JPH09259976A - コネクタ端子の嵌合構造 - Google Patents
コネクタ端子の嵌合構造Info
- Publication number
- JPH09259976A JPH09259976A JP8064206A JP6420696A JPH09259976A JP H09259976 A JPH09259976 A JP H09259976A JP 8064206 A JP8064206 A JP 8064206A JP 6420696 A JP6420696 A JP 6420696A JP H09259976 A JPH09259976 A JP H09259976A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- connector terminal
- package
- bwb
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コネクタの大型化、大幅な形状変更、構成の
複雑化を招くことなく、適正かつ円滑な嵌合を実現でき
るコネクタ端子の嵌合構造を提供すること。 【解決手段】 第１のコネクタ端子（パッケージコネク
タ４）に差し込み具１２を設け、第２のコネクタ端子
（ＢＷＢコネクタ３）に前記差し込み具（１２）を誘導
する傾斜面（５ａ，５ｂ，６ａ，６ｂ）とこの傾斜面に
連続する前記差し込み具受け入れ用切り溝（５ｃ，６
ｃ）を設け、第２のコネクタ端子（３）に嵌合する第１
のコネクタ端子（４）が嵌合方向に対し直交する方向に
大きくずれていても容易に嵌合させることができるよう
にしたもの。
複雑化を招くことなく、適正かつ円滑な嵌合を実現でき
るコネクタ端子の嵌合構造を提供すること。 【解決手段】 第１のコネクタ端子（パッケージコネク
タ４）に差し込み具１２を設け、第２のコネクタ端子
（ＢＷＢコネクタ３）に前記差し込み具（１２）を誘導
する傾斜面（５ａ，５ｂ，６ａ，６ｂ）とこの傾斜面に
連続する前記差し込み具受け入れ用切り溝（５ｃ，６
ｃ）を設け、第２のコネクタ端子（３）に嵌合する第１
のコネクタ端子（４）が嵌合方向に対し直交する方向に
大きくずれていても容易に嵌合させることができるよう
にしたもの。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機器やコンピ
ュータ等の電気回路機能を有するプリント基板（以下パ
ッケージと称する）、およびバックボード（以下ＢＷＢ
と称する）に実装するコネクタ端子の嵌合構造に関する
ものである。
ュータ等の電気回路機能を有するプリント基板（以下パ
ッケージと称する）、およびバックボード（以下ＢＷＢ
と称する）に実装するコネクタ端子の嵌合構造に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】通信機器やコンピュータ等の装置は、電
気部品を実装した複数枚のパッケージと、パッケージ間
を接続するためにパッケージ挿入方向に配備されるＢＷ
Ｂおよび、パッケージをＢＷＢに嵌合させる際にパッケ
ージをガイドするとともに、パッケージを収納する筐体
構造物（以下シェルフと称する）を備えている。
気部品を実装した複数枚のパッケージと、パッケージ間
を接続するためにパッケージ挿入方向に配備されるＢＷ
Ｂおよび、パッケージをＢＷＢに嵌合させる際にパッケ
ージをガイドするとともに、パッケージを収納する筐体
構造物（以下シェルフと称する）を備えている。
【０００３】近年、前記装置は小型化が推し進められる
とともに多機能化が求められ、装置の中枢を成すパッケ
ージへの電気部品の実装はより高密度化が図られてい
る。また、他のパッケージとのインターフェイス量が増
大するにしたがい、パッケージに実装されているインタ
ーフェイス用コネクタの数が増えている。したがって、
それまで一定のサイズを保っていたパッケージを、各種
の条件に合わせることにより前記小型化要請に反しその
形を大型にせざるを得なくなっている。
とともに多機能化が求められ、装置の中枢を成すパッケ
ージへの電気部品の実装はより高密度化が図られてい
る。また、他のパッケージとのインターフェイス量が増
