1の実施の形態の無線送受信
装置1では、送受信増幅部30の後段に接続されるバン
ドパスフィルタ(BPF)9を受信回路部と送信回路部
とで共用する場合を示したが、図6に示すように送受信
増幅部30のローノイズアンプ(LNA)5の後段に受
信回路部用のバンドパスフィルタ(BPF)27と、ハ
イパワーアンプ(HPA)6の後段に送信回路部用のバ
ンドパスフィルタ(BPF)28とを接続したような無
線送受信装置40についても本発明が適用可能である。
この図6の無線送受信装置40において、図1の無線送
受信装置1と同一の構成部分には同一番号を付してい
る。
【0073】すなわち、図6の送受信増幅部30におい
て、上記図2の送受信増幅部30と同様にスイッチ(S
WB)8により減衰受信モード時及び通常受信モード時
に抵抗RL =50Ωをハイパワーアンプ(HPA)6の
出力端に接続し、送信モード時は抵抗RL =50Ωをハ
イパワーアンプ(HPA)6の出力端から切り離すこと
により、ハイパワーアンプ(HPA)6の出力インピー
ダンスを全モードで一定にすることができる。
【0074】したがって、図6の無線送受信装置40の
場合も、全ての受信モード(RXATT MODE,R
X GAIN MODE)及び送信モード(TX MO
DE)でバンドパスフィルタ(BPF)3の入出力負荷
状態を50Ω一定にすることができ、その通過特性を一
定にすることができ、イメージ周波数等の妨害波成分の
除去を常に安定して行うことができる。
【0075】(第2の実施の形態)図7〜図13は、本
発明の無線受信回路を適用した無線送受信装置の第2の
実施の形態を示す図である。
【0076】まず、構成を説明する。
【0077】図7は、本第2の実施の形態の無線送受信
装置50の要部回路のブロック構成を示す図であり、上
記第1の実施の形態の図1に示した無線送受信装置1と
同一の構成部分には同一番号を付して、その説明を省略
する。
【0078】この図7において、無線送受信装置50
は、アンテナ2、バンドパスフィルタ3、アンテナスイ
ッチ4、ローノイズアンプ5、ハイパワーアンプ6、ス
イッチ7、8、41、42、バンドパスフィルタ9、ス
イッチ10と、第1ミキサ11、第1IFアンプ12、
バンドパスフィルタ13、第2ミキサ14、第2IFア
ンプ15、バンドパスフィルタ16及び直交復調器17
により構成された受信回路部と、局部発振器18と、直
交変調器19、バンドパスフィルタ20及びミキサ21
により構成された送信回路部と、電圧制御発振器22、
23、デュアルPLLIC24及びバッファアンプ2
5、26により構成されている。
【0079】また、この図7において、アンテナスイッ
チ4、ローノイズアンプ5、ハイパワーアンプ6及びス
イッチ7、8、41、42は、送受信増幅部60を構成
し、受信モード時には、バンドパスフィルタ3から入力
される受信信号を減衰及び増幅するとともに、抵抗RL1
をハイパワーアンプ6の出力端に接続して出力インピー
ダンスを設定し、抵抗RL2、RL3をローノイズアンプ5
の入出力端に接続して入出力インピーダンスを設定する
機能を有し、送信モード時には、バンドパスフィルタ9
から入力される送信信号を増幅する機能を有する。
【0080】この送受信増幅部60の詳細回路構成を図
8に示す。
【0081】図8において、バンドパスフィルタ(BP
F)3は、搬送波周波数帯信号から受信妨害波を除去す
るとともに、変調信号からスプリアス成分を除去する周
波数特性を有し、受信モード時には、アンテナ2により
受信した無線信号から受信妨害波を除去して、搬送波周
波数帯信号を抽出してアンテナスイッチ4を介してロー
ノイズアンプ5に出力し、送信モード時には、ハイパワ
ーアンプ6からアンテナスイッチ4を介して入力される
送信周波数帯信号からスプリアス成分を除去して所定の
搬送周波数帯の無線信号としてアンテナ2から送信す
る。
【0082】図8において、アンテナスイッチ4は、図
外の図示しない通信制御部から入力されるアンテナスイ
ッチ切換信号TR1により、受信モード及び送信モード
に応じて切り換えられる。このアンテナスイッチ4は、
通常受信モードの場合は、ローノイズアンプ5側に接続
され、アンテナ2からバンドパスフィルタ3を介して入
力される受信信号の信号レベルを減衰させる減衰受信モ
ードの場合は、ハイパワーアンプ6側に接続され、送信
モードの場合は、ハイパワーアンプ6側に接続される。
【0083】図8において、ローノイズアンプ(LN
A)5は、図外の図示しない通信制御部から入力される
ローノイズアンプ起動信号LNAPWRにより受信モー
ド時に起動(ON)され、バンドパスフィルタ3からア
ンテナスイッチ4を介して入力される搬送波周波数帯信
号を所定の増幅率で増幅してスイッチ7を介してバンド
パスフィルタ9に出力する。また、ローノイズアンプ
(LNA)5は、起動(ON)時には出力インピーダン
スが50Ωで動作し、停止(OFF)時には出力インピ
ーダンスはON時に比較して高インピーダンスとなる。
【0084】図8において、ハイパワーアンプ(HP
A)6は、図外の図示しない通信制御部から入力される
ハイパワーアンプ起動信号HPAPWRにより減衰受信
モード及び通常送信モード時に起動(ON)され、バン
ドパスフィルタ9からスイッチ7を介して入力される送
信周波数帯信号を所定の増幅率で増幅してアンテナスイ
ッチ4を介してバンドパスフィルタ3に出力する。ま
た、ハイパワーアンプ(HPA)6は、起動(ON)時
には出力インピーダンスが50Ωで動作し、停止(OF
F)時には出力インピーダンスはON時に比較して高イ
ンピーダンスとなる。
【0085】図8において、スイッチ(SWA)7は、
図外の図示しない通信制御部から入力されるスイッチ切
換信号TR2により、受信モード及び送信モードに応じ
て切り換えられ、受信モードの場合はローノイズアンプ
5側に接続され、送信モードの場合はハイパワーアンプ
6側に接続される。
【0086】図8において、スイッチ(SWB)8は、
図外の図示しない通信制御部からインバータINV1を
介して入力されるハイパワーアンプ起動信号HPAPW
Rにより、受信モード及び送信モードに応じてON/O
FF制御され、減衰受信モード時及び通常受信モード時
にONされて、抵抗RL1(50Ω)をハイパワーアンプ
6の出力端に接続し、送信モード時にはOFFされて、
抵抗RL1(50Ω)をハイパワーアンプ6の出力端から
切り離す。
【0087】図8において、バンドパスフィルタ(BP
F)9は、受信モード時にローノイズアンプ5からスイ
ッチ7を介して入力される増幅された搬送波周波数帯信
号から搬送波周波数帯近傍の周波数帯信号を抽出して図
7のスイッチ10を介して第1ミキサ11に出力する。
また、バンドパスフィルタ(BPF)9は、送信モード
時に、ミキサ21からスイッチ10を介して入力される
送信周波数信号から送信周波数帯近傍の送信周波数帯信
号を抽出し、スイッチ7を介してハイパワーアンプ6に
出力する。
【0088】図8において、スイッチ(SWD)41
は、図外の図示しない通信制御部からインバータINV
2を介して入力されるローノイズアンプ起動信号LNA
PWRにより受信モード及び送信モードに応じてON/
OFF制御され、減衰受信モード時にONされて、抵抗
RL2(50Ω)をローノイズアンプ5の入力端に接続
し、通常受信モード時及び送信モード時にOFFされ、
抵抗RL2(50Ω)をローノイズアンプ5の入力端から
切り離す。
【0089】図8において、スイッチ(SWE)42
は、図外の図示しない通信制御部からインバータINV
2を介して入力されるローノイズアンプ起動信号LNA
PWRにより受信モード及び送信モードに応じてON/
OFF制御され、減衰受信モード時にONされて、抵抗
RL3(50Ω)をローノイズアンプ5の出力端に接続
し、通常受信モード時及び送信モード時にOFFされ、
抵抗RL3(50Ω)をローノイズアンプ5の出力端から
切り離す。
【0090】次に、本第2の実施の形態の動作を説明す
る。
【0091】本第2の実施の形態の無線送受信装置50
では、上記図8に示した送受信増幅部60において、ア
ンテナスイッチ4及びスイッチ7の切り換えにより受信
モードと送信モードに切り換えられるが、受信モードと
しては、アンテナ2で受信される無線信号の信号レベル
が大きい場合に、その信号レベルの大きさに応じて減衰
させる第1減衰受信モードと第2減衰受信モードを実行
する。
【0092】まず、第1減衰受信モード時の無線送受信
装置1の動作について説明する。
【0093】まず、送受信増幅部60における第1減衰
受信モード時の動作について図9を参照して説明する。
【0094】図示しない通信制御部により第1減衰受信
モードにセットされると、図9において、アンテナスイ
ッチ4は、通信制御部から入力されるアンテナスイッチ
切換信号TR1(H)によりハイパワーアンプ6側に接
続されるとともに、スイッチ(SWA)7は、通信制御
部から入力されるスイッチ切換信号TR2(L)により
ローノイズアンプ5側に接続される。そして、スイッチ
(SWB)8は、通信制御部からインバータINV1を
介して入力されるハイパワーアンプ起動信号HPAPW
R(L)によりONされて、50Ωの抵抗RL がハイパ
ワーアンプ6の出力端に接続される。また、ローノイズ
アンプ5は、通信制御部から入力されるローノイズアン
プ起動信号LNAPWR(H)により起動される。
【0095】また、スイッチ(SWD)41及びスイッ
チ(SWE)42は、通信制御部から入力されるローノ
イズアンプ起動信号LNAPWR(H)がインバータI
NV2で反転されることによりOFFされ、抵抗RL2,
RL3がローノイズアンプ5の入出力端から切り離され
る。
【0096】この第1減衰受信モードに対応した接続状
態で、アンテナ2に無線信号を受信した場合は、バンド
パスフィルタ3により受信妨害波が除去されて搬送波周
波数帯信号が抽出され、この抽出された搬送波周波数帯
信号がアンテナスイッチ4のアイソレーション特性によ
り所定レベル、例えば、−20dB減衰されて、ローノ
イズアンプ5に出力される。ローノイズアンプ5では、
減衰された搬送波周波数帯信号が所定増幅率で増幅され
て、スイッチ9を介してバンドパスフィルタ9に出力さ
れ、バンドパスフィルタ9により搬送波周波数帯近傍の
周波数帯信号が抽出されて図8のスイッチ10を介して
第1ミキサ11に出力される。
【0097】この場合、減衰受信モードでは、スイッチ
(SWB)8によって50Ωの抵抗RL1がハイパワーア
ンプ(HPA)6の出力端に接続されることにより、バ
ンドパスフィルタ(BPF)3の出力負荷状態が50Ω
に設定される。
【0098】以後の第1減衰受信モード時の図8の受信
回路部の動作は、上記第1の実施の形態の図1の動作と
同様であるため、動作説明は省略する。
【0099】次に、第2減衰受信モード時の無線送受信
装置50の動作について説明する。
【0100】まず、送受信増幅部60における第2減衰
受信モード時の動作について図10を参照して説明す
る。
【0101】図示しない通信制御部により第2減衰受信
モードにセットされると、図10において、アンテナス
イッチ4は、通信制御部から入力されるアンテナスイッ
チ切換信号TR1(L)によりローノイズアンプ5側に
接続されるとともに、スイッチ(SWA)7は、通信制
御部から入力されるスイッチ切換信号TR2(L)によ
りローノイズアンプ5側に接続される。そして、スイッ
チ(SWB)8は、通信制御部からインバータINV1
を介して入力されるハイパワーアンプ起動信号HPAP
WR(L)によりONされて、50Ωの抵抗RL がハイ
パワーアンプ6の出力端に接続される。また、ローノイ
ズアンプ5は、通信制御部から入力されるローノイズア
ンプ起動信号LNAPWR(L)により停止される。
【0102】また、スイッチ(SWD)41及びスイッ
チ(SWE)42は、通信制御部から入力されるローノ
イズアンプ起動信号LNAPWR(L)がインバータI
NV2で反転されることによりONされ、50Ωの抵抗
RL2,RL3がローノイズアンプ5の入出力端にそれぞれ
接続される。
【0103】この第2減衰受信モードに対応した接続状
態で、アンテナ2に無線信号を受信した場合は、バンド
パスフィルタ3により受信妨害波が除去されて搬送波周
波数帯信号が抽出され、この抽出された搬送波周波数帯
信号がアンテナスイッチ4を介してローノイズアンプ5
に出力される。ローノイズアンプ5では、機能が停止さ
れているため搬送波周波数帯信号は増幅されず、所定レ
ベル、例えば、−35dBさらに減衰されて、スイッチ
7を介してバンドパスフィルタ9に出力され、バンドパ
スフィルタ9により搬送波周波数帯近傍の周波数帯信号
が抽出されて図8のスイッチ10を介して第1ミキサ1
1に出力される。
【0104】この場合、第2減衰受信モードでは、スイ
ッチ(SWB)8によって50Ωの抵抗RL1がハイパワ
ーアンプ(HPA)6の出力端に接続されることによ
り、バンドパスフィルタ(BPF)3の出力負荷状態が
50Ωに設定される。
【0105】以後の第2減衰受信モード時の図8の受信
回路部の動作は、上記第1の実施の形態の図1の動作と
同様であるため、動作説明は省略する。
【0106】次に、通常受信モード時の無線送受信装置
50の動作について説明する。
【0107】まず、送受信増幅部60における通常受信
モード時の動作について図11を参照して説明する。
【0108】図示しない通信制御部により通常受信モー
ドにセットされると、図11において、アンテナスイッ
チ4は、通信制御部から入力されるアンテナスイッチ切
換信号TR1(L)によりローノイズアンプ5側に接続
されるとともに、スイッチ(SWA)7は、通信制御部
から入力されるスイッチ切換信号TR2(L)によりロ
ーノイズアンプ5側に接続される。そして、スイッチ
(SWB)8は、通信制御部からインバータINV1を
介して入力されるハイパワーアンプ起動信号HPAPW
R(L)によりONされて、50Ωの抵抗RL がハイパ
ワーアンプ6の出力端に接続される。また、ローノイズ
アンプ5は、通信制御部から入力されるローパワーアン
プ起動信号LNAPWR(H)により起動されるととも
に、スイッチ41及びスイッチ42は、インバータIN
V2によりOFFされて、抵抗RL2,RL3がローノイズ
アンプ5の入出力端から切り離される。
【0109】この通常受信モードに対応した接続状態
で、アンテナ2に無線信号を受信した場合は、バンドパ
スフィルタ3により受信妨害波が除去されて搬送波周波
数帯信号が抽出され、この抽出された搬送波周波数帯信
号がアンテナスイッチ4を介してローノイズアンプ5に
出力される。ローノイズアンプ5では、減衰された搬送
波周波数帯信号が所定増幅率で増幅されて、スイッチ7
を介してバンドパスフィルタ9に出力され、バンドパス
フィルタ9により搬送波周波数帯近傍の周波数帯信号が
抽出されて図7のスイッチ10を介して第1ミキサ11
に出力される。
【0110】以後、通常受信モード時の図7内の送信回
路部の動作は、上記第1の実施の形態の図1の動作と同
様であるため、動作説明は省略する。
【0111】次に、送信モード時の無線送受信装置50
の動作について説明する。
【0112】まず、送受信増幅部60における送信モー
ド時の動作について図12を参照して説明する。
【0113】図示しない通信制御部により送信モードに
セットされると、図12において、アンテナスイッチ4
は、通信制御部から入力されるアンテナスイッチ切換信
号TR1(H)によりハイパワーアンプ6側に接続され
るとともに、スイッチ(SWA)7は、通信制御部から
入力されるスイッチ切換信号TR2(H)によりハイパ
ワーアンプ6側に接続される。そして、スイッチ(SW
B)8は、通信制御部からインバータINV1を介して
入力されるハイパワーアンプ起動信号HPAPWR
(H)によりOFFされて、50Ωの抵抗RL がハイパ
ワーアンプ6の出力端から切り離される。また、ハイパ
ワーアンプ6は、通信制御部から入力されるハイパワー
アンプ起動信号HPAPWR(H)により起動されると
ともに、スイッチ41及びスイッチ42は、通信制御部
からインバータINV2を介して入力されるハイパワー
アンプ起動信号HPAPWR(L)によりONされて、
抵抗RL2,RL3がローノイズアンプ5の入出力端に接続
される。
【0114】図12に示されるように送信モードに対応
した接続状態で、バンドパスフィルタ9では、ミキサ2
1からスイッチ10を介して入力される送信周波数信号
から送信周波数帯近傍の送信周波数帯信号が抽出され、
スイッチ7を介してハイパワーアンプ6に出力される。
ハイパワーアンプ6では、送信周波数帯信号が所定の増
幅率で増幅されてアンテナスイッチ4を介してバンドパ
スフィルタ3に出力される。
【0115】バンドパスフィルタ3では、ハイパワーア
ンプ6からアンテナスイッチ4を介して入力される増幅
された送信周波数帯信号からスプリアス成分が除去され
て所定の搬送周波数帯の無線信号としてアンテナ2から
送信される。
【0116】以上のように、本第2の実施の形態の無線
送受信装置50の送受信増幅部60では、第1減衰受信
モードにおいては、スイッチ(SWB)8がONされて
抵抗RL1=50Ωがハイパワーアンプ(HPA)6の出
力端に接続され、第2減衰受信モードにおいては、さら
にスイッチ(SWD)41及びスイッチ(SWD)がO
Nされて、抵抗RL2=50Ω及び抵抗RL3=50Ωがロ
ーノイズアンプ(LNA)5の入出力端に接続されると
ともに、ローノイズアンプ(LNA)5がOFFされ、
通常受信モードにおいては、スイッチ(SWB)8がO
Nされて抵抗RL1=50Ωがハイパワーアンプ(HP
A)6の出力端に接続され、送信モードにおいては、ス
イッチ(SWB)8がOFFされて抵抗RL1=50Ωが
ハイパワーアンプ(HPA)6の出力端から切り離され
る。
【0117】したがって、ハイパワーアンプ(HPA)
6の出力インピーダンスは、第1、第2減衰受信モード
時及び通常受信モード時は停止(OFF)状態である
が、抵抗RL1=50Ωが出力端に接続されるため50Ω
となり、送信モード時は起動(ON)状態であるため5
0Ωとなる。その結果、表4に示すように、従来の第
1、第2減衰受信モード(RX ATT1 MODE,
RX ATT2 MODE)と通常受信モード(RX
GAIN MODE)における入出力負荷状態が高イン
ピーダンスと50Ωに変化するのに対して、本第2の実
施の形態では、全ての受信モード(RX ATT1 M
ODE,RX ATT2 MODE,RXGAIN M
ODE)及び送信モード(TX MODE)でバンドパ
スフィルタ(BPF)3の入出力負荷状態を50Ω一定
にすることができ、その通過特性を一定にすることがで
き、イメージ周波数等の妨害波成分の除去を常に安定し
て行うことができる。
【0118】
【表4】
【0119】また、ローノイズアンプ(LNA)5の入
力インピーダンス及び出力インピーダンスは、第2減衰
受信モード時は停止(OFF)状態であるが、抵抗RL
2,抵抗RL3=50Ωが入出力端に接続されるため50
Ωとなり、第1減衰受信モード時及び通常受信モード時
は起動(ON)状態であるため50Ωとなり、送信モー
ド時は停止(OFF)状態であるが、抵抗RL2,抵抗R
L3=50Ωが入出力端に接続されるため50Ωとなる。
その結果、表4に示すように従来の第1減衰受信モード
(RX ATT1 MODE)及び通常受信モード(R
X GAIN MODE)と第2減衰受信モード(RX
ATT2 MODE)における入出力負荷状態が高イ
ンピーダンスと50Ωに変化するのに対して、本第2の
実施の形態では、全ての受信モード(RX ATT1
MODE,RX ATT2 MODE,RX GAIN
MODE)及び送信モード(TX MODE)でバン
ドパスフィルタ(BPF)9の入出力負荷状態を50Ω
一定にすることができ、その通過特性を一定にすること
ができ、イメージ周波数等の妨害波成分の除去を常に安
定して行うことができる。
【0120】さらに、本第2の実施の形態の無線送受信
装置50の送受信増幅部60では、第1、第2減衰受信
モード時及び通常受信モード時における受信信号レベル
の大きさとゲイン設定の関係は、表5に示すように、受
信信号レベル“極大”で第2減衰受信モード(RX A
TT2 MODE)の場合は、−35dBに減衰され、
受信信号レベル“大”で第1減衰受信モード(RX A
TT1 MODE)の場合は、−20dBに減衰され、
受信信号レベル“中〜小”で通常受信モード(RX G
AIN MODE)の場合は、+15dBに増幅され
る。
【0121】
【表5】
【0122】したがって、本第2の実施の形態の無線送
受信装置50の送受信増幅部60では、上記第1の実施
の形態の送受信増幅部30に対して、第2減衰受信モー
ドにより極大レベルの受信信号を減衰させて処理するこ
とがてき、受信信号レベルに対する適応範囲を拡大する
ことができる。
【0123】なお、上記第2の実施の形態の無線送受信
装置50では、送受信増幅部60の後段に接続されるバ
ンドパスフィルタ(BPF)9を受信回路部と送信回路
部とで共用する場合を示したが、図13に示すように送
受信増幅部60のローノイズアンプ(LNA)5の後段
に受信回路部用のバンドパスフィルタ(BPF)27
と、ハイパワーアンプ(HPA)6の後段に送信回路部
用のバンドパスフィルタ(BPF)28とを接続したよ
うな無線送受信装置70についても本発明が適用可能で
ある。この図13の無線送受信装置40において、上記
図6の無線送受信装置40と同一の構成部分には同一番
号を付している。
【0124】すなわち、図13の送受信増幅部60にお
いて、上記図8の送受信増幅部60と同様にスイッチ
(SWB)8により第1、第2減衰受信モード時及び通
常受信モード時に抵抗RL1=50Ωをハイパワーアンプ
(HPA)6の出力端に接続し、送信モード時は抵抗R
L1=50Ωをハイパワーアンプ(HPA)6の出力端か
ら切り離し、また、第2減衰受信モード時及び送信モー
ド時に抵抗RL2,抵抗RL3=50Ωをローノイズアンプ
(LNA)5の入出力端に接続し、第1減衰受信モード
時及び通常受信モード時は抵抗RL2,抵抗RL3=50Ω
をローノイズアンプ(LNA)5の入出力端から切り離
すことにより、ハイパワーアンプ(HPA)6の出力イ
ンピーダンス及びローノイズアンプ(LNA)5の入出
力インピーダンスを全モードで一定にすることができ
る。
【0125】したがって、図13の無線送受信装置70
の場合も、全ての受信モード(RXATT1 MOD
E,RX ATT2 MODE,RX GAIN MO
DE)及び送信モード(TX MODE)でバンドパス
フィルタ(BPF)3及びバンドパスフィルタ(BP
F)9の入出力負荷状態を50Ω一定にすることがで
き、その通過特性を一定にすることができ、イメージ周
波数等の妨害波成分の除去を常に安定して行うことがで
きる。
【0126】
【発明の効果】請求項1記載の発明の無線受信回路によ
れば、受信増幅器の出力インピーダンスを受信モード及
び送信モードで一定にすることができ、受信モード及び
送信モードで第1バンドパスフィルタの入出力負荷状態
を一定にすることができ、その通過特性を一定にするこ
とができ、イメージ周波数等の妨害波成分の除去を常に
安定して行うことができる。
【0127】請求項2記載の発明の無線受信回路によれ
ば、受信増幅器の出力インピーダンスを受信モード及び
送信モードで一定にすることができ、受信モード及び送
信モードで第1及び第2バンドパスフィルタの入出力負
荷状態を一定にすることができ、その通過特性を一定に
することができ、イメージ周波数等の妨害波成分の除去
を常に安定して行うことができる。
【0128】請求項3記載の発明の無線受信回路によれ
ば、受信増幅器の入出力インピーダンスを受信モード及
び送信モードで一定にすることができ、受信モード及び
送信モードで第1バンドパスフィルタ及び第2バンドパ
スフィルタの入出力負荷状態を一定にすることができ、
その通過特性を一定にすることができ、イメージ周波数
等の妨害波成分の除去を常に安定して行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線受信回路を適用した第1の実施の
形態の無線送受信装置の要部回路のブロック構成を示す
図。
【図2】図1の送受信増幅部の詳細回路構成を示す図。
【図3】図2の送受信増幅部において減衰受信モード時
の動作状態を示す図。
【図4】図2の送受信増幅部において通常受信モード時
の動作状態を示す図。
【図5】図2の送受信増幅部において送信モード時の動
作状態を示す図。
【図6】本発明の無線受信回路を適用した第1の実施の
形態のその他の無線送受信装置の要部回路のブロック構
成を示す図。
【図7】本発明の無線受信回路を適用した第2の実施の
形態の無線送受信装置の要部回路のブロック構成を示す
図。
【図8】図7の送受信増幅部の詳細回路構成を示す図。
【図9】図8の送受信増幅部において第1減衰受信モー
ド時の動作状態を示す図。
【図10】図8の送受信増幅部において第2減衰受信モ
ード時の動作状態を示す図。
【図11】図8の送受信増幅部において通常受信モード
時の動作状態を示す図。
【図12】図8の送受信増幅部において送信モード時の
動作状態を示す図。
【図13】本発明の無線受信回路を適用した第2の実施
の形態のその他の無線送受信装置の要部回路のブロック
構成を示す図。
【図14】従来の送受信増幅部において減衰受信モード
時の動作状態を示す図。
【図15】従来の送受信増幅部において通常受信モード
時の動作状態を示す図。
【図16】従来の送受信増幅部において送信モード時の
動作状態を示す図。
【符号の説明】
1、40、50、70 無線送受信装置 2 アンテナ 3 バンドパスフィルタ 4 アンテナスイッチ 5 ローノイズアンプ 6 ハイパワーアンプ 7 スイッチ(SWA) 8 スイッチ(SWB) 9 バンドパスフィルタ 10 スイッチ(SWC) 11 第1ミキサ 12 第1IFアンプ 13 バンドパスフィルタ 14 第2ミキサ 15 第2IFアンプ 16 バンドパスフィルタ 17 直交復調器 18 局部発振器 19 直交変調器 20 バンドパスフィルタ 21 ミキサ 22、23 電圧制御発振器 24 デュアルPLLIC 25、26 バッファアンプ 41 スイッチ(SWD) 42 スイッチ(SWE) 30、60 送受信増幅部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定周波数帯の信号を通過させるバンドパ
    スフィルタと、このバンドパスフィルタから受信信号を
    増幅する受信増幅器と、所定タイミングで該バンドパス
    フィルタを該受信増幅器に接続するスイッチを有し、受
    信時にこのスイッチを前記受信増幅器と切り離すことに
    より当該スイッチのアイソレーションにより受信信号を
    減衰させる無線受信回路において、 受信時に前記スイッチを送信側に接続しているとき前記
    バンドパスフィルタの整合を取るインピーダンスを接続
    することを特徴とする無線受信回路。
  2. 【請求項2】所定周波数帯域の受信信号を通過させる第
    バンドパスフィルタと、この第1バンドパスフィルタか
    らの受信信号を増幅する受信増幅器と、この受信増幅器
    により増幅された所定周波数帯域の受信信号を通過させ
    る第2バンドパスフィルタと、を有し、前記受信増幅器
    の動作をオフすることにより当該受信増幅器のアイソレ
    ーションにより受信信号を減衰させる無線受信回路にお
    いて、 前記受信機の動作をオフするとき、前記第1及び第2バ
    ンドパスフィルタの整合を取るインピーダンスをそれぞ
    れ接続することを特徴とする無線受信回路。
  3. 【請求項3】所定周波数帯の受信信号を通過させる第1
    バンドパスフィルタと、この第1バンドパスフィルタか
    らの受信信号を増幅する受信増幅器と、該第1バンドパ
    スフィルタを該受信増幅器に接続するスイッチと、前記
    受信増幅器により増幅された所定周波数帯の受信信号を
    通過させる第2バンドパスフィルタと、を有し、受信時
    に前記スイッチを前記受信増幅器と切り離して当該スイ
    ッチのアイソレーションにより受信信号を第1のレベル
    に減衰させ、前記受信増幅器の動作をオフして当該受信
    増幅器のアイソレーションにより受信信号を第2のレベ
    ルに減衰させる無線受信回路において、 前記第1の減衰時に前記第1バンドパスフィルタの整合
    を取るために所定インピーダンスを接続し、前記第2の
    減衰時に前記第1及び第2のバンドパスフィルタの整合
    を取るインピーダンスをそれぞれ接続することを特徴と
    する無線受信回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7203465B2 (en) 2002-10-11 2007-04-10 Oki Electric Industry Co., Ltd. Receiver/transmitter circuit
US9148091B2 (en) 2013-02-13 2015-09-29 Socionext Inc. Amplifier and wireless communication device

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