JPH09260908A - 方向性結合器付き低域通過フィルタおよび携帯電話機 - Google Patents

方向性結合器付き低域通過フィルタおよび携帯電話機

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JPH09260908A
JPH09260908A JP8065948A JP6594896A JPH09260908A JP H09260908 A JPH09260908 A JP H09260908A JP 8065948 A JP8065948 A JP 8065948A JP 6594896 A JP6594896 A JP 6594896A JP H09260908 A JPH09260908 A JP H09260908A
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洋 櫛谷
Naoki Yuda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機の送信系において、従来の方向性
結合器と同じ線路長で、方向性結合器の他に所望の周波
数帯域に2つの減衰極を有する低域通過フィルタの機能
を併せ持つ一体化部品を提供することを目的とする。 【解決手段】 方向性結合器の主伝送線路105の両端
にスタブ線路108および109を接続し、その特性イ
ンピーダンス、終端条件、および線路長を調整すること
により、減衰極の周波数を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信の携帯
電話機の送信系回路として好適な方向性結合器付き低域
通過フィルタおよび携帯電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の携帯電話機の送信系のブロ
ック図を示す。電力増幅器PAで増幅された電力からモ
ニタ信号を容量結合用コンデンサCを介して取り出し、
アイソレータISOを介して低域通過フィルタLPFを
接続し、モードスイッチSWが送信側にある時、システ
ムの2倍波スプリアス発信、および3倍波スプリアス発
信を取り除いて送信していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、増幅されたシステムの2倍波スプリアス
発信、および3倍波スプリアス発信を十分に減衰させる
には低域通過フィルタLPFの段数を増やす必要があ
り、またモードスイッチSWの投入位置にかかわらず反
射信号を防ぐ目的でアイソレータISOを接続している
ので価格が高くなるという問題点を有していた。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、高周波数帯域
を減衰、特にシステムの2倍波スプリアス発信、および
3倍波スプリアス発信を減衰させることができ、小型で
低価格の方向性結合器付き低域通過フィルタおよび携帯
電話機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、モニタ信号を方向性結合器で取り出す構
成としてアイソレータを除去し、方向性結合器の主伝送
線路にスタブ線路を接続するという構成を備えたもので
ある。
【0006】これにより所望の周波数帯域を減衰させ、
かつ従来の方向性結合器と同じ線路長で携帯電話機の送
信系の部品点数を少なくすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、方向性結合器の主伝送線路にスタブ線路を接続した
方向性結合器付き低域通過フィルタであり、方向性結合
器の他に所望の周波数帯域に減衰極を持つ低域通過フィ
ルタの機能を併せ持つという作用を有する。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、方向性
結合器の主伝送線路の両端にスタブ線路を接続した方向
性結合器付き低域通過フィルタであり、方向性結合器の
他に所望の周波数帯域に2つの減衰極を持つ低域通過フ
ィルタの機能を併せ持つという作用を有する。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、方向性
結合器の主伝送線路の両端にスタブ線路が接続され、そ
れらのスタブ線路が前記方向性結合器の主伝送線路の線
路長方向に配置され、前記主伝送線路と電磁界結合され
ていることを特徴とする方向性結合器付き低域通過フィ
ルタであり、従来の方向性結合器と同じ線路長で方向性
