JPH09250108A - 人工芝の設置方法 - Google Patents

人工芝の設置方法

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JPH09250108A
JPH09250108A JP5716696A JP5716696A JPH09250108A JP H09250108 A JPH09250108 A JP H09250108A JP 5716696 A JP5716696 A JP 5716696A JP 5716696 A JP5716696 A JP 5716696A JP H09250108 A JPH09250108 A JP H09250108A
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JP
Japan
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flat
ground
artificial turf
flat plate
reinforcing sheet
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Application number
JP5716696A
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English (en)
Inventor
Keiji Sekiguchi
啓司 関口
Hideaki Kawabata
秀昭 川端
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Diatex Co Ltd
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Diatex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内、屋外を問わず、軽量で、クッション性
及び消音性を有し、更に耐圧力に優れた人工芝を簡易に
設置することのできる人工芝の設置方法を提供する。 【解決手段】 比重0.03〜0.6を有し、樹脂又は木材
を主体とする材料からなる平板ブロック材を平面状に複
数配置し、前記平面基材ブロック体の上に、複数の平板
ブロック材を覆うように上敷補強シートを固定し、次い
で、前記上敷補強シート上に人工芝を設置する。また、
平坦な地盤においては、平面状に配置された下敷補強シ
ートを介して、複数平面的に配置された平板ブロック材
を地盤に固定し、次いで、平版印刷板の上に人工芝を設
置する。更に、平坦な地盤に直交する方向で少なくとも
2層の補強シートを平面状に積層し、前記補強シートを
地盤に固定し、次いで、前記補強シートの上に人工芝を
設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工芝の設置方法に関
し、特に、室内、屋外を問わず、各種な平坦な基盤にお
いて、軽量で、クッション性及び消音性を有し、更に耐
圧力に優れた人工芝を簡易に設置することのできる、人
工芝の設置方法に関する。
【0002】
【従来技術】人工芝は、各種のスポーツ関連施設だけで
なく、その他の広範な用途において広く採用されてい
る。従来、屋外においては、人工芝は、直接、コンクリ
ート地盤や、アスファルト地盤等の上に通常設置され
る。また、室内においては、人工芝は、コンクリート床
や、床張り(フローリング材)等の基盤上に通常設置さ
れている。また、運動競技場等において、アスファルト
地盤や、コンクリート地盤等に、人工芝を、クッション
材を介してそれらの地盤に設置する方法も公知である。
ここで使用されるクッション材としては、粉砕ゴムチッ
プをポリウレタン樹脂で固化させたブロック状板や、ゴ
ム板、低発泡ウレタン樹脂板等が採用されている。しか
しながら、従来、クッション材を使用する設置方法にお
いては、単に、これらのクッション材を平面的に配置す
るだけで、その上に直接、人工芝を設置しているため
に、季節や一日における温度の変化に伴う伸縮がクッシ
ョン材に生じ、クッション材が変形し易く、一旦変形が
生じると、その変形がその上に設置されている人工芝に
直接影響し、人工芝が部分的に浮き上がり、元の状態に
戻ることがなかったり、また、かかる変形が人工芝に皺
として残ってしまうなどの問題を生じた。また、野球場
等においても、走者の滑り込みの力が加わって同一個所
で動作が繰り返されると、クッション材がその影響を受
けて、配置が乱れたり、伸縮を生じ、その影響がその上
にある人工芝に直接影響して、同様にして、人工芝が変
形したり、人工芝に皺が生じる等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、屋
内又は屋外の各種の平坦な基盤において、耐久性に優れ
た人工芝を簡易に設置する方法を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意検討した結果、整地された平坦な地
表面(地盤)以外の平坦な基盤に、比重が0.03〜0.6
である樹脂又は木材を主体とする材料からなる平板ブロ
ック材を複数平面状に配置し、次いで、上敷補強シート
を平板ブロック材に固定し、次いで、その上に人工芝を
設置することにより、上記目的が達成できることを見出
した。また、平坦な地盤に人工芝を設置する場合には、
更に、その地盤にまず、下敷補強シートを平面状に設置
し、これを地盤に固定してから、平板ブロック材を複数
平面状に配置し、次いで、必要に応じて上敷補強シート
を平板ブロック材に設置、固定し、最後に平板ブロック
材の上に人工芝を設置することにより、上記目的が達成
できることを見出した。更に、平坦な地盤に、人工芝を
設置する場合に、所定の坪量及び厚みを有する補強シー
トを直交するように少なくとも2層積層し、これを地盤
に固定した後、人工芝を設置することによって、耐久性
に優れた人工芝を簡易に設置できることを見出した。本
発明は、このような新規な知見に基づいて達成されたも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳細に
説明する。本発明の方法は、屋外だけでなく、屋内にお
いても実施することができる。具体的には、本発明の方
法は、屋外においては、既に、コンクリート地盤又はア
スファルト地盤等の基盤において行うこともできれば、
例えば、土地を整地して形成されたような平坦な地盤に
おいて行うこともできる。また、屋内においては、フロ
ーリング等の基盤において実施することができる。な
お、平坦な地盤において実施する場合には、その地盤に
下敷補強シートを平面状に配置し、これを、地盤に、例
えば、ステイプル等の固定具で固定することが好まし
い。ステープルは、鉄等の金属材料から構成され、圧縮
空気力によって打ち込むことができる。地盤以外の平坦
な基盤としては、例えば、屋外におけるコンクリート、
アスファルト地盤や、屋内における床材等が挙げられ
る。ここで、「平坦」と言っても、全く起伏のない水平
な平面を言うものではなく、本発明に従って人工芝を設
置することが可能な程度に平坦であればよい。
【0006】平坦な基盤には、比重が0.03〜0.6、好
ましくは0.04〜0.4の樹脂又は木材を主体としてな
る、軽量かつクッション性のある平板ブロック材を複数
平面状に配置して、平面状の下地基板を構成する。この
場合、その後の処理作業を改善するために、所定の箇所
で平板ブロック材を、例えば、接着テープ等の固定手段
によって相互に固定してもよい。平板ブロック材として
は、従来よりクッション材として使用されているもの、
例えば、粉砕ゴムチップをポリウレタン樹脂で固化した
ブロック板や、ゴム板、低発泡ウレタン樹脂板等や、更
には、発泡ボード、パルプボード等が挙げられる。な
お、平板ブロック材は、上記比重を有し、樹脂又は木材
を主体とする材料からなるものであれば、特にその材質
は問われない。特に好ましい平板ブロック材としては、
発泡ボードや、パルプボード等が挙げられる。なお、下
地基板の耐圧性や、耐衝撃性等の強度を改善するため
に、予め平板ブロック材の上面又は下面に補強シートを
積層固定又は捲回固定したものを使用してもよい。発泡
ボードは、種々の発泡樹脂から構成することができる。
例えば、発泡ボードとして、発泡ポリエチレンや、発泡
ポリプロピレン、発泡ポリスチレン等を使用することが
できる。特に、発泡ボードは、熱や音に対する遮断性
や、圧縮性等に優れている。発泡ボードの比重は、使用
する樹脂や、発泡倍率等の製造条件によって種々変動す
る。例えば、発泡ボードの発泡倍率は、15倍から30
倍、特に好ましくは15倍〜20倍であることが好まし
い。この範囲において、発泡ボードの比重は、例えば、
0.05〜0.07とすることができる。
【0007】一般に、発泡ボードは、局部的に押圧され
る場合の破断強度が弱く、割れやすい。しかしながら、
発泡ボードの材料に予め、ガラス繊維等の補強繊維を配
合しておけば、破断強度を大幅に強化することができ
る。このような繊維強化発泡ボードとしては、例えば、
商品化された発泡ボードとしては、三菱化学(株)製の
ラドライト(軽量材:比重0.6)等を挙げることができ
る。パルプボードは、木材チップを板状に抄き上げ、高
温乾燥及び熱処理した後、板状に加工されたものであ
る。通常、防腐剤や、防ダニ剤等の種々の薬剤により処
理されているので、腐ったり、害虫による損傷を受ける
ことがほとんどなく、耐久性に優れている。パルプボー
ドは、木材パルプから構成されているため、軽量であ
り、クッション性に優れている。通常、パルプボード
は、比重0.25〜0.35のものである。なお、パルプボ
ードは、木材特有の性質として、水分の吸水性及び放出
性に優れている。そのため、本発明の方法を屋内、例え
ば、床の上に設けるような場合には、室内の湿度の高い
時には、比較的水分を吸湿して、湿度の低下に寄与する
一方、室内が乾燥している場合には、吸湿している水分
を放出するので、乾燥度を低下させることもできる。従
って、パルプボードは、室内において優れた湿度調節作
用を有する。また、パルプボードは、防音性や、断熱性
にも優れている。
【0008】パルプボード又は発泡ボードの厚みは、通
常、10〜50mmである。10mmよりも薄い場合には、
クッション性や、防音性、耐久性、敷設性の観点から好
ましくない。一方、厚みが50mmを越えると、運搬性
や、敷設効率、経済性等が悪くなり易い。好ましい厚み
は、例えば、20〜40mm、特に好ましい厚みは、20
〜30mmである。平板ブロック材の配置は、平面を形成
することができる限り、特に制限されるものではない。
また、平板ブロック材として、円形、半円形、長方形、
正方形、三角形、菱形、台形等の各種の形状のものを使
用することができる。このような各種の形状の平板ブロ
ック材を使用、組合せることによって、各種の形状の地
盤に対して、平面を形成することが可能である。例え
ば、四角形の場合には、縦×横の大きさとして、45cm
×45cm〜50cm×50cmのものや、90cm×90cm又
は1m×2mのような合板規格の大きさとすることもで
きる。通常、正方形や長方形のような矩形の形状のもの
は、畳と同様にして、平面形態に配置することが容易で
ある。但し、曲線状の角の部分や、角張った場所には、
円形又は半円形のものや、三角形等の形状のものが適当
である場合がある。
【0009】平板ブロック材の上面には、複数の平板ブ
ロック材を覆うように上敷補強シートを平面的に載置
し、例えば、ステイプル等の固定具によってその上敷補
強シートを平板ブロック材に固定する。この固定によっ
て、その下に設置されている平板ブロック材を相互に固
定することができ、人工芝の使用時における平板ブロッ
ク材の移動や変形等を防止することができる。上敷補強
シートとして使用される補強シートとしては、補強に適
した強度を有する織物又は不織布を使用することができ
る。織物としては、例えば、クロスシートを使用するこ
とができる。クロスシートは、一般に、糸等を平織等の
織り方で織り上げたシート状の基布である。糸等として
は、フラットヤーンや、マルチフィラメント糸、紡績糸
等が使用できる。補強材としての強度の観点から、好ま
しい糸等は、ポリプロピレンや、ポリエチレン等の合成
樹脂から形成したフラットヤーンである。好ましくは、
クロスシートとして、1000〜1500デニールから
なるフラットヤーンを縦×横において、4本/インチ×
4本/インチ乃至12本/インチ×12本/インチとな
るような密度(打ち込み本数)で平織したものを使用す
る。なお、クロスシートは、それに補強紙等を積層した
ものであってもよい。このようなクロスシートは、打ち
込み本数が、例えば4本/インチ(縦)×4本/インチ
(横)〜6本/インチ×6本/インチ等の低いものであ
っても安定した強度を有しかつ経済的にも有利である。
また、打ち込み本数が1500デニールのフラットヤー
ンを15本/インチ×15本/インチのように高密度と
した高強度のクロスシートも使用することができる。
【0010】不織布としては、例えば、坪量50g/cm
2 以上、好ましくは100g/cm2 以上、厚みは、1.0mm
以上、引張強度は、kg/5cmとして、縦15kg×横25
kg以上、好ましくは、縦20kg×横30kg以上のものが
好ましく使用することができる。なお、上記のような範
囲の不織布とするために、不織布を複数重ね合わせ、結
合したものでもよい。使用する人工芝としては、従来よ
り使用されているものを制限なく使用することができ
る。好ましい人工芝としては、例えば、熱可塑性合成樹
脂から形成された複数のパイル糸を平織等により織成し
た基布にタフト機で植毛し、更にそれにゴム等で裏打ち
したものが挙げられる。更に、射出成形法により一体的
にプラスチック基板から葉部材を突出させた人工芝等も
挙げることができる。なお、軽量の人工芝を設置する場
合には、人工芝が使用中に変動等しないように、例え
ば、接着テープ等によって上敷補強シートを介して、平
板ブロック材に固定してもよい。なお、重量のある人工
芝は、自重によって、特に接着テープ等による固定をし
なくても、安定して設置することができる。平坦な地盤
において本発明を実施する場合には、予め、地盤上に、
下敷補強シートを平面状に配置し、この下敷補強シート
を地盤に、例えば、ステイプル等で固定した後、上記の
要領によって、平板ブロック材、上敷補強シート及び人
工芝を設置することによって、耐久性に優れた人工芝構
造体が簡易に設置することができる。なお、破断強度が
大きい平板ブロック材、例えば、繊維強化発泡ボード
(ラドライト等)や、パルプボード等を使用する場合に
は、上敷補強シートを省略しても、耐久性のある人工芝
構造体を更に簡易に製造することができる。
【0011】また、別の方法として、かかる地盤におい
て、直交する少なくとも2層の補強シートを平面状に積
層及び固定した後、直接その積層物の上に人工芝を設け
てもよい。この場合、クッション性を設けるために、例
えば、積層される各補強シートの全厚みは、好ましくは
1.2〜6mm、特に好ましくは2〜4mmとすることが適当
である。また、坪量としては、例えば、100g/cm2
上、通常100〜400g/cm2 、好ましくは120〜3
00g/cm2 である。全体の積層補強シートの厚みは、通
常、1〜6mm、好ましくは2〜4mmであることが適当で
ある。但し、積層補強シートを地盤に固定するために
は、積層した補強シートの厚みを考慮して、その厚みよ
りも長い固定具、例えば、上記のU字型ステイプル等を
使用し、積層補強シートの上に設置される平板ブロック
材が確りと、その補強シートを介して、地盤に固定され
るようにすることが好ましい。上記上敷補強シートに使
用される補強シートは、上記で説明した上敷補強シート
における場合と同様である。また、上記補強シートは、
坪量及び厚みが規定されることを除いては、上記上敷補
強シートにおける補強シートの場合と同様である。
【0012】使用する補強シートの組合せとしては、同
一の補強シートを組合せてもよく、異なる補強シートを
組合せてもよい。例えば、不織布とクロスシート、クロ
スシート同志、更には不織布同志が考えられる。以下、
図面を参照しながら、本発明の好ましい態様について更
に詳細に説明する。図1には、コンクリート地盤におい
て本発明の方法を実施して得られた人工芝構造体が開示
されている。この態様における人工芝構造体は、コンク
リート地盤7に、まず、平板ブロック材3を複数平面状
に配置し、その上に、上敷補強シート4を複数の平板ブ
ロック材3を覆うように平面状に設置し、これを平板ブ
ロック材3に、図2に示されるような、U字型の金属製
ステイプル2をステイプラー(図示せず)で打ち込むこ
とによって固定し、次いで、上敷補強シート4上に人工
芝5を設置することによって製造されたものである。こ
の態様においては、平板ブロック材3は、所定の箇所に
おいてテープ8でテープ止めされ、平板ブロック材3の
設置後の工程において、平板ブロック材3が移動等する
ことを防止することによって、作業効率を向上させるこ
とができる。
【0013】この態様においては、上敷補強シート4と
しては、予めロール状に捲回された長尺形態の補強シー
トが使用され、効率的に設置される。この場合、ロール
巻きされた補強シートを展開しながら、平面基材ブロッ
ク体3の上に設置される。補強シート4を展開する場合
には、隣接する補強シートの相互に部分的に重複する部
分を設け、その重複部分を、図2に示すようなU字型の
ステイプル2で固定することが好ましい。この固定によ
って、補強シート間の固定を行うとともに、上敷補強シ
ートと、平面基材ブロック体との固定が達成できる。ス
テイプル2の長さは、長い程、補強効果があり好まし
い。例えば、ステイプル2の長さは、通常、10〜50
mm、好ましくは20〜50mm、特に好ましくは30〜5
0mmであるが、これよりも長いものでもよい。特に、以
下で説明するように、地盤に下敷補強シートを介して平
板ブロック材を固定する場合には、このようなかなり長
い固定具を使用することが好ましい。また、使用個所に
より異なるが、例えば傾斜面、軟弱地盤などの作業環境
が悪い場所において下敷補強シートを固定する場合に
は、個々のステイプル2による係止力を強化するため
に、例えば、ステイプルの長さが10cm〜50cm程度の
ステイプルを使用することが好ましい。
【0014】ステイプル2の打込み密度については、主
として、平板ブロック材の境界部により多く使用するこ
とか好ましい。この場合、ステイプルは、好ましくは2
0〜50個/m2 、特に好ましくは30〜40個/m2
使用することが適当である。但し、この値は単に目安で
あるに過ぎず、更に少なく、又は多く使用してもよい。
図3には、整地され、平坦にされた地盤において本発明
の設置方法を実施することによって得られた人工芝構造
体が示されている。この人工芝構造体は、まず、地盤に
下敷補強シート11を平面状に配置し、その上に、平板
ブロック材13及び下敷補強シート11を一体的に地盤
に固定し、次いで、人工芝15を平板ブロック材13の
上に設置することによって得られたものである。この態
様においては、平板ブロック材13の上に、上敷補強シ
ートを固定してもよく、その場合には、平板ブロック材
13の破断強度を補強することができ、耐久性に優れた
地盤用の人工芝構造体を形成することができる。特に、
平板ブロック材として繊維強化された発泡ボード等の破
断強度の大きい平板ブロック材を使用する場合には、上
敷補強シートなしで耐久性に優れた人工芝構造体を製造
することができる。但し、下敷補強シート11を介して
平板ブロック材13を地盤に固定するには、平板ブロッ
ク材13の厚みを考慮して、比較的長い固定具を使用す
ることが必要となる。平板ブロック材13の地盤への固
定に使用する固定具の長さや強度等については、当業者
には自明である。
【0015】図4には、図3の場合と同様に、平坦な地
盤で本発明の設置方法を実施して製造した人工芝構造体
が示されている。この態様では、図3に関連して説明し
た方法と同様にして行うことができる。但し、図3の場
合と異なるのは、図4においては、平板ブロック材23
の上に更に上敷補強シート24を設置し、この上敷補強
シート24を平板ブロック材23に、例えばステイプル
22で固定したことである。このように、上敷補強シー
ト24を更に使用し、平板ブロック材23に固定するこ
とによって、複数の平板ブロック材から構成される下地
基板が非常に安定化され、作業効率が向上するだけでな
く、得られる人工芝構造体の耐久性が大幅に改善され
る。図5には、整地された地表面において本発明の方法
によって得られた別の態様の人工芝構造体が示されてい
る。この態様における人工芝構造体は、地表面に、直交
する方向で2層の補強シート31、33を配置し、それ
らの補強シート31、33をステイプル32によって地
表面に固定し、次いで、人工芝35を設置することによ
って得られたものである。この場合、使用した補強シー
ト31は、坪量160g/cm2 、厚み1mmの不織布であ
り、補強シート33は、坪量160g/cm2 、及び厚み1
mmの不織布であった。この構成によって、軽量かつクッ
ション性のある人工芝構造体が、簡易に製造でき、ま
た、縦方向及び横方向における伸縮に対して安定してい
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、室内、屋外を問わず、
各種の平坦な地盤において、軽量で、クッション性があ
り、消音性及び耐圧力に優れた人工芝を簡易に設置する
ことのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート地盤において、本発明の方法を使
用して製造した人工芝構造体を示す図。
【図2】ステイプルの構造を示す図。
【図3】地盤において、本発明の方法を使用して製造し
た別の態様の人工芝構造体を示す図。
【図4】地表面において、本発明の方法を使用して製造
した更に別の態様の人工芝構造体を示す図。
【図5】地表面において、本発明の方法を使用して製造
した更に別の態様の人工芝構造体を示す図。
【符号の説明】
2、12、22、32 ステイプル 3、13、23 平板ブロック材 4、14、24 上敷補強シート 5、15、25、35 人工芝 11、21 下敷補強シート 7 コンクリート地盤 31、33 補強シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦な基盤において人工芝を設置する方
    法であって、比重0.03〜0.6を有し、樹脂又は木材を
    主体とする材料からなる平板ブロック材を平面状に複数
    配置し、前記平面基材ブロック体の上に、複数の平板ブ
    ロック材を覆うように上敷補強シートを固定し、次い
    で、前記上敷補強シートに人工芝を設置することを特徴
    とする設置方法。
  2. 【請求項2】 平坦な地盤において人工芝を設置する方
    法であって、前記地盤に下敷補強シートを平面状に設置
    し、その上に、比重0.03〜0.6を有する、樹脂又は木
    材を主体とする材料からなる平板ブロック材を平面状に
    複数配置し、前記平板ブロック材を前記下敷補強シート
    を介して前記地盤に固定し、次いで、前記平面基材ブロ
    ック体の上に人工芝を設置することを特徴とする設置方
    法。
  3. 【請求項3】 平坦な地盤において人工芝を設置する方
    法であって、前記地盤に、直交する方向でかつそれぞれ
    坪量100〜400g/cm2 及び厚み1mm以上である少な
    くとも2層の補強シートを平面状に積層し、前記補強シ
    ートを地盤に固定し、次いで、前記補強シートの上に人
    工芝を設置することを特徴とする方法。
JP5716696A 1996-03-14 1996-03-14 人工芝の設置方法 Pending JPH09250108A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538229A (ja) * 2005-02-28 2008-10-16 テン・ケイト・ティオロン・ビイ・ヴイ 人工芝生システム
JP7125807B1 (ja) * 2021-08-25 2022-08-25 マックストン株式会社 人工芝シート敷設構造及び人工芝シート敷設方法

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