JPH09251088A - 核燃料要素 - Google Patents

核燃料要素

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JPH09251088A
JPH09251088A JP8057107A JP5710796A JPH09251088A JP H09251088 A JPH09251088 A JP H09251088A JP 8057107 A JP8057107 A JP 8057107A JP 5710796 A JP5710796 A JP 5710796A JP H09251088 A JPH09251088 A JP H09251088A
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JP
Japan
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granular
fuel
zirconium
alloy
mixed
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JP8057107A
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English (en)
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Yoriaki Yutani
順明 湯谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ジルカロイ製被覆管の内面酸化と水素化物形成
による破損を低減した軽水炉用燃料要素と、共晶反応を
引き起こすことなく余剰酸素を吸収して鉄鋼製被覆管の
内面腐食を低減できる高速炉用燃料要素を提供する。 【解決手段】ジルコニウム合金製被覆管2内に顆粒状ウ
ラン酸化物燃料14を密封した核燃料要素において、顆粒
状ウラン酸化物燃料14に酸素ゲッター15として顆粒状ジ
ルコニウム,同ジルコニウム−ウラン合金、および同ジ
ルコニウム−チタン合金の少なくとも一種を混合するこ
と。鉄鋼製被覆管内に顆粒状のウランとプルトニウムの
混合酸化物を密封した高速炉用燃料要素において、顆粒
状混合酸化物燃料中にジルコニウム,チタンおよびジル
コニウム−チタン合金の少なくとも一種を混合するこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軽水炉および高速炉
に使用される核燃料要素に係り、とくに被覆管内に顆粒
状の燃料を充填した核燃料要素に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)により従来の軽水炉用核燃料
要素の概略を説明する。すなわち複数個のペレット状酸
化物燃料1と水分ゲッター5とがジルカロイ被覆管2内
に積層されて装填されている。被覆管2内の上部にはプ
レナムが設けられ、このプレナムに挿入されたプレナム
スプリング16により燃料1は固定される。被覆管2の上
下両端は上部端栓6と下部端栓7により封止されてお
り、燃料1と被覆管2の内面との間にはギャップ4を有
している。
【0003】ウラン酸化物(UO2 )やウランとプルト
ニウムの混合酸化物((U,Pu)O2 )を用いた混合
酸化物燃料(MOX燃料)は、1回の核分裂当たり2個
の酸素を遊離する。遊離した酸素は、核分裂生成物と結
合してその多くが消費されるが、一部余剰になる。
【0004】軽水炉の場合、図5(a)のC部を拡大し
た図5(b)に示すようにペレット状酸化物燃料1中の
余剰酸素8が主にジルコニウム合金であるジルカロイ被
覆管2と反応して被覆管2の内面に酸化物3を形成す
る。酸化物が形成されると、その分肉厚が減少して被覆
管2の強度が低下し、また、ジルカロイに比較して酸化
物の熱伝導度が悪いので、被覆管2の熱伝達性能が劣化
する。
【0005】しかしながら、円柱状に形成したペレット
状ウラン酸化物燃料1の現在までの使用経験では、形成
される酸化物の層は薄く、酸化物の形成による熱伝達性
能が劣化したり被覆管の強度が低下する可能性が低いた
め、軽水炉では余剰酸素をジルカロイ製被覆管1以外の
ものに吸収させるという対策は未だとられていないのが
現状である。
【0006】また、軽水炉の沸騰水型原子炉では、製造
時に酸化物燃料表面に吸着して混入した微量水分が、照
射中にジルカロイ製被覆管2の内面と反応して水素化物
を形成し、被覆管2を破損に至らしめる。このため、核
燃料要素の製造過程においてペレット燃料を十分に乾燥
させるとともに、図5に示したようにジルコニウム−チ
タン−ニッケル合金の細片をステンレス鋼製の管につめ
た水分9を吸収する水分ゲッター5を核燃料要素のプレ
ナム部に挿入している。
【0007】つぎに高速炉用核燃料要素の構成を図6
(a)により説明する。図6(a)は鉄鋼製被覆管10内
にペレット状酸化物燃料1を積層してプレナムスプリン
グ16により固定し、被覆管10の上下両端を上部端栓6お
よび下部端栓7により封止した例を示しており、図6
(b)は同(a)のD部を拡大し、余剰酸素8とセシウ
ム11の挙動を示している。
【0008】高速炉の場合、余剰酸素と酸化物燃料が反
応して酸化物燃料中の酸素原子(O)数の金属(Uまた
はU+Pu)原子(M)数に対する割合(以下、O/M
比と呼ぶ)を増加させる。
【0009】このO/M比が増加すると、酸素ポテンシ
ャルが増加して図6(b)に拡大して示すように余剰酸
素8と主に核分裂生成物のセシウム11が鉄鋼製の被覆管
10と反応して被覆管10の内面を腐食し、腐食層12を形成
して被覆管10の強度を低下させるようになる。
【0010】このため、従来高速炉では、ペレット燃料
1を使用する場合、初期0/M比が低い(1.97程度)燃
料を使用し、また顆粒燃料を使用する場合、R.Herbigら
著の文献(J.Nucl.Mater.204(1993)93.)に記載されてい
るように余剰酸素を吸収するゲッターとして顆粒状(粉
末状)の金属ウランを燃料中に混合し、これによって余
剰酸素を吸収しO/M比の増加を抑えている。
【0011】図7(a)は鉄鋼製被覆管10内に顆粒燃料
14を装填し、押えペレット13を介在し、プレナムスプリ
ング16により固定し、被覆管10の上下両端を上部端栓6
と下部端栓7により封止した例を示しており、図7
(b)は(a)のE部を拡大し、酸素ゲッター15の挙動
を示している。なお、図中符号16は共晶反応を起こした
箇所を示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、核分裂収率
上Uに比べてPuのほうが核燃料要素内の環境下では酸
素と結合しない核分裂生成物であるTcやRu,Rh等
の貴金属をより多く生成するので、UとPuの混合酸化
物燃料(以下、MOX燃料と呼ぶ)を用いる場合、余剰
酸素量が多くなる。
【0013】このため、軽水炉では被覆管2の内面に形
成される酸化物3の厚さがUO2 燃料の場合よりも厚く
なり、熱伝達性能が劣化したり被覆管の強度が低下する
可能性がある。また、UO2 燃料の場合も現行よりもよ
り高燃焼度まで照射するようになると、酸化物が厚くな
り、同様に熱伝達性能が劣化したり被覆管の強度が劣化
する可能性が高くなる。この課題はペレット燃料と顆粒
燃料の双方に共通している。
【0014】また、顆粒燃料は、ペレット燃料に比べて
表面積が大きいため、製造時に吸着して混入する水分量
が多くなる可能性が高い。このため、顆粒燃料を沸騰水
型原子炉に使用する場合、ペレット燃料よりも効率よく
水分を吸収する必要があるが、プレナム部に設置されて
いる水分ゲッターは燃料から離れていて水分を吸収する
効率が低い。
【0015】一方、鉄鋼製被覆管10を使用する高速炉の
場合、MOX燃料のO/M比を低くして被覆管の内面腐
食が開始する時期(燃焼度)を遅らせて、内面腐食量を
低減しているが、実用的に製造可能なO/M比の下限は
1.94程度で、これよりO/M比の低いMOX燃料を製造
するためには、形状を問わず複雑な工程を必要とすると
されている。また、O/M比が1.94程度のMOX燃料を
使用しても、高燃焼度になると腐食が起こっている。
【0016】また、高速炉において顆粒燃料を使用する
場合、図7に示すように酸素ゲッター15である金属のU
と鉄鋼製被覆管10がところどころで接する可能性があ
る。UとFeの2元合金が 725℃で共晶点を持つことは
知られている。
【0017】しかしながら、 725℃以上の温度になると
酸素ゲッターの金属のUと鉄鋼製被覆管中のFeが共晶
反応を引き起こし、鉄鋼製被覆管が溶けて肉厚が減少す
る可能性がある。高速炉の被覆管内面温度は、通常運転
時には 725℃を越えることはないが、過渡時には越える
可能性がある。
【0018】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、核分裂によって遊離した酸素のうち核分裂
