JPH09249835A - 赤外蛍光インク組成物およびこの赤外蛍光インク組成物で形成される赤外蛍光マ−ク - Google Patents
赤外蛍光インク組成物およびこの赤外蛍光インク組成物で形成される赤外蛍光マ−クInfo
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- JPH09249835A JPH09249835A JP8747596A JP8747596A JPH09249835A JP H09249835 A JPH09249835 A JP H09249835A JP 8747596 A JP8747596 A JP 8747596A JP 8747596 A JP8747596 A JP 8747596A JP H09249835 A JPH09249835 A JP H09249835A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 下記の構成の赤外蛍光インク組成物並びに赤
外蛍光マ−クとすることにより、耐光性が良好で安定性
に優れた赤外蛍光インク組成物を得、またこの赤外蛍光
インク組成物で形成される耐光性が良好で安定性に優れ
た赤外蛍光マ−クを得る。 【解決手段】 近赤外領域の光を吸収し、近赤外領域で
蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物を含む赤外蛍
光インク組成物、および近赤外領域の光を吸収し、近赤
外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物を含
む赤外蛍光マ−ク
外蛍光マ−クとすることにより、耐光性が良好で安定性
に優れた赤外蛍光インク組成物を得、またこの赤外蛍光
インク組成物で形成される耐光性が良好で安定性に優れ
た赤外蛍光マ−クを得る。 【解決手段】 近赤外領域の光を吸収し、近赤外領域で
蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物を含む赤外蛍
光インク組成物、および近赤外領域の光を吸収し、近赤
外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物を含
む赤外蛍光マ−ク
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は赤外蛍光インク組
成物およびこの赤外蛍光インク組成物で形成される赤外
蛍光マ−クに関し、さらに詳しくは、耐光性が良好で安
定性に優れた赤外蛍光インク組成物と、この赤外蛍光イ
ンク組成物で形成される耐光性が良好で安定性に優れた
赤外蛍光マ−クに関する。
成物およびこの赤外蛍光インク組成物で形成される赤外
蛍光マ−クに関し、さらに詳しくは、耐光性が良好で安
定性に優れた赤外蛍光インク組成物と、この赤外蛍光イ
ンク組成物で形成される耐光性が良好で安定性に優れた
赤外蛍光マ−クに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、物品の外観を損ねたりすることな
く、種々の情報を判読したり、偽造を防止できるように
するため、物品ついての種々の情報を、赤外光に吸収、
発光を示すインク組成物でもってバ−コ−ド等のマ−ク
で表示し、これを赤外光で読みとることが行われてお
り、この種のインク組成物に用いる染料としては、赤外
光を吸収し、赤外光を発光するアニオン系染料やカチオ
ン系染料が、アニオン系染料のナトリウム化合物の状態
で、またはカチオン系染料のヨウ素化合物や過塩素酸化
合物の状態で用いられている。(特表平6−50059
0)
く、種々の情報を判読したり、偽造を防止できるように
するため、物品ついての種々の情報を、赤外光に吸収、
発光を示すインク組成物でもってバ−コ−ド等のマ−ク
で表示し、これを赤外光で読みとることが行われてお
り、この種のインク組成物に用いる染料としては、赤外
光を吸収し、赤外光を発光するアニオン系染料やカチオ
ン系染料が、アニオン系染料のナトリウム化合物の状態
で、またはカチオン系染料のヨウ素化合物や過塩素酸化
合物の状態で用いられている。(特表平6−50059
0)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のイ
ンク組成物に用いるアニオン系染料は、使用に際し、イ
ンク組成物を紙に印刷する場合のインクの乾燥性を考慮
してアルカリ性にすると析出沈降するという問題があ
り、インクの乾燥性を考慮してアルカリ性にする必要が
あるこの種のインク組成物には使用することができな
い。
ンク組成物に用いるアニオン系染料は、使用に際し、イ
ンク組成物を紙に印刷する場合のインクの乾燥性を考慮
してアルカリ性にすると析出沈降するという問題があ
り、インクの乾燥性を考慮してアルカリ性にする必要が
あるこの種のインク組成物には使用することができな
い。
【0004】また、カチオン系染料のヨウ素化合物や過
塩素酸化合物は、これらを使用して紙などに印刷形成し
たバ−コ−ド等のマ−クの耐光性が悪く、形成されたマ
−クをある時間の経過後に読み取ると、マ−クの出力が
大きく変動して実質的に読み取ることが不可能になると
いった問題が生じる。
塩素酸化合物は、これらを使用して紙などに印刷形成し
たバ−コ−ド等のマ−クの耐光性が悪く、形成されたマ
