JPH06238194A - 放電極 - Google Patents
放電極Info
- Publication number
- JPH06238194A JPH06238194A JP4748793A JP4748793A JPH06238194A JP H06238194 A JPH06238194 A JP H06238194A JP 4748793 A JP4748793 A JP 4748793A JP 4748793 A JP4748793 A JP 4748793A JP H06238194 A JPH06238194 A JP H06238194A
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- JP
- Japan
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- discharge
- discharge electrode
- electrode plate
- plate
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- Pending
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- Electrostatic Separation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コロナ放電を利用した電気集塵機等におい
て、扁平でかつコンパクトな、わずかな工程で簡単に製
造することのできる放電極を提供することを目的とす
る。 【構成】 導電性を有する放電極板３に、この一部を切
り起こして、放電極板３の面に直行する方向に折り曲げ
てなる、先端が鋭角な山形の放電エッジ４を複数設け、
封止枠１０に取りつけた。
て、扁平でかつコンパクトな、わずかな工程で簡単に製
造することのできる放電極を提供することを目的とす
る。 【構成】 導電性を有する放電極板３に、この一部を切
り起こして、放電極板３の面に直行する方向に折り曲げ
てなる、先端が鋭角な山形の放電エッジ４を複数設け、
封止枠１０に取りつけた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コロナ放電により処理
気体の塵埃を荷電し、集塵部で捕集を行う電気集塵機、
空気清浄器、冷・暖房装置等に使用する放電極に関す
る。
気体の塵埃を荷電し、集塵部で捕集を行う電気集塵機、
空気清浄器、冷・暖房装置等に使用する放電極に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】電気集塵装置は、放電極と集塵極の間に
高電圧を印加することにより、この両電極間にコロナ放
電を発生させて荷電帯を構成し、この荷電帯に処理気体
を通過させて処理気体に含まれる塵埃を帯電させ、この
帯電塵埃を反対電位となっている集塵極に吸引させて補
集するものである。これらの電気集塵装置においてコロ
ナ放電を行う放電極としては、先端を鋭利にする必要が
あり、ワイヤー放電極、針状放電極等のほかに帯状金属
板に山形の刺部を連続的に成形したものが知られている
（実開昭６１−７１２５５号公報参照）
高電圧を印加することにより、この両電極間にコロナ放
電を発生させて荷電帯を構成し、この荷電帯に処理気体
を通過させて処理気体に含まれる塵埃を帯電させ、この
帯電塵埃を反対電位となっている集塵極に吸引させて補
集するものである。これらの電気集塵装置においてコロ
ナ放電を行う放電極としては、先端を鋭利にする必要が
あり、ワイヤー放電極、針状放電極等のほかに帯状金属
板に山形の刺部を連続的に成形したものが知られている
（実開昭６１−７１２５５号公報参照）
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ワイヤー放電
極においては、ワイヤーの断線や、集塵極が放電極の上
下に配置されているため、集塵極に集塵された塵埃が垂
れ下がり放電極に接触して短絡し易く、針状放電極にお
いては、放電極を鋭利にできるので性能は優れている
が、加工・組立が面倒で構造も複雑なものとなるという
問題点を有してていた。
極においては、ワイヤーの断線や、集塵極が放電極の上
下に配置されているため、集塵極に集塵された塵埃が垂
れ下がり放電極に接触して短絡し易く、針状放電極にお
いては、放電極を鋭利にできるので性能は優れている
が、加工・組立が面倒で構造も複雑なものとなるという
問題点を有してていた。
【０００４】また、帯状金属板に山形の刺部を連続的に
成形したものは、帯状金属板の連続部の幅が必要となっ
て電気集塵機に放電極を収容するのに余分なスペースを
必要とし、折曲された帯状金属板の固定には、折曲部の
夫々を固定しなければならない等の問題点を有してい
た。
成形したものは、帯状金属板の連続部の幅が必要となっ
て電気集塵機に放電極を収容するのに余分なスペースを
必要とし、折曲された帯状金属板の固定には、折曲部の
夫々を固定しなければならない等の問題点を有してい
た。
【０００５】本発明は、上記のような従来技術の問題点
に鑑みてなされたものであり、扁平でかつコンパクト
な、わずかな工程で簡単に製造することのできる放電極
を提供することを目的とする。
に鑑みてなされたものであり、扁平でかつコンパクト
な、わずかな工程で簡単に製造することのできる放電極
を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、導電性を有する放電極板に、該
放電極板の一部を切り起こして、該放電極板の面に直行
する方向に折り曲げてなる、先端が鋭角な山形の放電エ
ッジを複数設け、放電極板を封止枠に取り付けた。
に、本発明においては、導電性を有する放電極板に、該
放電極板の一部を切り起こして、該放電極板の面に直行
する方向に折り曲げてなる、先端が鋭角な山形の放電エ
ッジを複数設け、放電極板を封止枠に取り付けた。
【０００７】放電エッジは放電極板に対し同一側または
反対側に夫々折り曲げて良いものである。
反対側に夫々折り曲げて良いものである。
【０００８】
【作用】導電性を有する放電極板に、互うに隣り合う切
り込みが鋭角になるように複数の切り込みを形成し，前
記放電極板に直行する方向に折り曲げれば、先端が鋭角
な山形の放電エッジと、開口部が形成される。切り込み
の長さを変えたり、折り曲げ部の位置を変えれば、放電
エッジの山形の高さを変化させることができる。
り込みが鋭角になるように複数の切り込みを形成し，前
記放電極板に直行する方向に折り曲げれば、先端が鋭角
な山形の放電エッジと、開口部が形成される。切り込み
の長さを変えたり、折り曲げ部の位置を変えれば、放電
エッジの山形の高さを変化させることができる。
【０００９】更に、放電エッジを切り起こした後の放電
極板に形成された孔の大きさ、または数を増減すること
により、処理気体の量、速度を調節し、最適の集塵効果
を容易に得ることができる。
極板に形成された孔の大きさ、または数を増減すること
により、処理気体の量、速度を調節し、最適の集塵効果
を容易に得ることができる。
【００１０】
【実施例】本発明の実施例を図１、図２に基づいて説明
する。放電極板３は導電性の良い金属、例えば鉄、銅等
の材料からなる薄板で、図１に示すように、隣り合う二
辺が鋭角をなすように構成された複数の鋸歯状の三角辺
の放電エッジ４が残存、形成するようにプレス加工によ
って斑点で示した部分５を打ち抜く。
する。放電極板３は導電性の良い金属、例えば鉄、銅等
の材料からなる薄板で、図１に示すように、隣り合う二
辺が鋭角をなすように構成された複数の鋸歯状の三角辺
の放電エッジ４が残存、形成するようにプレス加工によ
って斑点で示した部分５を打ち抜く。
【００１１】三角辺の放電エッジ４を、図２のように折
り曲げ部６から板体３の面に直交する方向（上方）に折
り曲げ、打抜部分５と三角形の放電エッジ４の切り起こ
しで、処理気体を通過させる開口部７が形成される。
り曲げ部６から板体３の面に直交する方向（上方）に折
り曲げ、打抜部分５と三角形の放電エッジ４の切り起こ
しで、処理気体を通過させる開口部７が形成される。
【００１２】放電エッジ４は必要に応じて、図３に示す
ように表裏方向に折り曲げてもよい。
ように表裏方向に折り曲げてもよい。
【００１３】このように構成した放電極板３は、その周
辺にビード９を設けて補強され、その外周において電気
絶縁体からなる額縁状の封止枠１０に固定されて放電極
１を構成する。
辺にビード９を設けて補強され、その外周において電気
絶縁体からなる額縁状の封止枠１０に固定されて放電極
１を構成する。
【００１４】また、図４、図５に、本発明の第２の実施
例を示す。なお、前記実施例における部材等と同一部材
等は同一番号を付すことによりその説明を省略する。
例を示す。なお、前記実施例における部材等と同一部材
等は同一番号を付すことによりその説明を省略する。
【００１５】この実施例においては、放電極板３に鋸歯
状の切り込み８を数列入れ、鋸歯状の各尖端部を放電エ
ッジ４としたものである。
状の切り込み８を数列入れ、鋸歯状の各尖端部を放電エ
ッジ４としたものである。
【００１６】この実施例の特徴は、開口部７の大きさ
が、放電エッジ４で切り起こされた部分でのみ構成され
ることである。即ち、放電エッジ４の数は多いが、開口
部７の面積は、前の実施例と略等しいものとなり、形状
は台形となっている。
が、放電エッジ４で切り起こされた部分でのみ構成され
ることである。即ち、放電エッジ４の数は多いが、開口
部７の面積は、前の実施例と略等しいものとなり、形状
は台形となっている。
【００１７】図６に示す本発明の第３の実施例は、放電
極板３に放電エッジ４を切り起こすことによって形成さ
れた開口部７Ａの他に円形孔７Ｂを打ち抜くことによっ
て開口部を形成し、放電極板３を直進する処理気体の量
を増加させたものである。
極板３に放電エッジ４を切り起こすことによって形成さ
れた開口部７Ａの他に円形孔７Ｂを打ち抜くことによっ
て開口部を形成し、放電極板３を直進する処理気体の量
を増加させたものである。
【００１８】図７、図８に示す本発明の第４の実施例
は、放電極板３に一点から等長等間隔の放射方向の切り
込み１１を入れ、これらによって形成された放電エッジ
４を一方向に折り曲げ、これらによって円形状の孔７を
複数個所に設けたものである。
は、放電極板３に一点から等長等間隔の放射方向の切り
込み１１を入れ、これらによって形成された放電エッジ
４を一方向に折り曲げ、これらによって円形状の孔７を
複数個所に設けたものである。
【００１９】本発明の放電極を、電気集塵機を備えた冷
・暖房装置１３に実施した場合について図９をもって説
明する。このように構成された放電極１は、図９に示す
ように、集塵極１２対向して設けられると共に電源から
の電圧を印加する。そして処理気体は集塵極１２から放
電極に向かって流れるように流す。コロナ放電により放
電極１を通過した処理気体の塵埃を帯電し、集塵極１２
を通過する際、集塵部の電荷により塵埃が捕集されて清
浄な処理気体のみが下流側に配置された加熱装置又は冷
却装置に供給される。
・暖房装置１３に実施した場合について図９をもって説
明する。このように構成された放電極１は、図９に示す
ように、集塵極１２対向して設けられると共に電源から
の電圧を印加する。そして処理気体は集塵極１２から放
電極に向かって流れるように流す。コロナ放電により放
電極１を通過した処理気体の塵埃を帯電し、集塵極１２
を通過する際、集塵部の電荷により塵埃が捕集されて清
浄な処理気体のみが下流側に配置された加熱装置又は冷
却装置に供給される。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、以上説明したように構
成されているので、以下に記載されるような述べる効果
を奏する。
成されているので、以下に記載されるような述べる効果
を奏する。
【００２１】プレス加工によって放電極板に放電エッジ
が切り起こし形成できるので、加工が容易であり、かつ
大量生産に適している。
が切り起こし形成できるので、加工が容易であり、かつ
大量生産に適している。
【００２２】放電極に多数の放電エッジを切り起こされ
るので、全体を扁平に形成することが容易である。
るので、全体を扁平に形成することが容易である。
【００２３】放電極板に形成される開口部の大小、多少
によって処理気体の空気量、速度を適当にすることがで
きる。
によって処理気体の空気量、速度を適当にすることがで
きる。
【図１】本発明に係る放電極板の正面図である。
【図２】放電エッジを切り起こした状態の放電極を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図３】放電エッジを表裏方向に折り曲げた状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図４】本発明に係る放電極板の第２の実施例を示す正
面図である。
面図である。
【図５】放電エッジを切り起こした状態の第２の実施例
に係る放電極を示す斜視図である。
に係る放電極を示す斜視図である。
【図６】本発明に係る放電極の第３の実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図７】本発明に係る放電極板の第４の実施例を示す正
面図である。
面図である。
【図８】放電エッジを切り起こした状態の第４の実施例
に係る放電極を示す斜視図である。
に係る放電極を示す斜視図である。
【図９】電気集塵装置における放電極と集塵極の関係を
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
１ 放電極 ３ 放電極板 ４ 放電エッジ ７ 開口部 ８，１１ 切り込み
Claims (1)
- 【請求項１】 導電性を有する放電極板に、該放電極板
の一部を切り起こして、該放電極板の面に直行する方向
に折り曲げてなる、先端が鋭角な山形の放電エッジを複
数設け、放電極板を封止枠に取り付けたことを特徴とす
る放電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4748793A JPH06238194A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 放電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4748793A JPH06238194A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 放電極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06238194A true JPH06238194A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12776483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4748793A Pending JPH06238194A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 放電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06238194A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5733360A (en) * | 1996-04-05 | 1998-03-31 | Environmental Elements Corp. | Corona discharge reactor and method of chemically activating constituents thereby |
| US5787704A (en) * | 1993-08-10 | 1998-08-04 | Cravero; Humberto Alexander | Electronic purification of exhaust gases |
| US5820660A (en) * | 1997-07-29 | 1998-10-13 | Ko; Li-Sheng | Air cleaner having improved dust collector |
| KR20020069864A (ko) * | 2001-02-28 | 2002-09-05 | 한국기계연구원 | 전기집진기의 집진판의 구조 |
| US20110209621A1 (en) * | 2008-09-18 | 2011-09-01 | Alexei Mikhailovich Volodin | Device for inactivating and finely filtering viruses and microorganisms in a flow of air |
| US20120111188A1 (en) * | 2009-07-17 | 2012-05-10 | Her Majesty The Queen In Right Of Canada As Represented By The Minister Of Natural Resources | Hot sieving electrostatic precipitator |
| WO2016027635A1 (ja) * | 2014-08-18 | 2016-02-25 | 株式会社クリエイティブテクノロジー | 集塵装置 |
| CN109365132A (zh) * | 2018-12-05 | 2019-02-22 | 刘让宗 | 一种具有复合层式电场的静电式油烟净化装置 |
| WO2022100714A1 (zh) * | 2020-11-12 | 2022-05-19 | 上海必修福企业管理有限公司 | 电场单元、电场处理装置以及洁净环境系统 |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP4748793A patent/JPH06238194A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US8673068B2 (en) * | 2008-09-18 | 2014-03-18 | Elena Vladimirovna Volodina | Device for inactivating and finely filtering viruses and microorganisms in a flow of air |
| US20110209621A1 (en) * | 2008-09-18 | 2011-09-01 | Alexei Mikhailovich Volodin | Device for inactivating and finely filtering viruses and microorganisms in a flow of air |
| US20120111188A1 (en) * | 2009-07-17 | 2012-05-10 | Her Majesty The Queen In Right Of Canada As Represented By The Minister Of Natural Resources | Hot sieving electrostatic precipitator |
| US8679225B2 (en) * | 2009-07-17 | 2014-03-25 | Her Majesty The Queen In Right Of Canada As Represented By The Minister Of Natural Resources | Hot sieving electrostatic precipitator |
| WO2016027635A1 (ja) * | 2014-08-18 | 2016-02-25 | 株式会社クリエイティブテクノロジー | 集塵装置 |
| US10357781B2 (en) | 2014-08-18 | 2019-07-23 | Creative Technology Corporation | Dust collection device |
| CN109365132A (zh) * | 2018-12-05 | 2019-02-22 | 刘让宗 | 一种具有复合层式电场的静电式油烟净化装置 |
| CN109365132B (zh) * | 2018-12-05 | 2024-10-08 | 刘让宗 | 一种具有复合层式电场的静电式油烟净化装置 |
| WO2022100714A1 (zh) * | 2020-11-12 | 2022-05-19 | 上海必修福企业管理有限公司 | 电场单元、电场处理装置以及洁净环境系统 |
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