JPH09244733A - 点検ロボットにおけるロボット制御と自動診断の並行処理化方法 - Google Patents

点検ロボットにおけるロボット制御と自動診断の並行処理化方法

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JPH09244733A
JPH09244733A JP4755896A JP4755896A JPH09244733A JP H09244733 A JPH09244733 A JP H09244733A JP 4755896 A JP4755896 A JP 4755896A JP 4755896 A JP4755896 A JP 4755896A JP H09244733 A JPH09244733 A JP H09244733A
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robot
inspection
data
inspection robot
automatic diagnosis
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Application number
JP4755896A
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English (en)
Inventor
Kengo Hattori
謙吾 服部
Sumiyoshi Iwamori
純好 岩森
Akira Niioka
彰 新岡
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点検ロボットの走行等の制御と自動診断を並
行して行うことを可能とすることによって、該点検ロボ
ットを有効に利用することのできる点検方法を提供する
こと。 【解決手段】 ロボット制御装置、通信ユニット、分配
器、診断装置、モニタ、ビデオ、スピーカ、磁気ディス
ク等で構成されるロボット制御部の通信ユニットは、ロ
ボット制御装置からの制御データを点検ロボットに送信
し、この制御データによってロボットの走行、姿勢変
更、センサ入力等の制御を行うとともに、これと並列し
てロボットが収集したデータを受信し、通信ユニットと
分配器を通じて診断装置によって(映像、音声、臭気
等)に対して自動診断を行い、この結果を画像や音とし
て出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサ(カメラ、
マイク、計測機器)を搭載した移動式点検ロボットによ
って、プラント等の自動診断を行う場合に、点検ロボッ
トの制御と自動診断を並行に処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動式点検ロボットによってプラ
ント等の点検を行う方法は、以下に示すような逐次的な
点検を反復するものであった。即ち、 (1)ロボットが所定の点検場所へ移動する。 (2)ロボットのセンサの姿勢を目的の点検箇所(計器
類や設備等)に合わせる。 (3)点検箇所で収集したデータ(映像、音声、臭気
等)に対して自動診断(画像処理や音響解析等)を行
う。また、その結果をモニタ表示し、データベース化す
る。 (4)収集したデータを記録媒体(ビデオディスク等)
に記録する。
【0003】このような点検ロボットにおけるロボット
の制御と点検箇所で収集したデータに対して自動診断を
行う処理方法は図10〜図12に示すものである。図1
0において、移動式点検ロボット1は、制御部としての
マイコンを中心として、入出力ポート、カメラ、マイ
ク、臭気検知器等の各種センサが搭載され、プラント等
に移動自在に配置される。
【0004】ロボット制御部2には、ロボットを制御す
るためのロボット制御装置と、該ロボットが所定の点検
箇所で収集したデータに対して自動診断を行う診断装置
とが一体に構成された制御装置21aを中心に構成さ
れ、この制御装置21aは通信ユニット22を通じて点
検ロボット1にデータを送り、ロボット1の制御(走
行、姿勢変更、センサ入力)を行うとともに、その通信
ユニット22を通じて送られる点検ロボット1からの収
集データを記録媒体25に記録するとともに、この収集
データを前記診断装置によって解析し、モニタ26に表
示し、スピーカ27から音として出力するように構成さ
れていた。
【0005】このような構成によるロボット制御部2の
処理を図11のタイミングチャートと、図12のフロー
チャートによって説明する。図11に示すように、従来
のロボット制御部2は、点検ロボット1が各点検場所の
データ収集をする度に、そのデータを使用し、自動診断
を行う方法で、図12に示すように、ステップ71に
て、点検ロボット1を点検場所に移動し、目的とする点
検箇所に到着した場合に、ステップ72にて、センサの
姿勢を制御し、次いで、ステップ73にて、データの収
集を行う。次いで、ステップ74にて、該収集したデー
タの自動診断を行い、ステップ75にて、この自動診断
を行った結果をモニタ26およびスピーカ27に出力
し、ステップ76にて、収集済のデータを記録媒体25
に記録する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな移動式点検ロボットによって所定の時間内に多くの
点検を行おうとすると、制御装置21aはロボット制御
装置と自動診断装置とが一体となっていて、ロボットの
走行と自動診断を並行して行うことができないため、点
検に時間がかかり、所定の時間内に多くの点検を行うこ
とができないという問題を有するものであった。本発明
は、このような問題点に鑑み、所定の時間内に多くの点
検を行うことのできる点検ロボットの制御と自動診断を
並行に処理する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、第1の実施例は、点検場所に点検ロボット
を移動し、該点検ロボットに搭載したセンサの姿勢を制
御し、前記点検場所を点検させる制御データを送信する
とともに、前記点検ロボットの点検データを受信する通
信ユニットと、前記点検データを記録する記録媒体と、
該点検データに基づいて前記点検場所の状態を自動診断
する診断装置と、同診断装置の診断結果を画像にて表示
する映像装置と、音にて告知する音響装置とを備えたロ
ボット制御部であって、前記通信ユニットに、前記自動
診断装置と、前記ロボット制御装置とをそれぞれ別体に
接続するように構成し、前記点検ロボットの移動と並行
して、既に収集済データを前記記録媒体より読み込み、
自動診断を行うようにしたことを特徴とする。
【0008】第2の実施例は、前記第1の実施例におけ
る点検ロボットが一連のデータ収集を終了した後におい
て、前記自動診断装置が収集済のデータを記録媒体より
読み込み、自動診断を行うことを特徴とする。
【0009】第3の実施例は、前記第1の実施例及び第
2の実施例における点検ロボットにおいて、該点検ロボ
ットの走行時間が短い場合は未処理リストに追加し、走
行時間が長い場合は未処理部分を診断するようにしたこ
とを特徴とする。
【0010】以上のように構成したので、本発明によれ
ば、ロボット制御装置と診断装置を分離することが可能
としたために、ロボットの制御と並行して自動診断を行
えるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施例を図を
用いて詳細に説明する。図1は本発明による点検ロボッ
トのロボット制御と自動診断の並行処理化方法の実施例
を説明するブロック図で、図2は、同じく点検ロボット
とロボット制御部間でデータの授受をおこなうための後
述する通信ユニットを説明するブロック図である。
【0012】図1において、1は、点検ロボットで、同
点検ロボット1は、制御部としてのマイコン3、入出力
制御部4、入力ポート5、出力ート6、姿勢制御部7、
センサ駆動部8、カメラ9、マイク10、臭気検知器1
1、通信ユニット12を含んで構成されている。
【0013】2は、点検ロボット1を遠隔操作によって
制御するロボット制御部で、同ロボット制御部2は、ロ
ボット制御装置21、通信ユニット22、分配器23、
診断装置24、モニタ26、記録装置としてのビデオデ
ィスク26a、スピーカ27、磁気ディスク25を含ん
で構成されている。
【0014】ロボット制御部2は、点検ロボット1を予
め定められた点検箇所に逐次的に点検を行わせ、且つ、
これを反復するため、点検ロボット1に以下のような制
御を行う。即ち、ロボット制御部2の通信ユニット22
の入力端子22aにロボット制御装置21からの制御デ
ータを入力し、この制御データを出力端子22bから点
検ロボット1に送信することによって、点検ロボット1
に以下の制御を行わせる。 (1)点検ロボット1を所定の点検場所へ移動する。 (2)点検ロボット1のセンサの姿勢を目的の点検箇所
(計器類や設備等)に合わせる。 (3)点検箇所にて点検ロボット1に、該点検箇所の映
像のカメラ9による撮影、マイク10による音の録音、
臭気検知器11による臭気検知等を行わせ、これらの収
集データを出力ポート6と、通信ユニット12を通じて
ロボット制御部2に送信させる。
【0015】ロボット制御部2は、上述した(1)〜
(3)の制御処理と並行して、通信ユニット22が入力
端子22cから点検ロボット1の収集した点検データを
入力し、該点検データを出力端子22dから診断装置2
4の入力端子24bに入力し、診断装置24はこの入力
データ(映像、音、臭気等)に基づいてプラント等の状
態の自動診断(画像処理や音響解析等)を行う。また、
診断装置24は、この画像処理の結果をモニタに表示
