JPH09255164A - 給紙装置及び給排紙装置 - Google Patents

給紙装置及び給排紙装置

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JPH09255164A
JPH09255164A JP8751696A JP8751696A JPH09255164A JP H09255164 A JPH09255164 A JP H09255164A JP 8751696 A JP8751696 A JP 8751696A JP 8751696 A JP8751696 A JP 8751696A JP H09255164 A JPH09255164 A JP H09255164A
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JP
Japan
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paper
sheet
roller
tray
feeding
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JP8751696A
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English (en)
Inventor
Wataru Futamura
渉 二村
Masahiro Kobayashi
昌弘 小林
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの低減及び装置の小型化を可能に
した給紙装置及び給排紙装置を提供する。 【解決手段】 用紙Pを収容するトレイの前側板3に
は、ロッド11が固定されており、このロッド11に
は、ばね12により付勢された仕分け板14が固定され
ている。この仕分け板14は、支持板15と、この支持
板15の上面に固着された仕分け部材16とで構成され
ている。一方、装置本体には、給紙ローラ17が設けら
れている。この給紙ローラ17は、用紙Pの表面に接触
し、かつ、仕分け部材16に接触し得る高さ位置に横架
され、給紙ローラ17と突縁10の間には、間隙19が
形成されている。また、給紙ローラ17の摩擦係数と、
仕分け部材16の摩擦係数、及び用紙Pの摩擦係数は、
給紙ローラ17の摩擦係数>仕分け部材16の摩擦係数
>用紙Pの摩擦係数の関係にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンターやコピ
ー装置等に組み込まれる給紙装置及び給排紙装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の給紙装置としては、図18に示し
たものが知られている。すなわち、トレイ90内には、
一端を上方に付勢されて斜状に延在するテーブル91が
設けられており、このテーブル91上に用紙Pがセット
されている。この用紙Pの端部上方には、給紙ローラ9
2が配置されており、この給紙ローラ92の前方には上
部仕分けローラ92が配置され、上部仕分ローラ92の
下部には下部仕分けローラ93が配置されている。そし
て、装置本体に用紙Pを供給する際には、図示のように
給紙ローラ92と上部及び下部仕分けローラ93,94
が時計方向に回転する。したがって、供給ローラ92に
回転に伴って複数枚の用紙Pが供給された場合には、下
部仕分けローラ94との摩擦により、下層側の用紙が装
置本体側への移動を阻止されて仕分けられ、1枚の用紙
Pのみを両仕分けローラ93,94間を介して、装置本
体に供給することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の給紙装置にあっては、複数のローラ93,9
4を用いて、仕分けを行うように構成されている。この
ため、これらローラ93,94を駆動するため機構等が
複雑となり、製造コストが増大する一因となっていると
ともに、実装スペースが大きくなり装置の小型化を妨げ
る一因ともなっている。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、製造コストの低減及び装置の小型
化を可能にした給紙装置及び給排紙装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にかかる給紙装置にあっては、トレイ内に収容
された用紙の表面に周面の所定部位にて接触し、回転に
伴ってこの用紙をトレイ外に送出する給紙ローラと、こ
の給紙ローラよりも小さい摩擦係数を有し、前記所定部
位よりも回転方向側において前記給紙ローラの周面に当
接するように付勢された板部材と備えている。
【0006】かかる構成において、トレイ内の用紙は給
紙ローラの回転に伴って送出され、給紙ローラの周面と
該周面に当接している板部材のとの間を通過して、トレ
イ外に送出される。このとき、給紙ローラの回転に伴っ
てトレイから複数枚の用紙が重なって取り出される場合
が発生する。しかし、摩擦係数の大きい給紙ローラが接
触している1枚の用紙以外の他の用紙は、板部材に当接
しあるいは板部材と摩擦することにより、給紙ローラと
板部材間の通過を阻止される。これに対し、摩擦係数の
大きい給紙ローラと接触している用紙は、給紙ローラと
板部材間に移動して行き、これにより、1枚の用紙が給
紙ローラと板部材間に介在することとなる。このとき、
板部材の摩擦係数は給紙ローラの摩擦係数よりも小さ
く、給紙ローラは、板部材よりも大きい摩擦係数を有し
ていることから、給紙ローラと板部材間に介在した1枚
の用紙は、板部材により阻止されることなく、給紙ロー
ラの回転に伴って移送されて行く。
【0007】また、本発明の他の構成にあっては、装置
本体に着脱自在なトレイと、このトレイ内に収容された
用紙を所定の給紙位置と非給紙位置とに変位させる可変
機構と、前記給紙位置に変位した用紙の表面に周面の所
定部位を接触し、回転に伴ってこの用紙をトレイ外に送
出する給紙ローラと、前記用紙の前記給紙位置への変位
に伴って前記給紙ローラの前記所定部位よりも回転方向
側においてその周面に弾接し、且つ前記非給紙位置への
変位に伴って前記周面から離間する板部材とを有してい
る。
【0008】かかる構成において、装置本体にトレイを
装着して可変機構により用紙を給紙位置にすると、これ
に伴って板部材が給紙ローラの周面に弾接する。この状
態で、給紙ローラの回転に伴ってトレイから複数枚の用
紙が重なって取り出されると、この複数枚の用紙が給紙
ローラと板部材との間を通過する際、給紙ローラが接触
している1枚の用紙以外の他の用紙は、その送出方向の
端部が板部材に当接することにより、給紙ローラと板部
材間の通過を阻止される。よって、1枚の用紙のみが給
紙ローラの回転に伴って、トレイ外の送出されて行く。
また、トレイを装置本体から離脱させるに際して、可変
機構により用紙を非給紙位置に変位させると、板部材は
給紙ローラから離間する。したがって、板部材と給紙ロ
ーラ間に用紙が挾持されていることがなく、トレイを装
置本体から離脱させた際に、給紙ローラと板部材間に用
紙が挾持されたまま残ってしまうことはない。
【0009】さらに、本発明の他の構成にあっては、印
刷前の用紙を供給経路に沿って装置本体に供給するとと
もに、この装置本体で印刷された印刷済の用紙を排出経
路に沿って所定箇所に排出する給排紙装置において、周
面の相対向する部位を前記印刷前の用紙と前記印刷後の
用紙とに接触し、一定方向への回転に伴って前記印刷前
の用紙を前記装置本体方向に搬送し、且つ前記印刷済の
用紙を前記所定箇所方向に搬送する給排紙ローラを設け
てある。
【0010】かかる構成において、給排紙ローラは、印
刷前の用紙に周面の相対向する部位の一方を接触させて
一定方向への回転に伴い、この印刷前用紙を装置本体方
向に搬送する。また、この給紙ローラは、印刷後の用紙
に周面の相対向する部位の他方を接触させて一定方向へ
の回転に伴い、この印刷後の用紙を所定箇所方向に搬送
する。つまり、単一の給排紙ローラの同一方向への回転
により、印刷前の用紙の装置本体への供給と、装置本体
で印刷された用紙の所定箇所への搬送とが行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1〜3は、本発明の第1の実施の
形態を示すものであり、トレイ1は複写機あるいはプリ
ンタ等の装置本体に着脱可能な状態で装着されている。
このトレイ1は、図1に示すように、上面が開放状の箱
体からなり、底板2とこの底板2の前端部と後端部とに
各々立設された前側板3及び後側板4等を一体的に有し
ている。底板4には、前側板3の近傍に孔5が形成され
ており、この孔5には装置本体側に設けられている押上
げ部材6が遊挿される。トレイ1の内部には、用紙支持
部材7が収容されており、この用紙支持部材7は底板2
よりもやや狭い面積を有し、後側板4の基部に横設固定
された回動軸8にて上下方向へ回動自在に支持されてい
る。
【0012】前記トレイ1の前側板3には、図2に明示
したように、その上端部に頂面部9と、この頂面部9よ
りも上方へ突出した突縁10とが形成されている。頂面
部9には、ロッド11が固定されており、このロッド1
1の両端部には図3に示すように、各々ばね12,12
が嵌装されている。このばね12,12は、頂面部9に
当接する下片12aとこの下片12aに対して鋭角状に
突出する上片12bとを有し、この上片12bの上面に
は板部材として仕分け板14が固定されている。この仕
分け板14は、前記ロッド11よりもやや長尺状であっ
て、各ばね12の上片12bに固着された支持板15
と、この支持板15の上面に固着された仕分け部材16
とで構成されている。
【0013】一方、装置本体には、給紙ローラ17が設
けられている。この給紙ローラ17は、中心部に設けら
れた軸18を介して図外の回転駆動機構に連係され、図
1及び図2において時計方向に駆動される。また、この
給紙ローラ17は、前記押上げ部材6により押し上げら
れた用紙支持部材7上の用紙Pにその周面を接触し、且
つ前記仕分け部材16に接触し得る高さ位置に横架され
ている。これにより、給紙ローラ17と前記突縁10の
間には、図2(B)に示した当該トレイ1に収容される
最も厚い用紙P0、つまり装置本体で印刷可能な最も厚
い用紙P0の肉厚寸法以上であって、且つ該肉厚寸法の
2倍未満の寸法からなる間隙19が形成されている。な
お、仕分け板14と給紙ローラ17の前方には、装置本
体に設けられたロアガイド20とアッパガイド21とに
より、用紙の供給路が形成されている。また、給紙ロー
ラ17の摩擦係数と、仕分け部材16の摩擦係数、及び
用紙Pの摩擦係数は、給紙ローラ17の摩擦係数>仕分
け部材16の摩擦係数>用紙Pの摩擦係数の関係にあ
る。
【0014】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、トレイ1の用紙支持部材7上に薄紙タイプの用紙P
を収容し、これを装置本体に装着すると、押上げ部材6
が上昇移動して孔5を挿通し、用紙支持部材7の自由端
部側を押し上げる。これにより、用紙支持部材7上に収
容されている用紙Pの内、最上部の用紙P1の上面端部
が給紙ローラ17の下部周面に接触する。この状態で、
給紙ローラ17が時計方向に回転すると、最上部の用紙
P1は給紙ローラ17の回転に伴って送出され、前記間
隙19を通過して、トレイ1外に送出される。
【0015】このとき、給紙ローラ17の回転に伴って
トレイ1から最上部の用紙P1とその直下の用紙P2や
更にその下部の複数枚の用紙が最上部の用紙P1と共に
移動する。しかし、トレイ1の前側板3には、突縁10
が設けられていることから、この突縁10の高さ位置ま
での複数枚の用紙は、移動方向の端部が突縁10に当接
することにより、トレイ1外への進出を阻止される。ま
た、図2(A)に示すように、最上部の用紙P1とその
直下の用紙P2とが重なって、間隙19を通過しトレイ
1外に送出された場合には、この両用紙P1,P2が給
紙ローラ17と仕分け板14との間の通過する際、給紙
ローラ17が接触していない用紙P2は、その送出方向
の端部が仕分け部材16に当接あるいは摩擦することに
より、給紙ローラ17と仕分け板14間の通過を阻止さ
れる。
【0016】これに対し、摩擦係数の大きい給紙ローラ
17と接触している用紙P1は、給紙ローラ17と仕分
け板14間に移動して行き、これにより、1枚の用紙P
1が給紙ローラ17と仕分け部材16間に介在すること
となる。このとき、この仕分け部材16の摩擦係数は給
紙ローラ17の摩擦係数よりも小さく、給紙ローラ17
は、仕分け部材16よりも大きい摩擦係数を有している
ことから、給紙ローラ17と仕分け部材16間に介在し
た1枚の用紙P1は、仕分け部材16により阻止される
ことなく、給紙ローラ17の回転に伴って移送されて行
く。したがって、従来のように、複数のローラを用いず
とも、装置本体に1枚ずつ用紙を供給する仕分けを行う
ことができ、これにより構造の簡単化及び製造コストが
低減を図ることができるとともに、実装スペースを縮小
化して装置本体の小型化を図ることができる。
【0017】また、トレイ1の用紙支持部材7上に厚紙
タイプの用紙P0を収容し、これを装置本体に装着した
場合には、図2(B)に示すように、最上部の用紙P0
1が給紙ローラ17の回転に伴ってトレイ1外に送出さ
れる。このとき、最上部の用紙P01の移動時における
摩擦により、その直下の用紙や更にその下部の複数枚の
用紙が最上部の用紙P01と共に移動しても、この複数
枚の用紙は、移動方向の端部が突縁10に当接すること
により、トレイ1外への進出を阻止される。これによ
り、1枚の用紙P01が給紙ローラ17と仕分け部材1
6間に介在することとなるが、前述のように、給紙ロー
ラ17は、仕分け部材16よりも大きい摩擦係数を有し
ていることから、給紙ローラ17と仕分け部材16間に
介在した1枚の用紙P01は、仕分け部材16により阻
止されることなく、給紙ローラ17の回転に伴って装置
本体内に移送されて行くこととなる。
【0018】図4〜9は、本発明の第2の実施の形態を
示すものであり、トレイ1には、底板2の前部から前側
板3の下部に亙って開口部22が設けられ、トレイ1の
内部には、前述した実施の形態と同様に、用紙支持部材
7が収容されている。
【0019】一方装置本体のシャーシ30には、トレイ
1の前側板3に沿った方向にロアロッド23が回転自在
に架装されている。このロアロッド23には、押上げレ
バー24の一端部が固定されており、この押上げレバー
24は、回動に伴って前記開口部22を介してトレイ1
内に侵入し、その自由端部により用紙支持部材7の下面
を押圧し得る長さを有している。また、ロアロッド23
には、カム当接部材25が遊嵌されており、このカム当
接部材25は、平板状のカム当接面25aとこのカム当
接面25aの両側に立設された一対のフランジ25b,
25bとを有している。そして、この一対のフランジ2
5b,25bの端部に前記ロアロッド23が遊挿されて
いるとともに、両フランジ25b,25bの上端部に
は、相対向する方向にピン26,26が突設されてい
る。さらに、ロアロッド23には、トーションばね27
が遊嵌されており、このトーションばね27の一方の端
部は、押上げレバー24の下面に係止され、他方の端部
は一方のフランジ25bに係止されている。これによ
り、押上げレバー24とカム当接部材25とは、トーシ
ョンばね27のばね力によりにより、各々上方に回動付
勢されている。
【0020】また、装置本体のシャーシ30にはロアロ
ッド23の上部に、これと平行にアッパロッド28が横
架されている。このアッパロッド28には、一対の中間
ギア29,29が遊嵌されており、この中間ギア29,
29の周面には、回転に伴って前記ピン26に当接する
突起29aが突設されているとともに、ばね係止部29
bが形成されている。また、アッパロッド28には、中
間ギア29,29間に、板部材として分離部材31が遊
嵌されている。この分離部材31には、図5に明示する
ように、相反する方向に突設された下部片31aと上部
片31bとを有し、上部片31bの先端部には、略直角
状に連設されたパッド取付部32が形成され、このパッ
ド取付部32には、分離パッド33が装着されている。
さらに、アッパロッド28には、中間ギア29,29と
分離部材31との間に、ばね34,34が各々巻装され
ている。各ばね34,34の一方の端部は、中間ギア2
9のばね係止部29bに係止され、他方の端部は分離部
材31の上部片31bに圧接し、これにより分離部材3
1は、図7において時計方向に付勢されるように構成さ
れている。
【0021】さらに、装置本体のシャーシ30には、ア
ッパロッド28の前方であってカム当接面25aの上方
に、カムロッド35が回転自在に横架されている。この
カムロッド35には、略楕円形のカム36が長尺方向の
一端部にて挿通固定されており、カム36の他端部には
カム頂面36aが設けられている。そして、このカム3
6には、前記カム当接部材25のカム当接面25aが常
時当接している。なお、給紙ローラ17は、図7に示す
ように、給紙時に分離部材31の分離パッド33当接し
得る位置に設けられているとともに、前述の実施の形態
と同様に、中心部に挿通された軸18を介して図外の回
転駆動機構に連係され、図7において時計方向に駆動さ
れる。また、給紙ローラ17の摩擦係数と、分離パッド
33の摩擦係数、及び用紙Pの摩擦係数は、給紙ローラ
17の摩擦係数>分離パッド33の摩擦係数>用紙Pの
摩擦係数の関係にある。
【0022】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、トレイ1の用紙支持部材7上に用紙Pを収容し、こ
れを装置本体に装着した直後においては、図4、6に示
すように、カム36はカム頂面36aを上方にした非給
紙状態となっている。したがって、カム当接部材25
は、トーションばね27のばね力によりその自由端部を
押し上げられて斜状に変位しており、押上げレバー24
は略水平状態を維持している。このとき、カム当接部材
25のフランジ25bに設けられているピン26は、ア
ッパロッド28の直下に位置している。したがって、ば
ね34により回転付勢されている中間ギア29は、突起
29aを真下にして、これをピン26に当接した状態を
維持している。また、この突起29に下部片31aを当
接させることにより、分離部材31は分離パッド33を
水平状態にした非給紙位置に維持されている。
【0023】かかる状態から、カム36をカムロッド3
5と一体的に180°回転させると、カム頂面36aが
カム当接部材25のカム当接面25aに圧接する。する
と、図5,7,9に示すように、カム当接部材25が回
動して、カム当接面25aは略水平状態となるまで押し
下げられる。これにより、ピン26は、図7において時
計方向に回動し、これに伴い中間ギア29は突起29a
を押し上げられて同方向に回転する。すると、ばね34
の弾発力が分離部材31の上部片31bに作用し、該上
部片31のパッド取付部32に設けられている分離パッ
ド33は、給紙ローラ17の周面に弾接して給紙可能な
状態となる。また、押上げレバー24は、トーションば
ね27のばね力により自由端部を押し上げられ、開口部
22を介してトレイ1内に侵入し、用紙支持部材7を押
し上げる。これにより、用紙支持部材7がその自由端部
を上方にして斜状に変位し、最上部の用紙Pの表面が給
紙ローラ17の周面に当接する。この状態で、給紙ロー
ラ17を回転させることにより、前述した実施の形態と
同様に、装置本体に1枚ずつ用紙Pを供給することがで
きる。
【0024】また、印刷終了後、非給紙状態にするに際
して、カム36をカムロッド35と一体的に再度180
°回転させると、カム36はカム頂面36aを上方にし
た非給紙状態に戻る。したがって、カム当接部材25
は、トーションばね27のばね力によりその自由端部を
押し上げられて図6における時計方向に回動して斜状に
変位し、押上げレバー24は下降して略水平状態に復帰
する。また、カム当接部材25が時計方向に回動する
と、カム当接部材25のフランジ25bに設けられてい
るピン26は、アッパロッド28の直下方向に移動す
る。したがって、ばね34により回転付勢されている中
間ギア29は、突起29aをピン26に当接した状態を
維持しながら反時計方向に回転する。これにより、分離
パッド33を給紙ローラ17に圧接させていたばね34
の付勢力が解除され、分離部材31は反時計方向に回転
し始める。
【0025】そして、カム当接部材25が図6に示す非
給紙状態に復帰し、これによりピン26がアッパロッド
28の直下に到達すると、ばね34により回転付勢され
ている中間ギア29は、ピン26に当接させた突起29
aを真下にした状態に復帰する。さらに、図8に明示す
るように、この突起29aによって下部片31aが押圧
されることにより、分離部材31は分離パッド33を水
平状態にし、図6に明示するように、分離パッド33が
給紙ローラ17から完全に離間した非給紙状態となる。
したがって、印刷を終了した際に、分離パッド33と給
紙ローラ17との間に用紙が挾持されていたとしても、
分離パッド33が給紙ローラ17から離間することによ
り、用紙の挾持が解除され、この挾持を解除された用紙
はトレイ1を装置本体から離脱させた際に、トレイ1と
共に引き出される。よって、トレイ1を装置本体から離
脱させた際に、装置本体側に用紙が残存することがな
く、また、再度トレイ1を装置本体に装着した際、装置
本体側の残存していた用紙が押し込まれて、紙送りが不
可能となる不良状態の発生を未然に防止することができ
る。
【0026】図10〜15は、本発明の第3の実施の形
態を示すものであり、この実施の形態は前述した第2の
形態に紙戻しパッドを加えて構成されている。すなわ
ち、前記中間ギア29には、複数の突出歯からなる歯部
37が形成されている。また、シャーシ30には、アッ
パロッド28の近傍にさらに従動ロッド38が回転自在
に横架されており、この従動ロッド38の両端部には、
従動ギア39が固着されている。この従動ギア39に
は、前記中間ギア29の歯部37と噛合する歯部40が
形成されているとともに、紙戻しパッド41が突設され
ている。この紙戻しパッド41は給紙ローラ17に圧接
し得る長さであって、図12に明示したように、非給紙
状態において、その先端部がトレイ1の端部上方に位置
し得る角度に設定されている。
【0027】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、トレイ1の用紙支持部材7上に薄紙タイプの用紙P
を収容し、これを装置本体に装着した直後においては、
図10、12、14に示すように、紙戻しパッド41は
その先端部を給紙ローラ17に圧接させた非給紙状態と
なっている。かかる状態から、カム36をカムロッド3
5と一体的に180°回転させると、カム頂面36aが
カム当接部材25のカム当接面25aに圧接する。する
と、図11,13,15に示すように、カム当接部材2
5が回動して、カム当接面25aは略水平状態となるま
で押し下げられる。これにより、ピン26は、図13に
おいて時計方向に回動し、これに伴い中間ギア29は突
起29aを押し上げられて同方向に回転する。すると、
歯部40にて中間ギアの歯部37に噛合している従動ギ
ア39は、中間ギア29の時計方向への回動に伴って反
時計方向に回転し、紙戻しパッド41は給紙ローラ17
から離間する。
【0028】また、ばね34の弾発力が分離部材31の
上部片31bに作用し、該上部片31のパッド取付部3
2に設けられている分離パッド33は給紙ローラ17の
周面に弾接して給紙可能な状態となる。また、押上げレ
バー24は、トーションばね27のばね力により自由端
部を押し上げられ、開口部22を介してトレイ1内に侵
入し、用紙支持部材7を押し上げる。これにより、用紙
支持部材7がその自由端部を上方にして斜状に変位し、
最上部の用紙Pの表面が給紙ローラ17の周面に当接す
る。この状態で、給紙ローラ17を回転させることによ
り、前述した実施の形態と同様に、装置本体に1枚ずつ
用紙Pを供給することができる。
【0029】そして、印刷終了後、非給紙状態にするに
際して、カム36をカムロッド35と一体的に再度18
0°回転させると、カム36はカム頂面36aを上方に
した非給紙状態に戻る。したがって、カム当接部材25
は、トーションばね27のばね力によりその自由端部を
押し上げられて図12における時計方向に回動して斜状
に変位し、押上げレバー24は略水平状態に復帰する。
また、カム当接部材25が時計方向に回動すると、カム
当接部材25のフランジ25bに設けられているピン2
6は、アッパロッド28の直下方向に移動する。したが
って、ばね34により回転付勢されている中間ギア29
は、突起29aをピン26に当接した状態を維持しなが
ら反時計方向に回転する。これにより、分離パッド33
を給紙ローラ17に圧接させていたばね34の付勢力が
解除され、分離部材31は反時計方向に回転し始め、分
離パッド33が給紙ローラ17から離間する。
【0030】また、このように中間ギア29が反時計方
向に回転すると、歯部40にて中間ギアの歯部37に噛
合している従動ギア39は、中間ギア29の反時計方向
への回動に伴って時計方向に回転し、紙戻しパッド41
はその先端を給紙ローラ17の回転方向側から反回転方
向へ摺接させつつ回動する。したがって、給紙を終了し
た際に、次の用紙が分離パッド33と給紙ローラ17と
の間に用紙が挾持されていたとしても、分離パッド33
が給紙ローラ17から離間して用紙の挾持が解除され、
且つ紙戻しパッド33が給紙ローラ17の周面に摺接し
つつその回転方向側から反回転方向へ移動することによ
り、この用紙はトレイ1内に押し込まれる。よって、ト
レイ1を装置本体から離脱させた際に、装置本体側に用
紙が残存することがなく、また、全ての用紙をトレイ1
内に収容して該トレイ1を装置本体から離脱させること
ができる。
【0031】図16及び図17は、本発明の第4の実施
例を示すものである。この実施の形態において、複写機
あるいはプリンタ等の装置本体には、給紙トレイ42と
排紙トレイ43とが着脱自在に装着される。給紙トレイ
42には、底板2の前部から前側板3の下部に亙って、
押上げレバー44を侵入させるための開口部22が設け
られ、内部には用紙支持部材7が収容されている。排紙
トレイ43は、給紙トレイ42の上部であって、該給紙
トレイ42よりもやや後退した位置に配置されている。
この排紙トレイ43の前端近傍であって、給紙トレイ4
2の前端上部には、給排紙ローラ45が横架されてい
る。この給排紙ローラ45の上部周面には、排紙補助ロ
ーラ46が当接しており、下部周面には前述した第1の
実施の形態と同様の構成にかかる仕分け板14が当接し
ている。
【0032】また、給排紙ローラ45の端部にはこれと
同軸上に給排紙ギア48が固定されており、この給排紙
ギア48には排紙ギア49が噛合されている。また、給
排紙ローラ45の前方には、回転自在な軸50が横架さ
れており、この軸50の端部にはブラケット51が固着
されている。このブラケット51は上部片51aと下部
片51bとを一体的に有する略くの字状であって、上部
片51aの先端部には上部ギア52が、下部片51bの
先端部には下部ギア53が各々回転自在に支持されてい
る。そして、上部ギア52にあってはブラケット51の
時計方向への回動に伴って給排紙ギア48に噛合し、下
部ギア53にあってはブラケット51の反時計方向への
回動に伴って排紙ギア49に噛合し得る位置に設けられ
ている。さらに、前記軸50には、上部ギア52と下部
ギア53とに噛合する中心ギア54が回転自在に嵌挿さ
れており、この中心ギア54には大径プーリ55と同一
軸上に固定されたピンチギア56が噛合されている。
【0033】一方、モータ57の回転軸には、出力ギア
58が固定されており、この出力ギア58には伝達ギア
59が噛合されている。この伝達ギア59には同軸上に
小径プーリ60が設けられており、この小径プーリ60
と前記大径プーリ55間には環状のベルト61が架装さ
れている。また、大径プーリ55には、前記ピンチギア
56とともに搬送ローラとしての下部ピンチローラ62
が同軸上に設けられており、この下部ピンチローラ62
の上部周面には回転自在な上部ピンチローラ63が当接
している。さらに、両ピンチローラ62、63と前記給
排紙ローラ45間には、ロアガイド20とアッパガイド
21とにより、共通通路が形成されている。これら両ガ
イド20、21間には、一対の分離ガイド64,65が
設けられて排紙通路と給紙通路とが形成されているとと
もに、上下方向に揺動自在な可動板66が設けられてい
る。
【0034】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、給紙トレイ42から装置本体に用紙Pを供給するに
際しては、図16に示すように、押上げレバー44を動
作させて、開口部22を介して給紙トレイ42内に侵入
させる。すると、用紙支持部材7の自由端部側が押し上
げられ、用紙支持部材7上に収容されている用紙Pの
内、最上部の用紙の上面端部が給排紙ローラ45の下部
周面に接触する。この状態で、モータ57を同図に示す
ように時計方向に回転させると、出力ギア58は同方向
に回転し、伝達ギア59は反時計方向に回転する。これ
により、下部ピンチローラ62及びピンチギア56を有
する大径プーリ55も反時計方向に回転し、ピンチロー
ラ61に噛合している中心ギア54は時計方向に回転す
る。
【0035】すると、この時計方向に回転する中心ギア
54との摩擦により、軸50が同方向に回動し、これに
よりブラケット51は軸50を中心に下方へ揺動する。
その結果、下部ギア53は排紙ギア49から離間すると
ともに、上部ギア52が給排紙ギア48と噛合する。こ
のとき、中心ギア54は前述のように時計方向に回転し
ていることから、上部ギア53は反時計方向に、給排紙
ギア48は時計方向に各々回転し、給排紙ローラ45は
この給排紙ギア48と一体的に時計方向に回転する。こ
れにより、最上部の用紙は給排紙ローラ45の時計方向
への回転に伴って送出され、仕分け板14と給排紙ロー
ラ45との間、ロアガイド20と分離ガイド64との
間、可動板66とロアガイド20との間、及び反時計方
向に回転している下部ピンチローラ62とこれに伴って
時計方向に回転している上部ピンチローラ63との間を
介して、装置本体内に給送される。
【0036】そして、この装置本体に給送された用紙へ
の印刷が終了後、該印刷等が終了した用紙を排紙トレイ
43に排出する際には、図17に示すように、押上げレ
バー44を動作させて、給紙トレイ42の外部に退出さ
せておく。すると、用紙支持部材7の自由端部側が下降
して、用紙支持部材7上に収容されている用紙Pは給排
紙ローラ45から離間する。この状態で、モータ57を
前述の給紙時とは逆に反時計方向に回転させると、出力
ギア58は同方向に回転し、伝達ギア59は時計方向に
回転する。これにより、下部ピンチローラ62及びピン
チギア56を有する大径プーリ55も時計方向に回転
し、ピンチローラ61に噛合している中心ギア54は反
時計方向に回転する。
【0037】すると、この反時計方向に回転する中心ギ
ア54との摩擦により、軸50が同方向に回動し、これ
によりブラケット51は軸50を中心に上方へ揺動す
る。その結果、上部ギア52は給排紙ギア48から離間
するとともに、下部ギア53が排紙ギア49と噛合す
る。このとき、中心ギア54は前述のように反時計方向
に回転していることから、下部ギア53は時計方向に、
排紙ギア49反時計方向に、給排紙ギア48は時計方向
に各々回転し、給排紙ローラ45はこの給排紙ギア48
と一体的に時計方向に回転する。また、下部ピンチロー
ラ62が、大径プーリ55及びピンチギア56と一体的
に時計方向に回転することから、上部ピンチローラ63
は反時計方向に回転し、給排紙ローラ45が時計方向に
回転することから、排紙補助ローラ46は反時計方向に
回転する。
【0038】したがって、装置本体から排出された複写
又は印刷済みの用紙は、下部ピンチローラ62と上部ピ
ンチローラ63との間、可動板66とアッパガイド21
との間、分離ガイド65とアッパガイド21との間、及
び給排紙ローラ45と排紙補助ローラ46との間を通過
して、排紙トレイ43に給送される。つまり、同一の給
排紙ローラ45を用い、且つこの給排紙ローラ45を同
一方向に回転させることにより、給紙トレイ42から装
置本体への用紙の供給と、印刷済みの用紙の装置本体か
ら排紙トレイ43への排出とを行うことができる。した
がって、従来のように、給紙用のローラと排紙用のロー
ラを設け、各ローラを所定の方向に駆動するための機構
を設けずとも、給排紙を行うことができ、これにより構
造の簡単化及び製造コストが低減を図ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、回転に伴
って用紙をトレイ外に送出する給紙ローラとこの給紙ロ
ーラに弾接するこれより摩擦係数の小さい板部材とによ
り、装置本体に1枚ずつ用紙を供給する仕分けを行うよ
うにした。よって、複数のローラを用いて仕分けを行う
従来の装置よりも、構造の簡単化及び製造コストの低減
が可能となるとともに、実装スペースを縮小化して装置
本体の小型化を図ることが可能となる。また、板部材を
トレイの端部に支持する構成により、装置本体の構造の
一層の簡略化が可能となる。さらに、トレイの端部と給
紙ローラとの間に、当該トレイに収容される最も厚い用
紙の肉厚寸法以上であって、且つ該肉厚寸法の2倍未満
の寸法からなる間隙を設ける構成により、構造の簡略化
を図りつつ厚紙の仕分けを確実に行うことが可能とな
る。
【0040】また、非給紙時に給紙ローラから板部材を
離間させる構成により、非給紙時に給紙ローラと板部材
間に用紙が残存する不都合を未然に防止することがで
き、よって、再度トレイを装置本体に装着した際、装置
本体側の残存していた用紙が押し込まれて、紙送りが不
可能となる不良状態の発生を未然に防止することができ
る。さらに非給紙時に給紙ローラの周面の回転方向側か
ら反回転方向へ摺動する摺動部材を設ける構成により、
非給紙時に給紙ローラと板部材間に用紙が残存する不都
合より確実に防止できる。また、同一の給排紙ローラに
より、給紙と排紙とを行う構成により、必要となるロー
ラの数を削減して構成の簡略化を図ることができる。さ
らに、正転して用紙を装置本体方向に搬送し、反転して
用紙を装置本体から所定位置方向に搬送する搬送ローラ
の駆動する駆動源と同一の駆動源により、前記給排紙ロ
ーラを一定方向に駆動するギア列を設ける構成によっ
て、駆動源及びギア列を共用化して、装置の低コスト化
を図ることができる。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す垂直断面図で
ある。
【図2】(A)は薄紙の給紙時の状態を示す要部拡大断
面図、(B)は厚紙の給紙時の状態を示す要部拡大断面
図である。
【図3】給紙ローラを除去した状態における図1のa矢
示に相当する要部平面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における給紙時の状
態を示す斜視図である。
【図5】同実施の形態における非給紙時の状態を示す斜
視図である。
【図6】同実施の形態における図8のd−d線矢示断面
図である。
【図7】同実施の形態における図9のe−e線矢示断面
図である。
【図8】同実施の形態における図6のb−b線矢示断面
図である。
【図9】同実施の形態における図7のc−c線矢示断面
図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における非給紙時
の状態を示す斜視図である。
【図11】同実施の形態における給紙時の状態を示す斜
視図である。
【図12】同実施の形態における図14のh−h線矢示
断面図である。
【図13】同実施の形態における図15のi−i線矢示
断面図である。
【図14】同実施の形態における図12のf−f線矢示
断面図である。
【図15】同実施の形態における図13のg−g線矢示
断面図である。
【図16】(A)は本発明の第4の実施の形態における
給紙時の紙経路を示す断面図、(B)はギア列を示す模
式図である。
【図17】(A)は同実施の形態における排紙時の紙経
路を示す断面図、(B)はギア列を示す模式図である。
【図18】従来装置を示す模式図である。
【符号の説明】
1 トレイ 6 押上げ部材 14 仕分け板 15 支持板 16 仕分け部材 17 給紙ローラ 19 間隙 24 押上げレバー 31 分離部材 32 パッド取付部 33 分離パッド 42 給紙トレイ 43 排紙トレイ 45 給排紙ローラ 57 モータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレイ内に収容された用紙の表面に周面
    の所定部位にて接触し、回転に伴ってこの用紙をトレイ
    外に送出する給紙ローラと、 この給紙ローラよりも小さい摩擦係数を有し、前記所定
    部位よりも回転方向側において前記給紙ローラの周面に
    当接するように付勢された板部材と、 を備えたことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記板部材を、前記トレイの端部に支持
    したことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記トレイの端部と前記給紙ローラとの
    間に、当該トレイに収容される最も厚い用紙の肉厚寸法
    以上であって、且つ該肉厚寸法の2倍未満の寸法からな
    る間隙を設けたことを特徴とする請求項2記載の給紙装
    置。
  4. 【請求項4】 装置本体に着脱可能なトレイと、 このトレイ内に収容された用紙を所定の給紙位置と非給
    紙位置とに変位させる可変機構と、 前記給紙位置に変位した用紙の表面に周面の所定部位に
    て接触し、回転に伴ってこの用紙をトレイ外に送出する
    給紙ローラと、 前記用紙の前記給紙位置への変位に伴って前記給紙ロー
    ラの前記所定部位よりも回転方向側においてその周面に
    弾接し、且つ前記非給紙位置への変位に伴って前記周面
    から離間する板部材と、 を有することを特徴とする給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記用紙の前記給紙位置から非給紙位置
    への変位に伴って、前記給紙ローラの周面の前記所定部
    位よりも回転方向側から反回転方向側へ摺動する摺動部
    材を、さらに設けたことを特徴とする請求項4記載の給
    紙装置。
  6. 【請求項6】 印刷前の用紙を供給経路に沿って装置本
    体に供給するとともに、この装置本体で印刷された印刷
    済の用紙を排出経路に沿って所定箇所に排出する給排紙
    装置において、周面の相対向する部位を前記印刷前の用
    紙と前記印刷後の用紙とに接触し、一定方向への回転に
    伴って前記印刷前の用紙を前記装置本体方向に搬送し、
    且つ前記印刷済の用紙を前記所定箇所方向に搬送する給
    排紙ローラを設けたことを特徴とする給排紙装置。
  7. 【請求項7】 正転して前記印刷前の用紙を前記装置本
    体方向に搬送し、反転して前記印刷済の用紙を前記所定
    位置方向に搬送する搬送ローラを有するとともに、この
    搬送ローラを駆動する駆動源と同一の駆動源により、前
    記給排紙ローラを前記一定方向に駆動するギア列を有す
    ることを特徴とする請求項6記載の給排紙装置。
JP8751696A 1996-03-15 1996-03-15 給紙装置及び給排紙装置 Pending JPH09255164A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009063685A1 (ja) * 2007-11-13 2009-05-22 Sharp Kabushiki Kaisha シート分離装置および給紙装置

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