JPH09253527A - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JPH09253527A
JPH09253527A JP9044096A JP9044096A JPH09253527A JP H09253527 A JPH09253527 A JP H09253527A JP 9044096 A JP9044096 A JP 9044096A JP 9044096 A JP9044096 A JP 9044096A JP H09253527 A JPH09253527 A JP H09253527A
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air
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discharge electrode
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Toshio Wakamatsu
俊男 若松
Hiroshi Wakamatsu
博司 若松
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TERUMO KOGYO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03CMAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03C2201/00Details of magnetic or electrostatic separation
    • B03C2201/14Details of magnetic or electrostatic separation the gas being moved electro-kinetically

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コスト・小型軽量でありながら有害ガスを
簡単に除去できるようにする。 【構成】 空気中に含まれる除去すべき有害ガスの種類
に応じた触媒を含有させた多孔質体から構成されたハニ
カム状電極10と、この電極に対向配置された放電電極
20と、有害ガスをハニカム状電極に吸着させ分解させ
るに必要な電圧をハニカム状電極10と放電電極20と
の間に与える電源30と、外の空気を取り込むとともに
両電極間に生じるコロナ放電に伴って生成されるイオン
風Aを外に出すための通気口411、412が形成され
たハウジングケース40と、通気口412に設けられた
除塵用のフィルタ50とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は空気中に含まれる塵
埃を単に除去回収するだけでなく、有害ガスを除去・分
解が可能な空気清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気清浄装置の従来例として本願出願人
が提案した電子式気体清浄装置(特開昭63-59963号公
報)がある。これは、白金含浸ハニカム状セラミックス
電極と放電電極との間に所定の直流電圧を印加して両電
極の間にコロナ放電に生じさせ、イオン化された空気分
子を放電電極側から白金含浸ハニカム状セラミックス電
極側に引き寄せ、空気に含まれる塵埃等を白金含浸ハニ
カム状セラミックス電極に静電吸着させる基本構成とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成だけでは、空気に含まれる有害ガスを除去する
ことは到底不可能である。なぜなら、有害ガスを分解す
るには相当大きなエネルギーを必要とするものの、これ
に見合った高電圧を両電極に印加するようにすると、火
花放電やスパッタ等の問題が生じ、装置としての機能を
最早発揮できなくなるからである。
【0004】空気に含まれる有害ガス、特に自動車から
排出される排ガスが人体に悪影響を及ぼすことは周知で
ある。このような有害ガスによる空気の汚れは屋外だけ
の問題のように思えるが、実はそうではない。京都市衛
生公害研究所の調べでは、窓を閉め切った部屋で石油ス
トーブ等燃焼型の暖房器具を短時間使用しただけで、N
2 濃度は国の環境基準を遙かに越え、幹線道路周辺を
上回るとの報告がある(毎日新聞:平成4年12月16
日発行)。もっとも、この種の有害ガスを除去する装置
は既に存在するものの、大型で非常に価格が高いことか
ら一般向きではない。
【0005】また、メンテナンスが非常に行い難い構造
となっているため、ユーザ側で簡単に掃除等を行うこと
はできず、業者に任まねばならず、メンテナンス費用が
高くつくという欠点がある。しかもフィルタについては
雑菌が繁殖し易く、これを放置しておくと、悪臭がした
り衛生上も良くない。
【0006】本発明は上記した背景の下で創作されたも
のであって、その目的とするところは、低価格、小型軽
量でありながら有害ガスを除去することができ、メンテ
ナンスも行い易い空気清浄装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明の空気清浄装置は、空気中に含まれる除
去すべき有害ガスの種類に応じた触媒を含有させた多孔
質体から構成されたハニカム状電極と、当該電極に対向
配置された放電電極と、前記有害ガスをハニカム状電極
に吸着させ分解させるに必要な電圧をハニカム状電極と
放電電極との間に与える電源と、両電極間に生じるコロ
ナ放電に伴って生成されるイオン風を外に出すための排
気口が形成されたハウジングケースと、排気口に設けら
れたフィルタとを備えた構成とする。
【0008】上記のような構成によると、電源により生
成された電圧がハニカム状電極と放電電極との間に印加
され、両電極間にコロナ放電が発生する。これにより両
電極の周りの空気に含まれる有害ガス分子がプラズマ化
する。イオン化有害ガス分子は両電極間の電界により放
電電極側からハニカム状電極側に引き寄せられ、上記電
界に基づく高レベルの運動エネルギーを保有しつつ、中
性有害ガス分子とともに、ハニカム状電極の面上に形成
された複数のセル(開口穴)に入り込む。イオン化有害
ガス分子の一部はセルの内壁面等に静電吸着され、ハニ
カム状電極の電荷を受けて中性化される。空気に含まれ
る塵埃も静電吸着により回収される。
【0009】中性有害ガス分子、イオン化有害ガス分子
同士が互いに衝突し、この衝突が繰り返し行われる結
果、空気等の対流が発生する(この対流をイオン風と称
する)。イオン風は放電電極からハニカム状電極へと流
れ、セルを通過し、ハウジングケースの排出口を介して
外に出る。この流れに含まれる塵埃は排出口に設けられ
たフィルタにより回収される。
【0010】有害ガス分子はセルを通る過程でハニカム
状電極の触媒作用を受けて酸化・還元され、その結果、
有害ガスが分解される。これが繰り返し行われると、空
気に含まれる有害ガスの濃度が徐々に低下し、その有害
ガスが除去される。
【0011】望ましくは、ハニカム状電極及び/又は放
電電極を取り付けるためのベースブロックがハウジング
ケースに着脱自在に設けるようにすることが好ましい。
また、フィルタがハウジングケースの通気口に着脱自在
に設けられていることが好ましい。更に、ハウジングケ
ースは、電源を収納するケース本体と、排気口が形成さ
れており且つケース本体に着脱自在に設けられたカバー
とから構成されていることが好ましい。
【0012】この構成によると、カバーやベースブロッ
クをケース本体から取り外すことができ、フィルタ、電
極等のメンテナンスが行い易くなる。
【0013】望ましくは、ハウジングケースの排気口が
ハニカム状電極又は放電電極に対向した位置に形成され
ており、且つ当該排気口に設けたフィルタは、ハニカム
状電極又は放電電極に対向する側に形成された誘電体部
と、ハニカム状電極又は放電電極とは反対の側に形成さ
れた電極部とから構成されていることが好ましい。具体
的には、誘電体部としての絶縁性メッシュの片面に電極
部としての金属をスパッタしてフィルタを作成するよう
にする。
【0014】この構成によると、ハニカム状電極等と電
極部とでコンデンサが構成されることになり、電源に何
ら接続することなく、ハニカム状電極等上の電荷とは反
対極性の電荷が静電誘導現象により電極部上に発生し電
圧が誘起される。このことから、空気に含まれる塵埃が
静電吸着によりフィルタに回収される。電極部の材質如
何によっては触媒作用の効果を期待でき、有害ガス分子
の一部が上記と同様に分解される。
【0015】望ましくは、ハウジングケースの外面に壁
に掛けるための係止手段を設けるような構成とするのが
好ましい。
【0016】この構成によると、障害物の比較的少ない
壁に掛けることができ、イオン風を壁に沿って部屋全体
に循環させることができる。
【0017】望ましくは、電源にて生成される電圧がハ
ニカム状電極と放電電極との間の火花放電電圧より小さ
く且つコロナ放電の上限値近傍に設定した構成とするの
が好ましい。
【0018】この構成によると、ハニカム状電極と放電
電極との間で火花放電が生じる虞れがなく、有害ガスを
分解させるに必要なエネルギーを最大限に高くできる。
【0019】望ましくは、放電電極をスパイラル状に形
成した構成とするのが好ましい。
【0020】この構成によると、ハニカム状電極と放電
電極との間で形成される電界分布が電線の長さ方向に均
一となり、たとえハニカム状電極と放電電極との間に火
花放電電圧に近い電圧を印加したとしても、火花放電が
生じることを完全に防止できる。また、電線を組成する
金属がスパッタされ、ハニカム状電極等に付着するとい
うことも防止される。
【0021】望ましくは、ハニカム状電極は、空気中に
含まれる除去すべき複数の有害ガスの種類に応じた複数
の触媒を多孔質体に多層に順次含有せしめて構成されて
いることが好ましい。また、除去すべき有害ガスの種類
に応じて用いる触媒を変えたハニカム状電極を複数連結
した構成とすることが好ましい。
【0022】この構成によると、何れの場合も、空気に
含まれる複数種の有害ガスを分解することが可能とな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は空気清浄装置の一部切欠斜
視図、図2(a) (b) はハニカム状電極及び放電電極が取
り付けられたベースブロックの側面図、正面図、図2は
同装置を背面側から見た斜視図、図3は同装置の分解斜
視図である。
【0024】ここに例を掲げて説明する空気清浄装置
は、部屋の空気に含まれる塵埃を単に除去するだけでな
く、人体に悪影響を及ぼす有害ガス(ここでは主として
NOX,NO2,NO等)を除去・分解する機能を備えた装
置であり、図1に示すような基本構成となっている。即
ち、空気中に含まれる除去すべき有害ガスの種類に応じ
た触媒を含有させた多孔質体から構成されたハニカム状
電極10と、この電極に対向配置された放電電極20
と、有害ガスをハニカム状電極10に吸着させ分解させ
るに必要な電圧をハニカム状電極10と放電電極20との間
に与える電源30と、両電極間に生じるコロナ放電に伴
って生成されるイオン風Aを外に出すための排気口41
1と外の空気を取り込むための通気口412とが形成さ
れた樹脂製のハウジングケース40と、排気口412の
内側に設けられたフィルタ50(図1中点線で示してい
る)とから構成されている。
【0025】ハニカム状電極10については、多孔質コ
ージェライト等の板材の表面に複数のセル11を形成
し、上記有害ガスを除去するに適した白金又はパラジウ
ムの触媒を含有させ、その全面をスパッタ等により電極
処理したものを用いている。
【0026】ハニカム状電極10の材質は使用環境に応
じた耐久度を有するものを適宜選択すると良い。例え
ば、多孔質コージェライト以外の材質として表1に掲げ
るようなものがある。
【0027】
【表1】
【0028】ハニカム状電極10に触媒を含有させるに
は、言い換えると、ハニカム状電極10の母材に触媒を
担持(荷担保持)させるには、金属単体、金属酸化物又
はそれらの混合物の微粒子(10Å〜10μm 程度) を分散
させて固着させるようにすると良い。微粒子を用いる
と、担体の比表面積を増加し反応面積が拡張するからで
ある。また、担体の比表面積を増加させる目的で、微細
な孔から構成された多孔質( ポーラス) 体をハニカム状
電極10の母材として用いている。立孔、連結孔又は貫
通孔で構成された多孔質体のものを用いても良い。
【0029】ハニカム状電極10に含有させる触媒は上
記したように除去すべき有毒ガスの種類に応じて変更す
る。担持触媒の種類と有害ガスの種類との最も望ましい
組み合わせは表2、3に示す通りである。分解後のガス
の種類についても併せて示している。
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】ハニカム状電極10の大きさは縦30m
m、横85mm、厚み10mmとなっている。セル(開
口穴)11の開口形状は六角(蜂の巣状)にされている
が、四角、円、楕円等であってもかまわない。また、セ
ル密度は100〜200個/inch2 程度であり、開口率
(セル開口面積/ハニカム面積×100)は50〜80
%程度にされている。これらのハニカム状電極10に関
する設定値は必要とする有害ガスの分解処理能力に応じ
て適宜決定すれば良い。
【0033】ハニカム状電極10及び放電電極20は図
2に示すように電極取付用ブロック43の表面上に取り
付けられている。この電極取付用ブロック43はハニカ
ム状電極10等をハウジングケース40に着脱自在にする
ために設けられており、ここではハニカム状電極10等を
取り付けるに適した樹脂製の板が使用されている。
【0034】電極取付用ブロック43の表面上にはハニ
カム状電極10を着脱自在にするために電極支持台43
1、電極クランプ432が形成されている。これらは、
電極板11を押さえる押さえ板433を含めて何れも樹
脂製である。即ち、電極支持台431上にハニカム状電
極10を置き、その両側を電極クランプ432でクラン
プし、押さえ板433を電極支持台431に対してネジ
止めすると、これらの部材によりハニカム状電極10が
位置決め固定され、電極取付用ブロック43に取り付け
られる。取り外すときには、この逆の作業を行えば良
い。
【0035】電極板11は電極クランプ432と電極支
持台431との間に挟まれた鉄板等であって、その一部
がイオン引き出し用電極12及びスライドコンタクト電
極13として構成されている。イオン引き出し用電極1
2は三角状電極が5個連なった構成となっており、ハニ
カム状電極10にて生成されたイオンを引き出すために
設けられている。一方、スライドコンタクト電極13は
長方形の電極であって、電極取付用ブロック43の裏面
側に配置されている。
【0036】放電電極20については、図1に示すよう
に白金線又は白金合金をスパイラル状に形成したものを
用いている。白金線等を用いたのは寿命が長いからであ
る。白金パラジウム、白金ロジウム又はこれらの合金を
用いた場合も同様のメリットが得られる。スパイラル状
にした理由については後述する。また、カーボンファイ
バー、半導体(例えば、炭化珪素、ベーコサイアロン、
窒化珪素にアルミの結晶半導体)を用いた場合、触媒効
果による自己クリーニング作用を期待することができ
る。ロジウム、パラジウム、ニッケル、銅、亜鉛、白金
又はこれらの合金を用いてもかまわない。
【0037】スパイラル状に形成された放電電極20の
直径及びそのピッチ間隔はセル密度及び両電極間の印加
電圧等の関係で、両電極間で最も安定にコロナ放電が生
じる値に夫々設定する。ここでは、直径に関して0.2 〜
1.0 mm、ピッチ間隔に関してセル開口直径の1/4 又は
整数倍に夫々設定されている。
【0038】放電電極20は図2に示すように電極ホル
ダ21の先端側に接続されている。この電極ホルダ21
は金属板を折り曲げて作成されたもので、図3に示すよ
うに放電電極20の両端を支持する2枚の支持板211
と、これらの基端側同士を繋ぐ電極212から構成され
ている。
【0039】電極取付用ブロック43の表面上には電極
ホルダ21を着脱自在にするための断面略逆凹字状の電
極支持台434が形成されている。電極支持台434は
樹脂製となっている。図2に示すように電極板22を押
さえる押さえ板435も同様である。
【0040】電極支持台434の上面に電極ホルダ21
の電極212の部分が嵌まり込むようになっている。即
ち、電極支持台434の上面に電極ホルダ21の電極2
12を被せると、2枚の支持板211の間に挟まれる。
そして電極支持台434の側面に押さえ板435をネジ
止めすると、押さえ板435及び電極支持台434の端
部により電極212がクランプされる。この結果、電極
ホルダ21が電極支持台434に取り付けられる。放電
電極20を電極取付用ブロック43から取り外すときに
は、この逆の作業を行えば良い。
【0041】電極板22は電極支持台434の上面及び
側面を覆うL字状の金属板であって、その一部がスライ
ドコンタクト電極22として構成されている。スライド
コンタクト電極22は長方形の電極であって、電極取付
用ブロック43の裏面側に配置されている。
【0042】電源30は直流高電圧を生成する電源であ
って、図1に示すようにケース本体42に収められてい
る。図中31は電源スイッチ、32は電源ランプであ
る。図3中に示す33は図外の電源アダプタが接続され
る入力端子、34、35は出力端子、36は通電状態で
カバー41がケース本体42から取り外されたときの感
電防止用のマイクロスイッチである。
【0043】出力端子34はスライドコンタクト電極2
3を介して放電電極20に電気接続される一方、出力端
子35はスライドコンタクト電極13を介してハニカム
状電極10に電気接続される。ここでは、マイナスイオ
ンのイオン風Aを作り出しており、ハニカム状電極10
に負電圧、放電電極20に正電圧を印加している。プラ
スイオンのイオン風を作り出すときには極性を逆にすれ
ば良い。
【0044】両電極に印加する電圧は火花放電電圧より
小さく且つコロナ放電電圧の上限値近傍に設定するよう
にする。ここでは両電極の周りの雰囲気が空気であるこ
とから、電極間の電界の最大強度が3.5KV/mm以
上であれば、コロナ放電が生じず、火花放電が連続的に
生じる。そこで、コロナ放電が連続的に生じ、火花放電
が生じないような電界強度、ここでは3.3KV/mm
前後となるように電極間の印加電圧及びそのギャップ長
を設定する。オゾンの発生防止や空気中に含まれる湿気
等をも考慮し、ここでは電極間の印加電圧を15KV、
そのギャップ長を8〜13mmに夫々設定している。
【0045】電極間にコロナ放電電圧の上限値近傍の電
圧、即ち、15KVが印加されているが、放電電極20
をスパイラル状にすることにより電界分布が電線の長さ
方向に均一にされ、その結果、たとえ金属片が両電極間
に入り込んだとしても、火花放電が生じることはない。
電極間にコロナ放電電圧の上限値近傍の電圧を印加して
いるのは、有害ガスの分解処理能力を最大限に高めるた
めである。
【0046】ハウジングケース40は図3に示すように
ケース本体42、カバー41、電極取付用ブロック4
3、フィルタ取付用ブロック44とから構成されてお
り、何れも樹脂製となっている。カバー41に電極取付
用ブロック43及びフィルタ取付用ブロック44が着脱
自在にされている一方、カバー41がケース本体42に
着脱自在にされている。これらを組み立てると、図1に
示すようなハウジングケース40となる。
【0047】カバー41の外面には通気口411、41
2だけでなく、ケース本体42の爪部421に係合され
る溝413が下部両側に各々形成されている。またカバ
ー41の側面のうちでも通気口411に対向する面は開
放となっており、この部分には電極取付用ブロック4
3、フィルタ取付用ブロック44を着脱自在にするため
の係合溝(図示されず)が各々形成されている。
【0048】電極取付用ブロック43はハニカム状電極
10、放電電極20を取り付けるための板体である。電
極取付用ブロック43の両端はカバー41の内側に形成
された係合溝(図示されず)に挿入される。また、電極
取付用ブロック43の角部には、上記溝上に形成された
凸部(図示されず)に係合される抜け止め防止用の切り
欠き436が形成されている。このような機構により電
極取付用ブロック43が図示矢印方向にカバー41に着
脱自在にされている。
【0049】フィルタ取付用ブロック44はフィルタ5
0を取り付けるための枠体である。フィルタ取付用ブロ
ック44の下部両側に形成された突起441はカバー4
1の内側に形成された係合溝(図示されず)に挿入され
る。この機構によりフィルタ取付用ブロック44がカバ
ー41に着脱自在にされている。フィルタ取付用ブロッ
ク44がカバー41に取り付けられた状態ではフィルタ
50が通気口412の内側に位置することになり、電極
取付用ブロック43がカバー41に取り付けられた状態
では、フィルタ50が放電電極20に相対向する位置と
なる。
【0050】フィルタ50としては、絶縁性メッシュと
してのポリエステル製のメッシュ(クレーム上の誘電体
部に相当する)の片面に酸化クロム(クレーム上の電極
部に相当する)をスパッタして作成したものを用いてい
る。このようなフィルタ50をフィルタ取付用ブロック
44にそのスパッタ面が通気口412に対向するように
貼り付ける。
【0051】一方、ケース本体42の表面上には出力端
子34、35の配線部分を覆うための電極カバー422
が各々形成されている。また、ケース本体42の表面の
両側にはカバー41の溝413に対応した係合爪421
が各々形成されている。これらの機構によりカバー41
がケース本体42に着脱自在にされている。
【0052】電極取付用部材ブロック43等をカバー4
1に取り付けて、カバー41をケース本体42に取り付
けた状態では、出力端子35、34が電極取付用部材ブ
ロック43の裏面のスライドコンタクト電極13、23
に各々接触し、電極取付用部材ブロック43のエッジに
よりマイクロスイッチ36が押される。
【0053】なお、電源スイッチ31をONにすると、
電源10が通電状態となり、電源ランプ32が点灯する
と同時に、ハニカム状電極10と放電電極20との間に
電圧が印加されるが、この状態で、もしカバー41がケ
ース本体42から外されると、マイクロスイッチ36が
切れることから、たとえ出力端子35、34に手を触れ
たとしても感電するようなことはない。
【0054】図4に示すようにケース本体42の裏面に
は係止手段としてのレバー60が回動自在に設けられて
いる。レバー60の中央部には壁掛用穴61が形成され
ている。即ち、装置を図外の壁に掛けるときには、壁に
L字状の釘を打っておき、レバー60を垂直に立て、壁
に予め打っておいたL字状の釘に壁掛用穴61を引っ掛
けるようにする。もっとも、装置を壁に掛けず載置して
おくときには、レバー60を倒すると、これが邪魔とな
らない。なお、レバー60を設ける代わりにケース本体
42の裏面側に穴等を設けるようにしてもかまわない。
【0055】以上のように構成された空気清浄装置で
は、電源スイッチ31をONにすると、ハニカム状電極
10と放電電極20との間にコロナ放電が発生し、これ
により両電極の周りの空気(有害ガスが含まれている)
がマイナスイオン化される。マイナスイオン化された空
気は、電極間の電界により放電電極20側からハニカム
状電極10側に引き寄せられ、上記電界に基づく高レベ
ルの運動エネルギーを保有しつつ、中性の空気ととも
に、ハニカム状電極10のセル11に入り込む。マイナ
スイオン化された空気の一部は、セル11の内壁面等に
静電吸着され、ハニカム状電極10の電荷を受けて中性
化される。
【0056】中性の空気、マイナスイオン化された空気
の分子同士が互いに衝突し、この衝突が繰り返し行われ
る結果、空気の対流が発生する。これにより図1に示す
ようなイオン風Aが生成される。イオン風Aは放電電極
20、ハニカム状電極10へと流れ、セル11を通り、
通気口411から外に向けて吹き出す。
【0057】このようなイオン風Aの流れにより通気口
412を介して外の空気が取り込まれる。通気口412
にはフィルタ50が設けられているので、空気に含まれ
る塵埃がフィルタ50により回収される。特に、フィル
タ50のスパッタ面には電圧が誘起されることから、単
に物理的に回収されるだけでなく、静電吸着によりフィ
ルタ50に回収される。
【0058】電源に何ら接続することなく、フィルタ5
0のスパッタ面に電圧が誘起されるのは、放電電極20
のうちで電極212とフィルタ50のスパッタ面とでコ
ンデンサが構成されるからで、放電電極20上の電荷と
は反対極性の電荷が静電誘導現象によりフィルタ50の
スパッタ面に発生するからである。
【0059】一方、イオン風Aがセル11を通る過程で
ハニカム状電極10の触媒作用を受けてイオン風Aに含
まれる有害ガス分子が酸化・還元され、その結果、有害
ガスが分解される。これが繰り返し行われると、空気に
含まれる有害ガスの濃度が徐々に低下し、その有害ガス
が除去される。しかも上記例の場合、6Wという低消費
電力で有害ガスの除去が可能である。
【0060】以上のような有害ガス除去装置の性能を確
認するために大阪市立環境化学研究所に実験を委託した
ところ、NOx ,NO2 ,NOについて以下の実験結果
が得られた。
【0061】この実験は、内面をガス等の吸着が少ない
と考えられるテドラシートを張ったボックス(内容積
0.69m2 )内に有害ガス除去装置を入れた後、NO
x ,NO2 ,NOを注入し、以後これらの濃度変化を2
台の自動測定機(NOx ,NO2 ,NO:窒素酸化物自
動測定機MODEL-265P, 化学発光法, 起本電子工業株式会
社製、CO:一酸化炭素測定機エコライザー, 定電位電
解法, ダイレック株式会社製)を用いて測定を行った。
最初は同装置を止め、10分から30分後に作動させ、
ボックス内に同装置を入れない状態で同様に測定を行っ
た。
【0062】図5はボックス内に有害ガス除去装置を入
れた状態のNOx ,NO2 ,NOの濃度変化を示すグラ
フであり、図6は同装置を入れない状態のNOx 等の濃
度変化を示すグラフである。
【0063】図6に示すようにNOx 等の濃度に自然減
衰が見られるが、図5に示すように装置を作動させる
と、NOx 等の濃度が極端に低下する。即ち、ボックス
内の空気に含まれるNOx 等の有害ガスが徐々に除去さ
れることが判る。
【0064】なお、我々は上記と同様の試験を独自に行
って、アンモニアが除去されることについても確認して
いる。
【0065】有害ガス除去装置によりNOx 等の有害ガ
スを除去できるということは、有害ガス分子に対する酸
化・還元作用が極めて強く、分解能力が高いことを意味
している。だとすれば、除去すべき有害ガスの種類に応
じた適切な触媒を用いてハニカム状電極を作成する限
り、NOx ,NO2 ,NO,アンモニア以外の有害ガス
についても同様に除去できると推測される。例えば、炭
化水素,SOx ,オゾン,メタン、エタン等の有害ガス
だけでなく、有毒ガスと称せられるものも含まれる。特
にダイオキシンについても、2つのベンゼン環の間の酸
素分子を酸化・還元することにより分解・除去できると
推測される。
【0066】空気清浄装置のメンテナンスを行う場合、
ハウジングケース40を分解し、ハニカム状電極10、
放電電極20、フィルタ50を取り外して行う。よっ
て、ユーザであっても簡単にメンテナンスを行うことが
できる。
【0067】上記例の場合、有害ガスとしてNOx を除
去することに重点を置いたが、これ以外の有害ガスをも
除去する必要があるときには、ハニカム状電極を図7又
は図8に示すように多層にする又は多段に連結するよう
にすれば良い。
【0068】図7に示すハニカム状電極101の作成方
法は上記ハニカム状電極10の場合と同様であるが、除
去すべき複数の有害ガスの種類に応じた4種類の触媒を
クロマトグラフ法により順次吸着させて4層触媒の担持
体(図示例では4層をa〜dとして表している)とした
点が異なる。
【0069】図8に示すハニカム状電極は、除去すべき
有害ガスの種類に応じて用いる触媒を変えた4つのハニ
カム状電極102〜105が多段に連結されたものであ
る。ハニカム状電極102等の構造自体はハニカム状電
極10と同様であり、これらを連結するに当たっては、
接着材を用いても良いし、締結具等を用いるようにして
もかまわない。なお、ハニカム状電極102〜105を
横一列に連結するような形態をとってもかまわない。
【0070】図7又は図8に示すハニカム状電極を用い
た場合、複数種の有害ガスを一度に簡単に除去できるの
で、ガスの浄化という点でメリットがある。ハニカム状
電極の段数や担持体の層数については任意である。
【0071】なお、本発明の有害ガス除去装置及びその
除去方法は上記例に限定されず、例えば、ハニカム状電
極の形状を変えたり、放電電極の数を複数個にする形態
をとっても良い。特に、図1に示す装置を複数台用意
し、これを縦一列に配置して各装置を同時に作動させた
場合、イオン風Aの強度が強くなる一方、有害ガスの分
解能力も高まる。
【0072】また、放電電極20の代わりに図9〜11
に示すような放電電極を用いてもかまわない。図9
(a)に示す放電電極201は、櫛状電極(厚さ0.3
mm,櫛状突起幅3mm×長さ60mm×本数6本,突
起ピッチ12mm,突起先端形状1.5mmの半円)で
あり、(b)に示す放電電極202は、線状電極(線径
0.1mm〜0.5mm)であり、(c)に示す放電電
極203は、平板状電極(厚さ0.1mm〜0.5m
m)であり、(d)に示す放電電極204は、尖頭を有
する針状電極(太さ0.1mm〜0.5mm)であり、
何れもステンレス製である。
【0073】図10(a)に示す放電電極205はステ
ンレス製のノコ切刃状電極であり、(b)に示す放電電
極206はプラスチック樹脂板に放電電極201が取り
付けたものであり、(c)に示す放電電極207はプラ
スチック樹脂板に放電電極202が取り付けたもの、
(d)に示す放電電極208はプラスチック樹脂板に放
電電極203が取り付けられたものである。
【0074】図11(a)に示す放電電極209はプラ
スチック樹脂板に放電電極204が取り付けられたも
の、(b)に示す放電電極210はプラスチック樹脂板
に放電電極205が取り付けられたものである。
【0075】
【発明の効果】以上、本発明の請求項1に係る空気清浄
装置による場合、空気に含まれる有害ガスをハニカム状
電極に吸着・分解できる構成となっているので、従来例
による場合とは異なり、低コスト・小型軽量でありなが
ら有害ガスを簡単に除去することができる。しかも低消
費電力で有害ガスの除去が実現できる。また、除塵・脱
臭・殺菌効果も非常に高い。
【0076】本発明の請求項2に係る空気清浄装置によ
る場合、請求項1の構成に加えて、ハニカム状電極等を
取り付けるためのベースブロックを取り外すことができ
る構成となっているので、ハニカム状電極等の交換・清
掃等が行い易く、ユーザであっても簡単にメンテナンス
を行うことができ、メンテナンス費用の低減を図ること
ができる。
【0077】本発明の請求項3に係る空気清浄装置によ
る場合、請求項1又は2の構成に加えて、フィルタがハ
ウジングケースの通気口から取り外すことができる構成
となっているので、フィルタの交換・清掃等が行い易
く、ユーザであっても簡単にメンテナンスを行うことが
でき、メンテナンス費用の低減を図ることができる。
【0078】本発明の請求項4に係る空気清浄装置によ
る場合、請求項1、2又は3の構成に加えて、排気口が
形成されたカバーを取り外すことができる構成となって
いるので、排気口の周辺の清掃等が行い易く、ユーザで
あっても簡単にメンテナンスを行うことができ、メンテ
ナンス費用の低減を図ることができる。
【0079】本発明の請求項5に係る空気清浄装置によ
る場合、請求項1、2、3又は4の構成に加えて、電源
に何ら接続することなく、フィルタの電極部に電圧が誘
起される構成となっているので、特別な電源配線を施す
ことなく、空気に含まれる塵埃が静電吸着によりフィル
タに回収され、構造が複雑化することなく、除塵・脱臭
・殺菌効果をより高めることができる。
【0080】本発明の請求項6に係る空気清浄装置によ
る場合、請求項5の構成に加えて、フィルタが非常に作
成し易い構成となっているので、低コスト化を図る上で
メリットがある。
【0081】本発明の請求項7に係る空気清浄装置によ
る場合、請求項1、2、3、4、5又は6の構成に加え
て、障害物の比較的少ない壁に掛けることができる構成
となっているので、イオン風を壁に沿って部屋全体に循
環させることができ、空気清浄の効率を高める上でメリ
ットがある。
【0082】本発明の請求項8に係る空気清浄装置によ
る場合、請求項1、2、3、4、5、6又は7の構成に
加えて、ハニカム状電極と放電電極との間に火花放電が
生じることなく、有害ガスを分解させるに必要なエネル
ギーを最大限に高くすることができる構成となっている
ので、周辺の電子機器に与える電磁波ノイズの影響を小
さくすることができ、有害ガスの分解能を高めることが
できる。
【0083】本発明の請求項9に係る空気清浄装置によ
る場合、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の構
成に加えて、ハニカム状電極と放電電極との間で形成さ
れる電界分布が電線の長さ方向に均一にすることができ
る構成となっているので、たとえ両電極間に火花電圧に
近い電圧を印加したとしても、火花放電が生じることを
完全に防止できる。また、電線を組成する金属がスパッ
タしてハニカム状電極等に付着するということも防止さ
れ、メンテナンスの面でのメリットもある。
【0084】本発明の請求項10、11に係る空気清浄
装置による場合、請求項1、2、3、4、5、6、7、
又は9の構成に加えて、複数の有害ガスを分解すること
ができる構成となっているので、多種の有害ガスを簡単
に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】以下、本発明の実施形態を説明するための図で
あって、図1は空気清浄装置の一部切欠斜視図である。
有害ガス除去装置の概略構成図である。
【図2】(a)(b)はハニカム状電極及び放電電極が
取り付けられたベースブロックの側面図、正面図であ
る。
【図3】同装置の分解斜視図である。
【図4】同装置を背面側から見た斜視図である。
【図5】有害ガス除去装置の性能を確認するための実験
結果であって、同装置を作動させた場合のガス濃度の時
間変化を示すグラフである。
【図6】有害ガス除去装置の性能を確認するための実験
結果であって、同装置を作動させない場合のガス濃度の
時間変化を示すグラフである。
【図7】ハニカム状電極の変形例を説明するための模式
図である。
【図8】ハニカム状電極の変形例を説明するための模式
図である。
【図9】放電電極の変形例を説明するための模式図であ
る。
【図10】放電電極の変形例を説明するための模式図で
ある。
【図11】放電電極の変形例を説明するための模式図で
ある。
【符号の説明】
10 ハニカム状電極 20 放電電極 30 電源 40 ハウジングケース 411 412 通気口 A イオン風
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B03C 3/14 B C

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中に含まれる除去すべき有害ガスの
    種類に応じた触媒を含有させた多孔質体から構成された
    ハニカム状電極と、当該電極に対向配置された放電電極
    と、前記有害ガスをハニカム状電極に吸着させ分解させ
    るに必要な電圧をハニカム状電極と放電電極との間に与
    える電源と、外の空気を取り込むとともに両電極間に生
    じるコロナ放電に伴って生成されるイオン風を外に出す
    ための通気口が形成されたハウジングケースと、通気口
    に設けられた除塵用のフィルタとを備えたことを特徴と
    する空気清浄装置。
  2. 【請求項2】 ハニカム状電極及び/又は放電電極を取
    り付けるためのベースブロックがハウジングケース内に
    着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の空気清浄装置。
  3. 【請求項3】 フィルタがハウジングケースの通気口に
    着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の空気清浄装置。
  4. 【請求項4】 ハウジングケースは、電源を収納するケ
    ース本体と、通気口が形成されており且つケース本体に
    着脱自在に設けられたカバーとから構成されていること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の空気清浄装置。
  5. 【請求項5】 ハウジングケースの排気口がハニカム状
    電極又は放電電極に対向した位置に形成されており、且
    つ当該排気口に設けたフィルタは、ハニカム状電極又は
    放電電極に対向する側に形成された誘電体部と、ハニカ
    ム状電極又は放電電極とは反対の側に形成された電極部
    とから構成されていることを特徴とする請求項1、2、
    3又は4記載の空気清浄装置。
  6. 【請求項6】 フィルタは、誘電体部としての絶縁性メ
    ッシュの片面に電極部としての金属をスパッタしてなる
    ことを特徴とする請求項5記載の空気清浄装置。
  7. 【請求項7】 ハウジングケースの外面に壁に掛けるた
    めの係止手段が設けられていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5又は6記載の空気清浄装置。
  8. 【請求項8】 電源にて生成される電圧がハニカム状電
    極と放電電極との間の火花放電電圧より小さく且つコロ
    ナ放電の上限値近傍に設定されていることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の空気清浄装
    置。
  9. 【請求項9】 放電電極がスパイラル状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7
    又は8記載の空気清浄装置。
  10. 【請求項10】 ハニカム状電極は、空気中に含まれる
    除去すべき複数の有害ガスの種類に応じた複数の触媒を
    多孔質体に多層に順次含有せしめて構成されていること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又
    は9記載の空気清浄装置。
  11. 【請求項11】 除去すべき有害ガスの種類に応じて用
    いる触媒を変えたハニカム状電極が複数連結されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10記載の空気清浄装置。
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