結合器付き低域通過フィルタを構成でき、また結合度を
調整することで減衰極の帯域幅を制御する作用を有す
る。
【0010】本発明の請求項4に記載の発明は、スタブ
線路の少なくとも1つが低域通過フィルタの通過帯域周
波数の2倍波周波数で共振する線路長を有することを特
徴とする請求項2または3記載の方向性結合器付き低域
通過フィルタであり、特に2倍波周波数帯域を減衰させ
るという作用を有する。
【0011】本発明の請求項5に記載の発明は、スタブ
線路のうちの1つが低域通過フィルタの通過帯域周波数
の2倍波周波数で共振する線路長を有し、もう1つが通
過帯域周波数の3倍波周波数で共振する線路長を有する
ことを特徴とする請求項2または3記載の方向性結合器
付き低域通過フィルタであり、特に2倍波周波数帯域、
および3倍波周波数帯域を減衰させるという作用を有す
る。
【0012】本発明の請求項6に記載の発明は、スタブ
線路がメアンダー線路またはスパイラル線路もしくはス
テップトインピーダンス線路であることを特徴とする請
求項1ないし5のいずれかに記載の方向性結合器付き低
域通過フィルタであり、方向性結合器付き低域通過フィ
ルタを小型化するという作用を有する。
【0013】本発明の請求項7に記載の発明は、スタブ
線路がオープンスタブ線路であることを特徴とする請求
項1ないし5のいずれかに記載の方向性結合器付き低域
通過フィルタであり、スタブ線路の線路長を短くして方
向性結合器付き低域通過フィルタを小型化する。またこ
のときスタブ線路は通過帯域周波数では容量性を示して
低域通過特性を向上させる作用を有する。
【0014】本発明の請求項8に記載の発明は、3倍波
周波数で共振するスタブ線路が接続された端子および副
伝送線路の両端子にGNDとの間にコンデンサを接続し
たことを特徴とする請求項2または3記載の方向性結合
器付き低域通過フィルタであり、容量を調整することに
より方向性結合器付き低域通過フィルタのインピーダン
ス整合をとることができるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項9に記載の発明は、2倍波
周波数で共振するスタブ線路の線路幅よりも3倍波周波
数で共振するスタブ線路の線路幅の方が太いことを特徴
とする請求項2または3記載の方向性結合器付き低域通
過フィルタであり、調整用のコンデンサ数を削減でき、
また容量の微調整を容易にする作用を有する。
【0016】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項1ないし9のいずれかに記載の方向性結合器付き低域
通過フィルタを送信系回路に採用したことを特徴とする
携帯電話機であり、従来の回路から部品点数を削減し小
型、および低価格化を実現する作用がある。
【0017】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図5を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
方向性結合器付き低域通過フィルタを示す。図1におい
て、両端を端子101および端子102とする主伝送線
路105と、両端を端子103および端子104とする
副伝送線路106とを下面をシールド電極とした誘電体
基板107に並行して配置する。前記主伝送線路105
と前記副伝送線路106を電磁界結合させ、前記端子1
04を50Ω終端として方向性結合器を形成する。前記
誘電体基板107はアルミナで構成されており、比誘電
率が小さく伝送線路の特性インピーダンスを大きくする
ことができ、方向性結合器の特性を良くすることができ
る。
【0018】前記端子101および端子102にそれぞ
れスタブ線路108、スタブ線路109を接続する。こ
れらの伝送線路およびスタブ線路の形成方法はスクリー
ン印刷や集積回路基板作製用の凹版による方法などさま
ざまな方法が可能である。
【0019】以上のように構成された方向性結合器付き
低域通過フィルタについて、以下その動作を説明する。
【0020】本実施の形態の前記スタブ線路108およ
び前記スタブ線路109の接続点から見た入力インピー
ダンスZiは線路の特性インピーダンスをZ0、位相定数
をβ、線路長をl、および終端におけるインピーダンス
lとして損失を無視すると Zi=Z0・(Zl+jZ0tanβl)/(Z0+jZl
anβl) で表される。従って、前記スタブ線路108および前記
スタブ線路109は線路の特性インピーダンス、終端条
件、および線路長により直列共振器として作用し、周波
