JPH09254636A - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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JPH09254636A
JPH09254636A JP6588996A JP6588996A JPH09254636A JP H09254636 A JPH09254636 A JP H09254636A JP 6588996 A JP6588996 A JP 6588996A JP 6588996 A JP6588996 A JP 6588996A JP H09254636 A JPH09254636 A JP H09254636A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粘性流体の剪断熱を利用した車両用暖房装置に
おいて、ロータを回転させたまま粘性流体を発熱室に対
し出入れして、電磁クラッチのような重量大型部品を排
除し、省電力化を期す。 【解決手段】暖房用温水加熱器23は、粘性流体が導入
される発熱室30と、発熱室内に収納され発熱室30の
内壁とラビリンス溝を形成して粘性流体に剪断熱を誘起
するロータ31と、発熱室30を外套し暖房用温水回路
13の一部となる受熱室32と、暖房用温水加熱器23
を作動させない時に発熱室30からの粘性流体を蓄える
リザーバタンク34とで構成され、リザーバタンク34
は発熱室30より上側に設置され、かつ、リザーバタン
ク34と発熱室30との間の流体通路35には、制御装
置37からの駆動信号37aによって制御される弁手
段、例えばソレノイド弁36を介装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房用温水回路に
循環させる作動流体を加熱して暖房を行う車両用暖房装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷間始動時や寒冷地通常走行時等に暖房
用温水回路中のエンジンの冷却水が十分に温まっていな
い時の暖房能力を向上する車両用暖房装置として、従来
より粘性流体の剪断熱を利用した熱発生器とエンジンの
冷却水とで熱交換を行って冷却水温度を急激に高める暖
房用温水加熱器が提案されている。
【0003】上記暖房用温水加熱器は、エンジンに連動
して回転するシャフトと、該シャフトを回転自在に支承
しエンジンに配設された第1ハウジングと、該第1ハウ
ジングの内部に形成された発熱室と、上記シャフトの一
端に固定され上記発熱室内に配設されたロータと、上記
第1ハウジングを外包し上記発熱室と連通しない冷却水
通路を形成する第2ハウジングとを有し、上記発熱室を
形成する第1ハウジングの内壁と上記ロータの周壁との
隙間をラビリンス溝として該発熱室に粘性流体を封入し
たものである。
【0004】このような暖房用温水加熱器によれば、冷
間始動時や寒冷地通常走行時等に、エンジンの回転を伝
達するベルト或いは専用の回転アクチュエータによりロ
ータを駆動することで、ラビリンス溝内の粘性流体を発
熱させ、これによる発熱室の熱が第1ハウジングを介し
て冷却水通路の冷却水に伝導して、エンジンの燃焼熱に
よる加熱速度以上に冷却水を温水化して、車室暖房を急
速に行ったり、エンジンの燃焼熱による暖房を補助す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記暖房用温
水加熱器は、車室温度が十分に高くなると、発熱動作を
停止させるべくロータの回転を停止する必要がある。こ
のため、従来の車両用暖房装置では、特開平2−254
010号公報に代表されるように、電磁クラッチを用
い、ベルト駆動される(エンジンに連動して回転する)
シャフトとプーリとを断続するようにしているが、近年
のエンジン周辺やエンジンルーム内における部品の集約
化、車体重量の軽量化を考慮すると、電磁クラッチの占
有積や重量が問題となるとともに、電磁クラッチを駆動
する交流発電機の出力増加による体格アップやバッテリ
の大型化が問題となる。
【0006】本発明は、粘性流体のリザーバタンクを設
け、このリザーバタンクと暖房用温水加熱器との間の粘
性流体の出入れを簡単な手法で制御することにより、電
磁クラッチを用いることなく、車室温度が十分に高くな
った時の発熱動作の停止を行い得るようにした車両用暖
房装置を提供することを解決すべき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した請求
項1の発明の要旨は、(a)粘性流体が導入される発熱
室、上記粘性流体に剪断熱を発生させるように上記発熱
室の内壁とラビリンス溝を形成して回転するロータ及び
上記発熱室と熱交換可能に配設された受熱室を構成して
なる暖房用温水加熱器と、(b)該暖房用温水加熱器の
上記受熱室を作動流体路の一部とする暖房用温水回路
と、(c)該暖房用温水回路に配設され、上記受熱室を
流れて加熱された作動流体の熱を放熱し車室に放出する
ヒータ放熱器と、(d)上記発熱室との重力の位置関係
及び上記ロータの回転による遠心力によって上記粘性流
体を連通路を介して上記発熱室との間で相互に授受する
リザーバタンクと、(e)上記連通路に配設され、上記
粘性流体が上記発熱室に移動した状態と上記リザーバタ
ンクに移動した状態とを暖房効果の進行程度に応じて決
定する弁手段とを具備したことにある。
【0008】請求項1に従属する請求項2の発明の要旨
は、上記弁手段が、始動後、前記暖房用温水回路の作動
流体温度が所定値未満の場合、前記粘性流体が前記発熱
室に移動した状態を維持すべく前記連通路を閉じ、前記
暖房用温水回路の作動流体温度が所定値以上となった時
に、前記粘性流体をリザーバタンクに移動させるべく前
記連通路を開くように構成されたことにある。
【0009】請求項1に従属する請求項3の発明の要旨
は、上記連通路が、上記リザーバタンクの粘性流体側と
上記発熱室とを連通する通路と、上記リザーバタンクの
エア室側と上記発熱室とを連通する通路とを有すること
にある。ここで、暖房用温水加熱器の発熱室とリザーバ
タンクとの重力の位置関係は、リザーバタンクから発熱
室に重力の法則で自然に粘性流体が移動する位置関係と
する。
【0010】また、粘性流体は、潤滑油としてのシリコ
ン油が好ましい。シリコン油の粘性係数は予め任意に変
更することができ、発熱能力を設定することができる。
請求項1及び請求項2の発明の暖房用温水加熱器におい
て、発熱室に導入された粘性流体は、発熱室の内壁とロ
ータとの間に形成されたラビリンス溝にも移動し、この
ラビリンス溝に挟まれた粘性流体にはロータの回転数に
比例した剪断力が加わる。このため、ラビリンス溝内の
粘性流体は、内部エネルギーの増加及び摩擦により発熱
する。そして、上記粘性流体に発生した剪断熱は、受熱
室に移動する。受熱室は、暖房用温水回路の一部となっ
ており、作動流体が粘性流体によって加熱されることに
なる。従って、加熱された作動流体がヒータ放熱器を発
熱させて車室暖房用の暖気が得られる。
【0011】弁手段は、ロータが回転している状態(エ
ンジンの稼働中)で、粘性流体が発熱室に移動した状態
からリザーバタンクに移動した状態へと、暖房効果の進
行程度に応じて連通路の開閉を制御することにより切替
えるためのものである。即ち、暖房用温水加熱器の発熱
室とリザーバタンクとは、リザーバタンクが発熱室の上
側、換言すれば発熱室内のロータより外周に位置してお
り、ロータが停止した状態では、粘性流体は重力によっ
て発熱室に移動し、ロータが回転した状態では、粘性流
体に遠心力が働いてリザーバタンクに移動する。そこ
で、暖房用温水加熱器を動作させてから、十分な暖房効
果が得られるまで発熱室内に粘性流体が導入された状態
を維持するため、弁手段を閉じて連通路を閉状態とし、
剪断熱の発生を促す。その後、暖房用温水加熱器による
暖房が不要となった時に、弁手段を開いて連通路を開状
態とし、遠心力によって粘性流体が発熱室からリザーバ
タンクに移動させれば、発熱室から受熱室への熱の伝導
がなくなり、暖房用温水加熱器による暖房は停止する。
暖房用温水加熱器による暖房が停止しても、エンジンの
燃焼熱による暖房作用は持続する。
【0012】請求項3の発明において連通路は、単にリ
ザーバタンクと受熱室とを連通しているものではなく、
上記連通路が、上記リザーバタンクの粘性流体側と上記
発熱室とを連通する通路と、上記リザーバタンクのエア
室側と上記発熱室とを連通する通路とを有するので、遠
心力によって発熱室からリザーバタンクへ移動する粘性
流体は、抵抗の少ないエア室側と上記発熱室とを連通し
た通路を通る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の車両用暖房装置は、図1
に示す一実施形態のように、水冷式エンジン11におけ
る冷却水回路12に暖房用温水回路13を接続した車両
に適用し、暖房用温水回路13の作動流体は、冷却水回
路12の冷却水を共用している。即ち、冷却水回路12
は、クーリングファン14と共にベルト15によって駆
動されるウォータポンプ16及びラジエータ17を有
し、ラジエータ17とエンジン11との間を冷却前管1
8で接続し、ラジエータ17とウォータポンプ16との
間を戻り管19で接続し、更に、冷却前管18の途中に
配設されたサーモスタット弁20と戻り管19との間を
バイパス管21によって接続している。サーモスタット
弁20は、冷却水の水温が低い場合、冷却水をバイパス
管21側に流し、冷却水の水温が高い場合、ラジエータ
17に冷却水を流す。
【0014】暖房用温水回路13は、ヒータ放熱器22
及び暖房用温水加熱器23を有し、エンジン11と暖房
用温水加熱器23との間を、ヒータバルブ24をもち、
かつ冷却水の温度センサ25が取付けられた導出管26
で接続し、暖房用温水加熱器23とヒータ放熱器22と
の間を中間管27で接続し、ヒータ放熱器22を経た冷
却水を接続用管28を介して戻り管19の冷却水に合流
させている。ヒータ放熱器22は、送風ファン29の送
風の下で外気に熱を放出するものであり、その外気が車
室内に導風される。
【0015】さて、暖房用温水加熱器23は、粘性流体
が導入される発熱室30と、該発熱室内に収納され発熱
室30の内壁とラビリンス溝を形成して粘性流体に剪断
熱を誘起すべく回転するロータ31と、該発熱室30を
外套し暖房用温水回路13の一部となるウォータジャケ
ットとしての受熱室32と、暖房用温水加熱器23を作
動させない時に発熱室30からの粘性流体を蓄えるリザ
ーバタンク34とを主体に構成され、リザーバタンク3
4は発熱室30より上側に設置され、かつ、リザーバタ
ンク34と発熱室30との間の流体通路35(以下、連
通路という)には、制御装置37からの駆動信号37a
によって制御される弁手段、例えばソレノイド弁36が
介装されている。
【0016】上記制御装置は、ソレノイド弁36の開閉
を、上記温度センサ25の検出信号25aに基づいて決
定するとともに、車室内のヒータスイッチ(図示略)の
操作指令を受けて上記導出管26を開状態とする駆動信
号37bをヒータバルブ24に出力している。上記暖房
用温水加熱器23の具体例は、図2に示すように、エン
ジンへの取付用部41aをもつ半割のベースハウジング
41と、導出管26への継手部42a及び中間管27へ
の継手部42bをもつ片側ハウジング42とを共締めし
て、上側にリザーバタンク34、外周に受熱室32及び
内周に発熱室30を形成し、両ハウジング41、42に
ベアリング43を介して支承されたシャフト44にロー
タ31を締着して該ロータ31が発熱室30内で回転す
るように構成されている。ロータ31の外周部は、両ハ
ウジング41、42の対応する外周内壁とでラビリンス
溝45が形成される。そして、リザーバタンク34と発
熱室30とは、連通路35で連通されている。連通路3
5は、一端がラビリンス溝45が形成されない発熱室3
0の中心部に開口し、他端は、リザーバタンク34のエ
ア室34aへ開口した通路35aと、粘性流体側へ開口
する通路35bに分岐されている。
【0017】なお、上記シャフト44にはベルトが掛止
されるプーリ46が装着される。上記連通路35には、
通路35aと通路35bを同時に開閉する3ポートノー
マルオープン形のソレノイド弁36が配設されている。
即ち、ソレノイド弁36は、ソレノイド361が非通電
の状態において、弁体363と係合したプランジャ36
4をコイルばね362により押込んで3ポートを開放状
態とし、通電状態において、プランジャ364を吸引し
て弁体363をコイルばね362の力に抗して押出し、
3ポートを閉塞状態とする。入力ポート36aは連通路
46の一端側と連通され、一方の出力ポート36bはエ
ア室側へ開口した通路46aと連通され、他方の出力ポ
ート36cは粘性流体側へ開口した通路46bと連通さ
れている。
【0018】以上の構成において、エンジン11が始動
され、運転者の操作によりヒートスイッチが押される
と、制御装置37は、駆動信号37bをヒータバルブ2
4に送出してヒータバルブ24を開く。このため冷却水
は暖房用温水回路13の導出管26に流出する。導出管
26に流出した冷却水は、ウォータポンプ16の作用に
より、温度センサ25、暖房用温水加熱器23の受熱室
32、中間管27、ヒータ放熱器22及び接続用管28
を通って戻り管19に合流し、更にウォータポンプ16
に吸引されて、エンジン11を還流する。
【0019】一方、エンジン11が始動されると、発熱
室30内のロータ31が回転する。発熱室30には、ソ
レノイド弁36がオープンのため、始動前に粘性流体が
重力によって導入されており、回転したロータ31によ
って粘性流体には遠心力が働く。ここで、温度センサ2
5の検出信号25aが所定値未満であると、制御装置3
7は、暖房用温水加熱器23による暖房を実行するた
め、駆動信号37aを発してソレノイド弁36を通電
し、通路35a、35bを閉じる。これにより粘性流体
は発熱室32内に止まり、剪断熱を発生する。発生した
剪断熱は、受熱室32を流れる冷却水を加熱し、その加
熱された冷却水でヒータ放熱器22が発熱して、送風フ
ァン29の送風の下で外気に熱が放出される。こうし
て、エンジン11が始動された時、冷却水温度が所定値
未満の寒冷時には、暖房用温水加熱器23による暖房が
行われ、車室内を急激に暖房することができる。
【0020】次に、冷却水温度が所定値以上になると、
制御装置37は、暖房用温水加熱器23による暖房が不
要と判定して、ソレノイド弁36への駆動信号37aの
送出を断ち、通路3a、35bを同時に開状態とする。
通路35a、35bが連通路35として開くと、粘性流
体は遠心力によってリザーバタンク34に移動し、ロー
タ31の回転にかかわらず、暖房用温水加熱器23は発
熱動作をしなくなる。よって、粘性流体がリザーバタン
ク34に移動した後は、エンジン11の燃焼熱による暖
房が行われることになる。
【0021】このように本実施形態においては、ロータ
31を回転させたまま暖房用温水加熱器23の発熱動作
を停止させているので、ロータ31とプーリ46とを断
続する電磁クラッチが不要となり、エンジン周辺の簡潔
化と車体重量の軽量化に寄与するものである。また、ソ
レノイド弁36は、コイルばね362の力に抗する駆動
力をもてばよく、弁体363が移動するときも大きな抵
抗がかからないので、電磁クラッチに比べ小さな電力で
動作し得、交流発電機やバッテリを大型化させるもので
はない。
【0022】他の実施形態として、リザーバタンク34
と発熱室30の位置関係は、必ずしもリザーバタンク3
4を上側にすることなく、図3に示すように、車両に設
置したとき発熱室30の底面が位置する高さに、リザー
バタンク34の底面の高さが一致するようにしてもよ
い。この場合、リザーバタンク34の容積は、一実施形
態のように完全に高い位置とする場合より大きくする必
要がある。エンジン始動時に粘性流体が発熱室30内に
満たされていなければならず、そのためには、発熱室3
0とリザーバタンク34の両方に粘性流体を満たす必要
がある。そして、遠心力で粘性流体がリザーバタンク3
4に移動するときは、発熱室30の容積分の粘性流体が
リザーバタンク34に移動するからである。
【0023】また、ロータ31の駆動源は、ベルト駆動
に限定せず、専用の回転アクチュエータであってもかま
わない。また、本発明は、空冷式エンジンへの適用を妨
げない。更に、一実施形態では、温度センサの検出信号
に基づいて弁手段を作動させているが、マニュアルスイ
ッチによって作動させるようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように請求項1〜3の発明
を含む本発明の車両用暖房装置によれば、粘性流体を重
力の位置関係と遠心力とによって発熱室との間で授受す
るリザーバタンクを設け、ロータを回転した状態で暖房
用温水加熱器の発熱動作と発熱阻止状態とに切替えるこ
とができるようにしたので、ロータとその駆動源とを断
続する電磁クラッチが不要となり、エンジン周辺の簡潔
化と車体重量の軽量化に寄与する。
【0025】また、十分な暖房効果が得られるまで発熱
室内に粘性流体か導入された状態を維持すべく連通路を
閉状態とする弁手段の駆動力は、上記電磁クラッチに比
べ小さいため、交流発電機の出力増加やバッテリの大型
化を伴わず、車両の省電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用暖房装置の構
成図である。
【図2】上記一実施形態に用いた暖房用温水加熱器の一
例を示す断面図である。
【図3】他の実施形態に係る暖房用温水加熱器の概略図
である。
【符号の説明】
11はエンジン、12は冷却水回路、13は暖房用温水
回路、16はウォータポンプ、22はヒータ放熱器、2
3は暖房用温水加熱器、24はヒータハルブ、25は温
度センサ、29は送風ファン、30は発熱室、31はロ
ータ、32は受熱室、34はりザーバタンク、35は連
通路、36はソレノイド弁(弁手段)、45はラビリン
ス溝であり、各図において同一又は同等の要素には共通
の符号を付す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘性流体が導入される発熱室、前記粘性流
    体に剪断熱を発生させるように前記発熱室の内壁とラビ
    リンス溝を形成して回転するロータ及び前記発熱室と熱
    交換可能に配設された受熱室を構成してなる暖房用温水
    加熱器と、該暖房用温水加熱器の前記受熱室を作動流体
    路の一部とする暖房用温水回路と、 該暖房用温水回路に配設され、前記受熱室を流れて加熱
    された作動流体の熱を放熱し車室に放出するヒータ放熱
    器と、 前記発熱室との重力の位置関係及び前記ロータの回転に
    よる遠心力によって前記粘性流体を連通路を介して前記
    発熱室との間で相互に授受するリザーバタンクと、 前記連通路に配設され、前記粘性流体が前記発熱室に移
    動した状態と前記リザーバタンクに移動した状態とを暖
    房効果の進行程度に応じて決定する弁手段とを具備した
    ことを特徴とする車両用暖房装置。
  2. 【請求項2】前記弁手段は、始動後、前記暖房用温水回
    路の作動流体温度が所定値未満の場合、前記粘性流体が
    前記発熱室に移動した状態を維持すべく前記連通路を閉
    じ、前記暖房用温水回路の作動流体温度が所定値以上と
    なった時に、前記粘性流体をリザーバタンクに移動させ
    るべく前記連通路を開くことを特徴とする請求項1記載
    の車両用暖房装置。
  3. 【請求項3】前記連通路は、前記リザーバタンクの粘性
    流体側と前記発熱室とを連通する通路と、前記リザーバ
    タンクのエア室側と前記発熱室とを連通する通路とを有
    することを特徴とする請求項1記載の車両用暖房装置。
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