し、音響解析の結果を磁気ディスク25に記憶してデー
タベース化する。 (4)また、収集したデータを記録媒体26a(ビデオ
ディスク等)に記録して保存する。
【0016】即ち、通信ユニット22の入力端子22c
に入力された収集データは、該通信ユニット22の出力
端子22cから分配器23の入力端子23bに入力さ
れ、この入力されたデータはビデオディスク26aに録
画される。
【0017】このように、通信ユニット22は、ロボッ
ト制御装置21からの制御データを点検ロボット1に送
信し、ロボット1の制御(走行、姿勢変更、センサ入
力)を行う処理と、ロボット1から送信される収集デー
タを受信し、該受信したデータに基づいて自動診断を行
う処理とを並行に行うことを可能とする。
【0018】次に、分配器23を通じてデータを入出力
する方法について以下に説明する。先ず、診断装置24
の出力端子24aから出力される診断結果のデータは、
分配器23の入力端子23aから、分配器23の出力端
子23cを通じてモニタ26とスピーカ27に出力され
る。このように分配器23が接続されているために通信
ユニット22は、点検ロボット1から送られてくるデー
タの入力処理と、ロボット制御装置21からの点検ロボ
ット1の制御データの出力処理とを並行して行うことが
できる。
【0019】次に、点検ロボット1からロボット制御部
2へデータを送信する場合と、ロボット制御部2から点
検ロボット1にデータを送信する場合について説明す
る。図2において、点検ロボット1の送信部は、送信用
アンテナ13aと、このアンテナ13aを接続する送信
機14aと、この送信機14aに、データを変調して入
力する変調機14bとで構成されている。
【0020】ロボット制御部2の受信部は、受信用アン
テナ28bを接続する受信機29cと、この受信機29
cから出力された信号を復調してデジタル信号に変換す
る復調機29dとで構成されている。
【0021】点検ロボットの送信部からロボット制御部
2の受信部にデータを送信するには、該点検ロボットの
カメラ9によって撮影した映像データ、マイク10によ
って録音した音響データ、臭気検知器11によって検知
した臭気データ等がA/D変換され、制御部(マイコ
ン)3によって一連のシリアルデータに変換され、この
シリアルデータが出力ポート6を通じて変調機14bに
入力される。この入力されたデジタル信号は変調機14
bによって、送信機13aが送信を行うのに好適な信号
方式、例えばFSK(フリクエンシー・シフト・キーイ
ング)信号、あるいはPSK(フェーズ・シフト・キー
イング)信号等に変調され、送信機14aに入力されて
アンテナ13aを通じて電波となってロボット制御部2
に送信される。
【0022】この電波は、ロボット制御部2の受信用ア
ンテナ28bによって受信され、受信部の受信機29c
に入力され、該受信機29cからFSK信号、あるいは
PSK信号等として出力され、このFSK等の信号、あ
るいはFSK等の信号は復調機29dによってデジタル
信号に復調されて診断装置24に入力される。
【0023】上述のように、点検ロボット1からロボッ
ト制御部2へデータを送信する場合は、ロボット制御部
2から点検ロボット1に制御データを送信する場合にも
全く同様にして行われるので、以下に簡単に説明するに
留める。
【0024】ロボット制御部2から点検ロボット1に、
該点検ロボットを制御する制御データの送信を行う送信
部は、ロボット制御部2の送信用アンテナ28aを接続
する送信機29aと、この送信機29aにデータを変調
して入力する変調機29bとで構成されている。
【0025】このように構成されるロボット制御部2の
送信部から点検ロボット1に対してデータを送信するに
は、ロボット制御装置21のロボット制御用データは、
変調機29bによって、FSK信号、あるいはPSK信
号等の送信を行うのに好適な変調方式によって変調され
た後に、この変調されたデータが送信機28aに入力さ
れ、送信用アンテナ28aを通じて送信される。
【0026】このようにして点検ロボット1に送信され
た信号は、点検ロボット1の受信部によって受信され
る。この受信部は、受信用アンテナ13bと、この受信
用アンテナ13bを接続する受信機14cと、この受信
機14cから出力される信号を復調する復調機14dと
で構成されている。
【0027】このようにして構成した点検ロボット1の
受信部によってロボット制御部2の送信部からのデータ
を復調するには、受信用アンテナ13bから受信機14
cを通じ,復調機14dに入力されるFSK等の信号
は、復調機14dによってデジタル信号に復調され、制
御部(マイコン)3に入力され、この制御部(マイコ
ン)3によって点検ロボット1の走行や停止、及び各種
センサの姿勢制御等が行われる。
【0028】図3は、上述のように、点検ロボット1と
ロボット制御装置2との間のデータの伝送方法無線通信
を利用して行った場合に対し、点検ロボット1の通信ユ
ニット12とロボット制御部2の通信ユニット22との
間をケーブルによって接続するように構成したものであ
る。
【0029】即ち、点検ロボット1からのデータを受信
するケーブル15と、点検ロボット1にデータを送信す
るケーブル16とをそれぞれ設け、これらのケーブル1
5、16によって点検ロボット1とロボット制御部2間
のデータ伝送を行う場合で、同図において、点検ロボッ
ト1の通信ユニット12には出力ポート6からのデジタ
ルデータを変調する変調機14bが設けられるととも
に、デジタルデータに復調して入力ポート5に出力する
復調機14dとが設けられている。
【0030】また、ロボット制御装部2の通信ユニット
22にはロボット制御装置21からのデータを変調して
出力する変調機29bが設けられるとともに、点検ロボ
ットから送られるデータを復調して診断装置24に出力
する復調機29dが設けられている。このように、それ
ぞれのケーブル15、16を使用し、送信と受信を同時
に行わせことによってロボット制御部2は、点検ロボッ
ト1の制御処理と点検ロボット1からのデータの受信処
理とを並行して処理することが可能となる。
【0031】次に本発明の実施例の点検ロボットにおけ
るロボット制御と自動診断の並行処理化方法の内容につ
いて具体的に説明する。図4は本発明の第1の実施例を
説明するタイムチャートで、図5は、同じく処理フロー
を示すフローチャートである。図6は本発明の第2の実
施例を説明するタイムチャートで、図7は、同じく処理
フローを示すフローチャートである。図8は本発明の第
3の実施例を説明するタイムチャートで、図9は、同じ
く処理フローを示すフローチャートである。
【0032】本発明の第1の実施例は、図4に示すよう
に、点検ロボット1の移動と並行して、既に収集済のデ
ータを記録媒体より読み込み、自動診断を行うものであ
る。この方法を図5のフローチャートに従って以下に説
明する。ステップ30にて、本発明の第1の実施例がス
タートし、システム全体が起動する。ステップ31に
て、最初のの点検場所に点検ロボット1を移動させる。
この走行と並行して、ステップ32にて、その一つ前に
点検ロボット1から送られ、記録媒体26aに記録され
ている収集データを読み出し、ステップ33にて、デー
タの有無を判定する。このデータが記録媒体26aに有
れば、ステップ34にて、そのデータの自動診断を行
い、ステップ35にて該診断結果をモニタ、スピーカ等
に出力する。この出力が完了し、点検ロボット1が所定
の点検場所に到着した場合はステップ36にて、カメラ
9、マイク10、臭気検知器11等のセンサの姿勢が点
検目的である計器類や設備等の方向に合うようにセンサ
の姿勢制御を行い、ステップ37にて、データの収集を
行う。この収集したデータはロボット制御部に送信さ
れ、該ロボット制御部において、ステップ38にて、収
集したデータを記録媒体である記録媒体26aにデータ
ベース化する。次に、ステップ39に進み、全ての点検
場所の点検が終了したかどうかを判定し、全ての点検場
所の点検が終了した場合は、ステップ39bにて記録媒
体26aにデータベース化し、再びステップ31にもど
り最初の点検場所にロボットを移動する。
【0033】ステップ39にて全ての点検場所の点検が
終了していない場合は、ステップ39aにて次の点検場
所にロボットを移動し、以下、再びステップ32と同様
の処理を反復する。
【0034】尚、前述のステップ33にて、その一つ前
に点検ロボット1から送られ記録媒体26aに記録した
収集データが無かった場合には、最初の点検場所に走行
中であるものと判定し、データの自動診断と表示等の出
力を行わず、最初の点検場所に到着した時点でステップ
36に進むものとする。
【0035】本発明の第2の実施例は、図6に示すよう
に、点検ロボット1が一連のデータ収集を終了した後
で、該収集済のデータを記録媒体26aより読み出し、
自動診断を行う方法である。
【0036】この方法の処理フローを図7に示すフロー
チャートに従って説明する。ステップ40にて、本発明
の第2の実施例がスタートし、最初の点検が始まる。ス
テップ41にて、点検ロボット1を目的とする点検場所
に移動し、該目的とする点検場所に到着したら、ステッ
プ42にて、センサの姿勢制御を行い、ステップ43に
てデータを収集し、ステップ44にて、収集したデータ
を通信ユニット22を介して記録媒体26aに記録す
る。次いで、ステップ45にて、全点検場所の点検が終
了したかどうかを判定し、終了していなければステップ
49aに進み、次の点検場所に点検ロボット1を走行さ
せる。また、全点検場所の点検が終了していれば、ステ
ップ46にて、それ以前に記録した収集データを記録媒
体26aから読み出し、ステップ47にて、自動診断を
行い、ステップ48にてその結果をモニタ26、スピー
カ27に出力し、ステップ49にて、記録媒体26aに
データベース化し、再びステップ41に戻って最初の点
検場所に点検ロボットを移動する。
【0037】本発明の第3の実施例は、図8に示すよう
に、点検ロボット1を所定の点検場所に移動するため、
該点検ロボットが走行している間に、診断装置24は、
その一つ前に点検ロボット1から送られてきたて記録媒
体26aに記録されている収集データを読み出し、この
読み出したデータの自動診断を行うだけの時間の余裕が
あるかどうかを判定する。この場合、前記自動診断を行
うだけの時間の余裕は、例えば予め5分と設定し、この
5分の間に点検ロボットが次の点検場所に到達すること
ができるかどうかについては、それぞれの点検場所ごと
の移動に必要な時間データを、例えば、記録媒体26a
に記録させておく、この移動に必要な時間データに基づ
いて診断装置24は自動診断を行うだけの時間の余裕が
あるかどうかを判定した結果、点検ロボット1の走行時
間が短く自動診断を行うだけの時間の余裕がないと判定
した場合に、未処理ストに追加し、走行時間が長い場合
には自動診断するようにしたものである。以下、この方
法を図9のフローチャートに従って説明する。
【0038】ステップ50にて、本発明の第3の実施例
がスタートし、最初の点検が始まる。ステップ51に
て、点検ロボットを所定の点検場所に移動する。ステッ
プ52にて、点検ロボット1が目的とする点検場所に到
着した場合に、センサの姿勢制御を行い、ステップ53
にて、データを収集し、ステップ54にて、収集したデ
ータを記録媒体26aに記録する。そして、ステップ5
5にて、全点検場所の点検が終了したかどうかを判定
し、終了していなければステップ61にて、次の点検場
所に点検ロボット1を移動させる。ステップ62にて移
動時間が自動診断に要する時間に比べて短いかどうかを
判定し、短ければステップ63にて、その自動診断をし
落としたデータを識別するファイル名を未処理リストに
記憶し、再度ステップ52からの処理を続行する。ステ
ップ62にて移動時間が長いと判定された場合はステッ
プ64に進み、未処理リストに記入されているデータを
記録媒体26aから読み出し、ステップ65にて、自動
診断を行い、ステップ66にて、その結果をモニタ2
6、スピーカ27に出力し、ステップ67にて、データ
ベース化を行い、ステップ62にて再度移動時間を判定
する。また、ステップ55にて、全点検場所の点検が終
了していれば、ステップ56に進み、未処理リストに記
入されているデータを記録媒体26aから読み出し、ス
テップ57にて、自動診断を行い、ステップ58にて、
その結果をモニタ26、スピーカ27に出力し、ステッ
プ59にて、データベース化を行い、未処理リストに記
憶した全てのデータを処理したかどうかを判定する。全
ての未処理リストデータが処理されていなければ、再度
ステップ56に進み、次の未処理リストのデータの自己
診断をおこなう。全ての未処理リストデータが処理され
たら、再びステップ51に戻って点検ロボット1を最初
の点検場所に移動して上記の処理を反復する。
【0039】次に、上述した実施例1〜実施例3のそれ
ぞれに基づいて点検ロボット1に点検させた場合、例え
ば、条件(A)点検箇所=20箇所、(B)各走行時間
とセンサ姿勢変更時間=180秒、(C)データ記録時
間=5秒、(D)自動診断時間=60秒とした場合、従
来例によれば、(A)×(B)+(A)×(C)+
(A)×(D)=4900秒(約82分)となる。これ
に対し、上記(1)の実施例によれば、(A)×(B)
+(A)×(D)=3700秒(約62分)となり、従
来と比較して約20分時間が短縮できる。また、上記
(2)の実施例によれば、(A)×(B)+(A)×
(C)+(A)×(D)=4900秒(約82分)とな
り従来例と点検時間が同じことになるが、自動診断を最
後に一括して実施することによってロボットの使用時間
が従来例と比較して20分短縮されるので、この時間を
利用してロボットを別の点検に使用することができるよ
うになる。
【0040】さらにまた、第3の実施例によれば、
(A)×(B)+(A)×(D)=3700秒(約62
分)+αとなる。αは未処理リストの分を自動診断する
ための時間で、点検時間の合計を実施前と比較すると、
ロボットの走行と並行して行われる自動診断の時間だけ
短縮されたことになる。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、ロボット制御装置と診断装置を分離し、点検ロボッ
トの移動と並行して収集済データの自動診断を行うこと
が可能となるので、少ない時間で多くの自動診断を行え
るようになるので、これによって点検時間の大幅な短縮
が可能となり、点検ロボットを有効に活用することがで
