JPH09244791A - 情報入力装置、ディスプレイおよび情報入力方法 - Google Patents

情報入力装置、ディスプレイおよび情報入力方法

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JPH09244791A
JPH09244791A JP5307696A JP5307696A JPH09244791A JP H09244791 A JPH09244791 A JP H09244791A JP 5307696 A JP5307696 A JP 5307696A JP 5307696 A JP5307696 A JP 5307696A JP H09244791 A JPH09244791 A JP H09244791A
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Izumi Kanai
泉 金井
Kunihiro Sakai
邦裕 酒井
Eiji Yamaguchi
英司 山口
Hidetoshi Suzuki
英俊 鱸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像信号を表示するディスプレイ8と、前記
ディスプレイ8上の指す位置を入力することができる感
知手段5を有する情報入力装置において、簡単な構成で
位置検出をできるようにする。 【解決手段】 映像信号のブランク期間に、前記位置を
感知手段に感知させる位置検出識別信号を出力する手段
3を有する。このとき、映像信号を線順次走査で表示し
ても本発明を適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポインティングデ
バイスがディスプレイ上の指す位置を入力することがで
きる情報入力装置、ディスプレイおよび情報入力方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CRTなどの点順次走査を行って
いるディスプレイで、光センサを用いて位置検出を行う
場合は、センサが光を感知したときに表示画面を走査し
ていた点を検出していた。CRTは、点順次走査である
ので、映像信号を表示しているとき、ある一瞬には画面
上の一点しか信号が表示されていないため、その点の
x、y座標が一義的に求まる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電子線フラッ
トディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプ
レイなどは、線順次走査することが多く線順次走査は、
ある一瞬に画面上のある1行全てが点灯しているため、
y座標は検出できるが、x座標は検出することができな
い。そこで、以上の問題を解決し、線順次走査のディス
プレイでも、x座標、y座標の両方を感知することがで
きる情報入力装置、ディスプレイおよび情報入力方法を
提供することを本発明の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上に挙げた問題を解決
するために、本発明者が鋭意努力した結果、以下の発明
を得た。すなわち、本発明の情報入力装置は、映像信号
を表示するディスプレイと、前記ディスプレイ上の指す
位置を入力することができる感知手段を有する情報入力
装置において、前記映像信号のブランク期間に、前記位
置を感知手段に感知させる位置検出識別信号を出力する
手段を有することを特徴とする。このとき、前記ディス
プレイは、前記映像信号を線順次で表示するのがいい。
また、前記感知手段は、光センサを有するといい。前記
感知手段は、ペン型の装置に組み込まれているといい。
前記ディスプレイは、複数の画素を複数のデータ配線と
走査配線で接続しているといい。1フィールド期間で、
前記複数のデータ配線の一本に前記位置検出識別信号の
1パルスを出力するといい。また、前記複数のデータ線
をn分割し、1フィールド期間で、前記複数のデータ配
線のn本に前記位置検出識別信号を出力してもいい。前
記ディスプレイは、複数の電子源を複数のデータ配線と
走査配線で接続したマルチ電子源と、電子の照射によっ
て励起発光する蛍光板とを有してもいい。前記電子源
は、表面伝導型放出素子であるといい。これは、表面伝
導型放出素子は、応答速度が速く識別信号を入力するの
に好適だからである。前記識別信号は、人間に認識しな
いほど短いパルス幅で発光するのがいい。また、本発明
は情報入力方法も包含する。すなわち、本発明の情報入
力方法は、映像信号を表示するディスプレイ上の指す位
置を入力することができる情報入力方法において、前記
映像信号のブランク期間に、前記位置を感知手段に感知
させる位置検出識別信号を入力することを特徴とする。
さらに、本発明はディスプレイをも包含する。すなわ
ち、本発明のディスプレイは、映像信号のブランク期間
に、位置を感知させる位置検出識別信号を入力する手段
を有することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)本発明の実施形態1として、画面を分割
せずに位置を検出する方法について説明する。本実施形
態では、パネルの輝点数を水平n、垂直m個とする。ま
た、本実施形態では飛び越し走査は行わないものとす
る。図1に本実施形態の回路ブロック図を示す。
【0006】映像信号発生器2は、サンプリングされた
映像信号のシリアルーパラレル変換等を行うところであ
る。識別信号発生器3は、光センサ5が指す位置を特定
するための識別信号bi(1≦i≦n)を発生する。映
像信号aiに識別信号biが付加された信号ciが、パネ
ル8に入力される。走査行選択回路4はパルス信号s4
を選択行に入力する。信号選択器6は、光センサ5から
の信号s5のうち、位置を識別するのに必要な信号のみ
を通過させる。検出器7は、パルス信号s6をカウント
しており、信号選択器6からの信号s7をうけ、光セン
サ5が指す位置を算出する。
【0007】次に、図1を用いて位置検出の過程を説明
する。映像信号発生器2は、サンプリングされた映像信
号のシリアルーパラレル変換等を行い、第i列入力する
映像信号a1を出力する。識別信号発生器3は、光セン
サ5が指す位置を特定するための識別信号b1を発生す
る。この信号は1フィールドごとに、出力される列が異
なる。例えば、あるフィールドを表示しているときは、
1のみが出力され、ほかの信号(b1〜bi-1、bi+1
n)はoff状態である。次のフィールドでは、bi+1
のみが出力され、ほかの信号はoff状態となる。詳し
くは、後述する。またこの信号は、各行に映像信号を表
示する前後の空白期間を使ってパネルに入力されるた
め、映像信号と重なることはない。パネル8にはai
iのミックスされた信号ciが入力される。走査行選択
回路4は、1水平同期期間(1H)を周期とするパルス
信号s4を行選択パルスとしてパネル8の選択行に出力
する。
【0008】ペン型ポインティングデバイスは、光セン
サ5を有している。光センサ5は、パネル上の発光を感
知するものである。光センサ5で指した位置が発光すれ
ば、電気信号に変換し、信号s5として出力する。信号
選択器6は、光センサ5から出力された信号s5のう
ち、位置識別信号の成分のみを通し検出器7に送る。こ
の位置識別信号成分のみを通過させるためのゲート信号
が、s6である。検出器7はカウンタを持っており、ゲ
ート信号s6をカウントしておく。信号選択器6からの
信号s7を受けると、このカウンタの情報により現在位
置x、yを検出することができる。
【0009】図2に各信号のタイミングチャートを示
す。本実施形態では、あるフィールドを第1フィールド
とし、このフィールドのときにパネルの第1列目の識別
信号を入力する。図2は、第jフィールドとその前後の
信号を示している。この図を用いて、位置検出の過程を
説明する。本実施形態では、走査用のパルス信号s4
負極性、映像信号aiは正極性とする。この映像信号ai
と走査信号がある画素に同時に印加されたとき、その画
素が点灯する。本実施例では、階調パルス幅変調によっ
て表現するとする。したがって、映像信号aiのパルス
幅が長いほどその画素は明るく見える。識別信号b
iは、第iフィールドのときには第i列にのみ入力さ
れ、それ以外の列には信号は入力されない。図2の第j
フィールドでは、bjのみが発生し、bj以外の信号はo
ff状態である。またこの信号は1H周期で発生する。
発生するタイミングとしては、図2に示すように、映像
信号を入力する前に発生する。
【0010】映像信号aiと識別信号biをミックスした
信号ciがパネルに入力され表示される。つまり、第j
フィールドを表示する際は、まず1行jに点灯し、次に
1行目に映像信号が表示される。次に2行j列が点灯
し、2行目に映像信号が表示される。最後の行を表示す
る際は、まずm行j列が点灯し次にm行目に映像信号が
表示される。第jフィールドを表示しているときは、空
白期間に第j列目以外は点灯しない。
【0011】s5は光センサか感知した光を、電圧に変
換した信号である。図2の例では、第jフィールドの第
k行の信号を感知したと仮定している。また、図2では
示していないが、第jフィールド以外のフィールドで
は、光センサはk行目の映像信号は感知している。ただ
し、識別信号は第jフィールド以外では感知していな
い。
【0012】s6は光センサからの信号s5のうち、識別
信号の部分のみを通過させるためのゲート信号である。
このゲート信号は、識別信号のタイミングでのみ発生す
る。したがって、映像信号を光センサが感知し電気信号
5を送っても、その信号は図1の信号選択器6を通過
することはできない。したがって、信号選択器6を通過
する信号s7は図2のように、識別信号のみである。
【0013】以上より、第jフィールド期間にトリガs
7が検出されれば、光センサが第j列目を指しているこ
とになり、x座標はjであると特定できる。また、その
フィールドの何行目のタイミングで識別信号を感知した
かがわかれば、y座標を特定できる。図2の例では、k
行目のタイミングで識別信号を感知しているので、y座
標はkである。
【0014】図1の検出器7はカウンタを持っており、
ゲート信号s6をカウントし現在第何フィールドの何行
目かをカウントしている。信号s7が入力されると、そ
のときのフィールド番号と何行目を走査しているかが出
力される。これが、光センサの指している位置のx、y
座標である。
【0015】本実施形態において映像信号をNTSC信
号とすると、1/60秒で1フィールド表示することに
なる。したがって、1/60秒で1列分の識別信号が表
示される。例えばパネルの水平方向の輝点数nを60と
すれば、全画面に識別信号入力が終わるまでに1秒かか
る。普通水平方向の輝点数はさらに多いため、全画面に
識別信号を入力するのにかなりの時間を要することが予
想される。したがって、光センサをある一点に向けてか
ら、かなり時間がたたないと位置が検出できないことに
なる。この問題を解決するために、実施形態2では画面
を水平方向に分割し、各ブロックで識別信号に特徴を持
たせるという手法をとる。
【0016】図7は、本出願人が研究開発を進めてお
り、薄型で大型のディスプレイになる表面伝導型放出素
子を使った電子線ディスプレイの斜視図である。図は、
内部構造を表すためにパネルの一部を切り開している。
図中、31は基板、32は表面伝導型放出素子、33は
行配線、34は列配線、35はリアプレート、36は側
壁、37はフェースプレート、38は蛍光膜、39はメ
タルバックである。リアプレート35、側壁36、フェ
ースプレート37は気密容器を構成し、ディスプレイの
内部を真空に維持する。フェースプレート37は、蛍光
膜38、メタルバック39を固定する。メタルバック3
9は、蛍光膜38が発する光の一部を鏡面反射して光の
利用率を向上させたり、負イオンの衝突から蛍光膜58
を保護したりする役割がある。また、メタルバック39
は、電子を加速する電極、蛍光膜を励起した電子の導電
路になる。リアプレート35は、基板31、表面伝導型
放出素子32、行配線33、列配線34を固定する。D
x1〜Dxm、Dy1〜Dyn、Hvは、ディスプレイ
の気密構造を保ちながら、それぞれ内部の行配線33、
列配線34、メタルバック39と、外部の駆動回路とを
接続する端子である。電子源となる表面伝導型放出素子
32を、1画素にひとつ配置することによって明るく、
薄型で大型のディスプレイを提供することができる。
【0017】図8は、図7の表示パネルの駆動回路を表
す。図中、81は表示パネル、82は走査回路、83は
デコーダ、84はタイミング発生回路、85はサンプリ
ングホールド(S/H)回路、86はシリアルパラレル
(S/P)変換回路、87はパルス幅変調回路である。
デコーダ83は映像信号からR,G,Bの輝度信号と水
平同期信号(HSYNC)、垂直同期信号(VSYN
C)とに分離する。タイミング発生回路84は、水平同
期信号(HSYNC)、垂直同期信号(VSYNC)か
ら走査回路82の制御信号(Tscan)やS/H回路
45の制御信号を発生する。S/H回路85は、R,
G,Bの輝度信号を制御信号のタイミングでサンプリン
グし保持する。S/P変換回路86は、S/H回路85
の出力信号を、線順時駆動できるように1水平期間(1
H)のパルス幅をもつパラレル信号に変換する。パルス
幅変調回路87は、S/P変換回路86の出力信号をパ
ルス幅信号に変調し、表示パネルの列配線の端子Dy1
〜Dynに出力する。走査回路82は、順次、行配線の
端子Dx1〜Dxmに選択信号を出力する。
【0018】(実施形態2)本発明の実施形態2とし
て、画面を水平方向に3分割し、各ブロックごとに異な
るタイミングの識別信号を入力する場合について説明す
る。本実施形態では、3分割した1つの画面の水平輝点
数をn、垂直輝点数をmとする。また、本実施形態では
飛び越し走査は行わないものとする。
【0019】図3に本実施形態の回路ブロック図を示
す。本実施形態はパネルの水平方向輝点数が3nになっ
たこと以外は、基本的に実施形態1と同じである。映像
信号発生器2は、サンプリングされた映像信号のシリア
ル−パラレル変換等を行うところである。出力の映像信
号のうち、a11〜a1nはブロック1に入力される信号で
あり、a21〜a2nはブロック2に入力される信号であ
り、a31〜a3nはブロック3に入力される信号である。
識別信号発生器3は、光センサ5が指す位置を特定する
ための識別信号b11〜b3nを発生する。この信号のうち
11〜b1nはブロック1に入力される信号であり、b21
〜b2nはブロック2に入力される信号であり、b31〜b
3nはブロック3に入力される信号である。映像信号に識
別信号が付加された信号c11〜c3nが、パネル8に入力
される。この信号も同様に、c11〜c1nはブロック1に
入力される信号であり、c21〜c2nはブロック2に入力
される信号であり、c31〜c3nはブロック3に入力され
る信号である。
【0020】走査行選択回路4はパルス信号s4を選択
行に入力する。信号選択器6は、光センサ5からの信号
5のうち、位置を識別するのに必要な信号のみを選択
する。検出器7は、ゲート信号s6をカウントしてお
り、信号選択器6からの信号を受け、光センサ5が指す
位置を算出する。
【0021】実施形態1と異なる点は、本実施形態では
3つのブロックで識別信号の入力されるタイミングが異
なることである。実施形態1と同様に、識別信号b1j
第jフィールドの空白期間を利用して入力される。ま
た、識別信号b2j、b3jも同様に、第jフィールドの空
白期間を利用して入力される。ただし、b1j、b2j、b
3jは同じ空白期間の中でも異なるタイミングで入力され
る。このため、そのタイミングを識別すればどのブロッ
クの信号であるかがわかる。このため、ゲート信号s6
もブロック1用、ブロック2用、ブロック3用の3種類
がある。
【0022】第jフィールド期間に、パネルのk行目に
映像信号を表示しているときを例に、タイミングチャー
トを図4に示す。図に示すのは1H期間である。このと
き光センサ5は、ブロック2の左からj列目を指してい
るとする。このとき、パネルに入力される信号c1j、c
2j、c3jは図のようになっている。図のb1j、b2j、b
3jは識別信号、a1j、a2j、a3j、は映像信号である。
図に示すように、識別信号b1j、b2j、b3jは同じ空白
期間に入力されるが、入力されるタイミングが異なる。
まず、1Hの始まりとともにブロック1の識別信号b1j
が入力され、次にブロック2の識別信号b2jが入力さ
れ、最後にブロック3の識別信号b3jが入力される。さ
らにこのあとに映像信号が続く。これを、s6のような
ゲート信号で通過させれば、感知した識別信号のみを通
過させることができる。s6の3つのある信号のうち一
番左の信号は、ブロック1の識別信号を通過させるため
のもので、2番目、3番目の信号はブロック2、ブロッ
ク3の識別信号を通過させるためのものである。一方、
信号s6は検出器7にも入力されており、検出器7では
カウンタによって現在何フィールド目の何ブロック目の
何行目であるかをカウントしている。この情報から、光
センサが指している点の座標を検出することができる。
【0023】図4の例では、まずブロック2のタイミン
グで検出しているため、ブロック2上の点を指している
ことがわかる。次に、第jフィールドの信号であるか
ら、ブロック2のj列目であることがわかる。したがっ
て、x座標はn+jであることがわかる。また、この信
号がk行目のタイミングであることがわかれば、y座標
はkであることがわかる。
【0024】映像信号がNTSC信号だと仮定すると、
実施形態1では1秒間に60列しか識別信号を入力する
ことができないが、本実施形態では1秒間に3倍の18
0列に識別信号を入力することができる。分割数を増や
せば、さらに多くの列を識別することができる。つま
り、分割数を増やせば、より短い時間で位置を検出する
ことができる。
【0025】本実施形態では識別信号のタイミングによ
ってブロック分けをした。しかし、これはブロックを区
別できるものであれば、識別信号そのものを3bitや
4bitなどのディジタル信号にするなど、他の方法で
もよい。
【0026】(実施形態3)本発明の実施形態3につい
て説明する。また、本実施形態では飛び越し走査は行わ
ないものとする。本実施形態の回路ブロック図を図5に
示す。映像発生信号発生器2は、サンプリングされた映
像信号のシリアル−パラレル変換等を行うところであ
る。識別信号発生器3は、光センサ5が指す位置を特定
するための識別信号bi(1≦i≦n)を発生する。映
像信号aiに識別信号biが付加された信号ciが、パネ
ル8に入力される。スイッチ切り換え信号s8は、走査
行選択回路4が全ての行を選択するか、映像信号を表示
する一行のみを選択するかを切り換えするための信号で
ある。
【0027】信号選択器6は、光センサ5からの信号s
5を受けているが、識別信号と映像信号の双方が1H期
間に入ったときのみ、パルスs7を発生する。識別信号
を検出するための信号がsx6、映像信号を検出するた
めの信号がsy6である。sx6はx座標の検出用信号、
sy6はy座標の検出用信号と言うこともできる。検出
器7は信号sx6、sy6をカウントしており、信号選択
器6からの信号s7をうけ、光センサ5が指す位置を算
出する。
【0028】次に、図5を用いて位置検出の過程を説明
する。映像信号発生器2は、映像信号のシリアル−パラ
レル変換等を行い、第i列に入力する映像信号aiを出
力する。識別信号発生器3は光センサ5が指す位置を特
定するための識別信号biを発生する。この信号は1H
ごと出力される列が異なる。例えば、ある行を表示する
前に、i列目の識別信号biが出力されるとする。この
ときほかの信号(b1〜bi-1、bi+1〜bn)はoff状
態である。次の行を表示する前には、bi+1のみが出力
され、ほかの信号はoff状態となる。詳しくは、後述
する。またこの信号は、各行に映像信号を表示する前後
の空白期間を使ってパネルに入力されるため、映像信号
と重なることはない。パネル8にはaiとbiのミックス
された信号ciが入力される。
【0029】走査行選択回路4は、識別信号、映像信号
を表示するための走査用パルス信号をパルス8に入力す
る。まず、ある行に映像信号を表示する前に、スイッチ
切り換え信号s8が走査行選択回路4に入る。すると、
走査行選択回路4は全ての行を選択する。その結果、走
査用のパルス信号s4は全ての行に送られる。これは、
先の識別信号と同じタイミングである。したがって、こ
のときに識別信号が入力されている列全てが点灯する。
次に切り換えスイッチs8が走査行選択回路4に入る
と、走査行選択回路4は映像信号を表示する行のみを選
択する。その結果信号s4は、映像信号を表示する行に
のみ送られる。これが映像信号が入力されるタイミング
と同じである。しがって、このときは走査行選択回路4
により選択された行のみ点灯(表示)することになる。
【0030】光センサ5は、パネル上の発光を感知する
ものである。光センサ5で指した位置が発光すれば、電
気信号に変換し、信号s5として出力する。信号選択器
6は、1H期間に識別信号と映像信号の両方が送られて
きたのみ、検出のタイミング信号s7を検出器7に送
る。信号選択器6に入った信号s5が、識別信号である
か映像信号であるかを検出するための信号がsx6、s
6である。信号sx6は識別信号を検出するもので、s
6は映像信号を検出するためのものである。検出器7
はカウンタを持っており、信号sx6、sy6をカウント
しておく。信号選択器6からの信号s7を受けると、こ
のカウンタの情報により現在の位置x、yを検出するこ
とができる。
【0031】図6に各信号のタイミングチャートを示
す。図6はあるフィールドのk−1行目〜k+2行目の
j−2列目〜j+2列目まで信号を表示する過程を示
す。この図を用いて、位置検出の過程を説明する。
【0032】本実施形態では、走査用のパルス信号s4
は負極性とし、映像信号aiは正極性とする。この映像
信号aiと走査信号がある画素に同時に印加されたと
き、その画素が点灯する。本実施例では、階調をパルス
幅変調によって表現するとする。したがって、映像信号
iのパルス幅が長いほどその画素は明るくなる。
【0033】識別信号biは映像信号を表示する前の空
白期間に入力される。また、この識別信号は1Hごとに
入力する列を、1列ずつ右に移動する。図6では、ある
1Hでbj-2が入力され(この1H期間でk−2行目に
映像信号が表示される)、次の1Hでbj-1が入力され
る(この1H期間でk−1行目に映像信号が表示され
る)、というようになっている。ディスプレイには、映
像信号aiと識別信号biをミックスした信号ciがパネ
ルに入力され表示される。
【0034】走査信号用のパルスs4は1H周期のパル
スで、操作行選択回路に入力される。スイッチ切り換え
信号s8は、走査行選択回路のスイッチを切り換えるた
めのパルス信号である。この信号は1H期間に2回発生
する。1回目のパルスが走査行選択回路に入力される
と、全ての行が選択される。そして、2回目のパルスが
走査行選択回路に入力されると、映像信号を表示する行
以外は非選択となり、これらの行に信号は入力されな
い。このとき映像信号を表示する行は選択されたままで
あるため、2回目のパルス以降も走査信号が入力されて
いる。この結果、信号はdk-2〜dk+2は図6のようにな
る。
【0035】s5は光センサが感知した光を、電圧に変
換した信号である。図6の例では、k行目に映像信号を
表示するタイミングで、光センサが識別信号と映像信号
の双方を感知している。それ以外の1H期間では、光セ
ンサは識別信号しか感知していない。
【0036】sx6は光センサからの信号s5のうち、識
別信号の部分のみを検出するためのゲート信号である。
このゲート信号は、識別信号のタイミングのみ発生す
る。sy6は光センサからの信号s5のうち、映像信号の
部分のみを検出するためのゲート信号である。このゲー
ト信号は、映像信号の立ち上がりのタイミングで発生す
る。信号選択器では、1H期間に識別信号と映像信号の
双方が検出されたときのみ、信号s7を発生し検出器へ
出力する。
【0037】図5の検出器7はカウンタを持っており、
ゲート信号sx6、sy6をカウントし、現在何列目に識
別信号が表示されており、何行目に映像信号が表示され
ているかカウントしている。信号s7が入力されると、
その1H期間に識別信号が表示された列、および映像信
号が表示されている行を出力する。これが、光センサの
指している位置のx、y座標である。
【0038】本実施形態は、1H期間に識別信号と映像
信号の2つの信号を感知して、それぞれの信号のタイミ
ングからx、y座標を検出するものである。しかし、も
し映像信号レベルが0(黒レベル)で、光センサで感知
できなければ、位置は検出できないことになる。この問
題を解決するためには、映像信号レベルが0の時は信号
レベルを1とするなどの対策が必要となる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成でペン型入
力装置などの位置検出をすることができる。また、本発
明は、線順次走査で映像信号を表示するようなディスプ
レイにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のブロック回路図。
【図2】実施形態1パルスのタイムチャート。
【図3】実施形態2のブロック回路図。
【図4】実施形態2パルスのタイムチャート。
【図5】実施形態3のブロック回路図。
【図6】実施形態3パルスのタイムチャート。
【図7】表示パネルの斜視図。
【図8】表示パネルの駆動回路のブロック図。
【符号の説明】
2 映像信号発生器 3 識別信号発生器 4 走査行選択回路 5 光センサ 6 信号選択器 7 検出器 8 パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鱸 英俊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を表示するディスプレイと、前
    記ディスプレイ上の指す位置を入力することができる感
    知手段を有する情報入力装置において、 前記映像信号のブランク期間に、前記位置を感知手段に
    感知させる位置検出識別信号を出力する手段を有するこ
    とを特徴とする情報入力装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスプレイは、前記映像信号を線
    順時で表示する請求項1に記載の情報入力装置。
  3. 【請求項3】 前記感知手段は、光センサを有する請求
    項1または2に記載の情報入力装置。
  4. 【請求項4】 前記感知手段は、ペン型の装置に組み込
    まれている請求項1〜3のいずれかに記載の情報入力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ディスプレイは、複数のデータ配線
    と走査配線が交わる位置に画素を有する請求項1〜4の
    いずれかに記載の情報入力装置。
  6. 【請求項6】 1フィールド期間で、前記複数のデータ
    配線の1本に前記位置検出識別信号の1パルスを出力す
    る請求項5に記載の情報入力装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のデータ線をn分割し、1フィ
    ールド期間で、前記複数のデータ配線のn本に前記位置
    検出識別信号を出力する請求項5に記載の情報入力装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ディスプレイは、複数の電子源を複
    数のデータ配線と走査配線で接続したマルチ電子源と、
    電子の照射によって励起発光する蛍光板とを有する請求
    項1〜4に記載の情報入力装置。
  9. 【請求項9】 前記電子源は、表面伝導型放出素子であ
    る請求項5に記載の情報入力装置。
  10. 【請求項10】 映像信号を表示するディスプレイ上の
    指す位置を入力することができる情報入力方法におい
    て、 前記映像信号のブランク期間に、前記位置を感知手段に
    感知させる位置検出識別信号を出力することを特徴とす
    る情報入力方法。
  11. 【請求項11】 映像信号のブランク期間に、位置を感
    知させる位置検出識別信号を出力する手段を有すること
    を特徴とするディスプレイ。
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