JPH09254706A - 車 両 - Google Patents

車 両

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JPH09254706A
JPH09254706A JP9614096A JP9614096A JPH09254706A JP H09254706 A JPH09254706 A JP H09254706A JP 9614096 A JP9614096 A JP 9614096A JP 9614096 A JP9614096 A JP 9614096A JP H09254706 A JPH09254706 A JP H09254706A
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JP
Japan
Prior art keywords
intermediate floor
vehicle
vehicle body
nap
driver
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JP9614096A
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English (en)
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Hiroshi Mamiya
宏 間宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窮屈することなく十分なかつ快適な睡眠を確
実に得ることができ、しかも、寝不足による交通事故の
防止に極めて役立つ車両を提供することにある。 【解決手段】 車両本体1と荷台2とを備えた車両に於
て、車両本体1の客室部4に設けられた中間床部5にて
車両本体1の屋根部6付近に仮眠室7が形成される。仮
眠室7の昇降口となる開閉蓋11が中間床部5に設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮眠室が車両本体
の客室部に設けられた車両に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、中型・大型のトラックには、運転
席の後方部にベッドスペースが設けられていることがあ
る。また、実公昭63─28672号公報によれば、運
転席及び助手席の上部空間にベッドが組立てられたトラ
ックが開示されている。ちなみに、小型トラックでは、
運転席に横になるしか方法がない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に、大型のトラック
に乗って数日間続けて(例えば、北海道から九州といっ
た)長距離を走行しているドライバー達には、肉体的あ
るいは精神的疲労が激しいために、車内での睡眠が余儀
なく(必然的に)課せられる。しかしながら、中型・大
型トラックの場合、ベッドスペースは狭いために極めて
窮屈であり、その上、エンジンの振動や騒音にて十分な
睡眠が得られない。また、小型トラックの場合も、ベッ
ドのスペースが無く、運転席に横になった時に、ハンド
ル等が身体の一部(具体的には、腕や足等)にぶつかっ
て邪魔となるので、上述と同様に、快適な睡眠が得られ
ない。
【0004】そこで、本発明が上述の欠点を解決すると
共に、窮屈することなく十分なかつ快適な睡眠を確実に
得ることができ、しかも、寝不足による交通事故の防止
に極めて役立つ車両を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両は、車
両本体の客室部に設けられた中間床部にて上記車両本体
の屋根部付近に仮眠室が形成されると共に、該仮眠室の
昇降口となる開閉蓋が上記中間床部に設けられたもので
ある。
【0006】また、車両本体の客室部に中間床部が水平
展開状態・鉛直起立状態に折畳み自在に設けられ、該中
間床部の水平展開状態にて上記車両本体の屋根部付近に
仮眠室が形成されるものである。
【0007】そして、中間床部の水平展開状態が、テン
ション部材にて保持されるように構成されたものであ
る。さらに、車両本体の屋根部が、荷台の上面前縁とほ
ぼ連続状として抵抗減少部とされて、走行状態に於て上
記車両本体の風等から受ける抵抗が減少されるように構
成されたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき本発明を詳説する。
【0009】図1は、本発明の車両を示し、この車両
は、車両本体1と荷台2とを備えている。なお、この荷
台2は、車両本体1の荷台載置部3に固着状に載置され
たり、あるいは、トレーラーのように(図示省略した
が)車両本体1に牽引可能に連結されたりというよう
に、上記車両本体1に様々な方法で取付けられている。
【0010】また、図1の車両に於て、車両本体1の客
室部4には(長手方向に)横幅Wの大きな中間床部5が
設けられている。このため、中間床部5にて、車両本体
1の屋根部6付近には比較的広い空間(スペース)を有