数特性において減衰極を形成する。また前記主伝送線路
105はインダクタンスとして作用するので、本構成は
前記主伝送線路105の線路長をλ/4波長とする周波
数を通過帯域周波数(以下、ω0とする)とする2つの
減衰極を有する低域通過フィルタとして作用する。
【0021】以上のように本実施の形態によれば、従来
の方向性結合器の主伝送線路の両端にスタブ線路を接続
し、それらのスタブ線路の特性インピーダンス、終端条
件、および線路長を調整することにより、方向性結合器
の他に所望の周波数帯に減衰極をもつ低域通過フィルタ
の機能を併せ持った部品を提供できる。
【0022】なお、本実施の形態におけるスタブ線路は
2つであるが、これは1つでもよい。この場合は部品の
専有面積を削減できる効果がある。
【0023】また、本実施の形態におけるスタブ線路の
少なくとも一方の線路長をω0の2倍波周波数(以下、
2ω0とする)で共振する長さとしてもよい。この場合
はシステムの2倍波スプリアス発振を抑圧する効果があ
る。
【0024】また、本実施の形態におけるスタブ線路の
一方の線路長を2ω0で共振する長さ、もう一方の線路
長をω0の3倍波周波数(以下、3ω0とする)で共振す
る長さとしてもよい。この場合はシステムの2倍波スプ
リアス発振、および3倍波スプリアス発振を抑圧する効
果がある。
【0025】また、本実施の形態におけるスタブ線路を
メアンダー線路、またはスパイラル線路、またはステッ
プトインピーダンス線路としてもよい。この場合は特性
を変えずに方向性結合器付き低域通過フィルタの大きさ
を小型化できる効果がある。
【0026】また、本実施の形態におけるスタブ線路を
オープンスタブ線路としてもよい。この場合はスタブ線
路の線路長がλ/4で共振する共振器として作用するの
で、所望の減衰極を形成するための線路長を短くできる
効果がある。このときω0帯域では2つのスタブ線路は
容量性を示し、主伝送線路と2つのスタブ線路でπ型3
段低域通過フィルタを構成することになり高周波数帯域
の減衰特性を向上できる効果がある。
【0027】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における方向性結合器付き低域通過フィルタを示
す。なお図2に示す本実施の形態の方向性結合器付き低
域通過フィルタは、基本的には図1に示した実施の形態
1と同じ構成であるので、同一部分には同一番号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0028】本実施の形態では方向性結合器付き低域通
過フィルタのスタブ線路208およびスタブ線路209
を図2に示すように主伝送線路105と並行して配置
し、前記スタブ線路208および前記スタブ線路209
を前記主伝送線路105と電磁界結合させており、他は
実施の形態1と同じ構造である。
【0029】以上のように構成された方向性結合器付き
低域通過フィルタについて、以下その動作を説明する。
【0030】実施の形態1では主伝送線路をインダクタ
ンスとして作用させ、またその両端にスタブ線路を接続
して直列共振器として作用させて2減衰極を有する低域
通過フィルタを構成しているが、低比誘電率の基板上に
線路を形成しているので比較的にスタブ線路の線路長が
長くなり、方向性結合器付き低域通過フィルタの形状が
大きくなる。
【0031】本実施の形態では前記スタブ線路208お
よび前記スタブ線路209が前記主伝送線路105およ
び前記副伝送線路106と並行して配置してあるので、
方向性結合器と同じ線路長で方向性結合器付き低域通過
フィルタを実現できる。
【0032】また、前記主伝送線路105のうち前記ス
タブ線路208と電磁界結合している部分を図3(a)
に示すような結合伝送線路を用いた2開孔回路と考える
と、その等価回路は図3(b)で表される。このとき、
結合伝送線路の偶モードインピーダンスをZe、および
奇モードインピーダンスをZoとすると、前記主伝送線
路105の特性インピーダンスZ1、および前記スタブ
線路208の特性インピーダンスZ2はそれぞれ Z1=(Ze+Zo)/2 Z2=(Ze/Zo)・(Ze+Zo)/2 で表される。結合伝送線路の結合度を大きくする、すな
わちZe−Zoを大きくすると、上式から前記スタブ線路
208の特性インピーダンスZ2が大きくなり、前記ス
タブ線路208が形成する減衰極の帯域幅が狭くなるこ
とが分かる。前記主伝送線路105と前記スタブ線路2
09についても同様に、結合度を大きくすると、前記ス
タブ線路209が形成する減衰極の帯域幅が狭くなる。
【0033】従って本実施の形態では、前記主伝送線路
105の線路幅、前記スタブ線路208の線路幅および
両者の線路間隔、また前記主伝送線路105の線路幅、
前記スタブ線路209の線路幅および両者の線路間隔を
変えることで前記スタブ線路208および前記スタブ線
路209が形成する減衰極の帯域幅を制御することがで
きる。
【0034】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3における方向性結合器付き低域通過フィルタを示
す。なお図4に示す本実施の形態の方向性結合器付き低
域通過フィルタは、基本的には図2に示した実施の形態
2と同じ構成であるので、同一部分には同一番号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0035】本実施の形態では図4に示すように主伝送
線路105の端にコンデンサ410を、また副伝送線路
106の両端にコンデンサ411およびコンデンサ41
2を接続しており、他は実施の形態2と同じ構造であ
る。
【0036】以上のように構成された方向性結合器付き
低域通過フィルタについて、以下その動作を説明する。
【0037】実施の形態1および実施の形態2では主伝
送線路をインダクタンスとして作用させ、またその両端
にスタブ線路を接続して2ω0もしくは3ω0で共振する
直列共振器として作用させて2つの減衰極を有する低域
通過周波数特性を得ている。このときω0帯域ではこれ
らの2つのスタブ線路は容量性を示してπ型3段低域通
過フィルタを構成しているが、2つのスタブ線路が示す
容量成分は全く同じではない。
【0038】前記スタブ線路208および前記スタブ線
路209が図4に示すようなオープンスタブ線路であ
り、それぞれが2ω0、3ω0で共振する場合、それらの
アドミタンスは Y=Y0tanβl (ただしY0=1/Z0) で表され、低周波数で共振するオープンスタブ線路のア
ドミタンスは高周波数で共振するオープンスタブ線路の
アドミタンスよりも大きくなる。従って、前記端子10
1に作用する容量成分は前記端子102に作用する容量
成分よりも大きくなり、また前記端子103および前記
端子104に作用する容量成分はないので、方向性結合
器付き低域通過フィルタにおけるインピーダンスマッチ
ングは不整合となる。
【0039】本実施の形態では前記コンデンサ410、
前記コンデンサ411、および前記コンデンサ412を
調整して容量を補正することにより、インピーダンス整
合のとれた低域通過フィルタを実現することができる。
【0040】好ましくは前記コンデンサ410の容量は
前記スタブ線路208の容量成分から前記スタブ線路2
09の容量成分を引いた値とし、また前記コンデンサ4
11および412の容量は前記スタブ線路208の容量
成分と同じ値とすることが望ましい。この場合はω0
おいて最も整合がとれる状態となる。
【0041】なお、本実施の形態では前記スタブ線路2
09で不足する容量を前記端子102に接続する前記コ
ンデンサ410で補正しているが、これはコンデンサを
接続するかわりに前記スタブ線路209の線路幅を前記
スタブ線路208の線路幅よりも太くすることで補正し
てもよい。この場合は部品点数を削減し、容量の微調整
を行うことができる効果がある。
【0042】(実施の形態4)図5は本発明の実施の形
態4における方向性結合器付き低域通過フィルタを採用
した携帯電話機の送信系の出力回路を示す。本実施の形
態に採用されている方向性結合器付き低域通過フィルタ
は本発明の実施の形態1、実施の形態2および実施の形
態3に示されるいずれの方向性結合器付き低域通過フィ
ルタでもよい。
【0043】図5において、前記端子101を電力増幅
器PAに接続し、前記端子102をモードスイッチSW
に接続し、前記端子103をモニタ端子とし、前記端子
104をそのまま50Ω終端とする。
【0044】以上のように構成された携帯電話機の送信
系の出力回路について、その動作を説明する。
【0045】システムの信号は電力増幅器PAにより増
幅され、方向性結合器付き低域通過フィルタおよびスイ
ッチSWを経てアンテナANTから送信される。このと
きシステムの高周波数帯域、特に2倍波スプリアス発
信、および3倍波スプリアス発信は方向性結合器付き低
域通過フィルタにより減衰し、アンテナには伝わらな
い。また方向性結合器によりモニタ信号を取り出すこと
ができる。
【0046】以上のように本実施の形態によれば、本発
明の方向性結合器付き低域通過フィルタを採用すること
で携帯電話機の送信系の出力回路の部品点数を削減で
き、小型、および低価格化できる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、方向性結
合器の主伝送線路にスタブ線路を接続することにより、
線路長を変えることなく所望の周波数帯域に減衰極を有
する低域通過フィルタの機能を併せ持つ部品を実現する
ことができる。またスタブ線路と主伝送線路を電磁界結
合させることにより、減衰極の帯域幅を制御することが
できる。また主伝送線路、および副伝送線路の両端をコ
ンデンサを介して接地することにより、方向性結合器付
き低域通過フィルタのインピーダンス整合をとることが
できる。また本発明の方向性結合器付き低域通過フィル
タを携帯電話機の送信系の出力回路に採用することで部
品点数の削減と小型、および低価格化を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における方向性結合器付
き低域通過フィルタの斜視図
【図2】本発明の実施の形態2における方向性結合器付
き低域通過フィルタの斜視図
【図3】本発明の実施の形態2における主伝送線路およ
びスタブ線路の関係を示す説明図
【図4】本発明の実施の形態3における方向性結合器付
き低域通過フィルタの斜視図
【図5】本発明の実施の形態4における方向性結合器付
き低域通過フィルタを採用した携帯電話機の送信系のブ
ロック図
【図6】従来の携帯電話機の送信系のブロック図
【符号の説明】
101 端子 102 端子 103 端子 104 端子 105 主伝送線路 106 副伝送線路 107 誘電体基板 108 スタブ線路 109 スタブ線路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方向性結合器の主伝送線路にスタブ線路
    を接続したことを特徴とする方向性結合器付き低域通過
    フィルタ。
  2. 【請求項2】 方向性結合器の主伝送線路の両端にスタ
    ブ線路を接続したことを特徴とする方向性結合器付き低
    域通過フィルタ。
  3. 【請求項3】 方向性結合器の主伝送線路の両端にスタ
    ブ線路が接続され、それらのスタブ線路が前記方向性結
    合器の主伝送線路の線路長方向に配置され、前記主伝送
    線路と電磁界結合されていることを特徴とする方向性結
    合器付き低域通過フィルタ。
  4. 【請求項4】 スタブ線路の少なくとも1つが低域通過
    フィルタの通過帯域周波数の2倍波周波数で共振する線
    路長を有することを特徴とする請求項2または3記載の
    方向性結合器付き低域通過フィルタ。
  5. 【請求項5】 スタブ線路のうちの1つが低域通過フィ
    ルタの通過帯域周波数の2倍波周波数で共振する線路長
    を有し、もう1つが通過帯域周波数の3倍波周波数で共
    振する線路長を有することを特徴とする請求項2または
    3記載の方向性結合器付き低域通過フィルタ。
  6. 【請求項6】 スタブ線路がメアンダー線路またはスパ
    イラル線路もしくはステップトインピーダンス線路であ
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    の方向性結合器付き低域通過フィルタ。
  7. 【請求項7】 スタブ線路がオープンスタブ線路である
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    方向性結合器付き低域通過フィルタ。
  8. 【請求項8】 3倍波周波数で共振するスタブ線路が接
    続された端子および方向性結合器の副伝送線路の両端子
    にGNDとの間にコンデンサを接続したことを特徴とす
    る請求項2または3記載の方向性結合器付き低域通過フ
    ィルタ。
  9. 【請求項9】 2倍波周波数で共振するスタブ線路の線
    路幅よりも3倍波周波数で共振するスタブ線路の線路幅
    の方が太いことを特徴とする請求項2または3記載の方
    向性結合器付き低域通過フィルタ。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    方向性結合器付き低域通過フィルタを送信系回路に採用
    したことを特徴とする携帯電話機。
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