JPH09250179A - 建物ユニット間の断熱施行方法及びユニット建物 - Google Patents

建物ユニット間の断熱施行方法及びユニット建物

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JPH09250179A
JPH09250179A JP6085496A JP6085496A JPH09250179A JP H09250179 A JPH09250179 A JP H09250179A JP 6085496 A JP6085496 A JP 6085496A JP 6085496 A JP6085496 A JP 6085496A JP H09250179 A JPH09250179 A JP H09250179A
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JP
Japan
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building
building units
unit
hose
heat
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Pending
Application number
JP6085496A
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English (en)
Inventor
Masateru Ito
真輝 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユニット建物の建物ユニット間の隙間の断熱性
や気密性の処理を、現場施行により確実に行うことがで
きる建物ユニット間の断熱施行方法、及び現場施行によ
り建物ユニット間の隙間が断熱処理されたユニット建物
を提供する。 【解決手段】 ユニット建物の建物ユニット2、3間の
現場施工による断熱施行方法であって、ガン6の先端に
柔軟性を有する長尺のホース7を接続し、このホース7
の先端を断熱しようとする建物ユニット間の隙間4の奥
端まで挿入し、隙間4に上記ガン7により連続して発泡
材を注入しながら、上記ホース7を手前側に引き出して
ゆく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物ユニット間の
断熱施行方法及びユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場で生産された建物ユニットを
施行現場に搬送し、この建物ユニットを予め施行された
基礎の上に載置し、複数の建物ユニットを水平方向、或
いは上下方向に接続して建物ユニット(特公昭61−1
583号公報 参照)とする工法は周知の通りである。
このようなユニット建物の建物ユニット間の接続部に
は、弱冠の隙間が予め設けられるように設計されてい
る。
【0003】一方、一般の建物において、各部の隙間を
防いで断熱性や気密性を確保するために、現場にて発泡
剤を用いた隙間の充填処理が、発泡剤を注入するガンを
用いて行われることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような単純にガンを用いた発泡剤の注入方法におい
ては、発泡剤の注入部位が建物ユニット間で間仕切りパ
ネルにより両側から挟まれているような場合には、この
隙間が狭い上に作業スペースがないために、連続して発
泡剤を注入することが不可能であり、又、発泡剤の注
入、充填が不連続に行われたのでは、満足のゆく断熱性
や気密性の確保ができないといった問題がある。
【0005】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、ユニット建物の建物ユニット間
の隙間の断熱性や気密性の処理を、現場施行により確実
に行うことができる建物ユニット間の断熱施行方法、及
び現場施行により建物ユニット間の隙間が断熱処理され
たユニット建物を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
建物ユニット間の断熱施行方法においては、ユニット建
物の建物ユニット間の現場施工による断熱施行方法であ
って、発泡剤吐出用のガンの先端に柔軟性を有する長尺
のホースを接続し、このホースの先端を建物ユニット間
の隙間の奥端まで挿入し、隙間に上記ガンにより連続し
て発泡剤を注入し発泡させながら、上記ホースを手前側
に引き出してゆくことにより上記隙間に発泡剤を充填す
ることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の本発明のユニット建物にお
いては、建物ユニット間の隙間に、現場施工により発泡
剤が充填されて断熱処理されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の本発明の建物ユニット間の断熱
施行方法においては、ガンの先端に柔軟性を有する長尺
のホースを接続し、このホースの先端を断熱しようとす
る建物ユニット間の隙間の奥端まで挿入し、隙間に上記
ガンにより連続して発泡剤を注入しながら、上記ホース
を手前側に引き出してゆくようにしたので、隙間の奥端
から手前まで連続して断熱材を充填することができ、建
物ユニット間の断熱性や気密性の確保が確実に行えるよ
うになった。又、柔軟性を有するホースを用いるように
したので、硬質のパイプ等と違って手前側への引き出し
スペースが不要となり、狭い場所での施行が可能となっ
た。
【0009】請求項2記載の本発明のユニット建物にお
いては、現場施行により建物ユニット間の隙間の断熱処
理が行われていることにより、本来の建物ユニット間の
断熱性と気密性に加え、更に高性能の断熱性と気密性が
確保されたユニット建物とすることが可能となった。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明のユニット建物間
の断熱施行方法の一例を示す斜視図である。本発明は建
物ユニット間の断熱施行方法であって、ユニット建物の
建物ユニット間の現場施工による断熱施行方法である。
図1において、予め施行が完了された基礎1の上には、
工場で生産された建物ユニット2、3が平面で接続され
て施行された状態となされている。
【0011】この建物ユニット2と建物ユニット3との
間の隣接するパネル間の下方には、下記説明の図2に示
すように、隙間4が設けられた状態で施行されている。
本発明は、この建物ユニット2、3間の隙間4を手前よ
り奥端まで連続して発泡剤を充填して断熱しようとする
ものであり、このために、手前側の空きスペースに発泡
剤の原液5と、発泡剤の吐出のためのガン6が準備され
ている。
【0012】本実施の形態においては、ウレタン系発泡
剤が使用され、その発泡後の密度は、ほぼ20kg/m
2 である。
【0013】上記ガン6の先端の吐出口には、柔軟性を
有する長尺のホース7が接続され、このホース7の先端
を建物ユニット2、3間の隙間4の奥端まで挿入されて
いる。
【0014】作業者がガン6を手に持って引き金を引く
ことにより、吐出口より吐出された発泡剤は、ホース7
内を流動してゆき、先端より吐出を開始する。作業者は
この発泡剤の充填状況を確認しながら、徐々にホース7
を手前に引いてゆくと、発泡剤は、隙間3の必要部位に
連続的に充填されてゆく。
【0015】従って、この作業を続けてゆき、ホース7
が隙間4の最も手前側まで引き寄せられるとともに、隙
間4への発泡剤の充填が確認されると作業が完了され
る。
【0016】即ち、図2の建物ユニット間の要部の断面
図に示すように、建物ユニット2と建物ユニット3との
接続部において隣接する壁パネル2aと、3aとの間の
下方の土台2bと3bとの間は、比較的幅のある隙間4
となっている。発泡剤8は、この隙間4に重点的に充填
され、又、上方は壁パネル2aと、3aの外パネル2
c、3cの下端部の隙間まで到達するように充填され
る。
【0017】因みに、本実施例においては、この発泡剤
8の充填幅とその高さは、図3に示すように、下部の幅
Wが36mm、高さHが37mm、上部の幅W1 が12
mm、並びに、全高さH1 が90mmとなっている。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の建物ユニット間
の断熱施行方法においては、ガンの先端に柔軟性を有す
る長尺のホースを接続し、このホースの先端を断熱しよ
うとする建物ユニット間の隙間の奥端まで挿入し、隙間
に上記ガンにより連続して発泡剤を注入しながら、上記
ホースを手前側に引き出してゆくようにしたので、隙間
の奥端から手前まで連続して断熱材を充填することがで
き、建物ユニット間の断熱性や気密性の確保が確実に行
えるようになった。又、柔軟性を有するホースを用いる
ようにしたので、硬質のパイプ等と違って手前側への引
き出しスペースが不要となり、狭い場所での施行が可能
となった。
【0019】請求項2記載の本発明のユニット建物にお
いては、現場施行により建物ユニット間の隙間の断熱処
理が行われていることにより、本来の建物ユニット間の
断熱性と気密性に加え、更に高性能の断熱性と気密性が
確保されたユニット建物とすることが可能となった。従
って、建物ユニット間の断熱施行方法及びユニット建物
として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の建物ユニット間の断熱施行方法の一
例を示す斜視図。
【図2】建物ユニット間の要部の断面図。
【図3】充填される発泡剤の断面図。
【符号の説明】
1 基礎 2、3 建物ユニット 2a、3a 壁パネル 2b、3b 土台 2c、3c 外パネル 4 隙間 5 原液 6 ガン 7 ホース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット建物の建物ユニット間の現場施
    工による断熱施行方法であって、発泡剤吐出用のガンの
    先端に柔軟性を有する長尺のホースを接続し、このホー
    スの先端を建物ユニット間の隙間の奥端まで挿入し、隙
    間に上記ガンにより連続して発泡剤を注入し発泡させな
    がら、上記ホースを手前側に引き出してゆくことにより
    上記隙間に発泡剤を充填することを特徴とする建物ユニ
    ット間の断熱施行方法。
  2. 【請求項2】 建物ユニット間の隙間に、現場施工によ
    り発泡剤が充填されて断熱処理されていることを特徴と
    するユニット建物。
JP6085496A 1996-03-18 1996-03-18 建物ユニット間の断熱施行方法及びユニット建物 Pending JPH09250179A (ja)

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JP6085496A JPH09250179A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 建物ユニット間の断熱施行方法及びユニット建物

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JPH09250179A true JPH09250179A (ja) 1997-09-22

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ID=13154394

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JP6085496A Pending JPH09250179A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 建物ユニット間の断熱施行方法及びユニット建物

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JP (1) JPH09250179A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013117130A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Toyota Home Kk 建物及び建物の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013117130A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Toyota Home Kk 建物及び建物の製造方法

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