JPH0924992A - 内面に袋状シートを有するコンクリートタンク - Google Patents
内面に袋状シートを有するコンクリートタンクInfo
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- JPH0924992A JPH0924992A JP7207286A JP20728695A JPH0924992A JP H0924992 A JPH0924992 A JP H0924992A JP 7207286 A JP7207286 A JP 7207286A JP 20728695 A JP20728695 A JP 20728695A JP H0924992 A JPH0924992 A JP H0924992A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】地震や振動によりコンクリートに亀裂等が生じ
たりシール材の破損があったりしても貯留液が漏水する
ことのないコンクリートタンクの提供。 【解決手段】1つ以上のリング状の帯シート部材6と、
その両末端に、一面が開口されている箱状に形成された
シート部材9,10を、水密を保つ連結部材により連結
してタンクと略同形状の袋状に形成し、袋状シートはタ
ンク内部に入れられ、コンクリートタンクの内壁のすべ
ての面を被覆することができリング状の帯シート部材の
1つが地下タンクの貯留液の出入口5の形状と同形の穴
があいていて穴を貯留液の出入口と密着させることを特
徴とし、さらには、袋状シートにひも状の吊り下げ部材
がとりつけられていることを特徴とする。
たりシール材の破損があったりしても貯留液が漏水する
ことのないコンクリートタンクの提供。 【解決手段】1つ以上のリング状の帯シート部材6と、
その両末端に、一面が開口されている箱状に形成された
シート部材9,10を、水密を保つ連結部材により連結
してタンクと略同形状の袋状に形成し、袋状シートはタ
ンク内部に入れられ、コンクリートタンクの内壁のすべ
ての面を被覆することができリング状の帯シート部材の
1つが地下タンクの貯留液の出入口5の形状と同形の穴
があいていて穴を貯留液の出入口と密着させることを特
徴とし、さらには、袋状シートにひも状の吊り下げ部材
がとりつけられていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は雨水や工場排水等を貯蓄
するコンクリートタンクの防水装置に関するものであ
る。さらに詳しくは内壁に袋状シートを敷設した、地震
や振動にも貯留液を漏出することのないコンクリートタ
ンクに関する。
するコンクリートタンクの防水装置に関するものであ
る。さらに詳しくは内壁に袋状シートを敷設した、地震
や振動にも貯留液を漏出することのないコンクリートタ
ンクに関する。
【0002】
【従来の技術】雨水や工場排水等を貯蓄するコンクリー
ト製タンクは複数種類のコンクリート部材を組み合わせ
て貯蓄槽を構築している。例えば実開昭58−4535
0号公報や実開昭61−28797号公報で記載のある
ように予めプレキャスト化したコンクリート製部材を施
工現場で組み立てることにより簡易にしかも短期間で工
事を完了できる。この工法は分割されたコンクリート部
材を連結させて1つの槽とするため水漏れを防止する必
要がある。従来は水漏れ防止方法としてコンクリート部
材のつなぎ目部分にシール材を使用したり、槽の内面全
体にエポキシ樹脂ライニングをするといったことをして
いた。そして、これらタンクは地下に埋設されることが
多い。
ト製タンクは複数種類のコンクリート部材を組み合わせ
て貯蓄槽を構築している。例えば実開昭58−4535
0号公報や実開昭61−28797号公報で記載のある
ように予めプレキャスト化したコンクリート製部材を施
工現場で組み立てることにより簡易にしかも短期間で工
事を完了できる。この工法は分割されたコンクリート部
材を連結させて1つの槽とするため水漏れを防止する必
要がある。従来は水漏れ防止方法としてコンクリート部
材のつなぎ目部分にシール材を使用したり、槽の内面全
体にエポキシ樹脂ライニングをするといったことをして
いた。そして、これらタンクは地下に埋設されることが
多い。
【0003】しかし、地震などの衝撃や自動車の通行な
どで発生する振動によるコンクリートタンクにかかる応
力は大きく、連結部分のズレやコンクリート自体のひび
割れが起きてしまうということがたびたびある。コンク
リートの亀裂は連鎖的にコーティング層やシール材も破
壊されてしまい漏水現象が起こる。しかも、地下に埋設
されているため、漏水の有無を検査するのは難しくま
た、補修点検等が非常に難しいという欠点があった。
どで発生する振動によるコンクリートタンクにかかる応
力は大きく、連結部分のズレやコンクリート自体のひび
割れが起きてしまうということがたびたびある。コンク
リートの亀裂は連鎖的にコーティング層やシール材も破
壊されてしまい漏水現象が起こる。しかも、地下に埋設
されているため、漏水の有無を検査するのは難しくま
た、補修点検等が非常に難しいという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、コンクリー
トタンクの内壁面にビニール、プラスチック、ゴム等の
シートを貼り付けたり敷設したりする工法が取られた。
例えば実開平5−54389号公報ではコンクリートタ
ンクの内壁面に、伸縮可能な熱融着タイプの袋状のシー
トを上端をタンクの上壁面に固定してぶら下げる様に敷
設したものが記述してある。しかし、シートの連結方法
は熱で融着させるのでコンクリートタンク内で熱圧着す
る必要があり、また、熱融着は強度に欠け、特に引っ張
り強度に弱いという欠点がある。しかも、熱融着は作業
にはある程度の経験が必要で均一にしかも全体に熱をか
けなければならない。熱圧着できない部分が存在してし
まった場合シートどうしの接着が不完全になりそこから
漏水が起こる。また、熱融着するときにピンホールを生
じてしまう可能性もある。
トタンクの内壁面にビニール、プラスチック、ゴム等の
シートを貼り付けたり敷設したりする工法が取られた。
例えば実開平5−54389号公報ではコンクリートタ
ンクの内壁面に、伸縮可能な熱融着タイプの袋状のシー
トを上端をタンクの上壁面に固定してぶら下げる様に敷
設したものが記述してある。しかし、シートの連結方法
は熱で融着させるのでコンクリートタンク内で熱圧着す
る必要があり、また、熱融着は強度に欠け、特に引っ張
り強度に弱いという欠点がある。しかも、熱融着は作業
にはある程度の経験が必要で均一にしかも全体に熱をか
けなければならない。熱圧着できない部分が存在してし
まった場合シートどうしの接着が不完全になりそこから
漏水が起こる。また、熱融着するときにピンホールを生
じてしまう可能性もある。
【0005】また、シートの連結に接着剤を使用するこ
ともあるが、これは、タンク内は換気に注意しなければ
ならず槽内作業は酸素欠乏症となりやすいので人体に危
険なため好ましくない。
ともあるが、これは、タンク内は換気に注意しなければ
ならず槽内作業は酸素欠乏症となりやすいので人体に危
険なため好ましくない。
【0006】また、実開平5−54389号公報や実開
昭62−31622号公報では、水槽の天井壁面にはシ
ートを敷設しないで側壁面の最上部に固定するといった
ものである。天井部にシートがない場合、貯留液を満杯
状態にいれた場合、天井壁面から貯留液が漏洩すること
がある。さらに、貯留液が工場排水の場合は廃液におけ
るコンクリートの腐食が起こる。また、壁面とシートと
の固定部分より上に液量が上がるとコンクリートとシー
トとの間に液体が侵入する。コンクリートとシートの固
定は、接着剤で密着させたり、シール材を介してボルト
などで固定しているが、タンク内の高湿度の雰囲気下で
は安定したシール性能をのぞむことは実際上難しく、シ
ートとコンクリートの境界は漏水を防ぐのは難しい。そ
のため、上記方法ではタンク内の水位の上限を設定しな
くてはならず使用の制限がある。その上限を越えた場
合、毛細管現象によりシートとコンクリートの間に貯留
液が侵入しタンクの貯蔵量を低下させてしまうだけでな
く、貯留液が化学薬品を含んでいる場合はタンク外に漏
洩して重大な問題を引き起こす場合がある。
昭62−31622号公報では、水槽の天井壁面にはシ
ートを敷設しないで側壁面の最上部に固定するといった
ものである。天井部にシートがない場合、貯留液を満杯
状態にいれた場合、天井壁面から貯留液が漏洩すること
がある。さらに、貯留液が工場排水の場合は廃液におけ
るコンクリートの腐食が起こる。また、壁面とシートと
の固定部分より上に液量が上がるとコンクリートとシー
トとの間に液体が侵入する。コンクリートとシートの固
定は、接着剤で密着させたり、シール材を介してボルト
などで固定しているが、タンク内の高湿度の雰囲気下で
は安定したシール性能をのぞむことは実際上難しく、シ
ートとコンクリートの境界は漏水を防ぐのは難しい。そ
のため、上記方法ではタンク内の水位の上限を設定しな
くてはならず使用の制限がある。その上限を越えた場
合、毛細管現象によりシートとコンクリートの間に貯留
液が侵入しタンクの貯蔵量を低下させてしまうだけでな
く、貯留液が化学薬品を含んでいる場合はタンク外に漏
洩して重大な問題を引き起こす場合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる従来の
問題点に着目したものであり、地震や振動によりコンク
リートに亀裂等が生じたりシール材の破損があったりし
ても貯留液が漏水することのないコンクリートタンクを
提供するものである。さらに詳しくいえば組立式のコン
クリートタンクの内壁面全面を容易に覆うことのできる
袋状シートを内壁に敷設したコンクリートタンクを提供
するものである。
問題点に着目したものであり、地震や振動によりコンク
リートに亀裂等が生じたりシール材の破損があったりし
ても貯留液が漏水することのないコンクリートタンクを
提供するものである。さらに詳しくいえば組立式のコン
クリートタンクの内壁面全面を容易に覆うことのできる
袋状シートを内壁に敷設したコンクリートタンクを提供
するものである。
【0008】本発明はコンクリートにより構成されたタ
ンクにおいて、少なくとも1つ以上のリング状の帯シー
ト部材と、前記リング状帯シート部材の少なくとも1つ
はコンクリートタンクの貯留液の出入口と略同形状の穴
があいているリング状帯シート部材であり、その両末端
に一面が開口されている箱状に形成されたシート部材
を、互い違いにかみ合うことにより連結するスライド式
ファスナーと、凹溝と該凹溝に係脱する凸状を有するチ
ャックの2種類のファスナーよりなる連結部材により連
結してタンクと略同形状の袋状に形成することができ、
前記袋状シートには吊り下げ部材がとりつけられていて
タンク内壁上部に吊るすことによりコンクリートタンク
の内壁のすべての面に敷設することを特徴とするコンク
リートタンクである。
ンクにおいて、少なくとも1つ以上のリング状の帯シー
ト部材と、前記リング状帯シート部材の少なくとも1つ
はコンクリートタンクの貯留液の出入口と略同形状の穴
があいているリング状帯シート部材であり、その両末端
に一面が開口されている箱状に形成されたシート部材
を、互い違いにかみ合うことにより連結するスライド式
ファスナーと、凹溝と該凹溝に係脱する凸状を有するチ
ャックの2種類のファスナーよりなる連結部材により連
結してタンクと略同形状の袋状に形成することができ、
前記袋状シートには吊り下げ部材がとりつけられていて
タンク内壁上部に吊るすことによりコンクリートタンク
の内壁のすべての面に敷設することを特徴とするコンク
リートタンクである。
【0009】この発明で使用されるシートは柔軟性と伸
縮性が少しあり、薄くて丈夫なシートであれば何でもよ
く例えば塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ナイロン等のプラスチックシート、ブタジエンゴム、ブ
チルゴム等のゴム製シートが挙げられる。リング状帯シ
ート部材の直径は地下タンクの内径と同じ大きさにする
のが好ましい。リング状帯シート部材の幅は特に限定さ
れないがコンクリートタンクを形成するコンクリートプ
レキャスト部材の幅と連結される部分の貼り代の幅を加
えた長さにするのが望ましい。
縮性が少しあり、薄くて丈夫なシートであれば何でもよ
く例えば塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ナイロン等のプラスチックシート、ブタジエンゴム、ブ
チルゴム等のゴム製シートが挙げられる。リング状帯シ
ート部材の直径は地下タンクの内径と同じ大きさにする
のが好ましい。リング状帯シート部材の幅は特に限定さ
れないがコンクリートタンクを形成するコンクリートプ
レキャスト部材の幅と連結される部分の貼り代の幅を加
えた長さにするのが望ましい。
【0010】連結方法としては、互い違いにかみ合うこ
とにより連結するスライド式ファスナーと、凹溝と該凹
溝に係脱する凸状を有するチャックの2つのファスナー
を隣り合わせて使用する。互い違いにかみ合うことによ
り連結するスライド式ファスナーは、シートどうしの連
結の強度を保ち、凹溝と該凹溝に係脱する凸状を有する
チャックで水密を保つ。これらファスナーは前記リング
状の両端部分に使用する。
とにより連結するスライド式ファスナーと、凹溝と該凹
溝に係脱する凸状を有するチャックの2つのファスナー
を隣り合わせて使用する。互い違いにかみ合うことによ
り連結するスライド式ファスナーは、シートどうしの連
結の強度を保ち、凹溝と該凹溝に係脱する凸状を有する
チャックで水密を保つ。これらファスナーは前記リング
状の両端部分に使用する。
【0011】前記連結部材によりリング状帯シートをつ
なぎ合わせて行き筒状のシートを形成することができ
る。さらにこの筒状シートの両末端部分には一面が開口
されている箱状に成形されていて、開口部の周囲には前
記ファスナーが取り付けてある末端用シート部材を連結
する。このシート部材を両末端に連結することにより袋
状のシートを形成することができる。
なぎ合わせて行き筒状のシートを形成することができ
る。さらにこの筒状シートの両末端部分には一面が開口
されている箱状に成形されていて、開口部の周囲には前
記ファスナーが取り付けてある末端用シート部材を連結
する。このシート部材を両末端に連結することにより袋
状のシートを形成することができる。
【0012】また、リング状シート部材の少なくとも1
つは地下タンクの貯留液の出入口いわゆるマンホールと
同形状に穴があけられたものを使用する。さらに、この
穴は該穴の円周にそって筒状に上部に延びた円筒型のシ
ートを有している方が好ましい。この穴を通して貯留液
の出し入れが行われる。この穴は地下タンクの貯留液の
出入口と接続される。接続方法としては円形のプラスチ
ックリングで固定してもよいし接着剤で接着してもよ
い。
つは地下タンクの貯留液の出入口いわゆるマンホールと
同形状に穴があけられたものを使用する。さらに、この
穴は該穴の円周にそって筒状に上部に延びた円筒型のシ
ートを有している方が好ましい。この穴を通して貯留液
の出し入れが行われる。この穴は地下タンクの貯留液の
出入口と接続される。接続方法としては円形のプラスチ
ックリングで固定してもよいし接着剤で接着してもよ
い。
【0013】また、袋状シートは地下タンクの内壁に吊
り下げ部材により吊るされる。このひも状吊り下げ部材
はリング状帯シート部材の外側面に熱融着または接着剤
により接合されており、この吊り下げ部材を地下タンク
の内壁上部のフックやアンカーボルトなどに固定をす
る。吊り下げ部材の形状は吊り下げるために必要な形、
例えばフック、輪形状等であれば何でも良い。好ましく
はひもがリング状に融着されているものがよい。
り下げ部材により吊るされる。このひも状吊り下げ部材
はリング状帯シート部材の外側面に熱融着または接着剤
により接合されており、この吊り下げ部材を地下タンク
の内壁上部のフックやアンカーボルトなどに固定をす
る。吊り下げ部材の形状は吊り下げるために必要な形、
例えばフック、輪形状等であれば何でも良い。好ましく
はひもがリング状に融着されているものがよい。
【0014】
【作用】この発明は、前記のように構成され地下に埋設
したコンクリートタンク内に予め加工されたリング状帯
シート部材と一面が開口されている箱状に成形されてい
る末端用シート部材を現場にてファスナーにより連結し
完全な袋状にしたシートを形成し、袋状シートの上部を
地下タンク内壁上部と吊り下げ部材により吊り下げ貯留
液の出入口をシートと接続する。このことよりコンクリ
ートタンクの内の壁面はすべてシート覆われコンクリー
トと液体の接触がなくなる。
したコンクリートタンク内に予め加工されたリング状帯
シート部材と一面が開口されている箱状に成形されてい
る末端用シート部材を現場にてファスナーにより連結し
完全な袋状にしたシートを形成し、袋状シートの上部を
地下タンク内壁上部と吊り下げ部材により吊り下げ貯留
液の出入口をシートと接続する。このことよりコンクリ
ートタンクの内の壁面はすべてシート覆われコンクリー
トと液体の接触がなくなる。
【0015】また、袋状シートは上部が固定されている
が、ひもで吊り下げられているのみなので下部は自由に
動くことができる。従って、地震や車の通行による振動
等の応力がコンクリートにかかり、シール材が破壊され
たり、コンクリート自体に亀裂が入ってもシートは破損
することはなく、貯留液をタンク外部に漏らすことがな
い。また、液体貯留時はシートに対する内荷重圧力はコ
ンクリートで受けとめるためシート自体が破損すること
はない。
が、ひもで吊り下げられているのみなので下部は自由に
動くことができる。従って、地震や車の通行による振動
等の応力がコンクリートにかかり、シール材が破壊され
たり、コンクリート自体に亀裂が入ってもシートは破損
することはなく、貯留液をタンク外部に漏らすことがな
い。また、液体貯留時はシートに対する内荷重圧力はコ
ンクリートで受けとめるためシート自体が破損すること
はない。
【0016】また、天井壁面もシートで覆われているた
め満水時の天井壁面からの漏水はなくコンクリートの腐
食もない。さらに、コンクリートとシートの間にも水が
入らない。
め満水時の天井壁面からの漏水はなくコンクリートの腐
食もない。さらに、コンクリートとシートの間にも水が
入らない。
【0017】さらに、シートどうしの連結は互い違いに
かみ合うことにより連結するスライド式ファスナーと、
凹溝と該凹溝に係脱する凸状を有するチャックの2種類
の連結部材から連結されているので前者のファスナーに
より強度が強く、特に引っ張り強度が強くシートが分裂
することがない。また、後者のチャックにより完全に水
密が保たれる。このことにより、分割されたシート部材
を連結すると一枚の袋と同様になる。また、シートを連
結することには次の2つの利点がある。その一つは内壁
に敷設する袋状シートが大きいとマンホールから入れる
ことができない。そこでマンホールから入る程度に分割
されたシートを連結することにより袋状に形成すればよ
い。他方として、地下埋設タンクはその必要な貯留液の
液量により大きさが違う。そのタンク形状に合わせて袋
状シートを製造するよりも、本発明のようにタンクの大
きさに合わせてシート部材を連結して袋状シートを形成
した方がコストを抑えられる。
かみ合うことにより連結するスライド式ファスナーと、
凹溝と該凹溝に係脱する凸状を有するチャックの2種類
の連結部材から連結されているので前者のファスナーに
より強度が強く、特に引っ張り強度が強くシートが分裂
することがない。また、後者のチャックにより完全に水
密が保たれる。このことにより、分割されたシート部材
を連結すると一枚の袋と同様になる。また、シートを連
結することには次の2つの利点がある。その一つは内壁
に敷設する袋状シートが大きいとマンホールから入れる
ことができない。そこでマンホールから入る程度に分割
されたシートを連結することにより袋状に形成すればよ
い。他方として、地下埋設タンクはその必要な貯留液の
液量により大きさが違う。そのタンク形状に合わせて袋
状シートを製造するよりも、本発明のようにタンクの大
きさに合わせてシート部材を連結して袋状シートを形成
した方がコストを抑えられる。
【0018】
【実施例】以下添付図面に基いてこの発明の実施例を説
明する。ただし、本実施例はこの発明の一例であり、こ
の実施例に限定をするものではない。
明する。ただし、本実施例はこの発明の一例であり、こ
の実施例に限定をするものではない。
【0019】図1はこの発明を実施したコンクリートタ
ンクの断面図を示す。このコンクリートタンクは、プレ
キャスト部材を連結したものである。詳細を説明する
と、四隅に連結用の貫通孔を有するコンクリート製函型
暗渠部材状の中間体(1)と、前記中間体と同一構造で
天井壁に貯留液の出入口のための孔(5)を設けた有孔
中間体(2)を配して、それらを接合しその両側に前記
貫通孔に連通する貫通孔を有するコンクリート製の端面
部材(3)を配するとともに緊張鋼材(4)を前記貫通
孔に挿入緊張して全体を連結緊締することにより形成さ
れる。
ンクの断面図を示す。このコンクリートタンクは、プレ
キャスト部材を連結したものである。詳細を説明する
と、四隅に連結用の貫通孔を有するコンクリート製函型
暗渠部材状の中間体(1)と、前記中間体と同一構造で
天井壁に貯留液の出入口のための孔(5)を設けた有孔
中間体(2)を配して、それらを接合しその両側に前記
貫通孔に連通する貫通孔を有するコンクリート製の端面
部材(3)を配するとともに緊張鋼材(4)を前記貫通
孔に挿入緊張して全体を連結緊締することにより形成さ
れる。
【0020】図2はこの発明の袋状シートを示したもの
である。この袋状シートの構成部材であるリング状帯シ
ート部材(6)の直径はコンクリート中間体(1)の内
壁面の寸法と同一につくられている。輻はコンクリート
中間体の内壁面の幅よりも貼り代の幅だけ大きい。この
貼り代は連結したときは互いに重なり合う。また、
(6)の端部には2種類の連結部材がとりつけてある。
リング状帯シート(6)の断面図を図3に示す。図3の
(12)は互い違いにかみ合うことにより連結するスラ
イド式ファスナーであり、(14)は凹溝と該凹溝に係
脱する凸状を有するチャックの凹溝である。また、(1
3)は同チャックの凸状部材である。凸状部材を凹溝に
押し入れることによりこれら部材は水密を保ちながら連
結される。図3のようにこれら連結部材はリング状帯シ
ート(6)に付けられるときは片端はシートの表面、も
う片端はシートの裏面に付けられ、また、片端には(1
3)の凸状部材、片端には(14)の凹溝部材が付けら
れる。これら連結部材の取付は超音波融着、熱融着など
で取り付けられる。
である。この袋状シートの構成部材であるリング状帯シ
ート部材(6)の直径はコンクリート中間体(1)の内
壁面の寸法と同一につくられている。輻はコンクリート
中間体の内壁面の幅よりも貼り代の幅だけ大きい。この
貼り代は連結したときは互いに重なり合う。また、
(6)の端部には2種類の連結部材がとりつけてある。
リング状帯シート(6)の断面図を図3に示す。図3の
(12)は互い違いにかみ合うことにより連結するスラ
イド式ファスナーであり、(14)は凹溝と該凹溝に係
脱する凸状を有するチャックの凹溝である。また、(1
3)は同チャックの凸状部材である。凸状部材を凹溝に
押し入れることによりこれら部材は水密を保ちながら連
結される。図3のようにこれら連結部材はリング状帯シ
ート(6)に付けられるときは片端はシートの表面、も
う片端はシートの裏面に付けられ、また、片端には(1
3)の凸状部材、片端には(14)の凹溝部材が付けら
れる。これら連結部材の取付は超音波融着、熱融着など
で取り付けられる。
【0021】前記リング状シート部材(6)は(12)
の互い違いにかみ合うことにより連結するスライド式フ
ァスナーを締結し、さらに(13)の凹溝と(14)の
凸状部材を締結する。これにより強度と水密を保つこと
ができる。
の互い違いにかみ合うことにより連結するスライド式フ
ァスナーを締結し、さらに(13)の凹溝と(14)の
凸状部材を締結する。これにより強度と水密を保つこと
ができる。
【0022】また、リング状シート部材の一つは貯留液
の出入口用の穴を持ったものを用いる。これは図2の
(7)で示される。この部材は(6)と同形状である
が、貯留液の出入口を持っている。それ以外は(6)と
同じである。この出入口となる穴は、コンクリート部材
の貯留液の出入口の内径と同じ寸法で、同じ形状に形成
されている。そして、このシート部材の穴は、その穴の
円周にそって筒状にシート(8)が延びている方が望ま
しい。その円筒状シートは貯留液の出入口と密着させら
れる。
の出入口用の穴を持ったものを用いる。これは図2の
(7)で示される。この部材は(6)と同形状である
が、貯留液の出入口を持っている。それ以外は(6)と
同じである。この出入口となる穴は、コンクリート部材
の貯留液の出入口の内径と同じ寸法で、同じ形状に形成
されている。そして、このシート部材の穴は、その穴の
円周にそって筒状にシート(8)が延びている方が望ま
しい。その円筒状シートは貯留液の出入口と密着させら
れる。
【0023】そして、前記シート部材の連結の末端とし
て(9)、(10)で示される端部用シート部材が連結
される。この端部用シート部材は、一面が開口されてい
る箱状であり、開口部の周囲には前記同様連結部材がと
りつけてある。この連結部材は(9)はシートの表面
に、(10)はシートの裏面に取り付けてある。(6)
と同様に、端部用シート部材もコンクリートタンク部材
の内径と同寸法のものが使用される。これらをリング状
帯シートの両末端に連結することにより袋状シートを形
成することができる。
て(9)、(10)で示される端部用シート部材が連結
される。この端部用シート部材は、一面が開口されてい
る箱状であり、開口部の周囲には前記同様連結部材がと
りつけてある。この連結部材は(9)はシートの表面
に、(10)はシートの裏面に取り付けてある。(6)
と同様に、端部用シート部材もコンクリートタンク部材
の内径と同寸法のものが使用される。これらをリング状
帯シートの両末端に連結することにより袋状シートを形
成することができる。
【0024】そして、これらシート部材には吊り下げ部
材としてひも(11)が融着してある。ひもの融着して
ある箇所はコンクリートタンクの側壁の最上部付近に対
応する箇所である。このひもとシートの融着はシートが
自重に耐える程度の強度に融着されていれば良い。
材としてひも(11)が融着してある。ひもの融着して
ある箇所はコンクリートタンクの側壁の最上部付近に対
応する箇所である。このひもとシートの融着はシートが
自重に耐える程度の強度に融着されていれば良い。
【0025】前記シート部材は組み立てられたコンクリ
ート内で行うことができる。組み立てられたコンクリー
ト部材は人の入ることのできる出入口いわゆるマンホー
ルからシート部材をいれる。そして、タンク内でシート
部材を連結しながらひもをコンクリート部材の側壁最上
部に予め施工したフックに吊り下げていく。これを繰り
返し、タンク内で完全な袋状のシートが完成する。図4
は袋状シートを敷設したコンクリートタンクの断面図で
ある。
ート内で行うことができる。組み立てられたコンクリー
ト部材は人の入ることのできる出入口いわゆるマンホー
ルからシート部材をいれる。そして、タンク内でシート
部材を連結しながらひもをコンクリート部材の側壁最上
部に予め施工したフックに吊り下げていく。これを繰り
返し、タンク内で完全な袋状のシートが完成する。図4
は袋状シートを敷設したコンクリートタンクの断面図で
ある。
【0026】次に、袋状シートとコンクリートタンクと
の間に水が浸入しないようにシートの貯留液出入口とコ
ンクリート部材の貯留液出入口とを密着する。接続方法
はコンクリート部材の出入口の円周に円形ゴム製パッキ
ンを介してシート部材を円形プラスチック締め具で固定
する。
の間に水が浸入しないようにシートの貯留液出入口とコ
ンクリート部材の貯留液出入口とを密着する。接続方法
はコンクリート部材の出入口の円周に円形ゴム製パッキ
ンを介してシート部材を円形プラスチック締め具で固定
する。
【0027】この実施例では例示しなかったが、貯留液
の出入口の真下に集水孔を有したコンクリートタンクを
使用するときは、前記貯留液の出入口を有するシート部
材(7)に集水口と同形の凹部を設ければ良い。
の出入口の真下に集水孔を有したコンクリートタンクを
使用するときは、前記貯留液の出入口を有するシート部
材(7)に集水口と同形の凹部を設ければ良い。
【0028】また、前記シート部材はコンクリート部材
の寸法・形状と対応して形成しておくことによりどのよ
うな容量のタンクであってもシートを内面に敷設するこ
とができる。
の寸法・形状と対応して形成しておくことによりどのよ
うな容量のタンクであってもシートを内面に敷設するこ
とができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように構成された袋状シートをコ
ンクリート製タンクに敷設すると地震の衝撃や振動によ
るコンクリートの破損やシール材の破損が生じてもタン
ク内の貯留液がタンク外に漏れることがない。また、組
立式のタンクに使用するときにはコンクリート部材の目
地にシール材で防水する必要がない。
ンクリート製タンクに敷設すると地震の衝撃や振動によ
るコンクリートの破損やシール材の破損が生じてもタン
ク内の貯留液がタンク外に漏れることがない。また、組
立式のタンクに使用するときにはコンクリート部材の目
地にシール材で防水する必要がない。
【0030】袋状シートはシート部材をタンク内で組み
立てて形成するのでタンクの形状、大きさに限定されず
どのような容量のタンクにも敷設することができる。ま
た、シート部材の組立は前記のような2種類の連結部材
を使用するので強度と防水性の両方に信頼性があるもの
となる。
立てて形成するのでタンクの形状、大きさに限定されず
どのような容量のタンクにも敷設することができる。ま
た、シート部材の組立は前記のような2種類の連結部材
を使用するので強度と防水性の両方に信頼性があるもの
となる。
【0031】また、袋状シートはタンク内全面を防水す
ることができるのでタンク内に貯留液を満杯状態まで入
れても天井部から漏れることがなく、また、シートとコ
ンクリートとの間に漏れることもない。
ることができるのでタンク内に貯留液を満杯状態まで入
れても天井部から漏れることがなく、また、シートとコ
ンクリートとの間に漏れることもない。
【0032】さらに、袋状シートはコンクリートタンク
内の上部にひもで吊り下げられているので下部は自由に
動くことができ、地震の衝撃や振動等の応力がコンクリ
ートにかかりコンクリートに亀裂が入ったりすることが
あってもシートは破損することがない。また、タンク内
の貯留液のシートに対する内荷重圧力はコンクリートで
受けとめるためシートが破損することはない。反対に、
貯留液が少ないときにシートの自重により落下すること
もない。
内の上部にひもで吊り下げられているので下部は自由に
動くことができ、地震の衝撃や振動等の応力がコンクリ
ートにかかりコンクリートに亀裂が入ったりすることが
あってもシートは破損することがない。また、タンク内
の貯留液のシートに対する内荷重圧力はコンクリートで
受けとめるためシートが破損することはない。反対に、
貯留液が少ないときにシートの自重により落下すること
もない。
【0033】このように、本発明の袋状シートをタンク
内に敷設することによりタンクを信頼して使用すること
ができる。
内に敷設することによりタンクを信頼して使用すること
ができる。
【0034】
【図1】 コンクリートタンクの断面図
【図2】 シート部材
【図3】 シート部材の断面図
【図4】 袋状シートを敷設したコンクリートタンクの
断面図
断面図
1‥‥コンクリートタンクを構成するコンクリート製函
型暗渠部材状の中間体 3‥‥コンクリート製の端面部材 4‥‥1,3を連
結する緊張鋼材 6‥‥袋状シートを構成するリング状シート部材 9,10‥‥端部用シート部材 11‥‥吊り下げ用
ひも 12,13,14‥‥連結部材
型暗渠部材状の中間体 3‥‥コンクリート製の端面部材 4‥‥1,3を連
結する緊張鋼材 6‥‥袋状シートを構成するリング状シート部材 9,10‥‥端部用シート部材 11‥‥吊り下げ用
ひも 12,13,14‥‥連結部材
Claims (4)
- 【請求項1】コンクリート部材を連結し一体化すること
により構成されるタンクにおいて、1つ以上のリング状
の帯シート部材と、その両末端に一面が開口されている
箱状に形成されたシート部材を、該シート部材の端部円
周に取り付けられた連結部材により連結してタンクと略
同形状の袋状シートに形成することができ、前記連結部
材は互い違いにかみ合うことにより連結するスライド式
ファスナーと、凹溝と該凹溝に係脱する凸状を有するチ
ャックの2種類のファスナーより構成されていて、前記
リング状帯シート部材の少なくとも1つはコンクリート
タンクの貯留液の出入口と略同形状の穴があいている孔
開リング状帯シート部材であり、前記袋状シートには該
袋状シートを吊るすことができる吊り下げ部材がとりつ
けられていてタンク内壁上部に吊るすことによりコンク
リートタンクの内壁のすべての面に敷設することを特徴
とするコンクリートタンク - 【請求項2】前記シート部材には該シート部材の端部に
円周にそって前記連結部材が取り付けてあって、該連結
部材は互い違いにかみ合うことにより連結するスライド
式ファスナーと、凹溝と該凹溝に係脱する凸状を有する
チャックの2種類のファスナーがとなりあって取り付け
てあることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート
タンク - 【請求項3】前記のコンクリートタンクの貯留液の出入
口と略同形状の穴があいている孔開リング状帯シート部
材の該略同形状の穴が、該貯留液の出入口と密着させら
れていることを特徴とする請求項1に記載のコンクリー
トタンク - 【請求項4】前記シート部材に取り付けられた吊り下げ
部材はコンクリート部材の内側の側壁最上部付近に予め
施工した吊り下げ部材に吊り下げられることを特徴とす
る請求項1に記載のコンクリートタンク
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20728695A JP3312535B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 内面に袋状シートを有するコンクリートタンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20728695A JP3312535B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 内面に袋状シートを有するコンクリートタンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0924992A true JPH0924992A (ja) | 1997-01-28 |
JP3312535B2 JP3312535B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=16537287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20728695A Expired - Fee Related JP3312535B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 内面に袋状シートを有するコンクリートタンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3312535B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010265013A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Hagihara Industries Inc | コンテナー用内装バッグ |
JP2011020692A (ja) * | 2009-07-13 | 2011-02-03 | Hagihara Industries Inc | コンテナー用内装バッグ |
-
1995
- 1995-07-11 JP JP20728695A patent/JP3312535B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010265013A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Hagihara Industries Inc | コンテナー用内装バッグ |
JP2011020692A (ja) * | 2009-07-13 | 2011-02-03 | Hagihara Industries Inc | コンテナー用内装バッグ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3312535B2 (ja) | 2002-08-12 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |