JPH09248560A - 液質改変装置および液質改変装置を備えたスプレー - Google Patents

液質改変装置および液質改変装置を備えたスプレー

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JPH09248560A
JPH09248560A JP8087254A JP8725496A JPH09248560A JP H09248560 A JPH09248560 A JP H09248560A JP 8087254 A JP8087254 A JP 8087254A JP 8725496 A JP8725496 A JP 8725496A JP H09248560 A JPH09248560 A JP H09248560A
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liquid quality
container
water
quality
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JP8087254A
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Mikiya Otsuka
幹哉 大塚
Saburou Yoshimura
三郎 義村
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NAKASHIYOU KK
Minato Seiyaku KK
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NAKASHIYOU KK
Minato Seiyaku KK
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    • B05B11/0005Components or details
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
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    • C02F1/002Processes for the treatment of water whereby the filtration technique is of importance using small portable filters for producing potable water, e.g. personal travel or emergency equipment, survival kits, combat gear
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Abstract

(57)【要約】 【課題】必要時にのみ、水を補給して使用することがで
きる、携帯用・補湿水製水スプレーを提供する。 【解決手段】水Wを収容する容器2と、容器2の開口部
20に装着された噴霧装置3と、容器2内に収納され噴
霧装置3の取入口33に、着脱自在に装着された液質改
変装置4とを備え、液質改変装置4の収納室404内
に、吸着剤やイオン交換樹脂などからなる液質改変剤6
を充填し、この液質改変剤6に水Wを接触させることに
よって、所望の水質に水Wを改変させて噴霧装置3より
噴射する。使用する度に水Wの水質を改変するため、補
給する水は通常の水道水などでよく、容器2の容量も1
回の使用量で足り、小型化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液質改変装置と、
液質改変装置を備えたスプレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、頭髪の寝ぐせを直したり、乾燥
肌、日焼けして火照った肌、スポーツ後の汗ばんだ肌な
どをケアーする製品としてミネラルウォータなどの水を
主成分とした補湿用の新しいスプレー製品が販売されて
いる。これらの商品は、空気の乾燥やストレスなどの種
々の原因によって痛んだ肌に、成分を調整した水を霧状
にして吹きつけることによって、肌の湿度を保持し、肌
の手入れを日常的に、かつ簡易に行うことを可能にする
ものである。そして、このような商品は、霧状に噴射す
るための水が入ったボトルに、ポンピングによって霧吹
きを行う噴霧器を取り付けた構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構成の商品の場合には、ボトルに収納する水量をある程
度確保する必要があるため、容器が大きくなって携帯に
は不向きとなっていた。また、収容されている液体は、
水が主成分となるため、防腐剤または保存料などを混入
させなければならないが、肌のためには、このような防
腐剤や保存料などは混入されていないことが望ましい。
また、従来では、このような製品には香料が入れられて
いるため、香料の香りが使用者の好みに合わない場合も
ある。
【0004】特に、乾燥肌のケアーをするためには、肌
の状態に応じて頻繁に吹きかけることが必要となる。し
かし、従来のスプレーでは、外出時などにバッグへ入れ
るには容器が大き過ぎるため適当でなく、また、携帯の
ために容器の容量を小さくすると、すぐに使い切ってし
まい経済性に欠ける。さらに、バッグの中で液漏れを起
こして、バッグ内に入れてある他の物を汚してしまう恐
れもあるなどの問題があった。
【0005】本発明の目的は、携帯に適し、適時、適所
において使用可能なスプレーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本発明により達成される。即ち、
【0007】(1) 液体が収容される容器に装着され
た噴霧装置の液体取入口に接続される接続部と、接触し
た液体の液質を変化させる液質改変剤と、接続された前
記取入口が連通し、前記液質改変剤が収納される収納室
と、該収納室の内側と外側との間を連通する流入孔とを
有する液質改変装置。
【0008】(2) 前記流入孔は、前記取入口から最
も離れた位置の近傍に形成されている上記(1)に記載
の液質改変装置。
【0009】(3) 前記接続部は、前記取入口に着脱
自在に装着される嵌合部を有する上記(1)または
(2)に記載の液質改変装置。
【0010】(4) 液質改変剤は、吸着剤および/ま
たはイオン交換樹脂を構成成分として有している上記
(1)ないし(3)のいずれかに記載の液質改変装置。
【0011】(5) 液体を収容する容器と、前記容器
に装着されて、前記容器内の液体を取入口から採取し、
容器外へ霧状にして排出する噴霧装置とを有するスプレ
ーであって、前記取入口に上記(1)ないし(4)のい
ずれかに記載の液質改変装置が接続されていることを特
徴とする液質改変装置を用いたスプレー。
【0012】
【作用】噴霧装置を動作させると、容器内に収容されて
いる液体は、液質改変装置の流入孔から収納室を経て取
入口へ到達し、噴射口から霧状に噴射される。容器内の
液体は、収納室を通過する際に、液質改変剤と接触する
ことによって、容器内に収容されている状態の液質から
他の液質に変化し、そして噴射される。
【0013】ここで、取入口から最も離れた位置に流入
孔が形成されているため、流入孔から流入する液体に対
する液質改変剤の接触量が多くなるため、換言すると収
納されている液質改変剤の殆どすべてに液体が接触する
ようになるため、液質の改質効率が向上する。
【0014】さらに、液質改変装置の接続部を、取入口
に対して着脱自在とすることによって、液質改変装置の
みの交換を可能とし、液質改変剤の効力が低下した時
や、用途が変わった時にはその用途に応じて、適宜液質
改変剤を交換することができる。
【0015】液質改変剤を吸着剤が含まれる構成とした
場合には、液体内の不純物が吸着されて、除去される。
また、この吸着剤はかび臭やカルキ臭などの臭いを除去
する作用がある。陽イオン交換樹脂を用いた場合には、
液中の陽イオンを水素イオンと交換し、液質の硬度が軟
化傾向となり、また酸性に変換される。陰イオン交換樹
脂を用いた場合には、液中の陰イオンを水酸イオンと交
換し、液質はアリカリ性に変換される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適実施形態につ
いて、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本
発明の1実施形態の断面側面図である。本発明のスプレ
ー1は、水Wが収容される容器2と、容器2の開口部2
0に装着された噴霧装置3と、噴霧装置3の下端に設け
られている取入口33に装着されている液質改変装置4
と、噴霧装置3を内側に収容した状態で、容器2に装着
される蓋体5とを備えている。
【0017】容器2は、円筒形状の側面材21と、前記
側面材21の図1中下側に位置する底面材22とを備
え、側面材21と底面材22とによって形成された空間
は、水Wを溜める収容部23となっている。容器2は、
底面材22の反対側に開口部20を有し、該開口部20
の外周面には、雄ねじ24が形成されている。また、雄
ねじ24の下側には、外径が開口部20よりも大きく、
側面材21よりも小さい段部がもうけられ、該段部によ
りキャップ5が嵌合する係合部25が形成されている。
なお、容器2の容量は、最低容量として1回の使用が可
能な程度の容量であればよく、上限の値は特に限定され
ないが、携帯に不便とならない程度の容量が望ましい。
また、収容されている水Wの残量を確認するために、容
器2の全部または1部が透明または半透明であることが
望ましい。
【0018】噴霧装置3は、開口部20を塞ぐ蓋体30
と、蓋体30の中央部に出没自在に取り付けられた操作
部材31と、蓋体30の下側に接続されたシリンダ体3
2と、シリンダ体32内に収容され操作部材31の下方
移動によって圧縮方向へ移動するピストン体(図示せ
ず)と、ピストン体を上昇方向へ付勢するバネと、シリ
ンダ体32の下端に形成されている取入口33と、ピス
トン体と取入口33との間に配置された弁体(図示せ
ず)とを備えている。
【0019】蓋体30の内側には、雄ねじ24に螺合す
る雌ねじ301が形成されており、雄ねじ24に雌ねじ
301を螺合させることによって、開口部20が蓋体3
0によって塞がれる。また、蓋体30と開口部20の間
には、パッキング部材302が介挿され、液漏れが防止
されている。
【0020】上記噴霧装置3の取入口33には、液質改
変装置4が着脱自在に取り付けられている。液質改変装
置4は、筒状の導液部40と、導液部40の開口部40
1に嵌合された接続部材42と、液質改変剤6とを備え
ている。
【0021】導液部40は筒状に形成されており、開口
部401と底部402とを備え、開口部401の内周面
には、フィルタ43を固定するための突起403が形成
されている。導液部40の内側には、底部402と、接
続部材42と突起403の間で挟持されているフィルタ
43との間に、収納室404が形成されている。この収
納室404内に上記液質改変剤6が収納される。液質改
変剤6は、収納室404内に、隙間なく充填されていて
も、隙間を設けた状態で収容室404内に入れられてい
てもよいが、液体と接触効率を挙げるためには、隙間な
く充填されていることが望ましい。
【0022】導液部40の外径は、容器2の開口部20
の内径よりも小さく形成されており、噴霧装置3の取入
口33に装着した状態で、開口部20から容器2内へ挿
入することができるように構成されている。また、導液
部40の断面形状は、開口部20の形状に合致した形状
(例えば円形)であることが望ましいが、特に限定され
るものではなく、多角形形状であってもよい。また導液
部40は、筒状でなくてもよく、円すい形状、円すい台
形状であってもよい。
【0023】接続部材42には、中央部に嵌合部として
孔が形成され、この孔により噴霧装置3の下端筒状部3
4が嵌入される接続部421が構成されている。接続部
421の内周面には、シール材としてゴムなどの弾性材
料から構成されるOリング422が設けられている。接
続部421には、下端筒状部34の殆どの部分が挿入さ
れるため、接続状態を安定的に維持でき、Oリング42
2によって、気密性も発揮される。このような、接続部
材42の構成によって、液質改変装置4は、噴霧装置3
に対して着脱自在に取り付けることができ、必要に応じ
て液質改変装置4を交換することもできる。
【0024】導液部40の底部402の下面側には、底
面の周端に突縁405が設けられており、この突縁40
5には水を流通させるための流通路を形成する凹部40
6が設けられている。また、底部402には、複数の流
入孔44が形成されている。この流入孔44によって、
収納室404の内側と、外側が連通し、容器2内の水
は、この流入孔44から収納室404内へ流入する。底
部402の内側には、フィルタ45が配置され、収納室
404内の液質改変剤6が外側へ漏れないように、水W
内のごみ、鉄錆等が収容室404内に混入しないように
構成されている。ここで、フィルタ43、45は、不織
布、メッシュなどで構成することができる。
【0025】また、液質改変装置4は、容器2の底面材
22に当接した突縁405と、噴霧装置3の取入口33
に接続されている接続部材42とによって、容器2内に
固定される。
【0026】次に、収納室404内に充填されている液
質改変剤6について説明する。本実施形態の液質改変剤
6は、陽イオン交換樹脂、吸着剤および抗菌剤を一定の
割合で混合して構成されている。陽イオン交換樹脂の粒
径は、例えば0.01〜2.5mm程度とすることができ
る。この粒径が極端に小さ過ぎると、水の流通抵抗が大
きくなって、噴霧装置3が水を吸引しにくくなり、極端
に大き過ぎると陽イオン交換樹脂と水との接触が少なく
なり、十分なイオン交換をすることが難しくなる。
【0027】吸着剤として利用される多孔質体の具体例
としては、例えば無機多孔質体が挙げられる。この無機
多孔質体としては、(a) 天然ミネラル粘土(例えば、カ
オリナイト、ベントナイト、モンモリロナイト、ゼオラ
イトなど)、合成ゼオライト、ならびに無機酸化物(S
iO2、Al23 、ZnO、Fe23 など)およびそ
れらの混合物などの固体酸類等を挙げることができる。
【0028】(b) さらには多孔質体として、各種の活性
炭を使用することもできる。活性炭とは、吸着能力のあ
る、いかなる活性炭でもよい。活性炭の原料には木材、
ノコギリクズ、やし殻、リグニン、牛の骨、血液、亜
炭、カッ炭、泥炭、石炭など、いずれのものが使用され
ていてもよい。形態上粉末活性炭、粒状活性炭、針状活
性炭、繊維状活性炭等があるが、本発明はいずれであっ
てもよい。粉末活性炭を製造するには、原料を粉砕した
後、高熱下で炭化させて活性化を行なう。場合により高
熱下で水蒸気を通して活性化したり、塩化亜鉛、リン
酸、硫酸、アルカリなどの溶液に浸してから焼成し、炭
化して活性化を行なうこともある。その他減圧下で強熱
したり、空気、二酸化炭素、塩素ガス中で加熱し、木炭
の一部を酸化し活性化する方法もある。活性化を行なっ
たものは通常灰分や薬品を除去するため洗浄し、粉砕
し、乾燥させて粉末活性炭を製造する。粒状活性炭は粉
砕した木炭粉をタール、ピッチなどを粘結剤として一定
粒度に成形し、乾燥し焼結し、活性化を行なう。また、
やし殻や石炭類を使用する時は粉砕し、篩分けを行なっ
てから高熱下で炭化させ活性化し、粒状活性炭を得るこ
とができる。
【0029】本発明においては、原料および活性化の方
法の如何を問わず、また粉末、粒状いずれの活性炭でも
使用でき、好ましくは粒状活性炭であり、特に好ましく
はやし殻活性炭と分子篩能を持つ活性炭である。ここで
分子篩能を持つ活性炭とはスリット状の細孔を持つもの
であり、その細孔の大きさは0.6nm以上、巾は1.5
nm以下が望ましい。
【0030】このような吸着剤の粒径は、用途に応じて
適宜選択することができるが、極端に小さいと、水の流
通抵抗が大きくなって、噴霧装置3が水を吸引しにくく
なり、極端に大きいと吸着剤と水との接触面積が少なく
なり、十分な吸着効果を発揮することが難しくなる。
【0031】抗菌剤は、一般細菌の繁殖を防止する抗菌
性を有する薬剤を、樹脂に混入して固めたもので、これ
を所定の粒径の粒に形成する。この粒径は、極端に小さ
過ぎると、水の流通抵抗が大きくなって、噴霧装置3が
水を吸引しにくくなり、極端に大き過ぎると、抗菌剤と
水との接触が少なくなり、十分な抗菌効果を上げること
が難しくなる。
【0032】以上説明した陽イオン交換樹脂、吸着剤、
抗菌剤の混合比率は、用途に応じて任意の比率とするこ
とができる。これらの、陽イオン交換樹脂、吸着剤、抗
菌剤は、均一に混合されて液質改変剤6を構成する場合
の他、例えば、各構成剤を、陽イオン交換樹脂層、吸着
剤層、抗菌剤層にそれぞれ区切って、流入孔44から取
入口33へ向けて順に配置した構成とすることもでき、
また配置の順序も任意に変更した構成としてもよく、さ
らにこれらの同じ層を、交互に複数設けた構成としても
よい。
【0033】例えば、容器2内に水道水を入れ、最初に
吸着剤に水を接触させ、その後陽イオン交換樹脂と接触
させる構成とすれば、不純物が吸着剤によって除かれる
ので、陽イオン交換樹脂の効力が向上する。
【0034】なお、液質改変剤を構成する材料として
は、上記の他、弱アルカリ性の水にする場合には陰イオ
ン交換樹脂を用いてもよい。その他、ミネラルを溶出す
る天然石、さらに液中の塩素を除去するものとして、ア
ミノ酸類、亜硫酸カルシウム、アスコルビン酸、その他
中空糸膜などを用いることもできる。
【0035】さらに、使用される陽イオン交換樹脂に
は、強酸性の交換基を有するものと、弱酸性の交換基を
有するものがあり、上記実施形態の他、液質を強酸性に
変えたい場合には、強酸性の交換基を有する陽イオン交
換樹脂を用いればよい。また、陰イオン交換樹脂の場合
も同様であり、陰イオン交換樹脂には、強塩基性の交換
基を有するものと、弱塩基性の交換基を有するものがあ
り、液質を強アルカリ性に変えたい場合には、強塩基性
の交換基を有する陰イオン交換樹脂を用いればよい。
【0036】以上のように構成された本発明のスプレー
1の作用について、以下に説明する。このスプレー1
は、通常は、容器2を空にした状態で携帯する。容器2
内が空であるため、携帯中に容器2内の水が漏れ出すと
いったトラブルが防止される。そして、使用時には、洗
面所など最寄りの蛇口から容器2内へ水を入れる。ま
た、使い終わったら蓋体30を外して残っている水Wを
排出し、容器2を空にした状態で持ち運ぶ。このよう
に、使用する度に水Wを交換することができるので、水
Wの腐食を考慮する必要がなく、噴霧する水の中に防腐
剤などを混入させる必要がなくなる。
【0037】容器2内に水Wを充填してスプレーとして
使用する場合には、操作部材31を指で数回下方へ押し
込む。操作部材31はシリンダ体32に内蔵されている
スプリングによって、下方へ押し込まれる度に上方へ押
し戻される。この動作によって、シリンダ体32内のピ
ストン体が往復動し、取入口33から容器2内の水Wが
シリンダ体32内に吸い込まれる。さらに、操作部材3
1を下方へ押し込むと、ピストン体の移動によってシリ
ンダ体32内の水Wが圧縮され、操作部材31のノズル
310から、水Wが霧状に噴射される。
【0038】水Wは、液質改変装置4の流入孔44から
収納室404内へ流入し、液質改変剤6に接触した後、
取入口33に吸引される。流入孔44は、取入口33に
最も離れた位置に設けられているため、水Wは収納室4
04内の液質改変剤6に効率良く接触することができ
る。収納室404内の水Wは、抗菌剤と接触することに
よって、菌の繁殖が抑制される。
【0039】また、吸着剤と接触することによって、水
道水中の残留塩素などが取り除かれる。そして、水W
が、陽イオン交換樹脂と接触することによって、水中の
金属イオン等の陽イオンが水素イオンに交換され、水質
が、肌のpHに合ったpHの弱酸性に変化する。また、
金属イオンなどが除かれるため、水質は軟化する。
【0040】繰り返し使用することによって、液質改変
剤6の効果が薄れた場合には、噴霧装置3の蓋体30を
取り外して、液質改変装置4を容器2内から取り出し、
新しい液質改変剤6が充填されている液質改変装置4と
交換することができる。
【0041】液質改変装置4の収納室404内には、水
Wが残っているため、容器2を逆さにして使用しても、
水を噴霧させることができる。なお、容器2に入れる液
体としては、水道水、井戸水、天然水などを挙げること
ができ、液質改変剤の内容に応じて、海水や他の無機溶
媒を用いることも可能である。
【0042】本発明のスプレーは、以上説明した実施形
態の構成に限定されるものではなく、上記の他、例えば
弱アルカリ性の液体を噴霧するためのスプレーとする場
合には、陽イオン交換樹脂の代わりに、陰イオン交換樹
脂を用いることもできる。また、陽イオン交換樹脂と陰
イオン交換樹脂と同時に充填し、両者の量を調整するこ
とによって、噴射される液体のpHを適宜調整すること
も可能である。
【0043】また、他の構成として、噴霧装置3を容器
2に固定し、容器2の底面に、開閉可能な蓋体を装着
し、底面側から水の交換と、液質改変剤6の交換が可能
な構成とすることもできる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液質改変
装置によれば、スプレーから噴霧される液体を用途に応
じた液質に改変することが可能となり、所望の噴霧用の
液体を使用する度毎に購入する必要がなくなる。また、
液質改変装置内の液体の流通路である収納室内に液質改
変剤を収納したので、液質改変剤に効率良く液体に接触
させることができ、液質改変剤の作用を十分に発揮させ
ることができる。
【0045】さらに、液質改変装置の流入孔の位置を、
取入口から最も離れた位置に設けた場合には、液質改変
剤にさらに効率良く液体に接触させることができる。
【0046】液質改変装置を取入口に対して着脱自在に
取り付けた場合には、液質改変剤の交換ができ、繰り返
し使用が可能となる。
【0047】液質改変剤を吸着剤で構成した場合には、
不純物の除去ができ、イオン交換樹脂で構成した場合に
は、液体のpHおよび硬度の調整が可能となる。また、
陽イオン交換樹脂を用いて液質を弱酸性とし、肌のpH
に近づけることによって、噴霧されて肌に付着した液
が、より円滑かつ迅速に肌に吸収され易くなる。
【0048】本発明の液質改変装置をスプレーに装着す
ることによって、スプレーを使用する度に新たに液体を
交換することができるので、容器を小さい容量とするこ
とが可能で、スプレーの小型化を図ることができる。ま
た、防腐剤の入っていない液体を使用することができる
ため、常時新鮮な液体を噴霧することができる。さら
に、使用する時に液体を充填するようにすれば、持ち運
んでいる間に液漏れが生ずる恐れもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスプレーの全体断面側面図である。
【符号の説明】
1 スプレー 2 容器 3 噴霧装置 4 液質改変装置 5 キャップ 6 液質改変剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/42 B65D 83/14 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体が収容される容器に装着された噴霧
    装置の液体取入口に接続される接続部と、 接触した液体の液質を変化させる液質改変剤と、 接続された前記取入口が連通し、前記液質改変剤が収納
    される収納室と、 該収納室の内側と外側との間を連通する流入孔とを有す
    る液質改変装置。
  2. 【請求項2】 前記流入孔は、前記取入口から最も離れ
    た位置の近傍に形成されている請求項1に記載の液質改
    変装置。
  3. 【請求項3】 前記接続部は、前記取入口に着脱自在に
    装着される嵌合部を有する請求項1または2に記載の液
    質改変装置。
  4. 【請求項4】 液質改変剤は、吸着剤および/またはイ
    オン交換樹脂を構成成分として有している請求項1ない
    し3のいずれかに記載の液質改変装置。
  5. 【請求項5】 液体を収容する容器と、 前記容器に装着されて、前記容器内の液体を取入口から
    採取し、容器外へ霧状にして排出する噴霧装置とを有す
    るスプレーであって、 前記取入口に請求項1ないし4のいずれかに記載の液質
    改変装置が接続されていることを特徴とする液質改変装
    置を用いたスプレー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001083377A1 (fr) * 2000-04-13 2001-11-08 Suisei Kogyo Co., Ltd. Dispositif de production de produit liquide de soin de la peau
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