き、点検の能率を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による点検ロボットにおけるロボット制
御と自動診断の並行 処理化方法の実施例の構成を示
す図である。
【図2】本発明による実施例の点検ロボットとロボット
制御部との間の通信 方法を説明するブロ ック図であ
る。
【図3】本発明による点検ロボットとロボット制御部と
の間の通信方法を説 明する他の実施例のブロ ック図
である。
【図4】本発明による点検ロボットの第1の実施例のタ
イムチャートの図である。
【図5】本発明による点検ロボットの第1の実施例の処
理フローを示すフローチャートの図である。
【図6】本発明による点検ロボットの第2の実施例のタ
イムチャートの図である。
【図7】本発明による点検ロボットの第2の実施例の処
理フローを示すフローチャートの図である。
【図8】本発明による点検ロボットの第3の実施例のタ
イムチャートの図である。
【図9】本発明による点検ロボットの第3の実施例の処
理フローを示すフローチャートの図である。
【図10】従来の点検ロボットにおけるロボットの制御
と自動診断の処理化方法の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】従来の実施例の点検ロボットにおけるロボッ
トの制御と自動診断の処理化方法を説明するタイムチャ
ートの図である。
【図12】従来の実施例の点検ロボットにおける処理フ
ローを示すフローチャートの図である。
【符号の説明】
1 点検ロボット 2 ロボット制御部 3 制御部 4 入出力制御部 5 入力ポート 6 出力ポート 7 姿勢制御部 8 センサ駆動部 9 カメラ 10 マイク 11 臭気検知器 21 ロボット制御装置 22 通信ユニット 23 分配器 24 診断装置 25 磁気ディスク 26 モニタ 27 スピーカ
フロントページの続き (72)発明者 新岡 彰 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点検場所に点検ロボットを移動し、該点
    検ロボットに搭載したセンサの姿勢を制御し、前記点検
    場所を点検させる制御データを送信するとともに、前記
    点検ロボットの点検データを受信する通信ユニットと、
    前記点検データを記録する記録媒体と、該点検データに
    基づいて前記点検場所の状態を自動診断する診断装置
    と、同診断装置の診断結果を画像にて表示する映像装置
    と、音にて告知する音響装置とを備えたロボット制御部
    であって、 前記通信ユニットに、前記自動診断装置と、前記ロボッ
    ト制御装置とをそれぞれ別体に接続するように構成し、
    前記点検ロボットの移動と並行して、既に収集済データ
    を前記記録媒体より読み込み、自動診断を行うようにし
    たことを特徴とする点検ロボットにおけるロボット制御
    と自動診断の並行処理化方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の点検ロボットが一連のデ
    ータ収集を終了した後において、前記自動診断装置が収
    集済のデータを記録媒体より読み込み、自動診断を行う
    ことを特徴とする点検ロボットにおけるロボット制御と
    自動診断の並行処理化方法。
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2の点検ロボットに
    おいて、該点検ロボットの走行時間が短い場合は未処理
    リストに追加し、走行時間が長い場合は未処理部リスト
    の部分を診断するようにしたことを特徴とする点検ロボ
    ットにおけるロボット制御と自動診断の並行処理化方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004505366A (ja) * 2000-07-31 2004-02-19 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド アドバンストプロセスコントロール(apc)フレームワークを用いた処理ツールの故障検出およびその制御のための方法および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004505366A (ja) * 2000-07-31 2004-02-19 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド アドバンストプロセスコントロール(apc)フレームワークを用いた処理ツールの故障検出およびその制御のための方法および装置

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