JPH09257479A - ガイド光方向設定装置 - Google Patents

ガイド光方向設定装置

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JPH09257479A
JPH09257479A JP6127196A JP6127196A JPH09257479A JP H09257479 A JPH09257479 A JP H09257479A JP 6127196 A JP6127196 A JP 6127196A JP 6127196 A JP6127196 A JP 6127196A JP H09257479 A JPH09257479 A JP H09257479A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化を図りかつ方向を認識するためのガイ
ド光の出射方向と測量の視準方向とを容易かつ迅速に合
致させることができ、しかも累積誤差の小さいガイド光
方向設定装置を提供する。 【解決手段】 本発明のガイド光方向設定装置は、方向
を認識するためのガイド光Pを出射するガイド光出射光
学系14を有するガイド光発生装置12と、ガイド光P
の出射方向に対応して線状に延びる線状検出光Kを出射
する検出光出射光学系15と、視準方向Lに対応させて
検出光出射光学系15から離間して配置されかつ線状検
出光Kを検出することによりガイド光Pの出射方向を視
準方向Lに合致させる検出手段23とを有し、線状検出
光Kがレーザー光P´であり、検出光出射光学系15に
は線状検出光Kの延びる方向に延びてレーザー光P´を
回折させるためのスリットSLを有する絞り板SPが設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、方向を認識するための
ガイド光を出射するガイド光発生装置から出射されたガ
イド光を視準方向に合致させることによりそのガイド光
の出射方向を規定するガイド光方向設定装置に関し、特
にトンネル掘削作業への応用が可能なガイド光方向設定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地上から一定深さの箇所にコンクリート
製のヒューム管、金属製の鋼管等のパイプを敷設する工
法として、地上から一定深さの箇所に配管用の溝を掘っ
てパイプを敷設するオープンカット工法、地上から一定
深さの箇所に配管用のトンネルを掘ってパイプを順次圧
入接続する掘削推進工法が知られているが、これらの工
法では、そのパイプの敷設方向を定めるために測量が実
施される。
【0003】図1はそのパイプの敷設方向を定めるため
のガイド光方向設定装置の従来例を示し、その図1にお
いて、1は立て坑穴、2は地表GLに設置されたセオド
ライト等の測量機、3は地表から一定深さの箇所に設置
された測量機である。地表GLには下げ振り装置として
の吊架用フレーム4が設置され、この吊架用フレーム4
には2本のワイヤとしてのピアノ線5を介して重錘6が
吊架されている。その2本のピアノ線5はその重錘6に
よって互いに平行に張設される。重錘6はピアノ線5の
横振れ、縦振れ等の揺動を防止するために、粘性の高い
油等の液体7に浸漬されている。作業者はパイプ敷設計
画に従って視準方向Lを定め、その2本のピアノ線6、
6が重なって1本に見えるように吊架用フレーム4を操
作し、これにより視準方向を含む仮想面が形成される。
測量機3は例えばセオドライト又はレベル等からなる。
測量機3でピアノ線が重なって見えるように視準を調整
すれば、地上と地下の視準方向は一致し、視準方向が掘
削方向となる。また、測量機3の視準方向に一致したガ
イド光発生装置を設ければ、ガイド光の方向が掘削方向
となる。これにより、この測量機3の視準方向又はガイ
ド光に基づいてトンネル8の掘削作業を行えば、計画に
従ったパイプ敷設が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、測量機
3又はガイド光発生装置に基づいた方向と視準方向Lと
を下げ振り装置を利用して合致させる従来の方向設定装
置では、この装置が大掛かりとなると共に、その視準方
向又はガイド光の方向と視準方向Lとを合致させて掘削
方向を設定する作業にも手間が掛かる。また、この従来
の方向設定装置では、最近の道路事情からして立て坑穴
の大きさが制約され、2本のピアノ線5、5の間隔とし
て規定される基線長を自由に大きくとれないので、地表
GLから立て坑穴1への測量の写し替え、立て坑穴1か
らトンネル8への測量の写し替えを行うと、累積誤差が
大きくなるという問題もある。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは、小型化を図りかつ方向
を認識するためのガイド光の出射方向と測量の視準方向
とを容易かつ迅速に合致させることができ、しかも累積
誤差の小さいガイド光方向設定装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のガイド
光方向設定装置は、上記の課題を解決するため、方向を
