JPH09257209A - コンバインドサイクル発電プラントの制御装置 - Google Patents

コンバインドサイクル発電プラントの制御装置

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JPH09257209A
JPH09257209A JP8066113A JP6611396A JPH09257209A JP H09257209 A JPH09257209 A JP H09257209A JP 8066113 A JP8066113 A JP 8066113A JP 6611396 A JP6611396 A JP 6611396A JP H09257209 A JPH09257209 A JP H09257209A
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史郎 日野
Shoichiro Fujioka
昭一郎 藤岡
Shinji Kawamoto
新二 河本
Takeshi Kono
武史 河野
Tsuneo Suzuki
恒夫 鈴木
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  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低圧節炭器のホットバンキング水を、給水の加
温媒体として再循環系から高圧給水系に供給するとき、
給水を迅速に適正温度にコントロールできるコンバイン
ドサイクル発電プラントの制御装置を提供する。 【解決手段】ガスタービン55の排ガスを熱源として蒸
気を発生させ、発生した蒸気を蒸気タービン51に供給
する排熱回収ボイラ52を備え、この排熱回収ボイラ5
2に上記排ガスの流に沿って順次、高圧ドラム62、中
圧ドラム66、低圧ドラム69をそれぞれ設け、各ドラ
ム毎に独立して給水を供給する給水系72と、上記排熱
回収ボイラ52の低圧節炭器71の出口側から分岐さ
れ、上記給水系72に接続する再循環系92とをそれぞ
れ備える一方、上記再循環系92の再循環弁94に、上
記給水系72の給水温度にもとずいて弁開閉信号を与え
る制御手段を備えたコンバインドサイクル発電プラント
の制御装置において、上記給水系72の給水温度にもと
ずいて演算し、上記再循環弁94に弁開閉信号を与える
制御手段に信号遅れ補償要素回路97を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインドサイ
クル発電プラントの制御装置に係り、特に起動時や負荷
変動時、排熱回収ボイラに供給される給水の温度を一定
値にコントロールし、給水の温度低下に伴う排熱回収ボ
イラの運転トラブルを未然に防ぐコンバインドサイクル
発電プラントの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインドサイクル発電プラン
トには、ガスタービンプラント、蒸気タービンプラン
ト、排熱回収ボイラを一つにまとめて軸系列に構成し、
この軸系列を複数備えたものがある。
【0003】複数の軸系列を備えるコンバインド発電プ
ラントは、ガスタービンプラントと蒸気タービンプラン
トとを、単一軸で結合する一軸型のものと、互に軸を別
にする二軸型のものがあり、設置領域の広狭、制御機構
の簡素性を考慮すると一軸型のものが多く採用され、そ
の構成は図14に示すものがある。
【0004】一軸型のコンバインドサイクル発電プラン
トは、圧縮機1の駆動力により吐出される圧縮空気を燃
焼器2に案内し、ここで燃料弁3により流量コントロー
ルされる燃料を加えて燃焼させて燃焼ガスを生成し、こ
の燃焼ガスをガスタービン4に案内して膨張仕事をさ
せ、膨張仕事で得た回転トルクにより単一軸5上に設置
される発電機b、蒸気タービン7を駆動するようになっ
ている。
【0005】ガスタービン4は、膨張仕事後の燃焼ガス
を排ガス(排熱)として排熱回収ボイラ8に供給し、そ
の排ガスを熱源に排熱回収ボイラ8で蒸気を発生させる
熱回収が図られている。
【0006】排熱回収ボイラ8は、発生する蒸気を加減
弁7aを介して蒸気タービン7に供給し、膨張仕事をさ
せて回転トルクを得、回転トルクにより単一軸5を駆動
させるようになっている。
【0007】蒸気タービン7は、膨張仕事をした後の蒸
気を排気蒸気として復水器20に供給し、ここで冷却さ
れ、復水・給水として排熱回収ボイラ8に戻される。
【0008】排熱回収ボイラ8は、排ガスの流れに沿っ
て順次、高圧過熱器9、高圧ドラム10を備える高圧蒸
発器11、中圧過熱器12、高圧節炭器13、中圧ドラ
ム14を備える中圧蒸発器15、中圧節炭器16、低圧
ドラム17を備える低圧蒸発器18、低圧節炭器19を
それぞれ備える構成になっている。
【0009】高圧過熱器9の過熱蒸気は、加減弁7aを
経て蒸気タービン7の初段落に、中圧過熱器12の過熱
蒸気は、蒸気タービン7の途中段落に、また低圧ドラム
17の低圧蒸気は、蒸気タービン7の後流段落にそれぞ
れ供給される。
【0010】一方、排熱回収ボイラ8には、特開平7−
225003号公報に見られるように、いわゆる独立給
水方式と呼ばれ、給水を排熱回収ボイラ8の各熱交換器
毎に分けて供給する給水系21が設けられている。この
給水系21は、復水器20で冷却される復水を給水とし
て排熱回収ボイラ8の高圧節炭器13に直接案内する高
圧給水系22と、この高圧給水系22で分流される給水
を排熱回収ボイラ8の低圧節炭器19に直接案内する低
圧給水系23と、低圧節炭器19の出口側で分岐し、一
方を中圧節炭器16に接続する中圧給水系25と、他方
を高圧給水系22に接続する再循環系24とをそれぞれ
備える独立給水式構造になっている。また、高圧給水系
22には、給水を分流させ、復水器20に戻すミニマム
フロー系26が設けられている。
【0011】高圧給水系22は、給水の流れに沿って順
次、復水ポンプ27、給水温度計28、給水ポンプ2
9、高圧節炭器13、調整弁36、高圧ドラム10をそ
れぞれ備え、復水器20の復水を給水として復水ポンプ
27で昇圧し、さらに給水ポンプ29で再昇圧し、再昇
圧後の給水を高圧節炭器13で加熱させ、調整弁36で
流量コントロールした後高圧ドラム10に案内し、ここ
で高圧蒸発器11で蒸発させた後、高圧過熱器9で過熱
蒸気にして蒸気タービン7の初段落に供給するようにな
っている。
【0012】低圧給水系23は、低圧給水ポンプ31、
逆止弁32、低圧節炭器19、調整弁37、低圧ドラム
37をそれぞれ備え、高圧給水系22から分流される給
水を、低圧給水ポンプ31で昇圧し、昇圧後の給水を低
圧節炭器19で加温させ、加温後の飽和水を調整弁37
で流量コントロールした後低圧ドラム17に案内し、こ
こで低圧蒸発器18で蒸発させた後、飽和蒸気として蒸
気タービン7の後流段落に供給するようになっている。
【0013】中圧給水系25は、中圧節炭器16、逆止
弁38、調整弁39、中圧ドラム14をそれぞれ備え、
低圧給水系23の給水を低圧節炭器19で加温させ、加
温後の飽和水を中圧節炭器16で加熱させ、加熱後の飽
和蒸気を調整弁39で流量コントロールした後、中圧ド
ラム14に案内し、ここで中圧蒸発器15で蒸発させた
後、中圧過熱器12で過熱蒸気にして蒸気タービン7の
途中段落に供給するようになっている。
【0014】再循環系24は、止め弁33、再循環弁3
4をそれぞれ備え、起動時、再循環弁34を弁開させ、
高圧給水系22を流れる給水に、排熱回収ボイラ8の低
圧節炭器19の比較的高温なホットバンキング水(運転
停止中低圧節炭器に残っている残熱水)を加えて加温さ
せ、加温後の給水を低圧給水ポンプ31、逆止弁32を
経て低圧節炭器19に流し、その伝熱管の内外温度差を
ほぼ均衡させ、排ガス中に含まれる水分の結露に伴う低
圧節炭器19の局所の露点腐食、酸化腐食の防止を図っ
ている。
【0015】ミニマムフロー系26は、ミニマムフロー
弁35を備え、起動時や負荷変動時、高圧給水系22を
流れる給水が不足しているとき、給水流量計42の出力
信号によりミニマムフロー弁35を弁開させ、不足する
給水を復水器20に戻して再び高圧給水系22に還流さ
せ、給水ポンプ29の最小給水量を確保することにより
ポンプ過熱防止を図っている。
【0016】ミニマムフロー弁35を制御する回路は、
図17に示すように、給水流量計42の実給水流量信号
に、予じめ設定された設定器43の設定信号を加減算器
44で突合わせ、誤差が出ると、誤差信号をもとに補償
演算器45で弁開閉信号を演算し、演算信号をミニマム
フロー弁35に与えて弁開閉を行わせ、給水ポンプ29
の最小給水量を確保している。
【0017】ところで、低圧節炭器19の露点腐食・酸
化腐食の発生防止にあたり、図14、図15で示す従来
技術では、低圧節炭器19に供給される給水の温度が約
60℃になるように給水温度計28の実温度の信号がコ
ントローラ40に与えられ、この実温度信号により再循
環弁34を開閉制御させ、低圧節炭器19のホットバン
キング水の流量コントロールを行い、給水の温度調節を
していた。
【0018】低圧節炭器19に供給される給水の設定温
度約60℃は、コントローラ40で自由に可変できるよ
うになっている。すなわち、ガスタービン4から排熱回
収ボイラ8に供給される排ガスには、大気中の水分と燃
料中の水分が含まれており、特に大気中の水分の増減は
季節に左右される。夏場のように気温が高いとき、大気
中の水分が多く、冬場のように気温が低いとき、大気中
の水分は少ない。このため、コントローラ40は、図1
5に示すように、大気温度計46の実大気温度をもとに
関数発生器47から排ガスの水分が結露しない給水温度
を求め、求めた給水温度信号に給水温度計28の実温度
信号を加減算器48で突合わせ、誤差が出ると、誤差信
号をもとに補償演算器49で弁開閉信号を演算し、演算
信号により再循環弁34を開閉制御させ、大気温度に見
合うように、給水を加温する低圧節炭器19のホットバ
ンキング水の流量コントロールしている。なお、排熱回
収ボイラ8が負荷運転に入ると、低圧節炭器19の結露
問題はなくなるので、再循環弁34は弁閉となる。ま
た、弁閉後、再循環弁34の弁シートからリークがあっ
てはならないので、図16に示すように、コントローラ
41は弁閉信号を止め弁33に与え、リーク防止の完全
化を期している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】図14で示す従来のコ
ンバインドサイクル発電プラントでは、給水系21が高
圧給水系22、中圧給水系25、低圧給水系23と区分
けされ、排熱回収ボイラ8の高圧ドラム10、中圧ドラ
ム14、低圧ドラム17のそれぞれに給水を供給でき
る、独立給水構造を採っているので、負荷運転時、各ド
ラム10,14,17への給水の供給が安定化する利点
を持つ反面、低圧節炭器19の結露防止用に設けた再循
環系24の再循環弁34を、高圧給水系22の給水温度
計28の実給水温度信号により開閉させている。このた
め、給水流量の変動の激しい起動時、再循環弁34の開
閉制御がまにあわず、低圧節炭器19に供給される給水
の温度は設定温度を維持できず、運転上、諸種のトラブ
ルが発生する不具合、不都合があった。
【0020】このような原因について、図18を用いて
詳しく説明すると、ガスタービン4の運転モードは、運
転指令があると、図18の(a)に示すように、その回
転数を徐々に昇速させ、この間排熱回収ボイラ8に残っ
ている未燃焼ガスを大気に排出させるパージ運転を行っ
ている。パージ運転終了後、ガスタービン4は、燃焼器
2に燃料着火を行わせ、回転数を定格まで昇速させ、定
格回転数整定後、燃焼器2に燃料投入が行われ、並列運
転に入り、負荷を定格まで上昇させる。
【0021】一方、低圧ドラム17のドラム水位は、図
18の(b)の破線で示すように、当初、比較的低く設
定されている。
【0022】給水系21の給水ポンプ29および低圧給
水ポンプ31がともに駆動され、また燃焼器2の燃料着
火が行われると、低圧ドラム17の設定ドラム水位は、
図18の(b)の破線の位置まで上昇される。ところ
が、この時点において、低圧ドラム17には、給水が供
給されており、またその水面から蒸発が始まっているた
め、気泡が出、この気泡のためにプライミングやスエー
リング等の水位変動があらわれ、図示実線の実水位は、
図示破線の設定水位から大きくはずれる。このため、低
圧給水ポンプ31は低圧ドラム17の実水位を設定水位
に近づけるため、図18の(c)の一点鎖線gで示すよ
うに、給水を増加させる運転が行われる。この給水の増
加に伴って、図14で示す高圧給水系22の給水温度計
28は、再循環系24の再循環弁34に実給水温度にも
とずく弁開信号を与えるようになっている。
【0023】しかし、給水温度計28は、機器固有の特
性上、給水温度検出信号に遅れが出る。このためコント
ローラ40から再循環弁34に弁拡開信号を与えると
き、図18の(e)の一点鎖線gで示すように、弁拡開
信号が遅れ、この遅れに伴って図18の(f)に示すよ
うに、低圧節炭器19のホットバンキング水による高圧
給水系22の給水への加温がおそくなる。
【0024】このように、設定温度よりも低い給水が、
過渡的に低圧節炭器19に流れる結果、排ガス温度との
熱的均衡がとれず、低圧節炭器19の伝熱管表面に排ガ
ス中の水分が結露するこがあった。
【0025】また、低圧ドラム17の実水位が、図18
の(b)の破線で示す設定水位よりもオーバシュートす
ると、低圧給水ポンプ31は低圧節炭器19を経て低圧
ドラム17に供給する給水を、図18の(c)の一点鎖
線hで示すように絞り込む運転を行っている。
【0026】しかし、この場合も、給水温度計28から
再循環弁34のコントローラ40に弁絞り開度信号を与
えても、給水温度計28の給水温度検出信号に遅れが出
ているため、再循環弁34の絞り開度の応答が遅れ、過
渡的ではあるが、図18の(d)で示すように、設定給
水温度よりも高いまま低圧節炭器19に給水が流れるこ
とがあった。
【0027】実給水温度が設定給水温度よりも高くなり
すぎると、低圧給水ポンプ31および給水ポンプ29は
ともに、必要吸い込み揚程(NPSH)が確保できなく
なり、給水の圧力低下に伴って気泡のキャビテーション
が発生し、ポンプインペラの壊食を引き起すおそれがあ
り、また、ポンプケーシングの上半、下半の温度差によ
りポンプインペラ軸のアライメントが変位し、軸受の焼
き付けのおそれがある。
【0028】本発明は、このような事情にもとずいてな
されたものであり、低圧節炭器のホットバンキング水
を、給水の加温媒体として再循環系から給水系に供給す
るとき、給水を迅速に適正温度にコントロールするコン
バインドサイクル発電プラントの制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0029】また、本発明の他の目的は、低圧節炭器の
ホットバンキング水を、給水の加温媒体として再循環系
から給水系に供給され、給水が所定温度になったとき、
再循環系の止め弁を確実に弁閉にするコンバインドサイ
クル発電プラントの制御装置を提供することにある。
【0030】また、本発明の他の目的は、給水系の給水
ポンプの最小給水流量を確実に確保するとともに、給水
を適正温度にして給水ポンプに供給するコンバインドサ
イクル発電プラントの制御装置を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンバイン
ドサイクル発電プラントの制御装置は、上記目的を達成
するために、請求項1に記載したように、ガスタービン
の排ガスを熱源として蒸気を発生させ、発生した蒸気を
蒸気タービンに供給する排熱回収ボイラを備え、この排
熱回収ボイラに上記排ガスの流に沿って順次、高圧ドラ
ム、中圧ドラム、低圧ドラムをそれぞれ設け、各ドラム
毎に独立して給水を供給する給水系と、上記排熱回収ボ
イラの低圧節炭器の出口側から分岐され、上記給水系に
接続する再循環系とをそれぞれ備える一方、上記再循環
系の再循環弁に、上記給水系の給水温度にもとずいて弁
開閉信号を与える制御手段を備えたコンバインドサイク
ル発電プラントの制御装置において、上記給水系の給水
温度にもとずいて演算し、上記再循環弁に弁開閉信号を
与える制御手段に、信号遅れ補償要素回路を設けたもの
である。
【0032】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項2に記載したように、信号遅れ補償要素回路から再循
環弁に与えられる弁開閉信号に、給水系の給水温度をも
とに演算し、再循環弁に弁開閉信号を与える制御手段の
出力信号を加算させる加算演算器を設けたものである。
【0033】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項3に記載したように、信号遅れ補償要素回路が演算す
る制御要素は、高圧給水系を流れる給水流量信号にした
ものである。
【0034】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項4に記載したように、信号遅れ補償要素回路が演算す
る制御要素は、低圧節炭器の出口側の給水温度信号にし
たものである。
【0035】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項5に記載したように、信号遅れ補償要素回路は、演算
する制御要素を低圧節炭器の出口側の給水温度信号と給
水系の給水流量信号とに求める一方、これら給水温度信
号と給水流量信号とで再循環弁に与えられる弁開閉信号
を演算する弁開度演算器を設けたものである。
【0036】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項6に記載したように、信号遅れ補償要素回路は、演算
する制御要素を低圧給水系の給水温度に求める一方、上
記信号遅れ補償要素回路から再循環弁に与えられる弁開
閉信号と、高圧給水系の給水温度をもとに演算し、再循
環弁に弁開閉信号を与える制御手段の出力信号とのう
ち、いずれか低値信号を選択する低値優先演算器を設け
たものである。
【0037】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項7に記載したように、高圧給水系の給水温度をもとに
演算し、再循環弁に弁開閉信号を与える制御手段に、予
じめ定められた弁開閉信号を上記再循環弁に与える弁開
度設定器を設けるとともに、上記給水温度が所定温度よ
りも高いとき、上記弁開度設定器の出力信号により再循
環弁を弁開させる切替器を設けたものである。
【0038】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項8に記載したように、切替器は、高圧給水系の給水温
度の高低を判別し、給水温度が所定温度よりも高いとき
切替え作動信号を出力する温度判別器により切替えられ
るものである。
【0039】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項9に記載したように、高圧給水系の給水温度をもとに
演算し、再循環弁に弁開閉信号を与える制御手段に、予
じめ定められた弁開信号を上記再循環弁に与える弁開度
設定器を設けるとともに、上記制御手段の弁開閉信号が
上記再循環弁に与えられる前に、上記弁開度設定器の設
定弁開信号を上記再循環弁に与える切替器を設けたもの
である。
【0040】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項10に記載したように、切替器は、制御要素の高低を
判別し、制御要素が所定値になったとき切替え作動信号
を出力する判別器により切替えられるものである。
【0041】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項11に記載したように、制御要素は、ガスタービン回
転数、ガスタービン負荷、ガスタービン排ガス温度、低
圧節炭器出口給水温度、低圧ドラム器内圧力、高圧給水
系の給水流量のいずれかにしたものである。
【0042】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項12に記載したように、高圧給水系の給水温度をもと
に演算し、再循環弁に弁開閉信号を与える制御手段に、
予じめ定められた弁開信号を上記再循環弁に与える温度
弁開度設定器を設けるとともに、上記制御手段の弁開閉
信号が上記再循環弁に与えられる前に、上記温度弁開度
設定器の設定弁開度信号を上記再循環弁に与える切替器
を設けたものである。
【0043】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項13に記載したように、高圧給水系の給水温度をもと
に演算し、再循環弁に弁開閉信号を与える制御手段に、
弁開度演算器を設け、上記制御手段の弁開閉信号が上記
再循環弁に与えられる前に、上記弁開度演算器の弁開閉
信号を上記再循環弁に与える切替器を設けたものであ
る。
【0044】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項14に記載したように、弁開度演算器が弁開閉信号を
演算する制御要素は、高圧給水系の給水温度にしたもの
である。
【0045】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項15に記載したように、高圧給水系の給水温度をもと
に演算し、再循環弁に弁開閉信号を与える制御手段に、
温度変化率演算回路を設けるとともに、上記制御手段の
出力信号と上記温度変化率演算回路の出力信号のうち、
いずれか一方の出力信号を上記再循環弁の弁開閉信号と
して選択する選択演算器を設けたものである。
【0046】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項16に記載したように、温度変化率制御回路は、高圧
給水系の給水温度をもとに温度変化率を算出する温度変
化率演算器と、温度変化率演算器により算出された温度
変化率信号に、予じめ定められた温度変化率設定器の設
定温度変化率信号を突合わせ、誤差信号が出ると、誤差
信号を演算するPID演算器とをそれぞれ備えたもので
ある。
【0047】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項17に記載したように、ガスタービンの排ガスを熱源
として蒸気を発生させ、発生した蒸気を蒸気タービンに
供給する排熱回収ボイラを備え、この排熱回収ボイラに
上記排ガスの流に沿って順次、高圧ドラム、中圧ドラ
ム、低圧ドラムをそれぞれ設け、各ドラム毎に独立して
給水を供給する給水系と、上記排熱回収ボイラの低圧節
炭器の出口側から分岐され、上記給水系に接続する再循
環系とをそれぞれ備える一方、上記再循環系の止め弁
に、弁閉信号を与える制御手段を備えたコンバインドサ
イクル発電プラントの制御装置において、上記止め弁に
弁閉信号を与える制御手段に、上記給水系を流れる給水
が所定温度になったとき、上記止め弁を強制的に弁閉に
させる弁閉指令器を設けるとともに、弁閉指令器の弁閉
信号を上記止め弁に与える切替器を設けたものである。
【0048】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項18に記載したように、切替器は、高圧給水系の給水
温度の高低を判別し、給水温度が所定温度になったと
き、切替え作動信号を出力する判別器により切替えるこ
とができるようにしたものである。
【0049】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項19に記載したように、ガスタービンの排ガスを熱源
として蒸気を発生させ、発生した蒸気を蒸気タービンに
供給する排熱回収ボイラを備え、この排熱回収ボイラに
上記排ガスの流に沿って順次、高圧ドラム、中圧ドラ
ム、低圧ドラムをそれぞれ設け、各ドラム毎に独立して
給水を供給する給水系と、上記排熱回収ボイラの低圧節
炭器の出口側から分岐され、上記給水系に接続する再循
環系と上記給水系に設けた給水ポンプの最小給水流量を
確保するミニマムフロー系とをそれぞれ備える一方、上
記ミニマムフロー系のミニマムフロー弁に弁開閉信号を
与える制御手段を備えたコンバインドサイクル発電プラ
ントの制御装置において、上記ミニマムフロー弁に第1
ミニマムフロー弁開度設定器と第2ミニマムフロー弁開
度設定器をそれぞれ設け、上記給水系を流れる給水流量
が少ないとき、第2ミニマムフロー弁開度設定器の弁開
閉信号を上記ミニマムフロー弁に与える一方、上記給水
系を流れる給水の温度が所定温度よりも高いとき、第1
ミニマムフロー弁開度設定器の弁開閉信号を上記ミニマ
ムフロー弁に与える切替器を設けたものである。
【0050】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項20に記載したように、切替器は、給水系の給水温度
の高低を判別し、給水温度が所定温度よりも高いとき切
替え作動信号を出力する判別器により切替えることがで
きるようにしたものである。
【0051】本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置は、上記目的を達成するために、請求
項21に記載したように、第1ミニマムフロー弁開度設
定器からミニマムフロー弁に与えられる弁開閉信号は、
第2ミニマムフロー弁開度設定器の弁開閉信号よりも大
きい弁開閉度に設定したものである。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンバインド
サイクル発電プラントの制御装置の第1実施形態につい
て図面を参照して説明する。
【0053】図1は、本発明に係るコンバインドサイク
ル発電プラントの制御装置を採用したコンバインドサイ
クル発電プラントの概略系統図である。このコンバイン
ドサイクル発電プラントは、ガスタービンプラント5
0、蒸気タービン51、排熱回収ボイラ52をそれぞれ
備えている。
【0054】ガスタービンプラント50は、圧縮機5
3、燃焼器54、ガスタービン55をそれぞれ備え、圧
縮機53の駆動力により吐出される圧縮空気を燃焼器5
4に案内し、ここで燃料弁58により流量コントロール
される燃料を加えて燃焼ガスを生成し、燃焼ガスをガス
タービン55に案内して膨張仕事をさせ、膨張仕事で得
た回転トルクにより単一軸56上に設される発電機5
7、蒸気タービン51を駆動するようになっている。な
お、本実施形態では、ガスタービン55と蒸気タービン
51とを単一軸56で結合しているが、ガスタービン軸
と蒸気タービン軸を別々にすることも含まれる。
【0055】ガスタービンプラント50は、膨張仕事後
の燃焼ガスを排ガス(排熱)として排熱回収ボイラ52
に供給し、その排ガスを熱源に排熱回収ボイラ52で蒸
気を発生させる熱回収が図られている。
【0056】排熱回収ボイラ52は、発生する蒸気を加
減弁59を介して蒸気タービン51に供給し、膨張仕事
をさせて回転トルクを得、回転トルクにより単一軸56
を駆動させるようになっている。
【0057】蒸気タービン51は、膨張仕事をした後の
蒸気を排気蒸気として復水器60に供給し、ここで冷却
され、復水・給水として排熱回収ボイラ52に供給す
る。
【0058】排熱回収ボイラ52は、排ガスの流れに沿
って順次、複数の熱交換器、例えば高圧過熱器61、高
圧ドラム62を備える高圧蒸発器63、中圧過熱器6
4、高圧節炭器65、中圧ドラム66を備える中圧蒸発
器67、中圧節炭器68、低圧ドラム69を備える低圧
蒸発器70、低圧節炭器71をそれぞれ備える構成にな
っている。
【0059】高圧過熱器61の過熱蒸気は、加減弁59
を経て蒸気タービン51の初段落に、中圧過熱器64の
過熱蒸気は、蒸気タービン51の途中段落に、また低圧
ドラム69の低圧蒸気は、蒸気タービン51の後流段落
にそれぞれ供給される。
【0060】一方、排熱回収ボイラ52には、給水を各
熱交換器毎に分けて供給する給水系72が設けられてい
る。この給水系72は、復水器60で冷却される復水を
給水として排熱回収ボイラ52の高圧節炭器65に直接
案内する高圧給水系73と、この高圧給水系73で分流
される給水を排熱回収ボイラ52の低圧節炭器71に直
接案内する低圧給水系74と、低圧節炭器71の出口側
を分岐し、一方を中圧節炭器68に接続する中圧給水系
75と、他方を高圧給水系73に接続する再循環系24
とをそれぞれ備える独立給水式構造になっている。ま
た、高圧給水系73には、給水を分流させ、復水器60
に戻すミニマムフロー系76が設けられている。
【0061】高圧給水系73は、給水の流れに沿って順
次、復水ポンプ77、給水温度計78、第1給水流量計
79、給水ポンプ80、第2給水流量計81、逆止弁8
2、高圧節炭器65、調整弁83、高圧ドラム62をそ
れぞれ備え、復水器60の復水を給水として復水ポンプ
77で昇圧し、昇圧後の給水の温度・流量を給水温度計
78、第1給水流量計79でそれぞれ検出し、さらに給
水ポンプ80で再昇圧し、再昇圧後の給水を第2給水流
量計81で検出した後、高圧節炭器65で加熱させ、調
整弁83で流量コントロールした後、高圧ドラム62に
案内し、ここで高圧蒸発器63で蒸発させた後、高圧過
熱器61で過熱蒸気にして蒸気タービン51の初段落に
供給するようになっている。
【0062】低圧給水系74は、低圧給水ポンプ84、
逆止弁85、低圧給水温度計86、低圧給水流量計8
7、低圧節炭器71、低圧節炭器出口温度計88、調整
弁89、低圧ドラム69をそれぞれ備え、高圧給水系7
3から分流される給水を、低圧給水ポンプ84で昇圧
し、昇圧後の給水の温度・流量を低圧給水温度計86、
低圧給水流量計87でそれぞれ検出し、低圧節炭器19
で加温させ、加温後の飽和水の温度を低圧節炭器出口温
度計88で検出し、調整弁89で流量コントロールした
後低圧ドラム69に案内し、ここで低圧蒸発器70で蒸
発させた後、飽和蒸気として蒸気タービン51の後流段
落に供給するようになっている。
【0063】中圧給水系75は、中圧節炭器68、逆止
弁90、調整弁91、中圧ドラム66をそれぞれ備え、
低圧給水系74の給水を低圧節炭器71で加温させ、加
温後の飽和水を中圧節炭器68で加熱させ、加熱後の飽
和蒸気を調整弁91で流量コントロールした後、中圧ド
ラム66に案内し、ここで中圧蒸発器67で蒸発させた
後、中圧過熱器64で過熱蒸気にして蒸気タービン51
の途中段落に供給するようになっている。
【0064】再循環系92は、止め弁93、再循環弁9
4をそれぞれ備え、起動時、再循環弁94を弁開させ、
高圧給水系73を流れる給水に、排熱回収ボイラ52の
低圧節炭器71の比較的高温なホットバイキング水(運
転停止中低圧節炭器に残っている残熱水)を加えて加温
させ、加温後の給水を低圧給水ポンプ84、逆止弁8
5、低圧給水温度計86、低圧給水流量計87を経て低
圧節炭器71に流し、その伝熱管の内外温度差をほぼ均
衡させ、排ガス中に含まれる水分の結露に伴う低圧節炭
器71の局所の露点腐食、酸化腐食の防止を図ってい
る。
【0065】再循環系92は、高圧給水系73の給水温
度計78により検出される実給水温度信号をコントロー
ラ6に与え、ここで弁開閉信号を演算し、演算信号によ
り再循環弁94を開閉制御させるようになっている。な
お、符号93aは止め弁93に開閉信号を与えるコント
ローラである。
【0066】しかし、給水温度計78により検出される
実給水温度信号は、機器の固有の特性により遅れが出る
ため、本実施形態では図2で示されるコントローラ96
に組み込まれる従来の制御回路に、信号遅れ補償要素回
路97(フィードフォワード回路)を組み合せ、一時的
に信号遅れ補償要素回路97の出力信号により再循環弁
94を迅速に弁開閉させておき、その後コントローラ9
6の出力信号により信号遅れ補償要素回路97の出力信
号を修正し、修正信号を再循環弁94に弁開閉信号とし
て与える二段弁開閉回路に構成したものである。
【0067】コントローラ96は、大気温度計98の実
大気温度をもとに関数発生器99から排ガスの水分が低
圧節炭器71で結露しない給水温度を求め、求めた給水
温度信号に、給水温度計78の実給水温度信号を加減算
器100で突き合わせ、誤差が出ると、誤差信号をもと
にフィードバック信号補償演算器101で弁開閉信号を
演算し、演算信号を加算演算器103に出力する。
【0068】一方、信号遅れ補償要素回路97は、第1
給水流量計79または第2給水流量計81のいずれか一
方で実給水流量を検出し、実給水流量信号を信号遅れ補
償演算器102で弁開閉信号を演算し、演算信号を加算
演算器103に出力する。この場合、コントローラ96
の給水温度計78に出力遅れがあるので、信号遅れ補償
要素回路97の出力が先行的に再循環弁94に与えら
れ、弁開閉制御が行われる。また、信号遅れ補償要素回
路97の出力信号は、リニア特性から一定特性に変るよ
うになっているので、上記フィードバック信号補償演算
101の遅れの弁開閉信号が加算演算器103で加算さ
れ、信号遅れ補償要素回路97の出力信号を修正し、修
正信号として加算演算器103から再循環弁94に与え
られる。なお、信号遅れ補償演算器102には、関数演
算回路、伝達関数演算回路、微分方程式によって信号が
処理される演算回路のいずれかの回路が組み込まれてい
る。
【0069】このように、本実施形態では、給水温度計
78の実給水温度検出信号遅れを一時的に信号遅れ補償
要素回路97でカバーさせることにより、低圧給水ポン
プ84から低圧節炭器71を経て低圧ドラム69に供給
される給水が、図3の(c)の一点鎖線mで示すよう
に、ドラム設定水位の増加に伴って増加しても、再循環
弁94を従来より早く応答させ、低圧節炭器71のホッ
トバンキング水を高圧給水系73に供給できるようにし
たので、高圧給水系73から低圧給水系74を経て低圧
節炭器71に供給される給水の温度を、図3の(d)に
示すように、設定給水温度にほぼ一致させることができ
る。
【0070】また、低圧給水ポンプ84から低圧節炭器
71を経て低圧ドラム69に供給される給水が、図3の
(c)の一点鎖線nで示すように、ドラム設定水位に対
し、実水位のオーバシュート分を修正させることに伴っ
て減少しても、再循環弁94を弁絞り開度に早く応答さ
せることができるので、実給水温度を、図3の(d)に
示すように、設定給水温度にほぼ維持させることができ
る。
【0071】したがって、本実施形態によれば、給水ポ
ンプ80、低圧給水ポンプ84、低圧節炭器71に流れ
る給水が適温になっているので、各ポンプ80,84の
キャビテーションの発生が防止でき、また排ガスの水分
の結露に伴う低圧節炭器71の露点腐食等が防止でき、
信頼性の高い運転を実現することができる。
【0072】図4は、本発明に係るコンバインドサイク
ル発電プラントの制御装置の第1実施例を示す概略ブロ
ック図である。なお、第1実施形態と同一構成部品には
同一符号を付し、その重複説明を省略する。
【0073】本実施例は、信号遅れ補償要素回路97の
制御要素信号として低圧節炭器出口温度計88から検出
される給水の温度に求めたものである。
【0074】本実施例では、低圧節炭器出口温度計88
から検出される給水の温度を、信号遅れ補償要素回路9
7の制御要素信号として再循環弁94を先行的に弁開閉
に使用するので、高圧給水系73の給水の過渡的な温度
上昇、温度低下を防ぐことができる。特に、低圧節炭器
71の出口側の給水を他の用途に使用する発電プラント
においては、給水が外乱要素となるので、この給水温度
信号を再循環弁94の弁開閉の先行信号として使用する
ことが望ましい。
【0075】図5は、本発明に係るコンバインドサイク
ル発電プラントの制御装置の第2実施例を示す概略ブロ
ック図である。なお、第1実施形態と同一構成部品には
同一符号を付し、その重複説明を省略する。
【0076】本実施例は、信号遅れ補償要素回路97の
制御要素信号として低圧節炭器出口温度計88から検出
される給水の温度と、高圧給水系73の第1給水流量計
79または低圧給水系74の低圧給水流量計87のいず
れかから検出される給水の温度とに求めたものである。
【0077】本実施例では、第1給水流量計79または
低圧給水流量計87のいずれかから検出される実給水流
量信号と、低圧節炭器出口温度計88から検出される実
給水温度信号とを弁開度演算器104で演算し、演算信
号を加算演算器103を経て再循環系94の弁開閉に先
行的に使用するものである。
【0078】この場合の演算処理は、低圧節炭器出口温
度計88から検出される実給水温度をもとにエンタルピ
Houtを求め、また第1給水流量計79または低圧給
水流量計87のいずれかから検出される実給水流量を使
用する一方、給水のエンタルピHcndと低圧節炭器7
1が必要とする設定給水温度のエンタルピHとは事前に
わかっているので、低圧節炭器71のホットバンキング
水を再循環系92を経て高圧給水系73に流す供給量F
recは、熱平衡の考え方から、次式で求めることがで
きる。
【0079】
【数1】 この供給量Frecを関数Fとして再循環弁94の弁開
度を求める場合、 弁開度=F(Frec) の関係式で弁開度を求めることができる。
【0080】したがって、本実施例によれば、上式を満
たす演算回路を、弁開度演算器104に組み込むことに
より、給水の流量・温度の変動に対し、従来よりもより
一層早く再循環弁94の弁開閉をさせることができる。
【0081】図6は、本発明に係るコンバインドサイク
ル発電プラントの制御装置の第3実施例を示す概略ブロ
ック図である。なお、第1実施形態と同一構成部品には
同一符号を付し、その重複説明を省略する。
【0082】本実施例は、信号遅れ補償要素回路97の
制御要素信号として低圧給水系94の低圧給水温度計8
6から検出される実給水温度に求める一方、信号遅れ補
償要素回路97の出力信号か、またはコントローラ96
の出力信号かいずれか一方の低値信号を選択して再循環
弁94の弁開閉に使用するものである。
【0083】本実施例では、低圧給水温度計86から検
出される実給水温度信号に、予じめ設定される温度設定
器105の設定温度信号を加減算器106で突き合わ
せ、誤差が出ると、誤差信号を信号遅れ補償演算器10
2で弁開閉信号を演算する。
【0084】低値優先演算器107は、信号遅れ補償演
算器102の演算信号またはコントローラ96の演算信
号のうち、いずれか低値信号を優先選択し、弁開閉信号
として再循環弁94に与え、再循環弁94の弁開閉をコ
ントロールする。
【0085】したがって、本実施例によれば信号遅れ補
償要素回路97の制御要素信号を低圧給水温度計86か
ら検出される実給水温度に求め、この実給水温度をもと
に信号遅れ補償要素回路97の出力信号とコントローラ
96の出力信号とのうち、いずれか低値信号を選択する
低値優先演算器107を設けているので、設定給水温度
により近い給水温度にして給水を低圧節炭器71に供給
することができる。
【0086】なお、低圧節炭器71に供給される給水の
温度コントロールを重点に置き、給水ポンプ80に供給
される給水の温度コントロールを副次的に扱う場合、給
水ポンプ80に供給される給水の温度が高く、ポンプ危
険運転領域に入る場合を考慮し、再循環弁94を一早く
弁絞り開度にできるリミッタを、低値優先演算器107
と置き換えてもよい。
【0087】図7は、本発明に係るコンバインドサイク
ル発電プラントの制御装置の第4実施例を示す概略ブロ
ック図である。なお、第1実施形態と同一構成部品には
同一符号を付し、その重複説明を省略する。
【0088】本実施例は、給水温度計78の給水温度信
号検出遅れにより再循環弁94の弁開閉の応答が遅れ、
給水温度が設定温度を大幅に越えるとき、給水温度計7
8の検出給水温度の高低を判別する温度判別器109を
設けるとともに、検出給水温度が設定温度よりも高いと
き、温度判別器109の駆動力により、予じめ設定され
る弁開度設定器108の弁開度信号を再循環弁94に通
電させる切替器110を設けたものである。
【0089】本実施例では、コントローラ96の弁開閉
信号が再循環弁94に与えられる間、弁開度設定器10
8の予じめ定められた弁開閉信号で再循環弁94を強制
的に弁開閉させるので、給水温度が設定温度よりも異常
に高くなることがない。
【0090】したがって、本実施例によれば、給水温度
が異常に高いことに伴う給水ポンプ80や低圧給水ポン
プ84の損傷事故を最少に防ぐことができる。
【0091】図8は、本発明に係るコンバインドサイク
ル発電プラントの制御装置の第5実施例を示す概略ブロ
ック図である。なお、第1実施形態と同一構成部品には
同一符号を付し、その重複説明を省略する。
【0092】コンバインドサイクル発電プラントがコー
ルド状態から起動を開始するとき、高圧給水系73の給
水に供給される低圧節炭器71のホットバンキング水は
温度が低く、加温用としては適していない。このため高
圧給水系73の給水に供給される低圧節炭器71のホッ
トバンキング水が所定温度になるまで待つ必要がある。
【0093】しかし、低圧節炭器71のホットバンキン
グ水が所定温度になってから高圧給水系73の給水に急
激に供給すると、給水は擾乱を引き起し、低圧ドラム6
9の水位制御に悪影響を与えることがある。
【0094】本実施例は、給水の擾乱を防ぐために、コ
ンバインドサイクル発電プラントの起動前から再循環弁
94を一定開度に弁開状態にしておく制御回路を設けた
ものである。
【0095】この制御回路は、低圧節炭器71のホット
バンキング水が所定温度になるまで制御要素111、例
えばガスタービン回転数、ガスタービン負荷、ガスター
ビンから排熱回収ボイラに供給される排ガス温度、排ガ
ス流量、低圧節炭器の出口給水温度、低圧ドラムの器内
圧力、高圧給水系の給水流量のいずれか一つの高低を判
別する判別器と、ホットバンキング水が所定温度になる
まで再循環弁94を一定弁開度に保持する弁開度設定器
113と、ホットバンキング水が所定温度になると、高
圧給水系73の給水温度計78からの実給水温度演算信
号により再循環弁94を弁開閉させる切替器114とを
それぞれ備える構成になっている。
【0096】本実施例では、ホットバンキング水が所定
温度になるまで弁開度設定器113の出力信号により再
循環弁94を一定弁開度に保持しておき、この間、判別
器112により制御要素111の高低を判別し、ホット
バンキングが所定温度になると、判別器112から切替
器114に与えられる切替信号により、コントローラ9
6の実給水温度演算信号で再循環弁94を弁開閉させる
ので、ホットバンキング水を高圧給水系73の給水に供
給する際、その給水の擾乱を防ぐことができる。
【0097】したがって、本実施例によれば、低圧ドラ
ム69へは、安定した給水を供給することができる。
【0098】図9は、本発明に係るコンバインドサイク
ル発電プラントの制御装置の第6実施例を示す概略ブロ
ック図である。なお、第1実施形態と同一構成部品には
同一符号を付し、その重複説明を省略する。
【0099】本実施例は、図8で示す第5実施例の弁開
度設定器113に代えて温度弁開度設定器115を設け
たものである。なお、その他の構成部品は図10で示す
構成部品と同一である。
【0100】温度弁開度設定器115は、ホットバンキ
ング水の所定温度よりも低い温度のとき、再循環弁94
に出力する弁開度信号が設定されている。
【0101】本実施例は、ホットバンキング水が所定温
度になるまで、温度弁開度設定器115の設定弁開度信
号により再循環弁94を一定開度に保持しておき、この
間、判別器112により制御要素111(例えばガスタ
ービン回転数、ガスタービン負荷、排ガス温度、排ガス
流量、低圧節炭器の出口給水温度、低圧ドラムの器内圧
力、高圧給水系の給水流量のいずれか一つ)の高低を判
別し、ホットバンキング水が所定温度になると、判別器
112から切替器114に与えられる切替信号により、
コントローラ96の実給水温度演算信号で再循環弁94
を弁解閉させるようになっている。
【0102】したがって、本実施例では、再循環弁94
は温度弁開度設定器115の出力信号により予じめ定め
られた弁開状態になっているので、所定温度のホットバ
ンキング水を高圧給水系73の給水に供給する際、その
給水を設定温度以上にならないよう円滑に加温させるこ
とができる。
【0103】図10は、本発明に係るコンバインドサイ
クル発電プラントの制御装置の第7実施例を示す概略ブ
ロック図である。なお、第1実施形態および第6実施例
と同一構成部品には同一符号を付し、その重複説明を省
略する。
【0104】本実施例は、図9で示す第6実施例の温度
弁開度設定器115に代えて給水温度計78の実給水温
度信号をもとに弁開閉信号を演算する弁開度演算器11
6を設けたものである。
【0105】本実施例では、ホットバンキング水が所定
温度になるまでの間、給水温度計78の実給水温度信号
をもとに弁開度演算器116で弁開閉信号を演算し、演
算信号を再循環弁94に与えて弁開閉をさせておき、ホ
ットバンキング水が所定温度になると、コントローラ9
6の実給水温度演算信号で再循環弁94を弁開閉させる
構成にしたものである。
【0106】したがって、本実施例によれば、ホットバ
ンキング水が所定温度になるまで、再循環弁94は実給
水温度に見合う弁開閉信号でコントロールされるので、
実情に沿ったよりきめの細かいコントロールを行うこと
ができる。
【0107】図11は、本発明に係るコンバインドサイ
クル発電プラントの制御装置の第8実施例を示す概略ブ
ロック図である。なお第1実施形態と同一構成部品には
同一符号を付し、その重複説明を省略する。
【0108】本実施例は、コントローラ96に組み込ま
れている従来の制御回路に、給水温度計78の実給水温
度の温度変化率をもとに再循環弁94の弁開閉信号を演
算する温度変化率演算回路131を組合せたものであ
る。
【0109】温度変化率演算回路131は、給水温度計
78の実給水温度の変化率を算出する温度変化率演算器
117と、この温度変化率演算器117の演算信号に、
予じめ定められた温度変化率設定器118の設定信号を
突合わせる加減算器119と、加減算器119で誤差が
出ると、誤差信号をPID処理するPID演算器120
と、PID演算器120の出力信号またはコントローラ
96の出力信号のうち、いずれか一方を選択する選択演
算器121とをそれぞれ備える構成になっている。な
お、選択演算器121は、具体的には上記二つの出力信
号のうち、いずれか一方の出力信号に切替える切替器、
いずれか一方の出力信号をカットするリミッタ、いずれ
か一方の低値信号を選択する低値優先演算器、いずれか
一方の出力信号に他方の出力信号を加えて加減算する加
減算器のうち、いずれかが採用される。
【0110】本実施例は、ホットバンキング水を高圧給
水系73の給水に供給するとき、温度変化率演算回路1
31の演算信号により再循環弁94を弁開閉させるの
で、給水を急激に温度上昇させることができない。
【0111】したがって、本実施例によれば、給水ポン
プ80、低圧給水ポンプ84の上下半ケーシングの温度
差が生じることがなく、温度差によって生じていた従来
の各ポンプの損傷問題を防止することができる。
【0112】図12は、本発明に係るコンバインドサイ
クル発電プラントの制御装置の第2実施形態を示す概略
ブロック図である。
【0113】本実施形態は、図1で示される再循環系9
2の止め弁93を強制的に弁閉にさせる弁閉指令器12
3を設けたものである。
【0114】従来、止め弁93はコントローラ93aに
組み込まれている制御回路により弁閉にしていたが、コ
ントローラ93aの信号遅れにより迅速に完全閉止でき
ない場合があった。
【0115】本実施形態では、給水温度計78の実給水
温度信号の高低を判別器122で判別し、実給水温度が
所定温度になったとき、切替器124を作動させ、弁閉
指令器123の指令信号により止め弁93を強制的に弁
閉させたものである。
【0116】したがって、本実施形態によれば、止め弁
93を迅速に完全閉止させることができるので、再循環
弁94に仮に弁シートからリークがあってもホットバン
キング水のリークを完全に防止することができる。
【0117】図13は、本発明に係るコンバインドサイ
クル発電プラントの制御装置の第3実施形態を示す概略
ブロック図である。
【0118】本実施形態は、起動時や負荷変動時、図1
に示される高圧給水系73を流れる給水が少なくなるの
で、ミニマムフロー系76の最小給水流量を確保するた
め、ミニマムフロー弁95に第1ミニマムフロー弁開度
設定器125、第2ミニマムフロー弁開度設定器126
をそれぞれ設け、給水温度の高低によって第1ミニマム
フロー弁開度設定器125と第2ミニマムフロー弁開度
設定器126とをそれぞれ使い分けができるよう構成し
たものである。
【0119】本実施形態では、高圧給水系73を流れる
給水が少ないとき、第2ミニマムフロー弁開度設定器1
26の弁開度設定信号が切替器128を経て加減算器1
29に出力され、ここで第2給水流量計81の実給水流
量信号と突合わされる。誤差が出ると、誤差信号はフィ
ードバック信号補償演算器130で弁開閉信号を演算
し、演算信号をミニマムフロー弁95に与え、ミニマム
フロー弁95を弁開閉させる。
【0120】一方、温度検出器78は、図1に示される
再循環系92のホットバンキング水により加温される高
圧給水系73の実給水温度を検出しており、検出実給水
温度の高低は判別器127により判別される。判別器1
27は、検出実給水温度信号が設定給水温度信号を越え
るとき、切替器128の接点を切替え作動させ、第2ミ
ニマムフロー弁開度設定器126の弁開度設定の信号よ
り高い弁開度に設定された弁開度設定信号が第1ミニマ
ムフロー弁開度設定器12から切替器128を経て加減
算器129に出力され、ここで第2給水流量計81の実
給水量信号と突合わされる。誤差が出ると、誤差信号は
フィードバック信号補償演算器130で弁開閉信号を演
算し、演算信号をミニマムフロー弁95に与え、ミニマ
ムフロー弁95を上記第2ミニマムフロー弁開度設定器
126の弁開度設定信号よりも弁増開させるようになっ
ている。
【0121】したがって、本実施形態によれば、給水が
少ないとき、ミニマムフロー系76のミニマムフロー弁
95を弁開させることにより高圧給水系73の最小給水
流量が確保できるので、給水ポンプ80、低圧給水ポン
プ84の給水不足による損傷事故を防止することができ
る。また、給水温度が所定温度を越えるとき、ミニマム
フロー弁95を弁増開させることによりミニマムフロー
系76に比較的多くの給水を流すことができるので、給
水ポンプ80、低圧給水ポンプ84に流れる給水が相対
的に少なくなり、比較的温度の高い給水から各ポンプが
受ける被害が少なくなる。
【0122】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るコン
バインドサイクル発電プラントの制御装置は、給水系の
給水温度にもとずいて演算し、再循環弁に弁開閉信号を
与える制御手段に、信号遅れ補償要素回路を設け、信号
遅れ補償要素回路により上記制御手段から上記再循環弁
に与えられる弁開閉信号の遅れをカバーするので、給水
を一早く適正温度にして低圧節炭器に供給することがで
きる。したがって、本発明に係るコンバインドサイクル
発電プラントの制御装置によれば、排ガス中の水分によ
る低圧節炭器の結露を防止することができ、また、給水
系の各ポンプのキャビテーション発生を防止できる等す
ぐれた効果を相する。
【0123】また、本発明に係るコンバインドサイクル
発電プラントの制御装置は、再循環系の止め弁に強制的
に弁閉信号を与える弁閉指令器を設けているので、止め
弁を確実に弁閉にすることができる。したがって、本発
明に係るコンバインドサイクル発電プラントの制御装置
によれば、止め弁を確実に弁閉にすることができるの
で、低圧節炭器のホットバンキング水の給水系への供給
が確実に防止でき、給水系を流れる給水の温度を上昇さ
せることがない。
【0124】また、本発明に係るコンバインドサイクル
発電プラントの制御装置は、ミニマムフロー系のミニマ
ムフロー弁に第1ミニマムフロー弁開度設定器と第2ミ
ニマムフロー弁開度設定器とをそれぞれ設け、給水系を
流れる給水流量が少ないとき、第2ミニマムフロー弁開
度設定器によりミニマムフロー弁を弁開閉させ、給水温
度が所定温度よりも高くなったとき、第1ミニマムフロ
ー弁開度設定器によりミニマムフロー弁を弁増開させて
いるので、給水系の各ポンプの最小給水流量を確実に確
保でき、給水温度を所定温度に維持することができる。
したがって、本発明に係るコンバインドサイクル発電プ
ラントの制御装置によれば、給水系の各ポンプを給水の