生成物との結合により消費されなかった余剰酸素を吸収
するとともに、製造時に混入した水分を吸収して、ジル
カロイ製被覆管の内面酸化と水素化物形成による破損を
低減することができる軽水炉用核燃料要素を提供するこ
とと、共晶反応を引き起こすことなく、余剰酸素を吸収
して鉄鋼製被覆管の内面腐食を低減することができる高
速炉用核燃料要素を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ジルコニ
ウム合金製被覆管の内部に顆粒状のUO2 燃料が密封さ
れている核燃料要素において、核分裂によって発生する
余剰酸素と製造時に吸着して混入した水分を吸収させる
ために、顆粒状ジルコニウム(Zr)、顆粒状ジルコニ
ウム(Zr)−ウラン(U)合金および顆粒状ジルコニ
ウム(Zr)−チタン(Ti)合金のうち少なくとも一
種を混合したことを特徴とする。
【0020】顆粒状Zrを混合する場合、顆粒状UO2
燃料は、燃料1モル当たり0.01モル以上の割合で含有す
ることを特徴とする。Zrのモル分率がmの顆粒状Zr
−U合金を混合する場合、顆粒状UO2 燃料は、燃料1
モル当たり 0.007+ 0.003/mモル以上の割合で含有す
ることを特徴とする。
【0021】Zrのモル分率が顆粒状Zr−Ti合金を
混合する場合、顆粒状UO2 燃料は、燃料1モル当たり
0.007(1-m)+ 0.003/mモル以上の割合で含有すること
を特徴とする。
【0022】また、第2の発明は、ジルコニウム合金製
被覆管内に顆粒状ウランとプルトニウムの混合酸化物
(MOX)燃料が密封されている核燃料要素において、
核分裂によって発生する余剰酸素と製造時に吸着して混
入した水分を吸収させるために、顆粒状Zr、顆粒状Z
r−U合金および顆粒状Zr−Ti合金のうち少なくと
も一種を混合したことを特徴とする。
【0023】顆粒状Zrを混合する場合、顆粒状MOX
燃料は、燃料1モル当たり 0.017モル以上の割合で含有
することを特徴とする。Zrのモル分率がmの顆粒状Z
r−U合金を混合する場合、顆粒状MOX燃料は、燃料
1モル当たり 0.014+ 0.003/mモル以上の割合で含有
することを特徴とする。
【0024】Zrのモル分率がmの顆粒状Zr−Ti合
金を混合する場合、顆粒状MOX燃料は、燃料1モル当
たり 0.0014(1-m)+ 0.003/mモル以上の割合で含有す
ることを特徴とする。
【0025】さらに、第3の発明は鉄鋼製被覆管の内部
に顆粒状MOX燃料が密封されている核燃料要素におい
て、核分裂によって発生する余剰酸素を吸収させるため
に、顆粒状Zr、顆粒状Tiおよび顆粒状Zr−Ti合
金のうち少なくとも一種を混合したことを特徴とする。
【0026】顆粒状Zrを混合する場合、顆粒状MOX
燃料は、燃料1モル当たり 0.028モル以上の割合で含有
することを特徴とする。顆粒状Tiを混合する場合、顆
粒状MOX燃料は、燃料1モル当たり 0.056モル以上の
割合で含有することを特徴とする。Zrのモル分率がm
の顆粒状Zr−Ti合金を混合する場合、顆粒状MOX
燃料は、燃料1モル当たり 0.0028(1-m)モル以上の割合
で含有することを特徴とする。
【0027】第1および第2の発明におけるジルコニウ
ム合金製被覆管の内部に顆粒状酸化物燃料が密封されて
いる核燃料要素において、核分裂によって発生する余剰
酸素と製造時に吸着して混入した水分が顆粒状Zr、顆
粒状Zr−U合金または顆粒状Zr−Ti合金と反応し
て消費されるため、ジルコニウム合金製被覆管の内面酸
化と内面の水素化を有効に低減することができ、熱伝達
性能の劣化と被覆管の強度低下を防止することができ
る。
【0028】第3の発明における鉄鋼製被覆管の内部に
顆粒状の酸化物燃料が密封されている核燃料要素におい
て、核分裂によって発生する余剰酸素が顆粒状Zr、顆
粒状Tiまたは顆粒状Zr−Ti合金と反応して消費さ
れるので、鉄鋼製被覆管の内面腐食を有効に低減するこ
とができ、また、顆粒状Zr、顆粒状Tiまたは顆粒状
Zr−Ti合金は被覆管と共晶反応を起こす恐れがない
ので、被覆管の強度低下を防止でき、したがって、核燃
料要素の信頼性および健全性を向上させることができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】図1により本発明に係る核燃料要
素の第1の実施の形態を説明する。図1(a)は本発明
の請求項1から8に対応する軽水炉用核燃料要素の構成
に適用するものである。
【0030】すなわち、図1(a)において、ジルカロ
イ(ジルコニウム合金製)被覆管2内に顆粒燃料14が装
填され、顆粒燃料14の上端に押えペレット13が介在され
てプレナムスプリング16により押えペレット13は固定さ
れている。被覆管2の上下両端は上部端栓6および下部
端栓7により封止されている。図1(b)は同(a)の
A部を拡大して余剰酸素8と水分9の挙動を示してい
る。なお、符号15は酸素ゲッターである。
【0031】請求項1から4に対応する発明では顆粒燃
料14は顆粒状ウラン酸化物燃料であり、この顆粒ウラン
酸化物燃料に核分裂によって発生する余剰酸素を吸収さ
せるために、顆粒状ジルコニウム,顆粒状ジルコニウム
−ウラン合金および顆粒状ジルコニウム−チタン合金の
うち少なくとも一種を混合している。
【0032】ここで、顆粒状ジルコニウムを混合する場
合には燃料1モル当たり0.01モル以上とし、顆粒状ジル
コニウム−ウラン合金を混合する場合にはジルコニウム
のモル分率がmの顆粒状ジルコニウム−ウラン合金を燃
料1モル当たり 0.007+ 0.003/mモル以上とし、顆粒
状ジルコニウム−チタン合金を混合する場合にはジルコ
ニウムのモル分率がmの顆粒状ジルコニウム合金を、燃
料1モル当たり0.007(1-m)+ 0.003mモル以上とする。
【0033】請求項5から8に対応する発明では、顆粒
燃料14は顆粒状ウランとプルトニウムの混合酸化物(M
OX)燃料であり、このMOX燃料中に核分裂によって
発生する余剰酸素を吸収させるために、顆粒状ジルコニ
ウム,顆粒状ジルコニウム−ウラン合金および顆粒状ジ
ルコニウム−チタン合金のうち、少なくとも一種を混合
している。
【0034】ここで、顆粒状ジルコニウムを混合する場
合には燃料1モル当たり顆粒状ジルコニウムを 0.017モ
ル以上とし、顆粒状ジルコニウム−ウラン合金の場合に
はジルコニウムのモル分率がmの顆粒状ジルコニウム−
ウラン合金を燃料1モル当たり 0.014+ 0.003/mモル
以上とし、顆粒状ジルコニウム−チタン合金の場合には
ジルコニウムのモル分率がmの顆粒状ジルコニウム−チ
タン合金を燃料1モル当たり0.014(1-m)+ 0.003/mモ
ル以上とする。
【0035】次に図2により本発明に係る核燃料要素の
第2の実施の形態を説明する。図2(a)は本発明の請
求項9から12に対応する高速炉用核燃料要素の構成に適
用するものである。
【0036】すなわち、図2(a)において、鉄鋼製被
覆管10内に顆粒燃料14が装填され、顆粒燃料14の上端に
押えペレット13が介在されてプレナムスプリング16に押
えペレット13は固定されている。被覆管2の上下両端は
上部端栓6および下部端栓7により封止されている。図
2(b)は同(a)のB部を拡大して余剰酸素8の挙動
を示している。なお、符号15は酸素ゲッターである。
【0037】顆粒燃料14は顆粒状ウランとプルトニウム
の混合酸化物で、この混合酸化物中に顆粒状ジルコニウ
ム,チタンおよびジルコニウム−チタン合金のうち少な
くとも一種を混合する。
【0038】ここで、燃料1モル当たり、顆粒状ジルコ
ニウムを 0.028モル以上混合するか、顆粒状チタンを
0.056モル以上混合するか、ジルコニウムのモル分率が
mの顆粒状ジルコニウム−チタン合金を0.028(1-m)モル
以上混合する。
【0039】つぎに上記第1および第2の実施の形態の
作用を説明する。燃料等の金属の酸化物と気体の酸素間
に次式に示す平衡反応が成り立つ。
【化1】
【0040】ただし、Mは金属で、この場合その原子価
は+4価である。このときの平衡酸素分圧Pa は次式で
求められる。 RTlnPa =ΔGf ・・・(2) ここで、Rは気体定数、Tは温度、ΔGf
【化1】(1) 式の反応標準自由エネルギー変化であり、
RTlnPa は平行酸素ポテンシャルと呼ばれる。
【0041】図3は、温度による平衡酸素ポテンシャル
の変化を示すもので、図中線aおよび線bはそれぞれ典
型的な未照射の軽水炉用UO2 燃料(O/M比約2.0 )
および高速炉用MOX燃料(O/M比約1.97)の平衡酸
素ポテンシャルである。また、軽水炉用MOX燃料の平
衡酸素ポテンシャルも線aおよび線bとほぼ同じ値であ
る。線cはCs+Cr+O/Cs4 CrO4 、線dはU
/UO2 、線eはZr/ZrO2 、線fはTi/TiO
の平衡酸素ポテンシャルである。
【0042】この図において、UO2 燃料の平衡酸素ポ
テンシャルである線aは、O/M比がこれ以上の酸素ポ
テンシャルになると増加し、これ以下の酸素ポテンシャ
ルになると減少することを示す。
【0043】同様にMOX燃料の平衡酸素ポテンシャル
である線bは、O/M比がこれ以上の酸素ポテンシャル
になると増加し、これ以下の酸素ポテンシャルになると
減少することを示す。すなわち、照射が進み余剰酸素と
酸化物燃料が反応してO/M比が増加すると、燃料の平
衡酸素ポテンシャルが図3の値(線aおよび線b)より
も増加する。
【0044】また、線cのCs+Cr+O/Cs4 Cr
4
【化2】 の反応の平衡酸素ポテンシャルを示し、Csがこの値以
上の酸素ポテンシャルでCrと反応してCs4 CrO4
になることを、この値以下の酸素ポテンシャルではCr
と反応しないことを示す。
【0045】また、線dのU/UO2 は、
【化3】 の反応の平衡酸素ポテンシャルを示し、Uがこの値以上
の酸素ポテンシャルで酸化してUO2 になることを、こ
の値以下の酸素ポテンシャルで酸化しないことを示す。
【0046】なお、この平衡酸素ポテンシャルで酸化し
て生成するUO2 のO/M比は燃料のUO2 のO/M比
(約2)に比べて低い値であるので、線dの値は線aの
値よりも低い値となる。
【0047】同様に、線eのZr/ZrO2 は、
【化4】 の反応の平衡酸素ポテンシャルを示し、Zrがこの値以
上の酸素ポテンシャルで酸化してZrO2 になること
を、この値以下の酸素ポテンシャルで酸化しないことを
示す。
【0048】同様に線fのTi/TiOは、
【化5】 の反応の平衡酸素ポテンシャルを示し、Tiがこの値以
上の酸素ポテンシャルで酸化してTiOになることを、
この値以下の酸素ポテンシャルで酸化しないことを示
す。
【0049】500〜2500K温度範囲では、未照射の燃料
の平衡酸素ポテンシャル(線aおよび線b)は、U/U
2 ,Zr/ZrO2 およびTi/TiOの平衡酸素ポ
テンシャル(線d,線eおよび線f)よりも高い値であ
る。
【0050】このため、図1および図2に示すように、
照射中に顆粒燃料14は、混合されている顆粒状のジルコ
ニウム,ウラン,チタンまたはこれらの金属の合金から
なる酸素ゲッター15と反応して、顆粒状のジルコニウ
ム,ウラン,チタンまたはこれらの金属の合金からなる
酸素ゲッターは酸化する。
【0051】一方、燃料のO/M比は未照射の値よりも
低くなって、燃料の平衡酸素ポテンシャルは図3の値
(線aおよび線b)よりも低くなり、より多くの余剰酸
素と反応できるようになる。しかし、燃料内の温度分布
は燃料中心側が高く、周辺側(被覆管側)が低い。ま
た、一般に化学反応は温度が低いと進行が遅い。
【0052】このため、燃料の低温側(被覆管側)では
顆粒状のジルコニウム,ウラン,チタンまたはこれらの
金属の合金はほとんど燃料と反応せずそのまま残る。し
たがって、余剰酸素は燃料の高温側では顆粒燃料14およ
び酸素ゲッター15と、また、低温側では主に酸素ゲッタ
ー15と反応して消費される。
【0053】予め混合された顆粒状のジルコニウム,ウ
ラン,チタンまたはこれらの金属の合金の量が十分であ
れば、燃料のO/M比は製造時の値よりも高くなること
はなく、また、燃料の平衡酸素ポテンシャルは図3の値
(線aまたは線b)よりも高くなることはない。
【0054】軽水炉では、前述したようにジルコニウム
合金が被覆管2として使用されている。U/UO2 ,Z
r/ZrO2 およびTi/TiOの平衡酸素ポテンシャ
ル(図3の線d,線eおよび線f)は似通った値である
が、被覆管の温度は燃料よりも低いので、余剰酸素が被
覆管と反応する可能性は極めて低く、照射中に被覆管内
表面に酸化物が形成して、熱伝達性能が劣化したり被覆
管の強度が低下する可能性は極めて低い。
【0055】鉄鋼製被覆管10を使用する高速炉における
内面腐食は、核分裂生成物中のCs,被覆管中のCrお
よび気体の余剰酸素が反応してCs2 CrO4 ,Cs3
CrO4 およびCs4 CrO4 等のセシウムのクロム酸
塩を生成する反応であり、このうちCs4 CrO4 を生
成する反応、すなわち、
【化2】(3) 式の反応の平衡酸素ポテンシャルが最も低
い値である。
【0056】高速炉の被覆管内面温度は、 650〜 950K
である。この近傍の温度範囲で、未照射のMOX燃料の
平衡酸素ポテンシャルは、Cs+Cr/Cs4 CrO4
(図3の線c)よりも低い値であり、また、照射によっ
ても燃料の平衡酸素ポテンシャルは未照射のそれよりも
高くなることはないので、照射中に被覆管の内面が腐食
することはない。なお、Uは鉄鋼製被覆管と共晶反応を
起こす恐れがあるので、高速炉では酸素ゲッターとして
使用することはできない。
【0057】しかし、金属のZrも、金属のUと同様に
鉄鋼製被覆管中のFeと共晶反応を引き起こすが、その
温度は共晶反応を引き起こす最低温度が 934℃と比較的
高く、過渡時においても共晶反応により被覆管を減肉さ
せて破損に至らしめることはない。また、Tiは鉄鋼製
被覆管の合金元素としても用いられている金属であるの
で、共晶反応の恐れはない。
【0058】核燃料要素内の環境において、酸素および
水素と反応して安定な酸化物として水素化物を生成する
ことができる金属または合金は、水分を吸収するゲッタ
ーとして使用することができる。上述のごとくU,Z
r,Tiおよびこれらの金属の合金は安定な酸化物を生
成する。また、U,ZrおよびTiは水素化物を生成す
る金属としても知られている。
【0059】図4に示すように、UおよびTiの水素化
物に比較してZrの水素化物は解離水素圧が低くて約 5
40℃まで安定である。BWRの燃料の被覆管近傍の温度
はこの温度以下であるので、被覆管近傍の顆粒状のZr
または顆粒状のZr合金中のZrは水分と反応して安定
な水素化物を生成することができる。
【0060】このため、燃料から放出された微量水分
(図1の9)を、直ちに効率よく被覆管近傍の顆粒状の
ZrまたはZr合金中のZrによって吸収される。ま
た、余剰酸素と合わせて水分を吸収させるためには、酸
素ゲッターはZrまたはその合金である必要がある。ま
た、これらを酸素ゲッターに用いればプレナムに水分ゲ
ッターを置く必要はなくなる。
【0061】UO2 燃料の場合、核分裂収率および核分
裂生成物の酸化物燃料中の化学形態から、1回の核分裂
で遊離した酸素の約7%が余剰になるといわれている。
また、Puの核分裂を主体とするMOX燃料の場合、燃
料要素内の環境下では酸素と結合しない核分裂生成物で
あるTcやRu,Rh等の貴金属がより多く生成される
ので、余剰酸素はUO2 燃料の倍程度になると推測され
る。
【0062】このため、燃焼度10GWd/t (約1at%の燃焼
度に相当)当たり生じる余剰酸素の量は、燃料1モルに
つき、 (UO2 燃料の場合) 1/100× 7/100=0.0007モル (MOX燃料の場合) 1/100×14/100=0.0014モル となる。
【0063】軽水炉並びに高速炉において高燃焼度化が
図られているが、当面の間燃焼度は、軽水炉で10GWd/t
を、また、高速炉で200GWd/tを越えることがないと考え
られるので、余剰酸素の量は最大でも、燃料1モルにつ
き、 (軽水炉UO2 燃料の場合) 0.0007×10= 0.007モル (軽水炉MOX燃料の場合) 0.0014×10= 0.014モル (高速炉MOX燃料の場合) 0.0014×20= 0.028モル である。
【0064】したがって、この余剰酸素を吸収するのに
必要な混合物の量は、燃料1モルに対して、
【化3】,
【化4】および
【化5】の反応から、 (軽水炉UO2 燃料の場合) Zr : 0.007×1= 0.007モル Zr−U合金 : 0.007×1= 0.007モル Zr−Ti合金: 0.007×{m+2(1-m)}= 0.007(1-
m) モル となる。ただし、mはZr−Ti合金中のZrmモル分
率である、軽水炉MOX燃料の場合上記の2倍の値とな
る。
【0065】また、 (高速炉MOX燃料の場合) Zr : 0.028×1= 0.028モル Zr−U合金 : 0.028×2= 0.056モル Zr−Ti合金: 0.028×{m+2(1-m)}= 0.028(1-
m) モル となる。ここで、mはZr−Ti合金中のZrのモル分
率である。
【0066】沸騰水型原子炉のペレット状酸化物燃料中
の水分量は、10ppm 以下とされている。顆粒燃料はペレ
ット燃料に比べて表面積が大きいため、製造時に吸着し
て混入する水分量が多くなる可能性が高く、倍程度の水
分を含むと予想される。この水分量は、燃料1モルにつ
き、 20/1000000× 270×1/18=0.0003モル となる。
【0067】ここで、 270および18はそれぞれ1モル当
たり燃料および水の質量である。水分のうち、水素がZ
rH1.8 の形でZrに吸収されるとすると、燃料1モル
当たり、 0.0003×1.8/2 =0.00027 モル のZrが必要となる。
【0068】前述の如く、Zrの水素化物は約 540℃ま