認識するためのガイド光を出射するガイド光出射光学系
を有するガイド光発生装置と、前記ガイド光の出射方向
と視準方向とのいずれか一方に対応して線状に延びる線
状検出光を出射する検出光出射光学系と、ガイド光の出
射方向と視準方向とのいずれか他方に対応させてかつ前
記検出光出射光学系から離間して配置されしかも前記線
状検出光を検出することにより前記ガイド光の出射方向
を視準方向に合致させる検出手段とを有し、前記線状検
出光がレーザー光であり、前記検出光出射光学系には、
前記線状検出光の延びる方向に長く延びて前記レーザー
光を回折させるためのスリットを有する絞り板が設けら
れている。
【0007】請求項2に記載のガイド光方向設定装置
は、前記検出光出射光学系が前記レーザー光を発生する
レーザー光源と、前記線状検出光を形成するためのシリ
ンドリカルレンズを有する光学系とからなり、前記絞り
板が前記シリンドリカルレンズの後方又は前記シリンド
リカルレンズの前方に設けられている。
【0008】本発明の請求項1又は請求項2に記載の発
明によれば、回折現象により線状検出光の線幅を細く鮮
明にできるため、ガイド光の出射方向を視準方向に合致
させるための精度向上を図ることができる。
【0009】請求項3に記載のガイド光方向設定装置
は、上記の課題を解決するため、方向を認識するための
ガイド光を出射するガイド光出射光学系を有するガイド
光発生装置と、前記ガイド光の出射方向と視準方向との
いずれか一方に対応して線状に延びる線状検出光を出射
する検出光出射光学系と、ガイド光の出射方向と視準方
向とのいずれか他方に対応させてかつ前記検出光出射光
学系から離間して配置されしかも前記線状検出光を検出
することにより前記ガイド光の出射方向を視準方向に合
致させる検出手段とを有し、該検出手段には前記線状検
出光が線状に延びる方向を鏡像反転させる反射系が設け
られている。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、線状検出
光の線状に延びる方向が鏡像反転されるので、鏡像反転
前の線状検出光の方向と鏡像反転後の線状検出光の方向
とを確認することにより、線状検出光の視準方向に対す
る方向を2倍の精度で判断できる。
【0011】請求項4に記載のガイド光方向設定装置
は、方向を認識するためのガイド光を出射するガイド光
出射光学系を有するガイド光発生装置と前記ガイド光の
出射方向に対応して線状に延びる線状検出光を出射する
検出光出射光学系とが本体に設けられ、視準方向を境に
して配置されしかも前記線状検出光を前記検出光出射光
学系に向けて反射する一対の再帰反射板が前記本体から
離間して設けられ、前記本体は前記一対の再帰反射板に
より前記検出光出射光学系に向けて反射された前記線状
検出光を検出する検出手段と該検出手段の検出出力に基
づき前記ガイド光の出射方向が前記視準方向に合致する
ように前記検出光出射光学系を回動制御する回動制御手
段とを有する。
【0012】本発明の請求項5に記載のガイド光方向設
定装置は、方向を認識するためのガイド光を出射するガ
イド光出射光学系を有するガイド光発生装置と前記ガイ
ド光の出射方向に対応して線状に延びる線状検出光を出
射する検出光出射光学系とが本体に設けられ、視準方向
を境にして配置されしかも前記線状検出光を前記検出光
出射光学系に向けて反射する一対の再帰反射板が前記本
体から離間して二組設けられ、前記本体は前記二組の再
帰反射板により前記検出光出射光学系に向けて反射され
た前記線状検出光を検出する検出手段と該検出手段の検
出出力に基づき前記ガイド光の出射方向が前記視準方向
に合致するように前記検出光出射光学系を回動制御する
回動制御手段とを有する。
【0013】本発明の請求項6に記載のガイド光方向設
定装置は、前記線状検出光は円偏光であり、前記二組の
再帰反射板のいずれか一方の組には4分の1波長板が設
けられ、前記検出手段には前記4分の1波長板が設けら
れている側の再帰反射板の組により反射された線状検出
光と前記4分の1波長板が設けられていない側の再帰反
射板の組により反射された線状検出光とを分離する偏光
ビームスプリッタが設けられると共に、該偏光ビームス
プリッタを透過した一組の線状検出光と該偏光ビームス
プリッタを透過した他の組の線状検出光とをそれぞれ受
光する一対の受光素子が設けられ、前記回動制御手段は
該一対の受光素子の検出出力に基づいて前記検出光出射
光学系を回動制御する。
【0014】本発明の請求項7に記載のガイド光方向設
定装置は、方向を認識するためのガイド光を出射するガ
イド光出射光学系を有するガイド光発生装置と前記ガイ
ド光の出射方向に対応して線状に延びる線状検出光を出
射する検出光出射光学系とが本体に設けられ、前記線状
検出光を前記検出光出射光学系に向けて反射する再帰反
射板が前記本体から離間して設けられ、該再帰反射板に
は視準方向を境にその一方側に4分の1波長板が設けら
れ、前記本体は4分の1波長板が設けられた箇所の再帰
反射板により反射された線状検出光と4分の1波長板が
設けられていない箇所の再帰反射板により反射された線
状検出光とを検出する検出手段と、該検出手段の両検出
出力の差に基づき前記ガイド光の出射方向が前記視準方
向に合致するように前記検出光出射光学系を回動制御す
る回動制御手段とを有する。
【0015】請求項4ないし請求項7に記載の発明によ
れば、検出手段が再帰反射板により反射された線状検出
光を受光し、回動制御手段はその検出手段の検出出力に
基づいてガイド光の出射方向が視準方向に合致するよう
に検出光出射光学系を自動的に回動制御する。
【0016】請求項8に記載のガイド光方向設定装置
は、前記回動制御手段がリモートコントロール可能であ
る。請求項8に記載の発明によれば、回動制御手段がリ
モートコントロールされる。
【0017】
【発明の実施の形態】
【0018】
【実施形態1】図2、図3は本発明に係わるガイド光方
向設定装置の概略図を示し、10は立て坑穴、11は地
表GLに設置されたセオドライト等の測量機、12はガ
イド光発生装置であり、ガイド光発生装置12にはここ
ではパイプレーザー装置が用いられている。測量機11
は立て坑穴10上に渡された仮構造物に載置され、ガイ
ド光発生装置12は測量機11の真下に設置され、図示
を略す鉄板には測量機11の真下に例えば穴が形成され
ている。
【0019】測量機11により視準方向Lが定められ
る。その図2、図3において、符号13は視準用望遠鏡
を示している。ガイド光発生装置12は、図3に示すよ
うに、方向を認識するためのガイド光としてのレーザー
光Pを出射するガイド光出射光学系14とガイド光の出
射方向に対応して線状に延びる線状検出光Kを出射する
検出光出射光学系15とを有する。ガイド光出射光学系
14はレーザー光源16とコリメータレンズ17とから
大略構成される。検出光出射光学系15はレーザー光源
18とコリメータレンズ19とシリンドリカルレンズ2
0とから大略構成されている。検出光出射光学系15は
鉛直方向にレーザー光P´を出射する。そのレーザー光
P´はコリメータレンズ19により平行光束とされる。
【0020】コリメータレンズ19とシリンドリカルレ
ンズ20との間には絞り板SPが設けられている。絞り
板SPは図3(ロ)に示すように線状検出光Kが延びる
方向に長く延びるスリットSLを有する。このスリット
SLはレーザー光P´を回折させる役割を果たし、図3
(ハ)はその回折パターンを示す。レーザー光P´はス
リットSLにより回折された後、シリンドリカルレンズ
20に導かれる。シリンドリカルレンズ20はそのレー
ザー光P´をガイド光の出射方向に対応して線状に延び
る線状検出光Kを形成する役割を果たすもので、レーザ
ー光P´をガイド光の出射方向に線状に拡大するパワー
を有する。線状検出光Kは、スリットSLの回折作用に
より輝度が高くてスリットSLの延びる方向に細長く延
びる鮮明な線状光L0となる。図3(ハ)において、符
号CEはその輝度の高い線状光L0の強度分布を示して
いる。シリンドリカルレンズ20とコリメータレンズ1
9との間に挿入する絞り板SPのスリットSLは長方形
に限らず、同種の効果を奏する絞りであれば良い。
【0021】シリンドリカルレンズ20の頂部中央に
は、図4に拡大して示すように、平行平面部21が形成
されている。この平行平面部21を透過する線状検出光
Kによりスポット光Sが形成される。このスポット光S
は光軸中心、即ち、球心を規定する役割を果たす。その
スポット光Sは測量機11の球心望遠鏡22により確認
され、これにより測量機11の回転中心と検出光出射光
学系15の光軸とが合致される。測量機11にはこれと
一体に一対の拡散板23が間隔を開けて設けられてい
る。一対の拡散板23を結ぶ直線Qの方向は視準方向L
と平行である。一対の拡散板23は線状検出光K(線状
光L0)を検出してガイド光Pの出射方向を規定する検
出手段としての役割を果たす。なお、球心望遠鏡の前に
拡散板を設け、間接的にレーザースポットを視準するよ
うに構成すれば、より確認が容易となる。
【0022】拡散板23、23には、図5に示すよう
に、基準目盛り24、24が形成されている。前述の直
線Qはこの基準目盛り24、24の頂点を結ぶことによ
り得られる。線状検出光K(線状光L0)はその拡散板
23、23上に投影される。作業者はその拡散板23に
投影された線状検出光K(線状光L0)を視認しなが
ら、線状検出光K(線状光L0)が基準目盛り24に合
致するようにガイド光発生装置12を回動させる。これ
により、ガイド光Pの出射方向と視準方向Lとを合致さ
せることができる。図3においては、シリンドリカルレ
ンズ20の形状が凸レンズであるが、凹レンズであって
も良い。シリンドリカルレンズ20の形状が凸レンズの
場合焦点を結ぶが、凹レンズの場合、焦点を結ばないで
線状に拡大することになる。
【0023】図6、図7は本発明が適用されるガイド光
発生装置12としてのパイプレーザー装置の詳細構成を
示し、この図6、7において、30は外フレームであ
る。その外フレーム30には吊りフレーム31(光学系
の本体ともいう)が固定されている。その吊りフレーム
31の内側には水平方向に軸心を有する一対の球面座3
2が対峙して形成されている。ガイド光出射光学系14