過小流量、給水の過温に伴う損傷事故から防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラン
トの制御装置を適用したコンバインドサイクル発電プラ
ントの概略系統図。
【図2】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラン
トの制御装置の第1実施形態を示す概略ブロック図。
【図3】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラン
トの制御装置の特性を示す特性線図で、(a)はガスタ
ービン運転モードを示し、(b)は低圧給水ドラムの水
位変動を示し、(c)は排熱回収ボイラに供給される給
水流量および排熱回収ボイラが発生する蒸気流量を示
し、(d)は設定給水温度に対する実給水温度を示し、
(e)は再循環弁の開度特性を示し、(f)は再循環系
に流れる低圧節炭器のホットバンキング水量をそれぞれ
示す図。
【図4】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラン
トの制御装置の第1実施例を示す概略ブロック図。
【図5】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラン
トの制御装置の第2実施例を示す概略ブロック図。
【図6】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラン
トの制御装置の第3実施例を示す概略ブロック図。
【図7】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラン
トの制御装置の第4実施例を示す概略ブロック図。
【図8】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラン
トの制御装置の第5実施例を示す概略ブロック図。
【図9】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラン
トの制御装置の第6実施例を示す概略ブロック図。
【図10】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラ
ントの制御装置の第7実施例を示す概略ブロック図。
【図11】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラ
ントの制御装置の第8実施例を示す概略ブロック図。
【図12】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラ
ントの制御装置の第2実施形態を示す概略ブロック図。
【図13】本発明に係るコンバインドサイクル発電プラ
ントの制御装置の第3実施形態を示す概略ブロック図。
【図14】従来のコンバインドサイクル発電プラントを
示す概略系統図。
【図15】従来のコンバインドサイクル発電プラントの
再循環弁の制御回路を示す概略ブロック図。
【図16】従来の再循環系の止め弁の制御回路を示す概
略ブロック図。
【図17】従来のミニマムフロー弁の制御回路を示す概
略ブロック図。
【図18】従来のコンバインドサイクル発電プラントの
制御装置の特性を示す特性線図で、(a)ガスタービン
運転モードを示し、(b)は低圧給水ドラムの水位変動
を示し、(c)は排熱回収ボイラに供給される給水流量
および排熱回収ボイラが発生する蒸気流量を示し、
(d)は設定給水温度に対する実給水温度を示し、
(e)は再循環弁の開度特性を示し、(f)は再循環系
に流れる低圧節炭器のホットバンキング水量をそれぞれ
示す図。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 燃焼器 3 燃料弁 4 ガスタービン 5 単一軸 6 発電機 7 蒸気タービン 8 排熱回収ボイラ 9 高圧過熱器 10 高圧ドラム 11 高圧蒸発器 12 中圧過熱器 13 高圧節炭器 14 中圧ドラム 15 中圧蒸発器 16 中圧節炭器 17 低圧ドラム 18 低圧蒸発器 19 低圧節炭器 20 復水器 21 給水系 22 高圧給水系 23 低圧給水系 24 再循環系 25 中圧給水系 26 ミニマムフロー系 27 復水ポンプ 28 給水温度計 29 給水ポンプ 30 逆止弁 31 低圧給水ポンプ 32 逆止弁 33 止め弁 34 再循環弁 35 ミニマムフロー弁 36 調整弁 37 調整弁 38 逆止弁 39 調整弁 40 コントローラ 41 コントローラ 42 給水流量計 43 設定器 44 加減算器 45 補償演算器 46 大気温度計 47 関数発生器 48 加減算器 49 補償演算器 50 ガスタービンプラント 51 蒸気タービン 52 排熱回収ボイラ 53 圧縮機 54 燃焼器 55 ガスタービン 56 単一軸 57 発電機 58 燃料弁 59 加減弁 60 復水器 61 高圧過熱器 62 高圧ドラム 63 高圧蒸発器 64 中圧過熱器 65 高圧節炭器 66 中圧ドラム 67 中圧蒸発器 68 中圧節炭器 69 低圧ドラム 70 低圧蒸発器 71 低圧節炭器 72 給水系 73 高圧給水系 74 低圧給水系 75 中圧給水系 76 ミニマムフロー系 77 復水ポンプ 78 給水温度計 79 第1給水流量計 80 給水ポンプ 81 第2給水流量計 82 逆止弁 83 調整弁 84 低圧給水ポンプ 85 逆止弁 86 低圧給水温度計 87 低圧給水流量計 88 低圧節炭器出口温度計 89 調整弁 90 逆止弁 91 調整弁 92 再循環系 93 止め弁 93a コントローラ 94 再循環弁 95 ミニマムフロー弁 96 コントローラ 97 信号遅れ補償要素回路 98 大気温度計 99 関数発生器 100 加減算器 101 フィードバック信号補償演算器 102 信号遅れ補償演算器 103 加算演算器 104 弁開度演算器 105 温度設定器 106 加減算器 107 低値優先演算器 108 弁開度設定器 109 温度判別器 110 切替器 111 制御要素 112 判別器 113 弁開度設定器 114 切替器 115 温度弁開度設定器 116 弁開度演算器 117 温度変化率演算器 118 温度変化率設定器 119 加減算器 120 PID演算器 121 選択演算器 122 判別器 123 弁閉指令器 124 切替器 125 第1ミニマムフロー弁開度設定器 126 第2ミニマムフロー弁開度設定器 127 判別器 128 切替器 129 加減算器 130 フィードバック信号補償演算器 131 温度変化率演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 武史 神奈川県横浜市鶴見区末広町2の4 株式 会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 鈴木 恒夫 神奈川県横浜市鶴見区末広町2の4 株式 会社東芝京浜事業所内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンの排ガスを熱源として蒸気
    を発生させ、発生した蒸気を蒸気タービンに供給する排
    熱回収ボイラを備え、この排熱回収ボイラに上記排ガス
    の流に沿って順次、高圧ドラム、中圧ドラム、低圧ドラ
    ムをそれぞれ設け、各ドラム毎に独立して給水を供給す
    る給水系と、上記排熱回収ボイラの低圧節炭器の出口側
    から分岐され、上記給水系に接続する再循環系とをそれ
    ぞれ備える一方、上記再循環系の再循環弁に、上記給水
    系の給水温度にもとずいて弁開閉信号を与える制御手段
    を備えたコンバインドサイクル発電プラントの制御装置
    において、上記給水系の給水温度にもとずいて演算し、
    上記再循環弁に弁開閉信号を与える制御手段に、信号遅
    れ補償要素回路を設けたことを特徴とするコンバインド
    サイクル発電プラントの制御装置。
  2. 【請求項2】 信号遅れ補償要素回路から再循環弁に与
    えられる弁開閉信号に、給水系の給水温度をもとに演算
    し、再循環弁に弁開閉信号を与える制御手段の出力信号
    を加算させる加算演算器を設けたことを特徴とする請求
    項1に記載のコンバインドサイクル発電プラントの制御
    装置。
  3. 【請求項3】 信号遅れ補償要素回路が演算する制御要
    素は、高圧給水系を流れる給水流量信号であることを特
    徴とする請求項1または2に記載のコンバインドサイク
    ル発電プラントの制御装置。
  4. 【請求項4】 信号遅れ補償要素回路が演算する制御要
    素は、低圧節炭器の出口側の給水温度信号であることを
    特徴とする請求項1または2に記載のコンバインドサイ
    クル発電プラントの制御装置。
  5. 【請求項5】 信号遅れ補償要素回路は、演算する制御
    要素を低圧節炭器の出口側の給水温度信号と給水系の給
    水流量信号とに求める一方、これら給水温度信号と給水
    流量信号とで再循環弁に与えられる弁開閉信号を演算す
    る弁開度演算器を設けたことを特徴とする請求項1に記
    載のコンバインドサイクル発電プラントの制御装置。
  6. 【請求項6】 信号遅れ補償要素回路は、演算する制御
    要素を低圧給水系の給水温度に求める一方、上記信号遅
    れ補償要素回路から再循環弁に与えられる弁開閉信号
    と、高圧給水系の給水温度をもとに演算し、再循環弁に
    弁開閉信号を与える制御手段の出力信号とのうち、いず
    れか低値信号を選択する低値優先演算器を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載のコンバインドサイクル発電
    プラントの制御装置。
  7. 【請求項7】 高圧給水系の給水温度をもとに演算し、
    再循環弁に弁開閉信号を与える制御手段に、予じめ定め
    られた弁開閉信号を上記再循環弁に与える弁開度設定器
    を設けるとともに、上記給水温度が所定温度よりも高い
    とき、上記弁開度設定器の出力信号により再循環弁を弁
    開させる切替器を設けたことを特徴とする請求項1に記
    載のコンバインドサイクル発電プラントの制御装置。
  8. 【請求項8】 切替器は、高圧給水系の給水温度の高低
    を判別し、給水温度が所定温度よりも高いとき切替え作
    動信号を出力する温度判別器により切替えられることを
    特徴とする請求項7に記載のコンバインドサイクル発電
    プラントの制御装置。
  9. 【請求項9】 高圧給水系の給水温度をもとに演算し、
    再循環弁に弁開閉信号を与える制御手段に、予じめ定め
    られた弁開信号を上記再循環弁に与える弁開度設定器を
    設けるとともに、上記制御手段の弁開閉信号が上記再循
    環弁に与えられる前に、上記弁開度設定器の設定弁開信
    号を上記再循環弁に与える切替器を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載のコンバインドサイクル発電プラン
    トの制御装置。
  10. 【請求項10】 切替器は、制御要素の高低を判別し、
    制御要素が所定値になったとき切替え作動信号を出力す
    る判別器により切替えられることを特徴とする請求項9
    に記載のコンバインドサイクル発電プラントの制御装
    置。
  11. 【請求項11】 制御要素は、ガスタービン回転数、ガ
    スタービン負荷、ガスタービン排ガス温度、低圧節炭器
    出口給水温度、低圧ドラム器内圧力、高圧給水系の給水
    流量のいずれかであることを特徴とする請求項10に記
    載のコンバインドサイクル発電プラントの制御装置。
  12. 【請求項12】高圧給水系の給水温度をもとに演算し、
    再循環弁に弁開閉信号を与える制御手段に、予じめ定め
    られた弁開信号を上記再循環弁に与える温度弁開度設定
    器を設けるとともに、上記制御手段の弁開閉信号が上記
    再循環弁に与えられる前に、上記温度弁開度設定器の設
    定弁開度信号を上記再循環弁に与える切替器を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のコンバインドサイクル
    発電プラントの制御装置。
  13. 【請求項13】 高圧給水系の給水温度をもとに演算
    し、再循環弁に弁開閉信号を与える制御手段に、弁開度
    演算器を設け、上記制御手段の弁開閉信号が上記再循環
    弁に与えられる前に、上記弁開度演算器の弁開閉信号を
    上記再循環弁に与える切替器を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載のコンバインドサイクル発電プラントの
    制御装置。
  14. 【請求項14】 弁開度演算器が弁開閉信号を演算する
    制御要素は、高圧給水系の給水温度であることを特徴と
    する請求項13に記載のコンバインドサイクル発電プラ
    ントの制御装置。
  15. 【請求項15】 高圧給水系の給水温度をもとに演算
    し、再循環弁に弁開閉信号を与える制御手段に、温度変
    化率演算回路を設けるとともに、上記制御手段の出力信
    号と上記温度変化率演算回路の出力信号のうち、いずれ
    か一方の出力信号を上記再循環弁の弁開閉信号として選
    択する選択演算器を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載のコンバインドサイクル発電プラントの制御装置。
  16. 【請求項16】 温度変化率制御回路は、高圧給水系の
    給水温度をもとに温度変化率を算出する温度変化率演算
    器と、温度変化率演算器により算出された温度変化率信
    号に、予じめ定められた温度変化率設定器の設定温度変
    化率信号を突合わせ、誤差信号が出ると、誤差信号を演
    算するPID演算器とをそれぞれ備えたことを特徴とす
    る請求項15に記載のコンバインドサイクル発電プラン
    トの制御装置。
  17. 【請求項17】 ガスタービンの排ガスを熱源として蒸
    気を発生させ、発生した蒸気を蒸気タービンに供給する
    排熱回収ボイラを備え、この排熱回収ボイラに上記排ガ
    スの流に沿って順次、高圧ドラム、中圧ドラム、低圧ド
    ラムをそれぞれ設け、各ドラム毎に独立して給水を供給
    する給水系と、上記排熱回収ボイラの低圧節炭器の出口
    側から分岐され、上記給水系に接続する再循環系とをそ
    れぞれ備える一方、上記再循環系の止め弁に、弁閉信号
    を与える制御手段を備えたコンバインドサイクル発電プ
    ラントの制御装置において、上記止め弁に弁閉信号を与
    える制御手段に、上記給水系を流れる給水が所定温度に
    なったとき、上記止め弁を強制的に弁閉にさせる弁閉指
    令器を設けるとともに、弁閉指令器の弁閉信号を上記止
    め弁に与える切替器を設けたことを特徴とするコンバイ
    ンドサイクル発電プラントの制御装置。
  18. 【請求項18】 切替器は、高圧給水系の給水温度の高
    低を判別し、給水温度が所定温度になったとき、切替え
    作動信号を出力する判別器により切替えられることを特
    徴とする請求項17に記載のコンバインドサイクル発電
    プラントの制御装置。
  19. 【請求項19】 ガスタービンの排ガスを熱源として蒸
    気を発生させ、発生した蒸気を蒸気タービンに供給する
    排熱回収ボイラを備え、この排熱回収ボイラに上記排ガ
    スの流に沿って順次、高圧ドラム、中圧ドラム、低圧ド
    ラムをそれぞれ設け、各ドラム毎に独立して給水を供給
    する給水系と、上記排熱回収ボイラの低圧節炭器の出口
    側から分岐され、上記給水系に接続する再循環系と上記
    給水系に設けた給水ポンプの最小給水流量を確保するミ
    ニマムフロー系とをそれぞれ備える一方、上記ミニマム
    フロー系のミニマムフロー弁に弁開閉信号を与える制御
    手段を備えたコンバインドサイクル発電プラントの制御
    装置において、上記ミニマムフロー弁に第1ミニマムフ
    ロー弁開度設定器と第2ミニマムフロー弁開度設定器を
    それぞれ設け、上記給水系を流れる給水流量が少ないと
    き、第2ミニマムフロー弁開度設定器の弁開閉信号を上
    記ミニマムフロー弁に与える一方、上記給水系を流れる
    給水の温度が所定温度よりも高いとき、第1ミニマムフ
    ロー弁開度設定器の弁開閉信号を上記ミニマムフロー弁
    に与える切替器を設けたことを特徴とするコンバインド
    サイクル発電プラントの制御装置。
  20. 【請求項20】 切替器は、給水系の給水温度の高低を
    判別し、給水温度が所定温度よりも高いとき切替え作動
    信号を出力する判別器により切替えられることを特徴と
    する請求項19に記載のコンバインドサイクル発電プラ
    ントの制御装置。
  21. 【請求項21】 第1ミニマムフロー弁開度設定器から
    ミニマムフロー弁に与えられる弁開閉信号は、第2ミニ
    マムフロー弁開度設定器の弁開閉信号よりも大きい弁開
    閉度に設定したことを特徴とする請求項19に記載のコ
    ンバインドサイクル発電プラントの制御装置。
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