JPH1180632A - インビジブル蛍光インク - Google Patents

インビジブル蛍光インク

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JPH1180632A
JPH1180632A JP24274497A JP24274497A JPH1180632A JP H1180632 A JPH1180632 A JP H1180632A JP 24274497 A JP24274497 A JP 24274497A JP 24274497 A JP24274497 A JP 24274497A JP H1180632 A JPH1180632 A JP H1180632A
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fluorescent material
fluorescent
ink
light
ultraviolet light
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JP24274497A
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Toshiyuki Tamura
敏行 田村
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紫外線の照射により充分な可視光の発光出力が
得られ、また、どのような記録媒体に印刷しても印刷内
容の認識が行え、しかも安価に製作できる。 【解決手段】水溶性樹脂に水とプロピレングリコールを
添加して溶媒を作製する。また、第1の蛍光材料として
発光波長が440nm付近の蛍光増白剤を使用し、第2
の蛍光材料として発光波長が500nm付近の昼光蛍光
材料を使用し、第3の蛍光材料として発光波長が600
nm付近の昼光蛍光材料を使用し、第1の蛍光材料を比
較的多く、第2、第3の蛍光材料は極微量だけ混合し、
これに作製した溶媒を加え、さらに、界面活性剤、防か
び剤、防腐剤、消泡剤等を添加して作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、郵便物の
自動区分に使用するコードの印刷やセキュリティを確保
するための印刷に使用され、通常は見えない状態にあ
り、紫外線を照射すると可視光を発光するインビジブル
蛍光インクに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、証券やカード等の偽造防止のた
めにインビジブル蛍光インクを使用することが知られて
いる。このような蛍光インクとしては、紫外線を照射し
て可視光領域の発光を示す蛍光インクや赤外線を照射す
ると別の赤外線の発光を示す蛍光インクなどがある。紫
外線を照射して可視光領域の発光を示す蛍光インクに使
用する蛍光材料、例えば、254nmあるいは365n
mの紫外線を照射して可視光を発光する蛍光材料として
は、無機系材料や有機系材料がある。無機系材料として
は、ZnO:Zn(505nmの発光)、Zn2 GeO
2 :Mn(534nmの発光)、Zn2 SiO4 :Mn
(525nmの発光)、Sr5 (PO4 )3CI:Eu
(445nmの発光)、Y2 2 S:Eu(624nm
の発光)等があり、また、有機系材料としては、蛍光増
白剤(440nmの発光)、特公昭54−22336号
公報や特開平8−253715号公報に記載されている
Eu(ユーロピウム)の発光中心になる有機系(615
nm付近の発光)などがあり、これらの材料を分散又は
溶解してインクを作製している。
【0003】無機材料は顔料を分散する技術が必要にな
り、特にインクジェットプリンタ用のインクにおいては
この分散安定性が目詰まりの点で問題になる場合があ
る。また、顔料は光の反射の度合いにより完全なインビ
ジブルインクを作製することが困難であり、また、発光
光量が有機系材料に比べ少ないことから印刷した結果を
高速で読取るシステムには適さなかった。
【0004】また、有機系としてEuの金属錯体系の材
料が知られているが、汎用の印刷システムに使用するに
は材料が高価過ぎる問題があり、また、蛍光増白剤は、
インビジブルで安価な材料でインクとして適している
が、一般に白い用紙にも含まれており、このインクで白
い用紙に印刷した場合、S/N比が取れず印刷内容が認
識できないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、無機系材
料を使用する場合には、発行量不足になったり、インク
ジェットプリンタに使用すると目詰まり等が生じるとい
う問題があった。また、有機系の蛍光増白剤を使用する
と、蛍光増白剤が含まれた白い用紙には印刷できないと
いう問題があった。また、有機金属の特殊な材料を使用
すると高価になり実用上問題があった。
【0006】そこで、請求項1及び2記載の発明は、安
価に作製でき、また、紫外線を照射することで充分な可
視光の発光出力が得られ、しかも、どのような記録媒体
に印刷しても印刷内容の認識ができるインビジブル蛍光
インクを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
溶液中に発光波長が異なる第1、第2、第3の蛍光材料
を溶解したインビジブル蛍光インクであり、各蛍光材料
は、紫外線の照射により第1の蛍光材料が第2の蛍光材
料を励起する励起光を発光し、紫外線照射と第1の蛍光
材料からの励起光により第2の蛍光材料が第3の蛍光材
料を励起し、紫外線照射と第2の蛍光材料からの励起光
により第3の蛍光材料が可視光を発光する関係にあるも
のである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
ンビジブル蛍光インクにおいて、第1の蛍光材料として
発光波長がλ1の蛍光増白剤を使用し、第2、第3の蛍
光材料として発光波長がそれぞれλ2、λ3の蛍光材料
を使用し、各発光波長λ1、λ2、λ3において、λ1
<λ2<λ3の関係が成り立つことにある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。第3の蛍光材料として520nm以上の
波長の発光を示す蛍光染料を使用し、第1の蛍光材料と
して第3の蛍光材料の最大吸収波長に近い波長の発光を
行う蛍光増白剤を使用し、第2の蛍光材料として前記第
1の蛍光材料と第3の蛍光材料の各発光波長の間に発光
波長を有する蛍光材料を使用する。溶媒として水、湿潤
剤及び前記第3の蛍光材料の再凝集の防止とこの第3の
蛍光材料の用紙への浸透を防止する水溶性樹脂、その他
助剤として、界面活性剤、消泡剤、防かび剤等を必要に
応じて添加する。前記第1の蛍光材料の発光波長をλ
3、第2の蛍光材料の発光波長をλ2、第3の蛍光材料
である蛍光増白剤の発光波長をλ1とすると、λ1<λ
2<λ3の関係が成立するようになっている。
【0010】具体的な実施例について述べると、第3の
蛍光材料として、発光波長が600nm付近のローダミ
ンB系、ローダミン6G系の蛍光染料を使用する。第2
の蛍光材料として、発光波長のピークが例えば500n
m付近のクマリン誘導体系の蛍光材料を使用する。第1
の蛍光材料として、発光波長のピークが440nm付近
のスチルベン系、ジアミノスチルベン系等の蛍光増白剤
を使用する。第3の蛍光材料は、昼光蛍光材料で、蛍光
増白剤付近より長い波長に効率よく励起され、可視光下
ではピンク、橙色、赤色等の鮮やかな色を呈する。第2
の蛍光材料は、昼光蛍光材料で、可視光下では黄色の色
を呈する。従って、インビジブル蛍光インクに使用する
場合、添加する第2、第3の蛍光材料はごく微量とな
る。第1の蛍光材料は、溶媒に溶かしたとき無職透明に
なるので溶解できる範囲で添加することができる。
【0011】例えば、第3の蛍光材料として、587n
mに発光波長のピークを有するKSTMagenta J-FB(日本
化薬社製、以下、JFBと称する。)を使用し、第2の
蛍光材料として、487nmに発光波長のピークを有す
るKayafect Yellow G (日本化薬社製、以下、YGと称
する。)を使用し、第1の蛍光材料として、440nm
に発光波長のピークを有するMikephor BS conc. (三井
東圧社製、以下、BSと称する。)を使用する。
【0012】第2、第3の蛍光材料として使用するJF
BやYGはカラーインクジェットプリンタのインクに使
用する染料で、通常は色を鮮明に表現するために使用し
ている。このときには1%以上の濃度で添加している。
これに対し、インビジブルなインクのときにはJFBの
限界濃度が0.01%で、YGの限界濃度が0.1%程
度であった。限界濃度は、インクジェットプリンタを使
用して年賀状と私製はがき(白)にインクを飛翔させた
ときの印刷部分と非印刷部分との色差で判断し、目安と
して色差ΔEが3以下になる濃度とした。
【0013】また、インクは、溶媒として水、湿潤剤と
してプロピレングリコール、水溶性樹脂としてスチレン
アクリル樹脂のジョンクリルSCX−70(ジョンソン
ポリマー社製)を使用する。そして、35℃において粘
性が12cp、表面張力が35dyn/cmになるよう
に配合する。
【0014】インクの作製は、先ず、水溶性樹脂SCX
−70に水とプロピレングリコールを添加し十分に撹拌
して溶媒を作製する。続いて、サンプル瓶に各蛍光材料
を必要量測って用意し、その中に作製した溶媒を添加し
て撹拌する。さらに、その中に界面活性剤とその他、防
かび剤や防腐剤を必要に応じて添加し、撹拌しながら消
泡剤を数滴添加する。こうして得たインク原液を脱気し
てインビジブル蛍光インクを完成させる。
【0015】以下、インクの実施例と比較例について述
べる。 (実施例1) 水 :35wt% プロピレングリコール :57wt% 水溶性樹脂SCX−70 : 5wt% 蛍光材料 第1の蛍光材料BS : 1wt% 第2の蛍光材料YG : 0.1wt% 第3の蛍光材料JFB : 0.01wt% 界面活性剤 : 1wt% ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル(ノニポール400、三洋化 成社製) 消泡剤 :数滴 エステル系消泡剤(SNデフォーマ477、サンノプコ社製) その他(防かび剤、防腐剤等) :残り (実施例2) 水 :35wt% プロピレングリコール :57wt% 水溶性樹脂SCX−70 : 5wt% 蛍光材料 第1の蛍光材料BS : 1wt% 第2の蛍光材料YG : 0.05wt% 第3の蛍光材料JFB : 0.01wt% 界面活性剤 : 1wt% ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル(ノニポール400、三洋化 成社製) 消泡剤 :数滴 エステル系消泡剤(SNデフォーマ477、サンノプコ社製) その他(防かび剤、防腐剤等) :残り (比較例1) 水 :35wt% プロピレングリコール :57wt% 水溶性樹脂SCX−70 : 5wt% 蛍光材料 第1の蛍光材料BS : 1wt% 第2の蛍光材料YG : 0wt% 第3の蛍光材料JFB : 0.01wt% 界面活性剤 : 1wt% ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル(ノニポール400、三洋化 成社製) 消泡剤 :数滴 エステル系消泡剤(SNデフォーマ477、サンノプコ社製) その他(防かび剤、防腐剤等) :残り (比較例2) 水 :35wt% プロピレングリコール :57wt% 水溶性樹脂SCX−70 : 5wt% 蛍光材料 第1の蛍光材料BS : 0wt% 第2の蛍光材料YG : 0.1wt% 第3の蛍光材料JFB : 0.01wt% 界面活性剤 : 1wt% ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル(ノニポール400、三洋化 成社製) 消泡剤 :数滴 エステル系消泡剤(SNデフォーマ477、サンノプコ社製) その他(防かび剤、防腐剤等) :残り (比較例3) 水 :35wt% プロピレングリコール :57wt% 水溶性樹脂SCX−70 : 5wt% 蛍光材料 第1の蛍光材料BS : 0wt% 第2の蛍光材料YG : 0wt% 第3の蛍光材料JFB : 0.01wt% 界面活性剤 : 1wt% ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル(ノニポール400、三洋化 成社製) 消泡剤 :数滴 エステル系消泡剤(SNデフォーマ477、サンノプコ社製) その他(防かび剤、防腐剤等) :残り このようにして作製した各インビジブル蛍光インクを使
用してTrident社製のインクジェットプリンタヘ
ッド(ULTRAJET TM )で、年賀状のはがきに印刷した結
果、視認性においては実施例1、2、比較例1〜3の何
れのインクも色差ΔEが3以下であった。
【0016】実施例1の蛍光インクの発光スペクトル分
布は図1に示すようになり、実施例2の蛍光インクの発
光スペクトル分布は図2に示すようになり、比較例1の
蛍光インクの発光スペクトル分布は図3に示すようにな
り、比較例2の蛍光インクの発光スペクトル分布は図4
に示すようになり、比較例3の蛍光インクの発光スペク
トル分布は図5に示すようになる。なお、発光スペクト
ルの測定は、F3000(日立電子社製)を使用して行
い、励起波長は365nm固定で行った。
【0017】図6は印刷した結果を実際に読取る読取装
置の構成を示し、ブラックランプ1からフィルタ2を介
してはがき3に印刷した蛍光インク4のうえに365n
mの励起光を照射し、蛍光インク4からの発光光を集光
レンズ5及びフィルタ6を介して受光素子であるフォト
ダイオード7で受光する。前記フィルタ2は365nm
の励起光を通過させるフィルタであり、前記フィルタ6
は蛍光インク4からの520nm以下の光をカットする
フィルタである。
【0018】各蛍光インクにおけるF3000で測定し
た587nmの発光強度及び図6の読取装置のフォトダ
イオード7で受光した発光出力は次のようになった。 587nmの発光強度 読取装置の発光出力 実施例1 149.8 142 実施例2 145.1 125 比較例1 93.5 88 比較例2 62.1 64 比較例3 17.4 20 この結果をグラフで示すと図7に示すようになる。図7
においてグラフg1 は587nmの発光強度を示し、グ
ラフg2 は読取装置の発光出力を示し、グラフg3 は実
施例1の蛍光インクを100としたときの発光出力比を
示している。
【0019】実施例1と実施例2の蛍光インクの違いは
第2の蛍光材料の量であり、第2の蛍光材料の量が多い
実施例1の方が発光出力が大きい。また、実施例1の蛍
光インクは、第1、第2の蛍光材料を含まない比較例3
に比べて発光出力が7倍以上であり、実施例2の蛍光イ
ンクにおいても6倍以上である。また、実施例1の蛍光
インクは、第1の蛍光材料を含むが第2の蛍光材料を含
まない比較例1に比べても発光出力が約1.6倍であ
り、実施例2の蛍光インクにおいても約1.4倍であ
る。また、実施例1の蛍光インクは、第2の蛍光材料を
含むが第1の蛍光材料を含まない比較例2に比べて発光
出力が約2.2倍であり、実施例2の蛍光インクにおい
ても約2倍である。
【0020】実施例1及び実施例2の蛍光インクは、4
40nmに発光波長のピークを有する第1の蛍光材料、
500nm付近、例えば487nmに発光波長のピーク
を有する第2の蛍光材料及び600nm付近、例えば5
87nmに発光波長のピークを有する第3の蛍光材料を
混合してインビジブルな蛍光インクを作製しているの
で、365nmの紫外光の励起光に対して、第1の蛍光
材料が440nmの発光を行い、また、励起光と第1の
蛍光材料からの発光により第2の蛍光材料が487nm
の発光を行い、さらに、励起光と第2の蛍光材料からの
発光により第3の蛍光材料が587nmの発光を行うこ
とになり、第3の蛍光材料が効率よく発光して高い発光
出力が得られる。そして、365nmの励起光、第1の
蛍光材料及びはがき3の蛍光増白剤からの440nmの
発光、第2の蛍光材料からの487nmの発光はフィル
タ6でカットされて587nmの発光のみが読取装置で
読取られる。このように第3の蛍光材料が発光する可視
光のみを読取ることで、はがき3の表面に含まれる蛍光
増白剤の影響を受けず確実な読取りができる。従って、
蛍光増白剤が含まれているはがき以外の一般用紙に対し
ても確実な読取りができる。このように、実施例1及び
実施例2のインビジブル蛍光インクを使用すれば蛍光増
白剤を含まない記録媒体は勿論、蛍光増白剤を含んだ記
録媒体に印刷しても紫外光の照射により可視光を発光し
て印刷内容を確実に認識することができる。
【0021】また、発光出力を大きくできるので、印刷
した内容を読取装置で読取るときに印刷物を高速で移動
しても読取りが可能になり、また、読取り精度も向上す
る。しかも、使用する各蛍光材料は蛍光増白剤や昼光蛍
光材料など安価であり、従って、インビジブル蛍光イン
クを安価に作製することができる。
【0022】なお、第1、第2及び第3の蛍光材料は前
述したものに限定するものではなく、第1の蛍光材料で
ある蛍光増白剤は各種のものがあり、これらのものも使
用可能である。そして、各蛍光材料は、紫外線の照射に
より第1の蛍光材料が第2の蛍光材料を励起する励起光
を発光し、紫外線照射と第1の蛍光材料からの励起光に
より第2の蛍光材料が第3の蛍光材料を励起し、紫外線
照射と第2の蛍光材料からの励起光により第3の蛍光材
料が可視光を発光する関係にあればよい。
【0023】また、水溶性樹脂としてスチレンアクリル
樹脂のジョンクリルSCX−70を使用したが必ずしも
これに限定するものではなく、例えば、スチレンマレイ
ン酸やポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピ
ロリドン(PVP)等でもよい。また、湿潤剤としてプ
ロピレングリコールを使用したが必ずしもこれに限定す
るものではなく、例えば、ジエチレングリコール、エチ
レングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン等
でもよい。
【0024】なお、この実施の形態では、染料を溶媒に
溶かす溶解型インクについて述べたがこれに限定するも
のではなく、乳化重合による少なくとも3種類以上の染
料を含んだ、例えば、アクリロニトリルとスチレンの共
重合体等の樹脂固溶体の分散型インクでもよい。また、
この実施の形態はインクジェットプリンタ用のインクに
ついて述べたがこれに限定するものではなく、熱転写プ
リンタのインクリボンに使用するインクやその他、印刷
装置の印刷用インク等にも使用できる。
【0025】
【発明の効果】請求項1及び2記載の発明によれば、蛍
光材料として蛍光増白剤や昼光蛍光材料などの安価な材
料を使用できるので、インビジブル蛍光インクを安価に
作製でき、また、紫外線を照射することで充分な可視光
の発光出力が得られ、しかも、読取りに蛍光増白剤の影
響を直接受けないので、どのような記録媒体に印刷して
も印刷内容の認識ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で使用した実施例1の蛍光
インクの発光スペクトル分布を示す図。
【図2】同実施の形態で使用した実施例2の蛍光インク
の発光スペクトル分布を示す図。
【図3】同実施の形態で使用した比較例1の蛍光インク
の発光スペクトル分布を示す図。
【図4】同実施の形態で使用した比較例2の蛍光インク
の発光スペクトル分布を示す図。
【図5】同実施の形態で使用した比較例3の蛍光インク
の発光スペクトル分布を示す図。
【図6】同実施の形態で使用した読取装置の概略構成
図。
【図7】同実施の形態で使用した各蛍光インクの587
nmの発光強度、読取装置による発光出力及び発光出力
比を示すグラフ。
【符号の説明】
1…ブラックランプ 4…蛍光インク 6…フィルタ 7…フォトダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶液中に発光波長が異なる第1、第2、
    第3の蛍光材料を溶解したインビジブル蛍光インクであ
    り、前記各蛍光材料は、紫外線の照射により前記第1の
    蛍光材料が前記第2の蛍光材料を励起する励起光を発光
    し、紫外線照射と前記第1の蛍光材料からの励起光によ
    り前記第2の蛍光材料が前記第3の蛍光材料を励起し、
    紫外線照射と前記第2の蛍光材料からの励起光により前
    記第3の蛍光材料が可視光を発光する関係にあることを
    特徴とするインビジブル蛍光インク。
  2. 【請求項2】 第1の蛍光材料として発光波長がλ1の
    蛍光増白剤を使用し、第2、第3の蛍光材料として発光
    波長がそれぞれλ2、λ3の蛍光材料を使用し、各発光
    波長λ1、λ2、λ3において、λ1<λ2<λ3の関
    係が成り立つことを特徴とする請求項1記載のインビジ
    ブル蛍光インク。
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