JPH09243741A - レーダ制御装置 - Google Patents

レーダ制御装置

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JPH09243741A
JPH09243741A JP8050134A JP5013496A JPH09243741A JP H09243741 A JPH09243741 A JP H09243741A JP 8050134 A JP8050134 A JP 8050134A JP 5013496 A JP5013496 A JP 5013496A JP H09243741 A JPH09243741 A JP H09243741A
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JP
Japan
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limit value
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Application number
JP8050134A
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English (en)
Inventor
Masato Shiokawa
誠人 塩川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠距離目標とのPRF(Pulse Rep
etition Frequency:パルス繰り返し
周波数)同期処理のため追尾できなくなる近距離目標を
減少させるビーム制御を課題とする。 【解決手段】 遠距離目標が最大探知距離に存在するも
のとしてヒット数とPRI(Pulse Repeti
tion Interval:パルス繰り返し周期)を
再計算し、目標の位置に応じたTOT(Time On
Target:目標に対するビーム照射時間)の上限
値を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば、地上固定
型、あるいは艦載用レーダのレーダ制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子走査レーダの運用状態を図9
に示す。図9において、1はレーダ搭載艦、2はレー
ダ、3a〜3fはレーダが捜索範囲に照射する捜索ビー
ム、4はレーダが照射する検定ビーム、5は検定目標、
6はレーダが照射する追尾ビーム、7は追尾目標、8は
追尾目標に向かって射出するミサイルである。レーダ搭
載艦1に搭載されたレーダ2はまず捜索範囲に捜索ビー
ム3a〜3fを照射し、その反射波により信号を探知す
ると、検定ビーム4を検定目標5の方向に照射する。検
定ビーム4により、探知した信号が追尾すべき目標であ
るのか、雲などのクラッターによる反射波なのかを判断
する。もし追尾すべき目標であるなら、その目標に対し
追尾ビーム6を照射することにより追尾を行い、追尾目
標7に対してミサイルを発射する。このビームを照射す
る際、送信タイミングが同期していないとアンテナ面間
で干渉が発生し、レーダの機能を満足しなくなってしま
う。そのため、各アンテナ面で照射するビームのPRF
(Pulse Repetition Frequen
cy:パルス繰り返し周波数)を同期させ、送信パルス
終了のタイミングとヒット数を一致させている。このP
RF同期処理は、追尾目標に関して行う際、ビームのパ
ラメータを決定するレーダ制御装置に各アンテナ面毎の
追尾目標諸元が入力された順に行い、検定目標に関して
行う際、レーダ制御装置に各アンテナ面毎の検定目標諸
元が入力された順に行う。また、あるアンテナ面に追尾
あるいは検定目標が存在しない場合には、他アンテナ面
で追尾ビームあるいは検定ビームを照射している間、目
標の存在しないアンテナ面ではビームを照射しない。
【0003】図10は、図9に示すような従来の複数の
アンテナ面で照射するビームのPRF同期処理により送
信タイミングを同期する機能を有する電子走査レーダの
構成図であり、図10においては、9a〜9cはアンテ
ナ、10は信号処理制御装置、11は信号処理制御装置
10から送られる追尾情報により追尾目標の諸元を作成
する目標情報処理制御装置、12は捜索ビーム諸元を作
成し、目標情報処理制御装置11から送られる追尾目標
の諸元によって追尾ビーム諸元を作成し、また信号処理
制御装置10から送られる検定目標の諸元によって検定
ビーム諸元を作成するレーダ制御装置、13a〜13c
はアンテナ9a〜9cに対応し、レーダ制御装置12か
ら送られる追尾ビーム諸元及び検定ビーム諸元でビーム
走査を行うビーム制御装置である。
【0004】本発明は、図10で太枠で示したレーダ制
御装置12の追尾ビーム照射時間及び検定ビーム照射時
間の上限値設定を制御する装置に関するものである。図
11にレーダ制御装置12の構成を示す。図11におい
ては、14は入力される追尾目標、検定目標の諸元を追
尾制御装置と検定制御装置に振り分け、捜索範囲の情報
を捜索制御装置に出力するモード設定装置、15は入力
された捜索範囲の情報から捜索ビーム諸元を算出する捜
索制御装置、16は入力された追尾目標の諸元から追尾
ビーム諸元を算出する追尾制御装置、17は追尾制御装
置16で算出された追尾ビーム諸元を用いてアンテナ面
間のPRF同期処理を行う追尾同期処理装置、18は入
力された検定目標の諸元から検定ビーム諸元を算出する
検定制御装置、19は検定制御装置で算出された検定ビ
ーム諸元を用いて、アンテナ面間のPRF同期処理を行
う検定同期処理装置、20は捜索ビーム、追尾ビーム、
検定ビームに優先順位をつけビームを照射する順番を決
定するタイムスケジューリング装置からなるレーダ制御
装置である。
【0005】モード制御装置14は、目標情報処理制御
装置11から追尾目標の諸元として追尾目標高角、方位
角、目標距離及び捜索ビーム照射範囲を受け取り、また
信号処理制御装置10から検定目標の諸元として検定目
標高角、方位角、検定距離を受け取り、捜索範囲を捜索
制御装置15へ、追尾目標の高角、方位角、距離を追尾
制御装置16へ、検定目標の高角、方位角、距離を検定
制御装置18へ入力する。捜索制御装置15は入力され
た捜索範囲のビーム諸元として各捜索ビームの高角、方
位角、PRI(Pulse Repetition I
nterval:パルス繰り返し周期)、パルス幅、ヒ
ット数を算出し、これをタイムスケジューリング装置2
0に入力する。
【0006】追尾制御装置16は、図12に示すフロー
にしたがい、個々の追尾目標に対するパルス幅、PR
I、ヒット数を算出する。追尾制御装置16は、モード
制御装置14から追尾目標の諸元として、目標高角、方
位角、距離を受け取る。追尾制御装置16で算出する追
尾ビームのパルス幅をτt とすると、これは数1によっ
て求めることができる。
【0007】
【数1】
【0008】ただし、Rt は追尾目標に対する距離、R
t は追尾レンジゲート幅、Cは光速である。これによ
り求めたパルス幅を量子化する。次に求めたパルス幅を
用いて、追尾ビームのPRIであるPRIt を数2によ
って算出する。
【0009】
【数2】
【0010】ただし、chは、送受信切り換え時間であ
る。これにより求めたPRIt を量子化する。追尾ビー
ムのヒット数をnt とすると、これは数3により算出で
きる。
【0011】
【数3】
【0012】ただし、θt は追尾ビームのビーム幅、σ
t は追尾目標の有効反射面積、Snは信号電力対雑音電
力比である。以上のように算出したパルス幅、PRI、
ヒット数と追尾制御装置16に入力された追尾目標諸元
を追尾同期処理装置17に出力する。
【0013】追尾同期処理装置17は追尾目標毎に算出
された追尾ビームの諸元からアンテナ面間のPRF(パ
ルス繰り返し周期)同期処理を行う。これは、追尾制御
装置16から入力されるビームのうち、各アンテナ面で
同時に照射する追尾ビームのPRIの最大値を求め、同
時に照射する各追尾ビームのPRIを最大値となるPR
Iとすることで行う。PRIを同期した後に、送信タイ
ミングの同期を行う。各アンテナ面で同時に照射する追
尾ビームのパルス幅の最大値と各ビームのパルス幅の差
を算出し、その差の時間だけ送信タイミングを遅らせる
ことにより行う。この送信タイミングを遅らせる時間を
送信ディレイ時間という。次に追尾ビームのヒット数を
同期する。これは各アンテナ面で同時に照射する追尾ビ
ームのヒット数の最大値を求め、同時に照射する各追尾
ビームのヒット数を最大値となるヒット数とすることで
行う。上記処理終了後、追尾ビーム諸元として追尾目標
高角、方位角、距離、パルス幅、PRF同期処理後のP
RI、ヒット数、送信ディレイ時間をタイムスケジュー
リング装置20に出力する。
【0014】検定制御装置18は、図13に示すフロー
にしたがい、個々の検定目標に対するパルス幅、PR
I、ヒット数を算出する。検定制御装置18は、モード
制御装置14から検定目標の諸元として、目標高角、方
位角、距離を受け取る。検定制御装置18で算出する検
定ビームのパルス幅をτc とすると、これは数4によっ
て求めることができる。
【0015】
【数4】
【0016】ただし、Rc は検定目標に対する距離、R
c は検定レンジゲート幅、Cは光速である。これによ
り求めたパルス幅を量子化する。次に求めたパルス幅を
用いて、検定ビームのPRIであるPRIc を数5によ
って算出する。
【0017】
【数5】
【0018】ただし、chは、送受信切り換え時間であ
る。これにより求めたPRIc を量子化する。検定ビー
ムのヒット数をnc とすると、これは数6により算出で
きる。
【0019】
【数6】
【0020】ただし、θc は検定ビームのビーム幅、σ
c は検定目標の有効反射面積、Snは信号電力対雑音電
力比である。以上のように算出したパルス幅、PRI、
ヒット数と検定制御装置18に入力された検定目標諸元
を検定同期処理装置19に出力する。
【0021】検定同期処理装置19は検定目標毎に算出
された検定ビームの諸元からアンテナ面間のPRF(パ
ルス繰り返し周期)同期処理を行う。これは、検定制御
装置18から入力されるビームのうち、各アンテナ面で
同時に照射する検定ビームのPRIの最大値を求め、同
時に照射する各検定ビームのPRIを最大値となるPR
Iとすることで行う。PRIを同期した後に、送信タイ
ミングの同期を行う。各アンテナ面で同時に照射する検
定ビームのパルス幅の最大値と各ビームのパルス幅の差
を算出し、その差の時間だけ送信タイミングを遅らせる
ことにより行う。次に検定ビームのヒット数を同期す
る。これは各アンテナ面で同時に照射する検定ビームの
ヒット数の最大値を求め、同時に照射する各検定ビーム
のヒット数を最大値となるヒット数とすることで行う。
上記処理終了後、検定ビーム諸元として検定目標高角、
方位角、距離、パルス幅、PRF同期処理後のPRI、
ヒット数、送信ディレイ時間をタイムスケジューリング
装置12に出力する。
【0022】タイムスケジューリング装置20は捜索制
御装置15、追尾同期処理装置17、検定同期処理装置
19から入力された各照射ビームに対して、照射順を決
定し、この順番でビーム制御装置13に各照射ビームの
諸元を出力する。
【0023】上記の構成のような、複数のアンテナ面で
照射するビームのPRF同期処理により送信タイミング
を同期する機能を有する電子走査レーダのあるアンテナ
面では、他のアンテナ面に目標が存在しないときより、
各アンテナ面に目標が存在したときの方がビーム照射時
間が増加してしまうという場合が生じる。この状況を図
14を用いて説明する。図14において21は送信パル
ス、22は受信パルスである。図14(a)はPRF同
期処理を行わない場合の各アンテナ面における送信及び
受信のタイミングを示している。しかし、送信パルス2
1a、21b、21cのように送信タイミングがあって
いないときには、アンテナ面間での干渉が発生し、レー
ダとしての機能を満足しなくなってしまう。よって、ア
ンテナ面間の干渉を防ぐために、図11(b)に示す送
信パルス21a、21b、21cのように、各アンテナ
面の送信タイミングを同期する必要がある。この同期処
理により、各面のPRIは、同期を行うPRIのうち最
大のPRIと同じ値となる。このために、PRF同期処
理の結果、他アンテナ面に目標が存在しない場合よりも
ビーム照射時間が増加してしまうことがあるのである。
従来の方法では、この同期処理を行う際のPRIの増加
により脅威度の低い遠距離目標に対し過剰に追尾時間あ
るいは検定時間を割くことを回避するために、PRF同
期処理で1つの追尾目標に対するTOT(Time O
n Target:目標に対するビーム照射時間)や1
つの検定目標に対するTOTに上限値を設けている。こ
のTOT上限値は全ての追尾目標あるいは検定目標に関
して同一の値である。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】図15(a)は中心に
レーダがあり、その周りに複数の同じ高角目標が存在す
る状況を示したものである。レーダを中心とする円周は
最大探知距離を示す。目標A1,A3,B1,B3,C
1,C3はレーダにとって脅威度の高い近距離目標であ
り、円周外の目標A2,B2,C2はレーダにとって脅
威度の低い遠距離目標である。従来の処理ではTOTの
上限値を各目標について同一の値TOTmaxで設定し
ていた。この同一の値は、最大探知距離上の面間に存在
する目標に追尾あるいは検定を行うために必要な時間に
より決定されていた。
【0025】このとき従来のレーダ制御装置において
は、次のような問題点があった。図16に示すように、
電子走査レーダではビーム照射方向とアンテナ面の法線
のなす角であるステアリング角が大きくなるにつれステ
アリング損失が大きくなり、その損失を補うため多くの
ビーム照射時間を必要とする。したがって同一のTOT
上限値TOTmaxで追尾あるいは検定を行う場合、各
アンテナ面でステアリング角の大きな範囲と小さな範囲
で追尾あるいは検定を行える距離が異なる。ステアリン
グ角θの余弦の2.6乗は、追尾あるいは検定を行える
距離の4乗に比例するという関係がある。この関係によ
り、TOTmaxで追尾あるいは検定を行うことのでき
る範囲は、図15(b)の破線で示す範囲となることが
わかる。図15(b)に示すように、最大探知距離の範
囲内の全ての目標に対し、追尾あるいは検定を行えるよ
うにTOTの上限値を設定するとステアリング角の小さ
な方向では、最大探知距離以上の脅威度の低い目標に対
しても追尾あるいは検定を行うことになる。
【0026】図15(c)は脅威度の高い近距離目標A
1〜A5のみが存在する状況を示したものである。目標
の距離が短ければ追尾ビームあるいは検定ビーム照射時
間も短くてすむので、図15(c)においては全ての近
距離目標について追尾ビームあるいは検定ビームを照射
できるものとする。他のアンテナ面にTOT2のTOT
を必要とする遠距離目標が発生し図15(c)の状況か
ら図15(d)の状況となり、A1とB1、A2とB
2、A3とB3の組み合わせでPRF同期処理を行う場
合を考える。この状況ではPRF同期処理によって、図
15(d)の近距離目標A1〜A3のTOTがTOTm
axに設定されてしまう。目標A1〜A3のTOTが実
際に必要な値よりも大きく設定されてしまうことにより
A4,A5に追尾ビームあるいは検定ビームを照射でき
なくなってしまうことがある。また検定に関しては、脅
威度の低い遠距離目標に対する検定可能距離が最大探知
距離より大きく、その結果最大探知距離以上の距離にお
いてもクラッターなどの実際の目標でないものに対して
誤検定を行う場合がある。
【0027】以上の例で示したように、ある面では近距
離目標が多数存在し、他のアンテナ面では遠距離目標の
みが存在するとき、アンテナ面間の追尾ビームあるいは
検定ビームのPRF同期処理によって、近距離目標のT
OTが遠距離目標のTOTと同じ値に設定され直され、
その結果近距離目標に対し必要以上に追尾照射時間、検
定照射時間をかけることが多くなる。このような場合、
遠距離目標が存在しないときには全ての近距離目標を追
尾あるいは検定できても、遠距離目標が存在することに
より近距離目標を追尾あるいは検定できなくなる場合が
生じる。さらに検定については、最大探知距離以上の距
離で誤検定を行う場合がある。地上固定型あるいは艦載
用のレーダでは近距離目標の方が遠距離目標よりも脅威
度が高く、遠距離目標を追尾し近距離目標を追尾しない
という状況は避けなければならない。
【0028】この発明はこのような課題を解決するため
になされたものであり、脅威度の高い近距離目標を優先
的に追尾するようなビーム照射マネジメントを目的とす
るものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるレーダ
制御装置は、追尾目標毎に最大探知距離におけるヒット
数を再計算し、PRIを必要に応じて再計算し、その結
果を用いて各追尾目標のTOT上限値を設定することに
より、全ての近距離目標に対して追尾を行うことのでき
る必要なTOTを確保し、さらに他のアンテナ面に存在
する遠距離目標とのPRF同期処理によって必要以上に
大きくならないように制御するものである。
【0030】また、第2の発明によるレーダ制御装置
は、追尾目標毎に最大探知距離におけるヒット数を再計
算し、その結果と予め保持していた最大探知距離におけ
るPRIを用いて各追尾目標のTOT上限値を設定する
ことにより、全ての近距離目標に対して追尾を行うこと
のできる必要なTOTを確保し、さらに他のアンテナ面
に存在する遠距離目標とのPRF同期処理によって必要
以上に大きくならないように制御するものである。
【0031】また、第3の発明によるレーダ制御装置
は、検定目標毎に最大探知距離におけるヒット数を再計
算し、PRIを必要に応じて再計算し、その結果を用い
て各検定目標のTOT上限値を設定することにより、全
ての近距離目標に対して検定を行うことのできる必要な
TOTを確保し、さらに他のアンテナ面に存在する遠距
離目標とのPRF同期処理によって必要以上に大きくな
らないように制御するものである。
【0032】また、第4の発明によるレーダ制御装置
は、検定目標毎に最大探知距離におけるヒット数を再計
算し、その結果と予め保持していた最大探知距離におけ
るPRIを用いて各検定目標のTOT上限値を設定する
ことにより、全ての近距離目標に対して検定を行うこと
のできる必要なTOTを確保し、さらに他のアンテナ面
に存在する遠距離目標とのPRF同期処理によって必要
以上に大きくならないように制御するものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1は、本発明の実施の形態1を示すレーダ制御装置の
構成図である。図1においては、14はモード制御装
置、15は捜索制御装置、16は追尾制御装置、17は
追尾同期処理装置、18は検定制御装置、19は検定同
期処理装置、20はタイムスケジューリング装置、23
は追尾TOT上限値設定用ヒット数算出装置、24は追
尾TOT上限値設定用PRI算出装置、25は追尾TO
T上限値設定装置である。図2は、本発明の実施の形態
1を示すレーダ制御装置の追尾TOT上限値設定用ヒッ
ト数算出装置23、追尾TOT上限値設定用PRI算出
装置24、追尾TOT上限値設定装置25のフロー図で
ある。
【0034】上記のように構成されたレーダ制御装置の
動作原理を図1及び図2を用いて説明する。モード制御
装置14は、目標情報処理制御装置11から追尾目標の
諸元として追尾目標高角、方位角、目標距離及び捜索ビ
ーム照射範囲を受け取り、また信号処理制御装置10か
ら検定目標の諸元として検定目標高角、方位角、検定距
離を受け取り、捜索範囲を捜索制御装置15へ、追尾目
標の高角、方位角、距離を追尾制御装置16へ、検定目
標の高角、方位角、距離を検定制御装置18へ入力す
る。捜索制御装置15は入力された捜索範囲のビーム諸
元として各捜索ビームの高角、方位角、PRI、パルス
幅、ヒット数を算出し、これをタイムスケジューリング
装置に入力する。
【0035】追尾制御装置16は、モード制御装置14
から追尾目標の諸元として、目標高角、方位角、距離を
受け取り、図12に示すフローにしたがい、個々の追尾
目標に対するパルス幅、PRI、ヒット数を算出する。
追尾制御装置16で算出する追尾ビームのパルス幅をτ
t とすると、これは上記の数1によって求めることがで
きる。追尾ビームのPRIであるPRIt は、求めたパ
ルス幅を用いて、上記の数2により求めることができ
る。追尾ビームのヒット数をnt とすると、これは上記
の数3によって求めることができる。以上のように算出
したパルス幅、PRI、ヒット数と追尾制御装置16に
入力された追尾目標諸元を追尾TOT上限値設定用ヒッ
ト数算出装置23に出力する。
【0036】追尾TOT上限値設定用ヒット数算出装置
23は追尾目標の距離と最大探知距離の比較を行い、目
標距離の方が大きい場合にはRt を最大探知距離の値と
し、上記の数3によりヒット数を算出し、これを追尾T
OT上限値設定用ヒット数とする。また、目標距離の方
が小さい場合には追尾制御装置16で算出されたヒット
数を追尾TOT上限値設定用ヒット数とする。ここで、
算出した追尾TOT上限値設定用ヒット数と追尾TOT
上限値設定用ヒット数算出装置23に入力された追尾ビ
ーム諸元を追尾TOT上限値設定用PRI算出装置24
に出力する。
【0037】追尾TOT上限値設定用PRI算出装置2
4は、追尾目標の距離と最大探知距離の比較を行い、目
標距離の方が大きい場合はRt を最大探知距離の値と
し、上記の数2によりPRIを算出し、これを追尾TO
T上限値設定用PRIとする。また、目標距離の方が小
さい場合には追尾制御装置16で算出されたPRIを追
尾TOT上限値設定用PRIとする。ここで、算出した
追尾TOT上限値設定用PRIと追尾TOT上限値設定
用PRI算出装置24に入力された追尾ビーム諸元を追
尾TOT上限値設定装置25に出力する。
【0038】追尾TOT上限値設定装置15は各追尾目
標に対し、追尾TOT上限値設定用ヒット数算出装置2
3で算出されたヒット数と追尾TOT上限値設定用PR
I算出装置24で算出されたPRIの積として追尾TO
T上限値を設定し、この追尾TOT上限値と追尾ビーム
諸元を追尾同期処理装置17に出力する。ただし、追尾
TOT上限値設定用ヒット数算出装置23、追尾TOT
上限値設定用PRI算出装置24で算出されたヒット
数、PRIは追尾同期処理装置17に出力しない。
【0039】追尾同期処理装置17は追尾目標毎に算出
された追尾ビームの諸元からアンテナ面間のPRF(パ
ルス繰り返し周期)同期処理を行う。これは、追尾制御
装置16で作成されるビーム諸元のうち、各アンテナ面
で同時に照射する追尾ビームのPRIの最大値を求め、
同時に照射する各追尾ビームのPRIを最大値となるP
RIとすることで行う。PRIを同期した後に、送信タ
イミングの同期を行う。各アンテナ面で同時に照射する
追尾ビームのパルス幅の最大値と各ビームのパルス幅の
差を算出し、その差の時間だけ送信タイミングを遅らせ
ることにより行う。次に追尾ビームのヒット数を同期す
る。これは各アンテナ面で同時に照射する追尾ビームの
ヒット数の最大値を求め、同時に照射する各追尾ビーム
のヒット数を最大値となるヒット数とすることで行う。
上記処理終了後、追尾ビーム諸元として追尾目標高角、
方位角、距離、パルス幅、PRF同期処理後のPRI、
ヒット数、送信ディレイ時間をタイムスケジューリング
装置20に出力する。
【0040】検定制御装置18は、モード制御装置14
から検定目標の諸元として、目標高角、方位角、距離を
受け取る。図13に示すフローにしたがい、個々の検定
目標に対するパルス幅、PRI、ヒット数を算出する。
検定制御装置18で算出する検定ビームのパルス幅をτ
c とすると、これは上記の数4によって求めることがで
きる。検定ビームのPRIであるPRIc は、求めたパ
ルス幅を用いて、数5により求めることができる。検定
ビームのヒット数をnc とすると、これは上記の数6に
よって求めることができる。以上のように算出したパル
ス幅、PRI、ヒット数と検定制御装置18から入力さ
れた検定目標諸元を検定同期処理装置19に出力する。
【0041】検定同期処理装置19は検定目標毎に算出
された検定ビームの諸元からアンテナ面間のPRF(パ
ルス繰り返し周期)同期処理を行う。これは、検定制御
装置18から入力されるビームのうち、各アンテナ面で
同時に照射する検定ビームのPRIの最大値を求め、同
時に照射する各検定ビームのPRIを最大値となるPR
Iとすることで行う。PRIを同期した後に、送信タイ
ミングの同期を行う。各アンテナ面で同時に照射する検
定ビームのパルス幅の最大値と各ビームのパルス幅の差
を算出し、その差の時間だけ送信タイミングを遅らせる
ことにより行う。次に検定ビームのヒット数を同期す
る。これは各アンテナ面で同時に照射する検定ビームの
ヒット数の最大値を求め、同時に照射する各検定ビーム
のヒット数を最大値となるヒット数とすることで行う。
上記処理終了後、検定ビーム諸元として検定目標高角、
方位角、距離、パルス幅、PRF同期処理後のPRI、
ヒット数、送信ディレイ時間をタイムスケジューリング
装置20に出力する。
【0042】タイムスケジューリング装置20は捜索制
御装置15、追尾同期処理装置17、検定同期処理装置
19から入力された各照射ビームに対して、照射順を決
定し、この順番でビーム制御装置に各照射ビームの諸元
を出力する。
【0043】実施の形態2 図3は、本発明の実施の形態2を示すレーダ制御装置の
構成図である。図3においては、14はモード制御装
置、15は捜索制御装置、16は追尾制御装置、17は
追尾同期処理装置、18は検定制御装置、19は検定同
期処理装置、20はタイムスケジューリング装置、23
は追尾TOT上限値設定用ヒット数算出装置、25は追
尾TOT上限値設定装置、26は追尾TOT上限値設定
用PRI記憶装置である。図4は、本発明の実施の形態
2を示すレーダ制御装置の追尾TOT上限値設定用ヒッ
ト数算出装置23、追尾TOT上限値設定装置25、追
尾TOT上限値設定用PRI記憶装置26のフロー図で
ある。
【0044】上記のように構成されたレーダ制御装置の
動作原理を図3及び図4を用いて説明する。モード制御
装置14は、目標情報処理制御装置11から追尾目標の
諸元として追尾目標高角、方位角、目標距離及び捜索ビ
ーム照射範囲を受け取り、また信号処理制御装置10か
ら検定目標の諸元として検定目標高角、方位角、検定距
離を受け取り、捜索範囲を捜索制御装置15へ、追尾目
標の高角、方位角、距離を追尾制御装置16へ、検定目
標の高角、方位角、距離を検定制御装置18へ入力す
る。捜索制御装置15は入力された捜索範囲のビーム諸
元として各捜索ビームの高角、方位角、PRI、パルス
幅、ヒット数を算出し、これをタイムスケジューリング
装置に入力する。
【0045】追尾制御装置16は、モード制御装置14
から追尾目標の諸元として、目標高角、方位角、距離を
受け取り、図12に示すフローにしたがい、個々の追尾
目標に対するパルス幅、PRI、ヒット数を算出する。
追尾制御装置16で算出する追尾ビームのパルス幅をτ
t とすると、これは上記の数1によって求めることがで
きる。追尾ビームのPRIであるPRIt は、求めたパ
ルス幅を用いて、上記の数2により求めることができ
る。追尾ビームのヒット数をnt とすると、これは上記
の数3によって求めることができる。以上のように算出
したパルス幅、PRI、ヒット数と追尾制御装置16に
入力された追尾目標諸元を追尾TOT上限値設定用ヒッ
ト数算出装置23に出力する。
【0046】追尾TOT上限値設定用ヒット数算出装置
23は追尾目標の距離と最大探知距離の比較を行い、目
標距離の方が大きい場合にはRt を最大探知距離の値と
し、上記の数3によりヒット数を算出し、これを追尾T
OT上限値設定用ヒット数とする。また、目標距離の方
が小さい場合には追尾制御装置16で算出されたヒット
数を追尾TOT上限値設定用ヒット数とする。ここで、
算出した追尾TOT上限値設定用ヒット数と追尾TOT
上限値設定用ヒット数算出装置23に入力された追尾ビ
ーム諸元を追尾TOT上限値設定装置25に出力する。
【0047】追尾TOT上限値設定装置25は各追尾目
標に対し、追尾TOT上限値設定用ヒット数算出装置2
3で算出されたヒット数と追尾TOT上限値設定用PR
I記憶装置26で保持しているPRIの積として追尾T
OT上限値を設定し、この追尾TOT上限値と追尾ビー
ム諸元を追尾同期処理装置17に出力する。ただし、追
尾TOT上限値設定用ヒット数算出装置23で算出され
たヒット数、追尾TOT上限値設定用PRI記憶装置2
6で保持しているPRIは追尾同期処理装置17に出力
しない。
【0048】追尾同期処理装置17は追尾目標毎に算出
された追尾ビームの諸元からアンテナ面間のPRF(パ
ルス繰り返し周期)同期処理を行う。これは、追尾制御
装置16で作成されるビーム諸元のうち、各アンテナ面
で同時に照射する追尾ビームのPRIの最大値を求め、
同時に照射する各追尾ビームのPRIを最大値となるP
RIとすることで行う。PRIを同期した後に、送信タ
イミングの同期を行う。各アンテナ面で同時に照射する
追尾ビームのパルス幅の最大値と各ビームのパルス幅の
差を算出し、その差の時間だけ送信タイミングを遅らせ
ることにより行う。次に追尾ビームのヒット数を同期す
る。これは各アンテナ面で同時に照射する追尾ビームの
ヒット数の最大値を求め、同時に照射する各追尾ビーム
のヒット数を最大値となるヒット数とすることで行う。
上記処理終了後、追尾ビーム諸元として追尾目標高角、
方位角、距離、パルス幅、PRF同期処理後のPRI、
ヒット数、送信ディレイ時間をタイムスケジューリング
装置20に出力する。
【0049】検定制御装置18は、モード制御装置14
から検定目標の諸元として、目標高角、方位角、距離を
受け取り、図13に示すフローにしたがい、個々の検定
目標に対するパルス幅、PRI、ヒット数を算出する。
検定制御装置18で算出する検定ビームのパルス幅をτ
c とすると、これは上記の数4によって求めることがで
きる。検定ビームのPRIであるPRIc は、求めたパ
ルス幅を用いて、上記の数5により求めることができ
る。検定ビームのヒット数をnc とすると、これは上記
の数6によって求めることができる。以上のように算出
したパルス幅、PRI、ヒット数と検定制御装置18に
入力された検定目標諸元を検定同期処理装置19に出力
する。
【0050】検定同期処理装置19は検定目標毎に算出
された検定ビームの諸元からアンテナ面間のPRF(パ
ルス繰り返し周期)同期処理を行う。これは、検定制御
装置18から入力されるビームのうち、各アンテナ面で
同時に照射する検定ビームのPRIの最大値を求め、同
時に照射する各検定ビームのPRIを最大値となるPR
Iとすることで行う。PRIを同期した後に、送信タイ
ミングの同期を行う。各アンテナ面で同時に照射する検
定ビームのパルス幅の最大値と各ビームのパルス幅の差
を算出し、その差の時間だけ送信タイミングを遅らせる
ことにより行う。次に検定ビームのヒット数を同期す
る。これは各アンテナ面で同時に照射する検定ビームの
ヒット数の最大値を求め、同時に照射する各検定ビーム
のヒット数を最大値となるヒット数とすることで行う。
上記処理終了後、検定ビーム諸元として検定目標高角、
方位角、距離、パルス幅、PRF同期処理後のPRI、
ヒット数、送信ディレイ時間をタイムスケジューリング
装置20に出力する。
【0051】タイムスケジューリング装置20は捜索制
御装置15、追尾同期処理装置17、検定同期処理装置
19から入力された各照射ビームに対して、照射順を決
定し、この順番でビーム制御装置に各照射ビームの諸元
を出力する。
【0052】実施の形態3 図5は、本発明の実施の形態3を示すレーダ制御装置の
構成図である。図5においては、14はモード制御装
置、15は捜索制御装置、16は追尾制御装置、17は
追尾同期処理装置、18は検定制御装置、19は検定同
期処理装置、20はタイムスケジューリング装置、27
は検定TOT上限値設定用ヒット数算出装置、28は検
定TOT上限値設定用PRI算出装置、29は検定TO
T上限値設定装置である。図6は、本発明の実施の形態
3を示すレーダ制御装置の検定TOT上限値設定用ヒッ
ト数算出装置27、検定TOT上限値設定用PRI算出
装置28、検定TOT上限値設定装置29のフロー図で
ある。
【0053】上記のように構成されたレーダ制御装置の
動作原理を図5及び図6を用いて説明する。モード制御
装置14は、目標情報処理制御装置11から追尾目標の
諸元として追尾目標高角、方位角、目標距離及び捜索ビ
ーム照射範囲を受け取り、また信号処理制御装置10か
ら検定目標の諸元として検定目標高角、方位角、検定距
離を受け取り、捜索範囲を捜索制御装置15へ、追尾目
標の高角、方位角、距離を追尾制御装置16へ、検定目
標の高角、方位角、距離を検定制御装置18へ入力す
る。捜索制御装置15は入力された捜索範囲のビーム諸
元として各捜索ビームの高角、方位角、PRI、パルス
幅、ヒット数を算出し、これをタイムスケジューリング
装置20に入力する。
【0054】検定制御装置18は、モード制御装置14
から追尾目標の諸元として、目標高角、方位角、距離を
受け取り、図13に示すフローにしたがい、個々の検定
目標に対するパルス幅、PRI、ヒット数を算出する。
検定制御装置18で算出する検定ビームのパルス幅をτ
c とすると、これは上記の数4によって求めることがで
きる。検定ビームのPRIであるPRIc は、求めたパ
ルス幅を用いて、上記の数5により求めることができ
る。検定ビームのヒット数をnc とすると、これは上記
の数6によって求めることができる。以上のように算出
したパルス幅、PRI、ヒット数と検定制御装置18に
入力された検定目標諸元を検定TOT上限値設定用ヒッ
ト数算出装置27に出力する。
【0055】検定TOT上限値設定用ヒット数算出装置
27は検定目標の距離と最大探知距離の比較を行い、目
標距離の方が大きい場合にはRc を最大探知距離の値と
し、上記の数6によりヒット数を算出しこれを検定TO
T上限値設定用ヒット数とする。また、目標距離の方が
小さい場合には検定制御装置18で算出されたヒット数
を検定TOT上限値設定用ヒット数とする。ここで、算
出した検定TOT上限値設定用ヒット数と検定TOT上
限値設定用ヒット数算出装置25に入力された追尾ビー
ム諸元を検定TOT上限値設定用PRI算出装置28に
出力する。
【0056】検定TOT上限値設定用PRI算出装置2
8は、検定目標の距離と最大探知距離の比較を行い、目
標距離の方が大きい場合はRc を最大探知距離の値と
し、上記の数5によりPRIを算出し、これを検定TO
T上限値設定用PRIとする。また、目標距離の方が小
さい場合には検定制御装置18で算出されたPRIを検
定TOT上限値設定用PRIとする。ここで、算出した
検定TOT上限値設定用PRIと検定TOT上限値設定
用PRI算出装置28に入力された検定ビーム諸元を検
定TOT上限値設定装置29に出力する。
【0057】検定TOT上限値設定装置29は各検定目
標に対し、検定TOT上限値設定用ヒット数算出装置2
7で算出されたヒット数と検定TOT上限値設定用PR
I算出装置28で算出されたPRIの積として検定TO
T上限値を設定し、この検定TOT上限値と検定ビーム
諸元を検定同期処理装置19に出力する。ただし、検定
TOT上限値設定用ヒット数算出装置27、検定TOT
上限値設定用PRI算出装置28で算出されたヒット
数、PRIは検定同期処理装置19に出力しない。
【0058】検定同期処理装置19は検定目標毎に算出
された検定ビームの諸元からアンテナ面間のPRF(パ
ルス繰り返し周期)同期処理を行う。これは、検定制御
装置18で作成されるビームのうち、各アンテナ面で同
時に照射する検定ビームのPRIの最大値を求め、同時
に照射する各検定ビームのPRIを最大値となるPRI
とすることで行う。PRIを同期した後に、送信タイミ
ングの同期を行う。各アンテナ面で同時に照射する追尾
ビームのパルス幅の最大値と各ビームのパルス幅の差を
算出し、その差の時間だけ送信タイミングを遅らせるこ
とにより行う。次に検定ビームのヒット数を同期する。
これは各アンテナ面で同時に照射する検定ビームのヒッ
ト数の最大値を求め、同時に照射する各検定ビームのヒ
ット数を最大値となるヒット数とすることで行う。上記
処理終了後、検定ビーム諸元として検定目標高角、方位
角、距離、パルス幅、PRF同期処理後のPRI、ヒッ
ト数、送信ディレイ時間をタイムスケジューリング装置
20に出力する。
【0059】追尾制御装置16は、モード制御装置14
から追尾目標の諸元として、目標高角、方位角、距離を
受け取り、図12に示すフローにしたがい、個々の追尾
目標に対するパルス幅、PRI、ヒット数を算出する。
追尾制御装置16で算出する追尾ビームのパルス幅をτ
t とすると、これは上記の数1によって求めることがで
きる。追尾ビームのPRIであるPRIt は、求めたパ
ルス幅を用いて、上記の数2により求めることができ
る。追尾ビームのヒット数をnt とすると、これは上記
の数3によって求めることができる。以上のように算出
したパルス幅、PRI、ヒット数と追尾制御装置16に
入力された追尾目標諸元を追尾同期処理装置17に出力
する。
【0060】追尾同期処理装置17は追尾目標毎に算出
された追尾ビームの諸元からアンテナ面間のPRF(パ
ルス繰り返し周期)同期処理を行う。これは、追尾制御
装置16から入力されるビームのうち、各アンテナ面で
同時に照射する追尾ビームのPRIの最大値を求め、同
時に照射する各追尾ビームのPRIを最大値となるPR
Iとすることで行う。PRIを同期した後に、送信タイ
ミングの同期を行う。各アンテナ面で同時に照射する検
定ビームのパルス幅の最大値と各ビームのパルス幅の差
を算出し、その差の時間だけ送信タイミングを遅らせる
ことにより行う。次に追尾ビームのヒット数を同期す
る。これは各アンテナ面で同時に照射する追尾ビームの
ヒット数の最大値を求め、同時に照射する各追尾ビーム
のヒット数を最大値となるヒット数とすることで行う。
上記処理終了後、追尾ビーム諸元として追尾目標高角、
方位角、距離、パルス幅、PRF同期処理後のPRI、
ヒット数、送信ディレイ時間をタイムスケジューリング
装置20に出力する。
【0061】タイムスケジューリング装置20は捜索制
御装置15、追尾同期処理装置17、検定同期処理装置
19から入力された各照射ビームに対して、照射順を決
定し、この順番でビーム制御装置に各照射ビームの諸元
を出力する。
【0062】実施の形態4 図7は、本発明の実施の形態4を示すレーダ制御装置の
構成図である。図7においては、14はモード制御装
置、15は捜索制御装置、16は追尾制御装置、17は
追尾同期処理装置、18は検定制御装置、19は検定同
期処理装置、20はタイムスケジューリング装置、27
は検定TOT上限値設定用ヒット数算出装置、29は検
定TOT上限値設定装置、30は検定TOT上限値設定
用PRI記憶装置である。図8は、本発明の実施の形態
4を示すレーダ制御装置の検定TOT上限値設定用ヒッ
ト数算出装置27、検定TOT上限値設定装置29、検
定TOT設定用PRI記憶装置30のフロー図である。
【0063】上記のように構成されたレーダ制御装置の
動作原理を図7及び図8を用いて説明する。モード制御
装置14は、目標情報処理制御装置11から追尾目標の
諸元として追尾目標高角、方位角、目標距離及び捜索ビ
ーム照射範囲を受け取り、また信号処理制御装置10か
ら検定目標の諸元として検定目標高角、方位角、検定距
離を受け取り、捜索範囲を捜索制御装置15へ、追尾目
標の高角、方位角、距離を追尾制御装置16へ、検定目
標の高角、方位角、距離を検定制御装置18へ入力す
る。捜索制御装置15は入力された捜索範囲のビーム諸
元として各捜索ビームの高角、方位角、PRI、パルス
幅、ヒット数を算出し、これをタイムスケジューリング
装置に入力する。
【0064】検定制御装置18は、モード制御装置14
から検定目標の諸元として、目標高角、方位角、距離を
受け取り、図13に示すフローにしたがい、個々の検定
目標に対するパルス幅、PRI、ヒット数を算出する。
検定制御装置18で算出する検定ビームのパルス幅をτ
c とすると、これは上記の数4によって求めることがで
きる。検定ビームのPRIであるPRIc は、求めたパ
ルス幅を用いて、上記の数5により求めることができ
る。検定ビームのヒット数をnc とすると、これは上記
の数6によって求めることができる。以上のように算出
したパルス幅、PRI、ヒット数と検定制御装置18に
入力された検定目標諸元を検定TOT上限値設定用ヒッ
ト数算出装置27に出力する。
【0065】検定TOT上限値設定用ヒット数算出装置
27は検定目標の距離と最大探知距離の比較を行い、目
標距離の方が大きい場合にはRc を最大探知距離の値と
し、上記の数6によりヒット数を算出し、これを検定T
OT上限値設定用ヒット数とする。また、目標距離の方
が小さい場合には検定制御装置18で算出されたヒット
数を検定TOT上限値設定用ヒット数とする。ここで、
算出した検定TOT上限値設定用ヒット数と検定TOT
上限値設定用ヒット数算出装置27に入力された検定ビ
ーム諸元を検定TOT上限値設定装置29に出力する。
【0066】検定TOT上限値設定装置29は各検定目
標に対し、検定TOT上限値設定用ヒット数算出装置2
7で算出されたヒット数と検定TOT上限値設定用PR
I記憶装置30で保持しているPRIの積として検定T
OT上限値を設定し、この検定TOT上限値と検定ビー
ム諸元を検定同期処理装置19に出力する。ただし、検
定TOT上限値設定用ヒット数算出装置27で算出され
たヒット数、検定TOT上限値設定用PRI記憶装置3
0で保持しているPRIは検定同期処理装置19に出力
しない。
【0067】検定同期処理装置19は検定目標毎に算出
された検定ビームの諸元からアンテナ面間のPRF(パ
ルス繰り返し周期)同期処理を行う。これは、検定制御
装置18で作成されるビーム諸元のうち、各アンテナ面
で同時に照射する検定ビームのPRIの最大値を求め、
同時に照射する各検定ビームのPRIを最大値となるP
RIとすることで行う。PRIを同期した後に、送信タ
イミングの同期を行う。各アンテナ面で同時に照射する
追尾ビームのパルス幅の最大値と各ビームのパルス幅の
差を算出し、その差の時間だけ送信タイミングを遅らせ
ることにより行う。次に検定ビームのヒット数を同期す
る。これは各アンテナ面で同時に照射する検定ビームの
ヒット数の最大値を求め、同時に照射する各検定ビーム
のヒット数を最大値となるヒット数とすることで行う。
上記処理終了後、検定ビーム諸元として検定目標高角、
方位角、距離、パルス幅、PRF同期処理後のPRI、
ヒット数、送信ディレイ時間をタイムスケジューリング
装置20に出力する。
【0068】追尾制御装置16は、モード制御装置14
から追尾目標の諸元として、目標高角、方位角、距離を
受け取り、図12に示すフローにしたがい、個々の追尾
目標に対するパルス幅、PRI、ヒット数を算出する。
追尾制御装置16で算出する追尾ビームのパルス幅をτ
t とすると、これは上記の数1によって求めることがで
きる。検定ビームのPRIであるPRIt は、求めたパ
ルス幅を用いて、上記の数2により求めることができ
る。追尾ビームのヒット数をnt とすると、これは上記
の数3によって求めることができる。以上のように算出
したパルス幅、PRI、ヒット数と追尾制御装置16に
入力された追尾目標諸元を追尾同期処理装置17に出力
する。
【0069】追尾同期処理装置17は追尾目標毎に算出
された追尾ビームの諸元からアンテナ面間のPRF(パ
ルス繰り返し周期)同期処理を行う。これは、追尾制御
装置16から入力されるビームのうち、各アンテナ面で
同時に照射する追尾ビームのPRIの最大値を求め、同
時に照射する各追尾ビームのPRIを最大値となるPR
Iとすることで行う。PRIを同期した後に、送信タイ
ミングの同期を行う。各アンテナ面で同時に照射する検
定ビームのパルス幅の最大値と各ビームのパルス幅の差
を算出し、その差の時間だけ送信タイミングを遅らせる
ことにより行う。次に追尾ビームのヒット数を同期す
る。これは各アンテナ面で同時に照射する追尾ビームの
ヒット数の最大値を求め、同時に照射する各追尾ビーム
のヒット数を最大値となるヒット数とすることで行う。
上記処理終了後、追尾ビーム諸元として追尾目標高角、
方位角、距離、パルス幅、PRF同期処理後のPRI、
ヒット数、送信ディレイ時間をタイムスケジューリング
装置20に出力する。
【0070】タイムスケジューリング装置20は捜索制
御装置15、追尾同期処理装置17、検定同期処理装置
19から入力された各照射ビームに対して、照射順を決
定し、この順番でビーム制御装置に各照射ビームの諸元
を出力する。
【0071】
【発明の効果】第1の発明によれば、追尾目標の位置に
応じた追尾ビームのTOTの上限値を設定することによ
り、アンテナ面間のPRF同期処理を行う際に近距離目
標に対するTOTを必要以上に大きくすることがなくな
り、その遠距離目標とのPRF同期処理のために追尾で
きなくなる近距離目標数を減少することが可能となる。
【0072】また、第2の発明によれば、遠距離に存在
する追尾目標が最大探知距離に存在するものとして追尾
ビームのTOTの上限値を設定することにより、アンテ
ナ面間のPRF同期処理を行う際に近距離目標に対する
TOTを必要以上に大きくすることがなくなり、その遠
距離目標とのPRF同期処理のために追尾できなくなる
近距離目標数を減少することが可能となる。
【0073】また、第3の発明によれば、検定目標の位
置に応じた検定ビームのTOTの上限値を設定すること
により、アンテナ面間のPRF同期処理を行う際に近距
離目標に対するTOTを必要以上に大きくすることがな
くなり、その遠距離目標とのPRF同期処理のために検
定できなくなる近距離目標数を減少することが可能とな
る。
【0074】また、第4の発明によれば、遠距離に存在
する検定目標が最大探知距離に存在するものとして検定
ビームのTOTの上限値を設定することにより、アンテ
ナ面間のPRF同期処理を行う際に近距離目標に対する
TOTを必要以上に大きくすることがなくなり、その遠
距離目標とのPRF同期処理のために検定できなくなる
近距離目標数を減少することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるレーダ制御装置の実施の形態1
を示すブロック図である。
【図2】この発明によるレーダ制御装置の実施の形態1
における追尾TOT上限値設定の処理手順を示す図であ
る。
【図3】この発明によるレーダ制御装置の実施の形態2
を示すブロック図である。
【図4】この発明によるレーダ制御装置の実施の形態2
における追尾TOT上限値設定の処理手順を示す図であ
る。
【図5】この発明によるレーダ制御装置の実施の形態3
を示すブロック図である。
【図6】この発明によるレーダ制御装置の実施の形態3
における検定TOT上限値設定の処理手順を示す図であ
る。
【図7】この発明によるレーダ制御装置の実施の形態4
を示すブロック図である。
【図8】この発明によるレーダ制御装置の実施の形態4
における検定TOT上限値設定の処理手順を示す図であ
る。
【図9】複数のアンテナ面で照射するビームのPRF同
期処理により送信タイミングを同期する機能を有する電
子走査レーダの運用を示す図である。
【図10】複数のアンテナ面で照射するビームのPRF
同期処理により送信タイミングを同期する電子走査レー
ダの構成を示すブロック図である。
【図11】複数のアンテナ面で照射するビームのPRF
同期処理により送信タイミングを同期する電子走査レー
ダの従来のレーダ制御装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】従来の技術によるレーダ制御装置の追尾制御
装置、追尾同期処理の処理手順を示す図である。
【図13】従来の技術によるレーダ制御装置の検定制御
装置、検定同期処理の処理手順を示す図である。
【図14】PRF同期処理の概念図である。
【図15】従来の技術によるレーダ制御装置における問
題点が発生する状況を示す図である。
【図16】ステアリング角の増加に伴う追尾・検定ビー
ム照射時間の増加状況を示す図である。
【符号の説明】
1 レーダ搭載艦 2 レーダ 3 捜索ビーム 4 検定ビーム 5 検定目標 6 追尾ビーム 7 追尾目標 8 ミサイル 9 アンテナ 10 信号処理制御装置 11 目標情報処理制御装置 12 レーダ制御装置 13 ビーム制御装置 14 モード制御装置 15 捜索制御装置 16 追尾制御装置 17 追尾同期処理装置 18 検定制御装置 19 検定同期処理装置 20 タイムスケジューリング装置 21 送信パルス 22 受信パルス 23 追尾TOT上限値設定用ヒット数算出装置 24 追尾TOT上限値設定用PRI設定装置 25 追尾TOT上限値設定装置 26 追尾TOT上限値設定用PRI記憶装置 27 検定TOT上限値設定用ヒット数算出装置 28 検定TOT上限値設定用PRI設定装置 29 検定TOT上限値設定装置 30 検定TOT上限値設定用PRI記憶装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナ面で照射するビームのP
    RF(PulseRepetition Freque
    ncy:パルス繰り返し周波数)同期処理により送信タ
    イミングを同期する機能を有する電子走査レーダの制御
    装置において、入力される追尾目標、検定目標の諸元を
    追尾制御装置と検定制御装置に振り分け、捜索範囲の情
    報を捜索制御装置に出力するモード設定装置と、入力さ
    れた捜索範囲の情報から捜索ビーム諸元を算出する捜索
    制御装置と、入力された追尾目標の諸元から追尾ビーム
    の諸元を算出する追尾制御装置と、追尾目標が遠距離に
    存在する場合に追尾目標に対するTOT(Time O
    n Target:目標に対するビーム照射時間)が必
    要以上に大きくならないように設定するためのTOT上
    限値を算出するのに必要なヒット数を再計算する追尾T
    OT上限値設定用ヒット数算出装置と、TOT上限値を
    設定するために必要なPRI(Pulse Repet
    ition Interval:パルス繰り返し周期)
    を再計算する追尾TOT上限値設定用PRI算出装置
    と、再計算されたヒット数とPRIから追尾TOT上限
    値を設定する追尾TOT上限値設定装置と、追尾制御装
    置で算出された追尾ビームの諸元と追尾TOT上限値設
    定装置で設定された追尾TOTの上限値を用いて、アン
    テナ面間のPRF同期処理を行う追尾同期処理装置と、
    入力された検定目標の諸元から検定ビーム諸元を算出す
    る検定制御装置と、検定制御装置で算出された検定ビー
    ム諸元を用いて、アンテナ面間のPRF同期処理を行う
    検定同期処理装置と、捜索ビーム、追尾ビーム、検定ビ
    ームに優先順位をつけビームを照射する順番を決定する
    タイムスケジューリング装置からなるレーダ制御装置。
  2. 【請求項2】 複数のアンテナ面で照射するビームのP
    RF同期処理により送信タイミングを同期する機能を有
    する電子走査レーダの制御装置において、入力される追
    尾目標、検定目標の諸元を追尾制御装置と検定制御装置
    に振り分け、捜索範囲の情報を捜索制御装置に出力する
    モード設定装置と、入力された捜索範囲の情報から捜索
    ビーム諸元を算出する捜索制御装置と、入力された追尾
    目標の諸元から追尾ビームの諸元を算出する追尾制御装
    置と、追尾目標が遠距離に存在する場合に追尾目標に対
    するTOTが必要以上に大きくならないように設定する
    ためのTOT上限値を算出するのに必要なヒット数を再
    計算する追尾TOT上限値設定用ヒット数算出装置と、
    TOT上限値を設定するために必要なPRIを予め保持
    しておく追尾TOT設定用PRI記憶装置と、再計算さ
    れたヒット数と予め保持しているPRIから追尾TOT
    上限値を設定する追尾TOT上限値設定装置と、追尾制
    御装置で算出された追尾ビームの諸元と追尾TOT上限
    値設定装置で設定された追尾TOTの上限値を用いて、
    アンテナ面間のPRF同期処理を行う追尾同期処理装置
    と、入力された検定目標の諸元から検定ビーム諸元を算
    出する検定制御装置と、検定制御装置で算出された検定
    ビーム諸元を用いて、アンテナ面間のPRF同期処理を
    行う検定同期処理装置と、捜索ビーム、追尾ビーム、検
    定ビームに優先順位をつけビームを照射する順番を決定
    するタイムスケジューリング装置からなるレーダ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 複数のアンテナ面で照射するビームのP
    RF同期処理により送信タイミングを同期する機能を有
    する電子走査レーダの制御装置において、入力される追
    尾目標、検定目標の諸元を追尾制御装置と検定制御装置
    に振り分け、捜索範囲の情報を捜索制御装置に出力する
    モード設定装置と、入力された捜索範囲の情報から捜索
    ビーム諸元を算出する捜索制御装置と、入力された検定
    目標の諸元から検定ビームの諸元を算出する検定制御装
    置と、検定目標が遠距離に存在する場合に検定目標に対
    するTOTが必要以上に大きくならないように設定する
    ためのTOT上限値を算出するのに必要なヒット数を再
    計算する検定TOT上限値設定用ヒット数算出装置と、
    TOT上限値を設定するために必要なPRIを再計算す
    る検定TOT上限値設定用PRI算出装置と、再計算さ
    れたヒット数とPRIから検定TOT上限値を設定する
    検定TOT上限値設定装置と、検定制御装置で算出され
    た検定ビームの諸元と検定TOT上限値設定装置で設定
    された検定TOTの上限値を用いて、アンテナ面間のP
    RF同期処理を行う検定同期処理装置と、入力された追
    尾目標の諸元から追尾ビーム諸元を算出する追尾制御装
    置と、追尾制御装置で算出された追尾ビーム諸元を用い
    て、アンテナ面間のPRF同期処理を行う追尾同期処理
    装置と、捜索ビーム、追尾ビーム、検定ビームに優先順
    位をつけビームを照射する順番を決定するタイムスケジ
    ューリング装置からなるレーダ制御装置。
  4. 【請求項4】 複数のアンテナ面で照射するビームのP
    RF同期処理により送信タイミングを同期する機能を有
    する電子走査レーダの制御装置において、入力される追
    尾目標、検定目標の諸元を追尾制御装置と検定制御装置
    に振り分け、捜索範囲の情報を捜索制御装置に出力する
    モード設定装置と、入力された捜索範囲の情報から捜索
    ビーム諸元を算出する捜索制御装置と、入力された検定
    目標の諸元から検定ビームの諸元を算出する検定制御装
    置と、検定目標が遠距離に存在する場合に検定目標に対
    するTOTが必要以上に大きくならないように設定する
    ためのTOT上限値を算出するのに必要なヒット数を再
    計算する検定TOT上限値設定用ヒット数算出装置と、
    TOT上限値を設定するために必要なPRIを予め保持
    しておく検定TOT設定用PRI記憶装置と、再計算さ
    れたヒット数と予め保持しているPRIから検定TOT
    上限値を設定する検定TOT上限値設定装置と、検定制
    御装置で算出された検定ビームの諸元と検定TOT上限
    値設定装置で設定された検定TOTの上限値を用いて、
    アンテナ面間のPRF同期処理を行う検定同期処理装置
    と、入力された追尾目標の諸元から追尾ビーム諸元を算
    出する追尾制御装置と、追尾制御装置で算出された追尾
    ビーム諸元を用いて、アンテナ面間のPRF同期処理を
    行う追尾同期処理装置と、捜索ビーム、追尾ビーム、検
    定ビームに優先順位をつけビームを照射する順番を決定
    するタイムスケジューリング装置からなるレーダ制御装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004132803A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Toshiba Corp 追尾レーダ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004132803A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Toshiba Corp 追尾レーダ

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