JPH09259512A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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Publication number
JPH09259512A
JPH09259512A JP6672796A JP6672796A JPH09259512A JP H09259512 A JPH09259512 A JP H09259512A JP 6672796 A JP6672796 A JP 6672796A JP 6672796 A JP6672796 A JP 6672796A JP H09259512 A JPH09259512 A JP H09259512A
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JP
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optical disc
light
reflected
optical
recording
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JP6672796A
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English (en)
Inventor
Yuichi Nakamura
裕一 中村
Takeshi Ishika
壮 石過
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異なる種類の光ディスク、特に一度だけデータ
の書き込みが可能な追記型光ディスク(CD−R)が装
填された際に、記録されているデータを破壊することな
く装填された追記型光ディスクを確実に識別できる光デ
ィスク装置を提供することを目的とする。 【解決手段】この光ディスク装置は、CD−Rを識別す
る識別センサ100を有している。この識別センサ10
0は、スピンドルモータ403の中心部から4cm以内
であって、且つ直径8cmの光ディスクにおける記録膜
が形成されている部分に相当する第1エリア401に配
置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録媒体として
の光ディスクに情報を記録する一方で光ディスクから情
報を再生する光ディスク装置に係り、特に、追記型光デ
ィスクを識別可能な光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置は、対物レンズとフォト
ディテクタとを有する記録再生ヘッド(光ヘッド) 装置
を含み、この光ヘッド装置を介して記録媒体すなわち光
ディスクの記録面に光ビームを照射することで、光ディ
スクに記録されている情報を読出すとともに光ディスク
に情報を記録させる。
【0003】光ヘッド装置は、光ディスクの記録面に近
接して配置された対物レンズを含む可動部と、光源とし
ての半導体レーザおよび対物レンズにより取り出された
反射レーザビームを電気信号に変換するフォトディテク
タ等を含む固定部とにより構成される。
【0004】対物レンズは、半導体レーザ素子から発生
された所定の波長のレーザビームを光ディスクの記録面
に照射するとともに光ディスクの記録面で反射された反
射レーザビームを取り出してフォトディテクタに入射さ
せるために利用される。
【0005】フォトディテクタは、対物レンズにより取
り出された光ディスクの記録面からの反射レーザビーム
を光電変換して反射レーザビームの光強度に対応する電
気信号を出力する。
【0006】ところで、記録密度を増大させるために、
光ヘッド装置から光ディスクの記録面に照射されるレー
ザビームの小径化すなわち記録ピットの細密化、光ディ
スクのトラック上での記録ピットの間隔の低減、及び、
光ディスクからの反射レーザビームを検知するフォトデ
ィテクタの感度を高めるなどのさまざまな方法が提案さ
れている。
【0007】一方、光ディスクとしての新たな規格も数
多く提案され、再生専用に加えて、記録や消去が可能な
光ディスクも利用されている。この光ディスクの一例と
して、例えば、再生専用のCD(コンパクトディス
ク)、データ記録用のCD−ROM、一度だけ書込みが
可能なCD−R、再生専用のDVD(デジタルビデオデ
ィスク)−ROM、記録再生が繰り返し行えるDVD−
RAM、一度だけ書込みが可能なDVD−R等が挙げら
れる。
【0008】このようなさまざまな光ディスクに適合す
るドライブ装置を全て用意することは、経済的にあるい
はドライブ装置の取扱い上の制約もしくは設置場所の確
保等の理由により、実質的に不可能である。
【0009】このことから、異なる光ディスクを単一の
ドライブ装置で再生する方法および装置が要求されてい
る。なお、記録ならびに消去についても、同様の要求が
あることはいうまでもない。
【0010】このような要求に対して、半導体レーザ素
子から発生されるレーザビームの波長と、出力との組み
合せを変更することにより、記録密度が異なる2種以上
の光ディスクの再生あるいは記録および消去が可能な光
ディスク装置が実用化されている。
【0011】たとえば、CD、CD−ROMに対して
は、光量が0.3mW、波長が780nmのレーザビー
ムにより再生される。また、DVD−ROMに対して
は、光量が0.5mW、波長が635〜650nmのレ
ーザビームにより再生される。さらに、CD−Rに対し
ては、光量が0.5mW、波長が780nmのレーザビ
ームにより再生される。またさらに、DVD−RAM、
DVD−Rに対しては、光量が1.0mW、波長が63
5〜650nmのレーザビームにより再生される。
【0012】一般に、これらの光ディスクが光ディスク
装置に装填された際に、光ディスクの種類を識別するた
めの識別動作は、実際に光ディスクに対してデータを読
み出すためのリード光を照射して、光ディスクから記録
されているデータを読み出すことにより実行されてい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CD、DV
D−ROM等の光ディスクは、金属系の記録膜を使用し