大するにしたがい、パッケージに実装されているインタ
ーフェイス用コネクタの数が増えている。したがって、
それまで一定のサイズを保っていたパッケージを、各種
の条件に合わせることにより前記小型化要請に反しその
形を大型にせざるを得なくなっている。
【０００４】図２、図３は、こうした事情を説明するた
めの図である。このうち図２は、シェルフの縦断面図で
あり、シェルフ２０内部の上下に間隔をおいてパッケー
ジ２２挿入方向にガイド片２１が形成され、複数のガイ
ド片２１によって形成されるガイド溝に沿ってパッケー
ジ２２が挿入される。挿入されたパッケージ２２はＢＷ
Ｂ２３に嵌合されるが、具体的にはパッケージ２２に付
設されているパッケージコネクタ２４と、ＢＷＢ２３に
付設されているＢＷＢコネクタ２５とが嵌合することに
よって行われる。こうして、パッケージ２２相互間のイ
ンターフェイスがとられることになる。
めの図である。このうち図２は、シェルフの縦断面図で
あり、シェルフ２０内部の上下に間隔をおいてパッケー
ジ２２挿入方向にガイド片２１が形成され、複数のガイ
ド片２１によって形成されるガイド溝に沿ってパッケー
ジ２２が挿入される。挿入されたパッケージ２２はＢＷ
Ｂ２３に嵌合されるが、具体的にはパッケージ２２に付
設されているパッケージコネクタ２４と、ＢＷＢ２３に
付設されているＢＷＢコネクタ２５とが嵌合することに
よって行われる。こうして、パッケージ２２相互間のイ
ンターフェイスがとられることになる。
【０００５】次に図３は、パッケージ２２に付設されて
いるパッケージコネクタ２４と、ＢＷＢ２３に付設され
ているＢＷＢコネクタ２５との相互関係をシェルフ上方
から見た拡大図である。図示のように、両者はそれぞれ
中心軸Ａを機軸として嵌合するように設計されている
が、シェルフ２０にＢＷＢ２３を適正に組み付けていな
い場合や、パッケージ２２自体に反りがある場合等に、
パッケージ２２が中心軸Ａに対し±Ｘの範囲で図面上左
右にずれた状態で無理やり嵌合されてしまうことがあ
り、或いは嵌合できないこともある。
いるパッケージコネクタ２４と、ＢＷＢ２３に付設され
ているＢＷＢコネクタ２５との相互関係をシェルフ上方
から見た拡大図である。図示のように、両者はそれぞれ
中心軸Ａを機軸として嵌合するように設計されている
が、シェルフ２０にＢＷＢ２３を適正に組み付けていな
い場合や、パッケージ２２自体に反りがある場合等に、
パッケージ２２が中心軸Ａに対し±Ｘの範囲で図面上左
右にずれた状態で無理やり嵌合されてしまうことがあ
り、或いは嵌合できないこともある。
【０００６】この事態を回避しＢＷＢコネクタ２５とバ
ッケージ２４を適正に嵌合させるために、ＢＷＢコネク
タ２５の嵌合口の４面（上下左右面）にずれの範囲であ
るＸの厚さのカット部２６を形成している。すると、パ
ッケージ２２が上下左右にずれていても、カット部２６
がずれを吸収しＢＷＢコネクタ２５内にパッケージコネ
クタ２４を容易に案内することができる。つまり、仮に
パッケージ２２の反り等によってパッケージコネクタ２
４が中心軸Ａに対し±Ｘの範囲でずれていてもＢＷＢ２
３のＢＷＢコネクタ２５に円滑に嵌合させることができ
るようになる。
ッケージ２４を適正に嵌合させるために、ＢＷＢコネク
タ２５の嵌合口の４面（上下左右面）にずれの範囲であ
るＸの厚さのカット部２６を形成している。すると、パ
ッケージ２２が上下左右にずれていても、カット部２６
がずれを吸収しＢＷＢコネクタ２５内にパッケージコネ
クタ２４を容易に案内することができる。つまり、仮に
パッケージ２２の反り等によってパッケージコネクタ２
４が中心軸Ａに対し±Ｘの範囲でずれていてもＢＷＢ２
３のＢＷＢコネクタ２５に円滑に嵌合させることができ
るようになる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、パッケージ２
２は部品の高密度実装化や、インターフェイス量の増大
によるパッケージコネクタ２４の多数個実装化により、
パッケージ２２は大型になるとともに、パッケージ基板
の反りが増大してしまい、中心軸Ａに対するパッケージ
２２とＢＷＢ２３のずれはこれまで以上に大きくなって
いる。したがって、パッケージ２２とＢＷＢ２３のずれ
は、これまでのずれ許容差Ｘ＋αとなり、ＢＷＢコネク
タ２５が有する補正可能範囲Ｘでは吸収できない状態に
なっている。
２は部品の高密度実装化や、インターフェイス量の増大
によるパッケージコネクタ２４の多数個実装化により、
パッケージ２２は大型になるとともに、パッケージ基板
の反りが増大してしまい、中心軸Ａに対するパッケージ
２２とＢＷＢ２３のずれはこれまで以上に大きくなって
いる。したがって、パッケージ２２とＢＷＢ２３のずれ
は、これまでのずれ許容差Ｘ＋αとなり、ＢＷＢコネク
タ２５が有する補正可能範囲Ｘでは吸収できない状態に
なっている。
【０００８】また、ＢＷＢコネクタ２５は、ＢＷＢ２３
に対しある一定の間隔をもって配設されている。さら
に、ＢＷＢコネクタ２５相互の間隔は狭く、ＢＷＢ２３
全体のサイズを抑えられている状況ではＢＷＢコネクタ
２５を大きく形成することはできない。したがって、Ｂ
ＷＢコネクタ２５が有する補正可能範囲Ｘを大にしたく
とも、ＢＷＢコネクタ２５の外形を大きくすることはで
きないという問題がある。そのため、中心軸Ａに対する
パッケージ２２とＢＷＢ２３のずれがこれまで以上に大
きくなっていると、パッケージ２２とＢＷＢ２３は適正
かつ円滑に嵌合できないという不具合がある。
に対しある一定の間隔をもって配設されている。さら
に、ＢＷＢコネクタ２５相互の間隔は狭く、ＢＷＢ２３
全体のサイズを抑えられている状況ではＢＷＢコネクタ
２５を大きく形成することはできない。したがって、Ｂ
ＷＢコネクタ２５が有する補正可能範囲Ｘを大にしたく
とも、ＢＷＢコネクタ２５の外形を大きくすることはで
きないという問題がある。そのため、中心軸Ａに対する
パッケージ２２とＢＷＢ２３のずれがこれまで以上に大
きくなっていると、パッケージ２２とＢＷＢ２３は適正
かつ円滑に嵌合できないという不具合がある。
【０００９】本発明は前記不具合を解決すべく提案され
るもので、コネクタの大型化、大幅な形状変更、構成の
複雑化を招くことなく、適正かつ円滑な嵌合を実現でき
るコネクタ端子の嵌合構造を提供することを目的とした
ものである。
るもので、コネクタの大型化、大幅な形状変更、構成の
複雑化を招くことなく、適正かつ円滑な嵌合を実現でき
るコネクタ端子の嵌合構造を提供することを目的とした
ものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
すべく提案されるもので、電気部品が実装されるととも
に第１のコネクタ端子が付設された第１の実装基板と、
第２のコネクタ端子が付設された第２の実装基板とを電
気的接続する前記第１及び第２のコネクタ端子の嵌合構
造において、前記第１のコネクタ端子に差し込み具を設
け、前記第２のコネクタ端子に前記差し込み具を誘導す
る傾斜面とこの傾斜面に連続する前記差し込み具受け入
れ用切り溝を設け、前記第２のコネクタ端子に嵌合する
前記第１のコネクタ端子が嵌合方向に対し直交する方向
に大きくずれていても容易に嵌合させることができるよ
うにしたことを特徴とするコネクタ端子の嵌合構造とし
た。
すべく提案されるもので、電気部品が実装されるととも
に第１のコネクタ端子が付設された第１の実装基板と、
第２のコネクタ端子が付設された第２の実装基板とを電
気的接続する前記第１及び第２のコネクタ端子の嵌合構
造において、前記第１のコネクタ端子に差し込み具を設
け、前記第２のコネクタ端子に前記差し込み具を誘導す
る傾斜面とこの傾斜面に連続する前記差し込み具受け入
れ用切り溝を設け、前記第２のコネクタ端子に嵌合する
前記第１のコネクタ端子が嵌合方向に対し直交する方向
に大きくずれていても容易に嵌合させることができるよ
うにしたことを特徴とするコネクタ端子の嵌合構造とし
た。
【００１１】このように構成したことにより、第１のコ
ネクタ端子が嵌合方向に対し直交する方向に大きくずれ
ていても、差し込み具が傾斜面に誘導されて差し込み具
受け入れ用切り溝位置に導かれる。この状態で第２のコ
ネクタ端子に第１のコネクタ端子を押し込むと両者は容
易に嵌合される。
ネクタ端子が嵌合方向に対し直交する方向に大きくずれ
ていても、差し込み具が傾斜面に誘導されて差し込み具
受け入れ用切り溝位置に導かれる。この状態で第２のコ
ネクタ端子に第１のコネクタ端子を押し込むと両者は容
易に嵌合される。
【００１２】また、前記差し込み具に電気的導通部材を
付設するとともに前記第１の実装基板に接続し、前記差
し込み具受け入れ用切り溝にも電気的導通部材を付設す
るとともに前記第２の実装基板に接続し、前記第１のコ
ネクタ端子を第２のコネクタ端子に嵌合する際に他のコ
ネクタ端子に先駆けてアース接続がとれ、前記第１のコ
ネクタ端子を第２のコネクタ端子から外す際に他のコネ
クタ端子より後にアース接続が断たれるように構成した
ことを特徴とする請求項１記載のコネクタ端子の嵌合構
造とした。
付設するとともに前記第１の実装基板に接続し、前記差
し込み具受け入れ用切り溝にも電気的導通部材を付設す
るとともに前記第２の実装基板に接続し、前記第１のコ
ネクタ端子を第２のコネクタ端子に嵌合する際に他のコ
ネクタ端子に先駆けてアース接続がとれ、前記第１のコ
ネクタ端子を第２のコネクタ端子から外す際に他のコネ
クタ端子より後にアース接続が断たれるように構成した
ことを特徴とする請求項１記載のコネクタ端子の嵌合構
造とした。
【００１３】このように構成したことにより、第２のコ
ネクタ端子に第１のコネクタ端子を嵌合し始めると他の
コネクタ端子に先駆けてアース接続がとれ、一方、第１
のコネクタ端子を第２のコネクタ端子から外す際は、最
後にアース接続が断たれるため実装基板の電気部品を保
護できる。
ネクタ端子に第１のコネクタ端子を嵌合し始めると他の
コネクタ端子に先駆けてアース接続がとれ、一方、第１
のコネクタ端子を第２のコネクタ端子から外す際は、最
後にアース接続が断たれるため実装基板の電気部品を保
護できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明していく。図１は、パッケージコネ
クタとＢＷＢコネクタの嵌合構造を示した拡大斜視図で
ある。図示されていないシェルフの構成、このシェルフ
に形成されているパッケージ用ガイド溝の構成について
は、従来のものと同様であるので説明を省略する。電気
部品が実装されたパッケージ（第１の実装基板）１は、
シェルフに構成されているパッケージ用ガイド溝に案内
されて、シェルフ内に挿入されるようになっている。図
面ではパッケージ１が１枚だけ図示されているが、実際
は複数枚のパッケージ１が同一方向に挿入されるように
なっている。
の実施の形態を説明していく。図１は、パッケージコネ
クタとＢＷＢコネクタの嵌合構造を示した拡大斜視図で
ある。図示されていないシェルフの構成、このシェルフ
に形成されているパッケージ用ガイド溝の構成について
は、従来のものと同様であるので説明を省略する。電気
部品が実装されたパッケージ（第１の実装基板）１は、
シェルフに構成されているパッケージ用ガイド溝に案内
されて、シェルフ内に挿入されるようになっている。図
面ではパッケージ１が１枚だけ図示されているが、実際
は複数枚のパッケージ１が同一方向に挿入されるように
なっている。
【００１５】シェルフのパッケージ１挿入方向にはＢＷ
Ｂ（第２の実装基板）２が設けられており、このＢＷＢ
２には複数のＢＷＢコネクタ３が付設されている。そし
て、パッケージ１をシェルフのガイド溝に沿って挿入す
ることにより、パッケージコネクタ（第１のコネクタ端
子）４とＢＷＢコネクタ（第２のコネクタ端子）３とが
矢印方向に嵌合し、パッケージ１は他のパッケージとイ
ンターフェイスがとられるようになっている。
Ｂ（第２の実装基板）２が設けられており、このＢＷＢ
２には複数のＢＷＢコネクタ３が付設されている。そし
て、パッケージ１をシェルフのガイド溝に沿って挿入す
ることにより、パッケージコネクタ（第１のコネクタ端
子）４とＢＷＢコネクタ（第２のコネクタ端子）３とが
矢印方向に嵌合し、パッケージ１は他のパッケージとイ
ンターフェイスがとられるようになっている。
【００１６】また、ＢＷＢ２に付設されたＢＷＢコネク
タ３は、パッケージコネクタ挿入方向に切り込み５ｃが
中心軸に沿って形成された上面部５ａ，５ｂ、同様に切
り込み６ｃが形成された下面部６ａ，６ｂ、左右面部
７，８で形成された縦長の空間部９を有し、前面の開口
１０からパッケージコネクタ４が前記空間部９内に入り
込んでいくようになっている。また、上面部５ａ，５
ｂ、下面部６ａ，６ｂの開口１０を形成する前面５ｄ，
５ｅ，６ｄ，６ｅは、図示のように前記切り込み５ｃ，
６ｃに向かってカットされた斜面（傾斜面）となってい
る。なお、後面部１１はＢＷＢ板面２ａに固着されてい
る。
タ３は、パッケージコネクタ挿入方向に切り込み５ｃが
中心軸に沿って形成された上面部５ａ，５ｂ、同様に切
り込み６ｃが形成された下面部６ａ，６ｂ、左右面部
７，８で形成された縦長の空間部９を有し、前面の開口
１０からパッケージコネクタ４が前記空間部９内に入り
込んでいくようになっている。また、上面部５ａ，５
ｂ、下面部６ａ，６ｂの開口１０を形成する前面５ｄ，
５ｅ，６ｄ，６ｅは、図示のように前記切り込み５ｃ，
６ｃに向かってカットされた斜面（傾斜面）となってい
る。なお、後面部１１はＢＷＢ板面２ａに固着されてい
る。
【００１７】また、パッケージ１に付設されたパッケー
ジコネクタ４は、略直方体に形成されるとともに、上下
面に差し込み具１２，１３が付設されている。この差し
込み具１２，１３は全体が略Ｌ字状を呈し、基部１２
ａ，１３ａは挿入方向後部に位置し、差し込み部１２
ｂ，１３ｂは挿入方向に延在するとともに先端は剣先状
に形成されている。そして、ＢＷＢコネクタ３の空間部
９にパッケージコネクタ４が挿入される際は、差し込み
部１２ｂ，１３ｂがＢＷＢコネクタ３の切り込み５ｃ，
６ｃに差し込まれ、基部１２ａ，１３ａがＢＷＢコネク
タ３の開口１０に当たることによってパッケージコネク
タ４が係止される。
ジコネクタ４は、略直方体に形成されるとともに、上下
面に差し込み具１２，１３が付設されている。この差し
込み具１２，１３は全体が略Ｌ字状を呈し、基部１２
ａ，１３ａは挿入方向後部に位置し、差し込み部１２
ｂ，１３ｂは挿入方向に延在するとともに先端は剣先状
に形成されている。そして、ＢＷＢコネクタ３の空間部
９にパッケージコネクタ４が挿入される際は、差し込み
部１２ｂ，１３ｂがＢＷＢコネクタ３の切り込み５ｃ，
６ｃに差し込まれ、基部１２ａ，１３ａがＢＷＢコネク
タ３の開口１０に当たることによってパッケージコネク
タ４が係止される。
【００１８】このように構成されている本実施の形態の
作用を説明すると、パッケージ１をシェルフ内に挿入す
る場合、シェルフのガイド溝に沿ってＢＷＢ２方向に案
内させる。すると、パッケージコネクタ４がＢＷＢコネ
クタ３に嵌合されていくが、この場合パッケージコネク
タ４の上下面に付設されている差し込み具１２，１３の
先端が、ＢＷＢコネクタ３の切り込み５ｃ，６ｃに差し
込まれる。この場合、パッケージコネクタ４が差し込み
方向に対して左右いずれかにずれていても、ＢＷＢコネ
クタ３の開口１０を形成する前面５ｄ，５ｅ，６ｄ，６
ｅは切り込み５ｃ，６ｃに向かって傾斜しているので、
差し込み具１２，１３の先端は切り込み５ｃ，６ｃへと
誘導されるようになる。
作用を説明すると、パッケージ１をシェルフ内に挿入す
る場合、シェルフのガイド溝に沿ってＢＷＢ２方向に案
内させる。すると、パッケージコネクタ４がＢＷＢコネ
クタ３に嵌合されていくが、この場合パッケージコネク
タ４の上下面に付設されている差し込み具１２，１３の
先端が、ＢＷＢコネクタ３の切り込み５ｃ，６ｃに差し
込まれる。この場合、パッケージコネクタ４が差し込み
方向に対して左右いずれかにずれていても、ＢＷＢコネ
クタ３の開口１０を形成する前面５ｄ，５ｅ，６ｄ，６
ｅは切り込み５ｃ，６ｃに向かって傾斜しているので、
差し込み具１２，１３の先端は切り込み５ｃ，６ｃへと
誘導されるようになる。
【００１９】したがって、従来の嵌合誤差補正可能範囲
に比較し、誤差補正範囲が大幅に拡大することになり、
パッケージ１の反り等によりパッケージコネクタ４とＢ
ＷＢコネクタ３が相互にずれる事態が発生しても、両者
の嵌合は円滑に行われることになる。しかも嵌合誤差補
正可能範囲を拡大する構成にしても、パッケージコネク
タ４とＢＷＢコネクタ３の大型化、大幅な形状変更、構
成の複雑化を招くことがない。
に比較し、誤差補正範囲が大幅に拡大することになり、
パッケージ１の反り等によりパッケージコネクタ４とＢ
ＷＢコネクタ３が相互にずれる事態が発生しても、両者
の嵌合は円滑に行われることになる。しかも嵌合誤差補
正可能範囲を拡大する構成にしても、パッケージコネク
タ４とＢＷＢコネクタ３の大型化、大幅な形状変更、構
成の複雑化を招くことがない。
【００２０】次に、ＢＷＢコネクタ３の切り込み５ｃ，
６ｃと、パッケージコネクタ４の差し込み具１２，１３
の接合箇所に電気的導通部材を付設し、それぞれの電気
的導通部材をパッケージ１、ＢＷＢ２のアース回路に接
続してある（アース回路は図示を省略）。このように構
成することにより、パッケージコネクタ４とＢＷＢコネ
クタ３との嵌合の際、両アース回路がパッケージ１に実
装してある他のコネクタ端子に先駆けて接続する。一
方、パッケージコネクタ４とＢＷＢコネクタ３との嵌合
解除の際は、他のコネクタ端子よりも後にアース回路の
接続が断たれるためパッケージ１内にはパッケージコネ
クタ４とＢＷＢコネクタ３との嵌合当初から嵌合解除ま
で常にパッケージコネクタ４とＢＷＢコネクタ３の両ア
ース回路が接続していることになる。したがって、パッ
ケージ１に実装している電気部品を保護することができ
る。
６ｃと、パッケージコネクタ４の差し込み具１２，１３
の接合箇所に電気的導通部材を付設し、それぞれの電気
的導通部材をパッケージ１、ＢＷＢ２のアース回路に接
続してある（アース回路は図示を省略）。このように構
成することにより、パッケージコネクタ４とＢＷＢコネ
クタ３との嵌合の際、両アース回路がパッケージ１に実
装してある他のコネクタ端子に先駆けて接続する。一
方、パッケージコネクタ４とＢＷＢコネクタ３との嵌合
解除の際は、他のコネクタ端子よりも後にアース回路の
接続が断たれるためパッケージ１内にはパッケージコネ
クタ４とＢＷＢコネクタ３との嵌合当初から嵌合解除ま
で常にパッケージコネクタ４とＢＷＢコネクタ３の両ア
ース回路が接続していることになる。したがって、パッ
ケージ１に実装している電気部品を保護することができ
る。
【００２１】
【発明の効果】請求項１により第１のコネクタ端子が嵌
合方向に対し直交する方向に大きくずれていても、差し
込み具が傾斜面に誘導されて差し込み具受け入れ用切り
溝位置に導かれる。この状態で第２のコネクタ端子に第
１のコネクタ端子を押し込むと両者は容易に嵌合され
る。
合方向に対し直交する方向に大きくずれていても、差し
込み具が傾斜面に誘導されて差し込み具受け入れ用切り
溝位置に導かれる。この状態で第２のコネクタ端子に第
１のコネクタ端子を押し込むと両者は容易に嵌合され
る。
【００２２】請求項２により第２のコネクタ端子に第１
のコネクタ端子を嵌合し始めると、他のコネクタ端子に
先駆けてアース回路が接続され、一方、第１のコネクタ
端子を第２のコネクタ端子から外す際は、最後にアース
回路の接続が断たれるため第１の実装基板の電気部品を
保護できる。
のコネクタ端子を嵌合し始めると、他のコネクタ端子に
先駆けてアース回路が接続され、一方、第１のコネクタ
端子を第２のコネクタ端子から外す際は、最後にアース
回路の接続が断たれるため第１の実装基板の電気部品を
保護できる。
【図１】本発明の実施の形態にかかるパッケージコネク
タとＢＷＢコネクタの嵌合構造を示した拡大斜視図であ
る。
タとＢＷＢコネクタの嵌合構造を示した拡大斜視図であ
る。
【図２】従来例にかかるシェルフ内の縦断面図である。
【図３】同パッケージに付設されているパッケージコネ
クタと、ＢＷＢに付設されているＢＷＢコネクタとの相
互関係をシェルフ上方から見た拡大図である。
クタと、ＢＷＢに付設されているＢＷＢコネクタとの相
互関係をシェルフ上方から見た拡大図である。
１ パッケージ ２ ＢＷＢ ３ ＢＷＢコネクタ ４ パッケージコネクタ ５ａ，５ｂ 上面部 ５ｃ 切り込み ５ｄ，５ｅ 前面 ６ａ，６ｂ 下面部 ６ｃ 切り込み ６ｄ，６ｅ 前面 ７ 左面部 ８ 右面部 ９ 空間部 １０ 開口 １１ 後面部 １２ 差し込み具 １２ａ 基部 １２ｂ 差し込み部 １３ 差し込み具 １３ａ 基部 １３ｂ 差し込み部
Claims (2)
- 【請求項１】 電気部品が実装されるとともに第１のコ
ネクタ端子が付設された第１の実装基板と、第２のコネ
クタ端子が付設された第２の実装基板とを電気的接続す
る前記第１及び第２のコネクタ端子の嵌合構造におい
て、 前記第１のコネクタ端子に差し込み具を設け、前記第２
のコネクタ端子に前記差し込み具を誘導する傾斜面とこ
の傾斜面に連続する前記差し込み具受け入れ用切り溝を
設け、前記第２のコネクタ端子に嵌合する前記第１のコ
ネクタ端子が嵌合方向に対し直交する方向に大きくずれ
ていても容易に嵌合させることができるようにしたこと
を特徴とするコネクタ端子の嵌合構造。 - 【請求項２】 前記差し込み具に電気的導通部材を付設
するとともに前記第１の実装基板に接続し、前記差し込
み具受け入れ用切り溝に電気的導通部材を付設するとと
もに前記第２の実装基板に接続し、前記第１のコネクタ
端子を第２のコネクタ端子に嵌合する際に他のコネクタ
端子に先駆けてアース接続がとれ、前記第１のコネクタ
端子を第２のコネクタ端子から外す際に他のコネクタ端
子より後にアース接続が断たれるように構成したことを
特徴とする請求項１記載のコネクタ端子の嵌合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8064206A JPH09259976A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | コネクタ端子の嵌合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8064206A JPH09259976A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | コネクタ端子の嵌合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09259976A true JPH09259976A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13251383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8064206A Pending JPH09259976A (ja) | 1996-03-21 | 1996-03-21 | コネクタ端子の嵌合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09259976A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002324615A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
| JP2003529909A (ja) * | 2000-03-31 | 2003-10-07 | タイコ・エレクトロニクス・コーポレイション | 安定化モジュールを有するコネクタ組立体 |
| EP1524733A1 (en) * | 2003-10-15 | 2005-04-20 | J.S.T. Mfg. Co., Ltd. | Connector |
| KR20080001564A (ko) * | 2006-06-29 | 2008-01-03 | 손광자 | 기판 연결용 커넥터 |
| WO2014162881A1 (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-09 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
| JP2015222678A (ja) * | 2014-05-23 | 2015-12-10 | 日本航空電子工業株式会社 | コネクタ組立体 |
-
1996
- 1996-03-21 JP JP8064206A patent/JPH09259976A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003529909A (ja) * | 2000-03-31 | 2003-10-07 | タイコ・エレクトロニクス・コーポレイション | 安定化モジュールを有するコネクタ組立体 |
| JP2002324615A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
| EP1524733A1 (en) * | 2003-10-15 | 2005-04-20 | J.S.T. Mfg. Co., Ltd. | Connector |
| KR20080001564A (ko) * | 2006-06-29 | 2008-01-03 | 손광자 | 기판 연결용 커넥터 |
| WO2014162881A1 (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-09 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
| JP2015222678A (ja) * | 2014-05-23 | 2015-12-10 | 日本航空電子工業株式会社 | コネクタ組立体 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3128348U (ja) | 電気コネクタ | |
| JP3732683B2 (ja) | コネクタの連結構造 | |
| EP1269578B1 (en) | Connector assembly with stabilized modules | |
| EP1339140B1 (en) | Electrical connector assembly | |
| US4826442A (en) | Solderable connector retention feature | |
| US6319071B1 (en) | Joint connector | |
| JPH07176352A (ja) | 電気コネクタ | |
| CA2676905C (en) | Blade and receptacle power connector | |
| US6652294B1 (en) | Board-to-board connector having securely retained contacts | |
| JP2009283233A (ja) | スタッキングコネクタ | |
| TW202324849A (zh) | 電連接器及絕緣殼體 | |
| US5674078A (en) | Multi-directional interface header assembly | |
| CN113451808A (zh) | 电连接装置及端子 | |
| US20030100227A1 (en) | Audio jack having improved arrangement of contacts | |
| US6464533B1 (en) | Modular jack with led | |
| US11735862B2 (en) | Electrical connector assembly having improved locking portions | |
| JP2003031316A (ja) | 誤嵌合防止コネクタ | |
| JP2824757B2 (ja) | 電気コネクタ | |
| JPH08255658A (ja) | 雄型コンタクト、雌型コンタクトおよび一対の嵌合コンタクト | |
| US6699070B1 (en) | Electrical connector having means for securely mounting the connector to an edge of a printed circuit board | |
| US6071150A (en) | Extender for use with computer internal structure | |
| US20020197912A1 (en) | Receptacle connector assembly with keying devices | |
| JPH09259976A (ja) | コネクタ端子の嵌合構造 | |
| US11251564B2 (en) | Connector assembly | |
| US7118402B2 (en) | Electrical connector assembly |