の一部を構成する筺体33の両側面には球面軸部34が
形成されている。その球面軸部34は球面座32に嵌合
され、これにより筺体33は三軸方向に回動可能であ
る。その球面軸部34はその先端が球面座32に係合す
る球面形状とされ、その基部が円柱形状とされている。
その円柱部には揺動フレーム35が回動可能に設けられ
ている。各球面軸部34には水平方向で互いに反対方向
に突出するピン36、37が設けられている。外フレー
ム30にはピン36の側に左右回転駆動ユニット38が
設けられ、ピン37の側に捻転ユニット39が設けられ
ている。筺体33の後端にはピン40が突設され、外フ
レーム30にはこのピン40を介して俯迎させる俯迎ユ
ニット41が設けられている。
【0024】左右回転駆動ユニット38は吊りフレーム
31に固定されたギヤボックス42、ギヤボックス42
から水平方向に突出するガイドシャフト43、ガイドシ
ャフト43と平行に延びるスクリュシャフト44、スク
リュシャフト44に螺合すると共にガイドシャフト43
に摺動自在に嵌合されたスライダ45、スクリュシャフ
ト44をギヤボックス42を介して回転駆動する左右調
整用のモータ46を有する。スライダ45にはピン36
に摺動自在に係合する係合ピン47が立設され、このピ
ン36は係合ピン47に常時当接するように図示を略す
スプリングにより付勢されている。モータ46を回転駆
動すると、スクリュシャフト44が回転され、スライダ
45が水平方向に変位され、このスライダ45の水平方
向の変位が係合ピン47を介してピン36に伝達され、
これにより、筺体33(ガイド光出射光学系14)が揺
動フレーム35と一体に左右方向に回動される。
【0025】捻転駆動ユニット39は吊りフレーム31
に固定されたギヤボックス48、このギヤボックス48
から鉛直下方に垂設されたガイドシャフト49、このガ
イドシャフト49と平行に延びるスクリュシャフト(図
示を略す)、このスクリュシャフトに螺合されると共に
ガイドシャフト49に摺動自在に嵌合されたスライダ5
0、そのスクリュシャフトを回転駆動する捻転用のモー
タ51を有する。スライダ50にはピン37に摺動自在
に係合する係合ピン52が立設されている。ピン37は
係合ピン52に常時当接するようにスプリング53によ
り下方に付勢されている。モータ51を回転駆動する
と、スクリュシャフトが回転され、これによりスライダ
50が上下方向に変位され、このスライダ50の上下方
向の変位が係合ピン52を介してピン37に伝達され、
筺体33(ガイド光出射光学系14)が揺動フレーム3
5と一体に捻転回動される。
【0026】俯迎駆動ユニット41は外フレーム30に
ブラケット54を介して固定されたギヤボックス55、
このギヤボックス55から鉛直方向に垂設されたガイド
シャフト56、このガイドシャフト56と平行に延びる
スクリュシャフト(図示を略す)、このスクリュシャフ
トに螺合されると共にガイドシャフト56に摺動自在に
嵌合されたスライダ57、そのスクリュシャフトを回転
駆動する俯迎用のモータ58を有する。スライダ57に
はピン40に摺動自在に係合する係合ピン59が立設さ
れている。ピン40は係合ピン59に常時当接するよう
にスプリング60により下方に付勢されている。モータ
58を回転駆動すると、スクリュシャフトが回転され、
これによりスライダ57が上下方向に変位され、このス
ライダ57の上下方向の変位が係合ピン59を介してピ
ン40に伝達され、筺体33(ガイド光出射光学系1
4)が揺動フレーム35と一体に俯迎される。
【0027】揺動フレーム35の後端側にはピン36と
平行に延びるピン61が突設されている。このピン61
を介して筺体33(ガイド光出射光学系14)を揺動フ
レーム35に対して相対回転させてガイド光出射光学系
14の水平方向に対する角度を設定する角度設定ユニッ
ト62が筺体33の側面に設けられている。この角度設
定ユニット62は筺体33の側面に固定されたギヤボッ
クス63、このギヤボックス63から鉛直方向に立設さ
れたガイドシャフト64、このガイドシャフト64と平
行に延びるスクリュシャフト65、このスクリュシャフ
ト65に螺合されると共にガイドシャフト64に摺動自
在に嵌合されたスライダ66、スクリュシャフト65を
ギヤボックス63を介して回転駆動する角度設定用のモ
ータ67を有する。スライダ66にはピン61に摺動自
在に係合する係合ピン68が突設されている。ピン61
は係合ピン68に常時当接するようにスプリング68に
より下方に付勢されている。モータ67を駆動すると、
スライダ66が上下方向に変位し、スライダ66の上下
方向の変位が係合ピン68を介してピン61に伝達さ
れ、揺動フレーム35を筺体33に対して俯迎させる。
この発明の実施の形態では、球面座を用いて3軸方向に
自在の構成としているが、捻転動作を除けばジンバル構
造でもよい。通常、捻転方向の回転はガイド光発生装置
12を設置するときに手動で行っている。
【0028】このパイプレーザー装置によるガイドレー
ザー光Pの傾斜の設定手順を述べる。装置を概略平行に
設置し、作動させると、後述する傾斜センサ76とガイ
ドレーザー光Pが水平になるように角度設定ユニット6
2、俯迎ユニット41が調整作動し、基準位置である水
平にセットされる。この水平を基準とし、角度設定ユニ
ット62により揺動フレーム35を設定角度とは逆の方
向に傾斜させる。これにより角度設定ユニット62が傾
いた状態となる。次に、俯迎ユニット41により傾斜セ
ンサ76が水平になるように、角度設定ユニット62ご
と傾斜させると、設定角度にガイドレーザー光Pが傾斜
する。ただし、この設定方法は傾斜センサ76の角度検
出範囲が狭い場合であって、検出角度が広い傾斜センサ
の場合には直接傾斜させる構成とすることもできる。
【0029】検出光出射光学系15はここでは光源ユニ
ット69とシリンドリカルレンズ20とからなってい
る。絞りSLは、ここでは、シリンドリカルレンズ20
の背面に設けられている。光源ユニット69は揺動フレ
ーム35の下部に設けられている。その光源ユニット6
9はその揺動フレーム35の互いに対向する壁面の一方
に設けられたレーザー光源70、その壁面の他方にレー
ザー光源70に対向させて設けられた反射ミラー71、
レーザー光源70と反射ミラー71との間に設けられた
ビームスプリッタ72、ビームスプリッタ72とレーザ
ー光源70との間に配置されたコリメータレンズ19と
から概略構成される。ビームスプリッタ72はレーザー
光源70を鉛直方向に上下に分割する役割を有する。上
方のみにビームを出射する場合は、ビームスプリッタ7
2に代えて反射ミラーとしても良い。
【0030】なお、揺動フレーム35、吊り下げフレー
ム31、外フレーム30の上下には鉛直方向に出射する
レーザー光P´(線状検出光K)を通過させる透孔7
3、74、75がそれぞれ形成されている。また、揺動
フレーム35の上面にはガイド光の出射方向の傾斜を検
出する傾斜センサ76、傾斜センサ76と直交する傾斜
センサ76´が設けられている。更に、外フレーム30
の前面にはガイド光を通過させる透孔77が形成されて
いる。外フレーム30の下部には支持脚78が設けられ
て、外フレーム30の水平方向位置出しの粗調整を行う
ことができるようになっているが、ガイド光発生装置1
2を図2に示すスタンドに取り付ける場合には、支持脚
78は必ずしも必要ではない。
【0031】以上、実施形態1においては、検出光出射
光学系15をガイド光発生装置12に設け、拡散板23
を測量機11に設ける構成としたが、拡散板23をガイ
ド光発生装置12に設け、検出光出射光学系15を測量
機11に設ける構成としても良い。この場合、線状検出
光Kは視準方向Lに長く延びることになり、検出手段と
しての拡散板23はガイド光Pの出射方向に対応して設
置されることとなる。また、実施形態1では、絞り板S
Pをコリメートレンズ19とシリンドリカルレンズ20
との間に設ける構成としたが、絞り板SPをシリンドリ
カルレンズ20の前方に設けても良い。
【0032】
【実施形態2】図8は検出手段に一対の反射鏡100
A、100Bを設ける構成としたものである。この反射
鏡100A、100Bは線状検出光Kを2回反射させる
ことにより線状検出光Kが延びる方向を鏡像反転させる
反射系を構成している。視準方向Lと線状検出光Kの延
びる方向とが一致した場合には、反射鏡100Aにより
先に反射され、次に反射鏡100Bにより反射されて拡
散板23に到達する線状検出光K1の方向と、反射鏡1
00Bにより先に反射され、次に反射鏡100Aにより
反射されて拡散板23に到達する線状検出光K2の方向
とが図8(ロ)に示すように一致するが、線状検出光K
が図8(ハ)に示すように視準方向Lに対して角度θだ
けずれているとすると、線状検出光K1が反射鏡100
Aにより反射され、反射鏡100Bにより反射された際
に、その線状検出光K1の延びる方向が空間的に鏡像反
転される。符号K1´はその空間的に鏡像反転された線
状検出光を示している。線状検出光K2が反射鏡100
Bにより反射され、反射鏡100Aにより反射された際
も同様である。従って、拡散板23には反射鏡100
A、100Bの2回反射により視準方向Lに対して鏡像
反転された線状検出光K1´、K2´が線状検出光K
1、K2と共に到達することとなり、線状検出光K1、
K2の延びる方向と線状検出光K1´、K2´の延びる
方向との角度を確認することにより視準方向Lに対する
線状検出光Kの延びる方向を2倍の精度で確認できる。
【0033】
【実施形態3】図9、図10は本発明に係わるガイド光
設定装置の実施形態3の説明図であって、測量機11に
は視準方向Lを境に対称に配設された一対の再帰反射板
101A、101Bが設けられている。この一対の再帰
反射板101A、101Bは検出光出射光学系15の光
軸O1を境に対称位置に二組設けられているが、一方の
組の再帰反射板101A、101Bはマスクされてお
り、ここでは使用されていない。検出光出射光学系15
はコリメートレンズ19とシリンドリカルレンズ20と
の間に穴空きミラーHMを有し、符号HOはその穴部を
示している。レーザー光P´はその穴部HOを通ってシ
リンドリカルレンズ20により線状光束Kとされて、再
帰反射板101A、101Bに導かれる。再帰反射板1
01A、101Bの構造は例えば特開平7−83656
号公報により公知であるので、その詳細な説明は省略す
る。
【0034】線状光束Kはその再帰反射板101A、1
01Bにより反射されて、反射光束K´となり、再帰反
射板101A、101Bへの入射方向と同方向に戻り、
検出光出射光学系15に達する。その反射光束K´は穴
開きミラーHMの反射面により反射されて集光レンズ1
02に向けられる。集光レンズ102はその反射光束K
´を受光素子に受光される。その受光素子103の受光
出力は回動制御手段104に入力される。
【0035】回動制御手段104は図7に示すモータ4
6を回転制御する役割を有する。モータ46を等速往復
回転させると、図9(イ)に示すように、線状光束Kが
例えば、角度θの範囲で振られることになり、線状光束
Kはこの角度θで振られる間に再帰反射板101A、1
01Bにより反射され、この反射光束K´が受光素子1
03により受光される。その受光素子103の検出出力
q1、q2が図9(ハ)に示されている。検出光出射光
学系15の光軸O1が視準方向Lに一致しているとした
場合、線状光束K1を往復して振らせることにより得ら
れた時間t1と時間t2とを平均することにより得られ
た時間tmに基づきモータ46の駆動時間を設定する
と、これにより、自動的に線状光束Kを視準方向Lに合
致させることができ、ガイド光Pを視準方向Lに合致さ
せることができる。モータ46がエンコーダ付である場
合には、エンコーダのパルス信号を角度に換算して視準
方向に合致させることができる。
【0036】
【実施形態4】図11、図12は本発明に係わるガイド
光設定装置の実施形態4の説明図であって、この実施形
態4では、測量機11に視準方向Lを境に対称に配設さ
れた一対の再帰反射板101A、101Bからなる二組
が使用される。検出光出射光学系15には、直線偏光の
レーザー光P´を円偏光に変換し円偏光を直線偏光に変
換する4分の1波長板105がシリンドリカルレンズ2
0と穴開きミラーHMとの間に設けられている。一対の
再帰反射板101A、101Bの一方の組には図11
(イ)、図11(ロ)に示すように、円偏光の線状光束
K(レーザー光P´)の回転方向を逆方向に変換する4
分の1波長板106が設けられている。直線偏光のレー
ザー光P´は穴開きミラーHMの穴部HOを通って4分
の1波長板105に導かれ、この4分の1波長板105
により例えば光線進行方向に対して右回りの円偏光とさ
れて、4分の1波長板106が設けられている側の再帰
反射板101A、101Bの組により反射された線状検
出光Kと4分の1波長板106が設けられていない側の
再帰反射板101A、101Bの組に導かれる。4分の
1波長板106が設けられている側の再帰反射板101
A、101Bの組により反射された線状検出光Kはその
偏光方向が4分の1波長板を通過する際に光線進行方向
に対して左回り(逆方向)に変換される。4分の1波長
板106が設けられていない側の再帰反射板101A、
101Bの組により反射された線状検出光Kの偏光方向
は光線進行方向に対して右回りのままである。この右回
りの円偏光を有する反射光束K´と左回りの円偏光を呈
する反射光束K´とが検出光出射光学系15に向かって
戻ることになる。その左回りの円偏光の反射光束K´と
右回りの円偏光の反射光束K´とは4分の1波長板10
5を通過することにより直線偏光に変換されるが、互い
に直交する直線偏光となる。この互いに直交する直線偏
光を呈する反射光束K´は穴開きミラーHMに戻り、検
出手段の一部を構成する偏光ビームスプリッタ107に
至る。この偏光ビームスプリッタ107は互いに直交す
る直線偏光の反射光束K´を分離し、一方の光束は集光
レンズ102Aに向けて透過され、他方の光束は集光レ
ンズ102Bに向けて反射され、受光素子103A、1
03Bにそれぞれ受光される。その受光素子103A、
103Bの検出出力は回動制御手段104に入力され
る。その受光素子103Aの検出出力q1、q2と受光
素子103Bの検出出力q1´、q2´とが図11
(ハ)に示されている。線状光束K1を往復して振らせ
ることにより得られた時間t1と時間t2とを平均する
ことにより得られた時間tmと時間t1´と時間t2´
とを平均することにより得られた時間tm´との平均に
基づきモータ46の駆動時間を設定すると、実施形態3
と同様に、自動的に線状光束Kを視準方向Lに合致させ
ることができ、ガイド光Pを視準方向Lに合致させるこ
とができる。この実施形態4によれば、二組の再帰反射
板の検出出力に基づきガイド光Pを視準方向Lに合致さ
せることにしたので、実施形態3の場合に較べて、その
合致精度を向上させることができる。モータ46がエン
コーダ付の場合には時間に替えて角度で求めることがで
きる。また、図13に示すように、光軸O1を境に対称
に2個の円弧板状の再帰反射面101´、101´を設
け、視準方向Lを境にその一方側に、4分の1波長板1
06´、106´を設ける構成とすれば、4分の1波長
板が設けられている箇所からの線状検出光Kの反射光束
K´に基づく検出出力と4分の1波長板が設けられてい
ない箇所からの線状検出光Kの反射光束K´に基づく検
出出力とは、線状検出光Kが視準方向Lに丁度
【0037】跨っている場合(符号KLで示す)には同
じとなるので、その両検出出力の差を求めることにすれ
ば、時間、角度によらず、視準方向Lを検出できる(詳
細な構成は、特開平7−83656号公報の段落
【0023】から段落
【0036】まで及び図4、図5を参照)。
【0038】なお、回動制御手段104を図示を略すリ
モートコントロール装置により制御することにすれば、
遠隔操作が容易となる。
【0039】
【発明の効果】本発明に係わるガイド光方向設定装置
は、以上説明したように構成したので、小型化を図りか
つ方向を認識するためのガイド光の出射方向と測量の視
準方向とを容易かつ迅速に合致させることができ、しか
も累積誤差を小さくできる。
【0040】特に、請求項1、2に記載の発明によれ
ば、回折現象により線状検出光の線幅を細く鮮明にで
き、ひいてはガイド光の出射方向を視準方向に合致させ
るための精度向上を図ることができる。
【0041】特に、請求項3に記載の発明によれば、線
状検出光の線状に延びる方向が鏡像反転されるので、鏡
像反転前の線状検出光の方向と鏡像反転後の線状検出光
の方向とを確認することにより、線状検出光の視準方向
に対する方向を2倍の精度で判断できる。
【0042】特に、請求項4ないし請求項7に記載の発
明によれば、検出手段が再帰反射板により反射された線
状検出光を受光し、回動制御手段はその検出手段の検出
出力に基づいてガイド光の出射方向が視準方向に合致す
るように検出光出射光学系を自動的に回動制御するの
で、視準方向とガイドレーザー光の出射方向とを自動的
に合致させることができる。
【0043】請求項8に記載の発明によれば、回動制御
手段をリモートコントロールするので、操作性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パイプの敷設方向を定めるためのガイド光方
向設定装置の従来例を説明するための図である。
【図2】 本発明に係わるガイド光方向設定装置の概略
図を示し、立て坑穴にパイプレーザー装置を設置し、そ
の真上に測量機をセットしてパイプ敷設のためのトンネ
ルの掘削作業を示す図である。
【図3】 本発明に係わるガイド光方向設定装置の概略
図を示し、(イ)はガイド光発生装置と測量機との光学
的関係を説明するための図であり、(ロ)は絞り板の平
面図、(ハ)はレーザー光の回折パターンである。
【図4】 図3に示すシリンドリカルレンズの作用を説
明するための部分拡大図である。
【図5】 検出光出射光学系と検出手段との位置関係を
示す図であって、ガイド光の出射方向と視準方向とを合
致させる作業の説明図である。
【図6】 本発明に係わるガイド光発生装置の詳細構成
を示す図であって、正面方向から目視した断面図であ
る。
【図7】 本発明に係わるガイド光発生装置の詳細構成
を示す図であって、側面方向から目視した部分断面図で
ある。
【図8】 本発明に係わるガイド光設定装置の実施形態
2を示し、(イ)はその線状検出光の反射の概念図を示
し、(ロ)は視準方向Lと線状検出光Kの線状が延びる
方向とが一致している場合の反射系のシリンドリカルレ
ンズに対する平面的位置関係を示し、(ロ)は視準方向
Lと線状検出光Kの線状が延びる方向とが一致していな
い場合の反射系のシリンドリカルレンズに対する反射系
の平面的位置関係を示している。
【図9】 本発明の実施形態3の説明図であって、
(イ)は再帰反射板の配設状態の説明図、(ロ)は検出
光出射光学系と再帰反射板との関係を示す正面図、
(ハ)は受光素子の検出出力の説明図である。
【図10】 図9(ロ)に示す検出光出射光学系と検出
手段と回動制御手段との関係を示す概念図である。
【図11】 本発明の実施形態4の説明図であって、
(イ)は再帰反射板の配設状態の説明図、(ロ)は検出
光出射光学系と再帰反射板との関係を示す正面図、
(ハ)は受光素子の検出出力の説明図である。
【図12】 図11(ロ)に示す検出光出射光学系と検
出手段と回動制御手段との関係を示す概念図である。
【図13】 再帰反射板の配設状態の変形例を示す図で
ある。
【符号の説明】
12…ガイド光発生装置 14…ガイド光出射光学系 15…検出光出射光学系 23…拡散板(検出手段) L…視準方向 K…線状検出光 P…ガイド光 P´…レーザー光 SP…絞り板 SL…スリット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方向を認識するためのガイド光を出射す
    るガイド光出射光学系を有するガイド光発生装置と、 前記ガイド光の出射方向と視準方向とのいずれか一方に
    対応して線状に延びる線状検出光を出射する検出光出射
    光学系と、 ガイド光の出射方向と視準方向とのいずれか他方に対応
    させてかつ前記検出光出射光学系から離間して配置され
    しかも前記線状検出光を検出することにより前記ガイド
    光の出射方向を視準方向に合致させる検出手段とを有
    し、前記線状検出光がレーザー光であり、前記検出光出
    射光学系には、前記線状検出光の延びる方向に長く延び
    て前記レーザー光を回折させるためのスリットを有する
    絞り板が設けられているガイド光方向設定装置。
  2. 【請求項2】 前記検出光出射光学系が前記レーザー光
    を発生するレーザー光源と、前記線状検出光を形成する
    ためのシリンドリカルレンズを有する光学系とからな
    り、前記絞り板が前記シリンドリカルレンズの後方又は
    前記シリンドリカルレンズの前方に設けられている請求
    項1に記載のガイド光方向設定装置。
  3. 【請求項3】 方向を認識するためのガイド光を出射す
    るガイド光出射光学系を有するガイド光発生装置と、 前記ガイド光の出射方向と視準方向とのいずれか一方に
    対応して線状に延びる線状検出光を出射する検出光出射
    光学系と、 ガイド光の出射方向と視準方向とのいずれか他方に対応
    させてかつ前記検出光出射光学系から離間して配置され
    しかも前記線状検出光を検出することにより前記ガイド
    光の出射方向を視準方向に合致させる検出手段とを有
    し、該検出手段には前記線状検出光が線状に延びる方向
    を鏡像反転させる反射系が設けられているガイド光方向
    設定装置。
  4. 【請求項4】 方向を認識するためのガイド光を出射す
    るガイド光出射光学系を有するガイド光発生装置と前記
    ガイド光の出射方向に対応して線状に延びる線状検出光
    を出射する検出光出射光学系とが本体に設けられ、視準
    方向を境にして配置されしかも前記線状検出光を前記検
    出光出射光学系に向けて反射する一対の再帰反射板が前
    記本体から離間して設けられ、前記本体は前記一対の再
    帰反射板により前記検出光出射光学系に向けて反射され
    た前記線状検出光を検出する検出手段と該検出手段の検
    出出力に基づき前記ガイド光の出射方向が前記視準方向
    に合致するように前記検出光出射光学系を回動制御する
    回動制御手段とを有するガイド光方向設定装置。
  5. 【請求項5】 方向を認識するためのガイド光を出射す
    るガイド光出射光学系を有するガイド光発生装置と前記
    ガイド光の出射方向に対応して線状に延びる線状検出光
    を出射する検出光出射光学系とが本体に設けられ、視準
    方向を境にして配置されしかも前記線状検出光を前記検
    出光出射光学系に向けて反射する一対の再帰反射板が前
    記本体から離間して二組設けられ、前記本体は前記二組
    の再帰反射板により前記検出光出射光学系に向けて反射
    された前記線状検出光を検出する検出手段と該検出手段
    の検出出力に基づき前記ガイド光の出射方向が前記視準
    方向に合致するように前記検出光出射光学系を回動制御
    する回動制御手段とを有するガイド光方向設定装置。
  6. 【請求項6】 前記線状検出光は円偏光であり、前記二
    組の再帰反射板のいずれか一方の組には4分の1波長板
    が設けられ、前記検出手段には前記4分の1波長板が設
    けられている側の再帰反射板の組により反射された線状
    検出光と前記4分の1波長板が設けられていない側の再
    帰反射板の組により反射された線状検出光とを分離する
    偏光ビームスプリッタが設けられると共に、該偏光ビー
    ムスプリッタを透過した一組の線状検出光と該偏光ビー
    ムスプリッタを透過した他の組の線状検出光とをそれぞ
    れ受光する一対の受光素子が設けられ、前記回動制御手
    段は該一対の受光素子の検出出力に基づいて前記検出光
    出射光学系を回動制御することを特徴とする請求項5に
    記載のガイド光方向設定装置。
  7. 【請求項7】 方向を認識するためのガイド光を出射す
    るガイド光出射光学系を有するガイド光発生装置と前記
    ガイド光の出射方向に対応して線状に延びる線状検出光
    を出射する検出光出射光学系とが本体に設けられ、前記
    線状検出光を前記検出光出射光学系に向けて反射する再
    帰反射板が前記本体から離間して設けられ、該再帰反射
    板には視準方向を境にその一方側に4分の1波長板が設
    けられ、前記本体は4分の1波長板が設けられた箇所の
    再帰反射板により反射された線状検出光と4分の1波長
    板が設けられていない箇所の再帰反射板により反射され
    た線状検出光とを検出する検出手段と、該検出手段の両
    検出出力の差に基づき前記ガイド光の出射方向が前記視
    準方向に合致するように前記検出光出射光学系を回動制
    御する回動制御手段とを有する。
  8. 【請求項8】 前記回動制御手段をリモートコントロー
    ル可能な請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載
    のガイド光方向設定装置。
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