JPH09246976A - 3値判定回路 - Google Patents

3値判定回路

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JPH09246976A
JPH09246976A JP4514296A JP4514296A JPH09246976A JP H09246976 A JPH09246976 A JP H09246976A JP 4514296 A JP4514296 A JP 4514296A JP 4514296 A JP4514296 A JP 4514296A JP H09246976 A JPH09246976 A JP H09246976A
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JP
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JP4514296A
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English (en)
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Monta Nakatsuka
紋太 中塚
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】3値AMI信号を用いてデジタル有線伝送方式
による通信を行う通信システムの受信部に備えられる3
値判定回路において、受信信号に大きなうねりを持つ雑
音が加わった場合でも、3値判定誤りを起こすことのな
い3値判定回路を提供すること。 【解決手段】入力端子11と、出力端子18との間に、
スイッチ12、第一判定器13、第二判定器14、メモ
リ制御部15、メモリ16、スイッチ制御部17を備
え、信号データが3値AMI信号である場合には、第二
判定器14において、メモリ16に保持された過去の信
号データの振幅および当該信号データの3値判定結果を
参照し、雑音成分の補正を行いながら3値判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3値判定回路に関
し、特に3値AMI(Alternative Mark Inver-sion)
信号等のバイポーラ信号を用いて、デジタル有線伝送方
式による通信を行う通信システムの受信部に備えられる
3値判定回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ISDN(Integrated Services
Digital Network)等、3値AMI信号を用いたデジタル
有線伝送方式による通信システムが普及している。3値
AMI信号を用いる通信システムの受信部においては、
AGC制御による平坦化補正、f等化処理、BT等化処
理、3値判定等のプロセスにより受信信号の判定が行わ
れるが、以下、従来の3値判定回路による3値判定方法
について説明する。
【0003】図10は従来の3値判定回路の構成を示す
ブロック図である。同図の3値判定回路は、入力端子1
01、判定器102、出力端子103を備える。入力端
子101には、デジタル有線伝送方式による3値AMI
信号を用いて通信を行うシステムの受信部で、等化処理
等の行われた信号を入力する。判定器102は、入力端
子101から入力される信号を、所定の基準値Δxと比
較することにより3値判定を行う。なお、通常、判定に
用いる基準値Δxとしては、トレーニング信号に対する
平坦化補正およびf等化処理を施すことにより決定され
た所定の振幅幅Xの1/2に相当する値を設定する。
【0004】出力端子103は、3値判定結果を出力す
る。以上のように構成された従来の3値判定回路につい
て、以下、その動作を説明する。入力端子101には、
AGC制御による平坦化補正、f等化処理、BT等化処
理等が行われた信号データが入力される。判定器102
は、まず、信号データの振幅と、符号判定しきい値電圧
−Δxとを比較する。当該信号データの振幅をDとする
と、D≦−Δxであれば信号データの3値判定結果を
「−1」とする。
【0005】D≦−Δxでなければ、次に信号データの
振幅Dと、符号判定しきい値電圧Δxとを比較する。D
≧Δxであれば信号データの3値判定結果を「1」とす
る。それ以外の場合には、信号データの3値判定結果を
「0」とする。なお、前述のとおり、通常符号判定しき
い値電圧Δxは、所定の振幅幅Xの1/2の電圧レベル
に設定されている。以上の操作を通信終了まで繰り返
す。
【0006】図11は、以上の手順に従って3値判定を
行った結果を示す図である。図11に示される信号Aは
受信された信号データであり、信号Bは正常な3値判定
結果である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に示されるような固定の基準値Δxを用いた3値
判定回路においては、回線終端回路(以下「DSU」と
呼ぶ)内部等で発生した大きなうねりを持つ雑音が受信
信号に加わった場合に3値判定誤りを起こしてしまうと
いう問題点を有していた。
【0008】例えば、図12に示される信号Cのよう
な、大きなうねりを持つ雑音を含む信号が入力された場
合に、所望の3値判定結果は同図に示される信号Eの如
くのものであるにもかかわらず、従来の3値判定回路で
は、同図の信号Dに示されるような判定がなされてしま
い3値判定誤りが生じるという問題点があった。本発明
は以上の問題点に鑑み、受信信号に大きなうねりを持つ
雑音信号が加わった場合でも3値判定誤りを生じること
のない3値判定回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、本発明は、3値AMI信号を用いてデジタル有線
伝送方式による通信を行う通信システムの受信部に備え
られる3値判定回路であって、過去に受信した受信信号
の振幅および当該受信信号の3値判定結果を記憶する記
憶手段と、現在受信している受信信号の振幅と、前記記
憶手段に記憶されている過去に受信した受信信号の振幅
との差分を算出する差分算出手段と、過去に受信した受
信信号の3値判定結果に応じて予め定められた基準値
と、前記差分算出手段により算出された差分とを比較す
る比較手段と、前記比較手段による比較の結果に基づい
て3値判定を行う判定手段とを有する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、3値AMI信号を用い
てデジタル有線伝送方式による通信を行う通信システム
の受信部に備えられる3値判定回路であって、過去に受
信した受信信号の振幅および当該受信信号の3値判定結
果を記憶する記憶手段と、現在受信している受信信号の
振幅と、前記記憶手段に記憶されている過去に受信した
受信信号の振幅との差分を算出する差分算出手段と、過
去に受信した受信信号の3値判定結果に応じて予め定め
られた基準値と、前記差分算出手段により算出された差
分とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較の
結果に基づいて3値判定を行う判定手段とを有する。
【0011】記憶手段は、過去に受信した受信信号の振
幅および当該受信信号の3値判定結果を記憶する。差分
算出手段は、現在受信している受信信号の振幅と、前記
記憶手段に記憶されている過去に受信した受信信号の振
幅との差分を算出する。比較手段は、過去に受信した受
信信号の3値判定結果に応じて予め定められた基準値
と、前記差分算出手段により算出された差分とを比較す
る。
【0012】判定手段は、前記比較手段による比較の結
果に基づいて3値判定を行う。以上のように、過去に受
信した受信信号の振幅と、当該受信信号の3値判定結果
を参照して3値判定を行うことにより、受信信号に大き
なうねりを持つ雑音信号が加わった場合でも、3値判定
誤りを生じることなく3値判定が行える。前記3値判定
回路はさらに、過去に受信した受信信号の3値判定結果
と、前記判定手段により判定された現在受信している受
信信号の3値判定結果とに基づき、過去に受信した受信
信号の振幅から、現在受信している受信信号の振幅の修
正値を算出する修正値算出手段と、前記修正値算出手段
が算出した修正値と、現在受信している受信信号の振幅
の平均値を算出する平均値算出手段とを備え、前記記憶
手段は、前記平均値算出手段が算出した平均値を記憶
し、前記差分算出手段は、現在受信している受信信号の
振幅と、前記記憶手段に記憶されている前記平均値との
差分を算出することも可能である。
【0013】また、前記修正値算出手段は、過去に受信
した受信信号の3値判定結果と、現在受信している受信
信号の3値判定結果とに基づいて場合分けを行い、両者
の差が2である場合は、過去に受信した受信信号の振幅
に、予め定められる所定の3値AMI信号の振幅幅の2
倍に相当する電圧を加算若しくは減算することにより前
記修正値を算出し、両者の差が1である場合は、過去に
受信した受信信号の振幅に、前記所定の振幅幅に相当す
る電圧を加算若しくは減算することにより前記修正値を
算出し、両者がともに0である場合は、過去に受信した
受信信号の振幅を前記修正値とすることも可能である。
【0014】前記記憶手段においては、過去に受信した
受信信号の振幅および当該受信信号の3値判定結果を複
数記憶し、前記修正値算出手段は、前記記憶手段に記憶
された、複数の、過去に受信した受信信号について現在
受信している受信信号の振幅の修正値を算出し、前記平
均値算出手段は、前記修正値算出手段が算出した複数の
修正値と、現在受信している受信信号の振幅とから、前
記平均値を算出することもできる。
【0015】さらに、本発明の3値判定回路として、3
値AMI信号を用いてデジタル有線伝送方式による通信
を行う通信システムの受信部に備えられる3値判定回路
であって、過去に受信した受信信号の振幅および当該受
信信号の3値判定結果を記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶されている過去の受信信号の3値判定結果に
応じて予め定められた、現在受信している受信信号の振
幅と前記記憶手段に記憶されている過去に受信した受信
信号の振幅とを用いる所定の演算を行い、演算結果を出
力する演算手段と、前記演算手段の出力信号の振幅と、
固定の基準値とを比較して3値判定を行う判定手段とを
備えることも可能である。
【0016】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の第一の実施の形態の
3値判定回路の構成を示すブロック図である。同図の3
値判定回路は、入力端子11と、スイッチ12と、第一
判定器13と、第二判定器14と、メモリ制御部15
と、メモリ16と、スイッチ制御部17と、出力端子1
8とを備える。
【0017】入力端子11は、3値AMI信号を用い
て、デジタル有線伝送方式による通信を行う通信システ
ムの受信部で、等化処理等の行われた信号が入力され
る。スイッチ12は、第一判定器13と、第二判定器1
4との選択を行う。具体的には、何れの判定器で判定処
理を行うかを示すフラグ(以下「FLG」で表す)を参
照することにより、何れの判定器を使用して3値判定処
理を行うかを決定する。
【0018】第一判定器13は、従来の技術において使
用されていた判定器102と同じものである。即ち、入
力される信号データを所定の基準値Δxと比較すること
により3値判定を行う。前述のとおり、通常、基準値Δ
xとしてはトレーニング信号に対する平坦化補正および
f等化処理を施すことにより決定された所定の振幅幅X
の1/2に相当する値が設定される。
【0019】第二判定器14は、メモリ16に保持され
ている過去の3値判定における信号データおよび3値判
定結果と、前記所定の振幅幅Xおよび所定の基準値Δx
とに基づいて3値判定を行う。この場合も、通常、基準
値Δxとしては、所定の振幅幅Xの1/2に相当する値
が設定される。メモリ制御部15は、3値判定結果およ
び信号データをメモリ16に保持する処理の制御を行
う。
【0020】メモリ16は、メモリ制御部15の制御に
より、過去の3値判定処理における信号データおよび当
該信号データの3値判定結果を保持する。スイッチ制御
部17は、メモリ16に記憶されている過去の3値判定
結果を参照して、受信信号が3値AMI信号であるか否
かを判別し、判別結果に基づいて、スイッチ12が接続
すべき判定器を指示するFLGの設定を行う。
【0021】出力端子18は、3値判定結果を出力す
る。以上のように構成された3値判定回路について、以
下その動作を説明する。なお、以後の説明では、現在受
信している信号データの振幅をD、メモリ16に保持さ
れている過去に受信した信号データの振幅をd、現在受
信している信号データの振幅Dから過去に受信した信号
データの振幅dを減算した差分をΔD、現在受信してい
る信号データの3値判定結果をR、メモリ16に保持さ
れている過去に受信した信号データの3値判定結果をr
でそれぞれ表すこととする。
【0022】図2は、本実施の形態の3値判定回路の処
理内容を示すフローチャートである。まず、等化処理等
が行われ入力端子11に入力された現在の信号データが
ロードされる(S21)。スイッチ12は、FLGの値
を参照して、第一判定器13で判定処理を行うか、第二
判定器14で判定処理を行うかを判別する(S22)。
具体的にはFLGの値が1であれば、第一判定器による
判定処理を行い(S23)、FLGの値が2であれば、
第二判定器による判定処理を行う(S24)。なお、初
期状態ではFLGの値は1に設定しておく。
【0023】図3は第一判定器13による判定処理の処
理内容を示すフロ−チャ−トである。前述のとおり、第
一判定器13は、従来の技術において用いられていた判
定器102と同じものであり、信号データの振幅を固定
の基準値Δxと比較することにより3値判定を行う。従
って、3値判定処理の内容は以下に説明する如くとな
る。即ち、第一判定器13においては、まず現在の信号
データの振幅Dと基準値−Δxとを比較する(S3
1)。D≦−Δxであれば3値判定結果を「−1」とす
る(S32)。ステップS31においてD≦−Δxでな
いと判断された場合には、次に、現在の信号データの振
幅Dと所定の基準値Δxとを比較する(S33)。D≧
Δxであれば3値判定結果を「1」とする(S34)。
それ以外の場合には、3値判定結果を「0」とする(S
35)。
【0024】一方、ステップS22において、FLGの
値が2であった場合には、第二判定器14による3値判
定処理が行われる(S24)。図4は、第二判定器14
による3値判定処理の処理内容を示すフロ−チャ−トで
ある。まず、第二判定器14は、現在の信号データD
と、過去の信号データdとの差分ΔDを算出する(S4
01)。次に、メモリ16を参照し、過去の3値判定結
果rが「1」、「0」、「−1」の何れであったかを判
定する(S402)。
【0025】r=1のとき、第二判定器14は、まずΔ
D≦−(X+Δx)であるか否かを判定する(S40
3)。ΔD≦−(X+Δx)であれば、当該信号データ
の3値判定結果を「−1」とする(S404)。ステッ
プS403で、ΔD≦−(X+Δx)でないと判定され
た場合には、第二判定器14は、ΔD≦−Δxであるか
否かを判定する(S405)。ΔD≦−Δxである場合
には、当該信号データの3値判定結果を「0」とする
(S406)。ステップS405において、ΔD≦−Δ
xでないと判定された場合、当該信号データの3値判定
結果を「1」とする(S407)。
【0026】一方、ステップS402においてr=−1
であったときには、第二判定器14はまずΔD≧X+Δ
xであるか否かを判定する(S408)。ΔD≧X+Δ
xである場合には、当該信号データの3値判定結果を
「1」とする(S409)。ステップS408で、ΔD
≧X+Δxでないと判定された場合には、第二判定器1
4は、ΔD≧Δxであるか否かを判定する(S41
0)。ΔD≧Δxであれば、当該信号データの3値判定
結果を「0」とする(S411)。ステップS410に
おいて、ΔD≧Δxでないと判定された場合には、当該
信号データの3値判定結果を「−1」とする(S41
2)。
【0027】また、ステップS402において、r=0
であった場合には、第二判定器14は、まずΔD≧Δx
であるか否かを判定する(S413)。ΔD≧Δxであ
る場合には、当該信号データの3値判定結果を「1」と
する(S414)。ステップS413で、ΔD≧Δxで
ないと判定された場合には、第二判定器14は、ΔD≦
−Δxであるか否かを判定する(S415)。ΔD≦−
Δxであれば、当該信号データの3値判定結果を「−
1」とする(S416)。ステップS415において、
ΔD≦−Δxでないと判定された場合には、当該信号デ
ータの3値判定結果を「0」とする(S417)。
【0028】第一判定器13または第二判定器14の処
理が終了すると、スイッチ制御部17が、現在の信号デ
ータの3値判定結果Rおよびメモリ16に記憶されてい
る過去の3値判定結果rを参照して、受信した信号が3
値AMI信号であるか否かの判定処理を行う(S2
5)。図5は、スイッチ制御部17によるAMI信号判
定処理の処理内容を示すフロ−チャ−トである。スイッ
チ制御部17は、まずメモリ16に記憶されている過去
の3値判定結果rを参照し、rの値が「1」、「0」、
「−1」の何れであったかを判定する(S51)。
【0029】r=1の場合、スイッチ制御部17は、第
一判定器13または第二判定器14による3値判定処理
の結果Rが1であったか否かを判定する(S52)。R
=1である場合、受信した信号が3値AMI信号ではな
いか、または他の原因で判定誤りが発生したことを意味
する。この場合、スイッチ制御部17はFLGの値が1
であるか否かを判定する(S53)。
【0030】ここでFLGの値が1であるということ
は、一度AMI信号判定処理が行われ、異常動作発生時
の処理として第一判定器13による3値判定が行われた
結果であるということを意味する。この場合にはAMI
信号判定処理は強制的に終了となり、その後の処理は受
信装置の他の部分に委ねられることとなる。ステップS
53において、FLGの値が1でなかった場合にはFL
Gに1をセットして(S54)、異常動作発生時の処理
として、図2のフロ−チャ−トにおけるステップS22
に戻る。これは、念のため第一判定器13を用いて確認
的に3値判定処理をやりなおすためである。
【0031】一方、r=−1の場合、スイッチ制御部1
7は、第一判定器13または第二判定器14による3値
判定処理の結果Rが−1であったか否かを判定する(S
55)。R=−1である場合、受信した信号が3値AM
I信号ではないか、または他の原因で判定誤りが発生し
たことを意味する。従ってスイッチ制御部17は、FL
Gが1であるか否かを判定する(S53)。
【0032】ここでFLGの値が1であるということ
は、一度AMI信号判定処理が行われ、異常動作発生時
の処理として第一判定器13による3値判定が行われた
結果であるということを意味する。この場合にはAMI
信号判定処理は強制的に終了となり、その後の処理は受
信装置の他の部分に委ねられることとなる。ステップS
53において、FLGの値が1でなかった場合にはFL
Gに1をセットして(S54)、異常動作発生時の処理
として、図2のフロ−チャ−トにおけるステップS22
に戻る。これは、念のため第一判定器13を用いて確認
的に3値判定処理をやりなおすためである。
【0033】ステップS51においてr=0であった場
合と、ステップS52においてR=1でないと判定され
た場合、およびステップS54においてR=−1でない
と判定された場合には、スイッチ制御部17はFLGに
2をセットして、AMI信号判定処理を終了する(S5
6)。AMI信号判定処理の終了後は、現在の信号デー
タの振幅Dを、過去の信号データの振幅dとしてメモリ
16に記憶し(S26)、さらに、3値判定結果Rを、
過去の3値判定結果rとしてメモリ16に記憶する(S
27)。
【0034】以上のような処理により、メモリ16に保
持された過去の信号データから、次の信号データを予測
して3値判定を行うことによって、DSU内部等で発生
した大きなうねりを持つ雑音が受信信号に加わった場合
でも3値判定誤りを生じることなく、正常な3値判定を
行うことが可能となる。なお、上記の例では直前の過去
の信号データをメモリにそのまま保持して、次の3値判
定処理に利用する構成となっているが、以下の処理を行
うことにより、さらに高精度の処理が可能となる。即
ち、単に過去の信号データの振幅をそのままメモリ16
に保持するのではなく、過去の3値判定結果rと、今回
の3値判定結果Rとから、過去の信号データの振幅dに
対する現在の信号データの振幅の修正値を算出し、算出
された修正値をメモリ16に保持する方法である。
【0035】例えば、過去の3値判定結果rが1で、今
回の3値判定結果Rが−1であった場合、前記所定の振
幅幅Xが1.0Vで、過去の信号データの振幅が0.9
Vであったとすると、今回の受信信号の振幅の修正値を
−1.1V(=0.9−1.0*2)というように算出
する。ここで、今回の受信信号の振幅が実際は−0.9
Vであったとすると、両者の平均である1.0Vを過去
の受信信号の振幅dとしてメモリ16に記憶することに
より、信号データが雑音または符号間干渉の影響を受け
ていた場合にも3値判定誤りを起こしにくくすることが
可能となる。
【0036】図6は、図2のフロ−チャ−トにおけるス
テップS26において、現在の信号データの振幅Dを、
そのまま過去の信号データの振幅dとしてメモリ16に
保持する代わりに、前記修正値をメモリ16に保持する
場合に、メモリ制御部15が行う処理を示すフロ−チャ
−トである。同図に示されるように、メモリ制御部15
は、まず過去の3値判定結果rが「1」、「−1」、
「0」の何れであるかを判定し(S601)、判定結果
に応じて以下の処理を行う。なお、以下で用いられるX
は、これまでの説明と同様の所定の振幅幅を表す。
【0037】r=1であった場合、現在の信号データの
3値判定結果Rが−1であれば(S602)、過去の信
号データの振幅dから所定の振幅幅Xの2倍を減算した
値を現在の信号データの修正値と考え、当該修正値と現
在の信号データの振幅との平均値を算出する。即ち、
((d−2X)+D)/2を算出し、算出結果を過去の
信号データの振幅dとしてメモリ16に保持する(S6
03)。
【0038】R=0であれば(S604)、過去の信号
データの振幅dから所定の振幅幅Xを減算した値を現在
の信号データの修正値と考え、当該修正値と現在の信号
データの振幅との平均値を算出する。即ち、((d−
X)+D)/2を算出し、算出結果を過去の信号データ
の振幅dとしてメモリ16に保持する(S605)。ス
テップS604でR=0でない場合、即ちR=1と判断
された場合は、異常動作の発生を意味するので、現在の
信号データの振幅Dをそのまま過去の信号データの振幅
dとしてメモリ16に保持して(S606)、処理を終
了する。
【0039】また、r=−1であった場合には、現在の
信号データの3値判定結果Rが1であれば(S60
7)、過去の信号データの振幅dに所定の振幅幅Xの2
倍を加算した値を現在の信号データの修正値と考え、当
該修正値と現在の信号データの振幅との平均値を算出す
る。即ち、((d+2X)+D)/2を算出し、算出結
果を過去の信号データの振幅dとしてメモリ16に保持
する(S608)。
【0040】R=0であれば(S609)、過去の信号
データの振幅dに所定の振幅幅Xを加算した値を現在の
信号データの修正値と考え、当該修正値と現在の信号デ
ータの振幅との平均値を算出する。即ち、((d+X)
+D)/2を算出し、算出結果を過去の信号データの振
幅dとしてメモリ16に保持する(S610)。ステッ
プS609でR=0でない場合、即ちR=−1の場合に
は、異常動作の発生を意味するので、現在の信号データ
の振幅Dをそのまま過去の信号データの振幅dとしてメ
モリ16に保持して(S611)、処理を終了する。
【0041】また、r=0であった場合には、現在の信
号データの3値判定結果Rが1であれば(S612)、
過去の信号データの振幅dに所定の振幅幅Xを加算した
値を現在の信号データの修正値と考え、当該修正値と現
在の信号データの振幅との平均値を算出する。即ち、
((d+X)+D)/2を算出し、算出結果を過去の信
号データの振幅dとしてメモリ16に保持する(S61
3)。
【0042】R=−1であれば(S614)、過去の信
号データの振幅dから所定の振幅幅Xを減算した値を現
在の信号データの修正値と考え、当該修正値と現在の信
号データの振幅との平均値を算出する。即ち((d−
X)+D)/2を算出し、算出結果を過去の信号データ
の振幅dとしてメモリ16に保持する(S615)。ス
テップS612でR=−1でない場合、即ちR=0の場
合には、過去の信号データの振幅dをそのまま現在の信
号データの修正値と考える。即ち、(d+D)/2を算
出し、算出結果を過去の信号データの振幅dとしてメモ
リ16に保持する(S616)。
【0043】以上のような処理を行うことにより、信号
データが雑音または符号間干渉の影響を受けていた場合
にも3値判定誤りを起こしにくくすることが可能とな
る。なお、本実施の形態では、前記修正値と、現在の信
号データの振幅Dとの平均値を、過去の信号データdと
してメモリ16に記憶したが、過去の信号データをその
まま記憶し、さらに前記平均値を記憶する形態としても
同様の効果を得ることが可能である。
【0044】また、過去の信号データおよび過去の3値
判定結果を複数保持し、過去の信号データのそれぞれに
ついて修正値を算出し、複数の修正値の平均値を算出す
ることによりさらに3値判定の精度を向上させることも
可能である。 (実施の形態2)次に、本発明の第二の実施の形態につ
いて説明する。
【0045】図7は本発明の第二の実施の形態の3値判
定回路の構成を示すブロック図である。同図の3値判定
回路は、入力端子71、スイッチ72、判定器73、演
算器74、メモリ制御部75、メモリ76、スイッチ制
御部77、出力端子78とを備える。入力端子71は、
3値AMI信号を用いてデジタル有線伝送方式による通
信を行うシステムの受信部で、等化処理等の行われた信
号が入力される。
【0046】スイッチ72は、判定器73と、演算器7
4との選択を行う。具体的には、直接判定器73に信号
データを送るか、演算器74に信号データを送るかを示
すFLGを参照することにより、信号データを判定器7
3と演算器74の何れに送るかを決定する。判定器73
は、従来の技術において使用されていた判定器102と
同一のものである。即ち、入力される信号の振幅を所定
の基準値Δxと比較することにより3値判定を行う。第
一の実施の形態と同様、通常、基準値Δxとしては、A
GC制御のよる平坦補正およびf等化処理によって定め
られる所定の振幅幅Xの1/2に相当する値を設定す
る。
【0047】演算器74は、メモリ76に保持されてい
る過去の3値判定処理における信号データの振幅および
3値判定結果に基づいて、所定の規則に従う演算処理を
行い演算結果を判定器73に対して出力する。メモリ制
御部75は、3値判定結果および信号データの振幅をメ
モリ76に保持する処理の制御を行う。
【0048】メモリ76は、メモリ制御部75の制御に
より、3値判定結果および信号データの振幅を保持す
る。スイッチ制御部77は、現在の信号データの3値判
定結果およびメモリ76に記憶されている過去の3値判
定結果を参照して、受信信号が3値AMI信号であるか
否かの判定を行い、判定結果に基づいてスイッチ72の
接続方向を指示するFLGの設定を行う。
【0049】出力端子78は、3値判定結果を出力す
る。以上のように構成された3値判定回路について以下
その動作を説明する。図8は、本実施の形態の3値判定
回路の処理内容を示すフロ−チャ−トである。同図に示
されるように本実施の形態の3値判定回路の処理内容
は、図2のフロ−チャ−トのステップS22(図8のフ
ロ−チャ−トにおけるステップS82)において、FL
Gの値が2である場合に演算器の処理(S84)を経由
して判定器の処理(S83)に移行する以外の部分は、
本発明の第一の実施の形態のところで説明した内容とほ
ぼ同一であるので、以下、図2のフロ−チャ−トと異な
っている部分について説明を行う。
【0050】前述のとおり、ステップS82においてF
LGの値が2であった場合には、演算器74の処理(S
84)に進む。図9は演算器74の処理内容を示すフロ
−チャ−トである。まず演算器74は、メモリ76を参
照して、過去の3値判定結果rが、「1」、「0」、
「−1」の何れであるかを判定する(S91)。r=1
であった場合、演算器74は、D−d+Xに相当する演
算を行い、演算結果を判定器73に対して出力する(S
92)。なお、ここで用いるXも第一の実施の形態で説
明した所定の振幅幅を意味する。
【0051】r=−1であった場合には、演算器74
は、D−d−Xに相当する演算を行い、演算結果を判定
器73に対して出力する(S93)。また、r=0であ
った場合には、演算器74は、D−dに相当する演算を
行い、判定器73に対して出力する(S94)。演算器
74の処理が行われた場合、判定器73は、演算器74
の出力を信号データDとして、固定の基準値Δxと比較
することにより3値判定処理を行う(S83)。判定器
73の処理内容は第一の実施の形態において、図3のフ
ロ−チャ−トで説明したものと同一である。
【0052】以上のような処理を行うことにより、DS
U内部等で発生した大きなうねりを持つ雑音が受信信号
に加わった場合でも3値判定誤りを生じることなく、正
常な3値判定を行うことが可能となる。なお、本発明の
第二の実施の形態の3値判定回路についても、第一の実
施の形態において説明した修正値を用いる方法を適用す
ることにより、さらに精度を向上させることが可能であ
る。
【0053】また、本発明の実施の形態においては、3
値判定回路に所定の動作を行うプログラムを組み込むこ
とによりソフトウェア的に実現したが、処理の実現方法
はソフトウェア的に実現するものに限られるものではな
く、論理回路等を組み合わせることによりハードウェア
的に実現することも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上に説明したことから明らかなよう
に、本発明に係る3値判定回路は、過去に受信した受信
信号の振幅および当該受信信号の3値判定結果を記憶す
る記憶手段と、現在受信している受信信号の振幅と、前
記記憶手段に記憶されている過去に受信した受信信号の
振幅との差分を算出する差分算出手段と、過去に受信し
た受信信号の3値判定結果に応じて予め定められた基準
値と、前記差分算出手段により算出された差分とを比較
する比較手段と、前記比較手段による比較の結果に基づ
いて3値判定を行う判定手段とを備え、前記比較手段
が、直前データとの差分、即ち、短時間における信号変
化分についてのみ比較することにより、うねりの如く信
号に重畳した低周波成分が除去されて比較されることに
なるので、大きなうねりを持つ雑音が受信信号に加わっ
た場合でも3値判定誤りを生じることなく、正常な3値
判定を行うことができるという効果がある。
【0055】また、前記3値判定回路にさらに、過去に
受信した受信信号の3値判定結果と、前記判定手段によ
り判定された現在受信している受信信号の3値判定結果
とに基づき、過去に受信した受信信号の振幅から、現在
受信している受信信号の振幅の修正値を算出する修正値
算出手段と、前記修正値算出手段が算出した修正値と、
現在受信している受信信号の振幅の平均値を算出する平
均値算出手段とを備え、前記記憶手段は、前記平均値算
出手段が算出した平均値を記憶し、前記差分算出手段
は、現在受信している受信信号の振幅と、前記記憶手段
に記憶されている前記平均値との差分を算出することも
可能である。この場合には、過去に受信した受信信号か
ら、理論的に算出される前記修正値と、実際の受信信号
の振幅との平均値を、前記差分算出手段による差分の算
出に用いるので、たとえ、雑音を受けた場合でも、雑音
による差分の変動が平均化されるため、受信信号が雑音
または符号間干渉の影響を受けていた場合にも3値判定
誤りを起こしにくくすることが可能となるという効果が
ある。
【0056】また、前記修正値算出手段は、過去に受信
した受信信号の3値判定結果と、現在受信している受信
信号の3値判定結果とに基づいて場合分けを行い、両者
の差が2である場合は、過去に受信した受信信号の振幅
に、予め定められる所定の3値AMI信号の振幅幅の2
倍に相当する電圧を加算若しくは減算することにより前
記修正値を算出し、両者の差が1である場合は、過去に
受信した受信信号の振幅に、前記所定の振幅幅に相当す
る電圧を加算若しくは減算することにより前記修正値を
算出し、両者がともに0である場合は、過去に受信した
受信信号の振幅を前記修正値とすることが可能である。
この場合には、簡略な方法で、受信信号が雑音または符
号間干渉の影響を受けていた場合の3値判定誤りを起こ
しにくくすることが可能となるという効果を有する。
【0057】また、前記記憶手段は、過去に受信した受
信信号の振幅および当該受信信号の3値判定結果を複数
記憶し、前記修正値算出手段は、前記記憶手段に記憶さ
れた、複数の、過去に受信した受信信号について現在受
信している受信信号の振幅の修正値を算出し、前記平均
値算出手段は、前記修正値算出手段が算出した複数の修
正値と、現在受信している受信信号の振幅とから、前記
平均値を算出することも可能である。この場合には、複
数の過去のデータを参照して3値判定を行うことによ
り、受信信号のばらつきによる影響が緩和されることに
なるので、3値判定の精度をさらに向上させることが可
能となるという効果がある。
【0058】また、3値AMI信号を用いてデジタル有
線伝送方式による通信を行う通信システムの受信部に備
えられる3値判定回路において、過去に受信した受信信
号の振幅および当該受信信号の3値判定結果を記憶する
記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている過去の受信
信号の3値判定結果に応じて予め定められた、現在受信
している受信信号の振幅と前記記憶手段に記憶されてい
る過去に受信した受信信号の振幅とを用いる所定の演算
を行い、演算結果を出力する演算手段と、前記演算手段
の出力信号の振幅と、固定の基準値とを比較して3値判
定を行う判定手段とを備える構成とすることも可能であ
る。この場合にも、大きなうねりを持つ雑音が受信信号
に加わった場合でも3値判定誤りを生じることなく、正
常な3値判定を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の3値判定回路の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態の3値判定回路の処
理内容を示すフロ−チャ−トである。
【図3】本発明の第一の実施の形態の3値判定回路にお
ける第一判定器の処理内容を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図4】本発明の第一の実施の形態の3値判定回路にお
ける第二判定器の処理内容を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図5】本発明の第一の実施の形態の3値判定回路にお
けるスイッチ制御部の処理内容を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図6】本発明の第一の実施の形態の3値判定回路にお
いて、信号データの修正値をメモリに保持する際の処理
内容を示すフロ−チャ−トである。
【図7】本発明の第二の実施の形態の3値判定回路の構
成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第二の実施の形態の3値判定回路の処
理内容を示すフロ−チャ−トである。
【図9】本発明の第二の実施の形態の3値判定回路にお
ける演算器の処理内容を示すフロ−チャ−トである。
【図10】従来の3値判定回路の構成を示すブロック図
である。
【図11】従来の3値判定回路により正常な3値判定結
果が行われた信号データの例を示す図である。
【図12】従来の3値判定回路で発生する可能性があっ
た3値判定誤りについて説明するための信号データの例
を示す図である。
【符号の説明】
11 入力端子 12 スイッチ 13 第一判定器 14 第二判定器 15 メモリ制御部 16 メモリ 17 スイッチ制御部 18 出力端子 71 入力端子 72 スイッチ 73 判定器 74 演算器 75 メモリ制御部 76 メモリ 77 スイッチ制御部 78 出力端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3値AMI信号を用いてデジタル有線伝
    送方式による通信を行う通信システムの受信部に備えら
    れる3値判定回路であって、 過去に受信した受信信号の振幅および当該受信信号の3
    値判定結果を記憶する記憶手段と、 現在受信している受信信号の振幅と、前記記憶手段に記
    憶されている過去に受信した受信信号の振幅との差分を
    算出する差分算出手段と、 過去に受信した受信信号の3値判定結果に応じて予め定
    められた基準値と、前記差分算出手段により算出された
    差分とを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果に基づいて3値判定を行
    う判定手段とを有することを特徴とする3値判定回路。
  2. 【請求項2】 前記3値判定回路はさらに、 過去に受信した受信信号の3値判定結果と、前記判定手
    段により判定された現在受信している受信信号の3値判
    定結果とに基づき、過去に受信した受信信号の振幅か
    ら、現在受信している受信信号の振幅の修正値を算出す
    る修正値算出手段と、 前記修正値算出手段が算出した修正値と、現在受信して
    いる受信信号の振幅の平均値を算出する平均値算出手段
    とを有し、 前記記憶手段は、 前記平均値算出手段が算出した平均値を記憶し、 前記差分算出手段は、 現在受信している受信信号の振幅と、前記記憶手段に記
    憶されている前記平均値との差分を算出することを特徴
    とする請求項1記載の3値判定回路。
  3. 【請求項3】 前記修正値算出手段は、 過去に受信した受信信号の3値判定結果と、現在受信し
    ている受信信号の3値判定結果とに基づいて場合分けを
    行い、両者の差が2である場合は、過去に受信した受信
    信号の振幅に、予め定められる所定の3値AMI信号の
    振幅幅の2倍に相当する電圧を加算若しくは減算するこ
    とにより前記修正値を算出し、両者の差が1である場合
    は、過去に受信した受信信号の振幅に、前記所定の振幅
    幅に相当する電圧を加算若しくは減算することにより前
    記修正値を算出し、両者がともに0である場合は、過去
    に受信した受信信号の振幅を前記修正値とすることを特
    徴とする請求項2記載の3値判定回路。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、 過去に受信した受信信号の振幅および当該受信信号の3
    値判定結果を複数記憶し、 前記修正値算出手段は、 前記記憶手段に記憶された、複数の、過去に受信した受
    信信号について現在受信している受信信号の振幅の修正
    値を算出し、 前記平均値算出手段は、 前記修正値算出手段が算出した複数の修正値と、現在受
    信している受信信号の振幅とから、前記平均値を算出す
    ることを特徴とする請求項2または3記載の3値判定回
    路。
  5. 【請求項5】 3値AMI信号を用いてデジタル有線伝
    送方式による通信を行う通信システムの受信部に備えら
    れる3値判定回路であって、 過去に受信した受信信号の振幅および当該受信信号の3
    値判定結果を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている過去の受信信号の3値判
    定結果に応じて予め定められた、現在受信している受信
    信号の振幅と前記記憶手段に記憶されている過去に受信
    した受信信号の振幅とを用いる所定の演算を行い、演算
    結果を出力する演算手段と、 前記演算手段の出力信号の振幅と、固定の基準値とを比
    較して3値判定を行う判定手段とを備えることを特徴と
    する3値判定回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010258889A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 信号検出装置、方法、プログラム及びその記録媒体、信号検出システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010258889A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 信号検出装置、方法、プログラム及びその記録媒体、信号検出システム

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