JPH09247488A - 異常電圧発生時の回路保護機能を有するディスプレイ装置 - Google Patents
異常電圧発生時の回路保護機能を有するディスプレイ装置Info
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- JPH09247488A JPH09247488A JP9056970A JP5697097A JPH09247488A JP H09247488 A JPH09247488 A JP H09247488A JP 9056970 A JP9056970 A JP 9056970A JP 5697097 A JP5697097 A JP 5697097A JP H09247488 A JPH09247488 A JP H09247488A
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- H04N3/00—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
- H04N3/10—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
- H04N3/16—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
- H04N3/20—Prevention of damage to cathode-ray tubes in the event of failure of scanning
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- H04N3/00—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
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- H04N3/16—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
- H04N3/18—Generation of supply voltages, in combination with electron beam deflecting
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水平及び高圧出力端の異常発生時に回路保護
可能なディスプレイ装置を提供する。 【解決手段】 本ディスプレイ装置は，異常電圧検出部
（１００）により水平出力回路（４０）の負荷から発生
する電圧を感知して出力回路の動作を制御することによ
り，負荷回路の電圧感知ポイントに至る全回路のいずれ
かのポイントで異常が発生した場合であっても，出力回
路を安定的に保護できる。このように，水平偏向出力回
路（４３）に負荷として作用する負荷回路（４４）に電
圧感知部（２１０）及び電源制御部（２２０）を付加構
成することにより，負荷回路開放により水平偏向出力回
路の放電ループがない場合であっても，回路の破壊を防
止できる。
可能なディスプレイ装置を提供する。 【解決手段】 本ディスプレイ装置は，異常電圧検出部
（１００）により水平出力回路（４０）の負荷から発生
する電圧を感知して出力回路の動作を制御することによ
り，負荷回路の電圧感知ポイントに至る全回路のいずれ
かのポイントで異常が発生した場合であっても，出力回
路を安定的に保護できる。このように，水平偏向出力回
路（４３）に負荷として作用する負荷回路（４４）に電
圧感知部（２１０）及び電源制御部（２２０）を付加構
成することにより，負荷回路開放により水平偏向出力回
路の放電ループがない場合であっても，回路の破壊を防
止できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は，水平出力端及び高
圧出力端における異常発生を感知して保護することが可
能なディスプレイ装置に係り，特に水平出力回路の負荷
から発生する電圧を感知して出力回路の動作を制御する
ことにより，負荷回路の電圧感知ポイントに至る全回路
にかけて異常が発生した場合に，出力回路を安定的に保
護することが可能な水平出力端保護回路を備えたディス
プレイ装置に関する。
圧出力端における異常発生を感知して保護することが可
能なディスプレイ装置に係り，特に水平出力回路の負荷
から発生する電圧を感知して出力回路の動作を制御する
ことにより，負荷回路の電圧感知ポイントに至る全回路
にかけて異常が発生した場合に，出力回路を安定的に保
護することが可能な水平出力端保護回路を備えたディス
プレイ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ディスプレイ装置は，コンピュータから
伝達された信号をユーザーが認識できるように画像を形
成して示すコンピュータシステムの代表的な周辺装置で
ある。
伝達された信号をユーザーが認識できるように画像を形
成して示すコンピュータシステムの代表的な周辺装置で
ある。
【０００３】その代表的な内部回路の基本構成を，図１
に基づき簡単に説明する。図示のように，コンピュータ
（図示せず）内に装着され画像形成に必要なビデオ信号
（Ｒ，Ｇ，Ｂ）及び水平／垂直同期信号（Ｈ＿Ｓｙｎｃ
／Ｖ＿Ｓｙｎｃ）を提供するビデオカード１０と，前記
ビデオカード１０から出力された水平／垂直同期信号
（Ｈ＿Ｓｙｎｃ／Ｖ＿Ｓｙｎｃ）を受けて，モニタ画面
を制御する画面制御信号を発生するマイクロコンピュー
タ２０と，入力された水平同期信号Ｈ＿Ｓｙｎｃ及び垂
直同期信号Ｖ＿Ｓｙｎｃに応じてＣＲＴ８０の電子銃か
ら発生される電子ビームが偏向ヨーク（ＤＹ）によりＣ
ＲＴ８０の左上部から右下部まで順に偏向され１枚の写
真のような画像をなすように水平及び垂直偏向を施す垂
直偏向回路３０及び水平偏向回路４０と，スイッチング
回路の原理と高電圧技術を用いて水平偏向回路４０の出
力端から発生する帰線パルスに応じてＣＲＴ８０のアノ
ード端に高電圧を供給する装置である高圧発生回路５０
と，低電圧増幅器でビデオカード１０から伝達される低
電圧の映像信号Ｒ，Ｇ，Ｂを増幅し一定した電圧水準を
保つビデオプリアンプ６０と，ビデオプリアンプ６０に
より増幅された映像信号Ｒ，Ｇ，Ｂを４０ＶPP〜６０Ｖ
PPの信号に増幅して各画素にエネルギーを供給するビデ
オメインアンプ７０とから構成される。
に基づき簡単に説明する。図示のように，コンピュータ
（図示せず）内に装着され画像形成に必要なビデオ信号
（Ｒ，Ｇ，Ｂ）及び水平／垂直同期信号（Ｈ＿Ｓｙｎｃ
／Ｖ＿Ｓｙｎｃ）を提供するビデオカード１０と，前記
ビデオカード１０から出力された水平／垂直同期信号
（Ｈ＿Ｓｙｎｃ／Ｖ＿Ｓｙｎｃ）を受けて，モニタ画面
を制御する画面制御信号を発生するマイクロコンピュー
タ２０と，入力された水平同期信号Ｈ＿Ｓｙｎｃ及び垂
直同期信号Ｖ＿Ｓｙｎｃに応じてＣＲＴ８０の電子銃か
ら発生される電子ビームが偏向ヨーク（ＤＹ）によりＣ
ＲＴ８０の左上部から右下部まで順に偏向され１枚の写
真のような画像をなすように水平及び垂直偏向を施す垂
直偏向回路３０及び水平偏向回路４０と，スイッチング
回路の原理と高電圧技術を用いて水平偏向回路４０の出
力端から発生する帰線パルスに応じてＣＲＴ８０のアノ
ード端に高電圧を供給する装置である高圧発生回路５０
と，低電圧増幅器でビデオカード１０から伝達される低
電圧の映像信号Ｒ，Ｇ，Ｂを増幅し一定した電圧水準を
保つビデオプリアンプ６０と，ビデオプリアンプ６０に
より増幅された映像信号Ｒ，Ｇ，Ｂを４０ＶPP〜６０Ｖ
PPの信号に増幅して各画素にエネルギーを供給するビデ
オメインアンプ７０とから構成される。
【０００４】かかるディスプレイ装置では，蛍光面に投
射される電子ビームにより画像を形成するが，その際
に，電子ビームに偏向を加える回路を偏向回路と称して
いる。通常の偏向回路は，電場を使用する静電偏向回路
と磁場を使用する電磁偏向回路とに大別されるが，ＴＶ
などの場合には，後者，すなわち電磁偏向回路を使用し
て水平／垂直コイルにのこぎり波形の電流を流して画面
を構成している。
射される電子ビームにより画像を形成するが，その際
に，電子ビームに偏向を加える回路を偏向回路と称して
いる。通常の偏向回路は，電場を使用する静電偏向回路
と磁場を使用する電磁偏向回路とに大別されるが，ＴＶ
などの場合には，後者，すなわち電磁偏向回路を使用し
て水平／垂直コイルにのこぎり波形の電流を流して画面
を構成している。
【０００５】図２は，従来のディスプレイ装置を水平偏
向部を中心として示したものである。図示のように，こ
のディスプレイ装置は，ＣＲＴ８０，水平端回路４０，
高圧発生回路５０及び電源供給回路９０とを備えてい
る。
向部を中心として示したものである。図示のように，こ
のディスプレイ装置は，ＣＲＴ８０，水平端回路４０，
高圧発生回路５０及び電源供給回路９０とを備えてい
る。
【０００６】水平端回路４０は，水平発振部４１と水平
ドライブ回路４２及び水平出力部４３を備えており，Ｃ
ＲＴ８０の水平偏向コイルコネクタ８２側に水平信号を
出力する。水平発振回路部４１は，電源供給端９０を介
して供給される電源を用いて，キャパシタの充放電特性
に応じた周波数ののこぎり波を形成して発振させる。水
平ドライブ部４２は，水平発振回路４１の出力パルスを
緩衝増幅して，水平出力トランジスタをスイッチングす
るために十分なベース電流を供給し，波形補正を施す。
そして，水平出力部４３は，水平ドライブ回路４２から
十分な電流を供され動作する水平出力トランジスタのス
イッチング動作を用いて，偏向ヨークＨ＿ＤＹを介して
のこぎり波電流を形成する。
ドライブ回路４２及び水平出力部４３を備えており，Ｃ
ＲＴ８０の水平偏向コイルコネクタ８２側に水平信号を
出力する。水平発振回路部４１は，電源供給端９０を介
して供給される電源を用いて，キャパシタの充放電特性
に応じた周波数ののこぎり波を形成して発振させる。水
平ドライブ部４２は，水平発振回路４１の出力パルスを
緩衝増幅して，水平出力トランジスタをスイッチングす
るために十分なベース電流を供給し，波形補正を施す。
そして，水平出力部４３は，水平ドライブ回路４２から
十分な電流を供され動作する水平出力トランジスタのス
イッチング動作を用いて，偏向ヨークＨ＿ＤＹを介して
のこぎり波電流を形成する。
【０００７】高圧発生回路５０は，高圧ドライブ回路５
１と高圧レギュレータ５２とフライバックトランス（以
下，ＦＢＴと称する）５３とから主に構成されている。
かかる高圧発生回路５０は，安定したＤＣ電圧を陰極線
管８０のアノード８１に供給する回路であって，漏れイ
ンダクタンスと高圧回路の分布容量による高調波を利用
して，コレクタパルスが小さくても高圧が得られる原理
を用いたものである。
１と高圧レギュレータ５２とフライバックトランス（以
下，ＦＢＴと称する）５３とから主に構成されている。
かかる高圧発生回路５０は，安定したＤＣ電圧を陰極線
管８０のアノード８１に供給する回路であって，漏れイ
ンダクタンスと高圧回路の分布容量による高調波を利用
して，コレクタパルスが小さくても高圧が得られる原理
を用いたものである。
【０００８】水平回路と高圧回路を一体的に連結して使
用する方法は，回路構成が簡単であり廉価であるもの
の，高圧レギュレーションが分離型に比べて劣る。これ
に対して，水平器回路と高圧回路が分離されている形態
は，高価であり回路構成が複雑であるものの，高圧レギ
ュレーションが良好なので，高解像度モニタにおいて多
用されている。
用する方法は，回路構成が簡単であり廉価であるもの
の，高圧レギュレーションが分離型に比べて劣る。これ
に対して，水平器回路と高圧回路が分離されている形態
は，高価であり回路構成が複雑であるものの，高圧レギ
ュレーションが良好なので，高解像度モニタにおいて多
用されている。
【０００９】水平偏向回路の出力側に抵抗とコイルより
なるＬＣ共振回路を負荷として使用する場合には，ＬＣ
共振の負荷回路が遮断されると，全てのエネルギーが出
力回路にのみ蓄積され放電されるループがないことにな
る。つまり，出力回路に全てのエネルギーが再度かかる
ことになり，出力回路が破壊される現象が生ずるおそれ
がある。
なるＬＣ共振回路を負荷として使用する場合には，ＬＣ
共振の負荷回路が遮断されると，全てのエネルギーが出
力回路にのみ蓄積され放電されるループがないことにな
る。つまり，出力回路に全てのエネルギーが再度かかる
ことになり，出力回路が破壊される現象が生ずるおそれ
がある。
【００１０】また，製造工程において，偏向ヨークのコ
ネクタ８２が未接続の状態や，製品に衝撃が加えられて
ＤＹコネクタ８２が外れてしまった状態で，ディスプレ
イ装置に電源が印加されると，水平端回路が破損するお
それがあった。
ネクタ８２が未接続の状態や，製品に衝撃が加えられて
ＤＹコネクタ８２が外れてしまった状態で，ディスプレ
イ装置に電源が印加されると，水平端回路が破損するお
それがあった。
【００１１】また，高圧発生回路５０のパターン結線や
クラックなどの異常が発生した場合にも，高圧発生回路
が破損するおそれがあった。
クラックなどの異常が発生した場合にも，高圧発生回路
が破損するおそれがあった。
【００１２】かかる問題点を解決するために，図３に示
すような構成を有する水平出力端保護回路が提案されて
いる。
すような構成を有する水平出力端保護回路が提案されて
いる。
【００１３】偏向出力電源供給端９０と偏向出力回路４
３２の入力端がコネクタ８２上のジャンプ線８２１に接
続され，偏向出力回路４３の出力端と偏向出力負荷回路
４３１の入力端はコネクタ８２の残りの二つの端子間に
構成された水平偏向ヨークＨ＿ＤＹを介して接続され
る。
３２の入力端がコネクタ８２上のジャンプ線８２１に接
続され，偏向出力回路４３の出力端と偏向出力負荷回路
４３１の入力端はコネクタ８２の残りの二つの端子間に
構成された水平偏向ヨークＨ＿ＤＹを介して接続され
る。
【００１４】このような構成を有する従来の水平出力端
保護回路では，水平偏向出力回路４３の直接の負荷とな
る偏向ヨークＤＹが回路基板の外部に接続されるように
構成されているため，偏向ヨークＤＹが設けられたコネ
クタ８２が人為的に取り外されたり，自然に緩く挿入さ
れた場合には，偏向出力回路４３を保護することが可能
となる。すなわち，コネクタ８２が人為的に又は自然に
取り外された場合には，ジャンプ線８２１を介して水平
偏向出力回路４３の入力端に供給される偏向出力電源供
給端９０の出力電圧が遮断されることになり，偏向出力
回路４３の破壊を未然に防止することができる。
保護回路では，水平偏向出力回路４３の直接の負荷とな
る偏向ヨークＤＹが回路基板の外部に接続されるように
構成されているため，偏向ヨークＤＹが設けられたコネ
クタ８２が人為的に取り外されたり，自然に緩く挿入さ
れた場合には，偏向出力回路４３を保護することが可能
となる。すなわち，コネクタ８２が人為的に又は自然に
取り外された場合には，ジャンプ線８２１を介して水平
偏向出力回路４３の入力端に供給される偏向出力電源供
給端９０の出力電圧が遮断されることになり，偏向出力
回路４３の破壊を未然に防止することができる。
【００１５】
【課題を解決するための手段】しかし，上記のような従
来技術による水平出力端保護回路では，偏向コネクタ自
体が接続されずに取り外された状態の場合は確実な保護
回路として動作するが，次のような場合に生ずる問題点
を解決できなかった。
来技術による水平出力端保護回路では，偏向コネクタ自
体が接続されずに取り外された状態の場合は確実な保護
回路として動作するが，次のような場合に生ずる問題点
を解決できなかった。
【００１６】まず，偏向出力電源供給端９０と水平偏向
出力回路４３の入力端を接続するジャンプ線８２１が確
実に接続され，コネクタ８２の他の二つの端子間に接続
される偏向ヨークＤＹが不確実に接続されている場合，
あるいはコネクタ８２から偏向出力負荷回路４３１に至
る回路基板のパターン（銅箔線）の断線やいずれか一部
回路部品の断線などコネクタ７０以降の回路に異常が発
生した場合には，水平偏向出力回路３１３を保護できな
いという問題点があった。
出力回路４３の入力端を接続するジャンプ線８２１が確
実に接続され，コネクタ８２の他の二つの端子間に接続
される偏向ヨークＤＹが不確実に接続されている場合，
あるいはコネクタ８２から偏向出力負荷回路４３１に至
る回路基板のパターン（銅箔線）の断線やいずれか一部
回路部品の断線などコネクタ７０以降の回路に異常が発
生した場合には，水平偏向出力回路３１３を保護できな
いという問題点があった。
【００１７】本発明は従来の水平出力端保護回路が有す
る上記のような問題点に鑑みてなされたものであり，出
力回路の負荷から発生する電圧を感知して出力回路の動
作を制御することにより，負荷回路の電圧感知ポイント
に至る全回路のいずれかのポイントで異常が発生する場
合にも出力回路を安定的に保護することが可能な，新規
かつ改良された水平出力端保護回路を提供することであ
る。
る上記のような問題点に鑑みてなされたものであり，出
力回路の負荷から発生する電圧を感知して出力回路の動
作を制御することにより，負荷回路の電圧感知ポイント
に至る全回路のいずれかのポイントで異常が発生する場
合にも出力回路を安定的に保護することが可能な，新規
かつ改良された水平出力端保護回路を提供することであ
る。
【００１８】本発明の他の目的は，偏向ヨークコネクタ
が外れている状態や未接続の状態で電源が印加された場
合であっても，水平出力端回路の破損を防止することが
可能な，新規かつ改良された水平出力端保護回路を提供
することである。
が外れている状態や未接続の状態で電源が印加された場
合であっても，水平出力端回路の破損を防止することが
可能な，新規かつ改良された水平出力端保護回路を提供
することである。
【００１９】本発明のさらに他の目的は，高圧出力端回
路に異常が発生した場合，例えばＦＢＴに異常が生じた
場合であっても，高圧出力端回路の破損を防止すること
が可能な，新規かつ改良された水平出力端保護回路を提
供することである。
路に異常が発生した場合，例えばＦＢＴに異常が生じた
場合であっても，高圧出力端回路の破損を防止すること
が可能な，新規かつ改良された水平出力端保護回路を提
供することである。
【００２０】本発明のさらに他の目的は，水平出力端回
路に異常が発生した場合に，サスペンドモードに動作モ
ードを変更することにより，水平出力端に供給される電
源を遮断して，水平出力端回路の破損を未然に防止する
ことが可能な，新規かつ改良された水平出力端保護回路
を提供することである。
路に異常が発生した場合に，サスペンドモードに動作モ
ードを変更することにより，水平出力端に供給される電
源を遮断して，水平出力端回路の破損を未然に防止する
ことが可能な，新規かつ改良された水平出力端保護回路
を提供することである。
【００２１】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に，本発明は，ＤＹコネクタに水平信号を供給する水平
端回路と，水平端回路から印加される発振信号に応じて
陰極線管のアノード側に高圧を供給する高圧出力端回路
と，水平端回路側に電源を供給する電源供給回路を備え
るディスプレイ装置において，偏向ヨークコネクタの接
続の有無または高圧出力端回路の異常の有無に応じて電
源供給回路の電源出力を制御する異常電圧検出部を備え
ることを特徴としている。
に，本発明は，ＤＹコネクタに水平信号を供給する水平
端回路と，水平端回路から印加される発振信号に応じて
陰極線管のアノード側に高圧を供給する高圧出力端回路
と，水平端回路側に電源を供給する電源供給回路を備え
るディスプレイ装置において，偏向ヨークコネクタの接
続の有無または高圧出力端回路の異常の有無に応じて電
源供給回路の電源出力を制御する異常電圧検出部を備え
ることを特徴としている。
【００２２】また，本発明の他の特徴は，異常電圧検出
部からの出力信号により，電源供給端から水平ドライブ
回路に伝達される電源を制御したり，水平発振出力回路
及び水平ドライブ回路の出力を制御したり，あるいはコ
ンピュータシステムのサスペンドモードなどの電源制御
モードの出力を制御したりしながら，同時に水平出力端
回路を保護することが可能なことである。
部からの出力信号により，電源供給端から水平ドライブ
回路に伝達される電源を制御したり，水平発振出力回路
及び水平ドライブ回路の出力を制御したり，あるいはコ
ンピュータシステムのサスペンドモードなどの電源制御
モードの出力を制御したりしながら，同時に水平出力端
回路を保護することが可能なことである。
【００２３】本発明の細部的な特徴によれば，異常電圧
検出部は，負荷回路から発生する電圧を検出することに
より水平偏向出力回路のエネルギーが負荷回路に伝達さ
れる状態を感知する電圧感知部と，電圧感知部の電圧感
知結果に応じて負荷回路に一定基準電圧が供給されない
場合には，電源供給端から水平発振回路に伝達される電
源を制御する制御部とから構成される。
検出部は，負荷回路から発生する電圧を検出することに
より水平偏向出力回路のエネルギーが負荷回路に伝達さ
れる状態を感知する電圧感知部と，電圧感知部の電圧感
知結果に応じて負荷回路に一定基準電圧が供給されない
場合には，電源供給端から水平発振回路に伝達される電
源を制御する制御部とから構成される。
【００２４】本発明の他の細部的な特徴は，上記電圧感
知部が，ＤＹコネクタの接続の有無により印加されるフ
ライバックパルスを低電圧形態のフライバックパルスに
変換して出力する第１パルス入力部と，第１パルス入力
部から印加される低電圧形態のフライバックパルスを整
流して直流電圧に変換し出力する整流部と，その整流部
から印加される直流電圧を分配して引き出す電圧分配部
とから構成される点にある。
知部が，ＤＹコネクタの接続の有無により印加されるフ
ライバックパルスを低電圧形態のフライバックパルスに
変換して出力する第１パルス入力部と，第１パルス入力
部から印加される低電圧形態のフライバックパルスを整
流して直流電圧に変換し出力する整流部と，その整流部
から印加される直流電圧を分配して引き出す電圧分配部
とから構成される点にある。
【００２５】本発明のさらに他の細部的な特徴は，異常
電圧検出部の制御部が，電圧感知部の電圧分配部から印
加される電圧によりスイッチング制御電流を出力するス
イッチング制御部と，スイッチング制御部から印加され
るスイッチング制御電流によりスイッチング動作して出
力端から制御信号を出力するスイッチング部と，第２入
力端から入力される矩形パルスをスイッチング制御部側
に印加する第２パルス入力部とから構成される点にあ
る。
電圧検出部の制御部が，電圧感知部の電圧分配部から印
加される電圧によりスイッチング制御電流を出力するス
イッチング制御部と，スイッチング制御部から印加され
るスイッチング制御電流によりスイッチング動作して出
力端から制御信号を出力するスイッチング部と，第２入
力端から入力される矩形パルスをスイッチング制御部側
に印加する第２パルス入力部とから構成される点にあ
る。
【００２６】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら，
本発明に基づいて構成された移動電圧発生時に水平出力
端保護機能を有するディスプレイ装置の好適な実施形態
について詳細に説明する。なお，以下の説明において，
実質的に同一の構成及び動作を有する構成要素について
は，同一の参照番号を用いることにより，重複説明を省
略することにする。
本発明に基づいて構成された移動電圧発生時に水平出力
端保護機能を有するディスプレイ装置の好適な実施形態
について詳細に説明する。なお，以下の説明において，
実質的に同一の構成及び動作を有する構成要素について
は，同一の参照番号を用いることにより，重複説明を省
略することにする。
【００２７】図４には，本発明の実施の一形態にかかる
水平端及び高圧端保護回路を備えるディスプレイ装置の
概略構成が示されている。このディスプレイ装置は，図
２の構成と類似しているが，水平出力端４３と偏向ヨー
クコネクタ８２との間の接続異常を検出する異常電圧検
出部１００が付加されている。なお，異常電圧検出部１
００の他の入力端は，高圧レギュレータ５２とＦＢＴ５
３との間に接続されてその間に発生する異常を検出する
ことができるように構成されている。かかる異常電圧検
出部１００の出力信号は，電源供給端９０を制御して水
平発振部４１への電源供給を制御することになる。
水平端及び高圧端保護回路を備えるディスプレイ装置の
概略構成が示されている。このディスプレイ装置は，図
２の構成と類似しているが，水平出力端４３と偏向ヨー
クコネクタ８２との間の接続異常を検出する異常電圧検
出部１００が付加されている。なお，異常電圧検出部１
００の他の入力端は，高圧レギュレータ５２とＦＢＴ５
３との間に接続されてその間に発生する異常を検出する
ことができるように構成されている。かかる異常電圧検
出部１００の出力信号は，電源供給端９０を制御して水
平発振部４１への電源供給を制御することになる。
【００２８】一方，図５は本発明の他の実施形態にかか
る水平端及び高圧端保護回路を備えるディスプレイ装置
の概略構成を示すものである。このディスプレイ装置
は，図４に示す本発明の第１の実施形態と極めて類似し
ているが，次の点において異なっている。すなわち，図
４に示す回路構成では，異常電圧検出による電源遮断制
御信号が，電源供給端９０と水平発振部４１との間の電
源供給に影響を与えるように構成されている。これに対
して，図５に示す回路構成では，かかる異常電圧検出部
１００の動作信号が，水平発振部４１と水平ドライブ回
路４２との間に伝達されるように構成されている。
る水平端及び高圧端保護回路を備えるディスプレイ装置
の概略構成を示すものである。このディスプレイ装置
は，図４に示す本発明の第１の実施形態と極めて類似し
ているが，次の点において異なっている。すなわち，図
４に示す回路構成では，異常電圧検出による電源遮断制
御信号が，電源供給端９０と水平発振部４１との間の電
源供給に影響を与えるように構成されている。これに対
して，図５に示す回路構成では，かかる異常電圧検出部
１００の動作信号が，水平発振部４１と水平ドライブ回
路４２との間に伝達されるように構成されている。
【００２９】次に，異常電圧検出部１００の構成につい
て，図６を参照しながら説明する。図示のように，異常
電圧検出部１００は，第１パルス入力部１１０，整流部
１２０，電圧分配部１３０，スイッチング制御部１４
０，スイッチング部１５０及び第２パルス入力部１６０
とから主に構成されている。
て，図６を参照しながら説明する。図示のように，異常
電圧検出部１００は，第１パルス入力部１１０，整流部
１２０，電圧分配部１３０，スイッチング制御部１４
０，スイッチング部１５０及び第２パルス入力部１６０
とから主に構成されている。
【００３０】第１パルス入力部１１０は，複数のキャパ
シタＣ１，Ｃ２から構成されている。この第１パルス入
力部１１０は，入力端ＰＩ１側のＤＹコネクタの接続の
有無に応じて，印加されるフライバックパルスを低電圧
形態のフライバックパルスに変換して整流部１２０側に
出力するものである。その際，第１パルス入力端は，水
平出力回路４３と偏向ヨークＤＹコネクタの連結点Ａと
高圧レギュレータ５２とＦＢＴ５３の中間接点Ｂに同時
に接続されている。
シタＣ１，Ｃ２から構成されている。この第１パルス入
力部１１０は，入力端ＰＩ１側のＤＹコネクタの接続の
有無に応じて，印加されるフライバックパルスを低電圧
形態のフライバックパルスに変換して整流部１２０側に
出力するものである。その際，第１パルス入力端は，水
平出力回路４３と偏向ヨークＤＹコネクタの連結点Ａと
高圧レギュレータ５２とＦＢＴ５３の中間接点Ｂに同時
に接続されている。
【００３１】整流部１２０は，抵抗Ｒ１，ダイオードＤ
１及びキャパシタＣ３とから構成されている。この整流
部１２０は，第１パルス入力部１１０から印加される低
電圧状態のフライバックパルスを整流して直流電圧に変
換し，電圧分配部１３０側に出力するものである。第１
パルス入力部１１０のキャパシタＣ１，Ｃ２の接点から
整流部１２０の抵抗Ｒ１により検出される電圧は，ダイ
オードＤ１及びキャパシタＣ３を経て整流され平滑され
る。
１及びキャパシタＣ３とから構成されている。この整流
部１２０は，第１パルス入力部１１０から印加される低
電圧状態のフライバックパルスを整流して直流電圧に変
換し，電圧分配部１３０側に出力するものである。第１
パルス入力部１１０のキャパシタＣ１，Ｃ２の接点から
整流部１２０の抵抗Ｒ１により検出される電圧は，ダイ
オードＤ１及びキャパシタＣ３を経て整流され平滑され
る。
【００３２】また，電圧分配部１３０は，抵抗Ｒ２，Ｒ
３とから構成される。この電圧分配部１３０は，整流部
１２０から印加される直流電圧を，抵抗Ｒ２，Ｒ３によ
り分配してスイッチング制御部１４０側に印加するもの
である。
３とから構成される。この電圧分配部１３０は，整流部
１２０から印加される直流電圧を，抵抗Ｒ２，Ｒ３によ
り分配してスイッチング制御部１４０側に印加するもの
である。
【００３３】スイッチング制御部１４０は，抵抗Ｒ４と
ツェナダイオードＺＤ１とから構成される。このスイッ
チング制御部１４０は，電圧分配部１３０から印加され
る電圧は抵抗Ｒ４に検出され，後端のツェナダイオード
ＺＤ１のターンオン状態が決定される。その際，ツェナ
ダイオードＺＤ１が動作するか否かは，抵抗Ｒ４を介し
て印加される電圧と第２パルス入力部１６０を通して印
加される基準電圧との比較により決定される。
ツェナダイオードＺＤ１とから構成される。このスイッ
チング制御部１４０は，電圧分配部１３０から印加され
る電圧は抵抗Ｒ４に検出され，後端のツェナダイオード
ＺＤ１のターンオン状態が決定される。その際，ツェナ
ダイオードＺＤ１が動作するか否かは，抵抗Ｒ４を介し
て印加される電圧と第２パルス入力部１６０を通して印
加される基準電圧との比較により決定される。
【００３４】さらに，ツェナダイオードＺＤ１から出力
されるスイッチング制御電流は，スイッチング部１５０
の抵抗Ｒ５に伝達される。スイッチング部１５０は，複
数の抵抗Ｒ５〜Ｒ７と複数のトランジスタＱ１，Ｑ２か
ら構成される。このスイッチング部１５０は，スイッチ
ング制御部１４０から印加されるスイッチング制御電流
によりスイッチング動作して出力端ＰＯを介して制御信
号を出力する。
されるスイッチング制御電流は，スイッチング部１５０
の抵抗Ｒ５に伝達される。スイッチング部１５０は，複
数の抵抗Ｒ５〜Ｒ７と複数のトランジスタＱ１，Ｑ２か
ら構成される。このスイッチング部１５０は，スイッチ
ング制御部１４０から印加されるスイッチング制御電流
によりスイッチング動作して出力端ＰＯを介して制御信
号を出力する。
【００３５】さらに，第２パルス入力部１６０は，ダイ
オードＤ３と抵抗Ｒ８とから構成される。この第２パル
ス入力部１６０は，入力端ＰＩ２を通して入力される矩
形パルスをスイッチング制御部１４０側に印加する。
オードＤ３と抵抗Ｒ８とから構成される。この第２パル
ス入力部１６０は，入力端ＰＩ２を通して入力される矩
形パルスをスイッチング制御部１４０側に印加する。
【００３６】次に上記のように構成された以上電圧発生
時の回路保護機能を有するディスプレイ装置の動作につ
いて説明する。
時の回路保護機能を有するディスプレイ装置の動作につ
いて説明する。
【００３７】まず，ＤＹコネクタの接続の有無に応じて
印加されるフライバックパルスが，入力端ＰＩ１から第
１パルス入力部１１０に入力されると，第１パルス入力
部１１０は該当するフライバックパルスをキャパシタＣ
１とキャパシタＣ２により低電圧状態のフライバックパ
ルスに変換して整流部１２０側に出力する。なお，ＤＹ
コネクタの接続の有無に応じて，第１パルス入力部１１
０には異なる電圧が印加される。
印加されるフライバックパルスが，入力端ＰＩ１から第
１パルス入力部１１０に入力されると，第１パルス入力
部１１０は該当するフライバックパルスをキャパシタＣ
１とキャパシタＣ２により低電圧状態のフライバックパ
ルスに変換して整流部１２０側に出力する。なお，ＤＹ
コネクタの接続の有無に応じて，第１パルス入力部１１
０には異なる電圧が印加される。
【００３８】第１パルス入力部１１０から低電圧状態の
フライバックパルスが整流部１２０に印加されると，整
流部１２０は，該当する低電圧状態のフライバックパル
スを整流して直流電圧に変換して，電圧分配部１３０側
に出力する。
フライバックパルスが整流部１２０に印加されると，整
流部１２０は，該当する低電圧状態のフライバックパル
スを整流して直流電圧に変換して，電圧分配部１３０側
に出力する。
【００３９】これにより，電圧分配部１３０は，整流部
１２０から印加される直流電圧を抵抗Ｒ２，Ｒ３により
分圧してスイッチング制御部１４０側に印加する。そし
て，スイッチング制御部１４０は，電圧分配部１３０か
ら印加される電圧によりスイッチング制御電流をスイッ
チング部１５０側に印加する。
１２０から印加される直流電圧を抵抗Ｒ２，Ｒ３により
分圧してスイッチング制御部１４０側に印加する。そし
て，スイッチング制御部１４０は，電圧分配部１３０か
ら印加される電圧によりスイッチング制御電流をスイッ
チング部１５０側に印加する。
【００４０】その際に，ＤＹコネクタが正常に接続され
ている場合は，ツェナダイオードＺＤ１に印加された基
準電圧より高い電圧がＡ点を介してツェナダイオードＺ
Ｄ１に印加され，スイッチング部１５０側にスイッチン
グ制御電流が印加される。これに対して，ＤＹコネクタ
が正常に接続されていない場合は，ツェナダイオードＺ
Ｄ１に印加された基準電圧より低い電圧がＡ点を介して
ツェナダイオードＺＤ１に印加されるので，スイッチン
グ部１５０側にスイッチング制御電流は印加されない。
ている場合は，ツェナダイオードＺＤ１に印加された基
準電圧より高い電圧がＡ点を介してツェナダイオードＺ
Ｄ１に印加され，スイッチング部１５０側にスイッチン
グ制御電流が印加される。これに対して，ＤＹコネクタ
が正常に接続されていない場合は，ツェナダイオードＺ
Ｄ１に印加された基準電圧より低い電圧がＡ点を介して
ツェナダイオードＺＤ１に印加されるので，スイッチン
グ部１５０側にスイッチング制御電流は印加されない。
【００４１】さらに，スイッチング部１５０は，スイッ
チング制御部１４０から印加されるスイッチング制御電
流に応じてスイッチング動作して出力端ＰＯから制御信
号を出力する。
チング制御部１４０から印加されるスイッチング制御電
流に応じてスイッチング動作して出力端ＰＯから制御信
号を出力する。
【００４２】すなわち，スイッチング制御部１４０から
スイッチング制御電流が抵抗Ｒ５を介して印加される場
合には，トランジスタＱ１がターンオンし，トランジス
タＱ２がターンオフされるので，出力端ＰＯから出力さ
れる出力信号はローレベルとなり，この制御信号が電源
供給回路側に出力される。
スイッチング制御電流が抵抗Ｒ５を介して印加される場
合には，トランジスタＱ１がターンオンし，トランジス
タＱ２がターンオフされるので，出力端ＰＯから出力さ
れる出力信号はローレベルとなり，この制御信号が電源
供給回路側に出力される。
【００４３】これに対して，スイッチング制御部１４０
からスイッチング制御電流が印加されない場合には，ト
ランジスタＱ１がターンオフされる。すると，Ｖｃｃ電
圧が抵抗Ｒ６，Ｒ７により分圧されてトランジスタＱ２
のベース端に印加されるので，トランジスタＱ２がター
ンオンし，その出力端ＰＯからハイレベルの制御信号が
電源供給回路側に出力される。
からスイッチング制御電流が印加されない場合には，ト
ランジスタＱ１がターンオフされる。すると，Ｖｃｃ電
圧が抵抗Ｒ６，Ｒ７により分圧されてトランジスタＱ２
のベース端に印加されるので，トランジスタＱ２がター
ンオンし，その出力端ＰＯからハイレベルの制御信号が
電源供給回路側に出力される。
【００４４】一方，スイッチング部１５０の出力端ＰＯ
には，図７に示すような電源供給回路１７０が接続され
る。この電源供給回路１７０は，複数の抵抗Ｒ９，Ｒ１
０，複数のキャパシタＣ４〜Ｃ７，複数のダイオードＤ
４，Ｄ５，トランジスタＱ３及び電圧調節部ＩＣ１から
構成される。
には，図７に示すような電源供給回路１７０が接続され
る。この電源供給回路１７０は，複数の抵抗Ｒ９，Ｒ１
０，複数のキャパシタＣ４〜Ｃ７，複数のダイオードＤ
４，Ｄ５，トランジスタＱ３及び電圧調節部ＩＣ１から
構成される。
【００４５】この電源供給回路１７０は，印加された例
えば，１２Ｖの電源を電圧調節部ＩＣ１を用いて一定に
調節して水平端回路側に出力する動作を行うものであ
る。スイッチング部１５０の出力端ＰＯから印加される
制御信号に応じてトランジスタＱ３がオン／オフ動作を
行い，電圧調節部ＩＣ１の入力端Ｖｉｎ，Ｖｃに印加さ
れる電源をオン／オフさせる。かかる構成により，必要
な場合に，電圧調節部ＩＣ１から水平端回路側に出力さ
れる電源を断続して，ＤＹコネクタの未接続による水平
端回路の破損を防止する。
えば，１２Ｖの電源を電圧調節部ＩＣ１を用いて一定に
調節して水平端回路側に出力する動作を行うものであ
る。スイッチング部１５０の出力端ＰＯから印加される
制御信号に応じてトランジスタＱ３がオン／オフ動作を
行い，電圧調節部ＩＣ１の入力端Ｖｉｎ，Ｖｃに印加さ
れる電源をオン／オフさせる。かかる構成により，必要
な場合に，電圧調節部ＩＣ１から水平端回路側に出力さ
れる電源を断続して，ＤＹコネクタの未接続による水平
端回路の破損を防止する。
【００４６】ここで，スイッチング部１５０のトランジ
スタＱ２の出力信号は，トランジスタＱ３のベース端に
供給される。従って，スイッチング部１５０の出力端Ｐ
Ｏからローレベルの制御信号が印加される場合には，ト
ランジスタＱ３がオフ状態に保たれ，電圧調節部ＩＣ１
の入力端Ｖｉｎ，Ｖｃに１２Ｖ電源が印加され，従っ
て，電圧調節部ＩＣ１により水平端回路側に１２Ｖ電源
が印加されるので，水平端回路が正常に動作する。
スタＱ２の出力信号は，トランジスタＱ３のベース端に
供給される。従って，スイッチング部１５０の出力端Ｐ
Ｏからローレベルの制御信号が印加される場合には，ト
ランジスタＱ３がオフ状態に保たれ，電圧調節部ＩＣ１
の入力端Ｖｉｎ，Ｖｃに１２Ｖ電源が印加され，従っ
て，電圧調節部ＩＣ１により水平端回路側に１２Ｖ電源
が印加されるので，水平端回路が正常に動作する。
【００４７】これに対して，スイッチング部１５０の出
力端ＰＯからハイレベルの制御信号が印加される場合に
は，トランジスタＱ３がターンオンされ，電圧調節部Ｉ
Ｃ１の入力端Ｖｉｎ，Ｖｃに印加される１２Ｖ電源を遮
断する。その結果，電圧調節部ＩＣ１により水平端回路
側に１２Ｖ電源が印加されない。また，同時に水平端回
路はサスペンドモードに入るので，ＤＹコネクタが未接
続の場合であっても，水平端回路が破損する事態を防止
することができる。
力端ＰＯからハイレベルの制御信号が印加される場合に
は，トランジスタＱ３がターンオンされ，電圧調節部Ｉ
Ｃ１の入力端Ｖｉｎ，Ｖｃに印加される１２Ｖ電源を遮
断する。その結果，電圧調節部ＩＣ１により水平端回路
側に１２Ｖ電源が印加されない。また，同時に水平端回
路はサスペンドモードに入るので，ＤＹコネクタが未接
続の場合であっても，水平端回路が破損する事態を防止
することができる。
【００４８】なお，第２パルス入力部１６０には，所定
時間の間に矩形パルスが印加されるが，この矩形パルス
は，ＴＶやモニタを初期にオンさせる場合に発生する遅
延時間の間，正常に駆動させるために印加されるもので
あり，例えば，約２秒間にわたりハイレベルの矩形パル
スが印加される。
時間の間に矩形パルスが印加されるが，この矩形パルス
は，ＴＶやモニタを初期にオンさせる場合に発生する遅
延時間の間，正常に駆動させるために印加されるもので
あり，例えば，約２秒間にわたりハイレベルの矩形パル
スが印加される。
【００４９】以上のように，本実施の形態によれば，Ｄ
Ｙコネクタが未接続の場合であっても，水平端回路をサ
スペンドモードに保持することにより，ＤＹコネクタの
未接続に起因する水平端回路の破損を防止することが可
能である。
Ｙコネクタが未接続の場合であっても，水平端回路をサ
スペンドモードに保持することにより，ＤＹコネクタの
未接続に起因する水平端回路の破損を防止することが可
能である。
【００５０】例えば，以上の説明ではスイッチング部１
５０の出力端ＰＯに電源供給回路１７０を接続する場合
を例に挙げて説明したが，本発明はかかる例に限定され
ない。例えば，スイッチング部１５０の出力端ＰＯにサ
スペンドモード回路，電源オフモード回路またはその他
の感知回路を接続してスイッチング部１５０の出力端Ｐ
Ｏから出力される制御信号に応じて水平端回路に印加さ
れる電源を切り換えるように構成することにより，ＤＹ
コネクタの未接続による水平端回路の破損を防止するこ
ともできる。
５０の出力端ＰＯに電源供給回路１７０を接続する場合
を例に挙げて説明したが，本発明はかかる例に限定され
ない。例えば，スイッチング部１５０の出力端ＰＯにサ
スペンドモード回路，電源オフモード回路またはその他
の感知回路を接続してスイッチング部１５０の出力端Ｐ
Ｏから出力される制御信号に応じて水平端回路に印加さ
れる電源を切り換えるように構成することにより，ＤＹ
コネクタの未接続による水平端回路の破損を防止するこ
ともできる。
【００５１】また，上記構成においては，水平端回路４
１と高圧端回路５０が一体的に構成された場合を示した
が，近年のディスプレイ装置の傾向に従って，水平端回
路と高圧出力端回路とを分離した回路構成を採用する場
合には，水平端回路及び高圧出力端回路のそれぞれに本
発明に基づいて構成される異常電圧検出部を付加するこ
とが可能であり，かかる構成により水平端回路及び高圧
出力端回路の保護を図ることが可能である。なお，その
場合の異常電圧検出部の機能構成に関しては，上記実施
の形態にかかる装置とほぼ同様である。
１と高圧端回路５０が一体的に構成された場合を示した
が，近年のディスプレイ装置の傾向に従って，水平端回
路と高圧出力端回路とを分離した回路構成を採用する場
合には，水平端回路及び高圧出力端回路のそれぞれに本
発明に基づいて構成される異常電圧検出部を付加するこ
とが可能であり，かかる構成により水平端回路及び高圧
出力端回路の保護を図ることが可能である。なお，その
場合の異常電圧検出部の機能構成に関しては，上記実施
の形態にかかる装置とほぼ同様である。
【００５２】図８には，異常電圧検出部１００の実施の
一形態が示されている。図示のように，本実施の形態に
かかる異常電圧検出部１００は，印加される交流電圧を
直流電圧に変換して出力する電源供給端９０と，電源供
給端９０から供給された電源を用いてキャパシタの充放
電特性に応じた周波数ののこぎり波を形成して発振させ
る水平発振回路４１と，水平発振回路４１の出力パルス
を緩衝増幅して水平出力トランジスタをオン／オフさせ
るに十分なベース電流を供給し，波形補正を施す水平ド
ライブ回路４２と，水平ドライブ回路４２から十分な電
流を供給されて動作する水平出力トランジスタＱ４のス
イッチング動作により偏向コイルＤＹを介してのこぎり
波電流を形成する水平偏向出力回路４３と，水平偏向出
力回路４３から一定エネルギーを伝達され駆動される負
荷回路４４と，負荷回路４４から発生する電圧を検出す
ることにより水平偏向出力回路４３のエネルギーが負荷
回路４４に伝達される状態を感知する電圧感知部２１０
と，電圧感知部２１０の電圧感知結果により，負荷回路
４４に一定基準電圧が供給されない場合には，電源供給
端９０から水平発振回路４１に伝達される電源を制御す
る電源制御部２２０より構成されている。
一形態が示されている。図示のように，本実施の形態に
かかる異常電圧検出部１００は，印加される交流電圧を
直流電圧に変換して出力する電源供給端９０と，電源供
給端９０から供給された電源を用いてキャパシタの充放
電特性に応じた周波数ののこぎり波を形成して発振させ
る水平発振回路４１と，水平発振回路４１の出力パルス
を緩衝増幅して水平出力トランジスタをオン／オフさせ
るに十分なベース電流を供給し，波形補正を施す水平ド
ライブ回路４２と，水平ドライブ回路４２から十分な電
流を供給されて動作する水平出力トランジスタＱ４のス
イッチング動作により偏向コイルＤＹを介してのこぎり
波電流を形成する水平偏向出力回路４３と，水平偏向出
力回路４３から一定エネルギーを伝達され駆動される負
荷回路４４と，負荷回路４４から発生する電圧を検出す
ることにより水平偏向出力回路４３のエネルギーが負荷
回路４４に伝達される状態を感知する電圧感知部２１０
と，電圧感知部２１０の電圧感知結果により，負荷回路
４４に一定基準電圧が供給されない場合には，電源供給
端９０から水平発振回路４１に伝達される電源を制御す
る電源制御部２２０より構成されている。
【００５３】ここで，水平偏向出力回路４３は，水平出
力トランジスタＱ４とそのコレクタ端に接続されたチョ
ッパコイルＬ１及びダンパダイオードＤ４と，平滑用キ
ャパシタＣ８などから構成されている。
力トランジスタＱ４とそのコレクタ端に接続されたチョ
ッパコイルＬ１及びダンパダイオードＤ４と，平滑用キ
ャパシタＣ８などから構成されている。
【００５４】また電圧感知部２１０は，負荷回路４４に
伝達されるエネルギーを検出するための検出用抵抗Ｒ１
１及びキャパシタＣ１１より構成される。
伝達されるエネルギーを検出するための検出用抵抗Ｒ１
１及びキャパシタＣ１１より構成される。
【００５５】また，電源制御部２２０は，電圧感知部２
１０の出力電圧を分配する抵抗Ｒ１２，Ｒ１３を介して
ベース端に印加される第１スイッチングトランジスタＱ
５を備えており，その第１スイッチングトランジスタＱ
５のエミッタ端には，基準電圧との差によりスイッチン
グされるツェナダイオードＺＤ２と第２スイッチングト
ランジスタＱ６のベース端が接続されている。
１０の出力電圧を分配する抵抗Ｒ１２，Ｒ１３を介して
ベース端に印加される第１スイッチングトランジスタＱ
５を備えており，その第１スイッチングトランジスタＱ
５のエミッタ端には，基準電圧との差によりスイッチン
グされるツェナダイオードＺＤ２と第２スイッチングト
ランジスタＱ６のベース端が接続されている。
【００５６】次に，上記のように構成された回路構成の
動作について説明すると，システムが正常に動作してい
る場合には，水平偏向出力回路４３から負荷回路４４に
常に一定したエネルギーが伝達され，電圧感知部２１０
では常に一定レベルの電圧が感知される。
動作について説明すると，システムが正常に動作してい
る場合には，水平偏向出力回路４３から負荷回路４４に
常に一定したエネルギーが伝達され，電圧感知部２１０
では常に一定レベルの電圧が感知される。
【００５７】すなわち，電源供給端９０は，印加された
交流電圧を整流して直流電圧に変換して出力する。水平
発振回路４１は，印加された直流電圧を，抵抗の特性及
びキャパシタの充放電特性を利用して，所定の周波数の
のこぎり波に変換して発振する。水平発振回路４１の出
力パルスが印加された水平ドライブ回路４２は，水平発
振回路４１の出力パルスを緩衝増幅して，水平出力トラ
ンジスタＱ４をオン／オフ動作させるに十分なベース電
流を供給する。
交流電圧を整流して直流電圧に変換して出力する。水平
発振回路４１は，印加された直流電圧を，抵抗の特性及
びキャパシタの充放電特性を利用して，所定の周波数の
のこぎり波に変換して発振する。水平発振回路４１の出
力パルスが印加された水平ドライブ回路４２は，水平発
振回路４１の出力パルスを緩衝増幅して，水平出力トラ
ンジスタＱ４をオン／オフ動作させるに十分なベース電
流を供給する。
【００５８】水平出力トランジスタＱ４は，水平ドライ
ブ回路４２から十分に増幅された電圧がベース端に印加
されて動作する。水平出力トランジスタＱ４のコレクタ
端からの出力される出力電圧は後端に接続された偏向ヨ
ークＤＹなどから成る負荷回路４４に伝達される。負荷
回路４４に接続された電圧感知部２１では，検出用抵抗
Ｒ１１及びキャパシタＣ１１に一定したエネルギーが供
給されることにより，その後端に接続された電源制御部
２２０に正常動作（ＨＩＧＨ）信号を出力することにな
る。
ブ回路４２から十分に増幅された電圧がベース端に印加
されて動作する。水平出力トランジスタＱ４のコレクタ
端からの出力される出力電圧は後端に接続された偏向ヨ
ークＤＹなどから成る負荷回路４４に伝達される。負荷
回路４４に接続された電圧感知部２１では，検出用抵抗
Ｒ１１及びキャパシタＣ１１に一定したエネルギーが供
給されることにより，その後端に接続された電源制御部
２２０に正常動作（ＨＩＧＨ）信号を出力することにな
る。
【００５９】すると，第１スイッチングトランジスタＱ
５のベース端には，電圧感知部２１０の正常動作（ＨＩ
ＧＨ）信号が印加され，エミッタ端にはツェナダイオー
ドＺＤ２を介して基準電圧が印加される。この場合，第
１スイッチングトランジスタＱ５のベース・エミッタ間
に電位差がないので，第１スイッチングトランジスタＱ
５はターンオフ状態を保持する。第１スイッチングトラ
ンジスタＱ５がターンオフ状態の時には，第２スイッチ
ングトランジスタＱ６もターンオフ状態を保持してい
る。
５のベース端には，電圧感知部２１０の正常動作（ＨＩ
ＧＨ）信号が印加され，エミッタ端にはツェナダイオー
ドＺＤ２を介して基準電圧が印加される。この場合，第
１スイッチングトランジスタＱ５のベース・エミッタ間
に電位差がないので，第１スイッチングトランジスタＱ
５はターンオフ状態を保持する。第１スイッチングトラ
ンジスタＱ５がターンオフ状態の時には，第２スイッチ
ングトランジスタＱ６もターンオフ状態を保持してい
る。
【００６０】かかる回路動作の結果，負荷回路４４から
電圧感知部２１０に正常のエネルギー伝達がなされる場
合には，電源制御部２２０が動作しなくなり，電源供給
端９０から水平発振回路４１に正常に電源が供される。
電圧感知部２１０に正常のエネルギー伝達がなされる場
合には，電源制御部２２０が動作しなくなり，電源供給
端９０から水平発振回路４１に正常に電源が供される。
【００６１】これに対して，水平偏向出力回路４３から
負荷回路４４と電圧感知部２１０に至る回路基板の配線
経路中において銅箔線が断線されたり，負荷回路４４の
一部部品が破損しているような場合には，水平偏向出力
回路４３のエネルギーが負荷回路４４へ伝達されない状
態になる。この場合には，電圧感知部２１０の電圧検出
用抵抗Ｒ１１及びキャパシタＣ１１により感知され，後
端に伝達される信号は負荷オープン信号（ＬＯＷ）とな
る。
負荷回路４４と電圧感知部２１０に至る回路基板の配線
経路中において銅箔線が断線されたり，負荷回路４４の
一部部品が破損しているような場合には，水平偏向出力
回路４３のエネルギーが負荷回路４４へ伝達されない状
態になる。この場合には，電圧感知部２１０の電圧検出
用抵抗Ｒ１１及びキャパシタＣ１１により感知され，後
端に伝達される信号は負荷オープン信号（ＬＯＷ）とな
る。
【００６２】第１スイッチングトランジスタＱ５のベー
ス端に負荷オープン信号（ＬＯＷ）が伝達されると，第
１スイッチングトランジスタＱ５がターンオンし，さら
に第２スイッチングトランジスタＱ６が連動してターン
オンする。かかる回路動作の結果，電源供給端９０から
水平発振回路４１に供給されていた電源が遮断される。
ス端に負荷オープン信号（ＬＯＷ）が伝達されると，第
１スイッチングトランジスタＱ５がターンオンし，さら
に第２スイッチングトランジスタＱ６が連動してターン
オンする。かかる回路動作の結果，電源供給端９０から
水平発振回路４１に供給されていた電源が遮断される。
【００６３】なお，本回路構成は，水平偏向出力回路４
３に蓄積されていた電源を放電させる放電回路のルーチ
ンとしても機能する。
３に蓄積されていた電源を放電させる放電回路のルーチ
ンとしても機能する。
【００６４】図９は，本発明にかかる異常電圧発生時の
回路保護機能を有するディスプレイ装置に適用可能な異
常電圧検出回路の他の実施形態を示すものである。図９
に示す回路構成は，図８に示す回路構成と極めて類似し
ているが，第２スイッチングトランジスタＱ６のコレク
タ端による電源遮断の動作線が水平ドライブ回路４２に
接続されている点が異なっている。
回路保護機能を有するディスプレイ装置に適用可能な異
常電圧検出回路の他の実施形態を示すものである。図９
に示す回路構成は，図８に示す回路構成と極めて類似し
ているが，第２スイッチングトランジスタＱ６のコレク
タ端による電源遮断の動作線が水平ドライブ回路４２に
接続されている点が異なっている。
【００６５】すなわち，図９に示す回路構成では，負荷
回路４４が開放され電圧感知部２１０に感知される電圧
が小さい場合に，電源制御部２２０により電源が遮断さ
れるように動作する回路が，先に示した実施の形態にか
かる回路構成とは異なり，水平ドライブ回路４２となっ
ている。かかる点を除けば，本実施の形態にかかる回路
構成も先に示した実施の形態にかかる構成と実質的に同
一なので詳細な説明は省略することにする。
回路４４が開放され電圧感知部２１０に感知される電圧
が小さい場合に，電源制御部２２０により電源が遮断さ
れるように動作する回路が，先に示した実施の形態にか
かる回路構成とは異なり，水平ドライブ回路４２となっ
ている。かかる点を除けば，本実施の形態にかかる回路
構成も先に示した実施の形態にかかる構成と実質的に同
一なので詳細な説明は省略することにする。
【００６６】以上，添付図面を参照しながら本発明にか
かる異常電圧発生時の回路保護機能を有するディスプレ
イ装置の好適な実施形態につて説明したが，本発明はか
かる例に限定されない。当業者であれば，特許請求の範
囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更
例または修正例に想到しうることは明らかであり，それ
らについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
かる異常電圧発生時の回路保護機能を有するディスプレ
イ装置の好適な実施形態につて説明したが，本発明はか
かる例に限定されない。当業者であれば，特許請求の範
囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更
例または修正例に想到しうることは明らかであり，それ
らについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
【００６７】
【発明の効果】以上説明したように，本発明によれば，
水平偏向出力回路に負荷として作用する負荷回路に電圧
感知部及び電源制御部を付加して構成することにより，
負荷回路が開放した場合であっても，従来の装置構成に
ように，水平偏向出力回路の放電ループが存在しないた
めに，他の回路が破壊されるような事態を効果的に防止
することができる。
水平偏向出力回路に負荷として作用する負荷回路に電圧
感知部及び電源制御部を付加して構成することにより，
負荷回路が開放した場合であっても，従来の装置構成に
ように，水平偏向出力回路の放電ループが存在しないた
めに，他の回路が破壊されるような事態を効果的に防止
することができる。
【図１】従来のディスプレイ装置の概略的な回路構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図２】水平出力端を中心として示す従来のディスプレ
イ装置の概略的な回路構成を示すブロック図である。
イ装置の概略的な回路構成を示すブロック図である。
【図３】従来のディスプレイ装置に適用可能な水平出力
端保護回路の一例を示すブロック図である。
端保護回路の一例を示すブロック図である。
【図４】本発明の実施の一形態にかかる水平出力端及び
高圧出力端保護回路を備えるディスプレイ装置の概略的
な回路構成を示すブロック図である。
高圧出力端保護回路を備えるディスプレイ装置の概略的
な回路構成を示すブロック図である。
【図５】本発明の他の実施の他の形態にかかる水平出力
端及び高圧出力端保護回路を備えるディスプレイ装置の
概略的な回路構成を示すブロック図である。
端及び高圧出力端保護回路を備えるディスプレイ装置の
概略的な回路構成を示すブロック図である。
【図６】図４及び図５に示したディスプレイ装置に適用
可能な異常電圧検出部の詳細回路図である。
可能な異常電圧検出部の詳細回路図である。
【図７】図６に示す異常電圧検出部の制御信号に応じて
動作する電源供給端の詳細回路図である。
動作する電源供給端の詳細回路図である。
【図８】図４及び図５に示したディスプレイ装置に適用
可能な，図６と異なる構成を有する異常電圧検出部の詳
細回路図である。
可能な，図６と異なる構成を有する異常電圧検出部の詳
細回路図である。
【図９】本発明にかかる異常電圧発生時の回路保護機能
を有するディスプレイ装置に適用可能な異常電圧検出回
路図である。
を有するディスプレイ装置に適用可能な異常電圧検出回
路図である。
４１ 水平発振部 ４２ 水平ドライブ回路 ４３ 水平出力端 ４４ 負荷回路 ５０ 高圧端回路 ５２ 高圧レギュレータ ８２ コネクタ ９０ 電源供給端 １００ 異常電圧検出部 １１０ 第１パルス入力部 １２０ 整流部 １３０ 電圧分配部 １４０ スイッチング制御部 １５０ スイッチング部 １６０ 第２パルス入力部 １７０ 電源供給回路 ２１０ 電源感知部 ２２０ 電源制御部
Claims (7)
- 【請求項１】 印加される交流電圧を直流電圧に変換し
出力する電源供給端と；前記電源供給端から供給された
電源から，キャパシタの充放電特性を利用して，所定の
周波数ののこぎり波を形成して発振する水平発振回路
と；前記水平発振回路の出力パルスを緩衝増幅して水平
出力トランジスタをオン／オフさせるに十分なベース電
流を供給し，波形補正を施す水平ドライブ回路と；前記
水平ドライブ回路から十分な電流を供給されて動作する
水平出力トランジスタのスイッチング動作により，偏向
コイルを介してのこぎり波電流を形成する水平偏向出力
回路と；前記水平偏向出力回路から一定エネルギーを伝
達され駆動される負荷回路とを備えたディスプレイ装置
において：前記水平偏向出力回路の偏向ヨークが未接続
の場合や，水平出力回路に異常が発生した場合に，前記
負荷回路に伝達されるエネルギーの状態を感知して水平
偏向回路が誤動作したり破損したりすることを防止する
ことが可能な異常電圧検出部を備えたことを特徴とす
る，異常電圧発生時の回路保護機能を有するディスプレ
イ装置。 - 【請求項２】 前記異常電圧検出部の出力信号が，ディ
スプレイ装置の電源供給端から水平発振回路に印加され
る電源を制御することを特徴とする，請求項１に記載の
異常電圧発生時の回路保護機能を有するディスプレイ装
置。 - 【請求項３】 前記異常電圧検出部の出力信号が，ディ
スプレイ装置の電源供給端から水平ドライブ回路に印加
される電源を制御することを特徴とする，請求項１に記
載の異常電圧発生時の回路保護機能を有するディスプレ
イ装置。 - 【請求項４】 前記異常電圧検出部は，マイクロコンピ
ュータに接続されてサスペンドモードなどの電源制御モ
ードの出力を制御することを特徴とする，請求項１に記
載の異常電圧発生時の回路保護機能を有するディスプレ
イ装置。 - 【請求項５】 前記異常電圧検出部は，前記負荷回路か
ら発生する電圧を検出して，前記水平偏向出力回路のエ
ネルギーが負荷回路に伝達される状態を感知する電圧感
知部と，前記電圧感知部の電圧感知結果に応じて，負荷
回路に一定基準電圧が供給されない場合には，前記電源
供給端の出力を制御する電源制御部と，から構成される
ことを特徴とする，請求項１，２，３又は４のいずれか
に記載の異常電圧発生時の回路保護機能を有するディス
プレイ装置。 - 【請求項６】 前記電源制御部は，前記電圧感知回路に
より検出された電圧と基準電圧との差により動作するか
否かを決定するスイッチングトランジスタを含むことを
特徴とする，請求項５に記載の異常電圧発生時の回路保
護機能を有するディスプレイ装置。 - 【請求項７】 偏向ヨークコネクタに水平信号を供給す
る水平端回路と；前記水平端回路から印加される発振信
号に応じてアノード側に高圧を供給する高圧出力端回路
と；前記水平端回路側に電源を供給する電源供給回路を
備えるディスプレイ装置において：前記偏向ヨークコネ
クタと高圧出力端と電源供給端との間に構成され，前記
偏向ヨークコネクタの接続の有無及び／又は前記高圧出
力端の異常の有無を検出し，前記電源供給回路の電源出
力を制御する異常電圧検出部を備えることを特徴とす
る，異常電圧発生時の回路保護機能を有するディスプレ
イ装置。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1019960004540A KR0182929B1 (ko) | 1996-02-24 | 1996-02-24 | 수평 출력단 보호회로를 구비하는 디스플레이 장치 |
| KR1996P4540 | 1996-03-08 | ||
| KR1019960006137A KR0182923B1 (ko) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 이상 전압발생시 수평편향회로 보호기능을 갖는 디스플레이 장치 |
| KR1996P6137 | 1996-03-08 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09247488A true JPH09247488A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=26631654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9056970A Pending JPH09247488A (ja) | 1996-02-24 | 1997-02-24 | 異常電圧発生時の回路保護機能を有するディスプレイ装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5945793A (ja) |
| JP (1) | JPH09247488A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6989639B2 (en) | 2003-06-19 | 2006-01-24 | Funai Electric Co., Ltd. | Television image receiving apparatus and CRT display apparatus |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0997035B1 (en) * | 1997-07-21 | 2003-06-04 | STMicroelectronics Asia Pacific Pte Ltd. | X-ray protection circuit |
| JP2004512747A (ja) * | 2000-10-18 | 2004-04-22 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 高電圧フラッシュ検出 |
| KR100658067B1 (ko) * | 2000-11-02 | 2006-12-15 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 액정 표시장치의 전원공급 회로 |
| KR100358694B1 (ko) * | 2000-11-23 | 2002-10-30 | 삼성전자 주식회사 | 디스플레이 장치, 이상 동작 방지 회로 및 방법 |
| KR100377223B1 (ko) * | 2000-12-27 | 2003-03-26 | 삼성전자주식회사 | 디스플레이장치 및 그 제어방법 |
| US9363469B2 (en) | 2008-07-17 | 2016-06-07 | Ppc Broadband, Inc. | Passive-active terminal adapter and method having automatic return loss control |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3629644A (en) * | 1970-01-15 | 1971-12-21 | Sylvania Electric Prod | High-voltage regulation and protection circuit |
| US3749966A (en) * | 1971-01-04 | 1973-07-31 | Rca Corp | High voltage hold down circuit for horizontal deflection circuit |
| JPS51130118A (en) * | 1975-05-07 | 1976-11-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Device for protecting television receiver |
| JPS59843Y2 (ja) * | 1975-10-20 | 1984-01-11 | ソニー株式会社 | テレビジユゾウキ |
| US4047078A (en) * | 1976-06-01 | 1977-09-06 | Zenith Radio Corporation | Pulse differentiating high voltage shutdown circuit |
| US4063133A (en) * | 1976-11-19 | 1977-12-13 | Rca Corporation | Horizontal deflection circuit with timing correction |
| US4291257A (en) * | 1979-11-30 | 1981-09-22 | Rca Corporation | Regulated deflection circuit with start-up and electronic circuit breaker control |
| US4459517A (en) * | 1982-06-30 | 1984-07-10 | Rca Corporation | Horizontal output transistor protection circuit |
| US5034665A (en) * | 1990-04-30 | 1991-07-23 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Deflection loss protection arrangement for a CRT |
-
1997
- 1997-02-24 JP JP9056970A patent/JPH09247488A/ja active Pending
- 1997-02-24 US US08/805,334 patent/US5945793A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6989639B2 (en) | 2003-06-19 | 2006-01-24 | Funai Electric Co., Ltd. | Television image receiving apparatus and CRT display apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5945793A (en) | 1999-08-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010918 |