−クをある時間の経過後に読み取ると、マ−クの出力が
大きく変動して実質的に読み取ることが不可能になると
いった問題が生じる。
【0005】この発明はかかる現状に鑑み種々検討を行
った結果なされたもので、近赤外領域の光を吸収し、近
赤外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物を
使用することによって、耐光性が良好で安定性に優れた
赤外蛍光インク組成物を提供し、この赤外蛍光インク組
成物を用いることによって、耐光性が良好で安定性に優
れた赤外蛍光マ−クが得られるようにしたものである。
った結果なされたもので、近赤外領域の光を吸収し、近
赤外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物を
使用することによって、耐光性が良好で安定性に優れた
赤外蛍光インク組成物を提供し、この赤外蛍光インク組
成物を用いることによって、耐光性が良好で安定性に優
れた赤外蛍光マ−クが得られるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の赤外蛍光イン
ク組成物は、近赤外領域の光を吸収し、近赤外領域で蛍
光を示すカチオン系染料のホウ素化合物を含み、特に、
インクジェットプリンタ−用インク組成物あるいはイン
クリボン用インク組成物に適している。
ク組成物は、近赤外領域の光を吸収し、近赤外領域で蛍
光を示すカチオン系染料のホウ素化合物を含み、特に、
インクジェットプリンタ−用インク組成物あるいはイン
クリボン用インク組成物に適している。
【0007】また、この発明の赤外蛍光マ−クは、近赤
外領域の光を吸収し、近赤外領域で蛍光を示すカチオン
系染料のホウ素化合物を含み、赤外光を吸収するととも
に赤外領域に発光を示すようにしている。
外領域の光を吸収し、近赤外領域で蛍光を示すカチオン
系染料のホウ素化合物を含み、赤外光を吸収するととも
に赤外領域に発光を示すようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の赤外蛍光インク組成物
に含まれる近赤外領域の光を吸収し、近赤外領域で蛍光
を示すカチオン系染料のホウ素化合物は、使用に際し、
紙に印刷する場合のインクの乾燥性を考慮してアルカリ
性にしても析出沈降するということがない。従って、イ
ンクの乾燥性を考慮してアルカリ性にする必要がある赤
外蛍光インク組成物に使用することができ、インクジェ
ットプリンタ−用赤外蛍光インク組成物やインクリボン
用赤外蛍光インク組成物などに好適に使用される。
に含まれる近赤外領域の光を吸収し、近赤外領域で蛍光
を示すカチオン系染料のホウ素化合物は、使用に際し、
紙に印刷する場合のインクの乾燥性を考慮してアルカリ
性にしても析出沈降するということがない。従って、イ
ンクの乾燥性を考慮してアルカリ性にする必要がある赤
外蛍光インク組成物に使用することができ、インクジェ
ットプリンタ−用赤外蛍光インク組成物やインクリボン
用赤外蛍光インク組成物などに好適に使用される。
【0009】また、この種の近赤外領域の光を吸収し、
近赤外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物
は、これらを使用して紙などに印刷形成したバ−コ−ド
等のマ−クの耐光性がよく、時間が経過してもマ−クの
出力が大きく変動することがない。
近赤外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物
は、これらを使用して紙などに印刷形成したバ−コ−ド
等のマ−クの耐光性がよく、時間が経過してもマ−クの
出力が大きく変動することがない。
【0010】このような近赤外領域の光を吸収し、近赤
外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物とし
ては、吸収波長のピ−クが820nmの化1、
外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物とし
ては、吸収波長のピ−クが820nmの化1、
【化1】 吸収波長のピ−クが819nmの化2、
【化2】 吸収波長のピ−クが874nmの化3、
【化3】 吸収波長のピ−クが785nmの化4、
【化4】 吸収波長のピ−クが820nm化5
【化5】 などが好適なものとして使用される。
【0011】このような近赤外領域の光を吸収し、近赤
外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物を含
むインク赤外蛍光組成物は、近赤外領域の光を吸収し、
近赤外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物
を、結合剤樹脂および必要な場合溶剤とともに混合分散
して調製され、結合剤樹脂としては、ポリビニルアルコ
−ル、アクリル樹脂、ポリエチレンオキサイド、デンプ
ン、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物、カル
ボキシメチルセルロ−スなど、従来一般に使用されるも
のがいずれも使用される。
外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物を含
