JPH09257112A - ステージ駆動装置 - Google Patents

ステージ駆動装置

Info

Publication number
JPH09257112A
JPH09257112A JP6593196A JP6593196A JPH09257112A JP H09257112 A JPH09257112 A JP H09257112A JP 6593196 A JP6593196 A JP 6593196A JP 6593196 A JP6593196 A JP 6593196A JP H09257112 A JPH09257112 A JP H09257112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
preload
screw
screw shaft
feed screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6593196A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Takiguchi
雅夫 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP6593196A priority Critical patent/JPH09257112A/ja
Publication of JPH09257112A publication Critical patent/JPH09257112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70758Drive means, e.g. actuators, motors for long- or short-stroke modules or fine or coarse driving

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば液晶露光装置におけるXステージ、Y
ステージの駆動装置のように、送りねじ軸の回転によっ
てステージを移動させるようにしたステージ駆動装置に
おいて、ステージ移動の高速化に伴う負荷の増大によ
り、軸受予圧機構のねじがゆるみ、予圧が失われるのを
簡単な構成の変更により防止する。 【解決手段】 ステージ送りねじ軸5に形成されたねじ
5dとねじ係合して前記ステージ送りねじ軸5の軸受1
1に予圧を与える予圧部材16に、軸方向に1箇所以上
の切れ込み16cを有する傾斜した部分16dを設け、
該傾斜した部分16dに、締め付け部材17をねじ係合
させて、予圧部材16の前記傾斜した部分16dを送り
ねじ軸5に締め付けさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステージ駆動装置
に関し、特に、顕微鏡、旋盤等の工作機械、各種測定
機、半導体露光装置、あるいは液晶露光装置、等におい
て、送りねじ軸の回転によって軸方向にステージ(試料
載置台)を移動させるステージ駆動装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】送りねじ軸の回転によって試料を載置し
たステージを軸方向に移動させるようにしたステージ駆
動装置は知られており、工作機械や半導体露光装置等に
おいて広く用いられている。
【0003】例えば、従来のステージ駆動装置は図6に
示すような構成であった。なお、図6aはステージ駆動
装置の断面図であり、図6bは図6aのB−B線による
断面図である。図6において、機枠としての駆動系保持
部1上に、第1及び第2の軸受11、12を介して送り
ねじ軸5が回動自在に支持されており、該送りねじ軸5
に形成された第1のねじ部5aにねじ係合(好ましくは
ボールねじによるねじ係合)された送りナット4にはブ
ラケット3が固定されており、該ブラケット3に試料載
置台としてのステージ(Xステージ)2が取り付けられ
ている。それにより、送りねじ軸5の時計方向及び反時
計方向の回転により、ステージ2は送りねじ軸5の軸方
向に往復移動する。
【0004】送りねじ軸5の一端は継手8を介して、駆
動系保持部1のブラケット9に取り付けたモータ10に
接続しており、該モータ10は制御装置14の指示に基
づいて回転する。
【0005】この例において、ステージ2の駆動には高
い精度が要求されることから、第1の軸受11には複列
アンギュラコンタクト軸受が用いられており、該第1の
軸受11は、その一方の面側のアンギュラコンタクト軸
受11aのインナーレース(あるいはアウターレース)
を送りねじ軸5のジャーナル部5bの付け根の段差部5
cに接触させ、他面側のアンギュラコンタクト軸受11
bのインナーレース(あるいはアウターレース)を、該
複列アンギュラコンタクト軸受の予圧を調整するための
