JPH0924434A - 成形された金属缶を製造する方法 - Google Patents

成形された金属缶を製造する方法

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JPH0924434A
JPH0924434A JP8064569A JP6456996A JPH0924434A JP H0924434 A JPH0924434 A JP H0924434A JP 8064569 A JP8064569 A JP 8064569A JP 6456996 A JP6456996 A JP 6456996A JP H0924434 A JPH0924434 A JP H0924434A
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region
accordion
geometrically
fold
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JP8064569A
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English (en)
Inventor
Gerard Heurteboust
ジェラルド・ウルテブース
Jean-Francois Seconde
ジャン−フランソワ・スゴーンド
Stephane Tref
ステファンヌ・トレ
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Sollac SA
Original Assignee
Sollac SA
Lorraine de Laminage Continu SA SOLLAC
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D51/00Making hollow objects
    • B21D51/16Making hollow objects characterised by the use of the objects
    • B21D51/26Making hollow objects characterised by the use of the objects cans or tins; Closing same in a permanent manner
    • B21D51/2646Of particular non cylindrical shape, e.g. conical, rectangular, polygonal, bulged
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D17/00Forming single grooves in sheet metal or tubular or hollow articles
    • B21D17/04Forming single grooves in sheet metal or tubular or hollow articles by rolling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 底部と、前記底部と一続きの周縁壁とを備
え、前記周縁壁が少なくとも一つの幾何学的拡張領域を
有し、その拡張比が絞り加工後再絞り加工する方法を使
用する場合には約3%であり、絞り加工後ならし加工す
る方法を使用する場合には約8%である、成形金属缶を
製造する工程を提供する。 【解決手段】 成形金属缶を製造する方法において、成
形金属缶は、一方では底部(1)と、前記底部と一続き
となっていて少なくとも一つの幾何学的拡張領域を有す
る円筒状の周縁壁(2)とを備え、他方では前記周縁壁
にかしめられ、もしくは継合わされた蓋を備えている。
前記方法は、幾何学的に拡張される領域の全高に亙り周
縁壁をアコーデオンの形に折り曲げて前記領域で得られ
る金属の体積を増大する工程と、前記周縁壁のアコーデ
オン状折り曲げ部を展開して幾何学的拡張領域(2A,
2B)を得る工程と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飲料用缶もしくは食
料用缶形式の成形された金属缶を製造する工程に関し、
特定すれば、一方では底部と、前記底部と一続きとなっ
ていて少なくとも一つの幾何学的拡張領域を有する円筒
状の周縁壁とを備え、他方では前記周縁壁にかしめら
れ、もしくは継合わされた蓋を備えた成形金属缶に関す
る。
【0002】
【従来の技術】少なくとも一つの幾何学的に拡張された
領域を有する周縁壁と、該周縁壁の一端部にかしめられ
又は継合わされた底部と、該周縁壁の他端部にかしめら
れ又は継合わされた蓋とを備えた成形金属缶を製造する
ことは公知である。
【0003】この蓋は、例えば強度が弱められた線を破
断することにより開口する容易に開口する部分、又は例
えばねじ付ストッパーを受けるタップ付首部を備えてい
る。かかる形式の金属缶の周縁壁は円筒状のスリーブで
形成することができ、このスリーブは長手方向に溶接さ
れかつ少なくとも一つの幾何学的拡張領域を備えてい
る。
【0004】通常は、周縁壁は低炭素含有量で約250
メガパスカルの降伏強度を有する軟鋼の金属素材から造
られる。このような軟鋼は、それほどの困難性なく、あ
る拡張比で、溶接された円筒状スリーブの局部的拡張を
達成することが可能である。この拡張比は下記の式で計
算される、即ち この値は20%程度であってもよく、最初の直径Dは溶
接されたスリーブの最初の直径であり、最終の直径Dは
拡張後の溶接された周縁壁の直径である。
【0005】かかる形式の成形缶を製造するため、溶接
スリーブが造られ、このスリーブは局部的に拡張され少
なくとも一つの幾何学的拡張領域を備えた周縁壁が形成
され、そして底部及び蓋はそれぞれ周縁壁の各端部にか
しめられもしくは継合わせられる。幾何学的拡張領域は
通常、拡張される領域の全ての高さに亙り拡張されるよ
うに成形され、この拡張は空気圧又は圧力窒素を使用す
る成形法、非圧縮性流体を使用する成形法、又はセクタ
ーを有する工具を使用して機械的拡張法により行われ
る。
【0006】一方では底部と、前記底部と一続きとなっ
ている円筒状の周縁壁とを備え、他方では前記周縁壁に
かしめられ、もしくは継合わされた蓋を備えた成形金属
缶を製造することも公知である。
【0007】底部と該底部と一続きの周縁壁とは、金属
素材又はストリップから切断され絞り加工後再絞り加工
されるかもしくは絞り加工後ならし加工(ironin
g)することにより成形されたカップから造られる。
【0008】最も一般的には、この形式の金属缶は、例
えば熱間圧延されたストリップを冷間圧延し、焼鈍しか
つ再度冷間圧延して、二段階で薄板化された極めて低炭
素含有の鋼から造られる。かかる鋼は第2の冷間圧延工
程の過程でかなりの加工硬化を受けて、降伏強度が約3
50ないし400メガパスカルになる。絞り加工後再度
絞り加工するこの形式の缶の製造の場合、周縁壁の成形
後、金属は更に高度に加工硬化され、従って、周縁壁内
の降伏強度は約600メガパスカルとなる。
【0009】周縁壁の直径の可能な全幾何学的拡張比は
約2.5%である。
【0010】絞り加工後再度絞り加工するこの形式の缶
の製造の場合、周縁壁のならし加工後、金属は更に高い
加工硬化を受けて、周縁壁内の降伏強度は約700メガ
パスカルになり、しばしばそれを越える。このことによ
り、実質的に拡張性がゼロとなる。周縁壁の直径の可能
な全幾何学的拡張比は1%以下であり、極めて薄い壁に
対しては0.5%以下にさえなる。
【0011】他方で、絞り加工後再絞り加工する方法に
より又は絞り加工後ならし加工する方法で製造された金
属缶の利点は、金属缶が極めて薄い板を使用することを
可能にすることであり、それは、壁を形成する金属が高
い機械的性質を有する極めて堅い金属であるからであ
り、それにより、軽量となりかつ材料費が低くなるとい
う結果をもたらす。更に、かかる缶は、底部及びそれと
一体の周縁壁の二つの部品でできており、このことは美
観の見地から有利である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、底部と、前
記底部と一続きの周縁壁とを備え、前記周縁壁が少なく
とも一つの幾何学的拡張領域を有し、その拡張比が絞り
加工後再絞り加工する方法を使用する場合には約3%で
あり、絞り加工後ならし加工する方法を使用する場合に
は約8%である、成形金属缶を製造する工程を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、従って、一方
では底部と、前記底部と一続きとなっていて少なくとも
一つの幾何学的拡張領域を有する円筒状の周縁壁とを備
え、他方では前記周縁壁にかしめられ、もしくは継合わ
された蓋を備えた成形金属缶を製造する方法において、
前記方法が、前記幾何学的に拡張される領域において、
前記幾何学的に拡張される領域の全高に亙り、前記周縁
壁をアコーデオン状折り目の形態に制御して折り曲げ
て、前記領域で得られる金属体の体積を増大する工程
と、前記周縁壁のアコーデオン状折り曲げ部を展開して
幾何学的拡張領域を得る工程と、を備えていることを特
徴とする。
【0014】本発明の別の特徴は、前記工程が周縁壁の
外方に向かってアコーデオンの折り曲げ部を展開するこ
とと、周縁壁の内方に向かってアコーデオンの折り曲げ
部を展開することと、まず最初に前記底部に接近した幾
何学的拡張領域を形成し、次に前記底部に最も離れた幾
何学的拡張領域を形成することにより、周縁壁に少なく
とも二つの幾何学的拡張領域を形成することと、を備え
ている。
【0015】この工程は、底部に接近した幾何学的に拡
張される領域の部分から開始して、前記底部に最も離隔
した幾何学的に拡張される領域の部分で終了することに
より相互に隣接する一連の溝を形成し、周縁壁のアコー
デオン状折り目の形に折り曲げるように制御する段階を
備えている。各溝の深さは対応する溝の領域の幾何学的
拡張領域で得られる最終直径の関数である。
【0016】この工程は、底部に接近した幾何学的に拡
張される領域の部分から開始し、前記底部に最も離隔し
た幾何学的に拡張される領域の部分で終了して螺旋状の
溝を形成することにより、周縁壁のアコーデオン状折り
目の形に折り曲げるように制御する段階を備えている。
【0017】この工程は、周縁壁の周りに工具を回転さ
せて母線(generatrix)ごとに溝を形成する
段階を備えている。
【0018】この工程は、圧縮空気もしくは圧縮窒素を
吹き付けるか、圧力がかかった非圧縮性流体を注入する
か、成形缶の軸線に垂直方向に可動の複数の隣接する区
域を有する円形工具によるか、又は、弾性体の膨張可能
なクッションにより、アコーデオンの折り目を展開する
段階を備えている。
【0019】本発明の特徴及び利点は、添付図面を参照
して単に例示としてのみ開示する以下の記載から明らか
となるであろう。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に示すように、飲料用缶の形
式の成形缶は、底部1及び底部1と一体の周縁壁2又は
スカート部を備えている。周縁壁2は例えば2つの幾何
学的拡張領域、すなわち底部1に近接した領域2Aと、
底部1に対して領域2Aの上方にありかつ中間部分2C
により領域2Aから離隔されている領域2Bとを備えて
いる。
【0021】領域2Aは缶の周縁壁2の高さに亙り伸長
しており、領域2Bは周縁壁2の高さH2に亙り伸長し
ている。かかる成形缶を製造するため、本発明の方法
は、第一段階として、図2に示すように、鋼、アルミニ
ウムもしくはアルモニウム合金の金属素材を絞り加工後
さらに絞り加工するか、もしくは絞り加工してならし加
工することにより得られる予備的な缶を成形すること
と、幾何学的拡張されるべき領域2Aにおいて及び拡張
されるべき前記領域の全ての高さH1において、アコー
デオンもしくはベロー状の折り目の形態になるように制
御して折り目加工することと、を備えている。
【0022】図3に示す成形折り曲げ部4は、高さH1
の領域2Aにおいて金属の容積を増加する目的で形成さ
れる。
【0023】第2段階では、幾何学的拡張すべき領域2
B及び領域2Bの全高H2について、図4に示すよう
に、アコーデオンもしくはベロー状の折り目の形態にな
るように制御して折り曲げ加工する。
【0024】第3段階では、先述の段階で形成されたア
コーデオン状折り目4及び5が周縁壁2の外方に向かっ
て展開されて、幾何学的拡張領域2A及び2Bが迅速に
形成される。
【0025】周縁壁2のアコーデオン状折り目4及び5
を造るため、一連の溝6が形成される。この一連の溝6
は、幾何学的に拡張される領域2Aの底部に最も近接し
た部分から開始しかつ幾何学的に拡張される領域2Bの
底部から最も離隔した部分で終わっており、底部に最も
近接した領域2Aの溝6を形成し次に底部から最も離隔
した領域2Bの溝6を形成することにより、相互に隣接
している。
【0026】各溝の深さは各領域2A及び2Bで対応す
る溝6において得られる最終的な直径の関数である。
【0027】成形される缶の幾何学的に拡張されるべき
領域が2つ以上である場合、加工工程は、底部に最も近
接した拡張されるべき領域から開始され、底部に最も近
接した前記領域の上方に配置された拡張領域を過ぎて、
底部に最も遠い領域まで、連続して行われる。
【0028】図6及び図7に示すように、周縁壁2のリ
ングに形成された各溝6は工具により、母線から母線へ
と母線ごとに形成される。この工具は、参照番号10で
全体が表されており、周縁壁2の周りを回転する。この
工具10は缶の回転軸線に平行な回転軸線を有する3つ
一組のリング、すなわち、周縁壁2の外側で周縁壁に沿
って回転するリング11と、周縁壁2の内側で周縁壁2
に沿って回転するそれぞれ2つのリング10a,10b
とを備えている。別の実施例では、リング10a及び1
0bが周縁壁の外側を周縁壁に沿って回転し、リング1
1が周縁壁2の内側を周縁壁2に沿って回転する。リン
グ10a及び10bはリング11を含む平面の各々の側
に重なって配置されている。
【0029】溝6を形成するため、工具10は缶10の
周縁壁2に当接して所望の位置に配設されており、リン
グ10a,10b及び11は、外側リング11と内側リ
ング10a及び10bとを相互に侵入させながら缶の周
りを回転させる。
【0030】溝6の所望の深さを得るために、しばしば
幾度かの継続した加工が必要である。この場合、周縁壁
2の周りに工具10を最初に回転させた後、1回又はそ
れ以上追加して回転させ、その間に各回転毎にリング1
0a,10b及び11の相互侵入を増加させる。
【0031】溝6を形成する工具10のリング10a,
10b及び11の相対位置並びにリングの形状は、一方
で、周縁壁2を薄肉化することなくもしくは周縁壁の薄
肉化を制限して、他方で、リング10a,10b及び1
1と接触する周縁壁2の母線の自由部分9を最適化する
ように計算されている。従って、この自由壁部分は、金
属の皺の発生の危険性を回避するに十分に短く、かつリ
ングによる周縁壁2の表面の傷の発生の危険性を回避す
るに十分に長い長さである。
【0032】別の実施例(図示せず)では、工具10は
缶の回転軸線に平行な回転軸線を有する4つのリング
と、周縁壁の外側で周縁壁に沿って回転する2つのリン
グと、周縁壁の内側の周りを回転する2つのリングとを
備えている。かかる工具10の構成により、溝6を形成
するとき、予備的に溝が形成された金属体を保持して皺
の発生を回避することを可能にする。
【0033】缶の周縁壁2の領域2A及び2Bのアコー
デオン状折り目4及び5を形成するために溝6を形成す
ることにより、周縁壁2の薄肉化を発生せず、又は薄肉
化を極めて制限することは重要なことである。溝6の形
成を底部1に最も近接した幾何学的に拡張される領域2
A及び2Bの部分から開始するのはこの理由によるもの
であり、それにより、溝6が形成される周縁壁2の、リ
ングの上方に位置する金属部が、溝6の成形中にリング
の方に向かうのを可能にする。この工程の間、周縁壁2
の自由端は軸方向圧力又は保持力を受けない。
【0034】事実、幾何学的に拡張された領域2A及び
2Bのアコーデオン状折り目を形成した後は、予備成形
された缶の全高は減少していることが分かっている。
【0035】周縁壁2の調整されたアコーデオン状折り
目4及び5の展開をするため、例えば圧縮空気もしくは
圧力のかかった窒素ガスの吹き付けによる公知の拡張方
法、非圧縮性圧力流体の注入を使用する公知の方法、缶
の軸線に垂直な方向に可動の複数の隣接する区域からな
る円形工具、又は弾性体の膨張クッションを使用してな
される。これら拡張方法の全ては公知であり、従って詳
細な説明は省略する。
【0036】拡張条件は、領域2A,2Bの高さH1,
H2が同一性を維持し、周縁壁2の壁部分の厚さが一定
であるように決定される。
【0037】周縁壁2のアコーデオン状折り目4及び5
を展開した後、2つの幾何学的拡張領域2A及び2Bを
備えた缶が得られ、これらの拡張比は次式で計算され
る。
【0038】(最終直径D−当初直径D)×100 当初直径D 拡張比は、鋼の金属素材を絞り加工してならし加工する
ことにより得られる予備成形された缶の場合は約3%で
あり、鋼の金属素材を絞り加工して更に絞り加工するこ
とにより得られる予備成形された缶の場合は約8%であ
る。
【0039】事実、例えば予備成形された缶3において
高さH1のリング部分を切り取ったとして、リング部の
壁が円筒型である場合、母線上の有効な金属体の断面積
は、 S1=H1×e であり、ここで、eはリングの壁の厚さである。
【0040】当該リングにおいて有効な金属体の体積
は、 V1=S1×π×D であり、ここで、Dはリング部の直径である。
【0041】幾何学的に拡張される周縁壁2の領域をア
コーデオン状折り目の形態に加工した後、高さH1のリ
ング部は略正弦波の形状であり、その厚さeは予備成形
缶3の円筒状リング部の壁の厚さと同じである。この場
合、金属体の有効断面積S2はS1を越えており、その
外形は直線状の外形から略正弦波の形状を有する外形へ
変形し、高さはもとのままである。リング部の平均直径
が同じでありかつDに等しいことを鑑みると、当該リン
グの有効な体積V2は、 V2=S2×π×D である。この体積V2はV1より大きい。
【0042】高さH1のリングが拡張工具により展開さ
れたとき、リングの壁の形状は直線的な形状に復帰し、
これは高さH1が増加することなく行われる。この場
合、金属体の母線上の有効な断面積S3もまたH1×
e、すなわちS1に等しい。これは、リングの壁の厚さ
eが変化を受けないかまたは僅かしか変化しないような
拡張条件によるものである。
【0043】展開後のリングの有効な体積は V3=S3×π×D3 である。ここでD3は拡張されたリングの直径である。
【0044】S1=S3であるという事実及び金属の体
積がV2=V3を維持するという事実を考慮して、次式
が得られる。
【0045】S2×π×D=S3×π×D3 すなわち、 S2×D=S3×D3=S1×D3 ここで、S2>S1であるから、D3>Dを得る。従っ
て、各幾何学的に拡張された領域2A及び2Bの最終的
な直径は各アコーデオン状折り目4及び5の形状に、そ
れ故溝6の深さに、直接関連する。
【0046】しかしながら、可能な拡張比は当該溝の周
縁壁2の厚さを減少させることなく溝6を加工し得る実
行可能性により制限される。
【0047】現状において入手可能な工具を使用する
と、絞り加工及びならし加工された鋼製缶に対する最大
拡張比は3ないし4%に達し、絞り加工しかつ再度絞り
加工された鋼製缶に対する最大拡張比は8ないし10%
に達する。
【0048】幾何学的に拡張される各領域2A及び2B
の全高に亙り周縁壁2にアコーデオン状に折り目を加工
する別の加工方法(図示せず)において、一連の隣接す
る溝6の代わりに螺旋溝を形成することもできる。この
場合、螺旋溝は、底部に最も近接した幾何学的拡張領域
の部分から開始し、底部から最も離隔した幾何学的拡張
領域の部分で終わるように加工される。螺旋溝は深さが
変化する。
【0049】図5に示すように、少なくとも一つの領域
2Dを有する成形缶を製造することも可能であり、その
直径は缶の残りの部分の直径より小さい。この場合、成
形方法は前述と同じ方法であって、成形される領域2D
で得られる体積を増加するように、領域2Dの全高に亙
り周縁壁2にアコーデオン状に折り目を加工する。その
後、アコーデオン状折り目が周縁壁2の内方に向かって
展開される。
【0050】本発明による成形缶の製造方法は、より著
しい膨張部又は湾曲部を有する成形缶を製造することが
可能であり、かつ、絞り加工後ならし加工することによ
りもしくは絞り加工しかつ再度絞り加工することにより
得られる予備成形缶を使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により得られた成形缶の半分を長
手方向断面図で、残りの半分を正面図で表した成形缶の
第1の実施例である。
【図2】図1の成形缶を製造する過程における各種の段
階を、成形缶の半分を長手方向断面図で、残りの半分を
正面図で表した図である。
【図3】図1の成形缶を製造する過程における各種の段
階を、成形缶の半分を長手方向断面図で、残りの半分を
正面図で表した図である。
【図4】図1の成形缶を製造する過程における各種の段
階を、成形缶の半分を長手方向断面図で、残りの半分を
正面図で表した図である。
【図5】本発明の方法により得られた成形缶の半分を長
手方向断面図で、残りの半分を正面図で表した成形缶の
第2の実施例である。
【図6】本発明の方法における加工段階の途中の状態を
示す缶の図解的な平面図である。
【図7】図6の7−7線に沿って切取った一部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 底部 2 周縁壁 2A,2B 幾何学的に拡張される領域 3 予備成形された缶 4、5 アコーデオン状折り
目 6 溝 10 工具 10a、10b、11 リン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−フランソワ・スゴーンド フランス共和国 57070 メ,リュ・ヴィ エーイュヴィル 6 (72)発明者 ステファンヌ・トレ フランス共和国 57310 リュランジュ・ レ・ティオンヴィル,リュ・デ・ペルドリ 8

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方では底部と、前記底部と一続きとな
    っていて少なくとも一つの幾何学的に拡張される領域を
    有する円筒状の周縁壁とを備え、他方では前記周縁壁に
    かしめられ、もしくは継合わされた蓋を備えた成形金属
    缶を製造する方法において、 前記幾何学的に拡張される領域において、前記幾何学的
    に拡張される領域の全高に亙り、前記周縁壁をアコーデ
    オン状折り目の形態に折り曲げて、前記領域で得られる
    金属体の体積を増大する工程と、 前記周縁壁のアコーデオン状折り目を展開して幾何学的
    拡張領域を得る工程と、を備えていることを特徴とする
    成形金属缶を製造する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法にして、前記アコー
    デオン状折り目を前記周縁壁の外部に向かって展開する
    段階を備えていることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法にして、前記アコー
    デオン状折り目を前記周縁壁の内部に向かって展開する
    段階を備えていることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法にして、最初に、前
    記底部に最も近接した幾何学的に拡張されるべき領域を
    形成し、次に、前記底部に最も離隔した幾何学的に拡張
    されるべき領域を形成することにより、周縁壁に少なく
    とも2つの幾何学的に拡張されるべき領域を形成するこ
    とを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の方法にして、前記底部に
    最も近接した幾何学的に拡張されるべき領域の部分から
    開始し、前記底部に最も離隔した幾何学的に拡張される
    べき領域の部分で終わることにより相互に隣接した一連
    の溝を形成して、前記周縁壁をアコーデオン状折り目の
    形態に折り曲げる段階を備えていることを特徴とする方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の方法にして、各溝の深さ
    が、対応する溝の領域内の幾何学的に拡張される領域で
    得られる最終的な直径の関数であることを特徴とする方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の方法にして、前記底部に
    最も近接した幾何学的に拡張されるべき領域の部分から
    開始し、前記底部に最も離隔した幾何学的に拡張される
    べき領域の部分で終わる螺旋溝を形成することにより、
    前記周縁壁をアコーデオン状折り目の形態に折り曲げる
    ように制御する段階を備えていることを特徴とする方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の方法にして、前記螺旋溝
    が各種の深さを有していることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項4ないし8のいずれかに記載の方
    法にして、前記周縁壁の周りに回転する工具により、母
    線ごとに溝を形成する段階を備えていることを特徴とす
    る方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の方法にして、圧力のか
    かった空気又は窒素ガスを吹き付けることによりアコー
    デオン状の折り目部を展開することを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の方法にして、非圧縮性
    の圧力流体を注入することによりアコーデオン状折り目
    を展開する段階を備えていることを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の方法にして、成形缶の
    軸線に対して垂直に移動し得る複数の隣接する区分を備
    えた円形の工具により、アコーデオン状折り目を展開す
    る段階を備えていることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の方法にして、弾性体の
    膨張可能なクッションによりアコーデオン状折り目を展
    開する段階を備えていることを特徴とする方法。
JP8064569A 1995-03-21 1996-03-21 成形された金属缶を製造する方法 Pending JPH0924434A (ja)

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