JPH09260952A - 一次元写像回路 - Google Patents

一次元写像回路

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JPH09260952A
JPH09260952A JP8108754A JP10875496A JPH09260952A JP H09260952 A JPH09260952 A JP H09260952A JP 8108754 A JP8108754 A JP 8108754A JP 10875496 A JP10875496 A JP 10875496A JP H09260952 A JPH09260952 A JP H09260952A
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JP
Japan
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cmos
source follower
circuit
output
cmos inverter
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP8108754A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsufusa Shono
克房 庄野
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MICRO TECHNOL KK
Original Assignee
MICRO TECHNOL KK
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カオスを発生させるための非線形一次元写像
回路をシリコンウェハ上の集積回路として実現させる。 【構成】 MOSトランジスタ1と2からなるCMOS
ソースホロアの作り出す増加関数とMOSトランジスタ
3と4からなるCMOSインバータの作り出す減少関数
を回路的に結合させる。CMOSソースホロアをディプ
レッションモードとし、CMOSインバータはエンハン
スメントモードとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】複雑な組み合わせ問題の最適解を
出力する集積回路として、カオスを発生させ、発生した
カオスを制御し、安定な多周期を抽出する研究がなされ
ている。本発明はディジタルコンピュータの演算能力を
飛躍的に向上させ、知的処理を可能にする可能性を示し
ている。発生したカオスの複雑な振る舞いをアナログデ
ィジタル変換器でディジタルコードに変換し、観測結果
をディジタルコードのタイムシリーズとして記憶し、過
去の分岐に基づく複雑さを暗号化復元に利用する電子情
報通信分野に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路は工業的にはディジタルコンピ
ュータを成功させた。ディジタルコンピュータは論理回
路のみで構成されている。論理回路の自動設計を可能に
するため、CMOS集積回路はすべてエンハンスメント
モード(ノーマリ・オフ、ゲート電圧を印加しないとき
にチャネルがオフ状態となる)で設計されている。その
方が設計も、シミュレーションも、ウエハプロセスも簡
単になるからである。
【0003】MOSトランジスタの非線形性を有効に生
かしたカオス発生のための非線形一次元写像回路の例を
図1に示す。
【0004】NMOSプルアップトランジスタ1とPM
OSプルダウントランジスタ2はCMOSソースホロア
を形成し、入力電圧5が与えられ、出力電圧6が取り出
される。CMOSソースホロア1、2は入力電圧5の増
加に対し出力電圧6がほぼ比例して増加する増加関数を
与える。
【0005】一方、PMOSプルアップトランジスタ3
とNMOSプルダウントランジスタ4はCMOSインバ
ータを構成し、入力電圧5が与えられ、出力電圧6が取
り出される。CMOSインバータ3、4は入力電圧5の
増加に対し出力電圧6が減少する減少関数を与える。
【0006】入力電圧5および出力電圧6がCMOSソ
ースホロア1、2とインバータ3、4に共通に与えられ
たことにより、電子回路的には増加関数と減少関数の関
数合成が実行され、非線形一次元写像回路が実現され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】同じように設計し、同
じようにウエハプロセスを通した図1の一次元写像回路
が、同じカオスとしての振る舞いをするということを実
現するために、図1の一次元写像回路は集積回路として
実現される必要がある。その場合2つの不都合な解決を
されねばならない問題を生じる。カオスの工業化のため
には解決されねばならない。
【0008】第1の主要な解決すべき問題は、図1の回
路をエンハンスメントモードのみで実現した場合、CM
OSソースホロアを構成するMOSトランジスタ1、2
はサブスレッシュホールド領域(チャネルに弱い反転層
が形成される)で動作し、一方CMOSインバータを構
成するMOSトランジスタ3、4は飽和領域で動作し、
出力6の電位を決定する精度がそれぞれ異なる。
【0009】サブスレッシュホールド領域での出力電圧
6の電位の決定精度は、電源電圧5Vに対し10−4
程度と悪く、飽和領域での出力6の決定性度は、電源電
圧5Vに対し10−8Vと良い。共通出力6の電位は悪
い方の精度で決定される。
【0010】カオスの振る舞いは出力の状態決定精度に
強く依存している。したがって、CMOSソースホロア
のNMOSトランジスタとPMOSトランジスタに電流
が線形または飽和領域できちんと流れるようにディプレ
ッションモードで設計される必要がある。
【0011】第2の解決すべき問題は、図1の回路をエ
ンハンスメントモードのみで実現した場合、CMOSソ
ースホロアを構成するMOSトランジスタ1、2のチャ
ネル領域の寸法、幅Wと長さLを、大きく違えて設計し
なければならない。
【0012】たとえば、長さLを一定とした場合、幅W
をCMOSソースホロアはCMOSインバータの20倍
に大きく設計しなければならない。幅Wを一定とした場
合、長さLをCMOSソースホロアはCMOSインバー
タの20分の1と小さく設計しなければならない。
【0013】集積回路は、PMOSトランジスタもNM
OSトランジスタも同じチャネル寸法にそろえ、しかも
チャネルコンダクタンスが同じになるように設計したと
きに集積密度を向上させることができ、合理的な設計だ
ということができる。CMOSソースホロアをディプレ
ッションモードで動作させるように設計すれば、同じ寸
法にそろえた設計ができ合理的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】CMOSソースホロアを
ディプレッションモードで動作させるためには、シリコ
ンウエハ上にPMOSトランジスタとNMOSトランジ
スタがノーマリ・オン(ゲートに電圧を加えないときに
チャネルがオン状態となる)となるように、不純物元素
のカウンタードープをおこなって、ドナー原子とアクセ
プタ原子の相互補償を利用し、MOSトランジスタのし
きい値電圧の調整を行う。
【0015】CMOSウエハプロセスは、エンハンスメ
ントモードのみで構成する場合に比べると、その分だけ
工程数がふえ、複雑になるが、複雑さを考慮に入れて
も、第1の重要な解決すべき問題点である出力6の状態
決定精度をエンハンスメントモードCMOSインバータ
の精度にそろえることは、カオスの工業的実用化のため
には必要なことである。
【0016】
【作用】カオス発生一次元写像回路を構成するCMOS
ソースホロアをディプレッションモードとし、CMOS
インバータをエンハンスメントモードとする本案の効果
は、集積回路のデザインを合理的にするだけでなく、回
路の出力の状態決定精度を向上させる。この効果は、カ
オスを工業的に実用したときに顕著な効果となってあら
われる。
【0017】たとえば、カオスのタイムシリーズの時間
反転非可逆性を用いた暗号化復元において、予測可能な
離散時間範囲が長くなるのにともなって、用意できる暗
号キーの数をふやすことができる。エンハンスメントモ
ードのみで構成した場合に用意できる暗号キーが10程
度であるのに対し、CMOSソースホロアをディプレッ
ションモードとしCMOSインバータをエンハンスメン
トモードとしたとき用意できる暗号キーの数は40程度
となる。状態決定精度がそれだけ向上することを意味し
ている。
【0018】
【実施例】CMOSインバータは入力電圧の増加に対し
て出力電圧が減少する伝達特性を与える。CMOSイン
バータを電源とGNDとの間で逆転したCMOSソース
ホロアは、入力電圧の増加に対して出力電圧が増加する
電圧特性を与える。CMOSインバータとCMOSソー
スホロアを、入力を共通に与え、出力を共通に接続する
と、減少関数と増加関数が関数合成され、非線形の入出
力伝達特性が得られる。非線形性を外部より制御するた
め、CMOSインバータあるいはCMOSソースホロア
を分割し、外部バイアスを与えられるようにしておくと
よい。その基本回路が図1で示された。
【0019】集積回路の最終設計情報は1組のマスクパ
ターンの図形である。CMOSソースホロアをディプレ
ッションモードで動作させるように、イオン注入工程を
付加する。そのためのマスクが追加される。CMOSイ
ンバータはエンハンスメントモードで動作する。そのよ
うにしたとき、MOSトランジスタのチャネルサイズを
等しい値とすることができ、一次元写像回路の状態決定
精度をそろえることができる。
【0020】
【発明の効果】カオスの予測可能な離散時間範囲が長く
なることは、一次元写像回路の出力をアナログディジタ
ル変換をしてディジタルコード化したときに、アナログ
ディジタル変換装置の分解能をおとすことができること
を意味している。タイムシリーズのディジタルデータベ
ースの作成において、慣用的には16ビット、12ビッ
トあるいは8ビットのアナログディジタル変換器が用い
られるが、16ビットあるいは12ビットで大量のデー
タを保持して実行をしていた電子メール、あるいはディ
ジタルフォンの暗号化復元操作を8ビットアナログディ
ジタル変換器を用いたデータベースを実用化していくこ
とが可能になる。この効果はきわめて大きい。
【0021】カオス状態を、低分解能アナログディジタ
ル変換器と高分解能でアナログ変換器を通して安定多周
期に抑制し、多値演算を実行してディジタルコンピュー
タの演算能力を向上させることができるが、この場合
も、当然のことながら一次元写像回路の状態決定精度が
向上するほど、より多くの多値を与えられた電源電圧と
接地電圧との間に定義でき、より効率的な演算を実行で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】非線形一次元写像回路の回路図である。
【符号の説明】
1.NMOSプルアップトランジスタ 2.PMOSプルダウントランジスタ 3.PMOSプルアップトランジスタ 4.NMOSプルダウントランジスタ 5.入力電圧 6.出力電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 21/8238 H01L 27/08 321L 27/092

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)と(2)のMOSトランジスタか
    らなるCMOSソースホロアの作り出す増加関数と
    (3)と(4)のMOSトランジスタからなるCMOS
    インバータの作り出す減少関数を回路的に結合すること
    により非線形一次元写像回路をシリコンウエハ上に集積
    回路として実現するにあたって、CMOSソースホロア
    をディプレッションモードとし、CMOSインバータを
    エンハンスメントモードとしたことを特長とするカオス
    発生一次元写像回路。
  2. 【請求項2】 (1)と(2)のMOSトランジスタか
    らなるCMOSソースホロアの作りだす増加関数と
    (3)と(4)のMOSトランジスタからなるCMOS
    インバータの作り出す減少関数を回路的に結合すること
    により非線形一次元写像回路をシリコンウエハ上に集積
    回路として実現するにあたって、CMOSソースホロア
    をイオン注入法を用い異種のドナーまたはアクセプタ不
    純物元素の相互補償を利用してディプレッションモード
    にしきい値制御し、CMOSインバータをイオン注入法
    を利用してエンハンスメントモードにしきい値制御した
    ことを特長とするカオス発生一次元写像回路。
JP8108754A 1996-03-26 1996-03-26 一次元写像回路 Abandoned JPH09260952A (ja)

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JP8108754A JPH09260952A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 一次元写像回路

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002530009A (ja) * 1998-11-12 2002-09-10 ケビン ショート 安全デジタルカオス通信のための方法及び装置
JP2013509031A (ja) * 2009-10-14 2013-03-07 ケイオロジクス インク 利用度の高い可変回路トポロジーを有する汎用論理アレー及び定出力の様々な論理ゲートを実現するロジスティク写像回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002530009A (ja) * 1998-11-12 2002-09-10 ケビン ショート 安全デジタルカオス通信のための方法及び装置
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