JPH09241660A - 含油廃水の再利用方法 - Google Patents
含油廃水の再利用方法Info
- Publication number
- JPH09241660A JPH09241660A JP5721696A JP5721696A JPH09241660A JP H09241660 A JPH09241660 A JP H09241660A JP 5721696 A JP5721696 A JP 5721696A JP 5721696 A JP5721696 A JP 5721696A JP H09241660 A JPH09241660 A JP H09241660A
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- Japan
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- oil
- waste water
- concentration
- wastewater
- separated
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Removal Of Floating Material (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 含油廃水の有効な再利用化の要請に応える。
【解決手段】 油粒子が分散した含油廃水1を浮上油式
油水分離装置4に送り、この油水分離装置4で油濃度が
高められた廃水を浮上させて分離する。浮上分離廃水5
を限外濾過してさらに油濃度を高め、この油濃度の高ま
った廃水を助燃剤として利用する。
油水分離装置4に送り、この油水分離装置4で油濃度が
高められた廃水を浮上させて分離する。浮上分離廃水5
を限外濾過してさらに油濃度を高め、この油濃度の高ま
った廃水を助燃剤として利用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表面に切削油等
の機械加工油が付着した工作物の洗浄に用いられ、かつ
洗い落とされた油の粒子を含んでいる含油廃水の再利用
方法に関する。
の機械加工油が付着した工作物の洗浄に用いられ、かつ
洗い落とされた油の粒子を含んでいる含油廃水の再利用
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、含油廃水は、廃棄処理や焼却処理
されていた。
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近では、
省資源化や、廃棄処理あるいは焼却処理のためのコスト
の低減等を目的として含油廃水の再利用化が要請されて
いるのが実情である。
省資源化や、廃棄処理あるいは焼却処理のためのコスト
の低減等を目的として含油廃水の再利用化が要請されて
いるのが実情である。
【0004】この発明は、上記実情に鑑み、含油廃水の
有効な再利用化の要請に応えうる簡単な方法を提供する
ことを目的とする。
有効な再利用化の要請に応えうる簡単な方法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の含
油廃水の再利用方法は、油粒子が分散した含油廃水を浮
上油式油水分離装置に送り、この油水分離装置で油濃度
が高められた廃水を浮上させて分離し、浮上分離した廃
水を限外濾過してさらに油濃度を高め、この油濃度の高
まった廃水を助燃剤として利用することを特徴とするも
のである。
油廃水の再利用方法は、油粒子が分散した含油廃水を浮
上油式油水分離装置に送り、この油水分離装置で油濃度
が高められた廃水を浮上させて分離し、浮上分離した廃
水を限外濾過してさらに油濃度を高め、この油濃度の高
まった廃水を助燃剤として利用することを特徴とするも
のである。
【0006】この発明による第2の含油廃水の再利用方
法は、油粒子が分散した含油廃水を浮上油式油水分離装
置に送り、この油水分離装置で油濃度が高められた廃水
を浮上させて分離し、浮上分離した廃水を限外濾過して
さらに油濃度を高め、この油濃度の高まった廃水を機械
加工油として利用することを特徴とするものである。
法は、油粒子が分散した含油廃水を浮上油式油水分離装
置に送り、この油水分離装置で油濃度が高められた廃水
を浮上させて分離し、浮上分離した廃水を限外濾過して
さらに油濃度を高め、この油濃度の高まった廃水を機械
加工油として利用することを特徴とするものである。
【0007】上記2つの方法によれば、含油廃水を簡単
な方法で有効に再利用することができる。
な方法で有効に再利用することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0009】実施形態1 この実施形態は図1に示すものである。
【0010】図1において、切削油等の機械加工油の粒
子が分散した含油廃水(1) は、一定量廃水タンク(2) に
溜められている。廃水タンク(2) 内の含油廃水(1) 中の
油濃度は約50〜100ppmである。
子が分散した含油廃水(1) は、一定量廃水タンク(2) に
溜められている。廃水タンク(2) 内の含油廃水(1) 中の
油濃度は約50〜100ppmである。
【0011】廃水タンク(2) 内の含油廃水(1) は、廃水
ポンプ(3) により浮上油式油水分離装置(4) に送られ、
この油水分離装置(4) 内で油粒子が一部凝集させられ、
油濃度が高められた廃水が浮上させられて分離される。
浮上分離廃水(5) 中の油濃度は35〜60wt%程度、た
とえば40wt%であり、高濃度廃水タンク(6) に送られ
る。一方、油水分離装置(4) 内を通過して油濃度の低め
られた透過水(7) は、その大部分たとえば90%程度が
廃水タンク(2) に戻され、再度油水分離装置(4) に送ら
れて油濃度が高められる。油水分離装置(4) 内を通過し
た透過水(7) の残りは、切削油等の機械加工油の付着し
た工作物の粗洗浄に用いられる。なお、透過水(7) 中の
油濃度は5〜20ppm程度、たとえば10ppmであ
る。
ポンプ(3) により浮上油式油水分離装置(4) に送られ、
この油水分離装置(4) 内で油粒子が一部凝集させられ、
油濃度が高められた廃水が浮上させられて分離される。
浮上分離廃水(5) 中の油濃度は35〜60wt%程度、た
とえば40wt%であり、高濃度廃水タンク(6) に送られ
る。一方、油水分離装置(4) 内を通過して油濃度の低め
られた透過水(7) は、その大部分たとえば90%程度が
廃水タンク(2) に戻され、再度油水分離装置(4) に送ら
れて油濃度が高められる。油水分離装置(4) 内を通過し
た透過水(7) の残りは、切削油等の機械加工油の付着し
た工作物の粗洗浄に用いられる。なお、透過水(7) 中の
油濃度は5〜20ppm程度、たとえば10ppmであ
る。
【0012】高濃度廃水タンク(6) 内の浮上分離廃水
(5) は、廃水ポンプ(8) により限外濾過装置(9) に送ら
れ、ここで限外濾過されることにより、さらに廃水(5)
中の油濃度が高められる。この油濃度の高まった廃水
は、その大部分たとえば90%程度が高濃度廃水タンク
(6) に戻され、再度限外濾過装置(9) に送られて油濃度
が高められる。限外濾過装置(9) で限外濾過された廃水
の残りは、バーナ(10)の助燃剤として用いられる。限外
濾過装置(9) により油濃度の高められた廃水中の油濃度
は70〜90wt%程度、たとえば80wt%であり、助燃
剤として十分に使用可能である。
(5) は、廃水ポンプ(8) により限外濾過装置(9) に送ら
れ、ここで限外濾過されることにより、さらに廃水(5)
中の油濃度が高められる。この油濃度の高まった廃水
は、その大部分たとえば90%程度が高濃度廃水タンク
(6) に戻され、再度限外濾過装置(9) に送られて油濃度
が高められる。限外濾過装置(9) で限外濾過された廃水
の残りは、バーナ(10)の助燃剤として用いられる。限外
濾過装置(9) により油濃度の高められた廃水中の油濃度
は70〜90wt%程度、たとえば80wt%であり、助燃
剤として十分に使用可能である。
【0013】一方、限外濾過装置(9) を透過して油濃度
の低められた廃水は、切削油等の機械加工油の付着した
工作物の粗洗浄に用いられる。なお、限外濾過装置(9)
を透過した廃水中の油濃度は3〜10ppm程度、たと
えば5ppmである。
の低められた廃水は、切削油等の機械加工油の付着した
工作物の粗洗浄に用いられる。なお、限外濾過装置(9)
を透過した廃水中の油濃度は3〜10ppm程度、たと
えば5ppmである。
【0014】実施形態2 この実施形態では、限外濾過装置で油濃度の高められた
廃水が、切削油等の機械加工油に用いられる。その他
は、実施形態1と同じである。
廃水が、切削油等の機械加工油に用いられる。その他
は、実施形態1と同じである。
【0015】
【発明の効果】この発明の2つの含油廃水の再利用方法
によれば、簡単な方法で含油廃水を有効に再利用するこ
とができ、最近の含油廃水の再利用化の要請に応えるこ
とができる。したがって、省資源化を図ることができる
とともに、従来の廃棄処理や焼却処理のためのコストが
不要になる。しかも、第1の方法によれば、助燃剤とし
て再利用されるので、バーナ等の燃料費が安くなる。ま
た、第2の方法によれば、切削油等の機械加工油として
再利用されるので、機械加工油費が安くなる。
によれば、簡単な方法で含油廃水を有効に再利用するこ
とができ、最近の含油廃水の再利用化の要請に応えるこ
とができる。したがって、省資源化を図ることができる
とともに、従来の廃棄処理や焼却処理のためのコストが
不要になる。しかも、第1の方法によれば、助燃剤とし
て再利用されるので、バーナ等の燃料費が安くなる。ま
た、第2の方法によれば、切削油等の機械加工油として
再利用されるので、機械加工油費が安くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1を示すフローシートであ
る。
る。
(1) 含油廃水 (4) 浮上油式油水分離装置 (5) 浮上分離廃水 (9) 限外濾過装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/40 C02F 1/40 A 1/44 1/44 K C10L 1/14 6958−4H C10L 1/14
Claims (2)
- 【請求項1】 油粒子が分散した含油廃水を浮上油式油
水分離装置に送り、この油水分離装置で油濃度が高めら
れた廃水を浮上させて分離し、浮上分離した廃水を限外
濾過してさらに油濃度を高め、この油濃度の高まった廃
水を助燃剤として利用することを特徴とする含油廃水の
再利用方法。 - 【請求項2】 油粒子が分散した含油廃水を浮上油式油
水分離装置に送り、この油水分離装置で油濃度が高めら
れた廃水を浮上させて分離し、浮上分離した廃水を限外
濾過してさらに油濃度を高め、この油濃度の高まった廃
水を機械加工油として利用することを特徴とする含油廃
水の再利用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5721696A JPH09241660A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 含油廃水の再利用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5721696A JPH09241660A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 含油廃水の再利用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09241660A true JPH09241660A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13049342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5721696A Withdrawn JPH09241660A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 含油廃水の再利用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09241660A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007532738A (ja) * | 2004-04-15 | 2007-11-15 | トタル、ソシエテ、アノニム | 原油を処理する方法、油中水型炭化水素エマルジョンを分離する方法、及びその方法を実施する装置 |
JP2013060573A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-04-04 | Conhira Co Ltd | 再生油製造装置及び再生油製造方法 |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP5721696A patent/JPH09241660A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007532738A (ja) * | 2004-04-15 | 2007-11-15 | トタル、ソシエテ、アノニム | 原油を処理する方法、油中水型炭化水素エマルジョンを分離する方法、及びその方法を実施する装置 |
JP2014080615A (ja) * | 2004-04-15 | 2014-05-08 | Total Sa | 原油を処理する方法及びその方法を実施する装置 |
JP2013060573A (ja) * | 2011-08-24 | 2013-04-04 | Conhira Co Ltd | 再生油製造装置及び再生油製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |