JPH09243204A - タービン式発電機を用いた吸収式空調システム - Google Patents

タービン式発電機を用いた吸収式空調システム

Info

Publication number
JPH09243204A
JPH09243204A JP8082022A JP8202296A JPH09243204A JP H09243204 A JPH09243204 A JP H09243204A JP 8082022 A JP8082022 A JP 8082022A JP 8202296 A JP8202296 A JP 8202296A JP H09243204 A JPH09243204 A JP H09243204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
tank
conditioning system
air conditioning
supply line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8082022A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisahiro Masuda
壽宏 増田
Yoichi Katsuyama
洋一 勝山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAC Corp
Original Assignee
TAC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAC Corp filed Critical TAC Corp
Priority to JP8082022A priority Critical patent/JPH09243204A/ja
Publication of JPH09243204A publication Critical patent/JPH09243204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 凝縮器の冷却システム、再生器の加熱システ
ム等の空調システムの設備費やランニングコストを低減
し、凝縮器の温度管理を容易とし、周囲の衛生環境を損
ねることなく、かつ災害時には貯水を生活用水として利
用し、さらに、停電時にも吸収式空調システムの運転を
可能とするばかりでなく、タービン式発電機を非常用電
源として屋内へも電力の供給を行うことのできるタービ
ン式発電機を用いた吸収式空調システム提供する。 【構成】 タービン式発電機41を用いた吸収式空調シ
ステムで、凝縮器5に供給する冷却水を貯水する貯水槽
21と、貯水槽21に水道水を供給する水道水供給ライ
ン22と、貯水槽21に貯水された水道水を冷却水とし
て凝縮器5に循環供給する循環冷却水供給ライン15
と、貯水槽21に貯水された水道水を生活用水として移
送する移送ライン20と、タービン式発電機41から発
生する排気熱を熱交換器13へ供給する排熱供給ライン
42を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収式空調システ
ムの凝縮器に供給される冷却水として貯水槽に貯水した
水道水を利用して冷却を行うと共に、吸収式空調システ
ムの熱源や電源としてタービン式発電機を用いたタービ
ン式発電機を用いた吸収式空調システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の吸収式空調システムとしては、水
を循環させる蒸発器、吸収器、再生器、凝縮器及び、蒸
発器で作られた冷水を循環させて部屋を冷房する冷房器
具、再生器を加熱する加熱器、凝縮器内の水蒸気を水に
戻すための冷却塔等を備えたものが知られている。
【0003】この吸収式空調システムでは、気圧が低く
なると低温で水が蒸発することを利用して室内を真空状
態に維持し、低温蒸発する際に水蒸気が奪う気化熱を利
用して循環水を冷却し、これによって室内の冷房を行
う。蒸発器内で蒸発した水蒸気は吸収器内の吸収液に吸
収されるが、吸収液に水蒸気が吸収されると、次第に吸
収液の濃度が低下して、蒸発器での水蒸気の発生が阻害
されるため、濃度の低下した吸収液を再生器に送り、こ
の再生器内の吸収液を直接ガスや灯油や重油で暖める方
法(直火炊き)や、別置きのボイラーや太陽温水器で加
熱した熱湯等で暖める方法を用いて吸収液中の水分を蒸
発させて吸収液の濃度を高める。
【0004】次ぎに、濃縮された吸収液は吸収器内に戻
される一方、蒸発器から蒸発した水蒸気は凝縮器内に送
られ、この凝縮器内を循環する冷却水で冷却されて元の
水に戻った後、蒸発器に回収されることで再びシステム
の内部を循環するようにしている。上記凝縮器で水蒸気
を凝縮させるために用いる冷却水は、凝縮器内部で暖め
られた後に外に設置された水冷方式の冷却塔や空冷装置
に送られ、これら冷却塔やファンによる空冷装置で冷却
された後、再び凝縮器との間を循環するようになってい
る。そして、上記の吸収式空調システムや冷却塔では、
商用電源や自家発電装置から供給され電力やボーラー設
備から供給される熱源を、各部位毎に適宜分配すること
で全体の空調システムを駆動するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
吸収式空調システムにあっては、凝縮器の冷却水を冷却
する方法として冷却塔や空冷装置が用いられていた。空
冷装置は騒音を発生させるため家庭の庭等に設置するに
は適さないこと、また冷却塔は建物の横や屋上に設置さ
れるが非常に高価であり吸収式空調システムの設備費の
大きな部分を占めていること、また冷却塔での冷却方法
では凝縮器との循環ラインを水冷式で冷却しているが、
この冷却水の温度管理が難しく冷房運転開始時に冷却温
度が所定の温度以上に管理されていないと、凝縮器内部
の温度が所定の温度以下に低下し、さらには吸収式空調
システム内の水の循環系全体が低温となってシステムの
運転が不可能となること、したがって凝縮器内の温度を
所定温度まで上昇させるまでの間、空調機としての機能
が停止していること、さらに、冷却塔で用いられる冷却
水は専用の貯水槽に溜めた水を循環させて使用するた
め、貯水槽内に藻等が発生して人体に有害な微生物が繁
殖し、これが衛生上の環境を損ねること等の問題点があ
った。
【0006】再生器では吸収液中の水分を蒸発させるた
めの熱源として、直接ガスで暖める方法(直火炊き)
や、別置きのボイラーで加熱した熱湯等で暖める方法を
用いてるため燃料費が高くつき運転コストが嵩むこと、
また再生器を最適な温度に維持するためは専用のボイラ
等で熱管理をしなければならないこと、また、吸収式空
調システムを駆動するための電源として商用電源を用い
た場合には運転コストが嵩むと共に、商用電源が停電し
た場合には吸収式空調システムが使用できなくなること
等の問題点があった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、凝縮器の冷却システム、再生器の加熱システム等の
空調システムの設備費やランニングコストを低減し、凝
縮器の温度管理を容易とし、周囲の衛生環境を損ねるこ
となく、かつ災害時には貯水を生活用水として利用し、
さらに、停電時にも吸収式空調システムの運転を可能と
するばかりでなく、タービン式発電機を非常用電源とし
て屋内へも電力の供給を行うことのできるタービン式発
電機を用いた吸収式空調システム提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、真空状
態で水蒸気を発生させて冷却水を造る蒸発器と、前記水
蒸気を吸収液に吸収させる吸収器と、この吸収器から移
送された吸収液を加熱して水蒸気を発生させて吸収液を
濃縮する再生器と、この再生器で発生する水蒸気を冷却
水で冷却して水を回収する凝縮器と、前記再生器に熱交
換器を介して供給される熱源を発生させるタービン式発
電機とを有するタービン式発電機を用いた吸収式空調シ
ステムであって、前記凝縮器に供給する前記冷却水を貯
水する貯水槽と、前記貯水槽に水道水を供給する水道水
供給ラインと、前記貯水槽に貯水された水道水を冷却水
として前記凝縮器に循環供給する循環冷却水供給ライン
と、前記貯水槽に貯水された水道水を生活用水として移
送する移送ラインと、前記タービン式発電機から発生す
る排気熱を前記熱交換器へ供給する排熱供給ラインを備
えたことを特徴としている。
【0009】請求項2では、前記循環冷却水供給ライン
には温水を混入させる混合器を設け、前記混合器の下流
には冷却水の温度を検出する循環ライン温度検出器を設
け、前記貯水槽には貯水の温度を検出する貯水温度検出
器を設けたことを特徴としている。
【0010】請求項3では、前記貯水槽は水道水を導入
して一時的に貯水させる第1槽と、前記第1槽の貯水を
導入して一時的に貯水させると共に前記凝縮器の冷却水
として供給する第2槽と、前記第2槽の貯水を導入して
一時的に貯水し、かつ生活用水として供給する第3槽と
を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項4では、前記第1槽には貯水を第2
槽に移送する第1の移送ポンプを設け、前記第2槽には
貯水を前記第3槽に移送する第2の移送ポンプ、及び前
記循環冷却水供給ラインへ貯水を供給する循環ポンプを
設け、前記第3槽には貯水を前記移送ラインに供給する
第3の移送ポンプを設けたことを特徴としている。
【0012】請求項5では、前記第1の移送ポンプの吐
出ラインを前記水道水供給ラインに接続し、前記水道水
供給ラインを屋内の飲料水として利用することを特徴と
している。
【0013】請求項6では、前記排熱供給ラインに供給
される排熱を複数方向に分配し、かつ分配する熱量を調
節可能な排熱分配手段を設けたことを特徴としている。
【0014】請求項7では、排熱分配手段で分配された
排熱を、前記排熱供給ラインで前記熱交換器に供給する
と共に、前記熱交換器で吸熱された低温の熱源を前記混
合器の熱源として用いることを特徴としている。
【0015】請求項8では、前記排熱分配手段で分配さ
れた排熱を、融雪装置、ゴミ処理装置等の熱処理装置
や、ストーブ、バーナー等の加熱装置の熱源として用い
ることを特徴としている。
【0016】請求項9では、前記タービン式発電機で発
電された電力を、前記吸収式空調システムの駆動源とし
て用いることを特徴としている。
【0017】請求項10では、前記タービン式発電機で
発電された電力を、商用電源から屋内に供給される供給
電力が停電した際の非常用電源として用いることを特徴
としている。
【0018】請求項11では、前記タービン式発電機で
発電された電力を前記屋内に供給する際に、前記商用電
源の停電の原因が前記屋内負荷の回路異常によるもので
ないことを確認した後に、前記屋内負荷へ供給されるこ
とを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。図1、図2において符号1は通常用
いられている吸収式冷房装置であり、蒸発器2、吸収器
3、再生器4、凝縮器5で構成されている。本実施の形
態では蒸発器2と吸収器3とが容器内に隣接して形成さ
れる一方、再生器4と凝縮器5とが容器内に隣接して形
成されている。なお、吸収式冷房装置1の形式や形状は
上記の例に限定されることなく任意であり、使用状況に
応じて適宜設定されればよい。
【0020】蒸発器2と吸収器3とは通路6で連通さ
れ、この通路6を通って蒸発器2内の水蒸気が吸収器3
内の吸収液に吸収される。再生器4と凝縮器5とは通路
7で連通され、この通路7を通って再生器4内の水蒸気
が凝縮器5へ移動する。また、吸収器3と再生器4との
間は管路8及び管路9で接続され、管路8を通って水分
を含んだ濃度の薄い吸収液が再生器4に移送され、管路
9を通って濃度の濃い吸収液が吸収器3へ戻される。凝
縮器5と蒸発器2との間は管路10で接続されており、
管路10を通って回収された水が再び蒸発器2内へ戻さ
れる。
【0021】蒸発器2の内部には冷暖房器具11からの
冷却水循環ライン12が配設され、この冷却水循環ライ
ン12が蒸発器2内の気化熱で冷却される。再生器4に
は一次熱交換器13等の熱源から循環供給される循環熱
水供給ライン14が設けられ、この循環熱水供給ライン
14から供給される熱源で再生器4内を加熱すること
で、吸収液中の水分を蒸発させて吸収液の濃度を高める
と共に、蒸発した水蒸気は凝縮器5に移動する。凝縮器
5には貯水槽21との間を循環する循環冷却水供給ライ
ン15が配設され、この貯水槽21から供給される冷却
水で凝縮器5内の水蒸気を凝縮して水として回収する。
【0022】循環熱水供給ライン14には熱水を循環さ
せる熱水循環ポンプ16と、切換弁14a、14bが設
けられる一方、冷却水供給ライン12には冷暖房器具1
1との間で冷却水を循環させる循環ポンプ17と、切換
弁12a,12bが設けられており、これら切換弁14a、
14bと12a、12bとの間には、一次熱交換器13か
ら供給される熱水を冷暖防器具11に直接送り込んで室
内を暖房するための熱水供給ライン18a、18bが配設
されている。熱水供給ライン18aには混合器19が設
けられ、この混合器19には循環冷却水供給ライン15
の切換弁15aを切り換えることで冷却水を供給する冷
却水ライン15bが接続され、これによって熱水の温度
調整を行う。切換弁15aには循環熱水供給ライン14
の温度調整を行う冷却水ライン15cが接続されて、こ
の冷却水ライン15cから送られる冷却水は一度予備タ
ンク15dに貯留された後循環熱水供給ライン14に供
給される。循環冷却水供給ライン15の混合器28の上
流側には、切換弁15eが設けられ、この切換弁15eに
は冷却水を第3槽に移送する移送ライン15fが接続さ
れ、この移送ライン15fは後述する水道水供給ライン
に接続される。
【0023】循環冷却水供給ライン15に冷却水を供給
する貯水槽21は、図3に示すように本実施の形態では
地中に埋設さており、第1槽21a、第2槽21b、第3
槽21cの3つの部屋に区画されている。第1槽21a
は、直接水道水を導入して、一時的に貯水するためのも
のであり、第2槽21bは凝縮器5へ冷却水として水道
水を供給するためのものであり、第3槽21cは第2槽
21bの水温を調節すると共に第2槽から貯水を受け入
れて屋内の生活用水として適度に暖められた温水を供給
するためのものである。
【0024】これら第1槽21a、第2槽21b、第3槽
21cは、災害時や非常時に断水した際の飲料水量や、
第2槽のヒートバランス、1日に必要な生活用水量等か
ら貯水槽の容量を適宜算出すれば良い。例えば、非常時
に飲料水や生活用水として4人家族で1週間まかなえる
水の量を1200リットルとした場合には、各槽の貯水
量を各400リットルとして貯水槽21の全容積を算出
する。また、貯水槽の大きさや部屋の区画や形状等は、
特に一戸単位に限定されることなく、複数の家庭で共有
する場合や、マンション等の集合住宅等で共用する場合
等、各種使用条件に応じて適宜設定されればよい。
【0025】貯水槽21には、各家庭に導入されている
水道管等からの水道水供給ライン22が併設され、この
水道水供給ライン22からは各水槽21a、21b、21
cに直接水道水を供給する供給管22a,22b,22cが設
けられている。供給管22a、22b,22cにはそれぞれ
元弁23a,23b,23cが設けて有り、通常は第1槽2
1aに水道水を供給する元弁23aのみが開とされ、他の
元弁23b,23cは閉とされている。また、第1槽21a
には、第2槽21bに飲料水を移送する第1の移送ポン
プ25aが設けられ、第2槽21bには第3の貯留槽21
cに水を移送する第2の移送ポンプ25bが設けられ、第
3槽21cには移送ライン20を用いて温水を屋内に供
給する第3の移送ポンプ25cが設けられている。また
第2槽21bには循環冷却水供給ライン15に冷却水を
供給する循環ポンプ26が設けてある。
【0026】さらに、第1の移送ポンプ25aの吐出ラ
イン29は弁29aを介して水道水供給ライン22に連
通されており、断水等の非常時に第1槽21aの貯水を
飲料水として屋内に供給できる。第1槽21a、第2槽
21b、第3槽21cにはそれぞれ水位を検出する液面リ
ミットスイッチ24a,24b ,24c設けられ、これによ
って各槽の液面制御が行われている。これら液面リミッ
トスイッチの型式はフロート式、電気式等任意である。
第2槽21bには冷却水の温度を検出する貯水温度検出
器27が設けられている。
【0027】凝縮器5に冷却水を供給する循環冷却水供
給ライン15には混合器28が設けられており、混合器
28には水道給水ライン22から給水ラインが二次熱交
換器30を介して接続されている。また、熱交換器30
で暖められた水道水は給湯ラインによって屋内へも移送
される。なお、混合器28に供給される温水は適度に暖
められた第2槽或いは第3槽の温水を二次熱交換器30
を介して供給するようにしても良い。
【0028】循環冷却水供給ライン15の凝縮器5の直
前には供給される冷却水の温度を検出する循環ライン温
度検出器(図示せず)が設けられ、この循環ライン温度
検出器と貯水温度検出器27とで冷却水の温度が制御さ
れる。冷却水の温度が低い場合には、混合器28から供
給される温水と冷却水とが混合されることで適正な温度
となる。特に、運転開始時に第2槽の冷却水の温度が低
い場合等に混合器28に温水を混入させるようにすれば
良い。
【0029】一次熱交換器13に熱源を供給するタービ
ン式発電機41は、図4に示すように吸気口41aから
取り入れた空気を高圧に圧縮し、燃焼室中で燃料を燃焼
させて、高温高圧の燃焼ガスで回転羽根を回転させるこ
とで発電を行うものであり、燃焼ガスは450度以上の
高温の熱源として利用することが可能である。回転羽根
を回転させた後の排気ガスは、燃料がほぼ完全燃焼して
いるためNOX等の大気汚染物質がほとんど含まれてい
ないクリーンな排気ガスとなり、そのまま大気中に放出
されても環境を汚染したりすることはない。なお、ター
ビン式発電機41の燃料としては、灯油、アルコール等
を用いることが好ましい。
【0030】タービン式発電機41から排気された排熱
は、排熱供給ライン42によって一次熱交換器13と二
次熱交換器30を経由した後、排気口42aから大気中
へ放出される。タービン式発電機41と一次熱交換器1
3との間には、排熱供給ライン42で供給される排熱を
流量調整可能に複数方向に分配可能な排熱分配手段が設
けられている。排熱分配手段としては、例えば方向弁4
3や複数の分岐管の導入口に各々比例弁を設けこれによ
って流量調節を行うようにすれば良い。方向弁43を用
いる場合には、方向弁43の他のポートにはゴミ処理装
置44や融雪装置45等の熱処理装置や、ストーブ46
やバーナー47等の加熱装置に排熱を供給する第2の排
熱供給ライン48や、排ガスを排気口42aから直接放
出する排熱放出ライン49が接続されている。第2の排
熱供給ライン48にはアダプターを介して各種熱処理装
置や加熱装置が接続可能である。
【0031】タービン式発電機41は、図1に示すよう
に、電力供給ライン51によって吸収式空調システムの
各ポンプ52等の駆動用電源として用いられる一方、商
用電源53が非常時等に停電した場合にはブレーカ54
を介して家内配線55側へも供給されて屋内負荷の非常
用電源として用いられる。電力供給ライン51及び商用
電源53は接続器56で家内配線55へ接続されてお
り、これら接続器56をコントローラ57で切り換え制
御することで屋内への供給電源を切り換える。タービン
式発電機41は、通常運転時には吸収式空調システムの
負荷に相当する発電量で運転させるが、商用電源が停電
し際の非常運転時には通常時の発電量に加えて屋内の負
荷電力が加算された発電量で運転されるようにコントロ
ーラ57で制御される。また、商用電源が復帰して通常
の電力供給が行われるようになると、タービン式発電機
41の発電量は通常運転時の発電量に切り換わる。これ
によって、タービン式発電機41の通常時の燃料使用効
率を高めることができて運転コストの低減が図れると共
に、停電時の屋内の非常用電源として使用することもで
きる。
【0032】コントローラ57には、商用電源が停電し
た際の非常用電源としてタービン式発電機41側から屋
内負荷側に電力を供給するために、タービン式発電機4
1からの電力供給ライン51を屋内負荷側の回路にマニ
ュアルで接続するためのスイッチや、非常時に外部への
電源供給を可能とするコンセントや、屋内側の負荷回路
に異常が発生したことを知らせる第1の警告灯、商用電
源の電力供給停止が単なる停電であることが確認される
と共に、タービン式発電機の発電量が屋内負荷への供給
可能な値に増加したことを知らせる異常報知手段として
の第2の警告灯、商用電源からの電力供給が復帰したこ
とを報知する復帰報知手段としての第3の警告灯等が設
けてあり、コントローラ57を作動させるバッテリー5
8には商用電源とタービン式発電機41との両方から充
電可能とされている。
【0033】次ぎに、上述のタービン式発電機を用いた
吸収式空調システムの運転方法について説明する。ま
ず、通常運転時には水道水供給ライン22の給水管22
aから第1槽21aに水道水が所定の液面となるまで供給
されて一時的に貯水される。この第1槽21aに貯水さ
れた水道水は、第2槽21b の水位が低下した場合や、
或いは第2槽21bの冷却水温度が高く成りすぎた場合
に温度を下げるための混合水として第1の移送ポンプ2
5aで第2槽21bに供給される。また、地震や火災等の
災害時や非常時に断水した場合には、この第1槽21a
の貯水を第1の移送ポンプ25aで水道水供給ライン2
2を介して屋内に供給することができる。
【0034】また、第2槽21bに貯水された水道水
は、循環冷却水供給ライン15で凝縮器5へ供給される
ことで、冷却水として凝縮器5中の水蒸気を凝縮させ
る。この冷却水の温度は、凝縮器5へ供給される直前で
24度〜31度の範囲に調節される。凝縮器5へ供給さ
れる冷却水の温度が低過ぎる場合には、混合器28に温
水を供給することで冷却水の温度を上昇させる一方、冷
却水の温度が高すぎる場合には、第1槽21aから第2
槽21bへ水道水を供給して第2槽21b内の貯水の温度
を下げるようにする。第2槽21bの貯水の温度は、通
常運転時では、第2槽21bから凝縮器5に循環供給さ
れる冷却水が凝縮器5内で吸熱するため次第に上昇する
こととなるが、第1槽21aから供給される水道水の量
と、第3槽21cへ移される温水量とのヒートバランス
を調整することでほぼ一定の水温となるよう管理されて
いる。そのため、第3槽21cには第2槽21bで適度に
暖められた温水が常時供給されこととなり、第3の移送
ポンプ25cから管路20を通って例えば台所や洗面所
やトイレ等の生活用水として温水を供給できる。
【0035】また、貯水槽21の内部を水道水が第1槽
21aから第2槽21bを経て第3槽21cと常時流れて
いるため、貯水槽21内に長期間に渡って水が滞留する
ことがなく、貯水槽21内に藻が発生したり、有害な微
生物が繁殖したするのを防止できる。
【0036】なお、地中に埋設された水道管の水温は、
冷房システムを使用する夏季においても24度〜31度
の範囲を越えることは殆ど無く、凝縮器5の冷却水とし
て常時使用可能であるため、冷却水の温度管理が容易で
あると共に、吸収式空調システムの運転開始と同時に冷
房効果を発揮させることができる。また吸収式空調シス
テムが所定温度以下に低下して運転不可能となるのが防
止される。
【0037】次に、タービン式発電機41で発電を行う
際に発生する高温の排気熱は、方向弁43又は複数分岐
管の各導入口に設けらた比例弁等の排熱分配手段で所定
の熱量が排熱供給ライン42に分配され、この排熱供給
ライン42から一次熱交換器13に供給される。一次熱
交換器13では、再生器4に供給される温水が約90度
に加熱されるように熱交換が行われた後、さらに排熱供
給ライン42により二次熱交換器30へ供給される。二
次熱交換機30では混合機28へ供給される温水が約5
5度となるように熱交換が行われる。混合機28へ供給
される温水は屋内の給湯としても使用される。そして、
二次熱交換機30で熱交換に使用された排熱はさらに排
熱供給ライン42の排気口42aから大気放出される
が、排ガスはほぼ完全燃焼状態であるため直接大気に放
出されても環境汚染の原因となることはない。
【0038】排熱供給ライン42へ供給される排熱量が
少なくて済む場合には、余剰の排熱を方向弁43から直
接排熱放出ライン49を用いて大気放出してもよく、ま
た、第2の排熱供給ライン48にアダプターを介して熱
処理装置や加熱装置を設けた場合には、これらの熱処理
装置や加熱装置に流路を切り換えたり、或いは連続的に
排熱を分配供給することもできる。例えば、ゴミ処理装
置44を設けることで家庭か排出されるゴミを高温の排
熱で焼却処分したり、融雪装置45を設けることで雪の
多い地方における屋根の雪を融かしたり、ストーブ46
に直接供給することで暖房したり、バーナー47に直接
供給することで調理に使用したりすることができる。
【0039】タービン式発電機41で発電させた電力の
使用方法としては、通常時には吸収式空調システムの各
ポンプ等の駆動電源として利用することができるばかり
でなく、商用電源53が停電した場合には屋内の非常用
電源としても利用することができる。なお、タービン式
発電機41の電力のみで吸収式空調システムの駆動電力
と屋内負荷電力を同時にまかなうようにしてもよく、或
いは吸収式空調システムの一部或いは全部を停止させ
て、商用電源53の非常用電源としてのみに使用するよ
うにしてもよい。
【0040】そして、商用電源53が停電した場合の処
置として、運転管理者は第1の警告灯が点滅している場
合には屋内の負荷回路に異常が発生したことを確認で
き、第2の警告灯が点滅している場合には屋内の回路負
荷には異常がなく単に商用電源53の停電であることを
確認できる。このように、第1の警告灯が点滅した際に
は屋内側の回路異常による停電であることが確認できる
ため、この状態で電力を供給すると例えばショートした
異常回路から火災等が発生する危険性ありと判断でき、
地震等の災害時に非常用電源を用いて直ちに電力復帰さ
せることで発生するガス爆発や大きな火災等の二次災害
を防止できる。
【0041】また、第2の警告灯が点滅した際には、屋
内側の回路には異常なしと判断できるため、これを管理
者が確認した後にマニュアル操作でタービン式発電機4
1の電力供給ライン51を屋内の配線55に接続するこ
とで、直ちにタービン式発電機41からの非常用電源を
安全に供給することができる。
【0042】さらに、商用電源53からの電力供給が復
帰した場合には第3の警告灯が作動して管理者に電力復
帰を知らせる。商用電源53からの電力が復帰すると、
コントローラ57からの制御信号によりタービン式発電
機41の発電量が通常運転時の吸収式空調システムのみ
の供給電力量に落とされると共に接続器56が切り換わ
って商用電源53から屋内配線55に電力が供給され
る。
【0043】
【発明の効果】上述したように本発明のタービン式発電
機を用いた吸収式空調システムは、凝縮器に供給する冷
却水を貯水する貯水槽と、貯水槽に水道水を供給する水
道水供給ラインと、貯水槽に貯水された水道水を冷却水
として凝縮器に循環供給する循環冷却水供給ラインと、
貯水槽に貯水された水道水を生活用水として移送する移
送ラインと、タービン式発電機から発生する排気熱を熱
交換器へ供給する排熱供給ラインを備えたので、高価な
冷却塔を用いることなく装置の低価格化を図ることがで
き、夏季においても埋設された水道管から供給される水
の温度は凝縮器の冷却水として適当な範囲であるため冷
却水の温度管理を容易に行うことができ、さらに冷却水
が貯水槽内を常時流れているため貯水槽内に藻等が繁殖
して人体に有害な微生物の繁殖を防止することができ
る。また、タービン式発電機から発生する高温の排熱を
熱交換器を介して再生器の加熱源として利用できるため
燃料費を低減することができる。このように吸収式空調
システム全体の装置の低価格化や運転コストの低減を図
ることができる。
【0044】請求項2は、循環冷却水供給ラインには温
水を混入させる混合器を設け、混合器の下流には冷却水
の温度を検出する循環ライン温度検出器を設け、貯水槽
には貯水の温度を検出する貯水温度検出器を設けたので
冷却水温度と貯水槽の温度とを比較し、水道水の温度が
必要以上に低下している場合には、循環冷却水供給ライ
ン中に混合器から温水を混入させることで適正な冷却水
温度を維持することができる。
【0045】請求項3は、貯水槽は水道水を導入して一
時的に貯水させる第1槽と、第1槽の貯水を導入して一
時的に貯水させると共に前記凝縮器の冷却水として供給
する第2槽と、第2槽の貯水を導入して一時的に貯水
し、かつ生活用水として供給する第3槽とを備えたの
で、第1槽は災害時や非常時に断水した場合の飲料水と
て、第2槽は凝縮器の循環冷却水として、また第3槽は
適度に暖められた生活用水とし、それぞれ用途毎に使用
することができる。
【0046】請求項4は、第1槽には貯水を第2槽に移
送する第1の移送ポンプを設け、第2槽には貯水を第3
槽に移送する第2の移送ポンプ、及び循環冷却水供給ラ
インへ貯水を供給する循環ポンプを設け、第3槽には貯
水を移送ラインに供給する第3の移送ポンプを設けたの
で、貯水槽が3槽に区画されていても、水道水を第1槽
から第3槽まで順番に移送させて貯水槽内の水が長期間
滞留するのを防止できると共に、必要な水量を順次隣接
する水槽へ移すことができるので第2槽の循環冷却水と
してのヒートバランスの管理を容易に行うことができ
る。
【0047】請求項5は、第1の移送ポンプの吐出ライ
ンを水道水供給ラインに接続し、水道水供給ラインを屋
内の飲料水として利用するようにしたので、地震等の災
害時や非常時に断水が生じた場合にも飲料水を確保する
ことができる。
【0048】請求項6は、排熱供給ラインに供給される
排熱を複数方向に分配し、かつ分配する熱量を調節可能
な排熱分配手段を設けたので、排熱供給ラインへ供給す
る排熱を適切な熱量に調整することができ、排熱供給ラ
インに接続された熱交換器等の温度制御を容易に行うこ
とができる。
【0049】請求項7は、排熱分配手段で分配された排
熱を、排熱供給ラインで熱交換器に供給すると共に、熱
交換器で吸熱された低温の熱源を混合器の熱源として用
いるので、一次熱交換器で熱交換された低温の排熱を二
次熱交換器で再度熱交換して混合器の熱源として使用す
ることができるので排熱を有効に利用することができ
る。
【0050】請求項8は、排熱分配手段で分配された排
熱を、融雪装置、ゴミ処理装置等の熱処理装置や、スト
ーブ、バーナー等の加熱装置の熱源として用いるので、
タービン式発電機で発生する排熱を吸収式空調システム
以外にも有効利用することができる。
【0051】請求項9は、タービン式発電機で発電され
た電力を、吸収式空調システムの駆動源として用いるた
め、高価な商用電源が不要であり、例えば灯油やアルコ
ール等の低価格の燃料を使用することで吸収式空調シス
テムのランニングコストの低減を実現できる。
【0052】請求項10は、タービン式発電機で発電さ
れた電力を、商用電源から屋内に供給される供給電力が
停電した際の非常用電源として用いるので、商用電源か
らの電力供給が停止した場合、特に地震等の災害時に長
時間に渡って電力供給が停止するような場合にも通常時
の生活環境を維持することができる。
【0053】請求項11は、タービン式発電機で発電さ
れた電力を屋内に供給する際に、商用電源の停電の原因
が屋内負荷の回路異常によるものでないことを確認した
後に、マニュアル操作で屋内負荷へ供給されるので、屋
内負荷回路が漏電した状態で電力供給を行った場合に発
生する火災等を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタービン式発電機を用いた吸収式空調
システムの全体概要を説明するための系統図である。
【図2】本発明のタービン式発電機を用いた吸収式空調
システムの要部の斜視図である。
【図3】本発明のタービン式発電機を用いた吸収式空調
システムの貯水槽の断面図である。
【図4】本発明のタービン式発電機を用いた吸収式空調
システムのタービン式発電機からの排熱供給システムを
説明するための説明図である。
【符号の説明】 1 吸収式冷房装置 2 蒸発器 3 吸収器 4 再生器 5 凝縮器 13 熱交換器(一次熱交換器) 15 循環冷却水供給ライン 20 移送ライン 21 貯水槽 21a 第1槽 21b 第2槽 21c 第3槽 22 水道水供給ライン 25a 第1の移送ポンプ 25b 第2の移送ポンプ 25c 第3の移送ポンプ 26 循環ポンプ 27 貯水温度検出器 28 混合器 29 吐出ライン 41 タービン式発電機 42 排熱供給ライン 43 方向弁 44 熱処理装置(ゴミ処理装置) 45 熱処理装置(融雪装置) 46 加熱装置(ストーブ) 47 加熱装置(バーナー)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空状態で水蒸気を発生させて冷却水を
    造る蒸発器と、前記水蒸気を吸収液に吸収させる吸収器
    と、この吸収器から移送された吸収液を加熱して水蒸気
    を発生させて吸収液を濃縮する再生器と、この再生器で
    発生する水蒸気を冷却水で冷却して水を回収する凝縮器
    と、前記再生器に熱交換器を介して供給される熱源を発
    生させるタービン式発電機とを有するタービン式発電機
    を用いた吸収式空調システムであって、 前記凝縮器に供給する前記冷却水を貯水する貯水槽と、 前記貯水槽に水道水を供給する水道水供給ラインと、 前記貯水槽に貯水された水道水を冷却水として前記凝縮
    器に循環供給する循環冷却水供給ラインと、 前記貯水槽に貯水された水道水を生活用水として移送す
    る移送ラインと、 前記タービン式発電機から発生する排気熱を前記熱交換
    器へ供給する排熱供給ラインを備えたことを特徴とする
    タービン式発電機を用いた吸収式空調システム。
  2. 【請求項2】 前記循環冷却水供給ラインには温水を混
    入させる混合器を設け、前記混合器の下流には冷却水の
    温度を検出する循環ライン温度検出器を設け、前記貯水
    槽には貯水の温度を検出する貯水温度検出器を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のタービン式発電機を用
    いた吸収式空調システム。
  3. 【請求項3】 前記貯水槽は水道水を導入して一時的に
    貯水させる第1槽と、前記第1槽の貯水を導入して一時
    的に貯水させると共に前記凝縮器の冷却水として供給す
    る第2槽と、前記第2槽の貯水を導入して一時的に貯水
    し、かつ生活用水として供給する第3槽とを備えたこと
    を特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のタービ
    ン式発電機を用いた吸収式空調システム。
  4. 【請求項4】 前記第1槽には貯水を第2槽に移送する
    第1の移送ポンプを設け、前記第2槽には貯水を前記第
    3槽に移送する第2の移送ポンプ、及び前記循環冷却水
    供給ラインへ貯水を供給する循環ポンプを設け、前記第
    3槽には貯水を前記移送ラインに供給する第3の移送ポ
    ンプを設けたことを特徴とする請求項3に記載のタービ
    ン式発電機を用いた吸収式空調システム。
  5. 【請求項5】 前記第1の移送ポンプの吐出ラインを前
    記水道水供給ラインに接続し、前記水道水供給ラインを
    屋内の飲料水として利用することを特徴とする請求項4
    に記載のタービン式発電機を用いた吸収式空調システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記排熱供給ラインに供給される排熱を
    複数方向に分配し、かつ分配する熱量を調節可能な排熱
    分配手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれかに記載のタービン式発電機を用いた吸収式空調
    システム。
  7. 【請求項7】 前記排熱分配手段で分配された排熱を、
    前記排熱供給ラインで前記熱交換器に供給すると共に、
    前記熱交換器で吸熱された低温の熱源を前記混合器の熱
    源として用いることを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれかに記載のタービン式発電機を用いた吸収式空調シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 前記排熱分配手段で分配された排熱を、
    融雪装置、ゴミ処理装置等の熱処理装置や、ストーブ、
    バーナー等の加熱装置の熱源として用いることを特徴と
    する請求項1ないし7のいずれかに記載のタービン式発
    電機を用いた吸収式空調システム。
  9. 【請求項9】 前記タービン式発電機で発電された電力
    を、前記吸収式空調システムの駆動源として用いること
    を特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のター
    ビン式発電機を用いた吸収式空調システム。
  10. 【請求項10】 前記タービン式発電機で発電された電
    力を、商用電源から屋内に供給される供給電力が停電し
    た際の非常用電源として用いることを特徴とする請求項
    1ないし9のいずれかに記載のタービン式発電機を用い
    た吸収式空調システム。
  11. 【請求項11】 前記タービン式発電機で発電された電
    力を前記屋内に供給する際に、前記商用電源の停電の原
    因が前記屋内負荷の回路異常によるものでないことを確
    認した後に、マニュアル操作で前記屋内負荷へ供給され
    ることを特徴とする請求項10に記載のタービン式発電
    機を用いた吸収式空調システム。
JP8082022A 1996-03-11 1996-03-11 タービン式発電機を用いた吸収式空調システム Pending JPH09243204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8082022A JPH09243204A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 タービン式発電機を用いた吸収式空調システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8082022A JPH09243204A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 タービン式発電機を用いた吸収式空調システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09243204A true JPH09243204A (ja) 1997-09-19

Family

ID=13762911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8082022A Pending JPH09243204A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 タービン式発電機を用いた吸収式空調システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09243204A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127857A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd 分散型発電システムの排ガスを利用する吸収冷温水機の制御方法及び装置
JP2018136071A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 高砂熱学工業株式会社 冷却水送水制御システム及び冷却水送水制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127857A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd 分散型発電システムの排ガスを利用する吸収冷温水機の制御方法及び装置
JP2018136071A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 高砂熱学工業株式会社 冷却水送水制御システム及び冷却水送水制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4153104A (en) Solar heating and cooling system
CN102840717B (zh) 热能回收装置
JPS6320932Y2 (ja)
JP2736278B2 (ja) 閉鎖空間加熱装置および空間加熱方法
JP5508777B2 (ja) 給湯暖房装置
JPH06100351B2 (ja) 電気蓄冷熱式冷暖房装置及び冷暖房方法
US20180087786A1 (en) Energy management apparatus, system and method
JP2004278876A (ja) ヒートポンプ式給湯暖房機
CN201926194U (zh) 空气能冷暖浴一体机
JP2009074744A (ja) ガスヒートポンプコージェネレーション装置
JP5751599B2 (ja) 給湯冷暖房システム
JPH09243204A (ja) タービン式発電機を用いた吸収式空調システム
CA2214409A1 (en) Arrangement in connection with an air conditioning unit comprising heat recovery means and means for introducing additional heating and cooling
KR100286568B1 (ko) 축열식 폐수 히트펌프 시스템
JP2004012025A (ja) ハイブリッドエネルギーシステム
JP2004108759A (ja) 高断熱高気密住宅用蓄熱式低温省エネ熱エネルギー利用システム
JPH11351056A (ja) 小型エネルギープラント装置
JP2009243736A (ja) 発電システム
JPH07217915A (ja) 熱電併給システム
JP3183559U (ja) ヒートポンプ式給湯機の排熱を利用した冷却装置
SU1548624A1 (ru) Теплонасосна установка воздушного отоплени , охлаждени и гор чего водоснабжени с рекуперацией и аккумул цией теплоты
JP3189470B2 (ja) マルチタイプ吸収式空調システム
JPH09243194A (ja) 冷却用貯水槽を用いた吸収式空調システム
JP5822652B2 (ja) コジェネレーションシステム
JP2844124B2 (ja) 不凍液利用のヒートポンプ式暖房設備