むインク赤外蛍光組成物は、近赤外領域の光を吸収し、
近赤外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物
を、結合剤樹脂および必要な場合溶剤とともに混合分散
して調製され、結合剤樹脂としては、ポリビニルアルコ
−ル、アクリル樹脂、ポリエチレンオキサイド、デンプ
ン、ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物、カル
ボキシメチルセルロ−スなど、従来一般に使用されるも
のがいずれも使用される。
【0012】また、必要に応じて使用される溶剤として
は、水、アルコ−ル、ケトン、エステル、エ−テル、芳
香族炭化水素系溶剤、脂肪族炭化水素系溶剤などが単独
でもしくは混合して使用される。
は、水、アルコ−ル、ケトン、エステル、エ−テル、芳
香族炭化水素系溶剤、脂肪族炭化水素系溶剤などが単独
でもしくは混合して使用される。
【0013】このようにして調製される赤外蛍光インク
組成物は、インクジェットプリンタ−用、インクリボン
用に好適に使用されるが、この他、スクリ−ン印刷、オ
フセット印刷、グラビア印刷、凸版印刷、タンポン印刷
用等種々の印刷方式にも使用され、種々の印刷方式に適
用する場合に応じて、分散剤、消泡剤、界面活性剤、保
湿剤および電導性付与剤などが使用される。
組成物は、インクジェットプリンタ−用、インクリボン
用に好適に使用されるが、この他、スクリ−ン印刷、オ
フセット印刷、グラビア印刷、凸版印刷、タンポン印刷
用等種々の印刷方式にも使用され、種々の印刷方式に適
用する場合に応じて、分散剤、消泡剤、界面活性剤、保
湿剤および電導性付与剤などが使用される。
【0014】また、このような近赤外領域の光を吸収
し、近赤外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化
合物を含む赤外蛍光インク組成物で形成される蛍光マ−
クは、近赤外光を吸収するとともに近赤外領域に発光を
示し、可視領域の吸収、発光がないため、物品の外観を
損ねることがなく、被マ−ク物の材質、形状など、さら
には、マ−ク上の汚れに影響されることのない赤外蛍光
マ−クの形成が可能となる。
し、近赤外領域で蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化
合物を含む赤外蛍光インク組成物で形成される蛍光マ−
クは、近赤外光を吸収するとともに近赤外領域に発光を
示し、可視領域の吸収、発光がないため、物品の外観を
損ねることがなく、被マ−ク物の材質、形状など、さら
には、マ−ク上の汚れに影響されることのない赤外蛍光
マ−クの形成が可能となる。
【0015】被マ−ク物上に付した赤外蛍光マ−クを高
速読み取りで行う場合は、赤外蛍光マ−クからの応答速
度の高速化が必要とされるが、この発明の赤外蛍光マ−
クを用いた場合には、最大出力の10〜90%の立ち上
がり時間が10μsec以内とすることが可能であり、
4m/sec以上の高速読み取り時でも十分な励起光を
得ることができる。
速読み取りで行う場合は、赤外蛍光マ−クからの応答速
度の高速化が必要とされるが、この発明の赤外蛍光マ−
クを用いた場合には、最大出力の10〜90%の立ち上
がり時間が10μsec以内とすることが可能であり、
4m/sec以上の高速読み取り時でも十分な励起光を
得ることができる。
【0016】このようにして得られるこの発明の近赤外
領域で蛍光を示すマ−クと組み合わせて使用できるリ−
ダ−としては、赤外光を照射し、赤外蛍光を検出できる
機能を有するリ−ダ−であれば特に問題なく使用するこ
とができ、たとえば、図1に示すリ−ダ−が使用され
る。
領域で蛍光を示すマ−クと組み合わせて使用できるリ−
ダ−としては、赤外光を照射し、赤外蛍光を検出できる
機能を有するリ−ダ−であれば特に問題なく使用するこ
とができ、たとえば、図1に示すリ−ダ−が使用され
る。
【0017】以下、図1に示すリ−ダ−について説明す
ると、図1に示すリ−ダ−は、リ−ダ−光学系と読み取
り回路とから構成され、リ−ダ−光学系は、半導体レ−
ザ駆動回路1と、半導体レ−ザ2と、レンズ3と、全反
射ミラ−4と、平凸レンズ5,6と、スリット7と、フ
ィルタ8と、フォトダイオ−ド9とから構成されてい
る。
ると、図1に示すリ−ダ−は、リ−ダ−光学系と読み取
り回路とから構成され、リ−ダ−光学系は、半導体レ−
ザ駆動回路1と、半導体レ−ザ2と、レンズ3と、全反
射ミラ−4と、平凸レンズ5,6と、スリット7と、フ
ィルタ8と、フォトダイオ−ド9とから構成されてい
る。
【0018】そして、前記半導体レ−ザ2から照射され
た励起光10は、レンズ3で直径1mmに集束され、ミ
ラ−4の中央に開設された透孔41を通り、レンズ5を
介して赤外蛍光マ−ク担持体11の平面に対して垂直に
照射される。このとき、励起光10を集束しないでミラ
−4側に照射すると、励起光10の一部が前記透光41
の外周部によってカットされ、そのため赤外蛍光マ−ク
側に到達する励起光10の光量(励起エネルギ−)が実
質的に減少し、結果的に発光出力が小さくなるから、励
起光10の集束径を前記透光41の直径以下に規制する
必要がある。
た励起光10は、レンズ3で直径1mmに集束され、ミ
ラ−4の中央に開設された透孔41を通り、レンズ5を
介して赤外蛍光マ−ク担持体11の平面に対して垂直に
照射される。このとき、励起光10を集束しないでミラ
−4側に照射すると、励起光10の一部が前記透光41
の外周部によってカットされ、そのため赤外蛍光マ−ク
側に到達する励起光10の光量(励起エネルギ−)が実
質的に減少し、結果的に発光出力が小さくなるから、励
起光10の集束径を前記透光41の直径以下に規制する
必要がある。
【0019】赤外蛍光マ−ク12は、赤外蛍光マ−ク担
持体11上を高速で搬送され、この赤外蛍光マ−ク12
に励起光10が照射され、赤外蛍光体が励起されて、蛍
光が第1平凸レンズ5で受光される。受光された光はミ
ラ−4で反射されて、第2平凸レンズ6で集束され、ス
リット部材7ならびにフィルタ8を透過して、フォトダ
イオ−ド9で受光される。
持体11上を高速で搬送され、この赤外蛍光マ−ク12
に励起光10が照射され、赤外蛍光体が励起されて、蛍
光が第1平凸レンズ5で受光される。受光された光はミ
ラ−4で反射されて、第2平凸レンズ6で集束され、ス
リット部材7ならびにフィルタ8を透過して、フォトダ
イオ−ド9で受光される。
【0020】読み取り回路は、増幅回路とフィルタ回路
を備えた検出回路13と、二値化処理回路14と、デコ
−ド回路15と、シリアルインタ−フェ−ス16と、デ
−タ処理用のパソコン17とから構成されている。
を備えた検出回路13と、二値化処理回路14と、デコ
−ド回路15と、シリアルインタ−フェ−ス16と、デ
−タ処理用のパソコン17とから構成されている。
【0021】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。 実施例1 ジョンクリル61(ジョンソンポリマ−社製;アクリル−スチ 1 重量部 レン樹脂、固形分30重量%) エタノ−ル 3 〃 アセトン 1 〃 水 10 〃 荷電調整剤 0.05 〃 この組成物にさらに化1
【化1】を予めメタノ−ルに溶解したものを0.01重量
部添加し、ボ−ルミルで3時間混合分散して赤外蛍光イ
ンク組成物を調製した。このようにして得られた赤外蛍
光インク組成物を、日立製作所社製インクジェットプリ
ンタ−;GX−PA(ノズル口径:80μm)を用い
て、紙にバ−コ−ド印刷した。
部添加し、ボ−ルミルで3時間混合分散して赤外蛍光イ
ンク組成物を調製した。このようにして得られた赤外蛍
光インク組成物を、日立製作所社製インクジェットプリ
ンタ−;GX−PA(ノズル口径:80μm)を用い
て、紙にバ−コ−ド印刷した。
【0022】実施例2 ジョンクリル61(ジョンソンポリマ−社製;アクリル−スチ 1 重量部 レン樹脂、固形分30重量%) メタノ−ル 5 〃 エタノ−ル 2 〃 水 10 〃 荷電調整剤 0.03 〃 この組成物にさらに化2
【化2】を予めメタノ−ルに溶解したものを0.01重量
部添加し、ボ−ルミルで3時間混合分散して赤外蛍光イ
ンク組成物を調製した。このようにして得られた赤外蛍
光インク組成物を使用し、実施例1と同様にして紙にバ
−コ−ド印刷した。
部添加し、ボ−ルミルで3時間混合分散して赤外蛍光イ
ンク組成物を調製した。このようにして得られた赤外蛍
光インク組成物を使用し、実施例1と同様にして紙にバ
−コ−ド印刷した。
【0023】実施例3 実施例1において、化1
【化1】を予めメタノ−ルに溶解したものに代えて、化
5
5
【化5】を予めメタノ−ルに溶解したものを同量使用し
た以外は実施例1と同様にして赤外蛍光インク組成物を
調製した。このようにして得られた赤外蛍光インク組成
物を使用し、実施例1と同様にして紙にバ−コ−ド印刷
した。
た以外は実施例1と同様にして赤外蛍光インク組成物を
調製した。このようにして得られた赤外蛍光インク組成
物を使用し、実施例1と同様にして紙にバ−コ−ド印刷
した。
【0024】比較例1 実施例2において、化2
【化2】を予めメタノ−ルに溶解したものに代えて、化
6
6
【化6】 を予めメタノ−ルに溶解したものを同量使用した以外は
実施例1と同様にして赤外蛍光インク組成物を調製し
た。このようにして得られた赤外蛍光インク組成物を使
用し、実施例1と同様にして紙にバ−コ−ド印刷した。
実施例1と同様にして赤外蛍光インク組成物を調製し
た。このようにして得られた赤外蛍光インク組成物を使
用し、実施例1と同様にして紙にバ−コ−ド印刷した。
【0025】各実施例および比較例で得られた印刷物
を、5000ルックスの蛍光灯の下で30時間保存し、
初期出力に対する劣化率を測定して耐光性を試験した。
試験の評価は、初期出力の維持率が60%以上の場合を
(○)、60%未満の場合を(×)として評価した。下
記表1はその結果である。
を、5000ルックスの蛍光灯の下で30時間保存し、
初期出力に対する劣化率を測定して耐光性を試験した。
試験の評価は、初期出力の維持率が60%以上の場合を
(○)、60%未満の場合を(×)として評価した。下
記表1はその結果である。
【0026】
【0027】
【発明の効果】上記表1から明らかなように、この発明
で得られた赤外蛍光インク組成物を使用した印刷物は、
いずれも比較例1で得られた印刷物に比し、耐光性が良
好であり、このことから、この発明によって得られる赤
外蛍光インク組成物および赤外蛍光マ−クは、耐光性が
良好で、安定性に優れていることがわかる。
で得られた赤外蛍光インク組成物を使用した印刷物は、
いずれも比較例1で得られた印刷物に比し、耐光性が良
好であり、このことから、この発明によって得られる赤
外蛍光インク組成物および赤外蛍光マ−クは、耐光性が
良好で、安定性に優れていることがわかる。
【図1】赤外蛍光を検出するリ−ダ−の一例を示す概略
説明図である。
説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 近赤外領域の光を吸収し、近赤外領域で
蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物を含むことを
特徴とする赤外蛍光インク組成物 - 【請求項2】 赤外蛍光インク組成物がインクジェット
プリンタ−用インク組成物である請求項1記載の赤外蛍
光インク組成物 - 【請求項3】 赤外蛍光インク組成物がインクリボン用
インク組成物である請求項1記載の赤外蛍光インク組成
物 - 【請求項4】 近赤外領域の光を吸収し、近赤外領域で
蛍光を示すカチオン系染料のホウ素化合物を含む赤外蛍
光マ−ク
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8747596A JPH09249835A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 赤外蛍光インク組成物およびこの赤外蛍光インク組成物で形成される赤外蛍光マ−ク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8747596A JPH09249835A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 赤外蛍光インク組成物およびこの赤外蛍光インク組成物で形成される赤外蛍光マ−ク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09249835A true JPH09249835A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13915955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8747596A Withdrawn JPH09249835A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 赤外蛍光インク組成物およびこの赤外蛍光インク組成物で形成される赤外蛍光マ−ク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09249835A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6762217B2 (en) | 2001-06-12 | 2004-07-13 | Kao Corporation | Water-based ink |
JP2010120313A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Metro Electronic Co Ltd | 浸透式印鑑 |
US7878644B2 (en) | 2005-11-16 | 2011-02-01 | Gerber Scientific International, Inc. | Light cure of cationic ink on acidic substrates |
CN114193952A (zh) * | 2021-12-06 | 2022-03-18 | 南京有趣互动网络科技有限公司 | 一种组合无色荧光散列墨迹的防伪印章 |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP8747596A patent/JPH09249835A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6762217B2 (en) | 2001-06-12 | 2004-07-13 | Kao Corporation | Water-based ink |
US7878644B2 (en) | 2005-11-16 | 2011-02-01 | Gerber Scientific International, Inc. | Light cure of cationic ink on acidic substrates |
US7896485B2 (en) | 2005-11-16 | 2011-03-01 | Gerber Scientific International, Inc. | Light cure of cationic ink on acidic substrates |
JP2010120313A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Metro Electronic Co Ltd | 浸透式印鑑 |
CN114193952A (zh) * | 2021-12-06 | 2022-03-18 | 南京有趣互动网络科技有限公司 | 一种组合无色荧光散列墨迹的防伪印章 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |