JPH09246038A - 電磁石及び電磁石の可動鉄心とその製造方法 - Google Patents

電磁石及び電磁石の可動鉄心とその製造方法

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JPH09246038A
JPH09246038A JP8055164A JP5516496A JPH09246038A JP H09246038 A JPH09246038 A JP H09246038A JP 8055164 A JP8055164 A JP 8055164A JP 5516496 A JP5516496 A JP 5516496A JP H09246038 A JPH09246038 A JP H09246038A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒステリシスを小さくするとともにコスト低
減のできる電磁石の可動鉄心を提供すること。 【解決手段】 電磁石の可動鉄心10は鉄心部12とピ
ン部14とを備えて構成されている。鉄心部12の軸芯
部に貫通穴11が形成され、貫通穴11にピン部14が
遊嵌されて配設され、スプリングピン16により固定さ
れている。鉄心部12とピン部14は、上治具と下治具
を有する組みつけ治具により、同心度を所定範囲以内に
するように組みつけられる。そのため、機械加工による
コストアップを防ぐことができる。この可動鉄心10を
電磁比例ソレノイド内に配設する際、ピン部14が軸受
けによって摺動可能に支持され、鉄心部12の貫通穴1
1が油穴を兼用することができるため、鉄心部12には
安定した磁束が流れヒステリシスを小さくすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁石及び電磁
石内で直動する可動鉄心と可動鉄心の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁石においては、ヒステリシス
を小さくするために各種の改良がなされている。特に、
可動鉄心の直線的な移動時における、可動鉄心の振れが
大きいとヒステリシスが大きくなるため、電磁石の性能
を落としてしまう。可動鉄心は、通常、磁束が発生する
鉄心本体部と磁束に影響されないピン部とを有して構成
されているため、鉄心本体部とピン部との製作上におけ
る同心度が重要な課題として挙げられていた。例えば図
6に示される電磁石の可動鉄心30は、鉄心本体部32
と鉄心本体部32の前方(図中左方向)にピン34が配
設固定されている。鉄心本体部32は機械加工によりピ
ン穴33が形成され、そしてピン34がピン穴33に圧
入される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の可動鉄
心30に形成されるピン穴33の精度は、機械精度及び
加工する工具に直接左右されるため、加工する機械の精
度が悪かったり工具の摩耗が発生していると加工される
ピン穴33の精度が悪くなる。そのため、機械や工具の
保守に気を配ったり、また、もともと精度の高いものを
加工するため、加工時間も長くコストが高くなってい
た。さらに、鉄心本体部32には油穴35が別に加工さ
れるため鉄心本体部32の加工コストは高くなるばかり
であった。
【0004】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、ヒステリシスを小さくするとともにコスト低減で
きる可動鉄心を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる電磁
石の可動鉄心は、鉄心本体部とピン部との同心度を機械
加工によらず組みつけ治具により行なうものであり、コ
イルの励磁によって左右方向に移動され、鉄心本体部と
前記鉄心本体部の軸穴に貫通されるように配設されるピ
ン部とを備えて構成される電磁石の可動鉄心であって、
前記ピン部が前記鉄心本体部の前記軸穴に遊嵌されると
ともに、前記ピン部が前記鉄心本体部に対して同心上に
配設され、前記鉄心本体部と前記ピン部とが固定手段に
より固定されることを特徴とするものである。
【0006】また、この発明に係る可動鉄心の製造方法
は、コイルの励磁によって左右方向に移動され、鉄心本
体部と前記鉄心本体部の軸穴に貫通されるように配設さ
れるピン部とを備えて構成される電磁石の可動鉄心の製
造方法であって、前記鉄心本体部と前記ピン部とが遊嵌
される状態で、前記ピン部を前記可動鉄心の同心上に配
設する可動鉄心組立治具にセットされ、セットされた
後、前記鉄心本体部と前記ピン部とが、固定手段によっ
て固定されることを特徴とする方法である。
【0007】また、前記固定手段が、前記鉄心本体部と
前記ピン部とを連通するスプリングピンであることを特
徴とするものであってもよい。
【0008】また、この発明に係る電磁石は、コイルが
巻回され中空状に形成されるコイル体に、鉄心本体部と
前記鉄心本体部の軸穴に貫通されるピン部とを有する可
動鉄心が摺動可能に配設される電磁石であって、前記ピ
ン部が、鉄心本体部に同心上に遊嵌されて固定され、前
記ピン部が摺動可能に支持されて構成されることを特徴
とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0010】図1は、本発明による電磁石の可動鉄心を
示す図であり、可動鉄心10は、軸心部に貫通穴11が
形成されている磁性体の鉄心部12と貫通穴11に遊嵌
される非磁性体のピン部14とを有して構成されてい
る。貫通穴11はドリル等の工具で機械加工され、穴径
の精度は特に必要としない。貫通穴11とピン14との
間には2〜3mm程度の隙間を有していて、鉄心部12
には、その中央部に貫通穴11に直交する方向に2か所
のスプリングピン穴13が形成されている。鉄心部12
とピン14は、後述の製造方法により、鉄心部12とピ
ン部14の同心度が所定範囲以内に決められた後で、ス
プリングピン穴13にスプリングピン16を鉄心部12
側から打ち込むことによって固定される。
【0011】可動鉄心10の組み付けによる製造方法は
図2乃至図3に示されるように、上治具20と下治具2
5を使用して組み付けされる。上治具20は矩形に形成
され下面側20aの両側に半円柱状のピン上穴21と、
下面側20aの中央部でピン上穴21、21との間に半
円柱状の鉄心上穴22とが形成され、上面側20bに鉄
心上穴22に貫通するように2か所の矩形の開口穴23
が形成されている。また上治具20の4隅には上面側2
0bから下面側20a方向に貫通するように、それぞれ
ボルト貫通穴24が形成されている。そして、ピン上穴
21と鉄心上穴22との同心度は極めて精度よく製作さ
れている。
【0012】下治具25も上治具20と同様に、矩形に
形成され上面側25aの両側に半円柱状のピン下穴26
と、上面側25aの中央部でピン下穴26、26との間
に半円柱状の鉄心下穴27が形成されている。また、下
治具25の4隅には上面側25aから下面側25b方向
に貫通するように、上治具20のボルト穴24に対応す
る位置にタップ穴28が形成されている。そして、ピン
下穴26と鉄心下穴27との同心度は極めて精度よく製
作されている。そして上治具20の下面側20aと下治
具25の上面側25aを当接すると、当接面を中心に可
動鉄心10と同様のの形状にできるように構成される。
この合成される可動鉄心10と同様の形状は鉄心部12
に相当する部分とピン部14に相当する部分の真円度と
同心度が精度よく形成されることになる。
【0013】この上治具20と下治具21で可動鉄心1
0を組み付けるには、まず下治具25に可動鉄心10の
鉄心部12を下治具25の鉄心下穴27に挿入した後、
ピン部14を鉄心部12の貫通穴11に挿通する。この
場合、鉄心部12の貫通穴11にピン部14を予め挿通
させた後、ピン穴26及び鉄心下穴27に挿入させても
よい。鉄心部12とピン部14が下治具25にセットさ
れた後、上治具20の鉄心上穴22とピン上穴21を鉄
心部12とピン部14に合わせて、下治具25の上面側
25aと上治具の下面側20aどうしを当接させる。そ
して上治具20の4隅に形成されるボルト穴24に図示
しない4本のボルトを挿入し、下治具25の4隅に形成
されるタップ穴28にそれぞれ螺着して固定する。そし
て、上治具20に形成された2か所の開口穴23から可
動鉄心12の鉄心部12に形成されるスプリングピン穴
13にスプリングピン16を打ち込んで鉄心部12とピ
ン部14を固定すると図3のようになる。
【0014】そして、上治具20と下治具25を固定し
ているボルトを外し上治具20を取り外して可動鉄心1
0を取り出すと、図1に示される状態の可動鉄心10が
鉄心部12とピン部14の所定範囲内の同心度を維持し
て完成される。
【0015】次に上記の可動鉄心10を電磁石、特に電
磁比例ソレノイドに組み込んだ形態の説明をする。
【0016】図4は、電磁比例ソレノイドの実施の形態
を示す断面図であり、電磁比例ソレノイドSは、本体ケ
ース1と、本体ケース1内に配設されるコイル体3と、
コイル体3内に配設される固定鉄心4、パイプ5と、固
定磁極4とパイプ5間に配設される磁気遮断部材6と、
パイプ5内に摺動可能に配設される可動鉄心10と、を
備えて構成される。
【0017】本体ケース1は、一方が開口される筒状に
形成され、外周回路体を構成する磁性体のヨーク2a、
2b、2cと、外周部の一部に形成される樹脂部1a
と、が一体的に形成され、前記樹脂部1aには後述のコ
イルに接続されるリード線を保護するブッシングが配設
される。本体ケース1の右端は突起状部を有する閉口部
1bが形成される。また、また内部に形成される中空部
には、ヨーク2a、2cに挟まれる中空状のボビン3a
と、ボビン3aに巻回されるコイル3bと、を備えて構
成されるコイル体3が配設されている。
【0018】ボビン3aの内周には、図4中、左側に固
定鉄心4が配設され、固定鉄心4の左端外周には雄ねじ
4aが形成され、例えば、電磁比例ソレノイドSが取り
付けられる油圧回路体に接続されるようになっている。
固定鉄心4の右端には凹部4bが形成され、前記可動鉄
心10の鉄心部12が摺動可能に嵌合されるように形成
され、凹部4bの外周部先端にテーパ状の水平特性形成
部4cが形成される。特に、この水平特性形成部4cを
形成することにより、電流と吸引力との関係を直線的に
表すことのできる比例ソレノイドとしての役割を果たす
ことになる。また、固定鉄心4の内部中心部には軸心方
向に可動鉄心10のピン部14が貫通する可動鉄心支持
穴4dが形成され、ピン部14を軸受7を介して摺動可
能に支持している。さらに、可動鉄心支持穴4dと平行
に油穴4eが1か所形成され、可動鉄心10の摺動部を
長期間保持するために、外部からの潤滑経路を構成して
いる。
【0019】また、ボビン3aの内周には、固定鉄心4
の右方向に固定配置されるパイプ5と、ボビン3aの内
周の中央部で固定鉄心4とパイプ5との間に配置され磁
気を遮断する非磁性材の磁気遮断部材6と、前記固定鉄
心4と、が一体的に形成されて配設されている。そし
て、パイプ5内に、可動鉄心10がパイプ5内に摺動可
能に嵌合されるとともに、固定鉄心4に吸引されること
によって左右方向に移動可能に配設される。
【0020】本体ケース1の右端の閉口部1bの内部は
可動鉄心10のピン部14が挿入されるようにパイプ5
の内周より小径の可動鉄心支持穴1cが形成されてい
る。そしてピン部14が可動鉄心支持穴1cに軸受け7
を介して摺動可能に支持される。可動鉄心10の左右移
動をスムーズに行なうためには、可動鉄心10の鉄心部
12の外周面とパイプ5の内周面は約0.2〜0.3m
m程度の隙間を有することが望ましい。
【0021】さらに、固定鉄心4の凹部4bの内側端面
に、可動鉄心10のピン部12の外周回りに非磁性材料
で形成されるスぺーサ8が配設され、コイル3bが励磁
解除された時、残留磁気が鉄心部12に流れるのを防止
している。スペーサ8は図5に示されるように、厚みの
薄い円筒状に形成され内部には、油が通過する半円状の
通路部8aが4か所形成されている。
【0022】電磁比例ソレノイドSの外部から、可動鉄
心に供給される潤滑油は、固定鉄心4の油穴4e及び可
動鉄心支持穴4dを通って、スペーサ8の通路部8aを
通りパイプ5内に流入され、さらに、鉄心部12の貫通
穴11を通って本体ケース1の可動鉄心支持穴1c内に
流入される。そして、軸受7と可動鉄心10のピン部1
4間との摺動部、及びパイプ5(磁気遮断部材6及び固
定鉄心4の凹部4bを含む)と鉄心部12間との摺動部
を潤滑する。また、本体ケース1の閉口部1bの内周面
とパイプ5の外周面にOリング9が配設され可動鉄心1
0内に潤滑される油が外部に洩れるのを防いでいる。
【0023】このように構成される電磁比例ソレノイド
Sは、コイル3bに通電され、励磁されると、ヨーク2
a、2b、2cと、固定鉄心4、可動鉄心10の鉄心部
12に磁束が流れ、可動鉄心10は固定鉄心4に吸引さ
れるため、図4中、左方向に移動される。また、コイル
が非通電され励磁解除されると、磁束が消滅し、電磁比
例ソレノイドSが組み込まれた回路体内の図示しないコ
イルばね等により可動鉄心10は右方向に移動され復帰
される。
【0024】この移動時、可動鉄心10の鉄心部12と
ピン部との同心度は、すでに精度よく組み立てられてい
る。そして、可動鉄心10の移動に対するガイドは軸受
7と可動鉄心10のピン部14との間で行われるため、
鉄心部12とパイプ5(磁気遮断部材6及び固定鉄心4
の凹部4b内を含む)との間の隙間の状態は、特に負荷
を受けることなく安定している。そのためヒステリシス
は小さくなる。
【0025】また潤滑油の流入経路は上述の通りであ
り、可動鉄心10に形成される貫通穴11が油穴として
兼用できるようになっている。特に、油穴が鉄心部12
の中央部に設けられていることは、油穴が貫通穴11を
挟んで両側に設けられているタイプと比べて、磁束の流
れをより安定させるため、ヒステリシスを小さくするこ
とに大きく影響する。
【0026】なお、本発明の可動鉄心は、鉄心部とピン
部との同心度出しを機械加工によるものではなく、組み
付け時により行なうようにしているため、組み付け時に
おける同心度出しの方法は、上記の方法に限られるもの
ではない。例えば、鉄心部12の両側に鉄心部12の外
周を基準とするガイドブッシュをあてがい、該ガイドブ
ッシュにピン部14を挿通した後、スプリングピン16
で固定するようにし、その後、該ガイドブッシュを取り
外すようにしてもよい。
【0027】また、鉄心部12とピン部14との固定方
法はスプリングピン16でなく、両側からボルトで止め
て固定するようにしてもよい。
【0028】さらに、この可動鉄心を使用する電磁石
が、上記の形態の電磁比例ソレノイドでなくても、一般
的な電磁石でもよいことはもちろんである。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、本発明の電磁石の可動
鉄心は、鉄心本体部と前記鉄心本体部の軸穴に貫通され
るように配設されるピン部とを備えて構成され、前記ピ
ン部が前記鉄心本体部の前記軸穴に遊嵌されるととも
に、前記ピン部が前記鉄心本体部に対して同心上に配設
され、前記鉄心本体部と前記ピン部とが固定手段により
固定されているので、可動鉄心に形成される軸穴は特に
穴形の加工精度を必要としない。また、前記軸穴が油穴
を兼用できるため、ヒステリシスを小さくするととも
に、可動鉄心の製造コストを極めて低減することができ
る。
【0030】また、本発明の可動鉄心の製造方法によれ
ば、鉄心本体部と前記鉄心本体部の軸穴に貫通されるよ
うに配設されるピン部とを備えて構成され、前記鉄心本
体部と前記ピン部とが遊嵌される状態で、組みつけ治具
により前記鉄心本体部と前記ピン部の同心度を所定範囲
以内で組み付けることができる。そのため、ヒステリシ
スを小さくするとともに、機械加工によるコストの高い
可動鉄心を製造することなく、コスト低減が図れる。
【0031】さらに、本発明の電磁石は、摺動可能に配
設される可動鉄心が、鉄心本体部と前記鉄心本体部の軸
穴に貫通されるピン部とを有し、前記ピン部が、鉄心本
体部に同心上に遊嵌されて固定され、前記ピン部が摺動
可能に支持されている。そのため、鉄心本体部の摺動部
分には特に負荷がかかることなく安定した移動ができ、
ヒステリシスを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す可動鉄心の断面図
【図2】図1における可動鉄心の製造方法を示す斜視図
【図3】図2における組み付け断面図
【図4】図1における可動鉄心を使用する電磁比例ソレ
ノイドの断面図
【図5】図4におけるスペーサを示す図
【図6】従来の可動鉄心を示す断面図
【符号の説明】
1…本体ケース 3…コイル体 3b…コイル 4…固定鉄心 7…軸受 10…可動鉄心 11…貫通穴(軸穴) 12…鉄心部(鉄心本体部) 14…ピン部 16…スプリングピン(固定手段) 20…上治具 25…下治具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルの励磁によって左右方向に移動さ
    れ、鉄心本体部と前記可動鉄心本体の軸穴に貫通される
    ように配設されるピン部とを備えて構成される電磁石の
    可動鉄心であって、 前記ピン部が前記鉄心本体部の前記軸穴に遊嵌されると
    ともに、前記ピン部が前記鉄心本体部に対して同心上に
    配設され、前記鉄心本体部と前記ピン部とが固定手段に
    より固定されることを特徴とする電磁石の可動鉄心。
  2. 【請求項2】 コイルの励磁によって左右方向に移動さ
    れ、鉄心本体部と前記鉄心本体部の軸穴に貫通されるよ
    うに配設されるピン部とを備えて構成される電磁石の可
    動鉄心の製造方法であって、 前記鉄心本体部と前記ピン部とが遊嵌される状態で、前
    記ピン部を前記可動鉄心の同心上に配設する可動鉄心組
    立治具にセットされ、セットされた後、前記鉄心本体部
    と前記ピン部とが、固定手段によって固定されることを
    特徴とする電磁石の可動鉄心の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記固定手段が、前記鉄心本体部と前記
    ピン部とを連通するスプリングピンであることを特徴と
    する請求項1記載の電磁石の可動鉄心。
  4. 【請求項4】 前記固定手段が、前記鉄心本体部と前記
    ピン部とを連通するスプリングピンであることを特徴と
    する請求項2記載の電磁石の可動鉄心の製造方法。
  5. 【請求項5】 コイルが巻回され中空状に形成されるコ
    イル体に、鉄心本体部と前記鉄心本体部の軸穴に貫通さ
    れるピン部とを有する可動鉄心が摺動可能に配設される
    電磁石であって、 前記ピン部が、鉄心本体部に同心上に遊嵌されて固定さ
    れ、前記ピン部が摺動可能に支持されて構成されること
    を特徴とする電磁石。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019029547A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 日本電産トーソク株式会社 ソレノイド装置及びコントロールバルブ
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