予圧部材6の端面6aと接触させた姿勢で、挟持されて
いる。前記予圧部材6は内面にねじ6eが切られてお
り、送りねじ軸5に形成された第2のねじ部5dとねじ
係合している。予圧部材6を回動してその軸方向の位置
を調節することにより、第1の軸受11には所定の予圧
が与えられる。そして、該予圧によって、第1の軸受1
1の内部すきまの発生が防止され、送りねじ軸5の回転
量が所定の変換比率に基づいて確実にステージ2の軸方
向の移動量に変換される。
【0006】ステージ2の移動量を高い精度に保つため
には、第1の軸受11の予圧は所定値に維持されねばな
らず、そのためには、一旦調整された送りねじ軸5に対
する予圧部材6の位置は、装置の作動の全期間を通し
て、不変でなければならない。そのために、予圧部材6
には、送りねじ軸5との間で相対移動を生じさせないた
めの緩み止め機構(予圧保持機構)が通常組付けられ
る。
【0007】この例では、予圧部材6の前記第1の軸受
11側の端面6aとは反対側の端部側である円筒部分6
dには、端面6bから第1の軸受11側に向けて、長さ
L、幅Wの切り込み6cが複数本(図示の例では4本)
形成されており、該円筒部分を4分割している。そし
て、該切り込み6cが形成された円筒部分6dには、該
円筒部分6dを外側からクランプする1部に切欠き7a
を持つC型緊締部材7が嵌め込まれており、該C型緊締
部材7の前記切欠き7a部に直交するように形成された
ねじ7bにはボルト13がねじ係合されている。
【0008】上記の構成であり、C型緊締部材7の前記
ボルト13を弛めた状態では、予圧部材6は送りねじ軸
5の第2のねじ部5dにねじ係合して自由に回動する。
予圧の調整時には、C型緊締部材7を回動して第1の軸
受11側に前進させ、第1の軸受11に所定の予圧を生
じさせた後、C型緊締部材7の前記ボルト13をねじ込
む。それにより、C型緊締部材7の前記切欠き7aの間
隙は狭められ、結果として、C型緊締部材7の内径は縮
小し、該縮小により、予圧部材6の前記4分割された円
筒部分6dは径方向に向けて緊締される。その結果、該
円筒部分6dの内面と送りねじ軸5の外周面との間の摩
擦力は増大し、予圧部材6と送りねじ軸5との間の相対
移動は阻止される。それにより、ステージ駆動中の第1
の軸受11の予圧が不測に変化することを防止してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、駆動機構や制御
機構が高精度化し、各種工作機械のステージの往復動制
御を高速化することが可能となってきており、また、生
産効率アップの面からもスループットの向上が求められ
ている。本発明者らは、上記従来技術による予圧保持機
構を供えたステージ駆動機構を持つ露光装置(例えば、
液晶基板露光用装置)のスループットを上げるために、
ステージの移動速度を高速化して装置の運転を行なおう
と試みた。しかし、増大したステージの加速度によって
もたらされる負荷の変動に対して予圧保持機構が耐えら
れず、予圧部材6にゆるみが発生し、第1の軸受11の
所定の予圧が失われることを経験した。
【0010】上記の構成において、予圧部材6と送りね
じ軸5との間の摩擦力(緊締力)は、双方の材料を不変
とすれば、主に、両者の接触面積(すなわち、予圧部材
6の前記円筒部分6dの内面が送りねじ軸5の外面と接
触する面積)と締め付け力(すなわち、C型緊締部材7
に配置したボルト13の締め付け量)に依存している。
従って、高速運転に伴う予圧部材6のゆるみに対して
は、前記接触面積を増大するか、又は、C型緊締部材7
に配置したボルト13の締め付け力を大きくすることに
より、あるいはその双方を行うことにより、対処可能で
ある。
【0011】しかし、接触面積を増大させることは結果
として装置(特に、予圧部材)の大型化を必要とし、ス
ペース的ロス、駆動力のロスを生起することから現実的
な解決策とはいえない。また、C型緊締部材7に配置し
たボルト13の締め付け力を大きくするには、大きな締
め付けトルクを必要とすると共に、過大なトルクにより
ボルト13あるいはねじ部7bの破壊を引き起こす恐れ
があり、従来装置においては、締め付け力には自ずと限
界があった。より大きな径を持つボルトを用いることに
よりある程度の締め付け力の増強は可能であるが、この
場合でも装置の大型化を招き、やはり現実的な解決策と
はいえない。
【0012】本発明は、上記問題点を解決し、従来のス
テージ駆動装置に大きな改変を加えることなく、また、
装置の大型化を引き起こすことなく、ステージ移動の高
速化に耐え得る強固な予圧保持機構を有するステージ駆
動装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基本的に、送りねじ軸の回転によって試
料を載置したステージを駆動するステージ駆動装置にお
いて、前記送りねじ軸に形成されたねじと、前記送りね
じ軸を回転可能に支持する軸受と、前記ねじにねじ係合
して前記軸受の予圧を調節する予圧部材であって、前記
送りねじ軸に摩擦を与えるとともに、軸方向に関して傾
斜した部分を有する予圧部材と、前記送りねじ軸の径方
向に関して前記予圧部材に力を加える締め付け部材とを
有することを特徴とする。
【0014】本発明によるステージ駆動装置は、送りね
じ軸の回転によって軸方向に移動するステージを有する
装置であればすべてに適用可能であり、例えば、各種工
作機械や顕微鏡の試料載置台の駆動装置として、また、
半導体露光装置や液晶露光装置の試料載置台の駆動装置
として、さらには、他の試料載置台の駆動装置として有
効に用いることができる。
【0015】本発明において、前記予圧部材の前記傾斜
した部分には、好ましくは、1箇所以上の切り込みが形
成される。該切り込みは軸方向に平行に形成することが
好ましいが、前記締め付け部材によって前記傾斜した部
分に力を加えることにより、該傾斜した部分が軸心方向
に変位し、送りねじ軸の周面との間で摩擦を生じさせ得
る形状であれば、切り込みは任意の形状であってよい。
また、切り込みの数も任意であってよい。いずれも、締
め付けの容易性と必要とされる接触面積との兼ね合いか
ら、実機に応じて適切な形状及び数を定めればよい。
【0016】好ましくは、前記予圧部材の前記傾斜した
部分にはねじが形成され、かつ、前記締め付け部材に
も、前記傾斜した部分のねじにはめ合うように、ねじが
形成される。このねじ係合による締め付けにより、従来
のC型緊締部材7に配置したボルト13による締め付け
と比較して、より大きなトルクで強く前記傾斜した部分
を前記送りねじ軸に圧接することが可能となる。これ
は、径が小さく許容トルクを小さく限定されてしまうボ
ルト13を用いた従来のC型緊締部材よりも、径が大き
い締め付け部材を用いた方が許容トルクが大きくなるた
めである。これにより、予圧部材を大きくすることな
く、大きな締め付け力を容易に発現することができる。
【0017】上記のように、本発明によるステージ駆動
装置によれば、従来用いられているステージ駆動装置の
構成のうち、予圧部材と締め付け部材の形状を変更する
のみで初期の目的が達成可能であり、かつ、スペースの
増大も重量の増加も実質的にもたらさないことから、駆
動系や制御系も従来のものをそのまま用いることがで
き、装置の高速化に対する予圧部材のゆるみ止め対策と
してきわめて現実的な解決策となる。
【0018】本発明の好ましい態様では、前記締め付け
部材には、当該締め付け部材の円周であってかつ前記送
りねじ軸に対して垂直に、セットビスのためのねじ孔が
1箇所以上設けられる。さらに好ましくは、前記ねじ孔
においてセットビスと前記予圧部材の間に弾性部材が設
けられる。このようにしてセットビスを用いることによ
り予圧部材のゆるみは一層確実に阻止され、また、セッ
トビスの予圧部材の間に弾性部材を介在させることによ
り、予圧部材の前記傾斜した部分がセットビスにより損
傷を受けるのが回避される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるステージ駆動
装置を好ましい実施の態様に基づき詳細に説明する。図
5は本発明によるステージ駆動装置の好適な適用例とし
ての液晶露光装置の主要部を示す構成図であり、図にお
いて、露光光源である超高圧水銀ランプ21から射出さ
れた照明光は楕円鏡22によって集光され、照明光束L
となる。該照明光束Lは反射鏡23によって反射され、
波長選択フィルタ24に入射する。波長選択フィルタ2
4は露光に必要な波長の光のみを透過させる。
【0020】波長選択フィルタ24を透過した照明光束
Lは、フライアイインテグレータ25によって均一な光
量分布を有する照明光束Lrに変換される。フライアイ
インテグレータ25から射出した照明光束Lrは反射鏡
26によって反射され、コンデンサレンズ27を介して
レチクル28を照射する。レチクル28上のパターンの
像は、投影レンズ29により、Xステージ2上に載置さ
れている感光基板30上に結像される。これにより、感
光基板30の特定領域にレチクル28のパターンの像が
露光される。
【0021】Xステージ2とYステージ48は水平面内
で互いに直交するX方向及びY方向に移動可能な構成と
なっており、Xステージ2及びYステージ48の位置は
それぞれXステージ用の移動鏡32及びYステージ用の
移動鏡31によってXレーザ光34及びYレーザ光33
(不図示)を反射させて位置をモニタする不図示のレー
ザ干渉計システムによって検出される。これにより感光
基板30は水平面内の位置を調整される。
【0022】ここで、パターンの像を合成するときに
は、最終的に希望する全体のパターンのうち、分割され
たある領域でなる分割パターンを有するレチクル28に
ついての1回の露光が終了した後、レチクル28を交換
する。続いてXステージ2及びYステージ48を駆動
し、感光基板30の別の露光領域を投影レンズ29に対
して位置決めして露光する。以下、露光終了毎に同様の
手順を繰り返すことによって感光基板30の全領域が露
光される。
【0023】次に、本発明によるステージ駆動装置を、
Xステージ2の駆動機構に適用したものを例として、図
1に基づいて説明するが、Yステージ48の駆動機構も
同様な構成であってよい。なお、本発明によるステージ
駆動装置は予圧部材と該予圧部材の締め付け部材の構成
を除き、従来知られたステージ駆動装置と同じ構成であ
ってよい。従って、図1を参照した本発明のステージ駆
動装置の以下の説明では、図6に基づき説明したステー
ジ駆動装置における予圧部材6とC型緊締部材7とを本
発明による予圧部材と該予圧部材の締め付け部材とに置
き換えたものとして説明することとする。また、他の構
成については、図6の装置のものと同じ部材については
同じ符号を付すにとどめ、詳細な説明は省略する。
【0024】図1において、図1aは本発明によるステ
ージ駆動装置の一実施例の断面図であり、図1bは図1
のA−A線による断面図である。この例において、予圧
部材16の第1の軸受11側の端面16aとは反対側の
端部側には、他方の端面16bから第1の軸受11側に
向けて、長さL、幅Wの切り込み16cが複数本(図示
の例では4本)形成されている。該切り込み16cが形
成された予圧部材16の部分は、端面16bに向けて次
第に径が小さくなっており、全体として円錐状に傾斜し
た部分16dとなっている。そして、該円錐状に傾斜し
た部分16dにはねじ16fが切られている。なお、1
6eは予圧部材16の内面に形成されたねじである。
【0025】予圧部材16の該円錐状に傾斜した部分1
6dには、円筒状の締め付け部材17がねじ係合してい
る。すなわち、締め付け部材17は円錐状に傾斜した内
面17aを有し、該傾斜した内面17aには前記予圧部
材16の円錐状に傾斜した部分16dに切られたねじ1
6fにねじ係合することのできるねじが形成されてい
る。それにより、円筒状の締め付け部材17は予圧部材
16の該円錐状に傾斜した部分16dにねじ係合してい
る。従って、該締め付け部材17を回動して、第1の軸
受11側に前進させることにより、予圧部材16の前記
4分割された傾斜した部分16dは径方向に向けて締め
付けられ、該傾斜した部分16dの内面と送りねじ軸5
の外周面との間には摩擦力は発生し、予圧部材16と送
りねじ軸5との間の相対移動は阻止される。それによ
り、液晶露光装置の運転中に第1の軸受11の予圧が不
測に変化することは防止される。
【0026】本発明による緩み止め機構(予圧保持機
構)よれば、予圧部材16の傾斜した部分16dと締め
付け部材17との間のねじ係合部分の径が、図6に示す
従来技術の予圧保持機構におけるボルト13とC型緊締
部材7とのねじ結合部と比較して大径であること、及
び、ねじ係合は前記傾斜した部分において行われること
により、予圧部材16の大きさを実質的に大きくするこ
となく、従来の技術による予圧保持機構と比較して、予
圧部材16を送りねじ軸5に緊締させる力を強化させる
ことが可能となる。また、前記要因により、本発明にお
ける、予圧部材16の傾斜部分16dと締め付け部材1
7との間のねじ結合は、従来の技術におけるボルト13
とC型緊締部材7とのねじ結合と比較してゆるみに対す
る抵抗力が大となる。
【0027】従って、本発明によるステージ駆動装置に
よれば、装置全体、特に予圧部材16を大型化すること
なく、従来技術におけるステージ駆動装置において懸念
された問題点、すなわち、Xステージ2の高速化により
増大する前記予圧保持機構部にかかる負荷変動によって
予圧部材16にゆるみが生じるのを確実に阻止すること
が可能となり、第1の軸受11の所定の予圧を確実に維
持することができる。
【0028】図2は、本発明によるステージ駆動装置の
他の実施例の要部を示しており、この例においては、締
め付け部材37の形状が図1に示した実施例のものと異
なっている。すなわち、この締め付け部材37はその内
面が軸心に平行な面とされており、その少なくともはめ
込み上流側に、予圧部材16の傾斜した部分16dに形
成したねじ16fにねじ係合し得るねじ38が切られて
いる。この場合でも、図1に示したものと同様な効果が
得られることは容易に理解されよう。
【0029】図3は、本発明によるステージ駆動装置の
さらに他の実施例の要部を示しており、この例において
は、図1に示した実施例における締め付け部材17と同
様の締め付け部材47の円周に、送りねじ軸5に対して
垂直となる姿勢で複数個(図では180°対称位置に2
個)のねじ孔47aを形成している。この例において
は、締め付け部材47を回動して所定の予圧を第1の軸
受11に発生させた状態で、該ねじ孔47aにセットビ
ス41をねじ込むことにより、予圧部材16の傾斜した
部分16aと締め付け部材47とのねじ結合のゆるみに
対する抵抗力を更に強固することができる。
【0030】図3に示した予圧保持機構においては、セ
ットビス41が予圧部材16の傾斜した部分16dに形
成したねじ16fを損傷させる恐れがある。図4に示す
さらに他の実施例では、該損傷を防止するため、前記セ
ットビス41の先端に弾性部材40を配置して、セット
ビス41の締め付けを行うようにしている。なお、図
3、図4に示したセットビスを用いる技術手段は、図2
に示した締め付け部材に対しても同様に適用できる。
【0031】上記の説明は、本発明によるステージ駆動
装置のいくつかの実施例の説明にすぎず、他に多くの変
形例が存在する。例えば、機枠としてのYステージ48
が移動ステージであることは必須でなく、固定機枠であ
ってもよく、該機枠に対する送りねじ軸の支承態様も、
少なくとも一つの軸受が予圧調整を必要とする軸受であ
ることを条件に任意である。また、予圧調整を必要とす
る軸受も、図示されるような複列アンギュラコンタクト
軸受に限ることはなく、従来知られた任意のアンギュラ
軸受であってよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明のステージ駆動装
置によれば、従来の技術によるステージ駆動装置に部分
的な改変を加えるのみで、軸受の予圧部材に対して高い
緩み止め機能を容易に付与をすることができる。それに
より、従来のものと比較して予圧保持機構が大きく改善
され、その結果、ステージ移動の高速化に対応すること
が可能となる。特に、本発明のステージ駆動装置を投影
露光装置のステージ駆動部分に用いることにより、ステ
ージ移動の高速化が可能となり、液晶基板露光や半導体
基板露光のスループットを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステージ駆動装置を説明するものであ
り、図1aは断面図、図1bはA−A線による断面図で
ある。
【図2】ステージ駆動装置の他の実施例を説明する要部
断面図である。
【図3】ステージ駆動装置のさらに他の実施例を説明す
る要部断面図である。
【図4】ステージ駆動装置のさらに他の実施例を説明す
る要部断面図である。
【図5】ステージ駆動装置を持つ液晶露光装置の主要部
の構成図である。
【図6】従来の技術のステージ駆動装置を説明するもの
であり、図6aは断面図、図6bはB−B線による断面
図である。
【符号の説明】
1…駆動系保持部 2…Xステージ 5…送りねじ軸 6、16…予圧部材 7…C型緊締部材 10…モータ 11…第1の軸受 12…第2の軸受 13…ボルト 14…制御装置 17…締め付け部材 21…超高圧水銀ランプ 28…レチクル 29…投影レンズ 30…感光基板 37…平行ねじナット部材 40…軟質材コマ 41…セットビス 47…セットビス孔付きテーパねじナット部材 48…Yステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/68 H01L 21/68 K // H01L 21/027 21/30 503A B23Q 1/26 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送りねじ軸の回転によって試料を載置し
    たステージを駆動するステージ駆動装置において、 前記送りねじ軸に形成されたねじと、 前記送りねじ軸を回転可能に支持する軸受と、 前記ねじにねじ係合して前記軸受の予圧を調節する予圧
    部材であって、前記送りねじ軸に摩擦を与えるととも
    に、軸方向に関して傾斜した部分を有する予圧部材と、 前記送りねじ軸の径方向に関して前記予圧部材に力を加
    える締め付け部材と、 を有することを特徴とするステージ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記予圧部材の前記傾斜した部分は、1
    箇所以上の切り込みを有することを特徴とする請求項1
    記載のステージ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記予圧部材の前記傾斜した部分はねじ
    を有しており、前記締め付け部材は、前記傾斜した部分
    のねじにはめ合うように、ねじが設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のステージ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記締め付け部材は、当該締め付け部材
    の円周であってかつ前記送りねじ軸に対して垂直に、セ
    ットビスのためのねじ孔を1箇所以上設けたことを特徴
    とする請求項1記載のステージ駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記締め付け部材は、前記ねじ孔におい
    てセットビスと前記予圧部材の間に弾性部材を設けたこ
    とを特徴する請求項4記載のステージ駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記ステージは、被露光基板を載置する
    ことを特徴とする請求項1記載のステージ駆動装置。
JP6593196A 1996-03-22 1996-03-22 ステージ駆動装置 Pending JPH09257112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6593196A JPH09257112A (ja) 1996-03-22 1996-03-22 ステージ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6593196A JPH09257112A (ja) 1996-03-22 1996-03-22 ステージ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09257112A true JPH09257112A (ja) 1997-09-30

Family

ID=13301209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6593196A Pending JPH09257112A (ja) 1996-03-22 1996-03-22 ステージ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09257112A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100349039C (zh) * 2003-07-23 2007-11-14 三星电子株式会社 显示装置和用于显示装置的显示屏框架的转动系统
JP2012128417A (ja) * 2010-12-10 2012-07-05 Leica Microsystems Cms Gmbh 顕微鏡ステージ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100349039C (zh) * 2003-07-23 2007-11-14 三星电子株式会社 显示装置和用于显示装置的显示屏框架的转动系统
JP2012128417A (ja) * 2010-12-10 2012-07-05 Leica Microsystems Cms Gmbh 顕微鏡ステージ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4294806B2 (ja) 光学機器の光学素子角度調整装置
KR101607776B1 (ko) 형상 가변 거울 및 레이저 가공 장치
JPH0232094B2 (ja)
JP3535327B2 (ja) 送りねじ機構
JPH09257112A (ja) ステージ駆動装置
CN1183518A (zh) 流体支承装置
JP2001042193A (ja) 光学機器
US6237242B1 (en) Microradian adjustment assembly
US20030177877A1 (en) Adjustable live center apparatus
US5235960A (en) Clamping system for an annular-saw blade and its use in the sawing of bars, in particular of semiconductor material, into wafers
US6466324B1 (en) Servo guided stage system with yaw sensor
US4780000A (en) Adjustable rod end
JP2007007811A (ja) センタ
US4597678A (en) Bearing device for threaded spindles
JP2002120139A (ja) ワーク支持装置及びそれを用いたワイヤソー
JPS646405Y2 (ja)
JPH0435027Y2 (ja)
JP2003295037A (ja) 精密機器の調整固定機構装置
CN213210544U (zh) 一种光棒旋转调节装置
JP2000255747A (ja) ローラ支持構造
JPH0599211A (ja) 軸固定機構
KR200162549Y1 (ko) 볼스크류의 텐션장치
JPH0710505Y2 (ja) ガスレーザ管ホルダ
JP3003021U (ja) オーバーヘッドプロジェクタ
JPS6060366A (ja) スライドテ−ブル装置