JPH09247566A - 不揮発性メモリの内容を編集可能なav機器 - Google Patents

不揮発性メモリの内容を編集可能なav機器

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JPH09247566A
JPH09247566A JP8047270A JP4727096A JPH09247566A JP H09247566 A JPH09247566 A JP H09247566A JP 8047270 A JP8047270 A JP 8047270A JP 4727096 A JP4727096 A JP 4727096A JP H09247566 A JPH09247566 A JP H09247566A
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JP8047270A
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Masashi Naito
昌志 内藤
Kenichi Konuma
健一 小沼
Osamu Oda
收 織田
Toshio Amano
敏夫 天野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】AV機器が内蔵する不揮発性メモリの内容を外
部の治具を使用しないで表示、編集することにより、A
V機器の調整を簡易に行うことができるようにする。 【解決手段】AV機器の内部調整用データを格納した不
揮発性メモリの内容を画面に表示する表示手段を設け、
不揮発性メモリの内容を表示、確認しながら調整を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機、モニタ装置、プロジェクタ等の各種表示画面を有す
るAV機器において、使用者が指定した入力先、チャン
ネル、画面モード、音量等の各種視聴条件を表すデータ
並びに画歪み、カラー等の調整用制御データを不揮発性
メモリに格納しておき、この不揮発性メモリの内容を外
部の治具を用いずに適宜表示及び編集して、調整等する
ことができるAV機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、AV機器において、機器全体を
制御するためにマイクロコンピュータ(以下「マイコ
ン」という)が使用されているが、このマイコンが制御
動作を行うために必要な制御プログラムや各種計算に必
要な定数等の固定データは、通常読み出し専用メモリ
(ROM:Read Only Memory)に格納され、一方、マイ
コンの計算途中の所謂作業データ等の各種可変データ
は、通常は随時読出書込可能メモリ(RAM:Random Ac
cess Memory)に格納されている。
【0003】しかし、RAMは揮発性であり、電源が遮
断されると記憶内容が消滅してしまうため、可変データ
の中でも消滅してしまうと不都合のあるデータは、電源
遮断によっても記憶内容が消滅しない不揮発性メモリ
(NVM)に格納するのが一般的となっている。
【0004】AV機器の開発や製造段階においては、製
品の検査、自己診断等のために、不揮発性メモリ内のデ
ータの内容を利用したり、不揮発性メモリにデータを記
憶させることが従来から行われてきたが、この作業は通
常AV機器の接続端子を介して接続した専用の治具によ
って行われていた。
【0005】一方、外部の専用治具を使用せずに、簡易
な方法によって不揮発性メモリにデータを記憶させるこ
とも検討され、例えば、特開平6−70251号公報に
おいては、AV機器のリモコンを操作することによって
不揮発性メモリにデータを記憶させる方法が開示されて
いる。
【0006】この特開平6−70251号公報に開示さ
れている発明では、リモコン操作による記憶の対象とな
る不揮発性メモリには、AV機器の各種機能の有無を表
すデータが格納されており、このデータの内容を変更す
ることのみにより、様々な種類のAV機器に搭載される
マイコン及びその制御プログラムを共用しようというも
のである。即ち、AV機器の製造段階において、製造し
ようとするAV機器の機種に合わせて不揮発性メモリに
各種機能の有無を表すデータを記憶させておけば、その
データに基づいてマイコンの制御プログラムが動作する
ため、制御プログラムを作り替えることなく、多機種に
対応できるわけである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接続端
子を介して接続した外部の専用治具を用いる方法によっ
て不揮発性メモリにデータを記憶させるする場合には、
作業が煩雑となるという問題があった。一方、リモコン
操作による方法によれば、煩雑な作業からは解放される
が、不揮発性メモリに記憶させるデータの内容を表示・
確認できないため、依然として操作性を欠いていた。
又、この場合の不揮発性メモリには、AV機器の各種機
能の有無を示すデータが格納されていたのみであるた
め、開発・製造段階においてリモコン操作によって不揮
発性メモリにデータを記憶させることによって商品の検
査等を効率よく行うことは可能ではあるものの、製品の
出荷後に何らかの故障等が発生した場合に、一般ユーザ
ーやサービスのエンジニアは、簡易に調整等する手段を
有していなかった。
【0008】従って、本発明にかかる不揮発性メモリの
内容を編集可能なAV機器は、簡易な方法で不揮発性メ
モリの内容を表示させて編集等することにより、AV機
器の各種の調整等を行うことに解決しなければならない
課題を有している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る不揮発性メモリの内容を編集可能なA
V機器は、機器本体の調整用データを格納する不揮発性
メモリを備え、この不揮発性メモリの内容を前記機器本
体の画面上に適宜表示する表示手段を設けたことを主要
な特徴としている。
【0010】このようにしたことにより、AV機器の調
整用データを格納した不揮発性メモリの内容を画面に表
示し、且つ、編集することができる。従って、AV機器
の開発、製造、保守、使用の各段階における診断、調整
等の作業がリモコン操作のみで効率的かつ容易に行うこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る不揮発性メモリの内
容を編集可能な電子機器の望ましい実施の形態の一つと
して、図1に示すような不揮発性メモリの内容を編集可
能なハイビジョンテレビ受像機について、図を参照しな
がら説明する。
【0012】図1において、ハイビジョンテレビ受像機
は、U/Vチューナ1と、BSチューナ2と、選局マイ
コン3と、映像スイッチ4と、MUSE回路5と、MU
SEマイコン6と、音声スイッチ7と、音声調整回路8
と、スピーカ8L、8Rと、受光器9と、操作キー10
と、3次元コムフィルタ11と、ID−1回路12と、
EDTV回路13と、画面表示IC14と、RGBイン
タフェース15と、偏向制御回路16と、コンバーゼン
ス回路17と、偏向ヨーク18と、CRT表示器19
と、システムマイコン20と、不揮発性メモリ21と、
リモコン22とを有している。
【0013】図1において、太線PはフィリップスII
Cバス(以下、IICバスという)を、太線Qは3線シ
リアルバス(MUSEバスともいう)を、細線は映像信
号線を、点線は音声信号線をそれぞれ示す。
【0014】U/Vチューナ1は、3線シリアルバスを
介して接続した選局マイコン3の制御の下で、UHFア
ンテナ及びVHFアンテナから入力するUHF及びVH
Fの地上波を復調し、復調された映像信号を映像スイッ
チ4へ音声信号を音声スイッチ7へ出力する。
【0015】BSチューナ2は、IICバスを介して接
続した選局マイコン3の制御の下で、BSアンテナから
入力する衛星波を復調し、復調された映像信号を映像ス
イッチ4及びMUSE回路5へ、音声信号を音声スイッ
チ7へ出力する。
【0016】選局マイコン3は、IICバスを介して接
続したシステムマイコン20の制御の下で、U/Vチュ
ーナ1、BSチューナ2、デコーダ端子、外部チューナ
端子の中から一系統を選択し、映像スイッチ4及び音声
スイッチ7に信号を入力させる。
【0017】映像スイッチ4は、U/Vチューナ1、B
Sチューナ2、デコーダ、外部チューナの各出力端子と
共通に接続された入力端子を有している。これらのう
ち、選局マイコン3により選択された映像信号が映像ス
イッチ4の上記入力端子に入力する。
【0018】また、映像スイッチ4は、VIDEO1端
子、VIDEO2端子、VIDEO3端子とそれぞれ接
続した入力端子を有している。また、映像スイッチ4の
出力端子は3次元コムフィルタ11及びID−1回路1
2の入力端子と接続されている。更に、映像スイッチ4
の制御端子はIICバスを介してシステムマイコン20
と接続されている。
【0019】映像スイッチ4は、システムマイコン20
から供給される制御信号により制御され、上記複数の入
力端子のうちの一つの入力信号を3次元コムフィルタ1
1及びID−1回路12へ出力する。
【0020】MUSE回路5は、BSチューナ2、MU
SE1端子、MUSE2端子と接続した各入力端子と、
音声スイッチ7と接続した出力端子と、RGBインタフ
ェース15と接続した映像信号出力端子と、MUSEマ
イコン6と3線シリアルバスを介して接続した制御端子
とを有する。
【0021】このMUSE回路5は、MUSEマイコン
6によって制御され、BSチューナ2からの衛星放送信
号の中のMUSE方式で帯域圧縮された信号、MUSE
1端子からの信号、MUSE2端子からの信号のうちの
一つを選択してデコードし、ハイビジョン信号に変換し
て映像信号をRGBインタフェース15へ出力し、音声
信号を音声スイッチ7へ出力する。
【0022】MUSEマイコン6はシステムマイコン2
0により制御され、MUSE回路ブロック5の上記入力
選択を制御する。
【0023】音声スイッチ7は、U/Vチューナ1、B
Sチューナ2、デコーダ、外部チューナと共通に接続さ
れた一つの入力端子を有している。これらのうち、選局
マイコン3により選択された一つから出力される音声信
号が音声スイッチ7に入力する。
【0024】また、音声スイッチ7は、ビデオテープレ
コーダVIDEO1、VIDEO2、VIDEO3と、
MUSE回路ブロック5と、HD端子と、RGB端子と
夫々接続された入力端子を有している。音声スイッチ7
は、システムマイコン20により制御され、上記複数の
入力端子の内の一つを選択し、選択した音声信号を音量
調整回路8へ出力する。
【0025】音量調整回路8は、音声スイッチ7で選択
された音声信号の左右の音声信号の各音量を調整し左ス
ピーカ8L及び右スピーカ8Rへそれぞれ出力する。
【0026】受光器9は、後述するリモコン22から出
力された赤外線信号を受光し、電気信号に変換してシス
テムマイコン20へ出力する機能を有する。
【0027】操作キー10は、ハイビジョンテレビ受像
機の前面パネルに設けられており、リモコン22を使用
しないで各種指示をシステムマイコン20へ入力するた
めのものである。
【0028】3次元コムフィルタ11は、システムマイ
コン20により制御され、映像スイッチ4から出力され
た映像信号を構成する輝度信号と色信号とを分離し、そ
れぞれをEDTV回路13へ出力する。
【0029】ID−1回路12は、システムマイコン2
0により制御され、映像スイッチ4から出力された映像
信号中のワイドID信号を検出する。なお、ワイドID
信号は、ビデオテープレコーダの再生信号の垂直帰線区
間内に重畳されている信号の一種である。
【0030】EDTV回路13は、システムマイコン2
0により制御され、3次元コムフィルタ11から出力さ
れた輝度/色信号から、EDTV2の識別制御信号を検
出し、補強信号のデコードを行い、デコードされた輝度
信号及び色信号をRGBインタフェース15へ出力す
る。
【0031】画面表示IC14は、表示RAMと表示制
御部とをIC化したもので、システムマイコン20の制
御の下で、使用者が指定した画面モードでの1画面分の
文字等情報を表示RAM上に形成し、この表示RAMの
データを順次RGBインタフェース15へ出力する機能
を有する。これにより、上記文字等情報を放送等の映像
に重畳して表示することができるようになっている。
【0032】RGBインタフェース15は、システムマ
イコン20により制御され、EDTV回路13、MUS
E回路5、HD端子、RGB端子の各出力映像信号の一
つを選択する選択機能と、選択された映像信号に画面表
示IC14から出力された信号を重畳するスーパーイン
ポーズ機能と、ホワイトバランス調整機能と、ピクチャ
や明るさ等の調整機能と、映像信号から水平及び垂直同
期信号を検出する機能等とを有している。
【0033】RGBインタフェース15は、上記機能の
総合動作によりR、G、B信号を生成し、これをCRT
表示器19の電子銃に供給すると共に、検出した水平及
び垂直同期信号を偏向制御回路16及びシステムマイコ
ン20へ出力する。偏向制御回路16は、RGBインタ
フェース15から水平及び垂直同期信号を受け、これに
基づき偏向ヨーク18へ水平及び垂直偏向制御信号を送
る。
【0034】コンバーゼンス回路17は、システムマイ
コン20により制御され、動コンバーゼンス電圧を発生
しこれを偏向ヨーク18へ送る。偏向ヨーク18は、偏
向制御回路16からの水平及び垂直偏向電圧並びにコン
バーゼンス回路17からのコンバーゼンス電圧に基づ
き、CRT19の電子ビームを水平方向及び垂直方向に
歪み無く偏向させる。
【0035】CRT表示器19は、上記R、G、Bによ
り電子銃からR、G、Bの各ビームを発射し、これらの
ビームは上記偏向制御回路16及びコンバーゼンス回路
17により制御された偏向ヨーク18の偏向電圧により
偏向されながら表示面の蛍光膜を発光させ、その結果、
表示面に映像が表示されることになる。
【0036】システムマイコン20は、下記の制御を行
う。 (1)リモコン22から受光器9を介してコマンド(指
令信号)を受信し、夫々のコマンドに応じた所定のプロ
グラムを実行する。後述する不揮発性メモリ編集プログ
ラムは編集コマンドを受けた時システムマイコン20に
より実行される。
【0037】(2)リモコン22からのコマンドに応じ
て、選局マイコン3、映像スイッチ4、MUSE回路
5、MUSEマイコン6、音声スイッチ7を制御し、入
力先及びチャンネルを選定する。
【0038】(3)リモコン22からのコマンドにより
指定された画面モードに応じた制御信号を3次元コムフ
ィルタ11、ID−1回路12、EDTV回路13、画
面表示IC14、RGBインタフェース15、偏向制御
回路16へ送信する。これにより、画面がノーマル、ワ
イド等の画面になる。
【0039】(4)放送映像信号又は外部装置からの映
像信号に重複させて、或いは単独で、CRT表示器19
の画面に表示させる文字等の画像データを作成しこれを
画面表示IC14へ転送する。この機能により、放送等
の映像に重畳して又は単独に文字等の画像を表示するこ
とができる。
【0040】(5)RGBインタフェース15から出力
された水平及び垂直同期信号に基づき水平及び垂直偏向
信号を偏向制御回路16へ送る。
【0041】不揮発性メモリ21は、不揮発性メモリの
1つであり、システムマイコン20が上記各種の制御を
行うために必要な情報、例えば、使用者が指定したチャ
ンネル、画面モード、音量等の視聴条件データや、画歪
み、カラー、輝度等の調整用制御データを格納してい
る。
【0042】不揮発性メモリ21へのデータの書き込
み、不揮発性メモリ21の内容のCRT表示器19への
表示、並びに、不揮発性メモリ21の内容の変更等は、
原則としてリモコン22から編集コマンドを受信したシ
ステムマイコン20が、不揮発性メモリ編集プログラム
を実行することにより行う。
【0043】リモコン22は、上記入力選択キー、チャ
ンネル選択キー、画面モード選択キー、音量調整キー、
編集モードONキー、各種編集コマンドキー等の機能キ
ーと数字キーとを有している。なお、編集コマンドキー
は、チャンネルキー等に編集項目を割り当て、共用する
ようにしている。
【0044】上記のように構成したハイビジョンテレビ
受像機は、使用者によりリモコン22で指定された入力
先及びチャンネルの映像を指定された画面モードでCR
T表示器19に表示する。また、これらの映像と重畳し
てあるいは単独に各種管理情報を文字、図画等で表示す
ることができる。
【0045】使用者によって指定された画面モード、チ
ャンネル、入力切換、音量等の重要な情報は不揮発性メ
モリ21に格納され保全されている。
【0046】以下、本発明の特徴である不揮発性メモリ
内容の編集を、リモコンによる遠隔操作によって行う場
合について説明する。使用者は、不揮発性メモリ21の
内容を編集等したい場合は、リモコン22を操作して、
各種の信号を受光器9に向かって送信する。
【0047】具体的には、図2に示すように、先ず最初
に操作者は、リモコン22の所定のスイッチ操作によ
り、受光器9に対して「不揮発性メモリ編集モードO
N」信号を送出する。すると、この信号を検知した受光
器9は、その旨を示す信号をシステムマイコン20へ送
出する。そして、この信号を検出したシステムマイコン
20は、不揮発性メモリ21の内容を読み出し、例えば
図3に示すような、スレーブアドレス、各行の先頭オフ
セットアドレス、各アドレスに格納されているデータの
内容とからなる表示データを作成し、これを画面表示I
C14へ転送する(ステップST31、ST32、ST
33)。
【0048】画面表示IC14へ転送された表示データ
は、RGBインタフェース15において、スーパーイン
ポーズ機能によって現在表示中の放送映像等に重畳さ
れ、CRT表示器19に表示される。図3において表示
されたのは、スレーブアドレスをA0とする32バイト
のデータである。この図3においては、1行に4バイト
のデータが表示されており、最左列はこの4バイトのう
ちの先頭のオフセットアドレスを示し、その他は各アド
レスに記憶されているデータを示す。
【0049】初期画面では、カーソルが最左列最上行の
データの位置、即ち、図3の例においてはアドレス00
h(hは16進数であることを示す)の内容である”0
5h”のところにある。この初期画面からリモコン22
の操作によって所定の編集コマンドを送出することによ
り、不揮発性メモリ21の内容の表示、編集等を行うこ
とができる。
【0050】編集コマンドには、「スレーブアドレス変
更」、「ページ移動」、「カーソル移動」、「データ変
更」、「不揮発性メモリへの書き込み」等があり、操作
者は、それぞれの編集コマンド毎に割り付けられたリモ
コン22のスイッチ操作によって、これらの編集コマン
ドを受光器9に向けて送出することができる。受光器9
は、この受信したコマンドをシステムマイコン20に転
送し、システムマイコン20がこのコマンドを解析し
て、このコマンドの指示内容の実行を行う(ステップS
T34)。
【0051】例えば、スレーブアドレスをA1に変更し
たいときは、「スレーブアドレス変更」の編集コマンド
を所定のリモコン22の操作によって送出する。送出さ
れたこの編集コマンドを受光器9を介して認識したシス
テムマイコン20は、CRT表示器19にスレーブアド
レスの入力を促す表示を行い、操作者は、リモコン22
のチャンネルキー等に割り当てられたスイッチを押下し
てスレーブアドレスを入力する。するとシステムマイコ
ンは、ここで入力されたスレーブアドレスの内容を不揮
発性メモリ21から読み出し、図3と同様の画面レイア
ウトにてCRT表示器19に表示する。
【0052】画面上に表示されていないオフセットアド
レスの内容を見たいときには、「ページ移動」の編集コ
マンドを必要な回数だけ送出することにより、1ページ
ずつ画面をずらして表示させることができる。
【0053】又、不揮発性メモリ21の内容を変更した
いときは、先ず「カーソル移動」の編集コマンドを送出
するによって、変更しようとするデータのところにカー
ソルを移動させる。この「カーソル移動」の編集コマン
ドは、上下左右の4方向にカーソルを移動させる4種類
のコマンドからなり、それぞれはリモコン22の所定の
スイッチに割り当てられている。これらのコマンドを必
要な回数だけ送出することにより、カーソルを上下左右
に動かし、目的とする位置に移動させることができる。
【0054】目的とする位置にカーソルを移動したら、
次に、「データ変更」の編集コマンドをリモコン22の
操作により送出する。システムマイコン20は、この
「データ変更」の編集コマンドを受信すると、CRT表
示器19にデータの入力を促す画面を表示する。ここで
操作者は、画面の案内に従い、リモコン22のチャンネ
ルキー等に割り当てられたスイッチによって新しく記憶
させようとするデータを入力すると、その入力した内容
が画面上のカーソルのある位置に表示される。
【0055】図3においては、スレーブアドレスA0に
おける32バイトのデータが表示されているが、ここで
表示されたデータは図4及び図5に示すような意味を持
っている。即ち、図4に示すオフセットアドレス00h
から07hまでの8バイトは、システムマイコン20が
独自に使用する領域であり、この領域にはデータを書き
込む必要はない。
【0056】次に、オフセットアドレス08hから0C
hは、ユーザーが値を指定可能な領域であり、これらの
値を編集することより画面の微調整等を行うことができ
る。例えば、図3において、アドレス0Bh(hは16
進数であることを示す)の1バイトは画面の輝度を表す
データであり、現在の値は”58h”となっている。こ
こで、「カーソル移動」の編集コマンドでこの”58
h”のところにカーソルを移動させ、「データ変更」の
編集コマンドを発し、新しいデータを入力してデータを
増減させることにより、CRT表示器19の輝度の調整
を自在に行うことができる。
【0057】図5におけるオフセットアドレス0Dhか
ら1Fhは、製造段階での調整及びサービスのエンジニ
アが値を調整する領域であり、図5におけるVP以下の
番号が図6に示すサービスリストの最左行の数値(項
番)に対応している。例えば、オフセットアドレス15
hの上位4ビット(ビット7からビット4)には、VP
28を示す示すデータが格納されているが、VP28と
は、図6における項番28、即ちガンマレベルを表すも
のである。従って、図3においてオフセットアドレス1
5hの現在の値は”F3h”となっており、上位4ビッ
トは”Fh”であるが、この数値は”0h”から”F
h”までの範囲で、前述のデータ変更の編集コマンドに
よって自由に変更することができる。
【0058】このようにして編集されたデータは、画面
表示IC14の表示RAMに記憶されるが、この記憶さ
れたデータを不揮発性メモリ21に格納するときは、リ
モコン22の操作によって「不揮発性メモリへの書き込
み」の編集コマンドを送出する。このコマンドを受信し
たシステムマイコン20は、そのときの画面表示IC1
4の表示RAMの内容を不揮発性メモリ21に転送し、
このデータが格納される。
【0059】以上のような編集コマンドによる操作は、
必要に応じて何度でも繰り返し行うことができる(ステ
ップST35)。
【0060】尚、以上では、リモコンによる遠隔操作に
よる場合について説明したが、AV機器本体に設けられ
た各種スイッチの操作によっても同様に不揮発性メモリ
の内容の表示、編集等を行うことができるのは勿論のこ
とである。又、ハイビジョンテレビ受像機の場合のみな
らず、本発明は、他の映像機器や音響機器等にも適用す
ることができる。更に、表示、編集等の対象は、不揮発
性メモリだけに限られず、ハードディスク等のディスク
装置であってもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る不揮
発性メモリの内容を編集可能なAV機器では、外部の治
具を使用することなく、遠隔操作等によって不揮発性メ
モリの内容を表示、編集することができるので、テレビ
ジョン、モニタ、プロジェクタ等のAV機器の開発、製
造段階における検査、自己診断等の作業を効率的かつ容
易に行うことができる。
【0062】又、不揮発性メモリ内には、チャンネル、
画面モード、音量等の視聴条件を示すデータだけでな
く、画歪み、カラー等の調整用制御データも格納されて
いるので、これらのデータを編集することにより、製品
出荷後の各種調整等にも迅速に対応することができる。
【0063】又、専用の治具等を必要としないため、サ
ービスのエンジニアが顧客先に出向いて修理、調整等を
簡易に行うことができ、ユーザーにとっては、機器の故
障時に、従来のようにメーカーに機器を預けるという手
間が省けると共に、修理中は長期間その機器を使用でき
なくなるという不都合を回避することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る不揮発性メモリの内容を編集可能
なAV機器の一実施形態としてのハイビジョンテレビ受
像機の構成を示すブロック図である。
【図2】同ハイビジョンテレビ受像機の不揮発性メモリ
編集動作を示す流れ図である。
【図3】同ハイビジョンテレビ受像機の不揮発性メモリ
の内容の表示例を示す説明図である。
【図4】同ハイビジョンテレビ受像機の不揮発性メモリ
の内容の意味の一例を表す説明図である。
【図5】同ハイビジョンテレビ受像機の不揮発性メモリ
の内容の意味の一例を表す説明図である。
【図6】同ハイビジョンテレビ受像機の不揮発性メモリ
の内容のうち、サービスリストの一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1:U/Vチューナ、2:BSチューナ、3:選局マイ
コン、4:映像スイッチ、5:MUSE回路、6:MU
SEマイコン、7:音声スイッチ、8:音量調整回路、
9:受光器、10:操作キー、11:3次元コムフィル
タ、12:ID−1回路、13:EDTV回路、14:
画面表示IC、15:RGBインタフェース、16:偏
向制御回路、17:コンバーゼンス回路、18:偏向ヨ
ーク、19:CRT表示器、20:システムマイコン、
21:不揮発性メモリ、22:リモコン、36:不揮発
性メモリの内容表示の例、P:IICバス、Q:3線シ
リアルバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 敏夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体の調整用データを格納する不揮
    発性メモリを備え、該不揮発性メモリの内容を前記機器
    本体の画面上に適宜表示する表示手段を設けたことを特
    徴とするAV機器。
  2. 【請求項2】 前記表示手段による画面上への表示は、
    遠隔操作により行うようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載のAV機器。
  3. 【請求項3】 前記不揮発性メモリの内容の画面上への
    表示は、前記遠隔操作によるスクロール又はページ移動
    により行うようにしたことを特徴とする請求項2に記載
    のAV機器。
  4. 【請求項4】 前記表示手段により表示した前記不揮発
    性メモリの内容は、適宜編集できるようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載のAV機器。
  5. 【請求項5】 前記編集は、遠隔操作により行うように
    したことを特徴とする請求項4に記載のAV機器。
  6. 【請求項6】 前記調整用データは、表示中の映像に重
    畳して表示したことを特徴とする請求項1に記載のAV
    機器。
  7. 【請求項7】 前記調整用データには、少なくともユー
    ザーが指定した画面モード、チャンネル、入力切換、音
    量、画歪みの調整値を含むようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載のAV機器。
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