JPH09246343A - 半導体デバイスの特性評価方法およびこれを用いた半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

半導体デバイスの特性評価方法およびこれを用いた半導体デバイスの製造方法

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JPH09246343A
JPH09246343A JP4916696A JP4916696A JPH09246343A JP H09246343 A JPH09246343 A JP H09246343A JP 4916696 A JP4916696 A JP 4916696A JP 4916696 A JP4916696 A JP 4916696A JP H09246343 A JPH09246343 A JP H09246343A
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igt
insulating film
gate
threshold voltage
gate insulating
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JP4916696A
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Kazuya Matsuzawa
一也 松澤
Naoyuki Shigyo
直之 執行
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁ゲート型トランジスタのゲート電極の仕
事関数ΦMSとゲート絶縁膜電荷Qoxを高精度にかつ簡便
に特定する。 【解決手段】 あらかじめ、一部の構造パラメータを所
定の範囲内に選定した絶縁ゲート型トランジスタを被測
定物とし、このゲート電極に係るC−V特性を測定する
方法である。このC−V特性の結果を用い、ゲート絶縁
膜厚toxは強反転容量から決定し、基板不純物密度N
SUB は弱反転領域のゲート/基板間容量のゲート電圧依
存性についての実測値とシミュレーション結果の比較に
より決定する。具体的には、実測されたC−V特性に対
して、対応するC−V特性のシミュレーションに用いる
SUB の値を調整することによって、NSUB を特定す
る。また閾値電圧Vthの誤差ΔVth(実測値とシミュレ
ーション結果の差)のtoxの依存性から、QoxとΦMS
最終的に正確に特定する。そしてこれらの結果を製造工
程の条件にフィードバックすることにより、QoxとVth
の変動の管理が、高精度、かつ簡便に行われ、LSIの
品質が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
特性評価方法およびこの特性評価方法を用いた半導体デ
バイスの製造方法に係り、特にMOSFET,MISF
ET等の絶縁ゲート型トランジスタ(Insulate
d−Gate Transistor,以下IGTとい
う)の特性評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IGT、なかんずくMOSFETは、大
規模集積回路(以下、LSIと称す)において、中心的
な半導体デバイスである。MOSFET等のIGTの電
気的特性のうち、閾値電圧Vthは非常に重要である。
【0003】MOSFET等のIGTを設計し、実際に
製造すると、実測された閾値電圧Vth(m) と設計仕様に
よる閾値電圧Vth(d) が異なる場合がある。その原因
は、ゲート電極の仕事関数、ゲート絶縁膜厚、基板不純
物密度が設計値と異なる、またはゲート絶縁膜に何らか
の電荷が存在する、といった種々のことが考えられる。
MOSFET等のIGTの品質を管理する上で、実測さ
れた閾値電圧Vth(m) が設計仕様による値Vth(d) と異
なる原因を明確にする必要がある。
【0004】たとえばMOSFETの閾値電圧Vthは次
式で表される。
【0005】
【数1】 Vth=VFB+2φF +{3εs εo qNSUB (2φF )}1/2 /Cox (1) VFB=ΦMS−Qox/Cox (2) φF =kB T/qln(NSUB /ni ) (3) Cox=εoxεo /tox (4) ΦMS=ΦM −χ (5) ここで、VFBはフラットバンド電圧、φF はフェルミポ
テンシャル,εs はシリコンの比誘電率、εo は真空の
誘電率、qは単位素電荷、NSUB は基板不純物密度、C
oxはゲート絶縁膜容量、ΦMSはゲート電極とシリコン基
板の仕事関数差、Qoxはゲート絶縁膜電荷、kB はボル
ツマン定数、Tは温度、ni は真性キャリア密度、εox
はゲート絶縁膜の比誘電率、toxはゲート絶縁膜厚、Φ
M はゲート電極の仕事関数、χはシリコン基板の電子親
和力である。
【0006】以上より、閾値電圧Vthを決める未知数
は、tox、NSUB 、ΦMS、Qoxである。MOSFETの
品質管理をするためには、あるいはこのMOSFETの
品質管理に影響を与える各工程を管理するためには、一
般的には、これらの値をMOSFETのゲート部分が構
成するMOSキャパシタのC−V測定によって順次決定
している。図4(a)はゲート/チャンネル間のC−V
測定を行う場合の一例を示す図である。MOSFETは
p基板1にn+ ソース・ドレイン領域2が形成され、n
+ ソース・ドレイン領域2間のチャンネル領域の上部に
ゲート酸化膜3が形成され、さらにその上に多結晶シリ
コン等のゲート電極4が形成されている。通常は図4
(a)の構成によりゲート電極4とn+ ソース・ドレイ
ン領域2の間で、LCRメータ8やキャパシタンスブリ
ッジを用いてC−V測定を行う。LCRメータ8を用い
る場合には、具体的にはp基板1を接地し、ゲート電極
4に直流電圧源6および交流電圧源5とを用いて直流の
ゲート電圧VG と同時に交流電圧を印加して測定する。
その際、ソース・ドレイン領域となるn+ 拡散層2とp
基板1に流れる電流を、LCRメータ8に内蔵された交
流電流計7で測定する。交流電流を容量値CGCに変換す
ることによって、図2に示すようなC−V特性が得られ
る。
【0007】またゲート/基板間のC−V特性を測定す
る場合には、図4(b)に示すように、n+ ソース・ド
レイン領域2を接地し、p基板1とゲート電極4の間で
LCRメータ8を用いて測定する。すなわちp基板1に
接続された交流電流計7によりゲート/基板間の電流を
測定し、ゲート/基板間容量CGBに変換することにより
図2に示すようなC−V特性が得られる。
【0008】図2に示すようなC−V特性が得られた後
は、以下のようにしてtox,NSUB,ΦMS,Qoxを求め
る。なお、図4のチャンネル部に模式的に示した界面準
位9がゲート酸化膜電荷Qoxのひとつの要因となってい
る。まず、toxは強反転容量から決定する。強反転容量
とは図2に示すC−V特性の強反転領域における容量、
すなわち十分な反転電荷が誘起されるゲート電圧VG
おけるCGCである。強反転容量は(4)式に示すCox
ほぼ等しい。従って、強反転容量値からtoxが計算され
る。NSUB は、ウェハの仕様、または製造時のプロセス
パラメータ、たとえばイオン注入や拡散工程における不
純物密度量あるいはドーズ量と、その導入条件や熱処理
条件等から見積もる。
【0009】ΦMSとQoxは、VFBのtox依存性から求め
ることができる。すなわち、同一の基板不純物密度で、
複数のtoxのデバイスについてVFBを求める。VFBのt
ox依存性は、(2)式から、直線的になる。その傾きか
らQoxを求め、縦軸の切片からΦMSを求める。VFBは、
次のように求める。すなわち、VG =VFBにおいては、
ゲート絶縁膜中の電界はゼロになる。従って、VG =V
FBにおけるCGBは、次式で表される。
【0010】
【数2】 1/CGB(VFB)=1/Cox+1/CD (VFB) (6) ここで、CD は基板空乏層容量である。図5にMOSF
ETの構造に対応させた場合のCoxとCD との概念図を
示す。CD (VFB)は、均一基板では次式で表される。
【0011】
【数3】 CD (VFB)=εs εo /LD (7) LD =(εs εo B T/q2 SUB 0.5 (8) ここで、LD は、デバイ長である。
【0012】なお、以上の説明はより一般的なIGTに
も適用でき、この場合は上記説明中のCoxはゲート絶縁
膜容量、Qoxはゲート絶縁膜電荷、……等の必要な置き
換えをすればよいことは当業者には自明であろう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術の場
合、基板不純物密度NSUB の特定に不確定性があるとい
う問題点があった。これは特にサブハーフミクロンから
サブクォーターミクロン、さらにはナノメータオーダー
のゲート長となりつつMOSFET等のIGTにおいて
は、微細化が進むにつれ、基板不純物密度NSUB あるい
はチャンネル領域の不純物密度が、ソース・ドレイン間
のパンチ・スルーを防止するため等の理由により、10
18〜1019cm-3以上となることに起因している。つま
りチャンネル領域の不純物密度が高くなるとC−V特性
からフラットバンド電圧VFBの特定が難しくなるので、
仕事関数ΦMSとゲート絶縁膜電荷Qoxを正確に求めるこ
とが出来なくなるからである。
【0014】したがって本発明は、上記問題点を鑑み、
微細化が進み、チャンネル領域の不純物密度が高くなる
ようなMOSFET,MISFET等の絶縁ゲートトラ
ンジスタ(IGT)のΦMSとQoxを高精度にかつ簡便に
特定する方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明による半導体デバイスの特性評価方法は、
図4に示すようなMOSFETやその他のMISFET
等の絶縁ゲートトランジスタ(IGT)のゲート電極に
係るキャパシタのC−V特性測定による方法であり、あ
らかじめ、一定の範囲内の構造パラメータを有する絶縁
ゲートトランジスタ(IGT)を被測定物として選び、
高精度なデバイスパラメータを最終的に決定できるよう
にしたことを第1の特徴とする。具体的には、MOSF
ET等のIGTの閾値電圧Vthを表わす式(1)におけ
る右辺第3項、すなわち、
【数4】 2εs εo qNSUB (2φF 1/2 /Cox (9) の値が0.1V以下となるような範囲内のゲート絶縁膜
厚toxおよび基板不純物密度NSUB を有したIGTを被
測定物として選定し、図2に示すようなC−V特性を得
ることを特徴とする。(9)式はIGTの閾値電圧Vth
を表わす式(1)からフラットバンド電圧VFB(式
(1)の右辺第1項)、フェルミポテンシャル2φ
F (式(1)の右辺第2項)の寄与分を除いた値という
ことになる。すなわち本発明の第1の特徴は、(イ)図
2に示すようなC−V特性の強反転領域における容量
(強反転容量)の実測値からゲート絶縁膜厚toxを決定
し、(ロ)図2に示すC−V特性の弱反転領域における
ゲート/基板間容量(CGBのゲート電圧VG 依存性につ
いての実測値と、対応するC−V特性のシミュレーショ
ンの結果とを比較することにより、基板不純物密度N
SUB を決定する。
【0016】(ハ)このようにゲート絶縁膜toxと基板
不純物密度NSUB が特定されれば、未知数は、仕事関数
ΦMSとゲート絶縁膜電荷Qoxであるが、これはQox=0
としたC−V特性のシミュレーションの閾値電圧V
th(s) と実測の閾値電圧Vth(m)の差である閾値誤差Δ
thのゲート絶縁膜厚toxに対する関係を用いれば比較
的容易に、かつ高精度に止められる。このΦMSとQox
特定には後述の(10)式を用いればよい。すなわち、
図3に示すような閾値誤差ΔVthのゲート絶縁膜厚tox
に対する依存性の特性によりゲート絶縁膜電荷Qoxと仕
事関数ΦMSを決定する。
【0017】IGTのC−V特性においては、通常図5
に示すようにゲート/基板間容量CGBはゲート絶縁膜容
量Coxと基板空乏層容量CD の直列接続からなると考え
ることができる。基板不純物密度NSUB が低く、ゲート
絶縁膜厚toxが薄いほど、基板空乏層容量CD が支配的
になる。つまり、基板不純物密度NSUB がゲート/基板
間容量CGBに与える影響が大きくなるので、CGBからN
SUB を特定することが容易になる。この状態は、例えば
図2のような特性の場合、弱反転領域で最も顕著にな
る。これは、基板中の空乏層幅が最大となる領域であ
る。さらに、弱反転領域では、ゲート/基板間容量CGB
はゲート電圧に対して、変化が少ない。このことは、仕
事関数ΦMSに多少の誤差があっても、基板不純物密度N
SUB の特定に大きな影響はないことを意味する。図6に
ゲート基板間容量CGBの仕事関数の誤差ΔΦMSの存在に
よるC−V特性への影響の概念図を示す。仕事関数の誤
差ΔΦMSが存在しても、C−V特性を電圧方向にシフト
させるだけで、弱反転領域ではCGBは変化しないことが
わかる。ただし、264MbDRAMや1GbDRAM
等に用いられる実際のIGTにおいては解析的な式から
SUB を割り出すことは難しい。なぜならば、解析的な
式は、完全空乏層近似などの理想的な条件で成り立つか
らである。そこで、本発明においては、実際的な電荷分
布を扱える、デバイス・シミュレーションを用いる。す
なわち、弱反転領域のゲート/基板間容量CGBを再現す
るように、シミュレーションに用いる基板不純物密度の
SUB の値を調整することによって、NSUB を特定する
ことを本発明の第1の特徴とする。
【0018】望ましいゲート絶縁膜厚toxと基板不純物
密度NSUB の値は、(1)式の右辺第3項、すなわち
(9)式の値が可能な限り小さくなるようなtoxおよび
SUBの組み合わせとすることである。理想的にはN
SUB を真性キャリア密度ni とすればよく、この場合に
は(9)式の値はゼロとなる。実用上においては(9)
式の値は0.1V以下になる組み合わせが好ましい。例
えば、tox≦10nmとNSUB ≦1016cm-3であれば
(1)式の右辺第3項が0.1V以下になる。この条件
であれば、CGBはゲート電圧に対して、変化が少ない。
このことは本発明の発明者による種々のパラメータを有
する広範な実験から初めて確認されたものである。従っ
て(9)式の値が0.1V以下となるように被測定物で
あるMOSFETの構造パラメータの範囲をあらかじめ
選定しておけば、最終的に決定すべきNSUB の特定が容
易かつ高精度となる。すなわち、構造パラメータが所定
の範囲内にあるMOSFETやMISFET等のIGT
を被測定物として選定したことにより、正確なNSUB
値が最終的に求められるのである。たとえば、図10に
示すようにMOSFETのtox=10nm,NSUB =1
16cm-3とすればゲート絶縁膜toxと基板不純物密度
SUB の値に10%の誤差が含まれていても、それぞれ
が閾値電圧Vth全体の誤差に与える影響は、0.01V
程度に抑制される。一方(9)式の値が0.1V以上に
なる場合、たとえばtox=10nm,NSU B =1017
-3の場合は閾値誤差は0.05V程度となり、実用上
影響を与える値となってしまう。
【0019】本発明の第2の特徴は、上述の第1の特徴
における半導体デバイスの特性評価方法を半導体デバイ
スの量産を行う製造現場に適用するものである。すなわ
ち、本発明の第2の特徴は図7のプロセスフロー図に示
すようにMOSFET等の第1のIGTの通常の製造工
程(ステップA)である第1の製造工程後に、第1のI
GTの閾値電圧Vth求め、所定の規格値からのズレがあ
るか否かを検査し(ステップB)、規格値からのズレが
生じた場合は、第1の製造工程からチャンネルイオン注
入工程を除いた製造工程である評価モードの製造工程
(第2の製造工程)により、第2のIGTを製造し(ス
テップD)、上述の本発明の第1の特徴の半導体デバイ
スの特性評価方法を用いた評価システムによりゲート絶
縁膜厚tox、基板不純物密度NSUB 、ゲート絶縁膜電荷
ox、仕事関数ΦMS等を特定し(ステップE)、これら
の値により製造条件を修正し(ステップF)、第1の製
造工程にフィードバックすることである。本発明の第2
の特徴によれば、パンチスルーを防止するため等の理由
によりチャンネルの不純物密度NSUB (CH)が1018cm
-3以上となった微細ゲート構造のMOSFET等であっ
てもゲート絶縁膜電荷Qoxと閾値の電圧Vthの変動の管
理が容易となる。したがって量産工場等の現場において
ox,Vth等の値の特定が高精度にかつ簡便に行われL
SIの品質および生産性が向上する。
【0020】本発明の第3の特徴は、第2の特徴と同様
に、第1の特徴に示した半導体デバイスの特性評価方法
を量産を行う製造現場に適用するものであり、具体的に
は、図9に示すプロセスフロー図に示す通りである。す
なわち本発明の第3の特徴は、主デバイスとなる半導体
装置と、この半導体装置に対する所定の評価素子(いわ
ゆるTEG)とを同一半導体チップ(半導体基板)上に
同一工程で製造する半導体デバイスの製造方法に係るも
のである。本発明の第3の特徴においては半導体装置は
第1のIGTを少なくとも含み、評価素子は第2のIG
Tを含む。そして、この評価用素子(TEG)は第2の
IGTのチャンネル部へチャンネルイオン注入がされな
いようなTEGマスクパターンを有して構成され、図9
に示すようにTEGパターンを含む製造工程(G)後
に、第1のIGTの閾値電圧Vth(m ) を測定し、この測
定値Vth(m) と規格値Vth(d) からのズレを検査し(ス
テップB)、規格値からのズレが生じた場合、評価用素
子(TEG)を用いて前述した第1の特徴の半導体デバ
イスの特性評価方法を用いた評価システム(ステップ
E)によりゲート絶縁膜電荷Qox等の評価を行い、製造
工程の各条件を修正し(ステップF)、製造工程にフィ
ードバックすることである。本発明の第3の特徴によれ
ば、ゲート絶縁膜電荷Qoxと閾値電圧Vthの変動の管理
が、量産工場等の製造現場において高精度にかつ簡便に
行われ、その結果生産性およびLSIの品質が向上す
る。特に従来高精度な構造パラメータを決定することが
困難であったサブハーフミクロン,サブクォーターミク
ロン等の微細構造のMOSFETやMISFET等のI
GTを含む半導体デバイスの生産管理が確実かつ容易に
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に
係る半導体デバイスの特性評価方法のプロセスフローを
示す図である。より具体的にはIGTの一例として、n
チャンネル型MOSFET(nMOSFET)を製造す
る際のゲート絶縁膜に係るΦMSとQoxを抽出する例を示
す。本発明の第1の実施の形態においては、被測定物と
してゲート幅100μm、ゲート長100μmのnMO
SFETを製造する。このnMOSFETは後述の第3
