JPH09251389A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH09251389A
JPH09251389A JP8057441A JP5744196A JPH09251389A JP H09251389 A JPH09251389 A JP H09251389A JP 8057441 A JP8057441 A JP 8057441A JP 5744196 A JP5744196 A JP 5744196A JP H09251389 A JPH09251389 A JP H09251389A
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JP
Japan
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application program
processing system
system application
execution
program
Prior art date
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JP8057441A
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Inventor
Toru Niwa
徹 丹羽
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御処理系アプリケーションプログラムと情
報処理系アプリケーションプログラムとの協調動作を容
易に達成する。 【解決手段】 制御処理系アプリケーションプログラム
を起動すると、まず、入力装置により、この制御処理系
アプリケーションプログラム中の優先度を“普通(NORM
AL)”から“優先(HIGH)”に設定する(ステップ10
0)。すると、MPUは、情報処理系アプリケーション
プログラムより優先してこの制御処理系アプリケーショ
ンプログラムを1サイクル実行して(ステップ20
0)、制御処理を1サイクル実行する。そして、この制
御処理1サイクル実行後、制御処理系アプリケーション
プログラム中の休止時間命令により一定の休止時間だけ
この制御処理系アプリケーションプログラムの実行を休
止し、他の情報処理系アプリケーションプログラムを実
行する(ステップ300)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアプリケー
ションプログラムをマルチタスクで実行するデータ処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン等のデータ処理装置で
は、各種アプリケーションプログラムをマルチタスクで
実行するようにしている。
【0003】その際、各アプリケーションプログラムに
は、優先度というものは設けられておらず、ユーザが任
意にアプリケーションプログラムを呼出したり、中止す
ることにより、複数のアプリケーションプログラムをマ
ルチタスクで実行していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近は、各
種アプリケーションプログラムにも、優先的に実行した
いものと、途中で中断してもかまわない等、優先的に実
行しなくてもよいものとが現われてきた。
【0005】例えば、パソコン等のデータ処理装置に、
いわゆるパソコンPLCの機能を実行させる制御処理系
アプリケーションプログラムと、一般的なワープロや表
計算プログラム等の情報処理系アプリケーションプログ
ラムとによりマルチタスク処理を行う場合、制御処理系
アプリケーションプログラムの実行による制御処理系プ
ロセスは、時間的に非常にクリティカルな処理が要求さ
れるので、情報処理系アプリケーションプログラムの実
行による情報処理系プロセスより優先的に実行させた
い、という要求があった。
【0006】しかし、従来のデータ処理装置では、制御
処理系アプリケーションプログラムには情報処理系アプ
リケーションプログラムとの協調動作のための命令等が
設定されていなかったため、各アプリケーションプログ
ラムとオペレーティングシステムとの間に、複数のアプ
リケーションプログラムを優先、非優先の協調動作を制
御するための実行制御プログラムを追加しなければなら
なかった。
【0007】図6は、RAM上に各種プログラムを展開
した場合の従来のソフトウェア構成を概念的に示してお
り、オペレーティングシステムプログラムP1上で実行
制御プログラムP2が動作し、このを実行制御プログラ
ムP2上で、制御処理系アプリケーションプログラムで
ある制御処理系アプリケーションプログラムP3、およ
び情報処理系アプリケーションプログラムである情報処
理系アプリケーションプログラムP4が動作することを
示している。
【0008】このため、従来のデータ処理装置では、図
6に示すように、優先・非優先の協調動作時には必ずそ
の実行制御プログラムP2による制御を介する必要があ
るため、その協調動作時にオーバーヘッドが存在すると
共に、とくに制御処理系アプリケーションプログラムが
パソコンPLCプログラムである場合には、パソコンP
LCプログラム全体のパフォーマンスに影響を与えてし
まい、プログラム自体の開発・保守にも影響を与えかね
ない、という問題があった。
【0009】そこで、本発明は、このような問題に着目
してなされたもので、制御処理系アプリケーションプロ
グラムと、情報処理系アプリケーションプログラムの協
調動作を容易に達成できるデータ処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、複数のアプリケーション
プログラムをマルチタスクで実行するデータ処理装置で
あって、情報処理を行なうための情報処理系アプリケー
ションプログラムと、上記情報処理系アプリケーション
プログラムより優先的に実行するための優先度情報、お
よび一定時間の休止処理を指示する休止命令が設定さ
れ、繰り返し実行により制御処理を行なうための制御処
理系アプリケーションプログラムと、上記優先度情報に
基づいて、上記情報処理系アプリケーションプログラム
より上記制御処理系アプリケーションプログラムの実行
処理を優先的に1サイクル実行して制御処理を行なうと
共に、上記休止命令の実行により一定時間だけ上記制御
処理系アプリケーションプログラムの実行を休止して上
記情報処理系アプリケーションプログラムを実行するこ
とを繰り返すプログラム実行手段と、を具備することを
特徴とする。
【0011】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載のデータ処理装置において、プログラム実行手段
は、制御処理系アプリケーションプログラム中に記述さ
れた最大サイクルタイムからこのプログラム実行処理時
間を減算した値を、休止処理の際の一定時間とする、こ
とを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のデータ処理装置において、プログラム実
行手段は、マイクロプロセッサと、上記マイクロプロセ
ッサに情報処理系アプリケーションプログラムと制御処
理系アプリケーションプログラムとを実行させるための
オペレーティングシステムプログラムと、から構成され
ていることを特徴とする。
【0013】このため、本発明では、制御処理系アプリ
ケーションプログラムに優先度情報および休止命令が設
定されているので、既存のオペレーティングシステムプ
ログラムや、情報処理系アプリケーションプログラムを
改変することなく、制御処理系アプリケーションプログ
ラムを情報処理系アプリケーションプログラム等の他の
情報処理系アプリケーションプログラムより優先的に実
行することができると共に、休止命令の実行により一定
時間だけ制御処理系アプリケーションプログラムの実行
を休止して情報処理系アプリケーションプログラムを実
行することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデータ処理装
置の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明に係るデータ処理装置の実
施形態を示している。
【0016】このデータ処理装置は、ワープロや表計算
等の情報処理の他に、制御機器5等の動作を制御処理も
マルチタスクで行なう、いわゆるパソコンPLCを構成
したもので、スイッチやリレー等の制御機器5,5,・
・・の動作を制御するパソコン本体1と、パソコン本体
1と接続されたディスプレイ2、キーボードやマウス等
の入力装置3およびハードディスク4等の周辺装置と、
から構成されている。
【0017】パソコン本体1は、MPU11と、主メモ
リとして機能するRAM12と、ROM13と、制御機
器5と接続するためのI/Oボード14とが内部バス1
5を介し接続されて構成されている。
【0018】ハードディスク4には、制御機器5の動作
を制御するための制御処理系アプリケーションプログラ
ムや、その他のワープロや表計算等の情報処理を行う情
報処理系アプリケーションプログラム、およびWIND
OWS95等のパソコン用のオペレーティングシステム
(OS)プログラムが格納されている。なお、これらの
各種プログラムは、基本的に、パソコン本体1内のRA
M12上に展開されて、MPU11によって実行され
る。
【0019】図2に、本実施形態において各種プログラ
ムをRAM12上に展開した場合のソフトウェア構成を
概念的に示す。
【0020】つまり、RAM12上には、まずオペレー
ティングシステムプログラムP1が展開され、その上で
制御機器5の動作を制御するための制御処理系アプリケ
ーションプログラムP3、およびワープロや表計算等を
行う各種情報処理系アプリケーションプログラムP4が
動作することを示している。
【0021】そして、制御処理系アプリケーションプロ
グラムP3中には、後述するようにこの制御処理系アプ
リケーションプログラムP3を情報処理系アプリケーシ
ョンプログラムP4より優先的に実行させる優先度情報
や、一定時間の休止処理を指示する休止命令等が設定さ
れた実行制御部P3′が設けられている。
【0022】このため、この図2に示す本実施形態のソ
フトウェア構成概念図と、図6に示す従来のソフトウェ
ア構成概念図とを比較すれば明らかなように、本実施形
態によれば、オペレーティングシステムプログラムP1
と、制御処理系アプリケーションプログラムP3および
情報処理系アプリケーションプログラムP4との間に、
制御処理系アプリケーションプログラムP3の実行と情
報処理系アプリケーションプログラムP4の実行とを意
識した実行制御プログラムP2をプログラミングしない
で済むことになる。
【0023】図3に、C言語で記述した制御処理系アプ
リケーションプログラムP3の一例を示す。
【0024】この制御処理系アプリケーションプログラ
ムP3は、情報処理系アプリケーションプログラムP4
より優先的に実行されるものであり、上述の実行制御部
P3′には、優先度情報である“SetPriority (HIGH)”
と、休止命令である“SleepTime(MaxCycleTime- PLCCyc
leTime) ”の命令等が記述されている。
【0025】具体的には、この図3に示す制御処理系ア
プリケーションプログラムP3は、“MaxCycleTime”、
“SetPriority (HIGH)”、“StartTime=GetTimerVa
l();”、“ExecPLCCycle(); ”、“EndTime=GetTimerVa
l();”、“PLCCycleTime=EndTime-StartTime ”、“Sle
epTime(MaxCycleTime- PLCCycleTime) ”等のC言語で
記述された各種命令から構成されており、ユーザが任意
に設定するのは、少なくとも“SetPriority ”の情報だ
けである。
【0026】つまり、“MaxCycleTime”は、この制御処
理系アプリケーションプログラムP3のプログラム実行
による制御処理、およびその後の休止時間を含めた1サ
イクル実行タイムである最大サイクルタイム(Tc)を
設定するための情報である。この“MaxCycleTime”は、
予めこの制御処理系アプリケーションプログラム中に固
定的に設定されていてもよいし、ユーザが入力装置3等
によって適当なタイミングで設定するようにしても良い
ものである。
【0027】“SetPriority (HIGH)”は、優先度を設定
するための優先度命令で、例えば、この制御処理系アプ
リケーションプログラムP3を情報処理系アプリケーシ
ョンプログラムP4より優先的に実行するため、“SetP
riority (HIGH)”と設定するできるように構成されてい
る。なお、情報処理系アプリケーションプログラムP4
には、固定的に優先度が“SetPriority (NORMAL)”と設
定されており、MPU11は、オペレーティングシステ
ムに従って、優先度が“SetPriority (HIGH)”のアプリ
ケーションプログラムを実行する。
【0028】“StartTime=GetTimerVal();”は、制御処
理実行前の内蔵タイマの値を取得するための命令を示し
ており、“ExecPLCCycle(); ”は、PLC制御処理を行
なうためのユーザプログラム(図示せず)を他からサブ
ルーチンとして呼出してそのプログラム実行による制御
処理を行なうための命令を示しており、“EndTime=GetT
imerVal();”は、制御処理実行後の内蔵タイマの値を取
得するための命令を示しており、“PLCCycleTime= EndT
ime - StartTime ”は、PLC制御処理の実行時間(T
e)の算出式を示している。
【0029】そして、“Sleep(MaxCycleTime-PLCCycleT
ime)”は、この制御処理系アプリケーションプログラム
P3の最大サイクルタイム(Tc)からPLC制御処理
の実行時間(Te)を減算した休止時間(Ts)だけ、
MPU11が、この制御処理系プログラムの実行処理を
休止するための命令を示している。
【0030】次に、以上のように構成されたデータ処理
装置の動作を、図面を参照して説明する。
【0031】図4に、このデータ処理装置の動作手順を
示す。
【0032】このデータ処理装置では、制御処理系アプ
リケーションプログラムP3を起動させると、この制御
処理系アプリケーションプログラムP3は情報処理系ア
プリケーションプログラムより優先的に実行させる必要
があるので、まず、キーボードやマウス等の入力装置3
により、図3に示すこの制御処理系アプリケーションプ
ログラムP3中の優先度(Priority )を“普通(NORM
AL)”から“優先(HIGH)”に設定する(ステップ10
0)。
【0033】なお、この優先度(Priority )の設定の
際、制御処理系アプリケーションプログラムP3中に最
大サイクルタイム(MaxCycleTime)が設定されていない
場合には、最大サイクルタイム(MaxCycleTime)を設定
しておく。
【0034】そして、MPU11は、この制御処理系ア
プリケーションプログラムP3中の優先度が“優先(HI
GH)”に設定されており、情報処理系アプリケーション
プログラムP4には優先順位が固定で“普通(Norma
l)”に設定されていて、情報処理系アプリケーション
プログラムP4より制御処理系アプリケーションプログ
ラムP3のほうが優先順位が高いので、オペレーティン
グシステムプログラムP1に従って、この制御処理系ア
プリケーションプログラムP3中の“ExecPLCCycle();
”命令により、制御処理用のユーザプログラム(図示
せず)を他からサブルーチンとして呼出し、入力データ
の更新、ユーザプログラムの実行、出力データの更新お
よび所定の周辺サービス処理からなるPLC制御処理を
1サイクル実行する(ステップ200)。
【0035】よって、この間は、情報処理系アプリケー
ションプログラムP4は起動していても、その実行が中
止される。また、この1サイクルPLC制御処理の際、
MPU11は、図3に示す“StartTime=GetTimerVa
l();”、“EndTime=GetTimerVal();”、“PLCCycleTime
=EndTime -StartTime ”、“SleepTime(MaxCycleTime-
PLCCycleTime) ”の各命令実行により、PLC制御処理
の実行時間(te)を算出している。
【0036】そして、MPU11は、上記ステップ20
0のPLC制御処理の1サイクル実行後、図3に示す制
御処理系アプリケーションプログラムP3中の休止命令
“Sleep(MaxCycleTime-PLCCycleTime)”の実行により、
オペレーティングシステムプログラムに従って、この制
御処理系アプリケーションプログラムP3の最大サイク
ルタイムMaxCycleTime(Tc)からPLC制御処理の実
行時間PLCCycleTime(Te)を減算した休止時間だけ制
御処理系アプリケーションプログラムP3の実行処理を
休止し(ステップ300)、その休止時間経過後、再
度、ステップ200のPLC制御処理に戻り、上記ステ
ップ200,300の処理を繰り返すようにする。
【0037】ここで、このステップ300の制御処理系
アプリケーションプログラムP3の実行休止の間、MP
U11は、オペレーティングシステムに従って動作し、
情報処理系アプリケーションプログラムP4の起動命令
が入力しているか、あるいは実行が休止されているか否
かを判断して、最も早く起動命令が入力したり、あるい
は実行を休止等した情報処理系アプリケーションプログ
ラムを優先的に実行する通常のアプリケーションプログ
ラム実行処理を行う。
【0038】なお、この制御処理系アプリケーションプ
ログラムP3中の最大サイクルタイムMaxCycleTime(T
c)の設定を変更することにより、この制御処理系アプ
リケーションプログラムP3の休止時間(Ts)を変更
して、制御処理系アプリケーションプログラムP3の実
行処理である制御処理系プロセスと、情報処理系アプリ
ケーションプログラムの実行処理である情報処理系プロ
セスとの間の、MPU11の占有時間配分を簡単に変更
することができる。
【0039】図5(a),(b)に、各々、制御処理系
アプリケーションプログラムP3の優先度に“優先(HI
GH)”を設定した場合の、制御処理系アプリケーション
プログラムP3の実行による制御処理系プロセスと、情
報処理系アプリケーションプログラムP4の実行による
情報処理系プロセスとのタイムチャートを示す。
【0040】制御処理系アプリケーションプログラムP
3には、優先度として“優先(HIGH)”が設定されてい
るので、MPU11は、同図(a)に示すように、PL
C制御処理を1サイクル行うPLC制御処理実行時間
(Te)の間だけは、情報処理系アプリケーションプロ
グラムP4より制御処理系アプリケーションプログラム
P3を優先して実行(RUN)し、その実行時間(T
e)の終了後、この制御処理系アプリケーションプログ
ラムP3の最大サイクルタイム(Tc)まで、すなわち
この最大サイクルタイム(Tc)からPLC制御処理実
行時間(Te)を減算した休止時間(Ts)だけ制御処
理系アプリケーションプログラムP3の実行を休止す
る。
【0041】一方、情報処理系アプリケーションプログ
ラムP4には、優先度として固定の“普通(Normal)”
が設定されているので、MPU11は、同図(b)に示
すように、制御処理系アプリケーションプログラムP3
の実行を休止(SLEEP)している間(Ts)のみ、
この情報処理系アプリケーションプログラムP4を実行
(RUN)し、その実行休止時間が終了した場合には、
制御処理系アプリケーションプログラムP3の実行(R
UN)へ移るので、この情報処理系アプリケーションプ
ログラムP4の実行を休止して待機(SUSPEND)
状態に移行し、このような実行と待機状態とを繰り返し
行なう。
【0042】従って、本実施形態によれば、制御処理系
アプリケーションプログラムP3に優先度情報を設ける
ようにしたので、既存のオペレーティングシステムや、
情報処理系アプリケーションプログラムを改変すること
なく、制御処理系アプリケーションプログラムのみを改
変等するだけで、制御処理系アプリケーションプログラ
ムを情報処理系アプリケーションプログラムより優先的
に実行させることができる。
【0043】また、本実施形態では、制御処理系アプリ
ケーションプログラムP3中に、優先度情報の他に、制
御処理の1サイクル実行後一定休止時間だけ休止させる
休止命令を設定し、その休止時間内では情報処理系アプ
リケーションプログラムにMPU11の実行を解放する
ように構成したので、簡単な構成で効率よく、MPU1
1による制御処理系アプリケーションプログラムおよび
情報処理系アプリケーションプログラムの実行管理を行
うことが可能になる。
【0044】このため、以下のような、具体的な効果が
得られる。
【0045】(1)実行時に動作するプロセス(タス
ク)の数が減少するので、使用するメモリ容量を削減す
ることができると共に、ソフトウェアの開発容量が少な
くなることから、開発工数の削減が見込まれる。
【0046】(2)また、ソフトウェアの開発容量が少
なくなることから、保守にかかる工数を削減できると共
に、情報処理系アプリケーションプログラムの実行時に
は、その制御を全てオペレーティングシステムが行うの
で、情報処理系アプリケーションプログラム実行時のオ
ーバヘッドが減少するという効果も得られる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、制御
処理系アプリケーションプログラムに優先度情報を設け
るようにしたので、既存のオペレーティングシステム
や、情報処理系アプリケーションプログラムを改変する
ことなく、制御処理系アプリケーションプログラムのみ
を改変等するだけで、制御処理系アプリケーションプロ
グラムを情報処理系アプリケーションプログラムより優
先的に実行させることができる。
【0048】また、本発明では、制御処理系アプリケー
ションプログラム中に、優先度情報の他に、制御処理の
1サイクル実行後一定休止時間だけ休止させる休止命令
を設定し、その休止時間内では情報処理系アプリケーシ
ョンプログラムにプログラム実行手段を解放するように
構成したので、簡単な構成で効率よく、プログラム実行
手段による制御処理系アプリケーションプログラムおよ
び情報処理系アプリケーションプログラムの実行管理を
行うことが可能になる。
【0049】このため、以下のような、具体的な効果が
得られる。
【0050】(1)実行時に動作するプロセス(タス
ク)の数が減少するので、使用するメモリ容量を削減す
ることができると共に、ソフトウェアの開発容量が少な
くなることから、開発工数の削減が見込まれる。
【0051】(2)また、ソフトウェアの開発要領が少
なくなることから、保守にかかる工数を削減できると共
に、情報処理系アプリケーションプログラムの実行時に
は、その制御を全てオペレーティングシステムが行うの
で、情報処理系アプリケーションプログラム実行時のオ
ーバヘッドが減少するという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ処理装置の実施形態を示す
構成図。
【図2】本実施形態におけるソフトウェア構成を示す概
念図。
【図3】制御処理系アプリケーションプログラム中の優
先・非優先設定プログラムを示す説明図。
【図4】本実施形態のデータ処理装置の動作手順を示す
フローチャート
【図5】制御処理系アプリケーションプログラムの実行
プロセスと、情報処理プログラムの実行プロセスとを示
すタイムチャート。
【図6】従来のソフトウェア構成を示す概念図。
【符号の説明】
1 パソコン本体 2 ディスプレイ 3 入力装置 4 ハードディスク 5 制御機器 11 MPU(プログラム実行手段) 12 RAM 13 ROM 14 I/Oボード 15 内部バス P1 オペレーティングシステムプログラム P3 制御処理系アプリケーションプログラム P3′ 実行制御命令 P4 情報処理系アプリケーションプログラム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアプリケーションプログラムをマ
    ルチタスクで実行するデータ処理装置であって、 情報処理を行なうための情報処理系アプリケーションプ
    ログラムと、 上記情報処理系アプリケーションプログラムより優先的
    に実行するための優先度情報、および一定時間の休止処
    理を指示する休止命令が設定され、繰り返し実行により
    制御処理を行なうため制御処理系アプリケーションプロ
    グラムと、 上記優先度情報に基づいて、上記情報処理系アプリケー
    ションプログラムより上記制御処理系アプリケーション
    プログラムの実行処理を優先的に1サイクル実行して制
    御処理を行なと共に、上記休止命令の実行により一定時
    間だけ上記制御処理系アプリケーションプログラムの実
    行を休止して上記情報処理系アプリケーションプログラ
    ムを実行することを繰り返すプログラム実行手段と、 を具備することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 プログラム実行手段は、 制御処理系アプリケーションプログラム中に記述された
    最大サイクルタイムからこのプログラム実行処理時間を
    減算した値を、休止処理の際の一定時間とする、 ことを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 プログラム実行手段は、 マイクロプロセッサと、 上記マイクロプロセッサに情報処理系アプリケーション
    プログラムと制御処理系アプリケーションプログラムと
    を実行させるためのオペレーティングシステムプログラ
    ムと、 から構成されていることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のデータ処理装置。
JP8057441A 1996-03-14 1996-03-14 データ処理装置 Pending JPH09251389A (ja)

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