ているが、CD−Rは、有機系色素を含む記録膜を使用
している。金属系記録膜は、波長依存性の小さい反射率
特性を有している。すなわち、この金属系記録膜は、少
なくとも可視領域の波長の光ビームに対して、略同レベ
ルの高い反射率特性を示す。
【0014】一方、有機系色素を含む記録膜は、図1に
示すように、波長依存性の高い反射率特性を有してい
る。すなわち、CD−Rを読み出すためのリード光とし
ての780nm付近の波長を有する光ビームに対して
は、高い反射率特性を示している。しかし、DVD−R
OM等の光ディスクを読み出すためのリード光としての
650nm付近の波長を有する光ビームに対しては、低
い反射率特性を示している。つまり、この有機系色素を
含む記録膜は、650nm付近の光ビームに対する吸収
率が高いことがわかる。
【0015】上述したように、複数の種類の光ディスク
を駆動(再生・記録・消去)可能な光ディスク装置に光
ディスクが装填された際に、この光ディスクに対してリ
ード光を照射して、光ディスクの種類を識別している
が、DVD用のリード光、すなわち650nm付近の波
長の光ビームがCD−Rに照射された場合、比較的低パ
ワーの光ビームであってもCD−Rに記録されているデ
ータを破壊する虞がある。
【0016】すなわち、このようなCD−Rに記録され
ているデータの破壊は、以下のような原因によるもので
ある。光ディスクを駆動する場合、光源からのリード光
が対物レンズにより光ディスクの記録膜に集光される
が、光ディスクを回転させている間に、必然的に面ブレ
を生ずる。すなわち、図2に示すように、合焦点時の対
物レンズと光ディスクとの間の距離に対して、その距離
が近い場合(図中のディスク近)と、遠い場合(図中の
ディスク遠)とが存在する。光ディスクに対する対物レ
ンズの距離が合焦点時より近い場合、及び遠い場合は、
光ディスクに照射される光ビームは、記録膜に結像され
ていないため、光ディスク、特にCD−Rに記録されて
いるデータが破壊される可能性は低い。
【0017】しかしながら、光ディスクが回転している
間には、一回転に最低一度は合焦点を通過するため、こ
の際にCD−Rに記録されているデータが破壊される可
能性が高い。つまり、比較的低パワーのリード光であっ
ても、合焦点で集光されることにより単位面積当りの光
強度が増大し、しかもDVD用のリード光、すなわち6
50nm付近の波長の光ビームに対してCD−Rの記録
膜の吸収率が高いため、高強度の光ビームをCD−Rの
記録膜が吸収することとなる。このため、CD−Rの記
録膜に記録されているデータが破壊される虞がある。
【0018】そこで、この発明の目的は、異なる種類の
光ディスク、特に一度だけデータの書き込みが可能な追
記型光ディスク(CD−R)が装填された際に、記録さ
れているデータを破壊することなく装填された追記型光
ディスクを確実に識別できる光ディスク装置を提供する
ことにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、所定波長の光に対して反射率特性の異
なる複数種類の光ディスクに対してデータを記録し、あ
るいは光ディスクに記録されているデータを再生する光
ディスク装置において、最大径の最も小さい光ディスク
の半径の範囲内の所定領域に配置され、所定の波長の拡
散光を光ディスクに向けて放射する少なくとも1つの発
光手段と、前記所定領域に配置されているとともに、前
記発光手段から放射され、光ディスクから反射された反
射光を受光する少なくとも1つの受光手段と、この受光
手段で受光された反射光量に基づいて、光ディスクの種
類を識別する識別手段と、を備えたことを特徴とする光
ディスク装置を提供するものである。
【0020】また、この発明によれば、所定波長の光に
対して反射率特性の異なる記録膜を有する複数種類の光
ディスクに対してデータを記録し、あるいは光ディスク
に記録されているデータを再生する光ディスク装置にお
いて、光ディスクの記録膜が存在する領域であって、且
つ最大径の最も小さい光ディスクの半径の範囲内の所定
領域に配置され、所定の波長の拡散光を光ディスクに向
けて放射する少なくとも1つの発光手段と、前記所定領
域に配置されているとともに、この発光手段から放射さ
れ、光ディスクから反射された反射光を受光する少なく
とも1つの受光手段と、この受光手段で受光された反射
光量に基づいて、光ディスクの種類を識別する識別手段
と、を備えたことを特徴とする光ディスク装置が提供さ
れる。
【0021】さらに、この発明によれば、所定波長の光
に対して反射率特性の異なる記録膜を有する複数種類の
光ディスクに対してデータを記録し、あるいは光ディス
クに記録されているデータを再生する光ディスク装置に
おいて、光ディスクの記録膜が存在する領域であって、
且つ最大径の最も小さい光ディスクの半径の範囲内の所
定領域に配置され、所定の波長の拡散光を光ディスクに
向けて放射する少なくとも1つの発光手段と、前記所定
領域に配置されているとともに、この発光手段から放射
され、光ディスクから反射された反射光を受光する少な
くとも1つの受光手段と、この受光手段で受光された反
射光量に基づいて、光ディスクの種類を識別する識別手
段と、前記識別手段により識別された光ディスクの種類
に対応した波長の光ビームで光ディスクにデータを記録
し、あるいは記録されているデータを再生する記録再生
手段と、を備えたことを特徴とする光ディスク装置が提
供される。
【0022】またさらに、この発明によれば、所定波長
の光に対して反射率特性の異なる記録膜を有する複数種
類の光ディスクに対して記録用光ビームを照射してデー
タを記録し、あるいは再生用光ビームを照射して光ディ
スクに記録されているデータを再生する光ディスク装置
において、光ディスクの記録膜が存在する領域であっ
て、且つ最大径の最も小さい光ディスクの半径の範囲内
の所定領域に配置され、所定の波長の拡散光を光ディス
クに向けて放射する少なくとも1つの発光手段と、前記
所定領域に配置されている前記発光手段に隣接して配置
されているとともに、この発光手段から放射され、光デ
ィスクから反射された反射光を受光する少なくとも1つ
の受光手段と、この受光手段で受光された反射光量に基
づいて、所定波長の再生用光ビームにより記録されてい
るデータが損傷され易い記録膜を使用した光ディスクを
識別する識別手段と、前記識別手段により識別された光
ディスクの種類に対応した波長の光ビームで光ディスク
にデータを記録し、あるいは記録されているデータを再
生する記録再生手段と、を備えたことを特徴とする光デ
ィスク装置が提供される。
【0023】さらにまた、この発明によれば、所定波長
の光に対して反射率特性及び最大径の少なくとも一方が
異なる複数種類の光ディスクに対してデータを記録し、
あるいは光ディスクに記録されているデータを再生する
光ディスク装置において、最大径の最も小さい光ディス
クの半径の範囲内の第1の領域に配置され、所定の波長
の拡散光を光ディスクに向けて放射する第1発光手段
と、最大径の最も小さい光ディスクの外径と残りの光デ
ィスクの半径との間の第2の領域に配置され、所定の波
長の拡散光を光ディスクに向けて放射する第2発光手段
と、前記第1の領域に配置されているとともに、前記第
1発光手段から放射され、光ディスクから反射された反
射光を受光する第1受光手段と、前記第2の領域に配置
されているとともに、前記第2発光手段から放射され、
光ディスクから反射された反射光を受光する第2受光手
段と、この受光手段で受光された反射光量に基づいて、
光ディスクの種類を識別する識別手段と、を備えたこと
を特徴とする光ディスク装置が提供される。
【0024】またさらに、この発明によれば、所定波長
の光に対して反射率特性及び最大径の少なくとも一方が
異なる複数種類の光ディスクに対してデータを記録し、
あるいは光ディスクに記録されているデータを再生する
光ディスク装置において、光ディスクの記録膜が存在す
る領域であって、且つ最大径の最も小さい光ディスクの
半径の範囲内の第1の領域に配置され、所定の波長の拡
散光を光ディスクに向けて放射する第1発光手段と、光
ディスクの記録膜が存在する領域であって、且つ最大径
の最も小さい光ディスクの外径と残りの光ディスクの半
径との間の第2の領域に配置され、所定の波長の拡散光
を光ディスクに向けて放射する第2発光手段と、前記第
1の領域に配置されているとともに、前記第1発光手段
から放射され、光ディスクから反射された反射光を受光
する第1受光手段と、前記第2の領域に配置されている
とともに、前記第2発光手段から放射され、光ディスク
から反射された反射光を受光する第2受光手段と、この
受光手段で受光された反射光量に基づいて、光ディスク
の種類を識別するとともに、光ディスクの最大径を識別
する識別手段と、を備えたことを特徴とする光ディスク
装置が提供される。
【0025】さらにまた、この発明によれば、所定波長
の光に対して反射率特性及び最大径の少なくとも一方が
異なる複数種類の光ディスクに対してデータを記録し、
あるいは光ディスクに記録されているデータを再生する
光ディスク装置において、光ディスクの記録膜が存在す
る領域であって、且つ最大径の最も小さい光ディスクの
半径の範囲内の第1の領域に配置され、所定の波長の拡
散光を光ディスクに向けて放射する第1発光手段と、光
ディスクの記録膜が存在する領域であって、且つ最大径
の最も小さい光ディスクの外径と残りの光ディスクの半
径との間の第2の領域に配置され、所定の波長の拡散光
を光ディスクに向けて放射する第2発光手段と、前記第
1の領域に配置されているとともに、前記第1発光手段
から放射され、光ディスクから反射された反射光を受光
する第1受光手段と、前記第2の領域に配置されている
とともに、前記第2発光手段から放射され、光ディスク
から反射された反射光を受光する第2受光手段と、この
受光手段で受光された反射光量に基づいて、光ディスク
の種類を識別するとともに、光ディスクの最大径を識別
する識別手段と、前記識別手段により識別された光ディ
スクの種類に対応した波長の光ビームで光ディスクにデ
ータを記録し、あるいは記録されているデータを再生す
る記録再生手段と、を備えたことを特徴とする光ディス
ク装置が提供される。
【0026】またさらに、この発明によれば、所定波長
の光に対して反射率特性及び最大径の少なくとも一方が
異なる複数種類の光ディスクに対して記録用光ビームを
照射してデータを記録し、あるいは再生用光ビームを照
射して光ディスクに記録されているデータを再生する光
ディスク装置において、光ディスクの記録膜が存在する
領域であって、且つ最大径の最も小さい光ディスクの半
径の範囲内の第1の領域に配置され、所定の波長の拡散
光を光ディスクに向けて放射する第1発光手段と、光デ
ィスクの記録膜が存在する領域であって、且つ最大径の
最も小さい光ディスクの外径と残りの光ディスクの半径
との間の第2の領域に配置され、所定の波長の拡散光を
光ディスクに向けて放射する第2発光手段と、前記第1
の領域に配置されている前記第1発光手段に隣接して配
置されているとともに、前記第1発光手段から放射さ
れ、光ディスクから反射された反射光を受光する第1受
光手段と、前記第2の領域に配置されている前記第2発
光手段に隣接して配置されているとともに、前記第2発
光手段から放射され、光ディスクから反射された反射光
を受光する第2受光手段と、この受光手段で受光された
反射光量に基づいて、所定波長の再生用光ビームにより
記録されているデータが損傷され易い記録膜を使用した
光ディスクを識別するとともに、光ディスクの最大径を
識別する識別手段と、前記識別手段により識別された光
ディスクの種類に対応した波長の光ビームで光ディスク
にデータを記録し、あるいは記録されているデータを再
生する記録再生手段と、を備えたことを特徴とする光デ
ィスク装置が提供される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について説明する。図3には、この発明
の第1の実施の形態に係る光ディスク装置の一例を概略
的に示す図である。
【0028】図3に示されるように、光ディスク装置2
は、記録媒体としての図示しない光ディスクの記録面に
沿って図示しない記録領域の径方向に移動可能に形成さ
れ、光ディスクの記録面に向けてレーザビームを照射す
るとともに、この記録面で反射された反射レーザビーム
を取り出すためのアクチェータ (可動部) 4、アクチェ
ータ4が移動される範囲に制限を与えることのない所定
位置に固定され、アクチェータ4に向けて所定の波長を
有するレーザビームを送出するともにアクチェータ4か
ら戻されたレーザビームを受光するレーザビーム送出/
受光部 (固定部) 6、及び、光ディスクに記録すべき情
報に対応するレーザビームを生成するために情報に対応
するレーザビーム変調信号を形成するとともに、光ディ
スクから取り出された情報を再生するための信号処理部
8を有している。
【0029】アクチェータ4は、レーザビーム送出/受
光部6の後述する半導体レーザ素子からのレーザビーム
を図示しない光ディスクの記録面の所定の位置に結像さ
せるとともに光ディスクで反射された反射レーザビーム
を取り出す対物レンズ10、対物レンズ10を、光ディ
スクの記録面と直交する方向ならびに記録面に形成され
ているトラック (グルーブ) を横切る方向に、記録面に
沿って移動可能に保持するレンズホルダ12を含んでい
る。
【0030】なお、アクチェータ4は、一対のガイドレ
ール14上を移動可能であって、光ディスクの記録面に
沿って光ディスクの径方向に移動可能なキャリッジ16
に載置され、キャリッジ16の移動により、光ディスク
の径方向に移動可能に支持されている。また、レンズホ
ルダ12には、対物レンズ10を光ディスクの記録面と
直交する方向に移動するための推進力を発生するフォー
カシングコイル18が、一体に組み込まれている。
【0031】また、アクチェータ4の近傍であって、光
ディスクDが装填される位置の下方には、後述する発光
部と受光部を備えた識別センサ100が備えられてい
る。レーザビーム送出/受光部6は、ビーム断面形状す
なわちビームスポットが楕円形であって発散性のレーザ
ビームを発生する半導体レーザ素子 (光源、以下、レー
ザ素子と示す) 20、レーザ素子20から出射されたレ
ーザビームを図示しない光ディスクの記録面に案内する
一方で光ディスクの記録面で反射された反射レーザビー
ムを光ディスクに向かうレーザビームから分離する偏光
ビームスプリッタユニット22、及び、光ディスクの記
録面よりも偏光ビームスプリッタ側に位置された所定の
位置から戻された反射レーザビームを電気信号に変換す
るための第1および第2のフォトディテクタ24ならび
に26を有している。
【0032】偏光ビームスプリッタユニット22は、レ
ーザ素子20から出射されたレーザビームの偏光面の方
向に対して直交するよう偏光面の方向が規定された偏光
ビームスプリット面22aを有し、レーザ素子20によ
り出射されたレーザビームを90°折り曲げるととも
に、光ディスクで反射された反射レーザビームを通過さ
せる。なお、偏光ビームスプリッタユニット22の反射
レーザビームが出射される側には、光ディスクで反射さ
れた反射レーザビームに所定の光学特性を与えるシリン
ドリカル凹レンズ23が一体的に配置されている。
【0033】第1のフォトディテクタ24は、対物レン
ズ10と光ディスクの記録面のトラックとのトラッキン
グを整合するための、トラックずれ信号の検出に利用さ
れる。また、第2のフォトディテクタ26は、対物レン
ズ10と光ディスクの記録面とのフォーカシングを整合
するための、フォーカスずれ信号の検出に利用される。
【0034】第1のフォトディテクタ24には、レーザ
素子20により発生されるレーザビームの光強度を一定
に維持するための、後述するAPC (オート・パワー・
コントロール) に関連して、レーザビームの光強度の変
化をモニタするモニタフォトディテクタ25が一体に組
み込まれている。
【0035】偏光ビームスプリッタユニット22とアク
チェータ4との間には、レーザ素子20から出射された
発散性のレーザビームを平行レーザビームに変換するコ
リメートレンズ28、レーザ素子20から光ディスクへ
向かうレーザビームの偏光面の方向と光ディスクから偏
光ビームスプリッタユニット22へ戻るレーザビームの
偏光面の方向とを90°変化させるためのλ/4板3
0、レーザ素子20により発生されたレーザビームのビ
ームスポット形状を楕円面からおおむね円形に整えるた
めの楕円補正プリズム32が、順に配置されている。
【0036】楕円補正プリズム32の偏光ビームスプリ
ッタユニット22側の面すなわち入射面32aは、後述
するAPCに関連して、レーザ素子20から光ディスク
10に向かうレーザビームの一部を、偏光ビームスプリ
ッタユニット22に側に戻すために、レーザ素子20と
対物レンズ10との間に規定される系の光軸Oに対して
所定の角度だけ傾けられている。また、楕円補正プリズ
ム32の入射面32aは、レーザ素子20側から提供さ
れるレーザビームのおおむね5%ないし50%未満を反
射するミラー面に形成されている。
【0037】楕円補正プリズム32とアクチェータ4と
の間には、さらに、レーザビーム送出/受光部6とアク
チェータ4との間、すなわちレーザ素子20と対物レン
ズ10との間を光学的に結合するとともにアクチェータ
4の対物レンズ10を通るレーザビームの中心と光ディ
スクの記録面のトラックの中心とを整合させるためのガ
ルバノミラー34が配置されている。ガルバノミラー3
4は、図示しないミラーモータあるいはミラー駆動コイ
ルを介して、トラッキングのためにレーザ素子20と対
物レンズ10との間の系の光軸Oとガルバノミラー34
とのなす角を、所定の範囲で変更可能に形成されてい
る。偏光ビームスプリッタユニット22と第1および第
2のフォトディテクタ24ならびに26との間には、偏
光ビームスプリッタユニット22から出射したレーザビ
ームを、おおむね、等しい比率で分割するためのビーム
スプリッタ (ハーフミラー) 36が配置されている。
【0038】第2のフォトディテクタ26とビームスプ
リッタ36との間には、ビームスプリッタ36で分割さ
れたレーザビームの一方に、フォーカスずれ検出のため
の所定の光学特性を与えるホログラムプレート (回折素
子) 38が配置されている。
【0039】信号処理部8は、主制御装置としてのCP
U40、CPU40に接続され、CPU40を動作させ
るためのイニシャルデータが記憶されている読みだし専
用メモリ (リード・オンリ・メモリ、以下、ROMと示
す) 42、及び、CPU40に接続され、外部から供給
される記録すべき情報あるいは図示しない光ディスクか
ら読み出されたデータおよび図示しないホストコンピュ
ータなどを介して入力されるデータを一時的に記憶する
ための複数のメモリを含むメモリユニット44を有して
いる。なお、CPU40には、光ディスク装置2に装填
された光ディスクの種類、特に一度だけデータの書き込
みが可能な追記型光ディスク(以下、CD−Rと称す
る)を識別するために、識別センサ100の受光部から
の電気信号をA/D変換する入力回路46が接続されて
いる。
【0040】CPU40には、所定の光強度を有するレ
ーザビームを発生するよう、レーザ素子20を駆動する
レーザ駆動回路52、メモリユニット44に記憶された
記録すべき情報に応じてレーザ素子20から出射される
レーザビームを強度変調する記録レーザビーム発生回路
(レーザ変調回路) 54、及び、モニタフォトディテク
タ25に接続され、楕円補正プリズム32の入射面32
aで反射されたレーザビームの強度 (モニタフォトディ
テクタ25により、後述するタイミングで検出される)
に基づいてレーザ素子20から出射されるレーザビーム
の光強度の一定に維持するための制御量を規定するAP
C (オート・パワー・コントロール) 回路56が接続さ
れている。なお、APC回路56の出力は、レーザ駆動
回路52に入力され、レーザ素子20から出射されるレ
ーザビームの光強度を一定に維持するために利用され
る。
【0041】CPU40には、また、第1のフォトディ
テクタ24に接続され、光ディスクで反射された反射レ
ーザビームからトラッキング動作により検知されるトラ
ックずれ量に基づいて、ガルバノミラー34の図示しな
いミラーモータの駆動量を規定するトラック制御回路5
8、及び、第2のフォトディテクタ26に接続され、光
ディスクで反射された反射レーザビームからフォーカシ
ング動作により検知されるフォーカスずれ量に基づい
て、対物レンズ10すなわちレンズホルダ12の位置を
制御するためのフォーカスコイル18への駆動電流の大
きさを規定するフォーカス制御回路60が接続されてい
る。
【0042】ところで、この光ディスク装置2は、複数
の種類の光ディスクを駆動、すなわちデータの記録、ま
たは記録されているデータを再生及び消去することが可
能である。この光ディスク装置2が駆動可能な光ディス
クの一例として、例えば、再生専用のCD(コンパクト
ディスク)、データ記録用のCD−ROM、一度だけ書
込みが可能なCD−R、再生専用のDVD(デジタルビ
デオディスク)−ROM、記録再生が繰り返し行えるD
VD−RAM、一度だけ書込みが可能なDVD−R等が
挙げられる。
【0043】このような異なる種類の光ディスクに対し
て、レーザ素子20から発生されるレーザビームの波長
と、出力との組み合せを変更することにより、単一の光
ディスク装置2で光ディスクの再生あるいは記録および
消去が可能となる。
【0044】複数種類の光ディスクを再生する場合、光
ディスクからデータを読み出すリード光は、たとえば、
CD、CD−ROMに対しては、光量が0.3mW、波
長が780nmのレーザビームが使用される。また、D
VD−ROMに対しては、光量が0.5mW、波長が6
35〜650nmのレーザビームがリード光として使用
される。さらに、CD−Rに対しては、光量が0.5m
W、波長が780nmのレーザビームがリード光として
使用される。またさらに、DVD−RAM、DVD−R
に対しては、光量が1.0mW、波長が635〜650
nmのレーザビームがリード光として使用される。
【0045】図1に示したように、CD−Rに使用され
ている有機系色素を含む記録膜の反射率特性は、波長依
存性が高い。すなわち、700乃至800nm付近の波
長の光ビームに対する反射率が高く、700nm以下の
波長の光ビームに対する反射率は低い。つまり、CD−
R用のリード光(780nm)に対しては、反射率が高
い反面、DVD用のリード光、すなわち650nm付近
の波長の光ビームに対する反射率が低く、吸収率が高
い。
【0046】一方、CD、CD−ROMなどの光ディス
クに使用されている金属系の記録膜の反射率特性は、波
長依存性が無視できるほど小さい。すなわち、この金属
系記録膜は、どの波長の光ビームに対しても略同レベル
の高い反射率を示す特性を有している。
【0047】これらの光ディスクに使用されている記録
膜の反射率特性の差異を利用して、CD−Rと他の種類
の光ディスクとを識別するために、この光ディスク装置
2は、図3に示したような識別センサ100を有してい
る。
【0048】この識別センサ100は、図4に示すよう
に、発光部101、及び受光部102を備えている。発
光部101は、波長が700nm以下の拡散光を発光す
るLED(発光ダイオード)によって構成されている。
受光部102は、フォトダイオードやフォトトランジス
タなどの光電変換素子によって構成されている。この発
光部101と受光部102は、図4に示すように、互い
に隣接するように配置されている。
【0049】LED101は、LED駆動部103に接
続され、CPU40からの制御に基づいて駆動される。
また、光電変換素子102は、入力回路46に接続さ
れ、受光した光量に対応した電気信号を入力回路46に
向けて出力する。
【0050】光ディスク装置2に光ディスク90が装填
されると、CPU40は、図示しないスピンドルモータ
を駆動させて光ディスク90を回転させるとともに、L
ED駆動部103を駆動させて、発光部としてのLED
101に所定レベルの電圧を印加し、LED101を発
光させる。LED101から発光された拡散光は、光デ
ィスク90に向けて照射される。
【0051】光ディスク90に向けて照射された拡散光
は、光ディスク90の記録膜91で反射され、その反射
光の一部を受光部としての光電変換素子102で受光す
る。光電変換素子102では、受光した反射光量に応じ
て電気信号を発生し、入力回路46に向けて出力する。
【0052】入力回路46では、光電変換素子102か
ら入力された電気信号をA/D変換し、変換されたディ
ジタル信号をCPU40に向けて出力する。CPU40
は、入力回路46からのディジタル信号に基づいて、光
ディスク装置2に装填されている光ディスク90の種類
を識別する。
【0053】CPU40は、このような一連の識別動作
により光ディスクの種類を識別した後、LED駆動部1
03の駆動を停止させ、LED101からの拡散光の発
光を停止させる。
【0054】ここで、CPU40による光ディスク90
の識別は、入力回路46に入力される識別センサ100
からのセンサ出力に基づいて実行される。図5の(a)
乃至(c)には、センサ出力の一例が示されている。
【0055】光ディスク装置2に装填された光ディスク
90がCD−Rの場合、有機系色素を含むCD−Rの記
録膜は、LED101から発生された700nm以下の
波長の拡散光を吸収するため、CD−Rの記録膜からの
反射光量は少なく、光電変換素子102で受光される光
量も少ない。このため、光電変換素子102からは、図
5の(a)に示すような低いセンサ出力が出力される。
【0056】なお、CD−Rの記録膜に700nm以下
の波長の光ビームを照射した際に、記録膜は、その波長
の光ビームを吸収するが、この実施の形態の場合、CD
−Rに照射する光ビームは、LED101からの拡散光
であるため、記録膜自体に影響を及ぼすことはなく、記
録膜に記録されているデータを破壊することもない。
【0057】一方、光ディスク装置2に装填された光デ
ィスクがCD−R以外である場合、すなわち、金属系の
記録膜を使用したCDやCD−ROM等の光ディスクの
場合、金属系記録膜は、LED101から発生された7
00nm以下の波長の拡散光をほとんど吸収しないた
め、光ディスク90の記録膜からの反射光量は多く、光
電変換素子102で受光される光量も多い。このため、
光電変換素子102からは、図5の(b)に示すよう
に、CD−Rの場合より十分高いセンサ出力が出力され
る。
【0058】また、CDやCD−ROM以外の光ディス
ク、例えばDVD−RAMが光ディスク装置に装填され
た場合も、DVD−RAMの記録膜が有機系色素ほど7
00nm以下の波長の拡散光を吸収しないため、光ディ
スク90の記録膜からの反射光量は多く、図5の(c)
に示すように、CD−Rの場合より高いセンサ出力が出
力される。
【0059】ところで、光ディスク90を回転させてい
る間には、面ブレ、すなわち合焦点時の対物レンズと光
ディスクとの間の距離に対してその距離が近くなったり
遠くなったりすることがある。このため、図5の(a)
乃至(c)に示したように、センサ出力は、面ブレにと
もなったバラツキを生ずるが、有機系色素の記録膜を使
用したCD−Rのセンサ出力と金属系の記録膜を使用し
た光ディスク、例えばCD、DVD−RAMのセンサ出
力とに十分に大きな差があるため、両者のセンサ出力を
確実に識別することができる。
【0060】このセンサ出力は、入力回路46を介して
CPU40に入力され、センサ出力が小さい場合、すな
わち図5の(a)に示すようなセンサ出力の場合、CP
U40は、有機系色素の記録膜を使用した光ディスク、
すなわちCD−Rであると識別し、センサ出力が大きい
場合、すなわち図5の(b)及び(c)に示すようなセ
ンサ出力の場合、金属系記録膜を使用した光ディスク、
すなわちCD、DVD−RAM等の光ディスクであると
識別する。
【0061】CPU40は、このようにして光ディスク
装置2に装填されている光ディスクの種類を識別すると
ともに、この識別結果に基づいて、光源としてのレーザ
素子20の出力、及び光量を、その装填されている光デ
ィスクに対して適正値となるように、レーザ駆動回路5
2を制御する。
【0062】上述したように、この発明の実施の形態に
係る光ディスク装置は、光ディスクの記録膜に使用され
ている部材の反射率特性の差異を利用して光ディスク装
置に装填されている光ディスクの種類を確実に識別する
ものである。
【0063】より具体的には、光ディスク装置に光ディ
スクが装填された時点で、所定波長の拡散光が発光部か
ら光ディスクに向けて照射される。そして、光ディスク
の記録膜から反射された反射光を受光部で受光し、この
受光部から発生される出力信号のレベルに応じて装填さ
れている光ディスクの種類が識別できる。この出力信号
のレベルは、光ディスクの記録膜の反射率特性に依存し
ている。
【0064】ここでは、発光部から発光される拡散光に
対する反射率が低い有機系色素の記録膜を使用した光デ
ィスクとしてのCD−Rと、拡散光に対する反射率が高
い金属系の記録膜を使用した光ディスクとを識別するこ
とができる。
【0065】つまり、光ディスク装置が駆動可能な複数
種類の光ディスクのうち所定の反射率特性を有する光デ
ィスクを、光ディスクに記録されているデータを破壊す
ることなく確実に識別することができる。
【0066】ところで、この識別センサ100は、図6
に示す第1エリア401に配置されている。すなわち、
この第1エリア401は、スピンドルモータ403の中
心部から約4cmまでの領域である。
【0067】一般に、CD−R、CD−ROM等の光デ
ィスクは、ディスクの直径が12cmのものの他に、8
cmのディスクも存在する。したがって、第1エリア4
01に識別センサ100が配置されることにより、光デ
ィスク装置に装填された光ディスクが、直径8cmの光
ディスク及び直径12cmの光ディスクのいずれであっ
ても、確実にCD−Rを他の光ディスクから識別するこ
とが可能となる。
【0068】なお、図6に示すように、8cmディスク
の最外周部及びディスクの中心部は記録膜が形成されて
いないため、正確なセンサ出力が得られない。このた
め、識別センサは、ディスクの最外周部及び中心部の記
録膜が形成されていない部分を避けるようにして、配置
されている。
【0069】また、図6に示すように、第1エリア40
1のさらに外側で、かつスピンドルモータ403の中心
部から約6cmまでの領域を第2エリア402とする
と、この第2エリア402にも第1エリアと同様の識別
センサが配置されてもよい。
【0070】これにともなって、より確実にCD−Rを
識別できるだけでなく、第1エリア401に配置されて
いる識別センサからのセンサ出力と、第2エリア402
に配置されている識別センサからのセンサ出力とを比較
することにより、光ディスク装置2に装填されている光
ディスクの直径が8cmであるか、12cmであるかを
識別できる。
【0071】なお、図6に示すように、12cmディス
クも同様に、ディスクの最外周部及び中心部は、記録膜
が形成されていないため、この位置を避けるように識別
センサは配置されている。
【0072】上述したように、8cmディスクが装填さ
れた場合であっても、確実にCD−Rを識別できる。ま
た、第1エリア401及び第2エリア402に識別セン
サ100を配置することにより、8cmディスクと12
cmディスクとを識別することも可能である。
【0073】なお、ここで説明したディスクの直径は一
例であって、光ディスクのサイズが8cm、及び12c
m以外であってもこの実施の形態を適用することは可能
である。すなわち、光ディスク装置に装填可能な光ディ
スクの最小のディスク径に対応する記録膜が形成されて
いる領域に識別センサを配置することにより、いかなる
サイズの光ディスクが装填された場合でも、確実にCD
−Rを識別できる。また、この識別センサの他に、他の
サイズのディスク径に対応する記録膜が形成されている
領域に別の識別センサを配置することにより、装填され
た光ディスクのサイズを識別することも可能である。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、異なる種類の光ディスク、特に一度だけデータの書
き込みが可能な追記型光ディスク(CD−R)が装填さ
れた際に、記録されているデータを破壊することなく装
填された追記型光ディスクを確実に識別できる光ディス
ク装置を提供することができる。また、この発明によれ
ば、光ディスクのサイズ、例えば8cmディスクと12
cmディスクとを識別することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、有機系色素の記録膜を使用した光ディ
スクの反射率の波長依存性を示す図である。
【図2】図2は、面ブレを説明するためのディスクの断
面図である。
【図3】図3は、この発明の光ディスク装置を概略的に
示す図である。
【図4】図4は、この発明の実施の形態に係る光ディス
ク装置の識別センサを概略的に示す図である。
【図5】図5の(a)乃至(c)は、図4に示した識別
センサによるセンサ出力の一例を示す図である。
【図6】図6は、この発明の実施の形態に係る光ディス
ク装置の識別センサが配置される位置を説明するための
図である。
【符号の説明】
2…光ディスク装置 4…アクチェータ 6…レーザビーム送出/受光部 8…信号処理部 20…レーザ素子 40…CPU 46…入力回路 90…光ディスク 91…記録膜 100…識別センサ 101…発光部 102…受光部 103…LED駆動部 401…第1エリア 402…第2エリア

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定波長の光に対して反射率特性の異なる
    複数種類の光ディスクに対してデータを記録し、あるい
    は光ディスクに記録されているデータを再生する光ディ
    スク装置において、 最大径の最も小さい光ディスクの半径の範囲内の所定領
    域に配置され、所定の波長の拡散光を光ディスクに向け
    て放射する少なくとも1つの発光手段と、 前記所定領域に配置されているとともに、前記発光手段
    から放射され、光ディスクから反射された反射光を受光
    する少なくとも1つの受光手段と、 この受光手段で受光された反射光量に基づいて、光ディ
    スクの種類を識別する識別手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】所定波長の光に対して反射率特性の異なる
    記録膜を有する複数種類の光ディスクに対してデータを
    記録し、あるいは光ディスクに記録されているデータを
    再生する光ディスク装置において、 光ディスクの記録膜が存在する領域であって、且つ最大
    径の最も小さい光ディスクの半径の範囲内の所定領域に
    配置され、所定の波長の拡散光を光ディスクに向けて放
    射する少なくとも1つの発光手段と、 前記所定領域に配置されているとともに、この発光手段
    から放射され、光ディスクから反射された反射光を受光
    する少なくとも1つの受光手段と、 この受光手段で受光された反射光量に基づいて、光ディ
    スクの種類を識別する識別手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】所定波長の光に対して反射率特性の異なる
    記録膜を有する複数種類の光ディスクに対してデータを
    記録し、あるいは光ディスクに記録されているデータを
    再生する光ディスク装置において、 光ディスクの記録膜が存在する領域であって、且つ最大
    径の最も小さい光ディスクの半径の範囲内の所定領域に
    配置され、所定の波長の拡散光を光ディスクに向けて放
    射する少なくとも1つの発光手段と、 前記所定領域に配置されているとともに、この発光手段
    から放射され、光ディスクから反射された反射光を受光
    する少なくとも1つの受光手段と、 この受光手段で受光された反射光量に基づいて、光ディ
    スクの種類を識別する識別手段と、 前記識別手段により識別された光ディスクの種類に対応
    した波長の光ビームで光ディスクにデータを記録し、あ
    るいは記録されているデータを再生する記録再生手段
    と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】所定波長の光に対して反射率特性の異なる
    記録膜を有する複数種類の光ディスクに対して記録用光
    ビームを照射してデータを記録し、あるいは再生用光ビ
    ームを照射して光ディスクに記録されているデータを再
    生する光ディスク装置において、 光ディスクの記録膜が存在する領域であって、且つ最大
    径の最も小さい光ディスクの半径の範囲内の所定領域に
    配置され、所定の波長の拡散光を光ディスクに向けて放
    射する少なくとも1つの発光手段と、 前記所定領域に配置されている前記発光手段に隣接して
    配置されているとともに、この発光手段から放射され、
    光ディスクから反射された反射光を受光する少なくとも
    1つの受光手段と、 この受光手段で受光された反射光量に基づいて、所定波
    長の再生用光ビームにより記録されているデータが損傷
    され易い記録膜を使用した光ディスクを識別する識別手
    段と、 前記識別手段により識別された光ディスクの種類に対応
    した波長の光ビームで光ディスクにデータを記録し、あ
    るいは記録されているデータを再生する記録再生手段
    と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】所定波長の光に対して反射率特性及び最大
    径の少なくとも一方が異なる複数種類の光ディスクに対
    してデータを記録し、あるいは光ディスクに記録されて
    いるデータを再生する光ディスク装置において、 最大径の最も小さい光ディスクの半径の範囲内の第1の
    領域に配置され、所定の波長の拡散光を光ディスクに向
    けて放射する第1発光手段と、 最大径の最も小さい光ディスクの外径と残りの光ディス
    クの半径との間の第2の領域に配置され、所定の波長の
    拡散光を光ディスクに向けて放射する第2発光手段と、 前記第1の領域に配置されているとともに、前記第1発
    光手段から放射され、光ディスクから反射された反射光
    を受光する第1受光手段と、 前記第2の領域に配置されているとともに、前記第2発
    光手段から放射され、光ディスクから反射された反射光
    を受光する第2受光手段と、 この受光手段で受光された反射光量に基づいて、光ディ
    スクの種類を識別する識別手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】所定波長の光に対して反射率特性及び最大
    径の少なくとも一方が異なる複数種類の光ディスクに対
    してデータを記録し、あるいは光ディスクに記録されて
    いるデータを再生する光ディスク装置において、 光ディスクの記録膜が存在する領域であって、且つ最大
    径の最も小さい光ディスクの半径の範囲内の第1の領域
    に配置され、所定の波長の拡散光を光ディスクに向けて
    放射する第1発光手段と、 光ディスクの記録膜が存在する領域であって、且つ最大
    径の最も小さい光ディスクの外径と残りの光ディスクの
    半径との間の第2の領域に配置され、所定の波長の拡散
    光を光ディスクに向けて放射する第2発光手段と、 前記第1の領域に配置されているとともに、前記第1発
    光手段から放射され、光ディスクから反射された反射光
    を受光する第1受光手段と、 前記第2の領域に配置されているとともに、前記第2発
    光手段から放射され、光ディスクから反射された反射光
    を受光する第2受光手段と、 この受光手段で受光された反射光量に基づいて、光ディ
    スクの種類を識別するとともに、光ディスクの最大径を
    識別する識別手段と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】所定波長の光に対して反射率特性及び最大
    径の少なくとも一方が異なる複数種類の光ディスクに対
    してデータを記録し、あるいは光ディスクに記録されて
    いるデータを再生する光ディスク装置において、 光ディスクの記録膜が存在する領域であって、且つ最大
    径の最も小さい光ディスクの半径の範囲内の第1の領域
    に配置され、所定の波長の拡散光を光ディスクに向けて
    放射する第1発光手段と、 光ディスクの記録膜が存在する領域であって、且つ最大
    径の最も小さい光ディスクの外径と残りの光ディスクの
    半径との間の第2の領域に配置され、所定の波長の拡散
    光を光ディスクに向けて放射する第2発光手段と、 前記第1の領域に配置されているとともに、前記第1発
    光手段から放射され、光ディスクから反射された反射光
    を受光する第1受光手段と、 前記第2の領域に配置されているとともに、前記第2発
    光手段から放射され、光ディスクから反射された反射光
    を受光する第2受光手段と、 この受光手段で受光された反射光量に基づいて、光ディ
    スクの種類を識別するとともに、光ディスクの最大径を
    識別する識別手段と、 前記識別手段により識別された光ディスクの種類に対応
    した波長の光ビームで光ディスクにデータを記録し、あ
    るいは記録されているデータを再生する記録再生手段
    と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】所定波長の光に対して反射率特性及び最大
    径の少なくとも一方が異なる複数種類の光ディスクに対
    して記録用光ビームを照射してデータを記録し、あるい
    は再生用光ビームを照射して光ディスクに記録されてい
    るデータを再生する光ディスク装置において、 光ディスクの記録膜が存在する領域であって、且つ最大
    径の最も小さい光ディスクの半径の範囲内の第1の領域
    に配置され、所定の波長の拡散光を光ディスクに向けて
    放射する第1発光手段と、 光ディスクの記録膜が存在する領域であって、且つ最大
    径の最も小さい光ディスクの外径と残りの光ディスクの
    半径との間の第2の領域に配置され、所定の波長の拡散
    光を光ディスクに向けて放射する第2発光手段と、 前記第1の領域に配置されている前記第1発光手段に隣
    接して配置されているとともに、前記第1発光手段から
    放射され、光ディスクから反射された反射光を受光する
    第1受光手段と、 前記第2の領域に配置されている前記第2発光手段に隣
    接して配置されているとともに、前記第2発光手段から
    放射され、光ディスクから反射された反射光を受光する
    第2受光手段と、 この受光手段で受光された反射光量に基づいて、所定波
    長の再生用光ビームにより記録されているデータが損傷
    され易い記録膜を使用した光ディスクを識別するととも
    に、光ディスクの最大径を識別する識別手段と、 前記識別手段により識別された光ディスクの種類に対応
    した波長の光ビームで光ディスクにデータを記録し、あ
    るいは記録されているデータを再生する記録再生手段
    と、 を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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