JPH0924298A - ガスタービン用電気集じん装置 - Google Patents
ガスタービン用電気集じん装置Info
- Publication number
- JPH0924298A JPH0924298A JP17605495A JP17605495A JPH0924298A JP H0924298 A JPH0924298 A JP H0924298A JP 17605495 A JP17605495 A JP 17605495A JP 17605495 A JP17605495 A JP 17605495A JP H0924298 A JPH0924298 A JP H0924298A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust collecting
- plate
- gas turbine
- dust
- casing
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Electrostatic Separation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 集じん効率の向上を図った。
【解決手段】 ケーシング内に交互に配置された放電板
2および集じん板を有するガスタービン用電気集じん装
置において、放電板の空気流れに沿う辺を複数の鋭角突
起7形状とした。
2および集じん板を有するガスタービン用電気集じん装
置において、放電板の空気流れに沿う辺を複数の鋭角突
起7形状とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン吸気
側の除じんに使用されるガスタービン用電気集じん装置
に関する。
側の除じんに使用されるガスタービン用電気集じん装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスタービンでは吸気中の粉じん
による空気圧縮機翼の汚れ防止およびタービン翼の冷却
用空気通路の目詰り防止のため、図4に示すようにその
吸気側に、大気中に含まれる粉じんの除じん用として1
9のフィルターが設置されているが、圧損の上昇の面か
らは電気集じん装置の方が好ましい。
による空気圧縮機翼の汚れ防止およびタービン翼の冷却
用空気通路の目詰り防止のため、図4に示すようにその
吸気側に、大気中に含まれる粉じんの除じん用として1
9のフィルターが設置されているが、圧損の上昇の面か
らは電気集じん装置の方が好ましい。
【0003】図中、11はガスタービン、12は空気圧
縮機、13はタービン、14は燃焼器、15は発電機、
16は燃料ライン、17は排気ガスライン、18は大気
である。
縮機、13はタービン、14は燃焼器、15は発電機、
16は燃料ライン、17は排気ガスライン、18は大気
である。
【0004】従来の電気集じん装置を図5と図6に示
す。
す。
【0005】図5にて、断面が長方形のケーシング1内
に放電板2と集じん板3が交互に配置されている。
に放電板2と集じん板3が交互に配置されている。
【0006】放電板2と集じん板3は、スペーサ5によ
って約10mmの間隔で平行に保持され、ケーシング1
に取り付けられている。また放電板2は、碍子4によっ
て集じん板3あるいはケーシング1と電気的に絶縁が保
たれている。放電板2には図6に示すように複数のドゲ
6を持つように形成されている。
って約10mmの間隔で平行に保持され、ケーシング1
に取り付けられている。また放電板2は、碍子4によっ
て集じん板3あるいはケーシング1と電気的に絶縁が保
たれている。放電板2には図6に示すように複数のドゲ
6を持つように形成されている。
【0007】ここで放電板2に負の高電圧を印加する
と、集じん板3との間に高い電界が形成されるためトゲ
6先端からコロナ放電が起きる。そこで集じん装置の右
側より導びかれた空気中に含まれる粉じんは、電気的に
帯電されクーロン力の作用又は、電気イオン風によって
集じん板3に捕集される。
と、集じん板3との間に高い電界が形成されるためトゲ
6先端からコロナ放電が起きる。そこで集じん装置の右
側より導びかれた空気中に含まれる粉じんは、電気的に
帯電されクーロン力の作用又は、電気イオン風によって
集じん板3に捕集される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電気集じん
装置では、放電板及び集じん板ともケーシングとの間の
上下のすき間に空気(粉じんを含む)のすり抜け部が存
在し、高性能が得られなかった。
装置では、放電板及び集じん板ともケーシングとの間の
上下のすき間に空気(粉じんを含む)のすり抜け部が存
在し、高性能が得られなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
するため次の手段を講ずる。
【0010】すなわち、ガスタービン用電気集じん装置
として、ケーシング内に交互に配置された放電板および
集じん板を有するガスタービン用電気集じん装置におい
て、上記放電板の空気流れに沿う辺を複数の鋭角突起形
状とした。
として、ケーシング内に交互に配置された放電板および
集じん板を有するガスタービン用電気集じん装置におい
て、上記放電板の空気流れに沿う辺を複数の鋭角突起形
状とした。
【0011】以上において、放電板と集じん板との間に
直流の高電圧を印加すると、集じん板に設けた複数の鋭
角突起部からケーシングおよび集じん極に向ってコロナ
放電が発生する。そしてケーシングとの間で、従来すり
抜けていた空気中の粉じんがイオン風とクーロン力によ
って、ケーシングおよび集じん板方向に移動し捕集され
る。
直流の高電圧を印加すると、集じん板に設けた複数の鋭
角突起部からケーシングおよび集じん極に向ってコロナ
放電が発生する。そしてケーシングとの間で、従来すり
抜けていた空気中の粉じんがイオン風とクーロン力によ
って、ケーシングおよび集じん板方向に移動し捕集され
る。
【0012】このようにして、除じん効率が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1〜図
3により、説明する。
3により、説明する。
【0014】なお、従来例で説明した部分は、同一の番
号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を主体に
説明する。
号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を主体に
説明する。
【0015】図1と図2において、放電板2は空気流れ
に沿う辺、すなわち上下辺が連続する円弧で打ち抜か
れ、複数の鋭角突起7が形成されている。
に沿う辺、すなわち上下辺が連続する円弧で打ち抜か
れ、複数の鋭角突起7が形成されている。
【0016】以上において、放電板2に負の高電圧を印
加すると、集じん板3との間に高い電界が形成されるた
め、トゲ6先端からコロナ放電が起きる。これと同時に
放電板2の上下に打ち抜かれた鋭角突起7からもケーシ
ング1および集じん板3に向ってコロナ放電が発生す
る。
加すると、集じん板3との間に高い電界が形成されるた
め、トゲ6先端からコロナ放電が起きる。これと同時に
放電板2の上下に打ち抜かれた鋭角突起7からもケーシ
ング1および集じん板3に向ってコロナ放電が発生す
る。
【0017】そこで集じん装置の右側より導かれた空気
中に含まれる粉じんは、これらのコロナ放電によって電
気的に帯電され、クーロン力の作用や電気イオン風によ
って集じん板3やケーシング1の上部及び下部に捕集さ
れるため高い捕集性能が得られる。
中に含まれる粉じんは、これらのコロナ放電によって電
気的に帯電され、クーロン力の作用や電気イオン風によ
って集じん板3やケーシング1の上部及び下部に捕集さ
れるため高い捕集性能が得られる。
【0018】本形態の各流量に対する捕集効率の実験結
果を従来例のものと比較して図3に示す。図中実線が本
形態によるもの、点線が従来例のものである。
果を従来例のものと比較して図3に示す。図中実線が本
形態によるもの、点線が従来例のものである。
【0019】図から従来例に比べ捕集効率が約5%向上
することが分る。
することが分る。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
集じん板の辺上に複数の鋭角突起を形成することによっ
て、捕集効率が改善される。
集じん板の辺上に複数の鋭角突起を形成することによっ
て、捕集効率が改善される。
【図1】本発明の実施の一形態の構成、断面図である。
【図2】同一形態の図1の部分断面図である。
【図3】同一形態の作用、効果説明図である。
【図4】従来例のガスタービン説明図である。
【図5】同従来例の電気集じん装置の構成断面図であ
る。
る。
【図6】同従来例の図4の部分断面図である。
1 ケーシング 2 放電板 3 集じん板 4 碍子 5 スペーサー 6 トゲ 7 放電板上下端面の鋭角突起(トゲ) 11 ガスタービン 12 空気圧縮機 13 タービン 14 燃焼器 15 発電機 16 燃料ライン 17 排気ガスライン 18 大気 19 フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南山 幸一 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目8番19号 高菱エンジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシング内に交互に配置された放電板
および集じん板を有するガスタービン用電気集じん装置
において、上記放電板の空気流れに沿う辺を複数の鋭角
突起形状としたことを特徴とするガスタービン用電気集
じん装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17605495A JPH0924298A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | ガスタービン用電気集じん装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17605495A JPH0924298A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | ガスタービン用電気集じん装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0924298A true JPH0924298A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16006918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17605495A Withdrawn JPH0924298A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | ガスタービン用電気集じん装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0924298A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001069065A1 (en) * | 2000-03-15 | 2001-09-20 | Fortum Oyj | Method and arrangement for cleaning the intake air of a gas turbine |
CN104722405A (zh) * | 2015-03-25 | 2015-06-24 | 佛山柯维光电股份有限公司 | 一种静电释放保护装置及使用其的空气净化器和除尘方法 |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP17605495A patent/JPH0924298A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001069065A1 (en) * | 2000-03-15 | 2001-09-20 | Fortum Oyj | Method and arrangement for cleaning the intake air of a gas turbine |
US6527829B1 (en) | 2000-03-15 | 2003-03-04 | Fortum Oyj | Method and arrangement for purifying the intake air of a gas turbine |
CN104722405A (zh) * | 2015-03-25 | 2015-06-24 | 佛山柯维光电股份有限公司 | 一种静电释放保护装置及使用其的空气净化器和除尘方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |