JPH09261103A - 2つの周波数帯を持つ無線機 - Google Patents
2つの周波数帯を持つ無線機Info
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- JPH09261103A JPH09261103A JP8094928A JP9492896A JPH09261103A JP H09261103 A JPH09261103 A JP H09261103A JP 8094928 A JP8094928 A JP 8094928A JP 9492896 A JP9492896 A JP 9492896A JP H09261103 A JPH09261103 A JP H09261103A
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2つの周波数帯の使用可能な送信機のローカ
ル信号源を単一でかつ広帯域性を必要としない2つの周
波数帯を持つ無線機を提供する。 【解決手段】 送信機Aの移相器2で入力データ1を移
相して、ベース・バンド信号発生器3に入力させてベー
ス・バンド信号4を変調器5に送出することにより得ら
れた中間周波数信号6と、送信出力11が採り得る2つ
の周波数帯の間の周波数の送信用ローカル信号8との和
と差の周波数成分を持つ出力信号9を中間周波数変換器
7で発生させ、この出力信号9がフィルタ10を通して
送信出力11として出力する。
ル信号源を単一でかつ広帯域性を必要としない2つの周
波数帯を持つ無線機を提供する。 【解決手段】 送信機Aの移相器2で入力データ1を移
相して、ベース・バンド信号発生器3に入力させてベー
ス・バンド信号4を変調器5に送出することにより得ら
れた中間周波数信号6と、送信出力11が採り得る2つ
の周波数帯の間の周波数の送信用ローカル信号8との和
と差の周波数成分を持つ出力信号9を中間周波数変換器
7で発生させ、この出力信号9がフィルタ10を通して
送信出力11として出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話無線機
などの2つの周波数帯を使用する無線通信システムにお
いて、例えば、800MHz帯と1.5GHz帯とを共
用する測定器または、無線機における送信または受信す
るための周波数変換器に供給するローカル信号源を簡易
にすることができるようにした、2つの周波数帯を持つ
無線機に関する。
などの2つの周波数帯を使用する無線通信システムにお
いて、例えば、800MHz帯と1.5GHz帯とを共
用する測定器または、無線機における送信または受信す
るための周波数変換器に供給するローカル信号源を簡易
にすることができるようにした、2つの周波数帯を持つ
無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信分野では、使用周波数の
高周波数化の傾向があり、例えば、移動体通信用の周波
数帯として、800MHz帯、次いで、1.5GHz帯
が使用されている。
高周波数化の傾向があり、例えば、移動体通信用の周波
数帯として、800MHz帯、次いで、1.5GHz帯
が使用されている。
【0003】このような周波数帯を使用する無線機で
は、例えば、送信出力を2つの周波数帯で得られるよう
にするには、送信用ローカル信号として、2つの周波数
帯をカバーする広帯域の信号源、またはそれぞれの周波
数帯の信号源を2つ用意する必要があった。
は、例えば、送信出力を2つの周波数帯で得られるよう
にするには、送信用ローカル信号として、2つの周波数
帯をカバーする広帯域の信号源、またはそれぞれの周波
数帯の信号源を2つ用意する必要があった。
【0004】このうち、後者の場合の広帯域の信号源
は、高価であり、かつ製作も難しいという課題があっ
た。また、所定の性能も狭帯域の場合に比較して劣化す
る傾向にある。
は、高価であり、かつ製作も難しいという課題があっ
た。また、所定の性能も狭帯域の場合に比較して劣化す
る傾向にある。
【0005】図4は、従来の広帯域の信号源のローカル
信号を用いた送信機の構成を示すブロック図である。こ
の図4において、ベース・バンド信号4bを変調器5b
に入力し、変調器5bから中間周波数信号6bを出力し
て、周波数変換器7bに入力させる周波数変換器7bに
は、送信用ローカル信号8bも入力され、周波数変換器
7bにおいて、前記中間周波数信号6bと送信用ローカ
ル信号8bとの和と、差の周波数成分を有する出力信号
9bを出力して、フィルタ10bに送出する。
信号を用いた送信機の構成を示すブロック図である。こ
の図4において、ベース・バンド信号4bを変調器5b
に入力し、変調器5bから中間周波数信号6bを出力し
て、周波数変換器7bに入力させる周波数変換器7bに
は、送信用ローカル信号8bも入力され、周波数変換器
7bにおいて、前記中間周波数信号6bと送信用ローカ
ル信号8bとの和と、差の周波数成分を有する出力信号
9bを出力して、フィルタ10bに送出する。
【0006】フィルタ10bは、この出力信号9b中の
不要周波数成分を除去して、送信出力11bを出力す
る。
不要周波数成分を除去して、送信出力11bを出力す
る。
【0007】この図4に示す送信機では、例えば、中間
周波数信号6bを350MHzとした場合、送信出力1
1bの周波数として800MHzと1.5GHzの2つ
の周波数を得るには、送信用ローカル信号8bの周波数
として次のような周波数にする必要がある。
周波数信号6bを350MHzとした場合、送信出力1
1bの周波数として800MHzと1.5GHzの2つ
の周波数を得るには、送信用ローカル信号8bの周波数
として次のような周波数にする必要がある。
【0008】第1の場合 送信用ローカル信号8bを送信出力1bより低い周波数
にした場合、送信出力11bの周波数が800MHzの
時に、送信用ローカル信号8bの周波数は450MHz
であり、送信出力11bの周波数が1.5GHzの時
に、送信用ローカル信号8bの周波数は1150MHz
となる。
にした場合、送信出力11bの周波数が800MHzの
時に、送信用ローカル信号8bの周波数は450MHz
であり、送信出力11bの周波数が1.5GHzの時
に、送信用ローカル信号8bの周波数は1150MHz
となる。
【0009】第2の場合 送信用ローカル信号8bを送信出力11bより高い周波
数にした場合、送信出力11bの周波数が800MHz
の時に、送信用ローカル信号8bの周波数は1150M
Hzであり、送信出力11bの周波数が1.5GHzの
時に、送信用ローカル信号8bの周波数は1850MH
zになる。
数にした場合、送信出力11bの周波数が800MHz
の時に、送信用ローカル信号8bの周波数は1150M
Hzであり、送信出力11bの周波数が1.5GHzの
時に、送信用ローカル信号8bの周波数は1850MH
zになる。
【0010】第1の場合では、450MHzと1150
MHzの出力ができる広帯域なローカル信号源または4
50MHzと1150MHzの2つのローカル信号源が
必要である。第2の場合でも同様な問題が生じる。
MHzの出力ができる広帯域なローカル信号源または4
50MHzと1150MHzの2つのローカル信号源が
必要である。第2の場合でも同様な問題が生じる。
【0011】また、送信用ローカル信号8bの周波数を
1150MHzとして使用した場合、送信用ローカル信
号8bと送信出力11bの周波数の大小関係により、次
のような不具合が生じる。
1150MHzとして使用した場合、送信用ローカル信
号8bと送信出力11bの周波数の大小関係により、次
のような不具合が生じる。
【0012】一般に、周波数変換器は、入力信号と、ロ
ーカル信号の和と差の周波数成分を有するが、入力信号
とローカル信号と周波数変換器出力の各周波数間に次の
関係がある時に、入力信号と周波数変換器出力の信号の
位相が反転してしまう。
ーカル信号の和と差の周波数成分を有するが、入力信号
とローカル信号と周波数変換器出力の各周波数間に次の
関係がある時に、入力信号と周波数変換器出力の信号の
位相が反転してしまう。
【0013】位相が反転する時の周波数関係は、入力信
号の周波数<ローカル信号の周波数で、かつ出力信号の
周波数<ローカル信号の周波数である。
号の周波数<ローカル信号の周波数で、かつ出力信号の
周波数<ローカル信号の周波数である。
【0014】送信用ローカル信号8bの周波数を115
0MHzとした場合には、出力信号の周波数として、8
00MHzと1.5GHzとでは、周波数関係が上記の
ようになるため、位相が反転してしまう。
0MHzとした場合には、出力信号の周波数として、8
00MHzと1.5GHzとでは、周波数関係が上記の
ようになるため、位相が反転してしまう。
【0015】このような問題があるために、図4の送信
機の例では、送信用ローカル信号8bの周波数として1
150MHzを使用して、800MHzと1.5 GHzの
送信出力11bをそのまま使用することができなかっ
た。
機の例では、送信用ローカル信号8bの周波数として1
150MHzを使用して、800MHzと1.5 GHzの
送信出力11bをそのまま使用することができなかっ
た。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、中間周波
数を介して送信する従来の送信機または、中間周波数を
介して受信する受信器では、2つの周波数帯をカバーし
ての作成は、ローカル信号源の構成および性能により、
簡易に実現することが困難であった。
数を介して送信する従来の送信機または、中間周波数を
介して受信する受信器では、2つの周波数帯をカバーし
ての作成は、ローカル信号源の構成および性能により、
簡易に実現することが困難であった。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、この発明は、2つの周波数帯を使用する送信
機Aにおいて、ベース・バンド信号4を入力として、中
間周波数信号6を出力する変調器5と、変調器5から出
力される中間周波数信号6を入力して所定周波数の送信
出力11が採り得る2つの周波数帯の間の周波数の送信
用ローカル信号8により中間周波数信号6と送信用ロー
カル信号8との和と差の周波数成分をもつ出力信号9を
得る周波数変換器7と、周波数変換器7から出力される
出力信号9を入力して送信出力11を得るフィルタ10
とからなる送信機Aを有する。
るために、この発明は、2つの周波数帯を使用する送信
機Aにおいて、ベース・バンド信号4を入力として、中
間周波数信号6を出力する変調器5と、変調器5から出
力される中間周波数信号6を入力して所定周波数の送信
出力11が採り得る2つの周波数帯の間の周波数の送信
用ローカル信号8により中間周波数信号6と送信用ロー
カル信号8との和と差の周波数成分をもつ出力信号9を
得る周波数変換器7と、周波数変換器7から出力される
出力信号9を入力して送信出力11を得るフィルタ10
とからなる送信機Aを有する。
【0018】また、2つの周波数帯を使用する無線機に
おいて、受信信号20が採り得る2つの周波数帯の間の
周波数の受信用ローカル信号8aと受信信号20との和
と差の周波数成分が固定または極力小さい出力信号21
を得る周波数変換器7aを備える受信機Bを有する。
おいて、受信信号20が採り得る2つの周波数帯の間の
周波数の受信用ローカル信号8aと受信信号20との和
と差の周波数成分が固定または極力小さい出力信号21
を得る周波数変換器7aを備える受信機Bを有する。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明によれば、送信機Aにお
いて、変調器5はベース・バンド信号を入力して中間周
波数信号6を周波数変換器7に送出し、周波数変換器7
では、送信出力11の2つの周波数帯の間の周波数の送
信ローカル信号8と中間周波数信号6とを入力して、送
信ローカル信号8と中間周波数信号6との和と差の周波
数成分を有する出力信号9をフィルタ10に送出し、フ
ィルタ10から出力信号11を出力する。
いて、変調器5はベース・バンド信号を入力して中間周
波数信号6を周波数変換器7に送出し、周波数変換器7
では、送信出力11の2つの周波数帯の間の周波数の送
信ローカル信号8と中間周波数信号6とを入力して、送
信ローカル信号8と中間周波数信号6との和と差の周波
数成分を有する出力信号9をフィルタ10に送出し、フ
ィルタ10から出力信号11を出力する。
【0020】また、受信機Bにおいて、周波数変換器7
aで受信信号20とこの受信信号20の2つの周波数帯
の間の周波数の受信用ローカル信号8aとの和と差の周
波数成分が固定しているか極めて小さい出力信号21を
得る。
aで受信信号20とこの受信信号20の2つの周波数帯
の間の周波数の受信用ローカル信号8aとの和と差の周
波数成分が固定しているか極めて小さい出力信号21を
得る。
【0021】次に、この発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、この実施の形態における
送信機Aの構成を示すブロック図であり、例えば、80
0MHzと1.5GHz両周波数帯の日本のディジタル
自動車電話方式に適用可能な送信機の構成を示す。
を参照して説明する。図1は、この実施の形態における
送信機Aの構成を示すブロック図であり、例えば、80
0MHzと1.5GHz両周波数帯の日本のディジタル
自動車電話方式に適用可能な送信機の構成を示す。
【0022】また、図2はこの実施の形態における受信
機Bの構成を示すブロック図であり、同じく、例えば、
800MHzと1.5GHz両周波数帯の日本のディジ
タル自動車電話方式に適用可能な受信機の構成を示す。
機Bの構成を示すブロック図であり、同じく、例えば、
800MHzと1.5GHz両周波数帯の日本のディジ
タル自動車電話方式に適用可能な受信機の構成を示す。
【0023】この図1,図2のうち、まず図1の送信機
の構成から説明する。図1において、送信すべき入力デ
ータ1が移相器2に入力するようにしている。移相器2
は、送信出力11が入力データ1に対応する位相の出力
データとなるように、移相量を与えることができるもの
である。
の構成から説明する。図1において、送信すべき入力デ
ータ1が移相器2に入力するようにしている。移相器2
は、送信出力11が入力データ1に対応する位相の出力
データとなるように、移相量を与えることができるもの
である。
【0024】移相器2の出力は、ベース・バンド信号発
生器3に入力され、ベース・バンド信号発生器3からベ
ース・バンド信号4を出力して、変調器5に送出するよ
うにしている。
生器3に入力され、ベース・バンド信号発生器3からベ
ース・バンド信号4を出力して、変調器5に送出するよ
うにしている。
【0025】変調器5は、ベース・バンド信号4を入力
することにより、中間周波数信号6を出力し、この中間
周波数信号6を周波数変換器7の入力12として、この
周波数変換器7に送出するようにしている。
することにより、中間周波数信号6を出力し、この中間
周波数信号6を周波数変換器7の入力12として、この
周波数変換器7に送出するようにしている。
【0026】周波数変換器7には、送信用ローカル信号
8も入力されるようになっており、この周波数変換器7
において、中間周波数信号6が送信用ローカル信号8に
よって、周波数変換され、出力信号9が周波数変換器7
から出力されて、フィルタ10に送出し、フィルタ10
から不要の信号成分を除去して所定の周波数帯の信号を
選択した送信出力11を得るようにしている。
8も入力されるようになっており、この周波数変換器7
において、中間周波数信号6が送信用ローカル信号8に
よって、周波数変換され、出力信号9が周波数変換器7
から出力されて、フィルタ10に送出し、フィルタ10
から不要の信号成分を除去して所定の周波数帯の信号を
選択した送信出力11を得るようにしている。
【0027】次に、図2の受信器Bの構成について説明
する。周波数変換器7aには、受信信号20と受信用ロ
ーカル信号8aとが入力されるようになっており、受信
信号20を受信用ローカル信号8aにより受信信号20
と受信用ローカル信号8aとの和と差の周波数成分をも
つ周波数に周波数変換され、その周波数変換された出力
信号21を周波数変換器7aからフィルタ10aに送出
する。
する。周波数変換器7aには、受信信号20と受信用ロ
ーカル信号8aとが入力されるようになっており、受信
信号20を受信用ローカル信号8aにより受信信号20
と受信用ローカル信号8aとの和と差の周波数成分をも
つ周波数に周波数変換され、その周波数変換された出力
信号21を周波数変換器7aからフィルタ10aに送出
する。
【0028】フィルタ10aは、出力信号21を入力し
て、不要の信号成分を除去して、所定の周波数帯を抽出
して、出力を復調器22に送出する。
て、不要の信号成分を除去して、所定の周波数帯を抽出
して、出力を復調器22に送出する。
【0029】復調器22は、フィルタ10aの出力信号
を入力して、ベース・バンド信号4aを出力し、デコー
ダ23に送出する。デコーダ23は、ベース・バンド信
号4aの複合化を行って、移相器2aに出力するように
なっている。
を入力して、ベース・バンド信号4aを出力し、デコー
ダ23に送出する。デコーダ23は、ベース・バンド信
号4aの複合化を行って、移相器2aに出力するように
なっている。
【0030】移相器2aは、デコーダ23の出力信号を
入力すると、出力データ24が受信信号20に対応する
位相となるように移相し、その移相量は受信信号と受信
用ローカル信号8aの周波数との大小関係によって制御
するようにしている。
入力すると、出力データ24が受信信号20に対応する
位相となるように移相し、その移相量は受信信号と受信
用ローカル信号8aの周波数との大小関係によって制御
するようにしている。
【0031】次に、この実施の形態の動作について説明
する。図1の送信機Aにおいて、送信出力11の周波数
帯をf1 とf2 (f1 <f2 とする)として得たい場
合、中間周波数信号6の周波数をfm 、送信用ローカル
信号8の周波数をfL (fL >fm とする)として、送
信用ローカル信号8の周波数fL と出力信号9の周波数
を次の(1)〜(4)に列挙するように操作する。
する。図1の送信機Aにおいて、送信出力11の周波数
帯をf1 とf2 (f1 <f2 とする)として得たい場
合、中間周波数信号6の周波数をfm 、送信用ローカル
信号8の周波数をfL (fL >fm とする)として、送
信用ローカル信号8の周波数fL と出力信号9の周波数
を次の(1)〜(4)に列挙するように操作する。
【0032】(1).送信用ローカル信号8の周波数f
L は、f1 +fm または、f2 −fm とし、f1 とf2
との間の周波数となるようにする。
L は、f1 +fm または、f2 −fm とし、f1 とf2
との間の周波数となるようにする。
【0033】(2).出力信号9の周波数は、fL +f
m =f2 とfL −fm =f1 の2つの周波数成分を持つ
ので、送信出力11として、f2 の周波数帯を得る場合
は、フィルタ10はf2 の周波数成分を通過し、f1 の
周波数成分を除去し、f1 の周波数帯を得る場合のフィ
ルタ10はf1 の周波数成分を通過し、f2 の周波数成
分を除去するようにする。
m =f2 とfL −fm =f1 の2つの周波数成分を持つ
ので、送信出力11として、f2 の周波数帯を得る場合
は、フィルタ10はf2 の周波数成分を通過し、f1 の
周波数成分を除去し、f1 の周波数帯を得る場合のフィ
ルタ10はf1 の周波数成分を通過し、f2 の周波数成
分を除去するようにする。
【0034】(3).送信用ローカル信号8の周波数が
fL >f1 の場合、送信出力11として得られる信号の
位相は、中間周波数信号6の位相と反転するので、送信
出力11の位相として、この反転が好ましくない場合、
入力データ1を入力とする移相器2により、位相反転で
所定の位相の送信出力11が得られるように入力データ
1を移相した出力をベース・バンド信号発生器3へ送出
する。
fL >f1 の場合、送信出力11として得られる信号の
位相は、中間周波数信号6の位相と反転するので、送信
出力11の位相として、この反転が好ましくない場合、
入力データ1を入力とする移相器2により、位相反転で
所定の位相の送信出力11が得られるように入力データ
1を移相した出力をベース・バンド信号発生器3へ送出
する。
【0035】(4).特に、送受信の変調方式がπ/4
シフトQPSKで差動符号化規則が図3に示すように与
えられる無線機の場合には、前項(3)の移相器2は入
力データ(Xk ,Yk )に対する出力データ(Xk1,Y
K1)は、Xk1はYK と論理「1」の排他的論理和(EX
OR),YK1はYK と論理「0」の排他的論理和とす
る。
シフトQPSKで差動符号化規則が図3に示すように与
えられる無線機の場合には、前項(3)の移相器2は入
力データ(Xk ,Yk )に対する出力データ(Xk1,Y
K1)は、Xk1はYK と論理「1」の排他的論理和(EX
OR),YK1はYK と論理「0」の排他的論理和とす
る。
【0036】これらの操作により、送信用ローカル信号
8は単一の信号源で、しかもこの信号源の周波数範囲を
比較的狭くすることができる。また、各周波数の大小関
係による位相反転は、移相器2により補正することが可
能であり、従来の構成の変更点も少なく、作成すること
ができる。
8は単一の信号源で、しかもこの信号源の周波数範囲を
比較的狭くすることができる。また、各周波数の大小関
係による位相反転は、移相器2により補正することが可
能であり、従来の構成の変更点も少なく、作成すること
ができる。
【0037】上記の説明は、図2に示す受信機Bの場合
にも同様にして、受信用ローカル信号8aを単一の信号
源で、しかもこの信号源の周波数範囲も比較的狭くする
ことができる。
にも同様にして、受信用ローカル信号8aを単一の信号
源で、しかもこの信号源の周波数範囲も比較的狭くする
ことができる。
【0038】このような2つの周波数帯を持つ無線機
は、以下に記載の周波数帯をとる場合がある。
は、以下に記載の周波数帯をとる場合がある。
【0039】(1).800MHz帯の場合 下り周波数は、810MHz〜826MHz 上り周波数は、940MHz〜956MHz (2).1.5GHz帯の場合 下り周波数は、1477〜1501MHz 上り周波数は、1429〜1453MHz である。
【0040】基地局から見れば、下り周波数は送信周波
数で、上り周波数は受信周波数となり、移動局から見た
ときは、送受信が反対となるのみであるが、以下では、
基地局から見た場合について図1の送信機Aの場合を例
に採って周波数変換器7について説明する。
数で、上り周波数は受信周波数となり、移動局から見た
ときは、送受信が反対となるのみであるが、以下では、
基地局から見た場合について図1の送信機Aの場合を例
に採って周波数変換器7について説明する。
【0041】変調器5から出力される中間周波数信号6
の周波数fm を送信用ローカル信号8の周波数fL の幅
が極力狭くなるように、 fm =(f2min−f1min)/2 として、f1min=810MHz、f2min=1477MH
zとすれば、fm の周波数として、 fm =(1477MHz−810MHz)/2=33
3.5MHz が与えられる。
の周波数fm を送信用ローカル信号8の周波数fL の幅
が極力狭くなるように、 fm =(f2min−f1min)/2 として、f1min=810MHz、f2min=1477MH
zとすれば、fm の周波数として、 fm =(1477MHz−810MHz)/2=33
3.5MHz が与えられる。
【0042】送信用ローカル信号8の周波数fL は、送
信出力11の周波数をf1 =810MHz〜826MH
z、f2 =1477MHz〜1501MHzとして、f
L とfm の和と差の周波数でf1 とf2 の送信出力11
の周波数が得られるように採る。
信出力11の周波数をf1 =810MHz〜826MH
z、f2 =1477MHz〜1501MHzとして、f
L とfm の和と差の周波数でf1 とf2 の送信出力11
の周波数が得られるように採る。
【0043】送信出力11の周波数f1 に対しての送信
用ローカル信号8の周波数f1Lは、 f1L=f1 +fm =(810MHz〜826MHz)+
333.5MHz=1143.5MHz〜1159.5
MHz である。
用ローカル信号8の周波数f1Lは、 f1L=f1 +fm =(810MHz〜826MHz)+
333.5MHz=1143.5MHz〜1159.5
MHz である。
【0044】また、送信出力11の周波数f2 に対して
の送信用ローカル信号8の周波数f2Lは、 f2L=f2 −fm =(1477MHz〜1501MH
z)−333.5MHz=1143.5MHz〜116
7.5MHz となるので、送信用ローカル信号8の周波数をfL とし
て、 fL =1143.5MHz〜1167.5MHz があれば十分である。
の送信用ローカル信号8の周波数f2Lは、 f2L=f2 −fm =(1477MHz〜1501MH
z)−333.5MHz=1143.5MHz〜116
7.5MHz となるので、送信用ローカル信号8の周波数をfL とし
て、 fL =1143.5MHz〜1167.5MHz があれば十分である。
【0045】このような周波数関係の場合には、送信出
力11として、f1 の周波数を出力する場合と、f2 の
周波数を出力する場合とでは、位相反転を伴うので、所
望の出力を得るために、位相反転を伴う周波数の場合に
は(例えば、f1 の周波数を出力する場合に位相反転を
伴うとする),移相器2により入力データを移相してベ
ース・バンド信号発生器3に供給する。
力11として、f1 の周波数を出力する場合と、f2 の
周波数を出力する場合とでは、位相反転を伴うので、所
望の出力を得るために、位相反転を伴う周波数の場合に
は(例えば、f1 の周波数を出力する場合に位相反転を
伴うとする),移相器2により入力データを移相してベ
ース・バンド信号発生器3に供給する。
【0046】上記無線機の場合、送受信の変調方式がπ
/4シフトQPSKであり、差動符号化規則が図3の表
で与えられるので、移相器2の入力を例えば、全て
「0」のデータとすれば、Xk =0,Yk =0となり、
移相器2の出力データXk1とYk1は、Xk1=0EXOR
1=1,Yk1=0,EXOR=0となり、入力全てが
「0」のデータ列は、移相器2の出力として、10、1
0・・・の繰り返しデータをベース・バンド信号発生器
3に供給する。
/4シフトQPSKであり、差動符号化規則が図3の表
で与えられるので、移相器2の入力を例えば、全て
「0」のデータとすれば、Xk =0,Yk =0となり、
移相器2の出力データXk1とYk1は、Xk1=0EXOR
1=1,Yk1=0,EXOR=0となり、入力全てが
「0」のデータ列は、移相器2の出力として、10、1
0・・・の繰り返しデータをベース・バンド信号発生器
3に供給する。
【0047】次に、フィルタ10について説明する。フ
ィルタ10から出力される送信出力11の周波数がf1
の場合に、周波数変換器7の出力信号9の周波数f
0 は、 f0 =(fL +fm )または(fL −fm ) となり、周波数f0 として、1477MHz〜1501
MHzと810MHz〜834MHzの2つの周波数帯
の出力が得られる。
ィルタ10から出力される送信出力11の周波数がf1
の場合に、周波数変換器7の出力信号9の周波数f
0 は、 f0 =(fL +fm )または(fL −fm ) となり、周波数f0 として、1477MHz〜1501
MHzと810MHz〜834MHzの2つの周波数帯
の出力が得られる。
【0048】この周波数のうち、送信出力11の周波数
f1 として必要な810MHz〜826MHzを出力す
るように、送信用ローカル信号fL を与えたときの所望
の周波数成分である810MHz〜826MHzを通過
し、1477MHz〜1501MHzの不要な信号を除
去するフィルタ10と同様の方法で送信出力11の周波
数がf2 の場合の所望の周波数成分である1477MH
z〜1501MHzを通過し、810MHz〜834M
Hzの不要信号を除去するフィルタを所望の周波数帯で
切り換えるように、フィルタ10を構成する。
f1 として必要な810MHz〜826MHzを出力す
るように、送信用ローカル信号fL を与えたときの所望
の周波数成分である810MHz〜826MHzを通過
し、1477MHz〜1501MHzの不要な信号を除
去するフィルタ10と同様の方法で送信出力11の周波
数がf2 の場合の所望の周波数成分である1477MH
z〜1501MHzを通過し、810MHz〜834M
Hzの不要信号を除去するフィルタを所望の周波数帯で
切り換えるように、フィルタ10を構成する。
【0049】このようにして得られる送信出力11の信
号は、2つの周波数帯を単一のローカル信号源で得るこ
とができ、送信出力11と送信用ローカル信号8の周波
数の大小関係によって生じる位相反転は、簡易な方法で
補正が可能となる。
号は、2つの周波数帯を単一のローカル信号源で得るこ
とができ、送信出力11と送信用ローカル信号8の周波
数の大小関係によって生じる位相反転は、簡易な方法で
補正が可能となる。
【0050】上記の説明は、送信機Aについての説明で
あるが、図2の受信機Bの場合にも、2つの周波数帯の
受信信号20の周波数と受信用ローカル信号8aの周波
数との和または差の周波数の中間周波数である出力信号
21を得るような周波数関係を採ることにより、送信機
と同様な効果を得ることが可能である。
あるが、図2の受信機Bの場合にも、2つの周波数帯の
受信信号20の周波数と受信用ローカル信号8aの周波
数との和または差の周波数の中間周波数である出力信号
21を得るような周波数関係を採ることにより、送信機
と同様な効果を得ることが可能である。
【0051】このように、この実施の形態によれば、2
つの周波数帯を持つ送信機Aの送信用ローカル信号8、
受信機Bの受信用ローカル信号8aの信号源の周波数範
囲を狭くすることが可能であり、信号源の性能によって
は、2つの信号源を切り換えて使用することなく、単一
の信号源で済ませることが可能である。
つの周波数帯を持つ送信機Aの送信用ローカル信号8、
受信機Bの受信用ローカル信号8aの信号源の周波数範
囲を狭くすることが可能であり、信号源の性能によって
は、2つの信号源を切り換えて使用することなく、単一
の信号源で済ませることが可能である。
【0052】また、この場合に、送信機Aにおける送信
出力11と送信用ローカル信号8の周波数の大小関係に
より、および受信機Bにおける受信信号20と受信用ロ
ーカル信号8aの周波数の大小関係により、それぞれ送
信機A、受信機Bにおいて位相反転が生じる場合でも、
送信機A、受信機Bにおいてそれぞれ移相器2,2aを
使用することによって、所望の位相となるように、補正
することが可能となる。
出力11と送信用ローカル信号8の周波数の大小関係に
より、および受信機Bにおける受信信号20と受信用ロ
ーカル信号8aの周波数の大小関係により、それぞれ送
信機A、受信機Bにおいて位相反転が生じる場合でも、
送信機A、受信機Bにおいてそれぞれ移相器2,2aを
使用することによって、所望の位相となるように、補正
することが可能となる。
【0053】特に、π/4QPSKシフト変調方式を採
用した無線機で差動符号化規則が図3の表で与えられる
場合には、送信機Aにおける移相器2は入力データ1に
対して固定のデータの排他的論理和(EXOR)をとる
という簡易な方法で実現が可能であり、この実現には、
データを作成するソフトウェア的な処理で可能であるた
めに、新たなハードウェアを必要としない。
用した無線機で差動符号化規則が図3の表で与えられる
場合には、送信機Aにおける移相器2は入力データ1に
対して固定のデータの排他的論理和(EXOR)をとる
という簡易な方法で実現が可能であり、この実現には、
データを作成するソフトウェア的な処理で可能であるた
めに、新たなハードウェアを必要としない。
【0054】この実施例の形態では、送信機Aにおいて
は、送信出力11を出力する際に、中間周波数を介して
送信出力11の周波数を得ており、送信用ローカル信号
8の周波数が固定の中間周波数の差で得るようにしてい
るので、フィルタ10を切り換える必要があったが、送
信用ローカル信号8の周波数の範囲を広げることが許さ
れる無線機では、前述のフィルタ10を2つの通過域を
持つようにすることによって、フィルタを切り換えるこ
となく、行うことができる。
は、送信出力11を出力する際に、中間周波数を介して
送信出力11の周波数を得ており、送信用ローカル信号
8の周波数が固定の中間周波数の差で得るようにしてい
るので、フィルタ10を切り換える必要があったが、送
信用ローカル信号8の周波数の範囲を広げることが許さ
れる無線機では、前述のフィルタ10を2つの通過域を
持つようにすることによって、フィルタを切り換えるこ
となく、行うことができる。
【0055】さらに、前記実施の形態に於ける送信機A
では、800MHzと1.5GHz帯の送信出力11を
得るのに、1つのローカル信号源で周波数範囲114
3.5MHz〜1167.5MHzという24MHz帯
の周波数帯域で実現することができるが、この方式を採
らない送信機で2つの周波数帯をカバーするには、同じ
中間周波数の333.5MHzを用いるとすると、送信
用ローカル信号の周波数を送信出力11の周波数よりも
小さくするようにすれば、800MHz帯の送信用ロー
カル信号の周波数として、476.5MHz〜492.
5MHz、1.5GHz帯の送信用ローカル信号8の周
波数として1143.5MHz〜1167.5MHzの
離れた2つの周波数のローカル信号源が必要であり、1
つの信号源で達成するとすれば、476.5MHz〜1
167.5MHz(643MHz幅)の範囲が必要とな
って、20倍以上の広帯域を要求するか、2つの周波数
帯域によって信号源を切り換えるという方法を採らざる
を得ない。
では、800MHzと1.5GHz帯の送信出力11を
得るのに、1つのローカル信号源で周波数範囲114
3.5MHz〜1167.5MHzという24MHz帯
の周波数帯域で実現することができるが、この方式を採
らない送信機で2つの周波数帯をカバーするには、同じ
中間周波数の333.5MHzを用いるとすると、送信
用ローカル信号の周波数を送信出力11の周波数よりも
小さくするようにすれば、800MHz帯の送信用ロー
カル信号の周波数として、476.5MHz〜492.
5MHz、1.5GHz帯の送信用ローカル信号8の周
波数として1143.5MHz〜1167.5MHzの
離れた2つの周波数のローカル信号源が必要であり、1
つの信号源で達成するとすれば、476.5MHz〜1
167.5MHz(643MHz幅)の範囲が必要とな
って、20倍以上の広帯域を要求するか、2つの周波数
帯域によって信号源を切り換えるという方法を採らざる
を得ない。
【0056】
【発明の効果】この発明によれば、送信機において中間
周波数信号と送信出力が採り得る2つの周波数帯の間の
周波数の送信用ローカル信号と和と差の周波数成分を得
るようにしたので、送信用ローカル信号の信号源を広帯
域にすることなく、送信用ローカル信号源1つだけの使
用で2つの周波数帯をカバーすることができる。
周波数信号と送信出力が採り得る2つの周波数帯の間の
周波数の送信用ローカル信号と和と差の周波数成分を得
るようにしたので、送信用ローカル信号の信号源を広帯
域にすることなく、送信用ローカル信号源1つだけの使
用で2つの周波数帯をカバーすることができる。
【0057】また、受信機においても、受信用ローカル
信号を受信信号が採り得る2つの周波数帯の間の周波数
にとり、この受信用ローカル信号と受信信号との和と差
の周波数成分を固定または極力小さくするようにしたの
で、受信用ローカル信号の信号源を広帯域にすることな
く、1つの受信用ローカル信号の信号源だけの使用で2
つの周波数帯をカバーすることができる。
信号を受信信号が採り得る2つの周波数帯の間の周波数
にとり、この受信用ローカル信号と受信信号との和と差
の周波数成分を固定または極力小さくするようにしたの
で、受信用ローカル信号の信号源を広帯域にすることな
く、1つの受信用ローカル信号の信号源だけの使用で2
つの周波数帯をカバーすることができる。
【図1】この発明の第1の実施の形態における送信機の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態における受信機の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態に適用されるπ/4シフ
トQPSK変調方式の差動符号化規則を示す説明図であ
る。
トQPSK変調方式の差動符号化規則を示す説明図であ
る。
【図4】従来の2つの周波数帯を持つ無線機の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
2,2a 移相器 3 ベース・バンド信号発生器 5 変調器 7,7a 周波数変換器 10,10a フィルタ 22 復調器 23 デコーダ
Claims (7)
- 【請求項1】 2つ周波数帯を使用する無線機におい
て、 ベース・バンド信号(4) を入力として、中間周波数信号
(6) を出力する変調器(5) と、 前記変調器(5) から出力される前記中間周波数信号(6)
を入力して所定周波数の送信出力(11)が採り得る2つの
周波数帯の間の周波数の送信用ローカル信号(8) により
前記中間周波数信号(6) と送信用ローカル信号(8) との
和と差の周波数成分をもつ出力信号(9) を得る周波数変
換器(7) と、 前記周波数変換器(7) から出力される前記出力信号(9)
を入力して前記送信出力(11)を得るフィルタ(10)と、 からなる送信機(A) を有することを特徴とする2つの周
波数帯を持つ無線機。 - 【請求項2】 2つの周波数帯を使用する無線機(B) に
おいて、 受信信号(20)が採り得る2つの周波数帯の間の周波数の
受信用ローカル信号(8a)と前記受信信号(20)との和と差
の周波数成分が固定または極力小さい出力信号(21)を得
る周波数変換器(7a)を備える受信機(B) を有することを
特徴とする2つの周波数帯を持つ無線機。 - 【請求項3】 請求項1の2つの周波数帯を持つ無線機
において、 前記送信機(A) は、前記中間周波数信号(6) と前記出力
信号(9) の位相が前記送信出力(11)と前記送信用ローカ
ル信号(8) の周波数の大小関係により前記送信出力(11)
が所望する位相に反転する場合に入力データ(1) を入力
して出力をベース・バンド信号発生器(3) に接続される
移相器(2) を有することを特徴とする2つの周波数帯を
持つ無線機。 - 【請求項4】 請求項2記載の2つの周波数帯を持つ無
線機において、 前記受信機(B) は、前記受信信号(20)と前記出力信号(2
1)の位相が前記受信信号(20)と前記受信用ローカル信号
(8a)の周波数の大小関係によりベース・バンド信号(4a)
が所望する位相に反転する場合に前記ベース・バンド信
号(4a)を複合するデコーダ(23)の出力を入力して出力デ
ータ(24)を得る移相器(2a)を有することを特徴とする2
つの周波数帯を持つ無線機。 - 【請求項5】 請求項3記載の2つの周波数帯を持つ無
線機において、 前記移相器(2) は、前記送信出力(11)が所望する入力デ
ータ(1) に対応する前記送信出力(11)の位相となるよう
に前記送信出力(11)と前記送信用ローカル信号(8) の周
波数の大小関係により移相量を制御することを特徴する
2つの周波数帯を持つ無線機。 - 【請求項6】 請求項4記載の2つの周波数帯を持つ無
線機において、 前記移相器(2a)は、前記出力データ(24)が前記受信信号
(20)に対応する位相の出力データ(24)となるように前記
受信信号(20)と前記受信用ローカル信号(8a)の周波数の
大小関係により移相量を制御することを特徴とする2つ
の周波数帯を持つ無線機。 - 【請求項7】 請求項5記載の2つの周波数帯を持つ無
線機において、 前記移相器(2) は、送受信の変調方式がπ/4シフトQ
PSKで差動符号化規則が図3で与えられる無線機にお
いて、入力データ(Xk,Yk)に対する出力データ
(Xk1,Yk1)を出力データXk1をXkと論理
「1」の排他的論理和とし、出力データYk1をYkと
論理「0」の排他的論理和とすることを特徴とする2つ
の周波数帯を持つ無線機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8094928A JPH09261103A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 2つの周波数帯を持つ無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8094928A JPH09261103A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 2つの周波数帯を持つ無線機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09261103A true JPH09261103A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=14123639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8094928A Pending JPH09261103A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 2つの周波数帯を持つ無線機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09261103A (ja) |
-
1996
- 1996-03-25 JP JP8094928A patent/JPH09261103A/ja active Pending
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