JPH09252646A - 農業用台床シート - Google Patents

農業用台床シート

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Publication number
JPH09252646A
JPH09252646A JP8062867A JP6286796A JPH09252646A JP H09252646 A JPH09252646 A JP H09252646A JP 8062867 A JP8062867 A JP 8062867A JP 6286796 A JP6286796 A JP 6286796A JP H09252646 A JPH09252646 A JP H09252646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyurethane foam
sheet
foam sheet
agricultural
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8062867A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetaka Isoyama
重孝 磯山
Osamu Fujii
修 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Quality One Corp
Original Assignee
Toyo Quality One Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Quality One Corp filed Critical Toyo Quality One Corp
Priority to JP8062867A priority Critical patent/JPH09252646A/ja
Publication of JPH09252646A publication Critical patent/JPH09252646A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】播種量が多くなったり、植付け時に適正株数よ
り多く植付ける場合が多い。従って、株からの分株を阻
害したり、無効分株が多くなり、倒れ易くなったり穂が
小さくなったりすることがある。 【解決手段】密度15〜25Kg/m3 、JISK−6
301で測定した伸びが30%以下、引裂強さが0.2
5Kg/cm以下、反撥弾性が0のポリウレタンフォー
ムシート(1) の表面に、連続した直線状の溝(2) を設け
たことを特徴とする農業用台床シート(3) 。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、稲育苗,野菜栽
培,花栽培等の農業用台床シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、稲の種播は、土単体の培土にバラ
播くか又は軟質ウレタンフォーム製の台床シートにバラ
播いて育苗する。この場合、播種量が多くなり、また不
均一となるため植付け時に適正株数より多く植付ける場
合が多い。従って、株からの分株を阻害したり、無効分
株が多くなり、倒れ易くなったり穂が小さくなったりす
ることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこうした事
情を考慮してなされたもので、所定の密度,伸び,引裂
強さ,反撥弾性を有するポリウレタンフォームシートの
表面に、連続した直線状の凹部を設けることにより、播
種量を均一化するとともに、植付け作業性を容易にして
適正株数を植付けることが可能な農業用台床シートを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、密度15〜
25Kg/m3 、JISK−6301で測定した伸びが
30%以下、引裂強さが0.25Kg/cm以下、反撥
弾性が0のポリウレタンフォームシートの表面に、連続
した直線状の凹部を設けたことを特徴とする農業用台床
シートである。
【0005】この発明において、前記凹部は、例えばボ
イメル加工等の2次元加工やくり抜き加工により溝切り
加工したり、あるいはプレス加工により直線状に円形,
角形に打抜いたシートを積層したり、あるいは波形状に
加工することにより形成される。ここで、凹部が溝切り
の場合はその幅を3〜6mm程度、打抜きの場合はその
直径を3〜6mm程度、波形状の場合は山と山の間隔を
3〜6mmとするのが良い。このように凹部の大きさに
ついて限定したのは、播種量と作業性の関連によるもの
である。
【0006】この発明において、ポリウレタンフォーム
の物理的特性を限定した理由は、稲の場合植付け時に機
械植え,手植えのいずれにしろ、ポリウレタンフォーム
がちぎれ易いため非常に作業性が向上する、また稲刈り
後において耕したり,踏圧等により簡単に粉れて土中に
混じるためフォームが残らないことによる。
【0007】この発明において、前記ポリウレタンフォ
ームシートとしては、例えば発泡原料中に吸水性物質
(例えばポリビニルアルコール,デンプン)又は肥料
(例えば窒素,リン酸,カリ又は混合肥料)の少なくと
もいずれか一つを混合して発泡することにより得られた
ものが挙げられる。
【0008】上記の構成の農業用台床シートにおいて
は、前記凹部内に播種される。これにより、播種量が均
一化されると共に、直線的になるため植付けに作業しや
すいと共に適正株数を植付けることができる。これによ
り、従来の欠点が解消される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図1
(A),(B)を参照して説明する。 分子量1000,OH価450のポリエーテルポリオール(商品名:SC−1 000、旭電化社製) …50重量% 分子量3000,OH価56のポリエーテルポリオール(商品名:MN−30 25、三井東圧社製) …35重量% EO率70%のポリエーテルポリオール(商品名:EP−505S、三井東圧 社製) …15重量% H2 O …5.0重量% ノルマルエチルモルフォリン …0.5重量% トリエチレンジアミン …0.1重量% シリコーン油 …2.0重量% メチレンクロライド …15重量% TM−50(トリレンジイソシアネートとジフェニルメタンジイソシアネート の1:1の混合) インデックス80 上記配合処方を混合撹拌して発泡させたところ、密度1
9.8kg/m3 ,伸び15%,引裂強さ0.12Kg
/cm,反撥弾性0のポリウレタンフォームシート1が
得られた。このポリウレタンフォームシート1の表面に
は、幅3mmの溝2が複数個形成されて農業用台床シー
ト3が構成されている。
【0010】このようにして得られた農業用台床シート
3においては、前記ポリウレタンフォームシート1の表
面の凹部2内に播種される。これにより、播種量が均一
化されると共に、直線的になるため植付けに作業しやす
いと共に適正株数を植付けることができる。事実、この
発明に係る農業用台床シートを用いて稲の播種を行った
ところ、播種量の均一化並びに作業性の改善が確認でき
た。
【0011】なお、上記実施例では、密度19.8kg
/m3 ,伸び15%,引裂強さ0.12Kg/cm,反
撥弾性0のポリウレタンフォームの場合について述べた
が、これに限定されず、密度15〜25Kg/m3 、J
ISK−6401で測定した伸びが30%以下、引裂強
さが0.25Kg/cm以下、反撥弾性0のポリウレタ
ンフォームであればよい。
【0012】この発明に係る農業用台床シートは、図1
のものに限らず、図2(A) ,(B) あるいは図3(A) ,
(B) に示す構成のものでもよい。図2のシート21は、円
形状の穴22を複数個直線状に形成したポリウレタンフォ
ームシート23を同材質のポリウレタンフォームシート24
に対し接着等により一体的に積層したものである。図3
のシート31は、プロファイル加工により波形状に加工し
てポリウレタンフォームシート32に直線状に凹部33を形
成したものである。
【0013】上記実施例では、農業用台床シートを稲の
播種に利用する場合について述べたが、これに限らず、
ネギ,三つ葉,カイワレナドの野菜の栽培にも使用可能
である。また、凹部が直線状に揃っている為、水耕栽培
で観賞用の草花を栽培する場合も花が直線状に揃い、さ
らにはポリウレタンフォームシートに着色を施しても外
観上の美観にすぐれたものが得られる。
【0014】上記実施例において、ポリウレタンフォー
ム発泡原液の中にポリビニルアルコール,デンプン等の
吸水性物質や窒素,リン酸,カリ又は混合肥料を混合し
て一体発泡させておけば更に良い。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
所定の密度,伸び,引裂強さ,反撥弾性を有するポリウ
レタンフォームシートの表面に、連続した直線状の凹部
を設けることにより、播種量を均一化するとともに、植
付け作業性を容易にして適正株数を植付けることが可能
な農業用台床シートを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る農業用台床シートの
説明図であり、図1(A)は該台床シートの斜視図、図
1(B)は図1(A)のX−X線に沿う断面図。
【図2】この発明の他の実施例に係る農業用台床シート
の説明図であり、図2(A)は該台床シートの斜視図、
図2(B)は図2(A)のX−X線に沿う断面図。
【図3】この発明のさらに他の実施例に係る農業用台床
シートの説明図で、図3(A)は該台床シートの斜視
図、図3(B)は図3(A)のX−X線に沿う断面図。
【符号の説明】
1,23,24,32…ポリウレタンフォームシート、 2…溝、 3,21,31…農業用台床シート。 22…穴、 33…凹部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密度15〜25Kg/m3 、JISK−
    6301で測定した伸びが30%以下、引裂強さが0.
    25Kg/cm以下、反撥弾性が0のポリウレタンフォ
    ームシートの表面に、連続した直線状の凹部を設けたこ
    とを特徴とする農業用台床シート。
  2. 【請求項2】 前記凹部は、溝切り,波形状,あるいは
    打抜きされたものであることを特徴とする請求項1記載
    の農業用台床シート。
  3. 【請求項3】 前記ポリウレタンフォームシートは、発
    泡原料中に吸水性物質又は肥料の少なくともいずれか一
    つを混合して発泡することにより得られたものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の農業用台床シート。
JP8062867A 1996-03-19 1996-03-19 農業用台床シート Pending JPH09252646A (ja)

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JP8062867A JPH09252646A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 農業用台床シート

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JPH09252646A true JPH09252646A (ja) 1997-09-30

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JP (1) JPH09252646A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016192911A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 大和ハウス工業株式会社 播種用マット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016192911A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 大和ハウス工業株式会社 播種用マット

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