の実施の形態においてサブハーフミクロン,サブクォー
ターミクロンのゲート長を有した主半導体装置のTEG
(評価用デバイス)となるものである。本発明の第1の
実施の形態に係るnMOSFETの製造工程開始時のウ
ェハのNSUB の仕様は、式(9)の値が0.1V以下と
なるようにするため、ホウ素(B)が2.3×1015
-3である。ここで、tox(目標値)は10nm、20
nm、40nmの3種類として以下の説明を行う。何れ
もドライ酸化でゲート酸化膜を形成する。ゲート電極
は、多結晶シリコンに燐拡散をしたn+ ドープドポリシ
リコン(n+ DOPOS)として形成する。式(9)の
値を0.1V以下とするためにチャンネルには、イオン
注入を行わないようにしている。すなわち、いわゆる生
ウェハの状態でnMOSFETを製造するのである(こ
のことは後述の第2の実施の形態における評価モードの
製造工程にも対応するものである)。
【0022】以下に図1のプロセスフロー図を説明す
る。
【0023】(1)まず、上記チャンネルイオン注入を
行わない各デバイス(nMOSFET)について、図4
(a)および(b)に示す従来公知の手法によりC−V
測定を行い、図2のようなC−V特性を得る(ステップ
D1)。
【0024】(2)次いで、図2に示したC−V特性の
強反転領域のCGCからtoxを決定する(ステップD
2)。これは、従来技術と同様である。目標値(設計
値)が10nm、20nm、40nmに対して実測した
結果は、それぞれ10.25nm、21.6nm、4
1.3nmの実測値であった。図2は実測値10.25
nmの場合のC−V特性である。
【0025】(3)次いで、弱反転領域におけるゲート
/基板間容量CGBから基板の不純物密度NSUB を求める
(ステップD3)。前述の3種類の試料のち、最もゲー
ト絶縁膜厚が薄いtox=10.25nmのデバイスの場
合について説明する。図2にシミュレーション結果も示
してあるが、NSUB の値は、図2に示したCGBのゲート
電圧VG 依存性について実測値とシミュレーションの結
果と比較することによって決定する。つまり、図2に示
したtox=10.25nmの場合は、VG =0V付近で
GBの測定値を再現するように、シミュレーションのN
SUB を調整すると、NSUB =4.2×1015cm-3と求
められる。本発明の第1の実施の形態において望ましい
oxとNSUB の値は、(1)式の右辺第3項である
(9)式の値が0.1V以下になる組み合わせであるこ
とは前述した通りである。例えば、tox<100nmと
SUB <1016cm-3とすれば(9)式の値は0.1V
以下となる。この条件であれば、CGBはゲート電圧に対
して、変化が少ないので、NSU B の特定が容易である。
また、図10に示すようにtoxとNSUB の値に10%の
誤差が含まれていても、tox<100nm,NSUB <1
16cm-3ならば、それぞれが閾値全体の誤差に与える
影響は、0.01V程度に抑制される。
【0026】(4)toxとNUSB が特定された後、未知
数は仕事関数ΦMSとゲート絶縁膜電荷Qoxである。Qox
=0としたC−V特性のシミュレーションによる閾値V
th(s ) と実測による値Vth(m) との閾値誤差ΔVthは以
下のように表せる。
【0027】
【数5】 ΔVth=ΔΦMS−Qox/Cox=ΔΦMS−Qoxox/εoxε0 (10) ここでΔΦMSは仕事関数ΦMSの誤差で、シミュレーショ
ンで用いたΦMSに対する修正量となる。したがって、図
3に示すように閾値誤差ΔVthをゲート絶縁膜厚tox
対してプロットすれば、(10)式によりゲート絶縁膜
電荷Qoxおよび仕事関数の誤差ΔΦMSが求められる(ス
テップD4)。
【0028】以上のように本発明第1の実施の形態によ
れば、ΦMSとQoxを比較的容易に、かつ高精度に特定で
きる。
【0029】図7および図8は本発明の第2の実施の形
態に係る半導体デバイスの製造方法のプロセスフロー示
す。すなわち図7は、量産工場において、本発明のMO
SFETの特性評価方法を適用する場合を示す。本発明
の第2の実施の形態においては、まず通常のMOSFE
Tの製造工程(ステップA)を行い第1のMOSFET
を製造する。次に、本発明の第1の実施の形態で説明し
た半導体デバイスの特性評価方法を用いて製造された第
1のMOSFETの閾値電圧VthをステップBにおいて
検査する。その後、ステップCにおいて測定された閾値
電圧Vth(m) を仕様の値Vth(d) と比較し、設計された
仕様との差異が許容範囲内であれば製造工程終了とし、
許容範囲外であれば、評価モードの製造工程(ステップ
D)を実行し第2のMOSFETを製造する。すなわち
(9)式の値が0.1V以下となるように構造パラメー
タの範囲を選ぶためにプロセス設計,構造設計をした特
別の製造工程を行う。すなわちチャンネルイオン注入等
を省略した製造工程(ステップD)を行い第2のMOS
FETを製造するのである。次いで、この特別の製造工
程である評価モードの製造工程(ステップD)で製造さ
れた評価用デバイスに含まれる第2のMOSFETを、
評価システム(ステップE)で評価し、ゲート絶縁膜厚
ox、基板不純物度NSUB 、ゲート絶縁膜電荷Qox、仕
事関数ΦMSを特定する。次いで、ステップEにおける評
価結果をもとにステップFで製造条件を修正する。例え
ば、toxが規格外であれば、酸化炉の温度またはガス流
量または酸化時間等を修正する。また、ΔΦMSが許容値
を超えたら、ゲート電極に燐を導入する工程の温度、ガ
ス流量または時間等を調整する。また、Qoxが許容値を
超えたら、各装置の洗浄を行う等の条件修正をする。こ
れらの情報を通常の製造工程(ステップA)にフィード
バックする。
【0030】図8に、通常の製造工程(ステップA2〜
A9)と評価モードの製造工程(ステップD4〜D9)
の詳細を示す。半導体デバイス、特にMOSFETを製
造する場合、以下のような工程からなる。すなわち、ス
テップA1において評価モードでなければ、基板へのイ
オン注入(ステップA2)とチャンネルイオン注入(ス
テップA3)を実行する。次いで、熱酸化によるゲート
絶縁膜の形成(ステップA4)、ゲート電極の堆積(ス
テップA5)、ゲート電極への不純物の導入(ステップ
A6)、ゲート電極のパターニング(ステップA7)、
ソース/ドレイン・イオン注入(ステップA8)、アニ
ール(ステップA9)を行う。
【0031】ステップA1において評価モードであれば
図8に示したように基板イオン注入(ステップA2)と
チャンネルイオン注入(ステップA3)とを省略した評
価モードの製造工程(ステップD4〜D9)を行う。す
なわち、測定された閾値電圧Vth(m) と仕様値Vth(d)
とを比較し、ステップA1において評価モードと判定さ
れれば、ただちに熱酸化によるゲート酸化膜の形成(ス
テップD4)、ゲート電極の堆積(ステップD5)、ゲ
ート電極への不純物の導入(ステップD6)、ゲート電
極のパターニング(ステップD7)、ソース/ドレイン
・イオン注入(ステップD8)、アニール(ステップD
9)を行う。ステップD4,D5,…,D9はそれぞれ
ステップA4,A5,…,A9と同一工程である。な
お、図8に示したプロセスフロー図は標準的なMOSF
ETの製造プロセスの一例として示したものであり、ゲ
ート酸化膜形成(ステップA4,D4)後にさらにチャ
ンネルドープのイオン注入を行ってもよい。またゲート
電極堆積(ステップA5)は、一般的なポリシリコンの
堆積以外にもW,Mo,Ti等の高融点金属や、これら
のシリサイド(WSi2 ,MoSi2 ,TiSi2
…)等を用いてもよく、さらにはポリサイドやSALI
CIDE(Self−aligned Silicid
e)等の構造の実現のための、より複雑な工程となって
もよいことはもちろんである。
【0032】図9に、本発明の第3の実施の形態に係る
半導体デバイスの製造方法のプロセスフローを示す。本
発明の第3の実施の形態は、本来目的とする主半導体装
置と、この主半導体装置の評価用素子としてのTEGパ
ターンとを、同一工程で、同一半導体基板(チップ)上
に形成する半導体デバイスの製造方法に係るものであ
る。主半導体装置には少なくとも第1のMOSFETが
含まれ、評価用デバイスとしては第2のMOSFETが
少なくとも含まれている。ここで第2のMOSFETの
構造パラメータは、例えばチャンネルにイオン注入を行
わないようにして、式(9)の値が0.1Vとなるよう
に、所定の範囲内の値に選定しておく。すなわち、この
ような範囲の構造パラメータを有すべく第2のMOSF
ETおよびTEGパターンを設計する。そして、図9に
示すようにまず、このように設計された評価用素子(T
EGパターン)を含んだマスクパターンを用意し、これ
を用いて半導体デバイスの製造工程(ステップG)を実
行する。次いで、ステップGで製造された主半導体装置
に含まれる第1のMOSFETの閾値電圧Vthをステッ
プBにおいて検査する。ステップCにおいて、ステップ
Bで測定された閾値電圧Vth(m) を設計仕様の閾値電圧
th(d) と比較し、仕様値Vth(d) との差異が許容範囲
内であれば製造工程終了と判断する。一方、Vth(d)
th(m) との差異が許容範囲外であれば、評価用デバイ
ス(TEG)に含まれる第2のMOSFETを、評価シ
ステムで評価する(ステップE)。この際、この評価シ
ステムは本発明の第1の実施の形態で説明した半導体デ
バイスの特性評価方法を用い、ゲート絶縁膜厚tox、基
板不純物密度NSUB 、ゲート絶縁膜電荷Qox、仕事関数
ΦMSを特定する。TEG(評価用デバイス)に含まれる
第2のMOSFETの構造パラメータが式(9)の値が
0.1V以下となるように設定されているので、前述し
たようにtox,NSUB ,QoxおよびΦMSは極めて正確に
かつ容易に特定できる。次いで評価結果をもとにステッ
プFで製造条件を修正する。例えば、toxが規格外であ
れば、酸化炉の温度またはガス流量または酸化時間等を
修正する。また、ΔΦMSが許容値を超えたら、ゲート電
極に燐を導入する工程の温度、ガス流量または時間等を
調整する。また、Qoxが許容値を超えたら、酸化炉の反
応管等各装置の洗浄作業等のメインテナンスを行い製造
条件を修正する(ステップF)。すなわち、ステップE
で得られた情報をステップFで製造工程(ステップG)
にフィードバックすることにより半導体製造装置の管
理,メインテナンスおよび量産レベルにおける品質管理
が容易に可能となる。
【0033】本発明は、上述した第1〜第3の実施の形
態で説明したMOSFETに限られるものではなく、ゲ
ート酸化膜が酸化膜(SiO2 膜)以外の他の材質の絶
縁体薄膜、例えば窒化膜やオキシナイトライド膜であっ
ても適用可能である。これらの絶縁体薄膜と酸化膜との
差異は、誘電率のほかに半導体基板と絶縁体薄膜との界
面における界面準位密度がある。この界面準位密度は酸
化膜の場合1010eV-1cm-2であるのに対し、窒化膜
では1012eV-1cm-2程度、オキシナイトライドでは
1011eV-1cm-2程度である。これらは閾値電圧Vth
に影響するが、本発明のゲート絶縁膜電荷Qoxとして検
出される。いずれにしても各種MISFET等の絶縁ゲ
ート型トランジスタ(IGT)の構造パラメータを式
(9)に示した値が0.1V以下となるように選定して
おけば、QoxおよびΦMSは正確かつ容易に求められるの
である。
【0034】またMOSFET,MISFETに限ら
ず、静電誘導型トランジスタ(SIT)にも適用可能で
ある。すなわち本発明の技術的思想はMOS・SIT,
MIS・SITを含んだ種々の絶縁ゲート型トランジス
タに適用できるものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ゲ
ート絶縁膜電荷Qoxと閾値電圧Vth等の構造パラメータ
の変動の管理が、高精度にかつ簡便に行われ、したがっ
て絶縁ゲート型トランジスタ(IGT)の品質が向上す
る。特にパンチスルーを防止するためにチャンネルの不
純物密度を1017〜1018cm-3以上の高密度とするこ
とが必然的に要求されるサブハーフミクロン、サブクォ
ーターミクロン等の微細MISFETを含む半導体デバ
イスにおいて構造パラメータが正確かつ容易に決定で
き、しかも酸化炉等の各種半導体製造装置の管理、メイ
ンテナンスも容易かつ確実となる。
【0036】したがって、LSI,VLSI,ULS
I,キガビット集積回路(GSI)等の絶縁ゲート型半
導体集積回路の量産工場等における生産性向上と生産管
理に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体デバイ
スの特性評価方法のプロセスフローを示す図である。
【図2】C−V特性(実測とシミュレーションの比較)
を示す図である。
【図3】ΔVth−tox特性図である。
【図4】MOSFETのC−V測定の概念図である。
【図5】MOSFETの構造におけるCoxとCD の概念
図である。
【図6】ΔΦMSがC−V特性に与える影響を示す図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る半導体デバイ
スの製造方法のプロセスフローを示す図で量産工場にお
けるMOSFETの特性評価により製造工程にフィード
バックを行う場合である。。
【図8】本発明の第2の実施の形態における製造工程の
詳細なプロセスフロー図である。
【図9】本発明第3の実施の形態に係る半導体デバイス
の製造方法のプロセスフローを示す図で、量産工場にお
ける適用例である。
【図10】閾値電圧と基板不純物密度との関係をゲート
絶縁膜厚toxをパラメータとして示す図である。
【符号の説明】 1 p基板 2 n+ ソース・ドレイン拡散層 3 ゲート酸化膜(ゲート絶縁膜) 4 ゲート電極 5 交流電源 6 直流電源 7 交流電流計 8 LCRメータ 9 界面準位

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ゲートトランジスタ(以下IGTと
    いう)のゲート電極に係るキャパシタのC−V特性測定
    を用いた特性評価方法であって、 該IGTのゲート絶縁膜厚toxおよび基板不純物密度N
    SUB を、該IGTの閾値電圧Vthを構成する成分よりフ
    ラットバンド電圧VFBおよびフェルミポテンシャル2φ
    F の寄与分を除いた値が0.1V以下となるように、あ
    らかじめ所定の範囲内の値にそれぞれ選定し、 該IGTのC−V特性および閾値電圧Vthを測定し、 該C−V特性の強反転容量の実測値からゲート絶縁膜厚
    oxを決定し、 該C−V特性に対応したシミュレーションを用いて、該
    C−V特性の弱反転領域におけるゲート基板間容量のC
    GBの実測値に対応した基板不純物密度NSUB を決定し、 実測された閾値電圧Vth(m) とシミュレーションによる
    閾値電圧Vth(s) とによる閾値誤差ΔVth=|Vth(m)
    −Vth(s) |のゲート絶縁膜厚toxに対する関係から、
    ゲート絶縁膜電荷Qoxと仕事関数ΦMSを決定することを
    特徴とする半導体デバイスの特性評価方法。
  2. 【請求項2】 第1のIGTを製造する第1の製造工程
    後に該第1のIGTの閾値電圧Vthを求め、該閾値電圧
    thが所定の規格値からズレた場合、該第1の製造工程
    からチャンネルイオン注入工程を除いた製造工程である
    第2の製造工程によって第2のIGTを製造し、 該第2のIGTのゲート絶縁膜厚toxおよび基板不純物
    密度NSUB は、該第2のIGTの閾値電圧Vthを構成す
    る成分より、フラットバンド電圧VFB,フェルミポテン
    シャル2φF の寄与分を除いた値が0.1V以下となる
    ような範囲内の値に選定され、 該第2の製造工程後に該第2のIGTのC−V特性およ
    び閾値電圧Vthを測定し、 該C−V特性の強反転容量の実測値からゲート絶縁膜厚
    oxを決定し、 該C−V特性に対応したシミュレーションを用いて、該
    C−V特性の弱反転領域におけるゲート基板間容量のC
    GBの実測値に対応した基板不純物密度NSUB を決定し、 実測された第2のIGTの閾値電圧Vth(m) とシミュレ
    ーションによる閾値電圧Vth(s) とによる閾値誤差ΔV
    th=|Vth(m) −Vth(s) |のゲート絶縁膜厚toxに対
    する関係から、ゲート絶縁膜電荷Qoxと仕事関数ΦMS
    決定し、該第1の製造工程の条件を修正することを特徴
    とする半導体デバイスの製造方法。
  3. 【請求項3】 第1のIGTを少なくとも含む半導体装
    置と、該半導体装置に対する所定の評価用素子とを同一
    チップ上に形成すべく構成されたマスクパターンを用い
    て、該半導体装置と該評価用素子とを同一工程で製造す
    る半導体デバイスの製造方法であって、 該評価用素子は第2のIGTを少なくとも含み、該第2
    のIGTのチャンネル部にイオン注入がされないように
    該マスクパターンを構成し、該第2のIGTのゲート絶
    縁膜toxおよび基板不純物密度NSUB を、該第2のIG
    Tの閾値電圧Vthを構成する成分より、フラットバンド
    電圧VFB,フェルミポテンシャル2φFの寄与分を除い
    た値が0.1V以下となるような範囲内の値に選定し、 該半導体デバイスの製造工程後に、該第1のIGTの閾
    値電圧Vthを測定し、その値が規格値からズレた場合、
    該第2のIGTのC−V特性および閾値電圧Vthを測定
    し、 該C−V特性の強反転容量の実測値からゲート絶縁膜厚
    oxを決定し、 該C−V特性に対応したシミュレーションを用いて、該
    C−V特性の弱反転領域におけるゲート基板間容量のC
    GBの実測値に対応した基板不純物密度NSUB を決定し、 実測された第2のIGTの閾値電圧Vth(m) とシミュレ
    ーションによる閾値電圧Vth(s) とによる閾値誤差ΔV
    th=|Vth(m) −Vth(s) |のゲート絶縁膜厚toxに対
    する関係から、ゲート絶縁膜電荷Qoxと仕事関数ΦMS
    決定し、 該半導体デバイスの製造工程の条件を修正することを特
    徴とする半導体デバイスの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109087889A (zh) * 2017-06-13 2018-12-25 格芯公司 在finfet装置中用于阈值电压控制的方法、设备及系统
CN109473369A (zh) * 2018-10-29 2019-03-15 西安微电子技术研究所 一种监控高温炉管内掺杂浓度的方法

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