で安定である。顆粒燃料の場合、少なく見積もっても断
面の1/10の領域はこの温度以下である。したがって、水
素を吸収するZrとして、上記の10倍程度、すなわち、
燃料1モル当たり 0.003モル存在すれば十分である。ま
た、これだけの量のZrが存在すれば、水分中の酸素は
燃料の高温領域のZrによって吸収される。
【0069】したがって、最終的に必要な混合物の量
は、燃料1モル当たり、 (軽水炉UO2 燃料の場合) Zr : 0.007+ 0.003=0.01モル以上 Zr−U合金 : 0.007+ 0.003/mモル以上 Zr−Ti合金: 0.007(1-m) + 0.003/mモル以上 (軽水炉MOX燃料の場合) Zr : 0.014+ 0.003=0.017 モル以上 Zr−U合金 : 0.014+ 0.003/mモル以上 Zr−Ti合金: 0.014(1-m) + 0.003/mモル以上 (高速炉MOX燃料の場合) Zr : 0.028モル以上 Zr−U合金 : 0.056モル以上 Zr−Ti合金: 0.028(1-m) モル以上 となる。ここで、mは合金中のZrのモル分率である。
【0070】以上の説明からも明らかなように、本実施
の形態においては、被覆管としてジルコニウム合金を使
用する軽水炉の核燃料要素の場合、余剰酸素と水分が図
1に示したように顆粒状Zr,顆粒状Zr−U合金また
は顆粒状Zr−Ti合金からなる酸素ゲッターと反応し
て消費されるため、被覆管の内面酸化と内面の水素化が
起こる恐れはない。
【0071】また、鉄鋼製被覆管を用いる高速炉の核燃
料要素の場合、余剰酸素が図2に示したように顆粒状Z
r,顆粒状Tiまたは顆粒状Zr−Ti合金からなる酸
素ゲッターと反応して消費されるため、被覆管の内面腐
食が起こる恐れが少なくなり、また、これらのゲッター
は被覆管と共晶反応を起こす恐れがない。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、ジルコニウム合金製被
覆管の余剰酸素による内面酸化と水分による内面の水素
化を防止することができ、また、鉄鋼製被覆管の余剰酸
素とセシウムによる内面腐食を低減することができ、軽
水炉および高速炉用核燃料要素の信頼性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係るジルコニウム合金製被覆
管を用いる軽水炉用核燃料要素を示す縦断面図、(b)
は(a)のA部を拡大して余剰酸素と水分の挙動を示す
概略断面図。
【図2】(a)は本発明に係る鉄鋼製被覆管を用いる高
速炉用核燃料要素を示す縦断面図、(b)は(a)のB
部を拡大して余剰酸素の挙動を示す概略断面図。
【図3】未照射の酸化物燃料等の平衡酸素ポテンシャル
の温度変化を示す特性図。
【図4】水素化物の解離圧の温度変化を示す特性図。
【図5】(a)は従来のジルコニウム合金製被覆管を用
いる軽水炉用核燃料要素を示す縦断面図、(b)は
(a)のC部を拡大して余剰酸素と水分の挙動を示す概
略断面図。
【図6】(a)は従来の鉄鋼製被覆管を用いる高速炉用
核燃料要素を示す縦断面図、(b)は(a)のD部を拡
大して余剰酸素とセシウムの挙動を示す概略断面図。
【図7】(a)は従来の鉄鋼製被覆管を用いる高速炉用
核燃料要素を示す縦断面図、(b)は(a)のE部を拡
大して酸素ゲッター(U)の挙動を示す概略断面図。
【符号の説明】
1…ペレット状酸化物燃料、2…ジルカロイ被覆管、3
…酸化物、4…ギャップ、5…水分ゲッター、6…上部
端栓、7…下部端栓、8…余剰酸素、9…水分、10…鉄
鋼製被覆管、11…セシウム、12…腐食層、13…押さえペ
レット、14…顆粒燃料、15…共晶反応を起こした箇所、
16…プレナムスプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21C 3/26 G21C 3/16 GDLD

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジルコニウム合金製被覆管内に顆粒状ウ
    ラン酸化物燃料を密封した核燃料要素において、前記顆
    粒状ウラン酸化物燃料中に、核分裂によって発生する余
    剰酸素を吸収させるために、顆粒状ジルコニウム,顆粒
    状ジルコニウム−ウラン合金および顆粒状ジルコニウム
    −チタン合金のうち少なくとも一種を混合してなること
    を特徴とする核燃料要素。
  2. 【請求項2】 前記顆粒状ウラン酸化物燃料中に、燃料
    1モル当たり0.01モル以上の顆粒状ジルコニウムを混合
    したことを特徴とする請求項1記載の核燃料要素。
  3. 【請求項3】 前記顆粒状ウラン酸化物燃料中に、ジル
    コニウムのモル分率がmの顆粒状ジルコニウム−ウラン
    合金を、燃料1モル当たり 0.007+ 0.003/mモル以上
    混合したことを特徴とする請求項1記載の核燃料要素。
  4. 【請求項4】 前記顆粒状ウラン酸化物燃料中に、ジル
    コニウムのモル分率がmの顆粒状ジルコニウム−チタン
    合金を、燃料1モル当たり0.007(1-m)+ 0.003/mモル
    以上混合したことを特徴とする請求項1記載の核燃料要
    素。
  5. 【請求項5】 ジルコニウム合金製被覆管内に顆粒状ウ
    ランとプルトニウムの混合酸化物燃料を密封した核燃料
    要素において、前記顆粒状混合酸化物燃料中に、核分裂
    によって発生する余剰酸素を吸収させるために、顆粒状
    ジルコニウム,顆粒状ジルコニウム−ウラン合金および
    顆粒状ジルコニウム−チタン合金のうち少なくとも一種
    を混合してなることを特徴とする核燃料要素。
  6. 【請求項6】 前記顆粒状混合酸化物燃料中に、燃料1
    モル当たり顆粒状ジルコニウムを 0.017モル以上混合し
    たことを特徴とする請求項5記載の核燃料要素。
  7. 【請求項7】 前記顆粒状混合酸化物燃料中に、ジルコ
    ニウムのモル分率がmの顆粒状ジルコニウム−ウラン合
    金を、燃料1モル当たり 0.014+ 0.003/mモル以上混
    合したことを特徴とする請求項5記載の核燃料要素。
  8. 【請求項8】 前記顆粒状混合酸化物燃料中に、ジルコ
    ニウムのモル分率がmの顆粒状ジルコニウム−チタン合
    金を、燃料1モル当たり0.014(1-m)+ 0.003/mモル以
    上混合したことを特徴とする請求項5記載の核燃料要
    素。
  9. 【請求項9】 鉄鋼製被覆管内に顆粒状ウランとプルト
    ニウムの混合酸化物燃料を密封した核燃料要素におい
    て、前記顆粒状混合酸化物燃料中に、核分裂によって発
    生する余剰酸素を吸収させるために、ジルコニウム,チ
    タンおよびジルコニウム−チタン合金のうち少なくとも
    一種を混合してなることを特徴とする核燃料要素。
  10. 【請求項10】 前記顆粒状混合酸化物燃料中に、燃料
    1モル当たり、顆粒状ジルコニウムを 0.028モル以上混
    合したことを特徴とする請求項9記載の核燃料要素。
  11. 【請求項11】 前記顆粒状混合酸化物燃料中に燃料1
    モル当たり顆粒状チタンを 0.056モル以上混合したこと
    を特徴とする請求項9記載の核燃料要素。
  12. 【請求項12】 前記顆粒状混合酸化物燃料中に、ジル
    コニウムのモル分率がmの顆粒状ジルコニウム−チタン
    合金を、燃料1モル当たり0.028(1-m)モル以上混合した
    ことを特徴とする請求項9記載の核燃料要素。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012529051A (ja) * 2009-06-01 2012-11-15 アドバンスト・リアクター・コンセプツ・エルエルシー 発電で使用される微粒子状金属燃料、リサイクルシステム、及び小型モジュール式反応炉
JP2015534087A (ja) * 2012-11-08 2015-11-26 コミサリヤ・ア・レネルジ・アトミク・エ・オ・エネルジ・アルテルナテイブ 少なくとも1つの酸化還元系が添加された、腐食性核分裂生成物の調整剤となる酸化物核燃料
US9640283B2 (en) 2010-01-29 2017-05-02 Advanced Reactor Concepts LLC Small, fast neutron spectrum nuclear power plant with a long refueling interval
US10424415B2 (en) 2014-04-14 2019-09-24 Advanced Reactor Concepts LLC Ceramic nuclear fuel dispersed in a metallic alloy matrix

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