する仮眠室7が形成される。
【0011】そして、(客室部4の)助手席8側の中間
床部5には、梯子9が取付けられている。つまり、梯子
9は、中間床部5の下面に(折畳み・引出し自在に)枢
着された縦部材10,10と、この縦部材10,10から水平展
開可能に枢支された横部材19とから成り、この梯子9
は、不使用時には、中間床部5の下面に当接するように
収納状とされている。
【0012】さらに、上記中間床部5の梯子9付近に
は、開閉蓋11が枢支軸12を介して(上方へ)揺動可能に
設けられている。即ち、この開閉蓋11は、(上記梯子9
にて)仮眠室7への出入りを可能とする昇降口の役割を
する。なお、開閉蓋11は、中間床部5に対してスライド
可能に取付けられるも好ましい。また、(図示省略した
が、)運転席側及び助手席8側の両方に、開閉蓋11と梯
子9等を夫々付設するも、望ましい。
【0013】また、車両本体1の屋根部6は、(図1で
明らかなように)いわば2階建て構造として高さが大き
く、荷台2の上面前縁13とほぼ連続状の抵抗減少部14と
されている。このため、車両の走行状態に於て車両本体
1の風等から受ける抵抗が減少されるので、上記車両を
安全運転することができる。
【0014】次に、本発明の車両の仮眠室7にて仮眠を
とる方法について説明する。仮に、この車両に乗って数
日間続けて長距離走行したとすれば、ドライバーは肉体
的あるいは精神的にもかなりの疲労を感じる。このよう
な場合、図1に示すように、このドライバーは、先ず、
(折畳まれた)梯子9を下方手前側へ引出す。
【0015】次に、開閉蓋11を矢印Aの如く押上げ、梯
子9に足を掛けて昇降口から身体を差入れて、中間床部
5の(開閉蓋11以外の)任意の位置に乗り上がる。そし
て、この開閉蓋11を矢印Bの如く閉めれば良い。
【0016】従って、図2に示すように、(車両本体1
の)客室部4には、屋根部6付近に仮眠室7が形成され
る。そして、この仮眠室7は比較的広い空間を有し、そ
の上、中間床部5の横幅Wは(2人でも寝ることのでき
るぐらい)大きいので、ドライバーは上記仮眠室7にて
十分なしかも快適な仮眠をとることができる。このた
め、長距離を走行して生じた疲れは確実にとれ、ドライ
バーは次の新たな(長距離の)走行に対しても安全運転
することができる。
【0017】また、仮眠室7から出る場合、図1に示す
ように、先ず、開閉蓋11を矢印Aの如く開ける。次に、
このようにして生じた出口から梯子9にて運転席又は助
手席8に降りれば良い。そして、開閉蓋11を矢印Bの如
く閉めると共に、縦部材10,10を中間床部5の下面に当
接するまで持ち上げて梯子9を上方に折畳み収納すれば
良い。
【0018】そして、実施の他の形態として、図3に示
すように、車両本体1の客室部4に中間床部5が、水平
展開状態・鉛直起立状態に折畳み自在に設けられてい
る。即ち、現行のトラック等の客室の天井の高さよりも
約20cm〜50cm程度高く天井を上方側へ設置して、中間床
部5を付設する。この中間床部5は、第1床部5aと第
2床部5bとから成る。この第1床部5aの基端は、客
室部4の運転席16(及び助手席8)の後方にある後壁部
15に枢結具17にて固着されている。そして、第1床部5
aの先端に枢支軸12を有すると共に、第2床部5bの基
端にも枢支軸12を有しており、これらの枢支軸12,12が
夫々リング20で連結状とされている。
【0019】次に、この車両の仮眠室7にて仮眠をとる
方法について説明する。先ず、図3に示すように、ドラ
イバーは、運転席16(及び助手席8)を矢印Dの如く倒
し、(折畳まれた)中間床部5───即ち、第1床部5
aと第2床部5b───を矢印Cの如く手前側へ引出
す。
【0020】次に、水平展開状態にした中間床部5に
て、図4に示すように、(車両本体1の)客室部4に
は、屋根部6付近に仮眠室7が形成される。また、この
中間床部5は、客室部4の後壁部15や抵抗減少部14の内
面等に取付けられた(例えば、チェーン等の)テンショ
ン部材18を連結すれば良い(なお、このテンション部材
18は、1本乃至2本以上使用される)。
【0021】また、図5に示すように、テンション部材
18としてワイヤやロープ等が用いられるも好ましい。こ
のため、上記中間床部5の水平展開状態は、常時確実に
保持される。そして、ドライバーは、上述の如く形成さ
れた仮眠室7にて快適に仮眠をとることができる。
【0022】また、仮眠室7から降りた後は、テンショ
ン部材18を取外して、第1床部5aと第2床部5bとを
奥方へ一緒に(同時に)折畳めば良い。なお、中間床部
5は、3枚以上の複数枚の床部が組み合わされたもので
あっても良く、あるいは、図6に示すように車両側方か
ら見て1枚から成るものであっても(この場合、車両前
方から見て2〜4枚とする)好ましい。また、図1〜図
6では、荷台(アルミバン等)のある場合について説明
したが、本発明ではこれに限定されず、平ボディ・ダン
プトラック・トレーラー・生コン車・タンクローリ等の
各種の特殊車両等にも応用自由である。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述の構成により次のような著
大な効果を奏する。
【0024】(請求項1によれば、)密閉された広い空
間(スペース)の仮眠室7が簡単に作られ、かつ、エン
ジンから遠いため静かで振動の少ない快適な空間が生ま
れる。さらに、開閉蓋11の開閉によって、(雨の日で
も)客室部4から簡単に出入りができる。この仮眠室7
にて、ドライバーは快適な睡眠をとることが可能とな
る。このため、長距離を走行して生じた肉体的あるいは
精神的な疲れが十分にとれるので、交通事故を確実に防
止することができる。
【0025】そして、上記仮眠室7は車両本体1の屋根
部6に形成されるので、仮眠中、ドライバーの寝姿が外
部から見えない。従って、ドライバーは人目を気にする
ことなく、自分の寝やすいスタイルで思う存分仮眠をと
ることができる。
【0026】(請求項2によれば、)中間床部5は、不
使用時には鉛直起立状態に折畳まれているので、運転中
は決して邪魔にならない。また、上記中間床部5を水平
展開状態に(手前側に)引出すだけで、広い仮眠室7を
容易に設けることができる。従って、この仮眠室7に
て、ドライバーは十分な睡眠をとることが可能となる。
さらに、長距離走行により生じた肉体的あるいは精神的
な疲れが十分にとれるので、次の新たな長距離も安全運
転で走行することができる。
【0027】また、上記仮眠室7は車両本体1の屋根部
6に形成されるので、仮眠中、ドライバーの寝姿が外部
から見えない。従って、ドライバーは人目を気にするこ
となく、自分の寝やすいスタイルで自由に仮眠をとるこ
とができるので、一層確実に疲れをとることが可能とな
る。特に、客室部4から外へ出ないで容易に仮眠室へ出
入りできて至便である。また、エンジンから遠いので仮
眠室は静かで振動が少ない。
【0028】(請求項3によれば、)テンション部材18
にて中間床部5の水平展開状態が確実に保持されている
ために、仮に、ドライバーが仮眠中に中間床部5の上面
を寝返りをうったり等して動き回ったりしたとしても、
中間床部5がこの水平展開状態より下方に垂れ下がる心
配はない。このため、ドライバーは、この中間床部5の
状態を気にすることなく安心して十分な睡眠をとること
ができる。
【0029】(請求項4によれば、)車両走行中、抵抗
減少部14にて、車両本体1の空気抵抗は減少される。従
って、この車両本体1はローリングやヨーイング等の揺
れを受けないために、この車両を(スピードに関係な
く)常時同じ状態で安全に運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す側面図である。
【図2】仮眠状態を示す簡略説明図である。
【図3】本発明の実施の他の形態を示す側面図である。
【図4】中間床部の水平展開状態を示す簡略説明図であ
る。
【図5】他の中間床部の水平展開状態を示す簡略説明図
である。
【図6】さらに他の中間床部の水平展開状態を示す簡略
説明図である。
【符号の説明】
1 車両本体 2 荷台 4 客室部 5 中間床部 6 屋根部 7 仮眠室 11 開閉蓋 13 上面前縁 14 抵抗減少部 18 テンション部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体1の客室部4に設けられた中間
    床部5にて上記車両本体1の屋根部6付近に仮眠室7が
    形成されると共に、該仮眠室7の昇降口となる開閉蓋11
    が上記中間床部5に設けられたことを特徴とする車両。
  2. 【請求項2】 車両本体1の客室部4に中間床部5が水
    平展開状態・鉛直起立状態に折畳み自在に設けられ、該
    中間床部5の水平展開状態にて上記車両本体1の屋根部
    6付近に仮眠室7が形成されることを特徴とする車両。
  3. 【請求項3】 中間床部5の水平展開状態が、テンショ
    ン部材18にて保持されるように構成された請求項2記載
    の車両。
  4. 【請求項4】 車両本体1の屋根部6が、荷台2の上面
    前縁13とほぼ連続状として抵抗減少部14とされて、走行
    状態に於て上記車両本体1の風等から受ける抵抗が減少
    されるように構成された請求項1,2又は3記載の車
    両。
JP9614096A 1996-03-25 1996-03-25 車 両 Pending JPH09254706A (ja)

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JP9614096A JPH09254706A (ja) 1996-03-25 1996-03-25 車 両

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101285703B1 (ko) * 2012-11-28 2013-07-17 정천섭 휴식공간이 구비된 차량

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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