JPH09248384A - ゲーム装置 - Google Patents

ゲーム装置

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JPH09248384A
JPH09248384A JP26926995A JP26926995A JPH09248384A JP H09248384 A JPH09248384 A JP H09248384A JP 26926995 A JP26926995 A JP 26926995A JP 26926995 A JP26926995 A JP 26926995A JP H09248384 A JPH09248384 A JP H09248384A
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JP
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game
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bonus
sub
medals
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JP26926995A
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English (en)
Inventor
Keiji Yano
慶二 矢野
Yuji Nagao
祐司 永尾
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Sega Corp
Original Assignee
Sega Enterprises Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定役を定めず、また、最高ベット数でなく
ても種々の可能性を有効に生かしてゲームを行うゲーム
装置を提供すること。 【解決手段】 主ゲームの開始前またはプレイ中に、当
該ゲームへの参加資格ポイントを賭けるとともに、この
ポイントの所定割合をボーナスポイント原資として貯蓄
してなるゲーム装置において、貯蓄されたボーナスポイ
ントの計数及び表示を行う計数表示手段と、計数表示手
段により計数されたボーナスポイントが所定数に達した
場合、予め設定された当選確率に基づいて副ゲームを実
行するか否かを抽選する副ゲーム抽選手段と、副ゲーム
抽選手段により副ゲームの実行が抽選された場合、副ゲ
ームを実行し、副ゲームの結果に基づいて前記ボーナス
ポイントの払い出しを行うとともに、計数表示手段によ
り表示されるボーナスポイントの初期化を行う副ゲーム
制御手段とを備えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、メダル
(または、コイン)等をゲーム参加権利を得るために用
いるゲーム装置の分野に関する。
【0002】〔発明の背景〕近年、例えば、所定数枚の
メダル(またはコイン)等をゲーム前に投入することに
よってゲームへの参加資格を得るメダルゲーム装置が種
々提供されており、このようなメダルゲーム装置では、
通常、メダル投入後に操作卓上の操作ボタン等を操作す
ることによってゲームを行い、このゲーム結果に応じて
投入メダルの没収またはメダルの払い出しが行われる。
【0003】また、このようなメダルゲーム装置の中に
は、複数台のゲームマシンを統括して制御することによ
って、各ゲームマシンに投入されたメダル数の一定割合
をまとめて貯蓄しておき、ゲーム結果によって貯蓄され
たメダル(以下、ボーナスメダル)の払い出しを行う、
いわゆる、複数マシン連動型のボーナスゲーム装置があ
る。このようなボーナスゲーム装置では、トランプをモ
チーフとした場合には、例えば、ポーカーゲームやブラ
ックジャック等のトランプゲームを、連動される各メダ
ルゲームマシンによりそれぞれ行うことができる。
【0004】一例として、ポーカーゲームを行うボーナ
スゲーム装置においては、それぞれポーカーゲームを行
う複数台のメダルゲームマシンを連動してボーナスゲー
ム装置が構成されており、各マシンに投入されたメダル
数の一定割合をまとめてボーナスメダルとして貯蓄す
る。そして、対戦相手であるコンピュータに対して特定
の役で勝つことにより、その貯蓄分が払い出されるルー
ルになっている。
【0005】この場合、特定役が簡単にできてしまう役
に設定すると、遊技者(以下、プレーヤ)に対して過度
に有利な状態となることが予想されるため、一般には、
完成するのが難しい役、例えば、前述のポーカーゲーム
を例に採ると、ロイヤルストレートフラッシュ,ストレ
ートフラッシュ,フォアカード等の役を特定役として設
定している。
【0006】
【従来の技術】前述のようなボーナスゲーム装置として
は、ゲーム開始前だけではなく、ゲーム中にもメダルの
投入が可能なプログレッシブ方式のボーナスゲーム装置
(以下、プログレッシブゲーム装置)がある。従来、こ
の種のプログレッシブゲーム装置としては、例えば、米
国特許第4,837,728号公報及び米国特許第5,
116,055号公報に記載されるようなものがある。
【0007】前者のプログレッシブゲーム装置は、6〜
16台のメダルゲームマシンを連動することにより1グ
ループを構成し、特定の役毎にプログレッシブボーナス
(前述のボーナスメダルに相当)枚数を表示するもので
あり、メダル(この場合、コイン)の投入枚数毎に投入
枚数の一定割合がそれぞれのプログレッシブボーナスに
配分されてボーナス値に加算される。
【0008】そして、各メダルゲームマシンにおける複
数のプレーヤの誰かが、プログレッシブボーナスの払い
出しを受ける権利を有する特定役で勝ったときには、そ
の役のプログレッシブボーナス値に応じたメダルの払い
出しが、勝ったプレーヤに行われる。但し、プログレッ
シブボーナスの払い出しを受けるためには、賭けること
ができる予め決められた最大枚数のメダルを賭けていた
場合(マキシマムベット)に限られる。これは、1枚し
か賭けていないプレーヤとの間に生じる不公平をなくす
ためである。払い出しが終わると、払い出されたプログ
レッシブボーナス値は初期値にセットされる。
【0009】一方、後者のプログレッシブゲーム装置
は、例えば、スロットマシン及びポーカーマシンのよう
に異なるプレーの特徴を有するマシンや、例えば、投入
するメダルの価値(10セント硬貨及び1ドル硬貨のよ
うな投入金額の単位)が異なったり、スロットマシンに
おける3リールと4リールとのように勝ちの頻度が異な
るもの等のように異なる種類のマシンがシステムに連動
しており、実施例では、それぞれ異なる4台のマシンが
連動している。
【0010】この場合、公平性を保つために、この異な
る4台のマシンには、各マシン毎にほぼ均一した勝ちが
得られるようになっており、具体的には、それぞれのマ
シンの投入メダル数、金額、ヒット頻度、プログレッシ
ブボーナス値等を考慮することにより算出された、それ
ぞれのマシン毎に公平な投入メダルの一定割合を拠出す
ることになっている。すなわち、個々のマシン毎に所定
のプログレッシブボーナス値を負担することになってい
る。
【0011】そして、前述の例と同様に、各マシンにお
ける複数のプレーヤの誰かが、プログレッシブの払い出
しを受ける権利を有する特定の役で勝ったときは、その
役のプログレッシブボーナス値に応じたメダルの払い出
しが、勝ったプレーヤに対して行われ、払い出しが終わ
ると、払い出されたプログレッシブボーナス値は初期値
にセットされる。但し、本例においても、プログレッシ
ブボーナスを獲得するためには、マキシマムベットと、
プログレッシブボーナスの獲得権を有する特定役の完成
とが条件となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のボーナスゲーム装置にあっては、大量のメダ
ルの払い出しを得るためには、ボーナスメダルの獲得を
狙わなければならないような構成となっていたため、以
下に述べるような問題点があった。
【0013】すなわち、前述のようなボーナスゲーム装
置では、プレーヤはボーナスメダルを獲得するため、比
較的完成するのが易しい役を無視して、限られた特定役
を誰が一番早く完成するかを競うだけのゲーム運びに終
始することとなる。この特定役は、前述したように完成
するのが難しい役に設定されているのが常であることか
ら、プレーヤはわざわざ難しい役作りを行うことにな
る。この結果、ゲームにおける勝敗は、最初に配られる
手札、すなわち、運によるところが大きく、このような
ゲームが本来有する細かな駆け引き等の戦略が有効に機
能していないという問題点があった。
【0014】〔目的〕本発明は、このような事情のもと
になされたものであり、その目的は、ボーナスを得るた
めの特定役を定めず、また、最高ベット数でなくても、
プレーヤ同志が種々の可能性を有効に生かしてゲームを
行うゲーム装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
主ゲーム制御手段により実行される主ゲームの開始前ま
たはプレイ中に、当該ゲームへの参加資格を得るための
ポイントを所定数賭けるとともに、賭けられたポイント
の所定割合をボーナスポイントの原資として貯蓄してな
るゲーム装置において、貯蓄された前記ボーナスポイン
トの計数及び表示を行う計数表示手段と、前記計数表示
手段により計数されたボーナスポイントが所定数に達し
た場合、予め設定された当選確率に基づいて副ゲームを
実行するか否かを抽選する副ゲーム抽選手段と、前記副
ゲーム抽選手段により副ゲームの実行が抽選された場
合、副ゲームを実行し、副ゲームの結果に基づいて前記
ボーナスポイントの払い出しを行うとともに、前記計数
表示手段により表示されるボーナスポイントの初期化を
行う副ゲーム制御手段と、を備えることを特徴としてい
る。
【0016】そして、請求項2記載の発明は、主ゲーム
制御手段により実行される主ゲームの開始前またはプレ
イ中に、当該ゲームへの参加資格を得るためのポイント
を所定数賭けるとともに、賭けられたポイントの所定割
合をボーナスポイントの原資として貯蓄してなる1台以
上のゲーム端末装置と、前記ゲーム端末装置と連動し
て、該各ゲーム端末装置により貯蓄された前記ボーナス
ポイントの計数及び表示を行う計数表示手段と、前記計
数表示手段により計数されたボーナスポイントが所定数
に達した場合、予め設定された当選確率に基づいて副ゲ
ームを実行するか否かを抽選する副ゲーム抽選手段と、
前記副ゲーム抽選手段により副ゲームの実行が抽選され
た場合、副ゲームを実行する副ゲーム制御手段と、を備
え、前記副ゲーム制御手段は、実行された副ゲームの結
果に基づいて前記ボーナスポイントの払い出しを行うと
ともに、前記計数表示手段により表示されるボーナスポ
イントを初期化することを特徴している。
【0017】また、請求項3記載の発明は、予め設定さ
れた複数の役の中からいずれか1つの役を完成させるべ
くプレイする主ゲームの実行及び制御を行う主ゲーム制
御手段を備えるゲーム装置であって、主ゲームへの参加
資格を得るために賭けるポイントを蓄積するポイント蓄
積手段を有し、主ゲームによる役の完成に基づいて当該
役に対応するポイントの払い出しを受ける1台以上のゲ
ーム端末装置と、前記ゲーム端末装置による主ゲームの
開始前またはプレイ中に賭けられたポイント数を計数す
るポイント計数手段と、前記ポイント計数手段により計
数されたポイント数の所定割合をボーナスポイント数に
加算するボーナスポイント加算手段と、前記ボーナスポ
イント加算手段により加算されたポイント数が所定数に
達すると、予め設定された当選確率に基づいて副ゲーム
を実行するか否かを抽選する副ゲーム抽選手段と、前記
副ゲーム抽選手段により副ゲームの実行が抽選された場
合、副ゲームを実行する副ゲーム制御手段と、を備え、
前記副ゲーム制御手段は、実行される副ゲームのゲーム
結果に基づいてボーナスポイント加算手段により加算さ
れたボーナスポイントの払い出しを行うとともに、該ボ
ーナスポイント加算手段により加算されるボーナスポイ
ントを初期化することを特徴としている。
【0018】この場合、上記請求項1,2または3記載
の発明に加えて、請求項4に記載するように、前記副ゲ
ーム制御手段により実行される副ゲームは、前記主ゲー
ム制御手段により実行される主ゲームのゲーム内容とは
異なるゲーム内容を有するゲームであることが有効であ
る。そして、ゲームへの参加資格を得るためのポイント
としては、例えば、メダル(またはコイン)を用いるこ
とが考えられる。
【0019】このように、本発明では、ゲームへの参加
資格を得るためのポイントの所定割合をボーナスポイン
トの原資として貯蓄し、ボーナスポイントが所定数に達
した場合、副ゲームを実行するか否かの抽選を行い、副
ゲームの実行が抽選されると、副ゲームの実行結果に基
づいてボーナスポイントの払い出しを行うことにより、
ボーナスポイントを得るための特定役を定めず、また、
最高ベット数でなくても、ボーナスポイントを獲得する
ための副ゲームに参加することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好適な一実施形
態を図に基づいて説明する。図1は、本発明のゲーム装
置1の一実施形態を示す全体外観図であり、図2は、図
1におけるゲーム装置1の制御系を示すブロック図、図
3〜図5は、図2の要部構成を示すブロック図である。
なお、以下の説明では、ゲームに参加するためのポイン
トとしてメダルを用いるプログレッシブゲーム装置を用
い、ゲーム内容としては、ポーカーゲームを行うものと
して説明する。
【0021】本例では、従来例における各種制約を除く
ため、貯蓄されたボーナスメダル(本例におけるボーナ
スポイント)を獲得するのに、新たにレース形式のゲー
ムを副ゲームとして行うように構成しており、この副ゲ
ームでは、プレーヤ同志お互いがチャンスを競い、先に
ゴールに到達したプレーヤにボーナスメダル(配当メダ
ル)を払い出すようになっている。
【0022】図1は、副ゲームを有するゲーム装置1の
一実施形態を示す全体外観図である。図1に示すよう
に、本例のゲーム装置1は、大別して、6台のポーカー
ゲームマシン(ゲーム端末装置)2と、各ポーカーゲー
ムマシン2を集中管理する管理装置3とから構成されて
いる。ポーカーゲームマシン2は、それぞれ異なるプレ
ーヤによってポーカーゲームを行うための装置であり、
このポーカーゲームマシン2は直方体状の箱体をなし、
正面上部にポーカーゲームによる役の種類や役毎のオッ
ズ等が表示された表示パネル4が配設され、その下部に
モニターTV5が配設されている。
【0023】そして、モニターTV5の下端部位置には
前方に突出した操作卓6が設けられ、操作卓6には、複
数の操作ボタン7が配設されているとともに、右側位置
にメダル投入口8が設けられている。さらに、操作卓6
の下方位置には装飾パネル9が貼設されており、その装
飾パネル9の内部側から下方位置にメダル払出口10が
延出して設けられ、メダル払出口10の下方にはメダル
トレイ11が形成されている。かかるポーカーゲームマ
シン2は、それぞれ独立した架台12上に乗せられてい
る。
【0024】また、6台の各ポーカーゲームマシン2
は、それぞれステーション1〜6という呼称と共にID
ナンバーが付されており、6台のポーカーゲームマシン
2によって1グループを構成し、管理装置3によって集
中管理される。管理装置3は、1グループを構成する6
台のゲームマシン2をそれぞれ管理するとともに、各ポ
ーカーゲームマシン2が一列に配列された上方位置ほぼ
中央において、上段側に配設された第一レースゲーム表
示部13、下段側の中央位置に配設された第二レースゲ
ーム表示部14、第二レースゲーム表示部14の左右位
置に配設された装飾表示部15の表示制御を行うもので
ある。ここで、第一レースゲーム表示部13または第二
レースゲーム表示部14は、副ゲームとして、第一また
は第二レースゲームを実行する際、片方の表示に配当メ
ダル数を表示し、他方の表示にはリアルタイムでゲーム
情報の表示を行う表示部となる。
【0025】図2は、図1におけるゲーム装置1の制御
系を示すブロック図である。図2に示すように、ポーカ
ーゲームマシン2は、ポーカーメインボード21、I/
Fボード22からなり、ポーカーメインボード21は、
主ゲーム制御手段,計数表示手段の機能を有し、各ポー
カーゲームマシン2における各種制御を行うものであ
り、具体的には、それぞれポーカーメインボード21の
制御機能によってモニタTV5、各種表示その他メダル
払い出しホッパ等の制御を行う。また、I/Fボード2
2は、ステーション1〜6までのポーカーゲームマシン
2を集中制御する管理装置3(主にメインボード31)
から送信されるシステム情報,現在のボーナスメダルの
蓄積枚数情報,メータ情報等の各種情報信号を入力し、
各ポーカーゲームマシン2における、例えば、ポーカー
ゲームの状態,ベッド枚数等の稼動情報信号や、カレン
ダ設定,メータ情報の要求信号等を管理装置3に出力す
る。
【0026】管理装置3は、メインボード31、サウン
ドボード32、スピーカ33、パワーユニット34、7
セグメントLEDボード35、キースイッチ36、第一
レースゲーム表示部13、第二レースゲーム表示部14
からなり、第一ゲーム表示部13は、ドットディスプレ
イ37及びコントロールボード38を有し、同様に、第
二ゲーム表示部14は、ドットディスプレイ39及びコ
ントロールボード40を有している。
【0027】なお、サウンドボード32は、メインボー
ド31から出力される演奏番号指定情報や演奏中止情報
等の情報信号に基づいて左右のスピーカ33を駆動し、
BGMや効果音を再生するものである。コントロールボ
ード38,40は、メインボード31から出力されるメ
ダルの表示枚数,メッセージ表示指示,メッセージ内容
登録等の情報信号に基づいて、ドットディスプレイ3
7,39に表示するとともに、図示しないランプドライ
ブボードを介して装飾用表示部15内に内蔵されたスト
ロボランプを点滅させたり、その他のLEDユニットを
図示しないLEDドライブボードを介して駆動するもの
である。また、7セグメントLEDボード35は、ゲー
ムボード内の情報を表示する4つの7セグメントLE
D、テストモード時に使用する2個のプッシュスイッ
チ、各種設定を変更するための2個のロータリースイッ
チ等を備えている。
【0028】図3は、ポーカーメインボード21の構成
を示すブロック図である。ポーカーメインボード21
は、CPU(モトローラ社製MC68000を使用)4
1、ROM42、RAM43、カレンダタイマ44、ウ
ォッチドッグタイマ45、バックアップバッテリ46、
パワーチェッカ47、I/Oポート48、ACRTC
(Advanced CRT Controller )49、モニタTV5、シ
リアルI/O50、RS−232Cドライバ51、ディ
ップスイッチ52、ランプ・ボタン・ホッパ等のI/O
デバイス53から構成されている。
【0029】CPU41は、他の各種回路を制御するポ
ーカーメインボード21の中枢をなす内部処理32ビッ
トのマイクロプロセッサであり、ROM42内に格納さ
れたプログラム処理手順に基づいて各種プログラム処理
を実行するものである。ROM42は、CPU41によ
って利用される各種制御プログラムやデータ等を格納す
る半導体メモリであり、RAM43はCPU41におけ
るプログラム実行処理中に利用されるプログラムデータ
等を格納したり、ポーカーゲームに関連する種々のデー
タを一時的に記憶し、作業領域として利用される半導体
メモリである。
【0030】カレンダタイマ44は、CPU41によっ
て利用する、年月日及び現在の時刻の情報を得るための
タイマであり、ウォッチドッグタイマ45は、CPU4
1が暴走することによってプログラム実行が中断(また
は停止)するのを防止するために、CPU41の動作を
監視するためのものである。バックアップバッテリ46
は、例えば、リチウム電池等からなり、RAM43、カ
レンダタイマ44及びウォッチドッグタイマ45等に電
力を供給することで、メイン電源からの電力供給が停止
してもこれらの動作を補償するためのサブ電源である。
【0031】パワーチェッカ47は、例えば、落雷によ
る停電等の不慮の事故によって、メイン電源からの電力
供給が停止したとき、RAM43にゲームデータを退避
させるまでの間(本例では、十分な余裕を見越して約5
秒に設定)、I/Oポート48を介してポーカーメイン
ボード21に電力を供給するものであり、無停電電源装
置のような役割を果たしている。I/Oポート48は、
外部との信号のやりとりを行うための入出力端であり、
後述するディップスイッチ52やI/Oデバイス53等
が接続されている。また、入力8ビット、出力9ビット
の信号路を介してI/Fボード22に接続されている。
【0032】ACRTC49は、CPU41からの描画
命令に基づいてモニタTV5に対して高速な画像表示を
行うための描画チップである。シリアルI/O50は、
シリアル転送用の入出力端であり、シリアルI/O50
に接続されているRS−232Cドライバ51によって
RS−232Cに準拠したシリアル転送を行うものであ
る。ディップスイッチ52は、4個の8ビットスイッチ
からなり、これらのスイッチが、例えば、払い出し枚数
の上限値の設定、クレジット枚数の上限値の設定、カー
ドデザインの変更等に対応しており、ビット設定を変え
ることにより、各種設定を変更するものである。I/O
デバイス53は、前述したように、ランプ,ボタン,ホ
ッパ等からなり、CPU41からの制御命令に基づいて
各々所定の動作を行う。
【0033】図4は、I/Fボード22の構成を示すブ
ロック図である。I/Fボード22は、CPU(ザイロ
グ社製Z80を使用)54、ROM55、RAM56、
I/Oポート57、シリアルI/O58、RS−422
ドライバ59、ロータリースイッチ60から構成されて
いる。CPU54は、ポーカーメインボード21からの
NMIインタラプト信号に基づいてI/Fボード22の
各種回路を制御中枢をなす8ビットのマイクロプロセッ
サであり、ROM55内に格納されたプログラム処理手
順に基づいて入出力制御プログラム処理を実行するもの
である。ROM55は、CPU54によって利用される
入出力制御プログラムやデータ等を格納する半導体メモ
リであり、RAM56はCPU54におけるプログラム
実行処理中に利用されるプログラムデータ等を格納した
り、入出力処理に関連する種々のデータを一時的に記憶
し、作業領域として利用される半導体メモリである。
【0034】I/Oポート57は、外部との信号のやり
とりを行うための入出力端であり、後述するロータリー
スイッチ60等が接続されている。また、入力8ビッ
ト、出力8ビットの信号路を介してポーカーメインボー
ド21に接続されている。シリアルI/O58は、シリ
アル転送用の入出力端であり、シリアルI/O58に接
続されているRS−422ドライバ59によってRS−
422に準拠したシリアル転送を行うものである。ロー
タリースイッチ60は、2個の4ビットスイッチからな
り、これらのスイッチの設定値を変更することにより、
ポーカーゲームマシン2のIDナンバーを設定するもの
である。
【0035】図5は、メインボード31の構成を示すブ
ロック図である。メインボード31は、CPU(モトロ
ーラ社製MC68000を使用)61、ROM62、R
AM63、カレンダタイマ64、ウォッチドッグタイマ
65、バックアップバッテリ66、パワーチェッカ6
7、I/Oポート68、ポーカーゲームマシン用シリア
ルI/O69P、サウンド用シリアルI/O69S、デ
ィスプレイ用シリアルI/O69D、RS−422ドラ
イバ70P、RS−422ドライバ70D、ディップス
イッチ71等から構成されており、上記CPU61、R
OM62、RAM63、カレンダタイマ64、ウォッチ
ドッグタイマ65、バックアップバッテリ66、パワー
チェッカ67は、図3のポーカーメインボード21にお
けるCPU41、ROM42、RAM43、カレンダタ
イマ44は、ウォッチドッグタイマ45、バックアップ
バッテリ46、パワーチェッカ47とほぼ同様の機能を
有している。
【0036】このメインボード31は、ポイント蓄積手
段,ボーナスポイント加算手段,副ゲーム抽選手段,副
ゲーム制御手段の各機能を有し、各ポーカーゲームマシ
ン2において、賭けたメダル数(ベッド数)の配分を制
御し、コントロールボード38またはコントロールボー
ド40を介して第一レースゲーム表示部13または第二
レースゲーム表示部14にそれぞれ配当メダル数の表示
を行うとともに、どちらかのレースゲームが開始される
と、片方をリアルタイムでゲーム情報の表示を行うよう
に制御し、最終的に勝ちを獲得したステーションのナン
バー及び獲得メダル数等の表示を行う。
【0037】I/Oポート48は、外部との信号のやり
とりを行うための入出力端であり、後述するディップス
イッチ71等が接続されている。そして、8本の信号路
を介してI/Fボード22に接続されており、また、図
2における7セグメントLEDボード35に接続されて
いる。ポーカーゲームマシン用シリアルI/O69P、
サウンド用シリアルI/O69S、ディスプレイ用シリ
アルI/O69Dは、シリアル転送用の入出力端であ
り、ポーカーゲームマシン用シリアルI/O69Pは、
RS−422ドライバ70PによってRS−422に準
拠したシリアル転送を行い、サウンド用シリアルI/O
69Sは、図2におけるサウンドボード32に対してM
IDIによるサウンド演奏の指定等を行うものであり、
ディスプレイ用シリアルI/O69Dは、RS−422
ドライバ70DによってRS−422に準拠したシリア
ル転送を行うものである。ディップスイッチ71は、3
個の8ビットスイッチからなり、各種設定を変更するた
めのものである。
【0038】次に上記一実施形態の作用について、図
6,図7及び図8〜図11を参照して説明する。図6,
図7は、本例の動作例を説明するためのフローチャート
である。以下、処理ステップをSで示す。まず、ゲーム
装置1の電源がオンされると、各ポーカーゲームマシン
2では、ポーカーゲームのプレイが開始されるまでの待
ち状態、いわゆる、スタンドバイの状態となる(S
1)。このとき、電源投入直後では、一定時間経過後、
モニタTV5の画面にポーカーゲームにおける一連の流
れを説明するためのアドバタイズ画面を繰り返し表示
し、プレイが行われるのを待つことになる。
【0039】そして、操作ボタンの1つであるペイアウ
トボタンが押されているか否かをチェックし(S2)、
ペイアウトボタンが押されていた場合、払い出しを行っ
た後(S23)ゲームを終了する。ここで、このペイア
ウトボタンは、一般に、ゲームを終了するとき以外は押
されないため、最初は(S3)に進むことになる。この
状態において、メダル投入口8にメダルを投入するか、
操作ボタン7中の1つであるベットボタンを押すことに
よってクレジットからメダルを賭けることにより、その
賭けたメダル数を計数する(S3)。次に、操作ボタン
7中の1つであるスタートボタンが押されているか否か
をチェックし(S4)、スタートボタンが押されるまで
は、上記S3からS4までの処理が繰り返し実行され、
賭けるメダルの数を増やしたりしてベッド数を決定す
る。
【0040】ベット数が決定したところでスターとボタ
ンを押すと、ベッド数の2%を所定の配分率で第一レー
スゲーム及び第二レースゲームのボーナス値に加算し
(S5)、加算されたボーナス値が前記第一及び第二レ
ースゲーム表示部13,14にそれぞれ配当メダル数と
して表示される(S6)。続いて、現在、レースゲーム
中であるか否かがチェックされ(S7)、レースゲーム
中でなければ、配当メダルが所定枚数貯まっているか否
かをチェックし(S8)、所定枚数に達していれば、所
定の確率でそれぞれのレースゲームの抽選を行う(S
9)。
【0041】一方、上記S8の判断処理において、配当
メダルが所定枚数に不足している場合、また、双方のレ
ースゲームの抽選に外れた場合には、ポーカーゲームが
始まる(S10)。図8〜図11は、本例のゲーム中に
モニタTV5に表示される画面を示し、各図中、aは組
み合わせ情報表示領域、bはカード・レースゲーム表示
領域、cはプレーヤカード表示領域、dはWAGER・
WIN表示領域、eはCREDITS・PAID表示領
域、fはゲーム情報表示領域を示す。
【0042】図8は、モニタTV5のプレーヤカード表
示部に5枚の手札が配られて表向きに表示された画面状
態の一例である。ここで、画面左上部の組み合わせ情報
表示領域aには、勝ちのカードの組み合わせに対応した
オッズが表示され、右上部のカード・レースゲーム表示
領域bには、5枚のカードが表示される。そして、プレ
ーヤは配られた手札に基づいて、完成する可能性のある
役の中から自らが狙う役を作るべく、何枚かのカードを
交換して役作りを行う。
【0043】ゲームの結果、役ができたか否かをチェッ
クし(S11)、役ができなかったときは、上記S1か
らの処理を繰り返し実行する。一方、ゲームの結果、役
ができたときは、その役のオッズにベット数を乗算して
得たメダル数を獲得メダル数として、モニタTV5内の
WAGER・WIN表示領域dのWIN部分に表示する
とともに(S12)、コレクトボタンが押されたなら獲
得メダル数をクレジットに加算してCREDITS・P
AID表示領域eのCREDITS部分に表示し(S2
2)、上記S1からの処理を繰り返し実行する。
【0044】また、上記S9の判断処理において、レー
スゲームの抽選に当選すると、各モニタTV5には、図
9に示すように、レースゲームの開始を告げる表示を行
い(S13)、副ゲームとなるレースゲームを開始する
(S14)。なお、本例のゲーム装置1では、プレーヤ
は任意のポーカーゲームマシン2を選び、任意にゲーム
を開始し、任意にゲームを進めることになるので、ゲー
ム開始、進行、終了がプレーヤ毎にまちまちとなる。こ
のため、全てのプレーヤが一斉にレースゲームを開始す
るのではなく、現在進行中のゲームが終わり次第、次の
ゲームから参加することになる。
【0045】図9は、レースゲーム開始直前のモニタT
V5に表示される画面状態の一例を示す。図9におい
て、モニタTV5には、5枚の手札が配られて表向きに
表示され、画面左上部組み合わせ情報表示領域aには勝
ちのカードの組み合わせ、それに対応するそれぞれのオ
ッズ(オッズ×ベット数)表示の他に、レースゲームに
与えられる役毎の得点、及びイベントが表示される。ま
た、画面右上部のカード・レースゲーム表示領域bに
は、交換カードの画像表示に替えてレースゲームの開始
を知らせる文字情報(「FIRST RACEGAME
START!」)が表示される。なお、図9では、た
またま第一レースゲームの抽選に当選し、第一レースゲ
ーム開始文字情報が表示されている様子を示す。
【0046】そして、他のステーション(ポーカーゲー
ムマシン2)でゲーム進行中のプレーヤには、モニタT
V5のゲーム情報表示領域fにレースゲーム開始を告げ
る情報を表示するとともに(図示せず)、図1の第二レ
ースゲーム表示部14にも、通常、表示させている第二
配当メダル数に代わって第一レースゲームの開始を知ら
せる文字情報を表示し(図示せず)、さらに、スピーカ
33を駆動して音声による第一レースゲーム開始情報を
報知する。こうして他のプレーヤも順次レースゲームに
参加することになる。
【0047】図10は、モニタTV5のカード・レース
ゲーム表示領域bがナンバー1〜6までのステーション
のレースゲームにおける各得点状況の表示に切り換わっ
た状態を示す。このレースゲームは、お互い対戦する形
で進められるゲームであり、勝てばその配当を獲得でき
るようになっている。本例では、第一レースゲームは5
0枚以上のメダルが、また、第二レースゲームには20
枚以上のメダルが貯まらないとそれぞれのレースゲーム
の抽選が行われないようになっており、第一レースゲー
ムと比較して第二レースゲームの方がメダルの貯蓄数を
少なくする分、抽選確率を第一レースゲームよりも高く
設定している。
【0048】プレーヤは、他のステーションのレースゲ
ームの得点状況を監視しながら、配られた手札から完成
する可能性のある役のうち、自ら得点または有利なイベ
ントが得られる役を作るべく、何枚かのカードを交換し
て役作りを行う。ゲームの結果、役ができたか否かをチ
ェックし(S15)、役ができなかったときは、上記S
1からの処理を繰り返し実行する。一方、ゲームの結
果、役ができなかったときは、レースゲームのルールに
基づくポイント(得点)の追加及びイベント処理が行わ
れる(S16)。
【0049】図11は、レースゲームの役に対応するポ
イント及びイベント例を示す。図11に示すように、上
位の2つの役(“ROYAL FLUSH”,“STR
AIGHT FLUSH”)は、役を完成させる確率が
低いので、特に、イベントを設けていない代わりに高い
オッズ及びポイントが得られるようになっている。続く
7つの役は、それぞれにイベントが設けられており、イ
ベントの処理で競合する場合には、図11に記載されて
いるルールに基づいて処理が行われる。
【0050】そして、レースゲーム獲得の有無を判断し
(S17)、レースゲームの途中であれば上記S12に
進み、前述したように、役のオッズにベット数を乗算し
て得たメダル数を獲得メダル数として、モニタTV5内
のWAGER・WIN表示領域dのWIN部分に表示す
るとともに、獲得メダル数をクレジットに加算してCR
EDITS・PAID表示領域eのCREDITS部分
に表示し、上記S1からの処理を繰り返し実行する。
【0051】なお、上記S16のイベント処理で加算さ
れたポイントがゴール(100ポイント)に達すると、
レースゲームの勝ちと判断され(S17)、役のオッズ
にベット数を乗じたメダル数に配当メダル数が加算され
(S18)、合計の獲得メダル数をモニタTV5のWA
GER・WIN表示領域dのWIN部分に表示するとと
もに、第二レースゲーム表示部14にゲーム情報として
獲得したステーションナンバー及び獲得メダル数等の表
示を行い、スピーカ33を駆動して音を発生し、さら
に、図示しないランプドライバボードを介してストロボ
ランプを駆動して装飾用表示部15を点滅させて、すべ
てのプレーヤにレースゲームに勝利したプレーヤが出た
ことを知らせる(S19)。
【0052】次に、第一レースゲーム表示部13に表示
される配当メダル数を初期値に戻すとともに、第二レー
スゲーム表示部の表示を第二レースゲームの配当メダル
数の表示に戻し(S20)、各ステーションのモニタT
V5のレースゲームの画面表示を消去して通常のポーカ
ーゲームの画面表示に戻す(S21)。そして、CRE
DITS・PAID表示領域eのCREDITS部分に
獲得メダル数を加算表示して上記S1から処理に戻る。
S1に戻ると、再びゲームを行う場合にはメダルを賭
け、また、ゲームを終了する場合には、ペイアウトボタ
ンを押すことによりクレジットされたメダルの払い出し
がメダル払出口10から行われる。終了すると、ポーカ
ーゲームマシン2は、次のプレイを待ち、スタンドバイ
の状態になる。以上の流れに沿ってゲームが進行する。
【0053】今、図7のフローチャート中で、S14〜
S17のレースゲームの開始から展開の一例について、
図10及び図12を参照しながら詳細に説明する。図1
0には、ステーションナンバー1がベット数5でレース
ゲームが開始され、プレーヤカード表示領域cに表向き
に5枚のカードが配られたゲームスタート直前の画面を
示している。ここで、画面左上部の組み合わせ情報表示
領域aには、勝ちのカードの組み合わせ、それに対する
オッズ、レースゲームに与えられる役毎のポイント及び
イベントが表示され、カード・レースゲーム表示領域b
には、1〜6までのステーションのレースゲームの得点
状況を知らせる画面が表示されている。この表示から
は、今の時点でゴールに達すると、獲得できる配当メダ
ルは123枚であることと、レースゲームが開始された
直後で、まだレースゲームによりポイントを稼いだプレ
ーヤはいないことを示している。
【0054】図12は、各ステーションのプレーヤによ
りゲームが進められた状況において、ステーションナン
バー1の表示画面より見たレースゲームの進行過程の一
例を示す。図12において、カード・レースゲーム表示
領域bには、1〜6までの各ステーション毎に、獲得ポ
イント数に比例してバルーンが揚がっており、獲得した
ポイント数・バンクに貯蓄されたポイント数がそれぞれ
表示されるとともに、配当メダル数も155枚に増加し
ており、レースゲームが進んでいる様子を示す。また、
自分のステーションと他のステーションとの誤認を避け
るために、自分のステーションを示すナンバー1のバル
ーンには、他のステーションのバルーンとは異なるカラ
ーが付されている。なお、この誤認を避けるための方法
としては、例えば、ナンバー1の枠組みをハイライトさ
せる等、他の手法によるものでもよい。
【0055】図12のバルーン表示画面を見ると、現
在、ステーションナンバー2がゴールに最短距離であ
り、現時点で最も有利であることがわかるが、反面、こ
の有利さが他のステーションに次の一回のゲームで逆転
勝利するチャンスを与えていることにもなる。すなわ
ち、ステーションナンバー2がレースゲームを獲得する
には、あと20ポイント得れば良いので、5ベットでプ
レイするのであれば、フルハウス以上の役を構成する
か、または、“ 3 OF A KIND”の役を構成すれ
ば、自分のバンクの10ポイントとの合計が20ポイン
トになり、レースゲームを獲得できるので、組み合わせ
の構成の難易度からも有利であることがわかる。
【0056】一方、ステーションナンバー1では、ゴー
ルまであと35ポイント必要であり、これには、“ST
RAIGHT FLUSH”以上の役か、“ 4 OF
A KIND”の役を構成してトップと交代するイベン
トに頼ることになる。同様にして、ステーションナンバ
ー5では、ゴールまであと49ポイント必要であり、役
を完成することによって49ポイント以上獲得するため
には、“ROYAL FLUSH”の役を構成するしか
ない。これは至難の技であり、実際には、“ 4 OF
A KIND”の役を狙うことになると思われる。そし
て、ステーションナンバー3及びナンバー4では、“
4 OF A KIND”の役を構成してトップと交代の
イベントを狙うしか一発逆転のチャンスはないが、“F
ULL HOUSE”(自分以外の全員のポイントを1
0ポイントずつ落とす)や“FLUSH”(トップのポ
イントを10ポイント落とす)等の役を完成させること
で、常にトップや他のプレーヤを脅かせながら自分のポ
イントを稼ぐことができ、それぞれに配られた手札、作
戦、勝負運等が複雑に絡みあい、従来よりも勝負に対す
る作戦の重要度が高められている。また、対戦形式でレ
ースゲームが進められて行くことにより、最後まで気の
抜けないゲーム展開となることが予想され、常に興趣を
保つことができる。
【0057】以上説明したように、本例では、配当メダ
ルを獲得するために、ベッド数、または完成するのが難
しい役にこだわることなく、配られた手札、作戦、勝負
運、そして対戦形式でレースゲームが進められるので、
最後まで気の抜けない、飽きさせることのない、興趣に
富んだゲームを提供することができる。この場合、プレ
ーヤはわざわざ難しい役作りを行うこともなく、ゲーム
が本来有する細かな駆け引き等の戦略が有効に機能する
ことになる。
【0058】なお、上記例では、配当メダルを獲得する
のに、ベット数、そして、完成するのが難しい役等に特
にこだわることなく、役によるイベントを生かしつつ、
対戦形式でゲームを進めるものであるが、イベントに関
しては自由に設定でき、また、第一レースゲーム及び第
二レースゲームを、まったくイベントの構成及びレース
ゲームの種類の異なるものに替えても構わない。
【0059】また、上記例では、レースゲームの配当メ
ダル数をプログレッシブ方式(ゲーム中にもメダルの投
入を認める)としているが、これに限らず、それぞれの
レースゲームの配当メダル数をゲーム前に固定して、こ
れを原資としてベット数の所定割合を内部に貯蓄するよ
うにしてもよい。このように、一定数の配当メダルで行
われるレースゲームにすることで、ゲーム中におけるベ
ット数の所定割合はそのまま次の配当メダルの原資とし
て内部に貯蓄することができるため、次のレースゲーム
の開始タイミングが早くなるという利点がある。
【0060】そして、上記例では、ポーカーゲームをモ
チーフとしてレースゲームを構成したが、例えば、トラ
ンプではブラックジャック、他にも、競馬、ビンゴゲー
ム等によりレースゲームを行うことも可能であり、ま
た、表示部を有するスロットマシン、さらには、グルー
プ構成する他のゲーム装置にも容易に応用することがで
きる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、ボーナスポイントを得
るための特定役を定めず、また、最高ベット数でなくて
も、ボーナスポイントを獲得するための副ゲームに参加
することができるため、プレーヤは、特定役にこだわる
ことなく、細かな駆け引き等の戦略を立てつつ、種々の
可能性を有効に生かしてゲームを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のゲーム装置の全体外観図。
【図2】図1におけるゲーム装置の制御系を示すブロッ
ク図。
【図3】図2におけるポーカーメインボード部分の構成
を示すブロック図。
【図4】図2におけるI/Fボード部分の構成を示すブ
ロック図。
【図5】図2におけるメインボード部分の構成を示すブ
ロック図。
【図6】本実施例の動作例を説明するためのフローチャ
ート。
【図7】図6に続く、本実施例の動作例を説明するため
のフローチャート。
【図8】動作例を説明するためのゲーム動作中のモニタ
TVの表示例を示す図。
【図9】動作例を説明するためのゲーム動作中のモニタ
TVの表示例を示す図。
【図10】動作例を説明するためのゲーム動作中のモニ
タTVの表示例を示す図。
【図11】役に対応するポイント及びイベントの一例を
示す図。
【図12】動作例を説明するためのゲーム動作中のモニ
タTVの表示例を示す図。
【符号の説明】
1 ゲーム装置 2 ポーカーゲームマシン 3 管理装置 4 表示パネル 5 モニタTV 6 操作卓 7 操作ボタン 8 メダル投入口 9 装飾パネル 10 メダル払出口 11 メダルトレイ 12 架台 13 第一レースゲーム表示部 14 第二レースゲーム表示部 15 装飾用表示部 21 ポーカーメインボード 22 I/Fボード 31 メインボード
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】追加
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図4】
【図2】
【図5】
【図8】
【図6】
【図7】
【図11】
【図9】
【図10】
【図12】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主ゲーム制御手段により実行される主ゲー
    ムの開始前またはプレイ中に、当該ゲームへの参加資格
    を得るためのポイントを所定数賭けるとともに、賭けら
    れたポイントの所定割合をボーナスポイントの原資とし
    て貯蓄してなるゲーム装置において、 貯蓄された前記ボーナスポイントの計数及び表示を行う
    計数表示手段と、 前記計数表示手段により計数されたボーナスポイントが
    所定数に達した場合、予め設定された当選確率に基づい
    て副ゲームを実行するか否かを抽選する副ゲーム抽選手
    段と、 前記副ゲーム抽選手段により副ゲームの実行が抽選され
    た場合、副ゲームを実行し、副ゲームの結果に基づいて
    前記ボーナスポイントの払い出しを行うとともに、前記
    計数表示手段により表示されるボーナスポイントの初期
    化を行う副ゲーム制御手段と、 を備えることを特徴とするゲーム装置。
  2. 【請求項2】主ゲーム制御手段により実行される主ゲー
    ムの開始前またはプレイ中に、当該ゲームへの参加資格
    を得るためのポイントを所定数賭けるとともに、賭けら
    れたポイントの所定割合をボーナスポイントの原資とし
    て貯蓄してなる1台以上のゲーム端末装置と、 前記ゲーム端末装置と連動して、該各ゲーム端末装置に
    より貯蓄された前記ボーナスポイントの計数及び表示を
    行う計数表示手段と、 前記計数表示手段により計数されたボーナスポイントが
    所定数に達した場合、予め設定された当選確率に基づい
    て副ゲームを実行するか否かを抽選する副ゲーム抽選手
    段と、 前記副ゲーム抽選手段により副ゲームの実行が抽選され
    た場合、副ゲームを実行する副ゲーム制御手段と、 を備え、 前記副ゲーム制御手段は、実行された副ゲームの結果に
    基づいて前記ボーナスポイントの払い出しを行うととも
    に、前記計数表示手段により表示されるボーナスポイン
    トを初期化することを特徴とするゲーム装置。
  3. 【請求項3】予め設定された複数の役の中からいずれか
    1つの役を完成させるべくプレイする主ゲームの実行及
    び制御を行う主ゲーム制御手段を備えるゲーム装置であ
    って、 主ゲームへの参加資格を得るために賭けるポイントを蓄
    積するポイント蓄積手段を有し、主ゲームによる役の完
    成に基づいて当該役に対応するポイントの払い出しを受
    ける1台以上のゲーム端末装置と、 前記ゲーム端末装置による主ゲームの開始前またはプレ
    イ中に賭けられたポイント数を計数するポイント計数手
    段と、 前記ポイント計数手段により計数されたポイント数の所
    定割合をボーナスポイント数に加算するボーナスポイン
    ト加算手段と、 前記ボーナスポイント加算手段により加算されたポイン
    ト数が所定数に達すると、予め設定された当選確率に基
    づいて副ゲームを実行するか否かを抽選する副ゲーム抽
    選手段と、 前記副ゲーム抽選手段により副ゲームの実行が抽選され
    た場合、副ゲームを実行する副ゲーム制御手段と、 を備え、 前記副ゲーム制御手段は、実行される副ゲームのゲーム
    結果に基づいてボーナスポイント加算手段により加算さ
    れたボーナスポイントの払い出しを行うとともに、該ボ
    ーナスポイント加算手段により加算されるボーナスポイ
    ントを初期化することを特徴とするゲーム装置。
  4. 【請求項4】前記副ゲーム制御手段により実行される副
    ゲームは、前記主ゲーム制御手段により実行される主ゲ
    ームのゲーム内容とは異なるゲーム内容を有するゲーム
    であることを特徴とする請求項1,2または3記載のゲ
    ーム装置。
  5. 【請求項5】ゲームへの参加資格を得るためのポイント
    としてメダルまたはコインを用いることを特徴とする請
    求項4記載のゲーム装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8876591B2 (en) 2004-08-19 2014-11-04 Igt Gaming system having multiple gaming machines which provide bonus awards
US9600968B2 (en) 2004-08-19 2017-03-21 Igt Gaming system having multiple gaming machines which provide bonus awards
WO2018073967A1 (ja) * 2016-10-21 2018-04-26 セガサミークリエイション株式会社 ゲームシステム、管理装置及びゲーム装置

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