JP2014080615A - 原油を処理する方法及びその方法を実施する装置 - Google Patents
原油を処理する方法及びその方法を実施する装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014080615A JP2014080615A JP2013217631A JP2013217631A JP2014080615A JP 2014080615 A JP2014080615 A JP 2014080615A JP 2013217631 A JP2013217631 A JP 2013217631A JP 2013217631 A JP2013217631 A JP 2013217631A JP 2014080615 A JP2014080615 A JP 2014080615A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- emulsion
- oil
- crude oil
- phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10G—CRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
- C10G33/00—Dewatering or demulsification of hydrocarbon oils
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D17/00—Separation of liquids, not provided for elsewhere, e.g. by thermal diffusion
- B01D17/02—Separation of non-miscible liquids
- B01D17/04—Breaking emulsions
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10G—CRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
- C10G31/00—Refining of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by methods not otherwise provided for
- C10G31/06—Refining of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by methods not otherwise provided for by heating, cooling, or pressure treatment
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10G—CRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
- C10G31/00—Refining of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by methods not otherwise provided for
- C10G31/08—Refining of hydrocarbon oils, in the absence of hydrogen, by methods not otherwise provided for by treating with water
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10G—CRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
- C10G33/00—Dewatering or demulsification of hydrocarbon oils
- C10G33/06—Dewatering or demulsification of hydrocarbon oils with mechanical means, e.g. by filtration
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Abstract
【課題】産出原油を処理するための方法及び同方法を実施する装置を提供すること。
【解決手段】産出原油を処理するための方法は、(a)原油をガスと脱気したエマルジョンとに分離する工程と、(b)脱気したエマルジョンを水相(W)と油相(O)とに分離する工程とを含み、工程(b)がエマルジョンを油相(O)と水相(W)との界面にて水で洗浄する工程(b1)を含む。同方法を実施するための装置は、原油をガスと脱気したエマルジョンとに分離する分離器102;108と、脱気したエマルジョンを水相(W)と油相(O)とに分離する洗浄槽112とを備え、洗浄槽112は、脱気したエマルジョンを油相(O)と水相(W)との界面にて水で洗浄する噴霧又は水散布システム115を含む。
【選択図】図6
【解決手段】産出原油を処理するための方法は、(a)原油をガスと脱気したエマルジョンとに分離する工程と、(b)脱気したエマルジョンを水相(W)と油相(O)とに分離する工程とを含み、工程(b)がエマルジョンを油相(O)と水相(W)との界面にて水で洗浄する工程(b1)を含む。同方法を実施するための装置は、原油をガスと脱気したエマルジョンとに分離する分離器102;108と、脱気したエマルジョンを水相(W)と油相(O)とに分離する洗浄槽112とを備え、洗浄槽112は、脱気したエマルジョンを油相(O)と水相(W)との界面にて水で洗浄する噴霧又は水散布システム115を含む。
【選択図】図6
Description
本発明は、(坑井から産出された)原油(すなわち、産出原油)を処理(精製)する方法と、その方法を実施する装置と、油中水型炭化水素エマルジョンを分離する方法と、その方法を実施する装置に関する。
(坑井から産出されるか、又は、リザーバから出る、或いは、産出原油として知られる)原油又は原油は、3つの主要な特性、すなわち:
−原油が安定であることを確保し、且つ、輸送又は貯蔵中のあらゆる脱ガスを回避するための、通常、11psi未満のRVP蒸気圧(Reid蒸気圧);
−水と沈殿物又はBSW(基礎沈殿物と水)の容積%、一般に、多くとも0.5%v/v;
−一般に100mg/l未満の塩分(等価NaCl)、特に、60mg/l未満;
に従うために処理されなければならない。
−原油が安定であることを確保し、且つ、輸送又は貯蔵中のあらゆる脱ガスを回避するための、通常、11psi未満のRVP蒸気圧(Reid蒸気圧);
−水と沈殿物又はBSW(基礎沈殿物と水)の容積%、一般に、多くとも0.5%v/v;
−一般に100mg/l未満の塩分(等価NaCl)、特に、60mg/l未満;
に従うために処理されなければならない。
したがって、処理は従来方法で実行される。しかしながら、問題は、海洋フィールド、特に、処理ユニットが浮上式支持体上にあることが多い深い海の場合に特別な問題となる。これらは、一般に、FPSO(浮上式製品貯蔵及び荷降ろし)−石油流体を処理し、生産し、且つ荷降ろしする設備を備えた船舶−又は、FPU(浮上式生産ユニット)−石油流体を処理し生産する設備を備える艀−と、FSO(浮上式貯蔵及び荷降ろし)−貯蔵タンク及び石油流体を荷降ろしする設備を備える船舶又は艀−との組み合わせである。全ての場合に、浮上式支持体の上側部分である、「上甲板」と呼ばれる所で、この処理が実行される。
このタイプの処理は、陸上で存在するシステムを浮上式ユニット上の海洋に適用するに過ぎない。このため、これらのシステムは、特に、サイズ、上甲板重量、購入価格、及び運転コストの点で、いくつかの問題をかかえる。
特許文献1は、「不平衡掘削」タイプの掘削流体を分離する方法を述べており、掘削流体は、岩からの固形物(ドリル切断物)5〜15%、密度及び乳化剤の制御用の固形物(ベントナイト、バライト、ポリマーなど)5〜35%、スラッジの液相(水又は初期合成炭化水素)50〜85%、海洋フィールドからの炭化水素の液相5〜10%を通常(重量%で)含有する流体である。このタイプの掘削流体は、産出原油、すなわち、固形物が比較的少ない(通常10%未満、一般に5%未満)状態で、海洋フィールドからの炭化水素及び水を主に含有する産出原油にいずれの点でも匹敵しない。本明細書は、固形物の一部に穴を開けて(vent)、回収すること、及び、乳化相(やはり固形物を含む)を分離ユニットに送ることを含む、この掘削流体を分離する手段を述べており、分離ユニットにおいて、各相、すなわち、油、水、及び界面が回収され、且つ処理される。エマルジョン界面流は、サイクロン分離器へ送出するために、特別にくみ出される。
特許文献2は、水/油デカンテーション中に、油相の上に熱い水を散布する方法及び装置を述べている。
特許文献3は、従来の3相(油/水/ガス)分離方法を述べている。
特許文献3は、従来の3相(油/水/ガス)分離方法を述べている。
本発明の目的は、これらの問題の1つ又は複数を解決することである。具体的には、産出原油を処理するための方法及び同方法を実施する装置を提供することである。
上述の目的を解決するために、請求項1に記載の発明は、産出原油を処理するための方法であって、(a)原油をガスと脱気したエマルジョンとに分離する工程と、(b)前記脱気したエマルジョンを水相(W)と油相(O)とに分離する工程とを含み、工程(b)がエマルジョンを油相(O)と水相(W)との界面にて水で洗浄する工程(b1)を含む、方法、を提供する。
独立請求項21に記載の発明は、産出原油を処理する装置であって、(a)原油をガスと脱気したエマルジョンとに分離する分離器と、(b)該脱気したエマルジョンを水相(W)と油相(O)とに分離する洗浄槽とを備え、洗浄槽は、脱気したエマルジョンを油相(O)と水相(W)との界面にて水で洗浄する噴霧又は水散布システムを含む、装置、を提供する。
さらに、本発明は、産出原油を処理する(精製する)方法であって、(a)原油を2相(又は留分)に、すなわち、ガスと脱気したエマルジョンとに分離する工程と、(b)上記脱気したエマルジョンを水と油とに分離する工程とを含み、油は、とりわけ、商業的な要件を満たすことになり、上記処理方法は、安定化すること(必要とされるRVPを得ること)、水分除去する(すなわち、脱水する)こと(必要とされるBSWを得ること)、及び塩分をなくすこと(必要とされる塩分含有量を得ること)という3つの機能を実施することができる、産出原油を処理する方法を提供する。
本発明はまた、(a)原油を2相(又は留分)に、すなわち、ガスと脱気したエマルジョンとに分離するユニットと、(b)上記脱気したエマルジョンを水と油とに分離する槽とを備える、産出原油を処理する(精製する)装置を提供する。
本発明はまた、(i)槽内で十分な高さを有する水区画によって上記脱気したエマルジョンを洗浄する工程と、(ii)油の流れ及び水の流れを回収する工程を含む、油中水型炭化水素エマルジョンを分離する方法を提供する。水区画の高さは、3〜15m、好ましくは4〜12mである。一実施形態では、脱気したエマルジョンの水含有量は、槽内に導入する前に、水の付加によって15〜35%(容積)の値にされる。そのため、本発明はまた、(i)脱気したエマルジョンを洗浄槽の底部に流す工程と、(ii)油の流れ及び水の流れを回収する工程を含む、油中水型炭化水素エマルジョンを分離する方法を提供する。
本発明はまた、(i)油/水界面を作成する工程と、(ii)油/水界面において、上記エマルジョンを水で洗浄する工程と、(iii)油の流れ及び水の流れを回収する工程とを含む、油中水型炭化水素エマルジョンを分離する方法を提供する。
本発明はまた、油/水界面において、上記エマルジョンを水で洗浄する噴霧又は水散布システムに適合する槽を備える、油中水型炭化水素エマルジョンを分離する装置を提供する。
本発明はまた、槽の底部に至る上記エマルジョン用の供給部に適合する槽を備え、上記槽の下流に沈降槽をさらに備える、油中水型炭化水素エマルジョンを分離する装置を提供する。
本発明はまた、本発明による装置の1つを備える船又は艀を提供する。
本発明によれば、産出原油を処理するための方法及び同方法を実施する装置が提供できた。
次に、本発明を、添付図面を参照してより詳細に説明する。
図1を参照すると、多工程分離方法(一般に、2〜3工程、図1では2工程が示されている)についての従来方式を説明する。構成部品は船の上甲板上にある。水性相及びガス相と共に全体エマルジョン又は部分エマルジョンの油相を含有する原油(又は重油)は、パイプ1を介して、「スラグキャッチャ」としても知られる第1分離器2に到達する。この第1分離器は、2相(液体/ガス)又は3相(油/水/ガス)分離の機能を実行し、同様に、スラグ又は過剰の圧力が、方法の後続のレベルにおいて通るのを防止する機能を実行する。方法の残りがエマルジョンの分離に関連する限り、方法中のいかなる不安定性、サージ又は過剰な圧力も、それが、油相における水滴の重力分離及び水相における油滴の重力上昇を乱し、その結果として、残りの処理中ずっとガス/液体分離及び油/水分離を乱すことになるため、悪影響を及ぼすことになる。以上の理由により、第1分離器の滞留時間は、一般に非常に長い(数分、しばしば5分より長い)。大量に流れる場合、第1分離器又はスラグキャッチャは、ライザ又は壁チュービング又はケーシングの容積の数倍までの大容積を有する。容積は、総計数百m3になる場合がある。こうした容積は、陸上では何の問題も生じないはずであるが、海洋では問題を生じる場合がある。
図1を参照すると、多工程分離方法(一般に、2〜3工程、図1では2工程が示されている)についての従来方式を説明する。構成部品は船の上甲板上にある。水性相及びガス相と共に全体エマルジョン又は部分エマルジョンの油相を含有する原油(又は重油)は、パイプ1を介して、「スラグキャッチャ」としても知られる第1分離器2に到達する。この第1分離器は、2相(液体/ガス)又は3相(油/水/ガス)分離の機能を実行し、同様に、スラグ又は過剰の圧力が、方法の後続のレベルにおいて通るのを防止する機能を実行する。方法の残りがエマルジョンの分離に関連する限り、方法中のいかなる不安定性、サージ又は過剰な圧力も、それが、油相における水滴の重力分離及び水相における油滴の重力上昇を乱し、その結果として、残りの処理中ずっとガス/液体分離及び油/水分離を乱すことになるため、悪影響を及ぼすことになる。以上の理由により、第1分離器の滞留時間は、一般に非常に長い(数分、しばしば5分より長い)。大量に流れる場合、第1分離器又はスラグキャッチャは、ライザ又は壁チュービング又はケーシングの容積の数倍までの大容積を有する。容積は、総計数百m3になる場合がある。こうした容積は、陸上では何の問題も生じないはずであるが、海洋では問題を生じる場合がある。
分離を補助するために、一般に、流体は、第1分離器又は第2分離器の前に、交換機3で加熱される。通常、第1分離器における動作条件は、温度60〜90℃で、圧力10〜20バールであり、例外的に、圧力は、50バールをも超える場合がある。
従来の処理方式において、RVP、BSW、及び塩分仕様に従うために、原油が貯蔵タンクに送られる前に、以下の動作が実施されなければならない。
−ガス及び液体のスラグの制御(スラグキャッチャ):
−水/油分離;
−原油の安定化、及び
−水分除去と塩分除去。
−ガス及び液体のスラグの制御(スラグキャッチャ):
−水/油分離;
−原油の安定化、及び
−水分除去と塩分除去。
一部には、油/水の分離、すなわち、滴の凝集及び液体相におけるそれら滴の沈降を改善するため、また、一部には、原油の脱ガスを促進して原油を安定化するために、通常、流体を45℃〜65℃の温度に加熱することが必要とされる。水分除去及び塩分除去するこれらの機能を達成するために、動作温度は、80℃〜100℃であることが最も多い。
分離器は、3相分離器として動作することが最も多い。分離された水は、パイプ4を介して、水処理ユニット(図示せず)に流される。ガスは、分離器から出て、パイプ5を介してガス処理ユニット(図示せず)に至る。分離された油相は、分離器から出て、パイプ6を通ってさらなる分離ユニットの方に流れる。
パイプ6内の油相は、第2分離器8に入る前に、交換器7で加熱される。2つの加熱工程は、原油の安定化を確保するよう設計されている。第2分離器は、3相分離器であり、水の流れ、ガスの流れ、及び油相の流れを生成する。第2分離器の動作条件は、一般に、60℃〜90℃の温度、及び大気圧より約0.5〜1バール大きい程度の圧力である。
3工程分離システムでは、第2分離器は、第1分離器の圧力と「大気」分離器の圧力との中間である圧力条件下で動作する。油相は、その後、大気圧より約0.5〜1バール大きい程度の圧力で動作する第3分離器に流される。3工程の変形については、以下で考慮しない。しかしながら、スラグ又は圧力及び/又は流量の変動の問題は、工程数にかかわらず起こるということが理解されるべきである。
水及びガスの流れはそれぞれ、パイプ9及び10から生成される。水は、水処理ユニットに流され、ガスは、ガス処理ユニットに流される。油相の流れは、パイプ11を通して分離器から引き出される。最後の分離器が大気圧に近い圧力で動作すると仮定すると、液体もまた脱ガスされる。油相の流れは、依然として水を(時には10%まで)含有している。この流れは、その後、塩分除去/水分除去ユニットに流される。これらの2つの機能を組み合わせて、単一デバイスとすることができる。塩分除去が必要でない場合には、水分除去のみが実行され得る。このユニットは、図(12)上で示され、静電コアレッサである。油/水分離を改善するために、2つの板の間に電位差が印加される。塩分除去機能の場合、混合弁からわずかに上流の、塩分除去ユニットへの入口において、洗浄水が「流体」ストリーム中に注入される。洗浄水は、鉱物質が除去された水、空気除去された海水、又は以前に処置された産出水であってもよい。
このように処理された原油は、パイプ13を介して除去され、その後、除去されるのを待つために貯蔵タンクに流されるか、又は、オイルタンカ又はパイプラインなどの処理済み原油輸送設備に直接流される前に、交換器14において(たとえば、約45℃まで)冷却される。水は、パイプ15を介して水分除去すなわち脱水ユニット12から引き出され、水処理ユニットに流されるか、又は、上述した2つの分離器のうちの1つに戻される。実際に、油を水性相から分離することが難しい場合では、下流の機器から抽出された水(水性相)の循環は、いわゆるエマルジョン転相(油中水型エマルジョンから分離するのがより容易な水中油型エマルジョンへの変化)の条件下で動作させることによって、油/水分離に役立つ。
これは図4に示され、この図によってエマルジョンの水含有量に対する粘度の一例が提供される。これは、水含有量が抽出された流体の固有限界(たとえば、65%)未満にある場合には油中水型エマルジョンであり得、又は、水含有量がこの固有限界を超える場合には水中油型であり得る。この限界は、エマルジョンについての転相点に対応し、0〜80%水の範囲内にある。エマルジョンは、水中油型エマルジョンである時に分離するのがより容易である。
これに加えて、分離器に戻る水は、その後、分離器で抽出される産出水と共に水処理ユニットに放出される。特に、塩分除去ユニットから分離器への水の戻りは、分離器内の溶解したガスによって飽和するようになり、したがって、水処理ユニットで処理するのがより容易になる。
水処理ユニットで処理される水は、海に放出されるか、又は地下に再注入される。
本発明による方法の一実施形態を、図2を参照して説明する。この方法では、原油は、パイプ100を介して第1分離器102に到達する。従来技術の第1分離器と比較して、この第1分離器は、3相分離機能も、「スラグキャッチャ」機能も実施してもよい。この第1分離器は、ガス/液体分離機能を実行するだけであってもよい。実際に、本発明による方法では、下流の処理を妨げることなく、過剰な液体流量及び圧力に耐えることが可能である。図1の第1分離器2と比較して、分離器102は非常に小さく、容積は一般に、処理されている原油の同じスループットについて、分離器2の容積の35%〜55%である。
本発明による方法の一実施形態を、図2を参照して説明する。この方法では、原油は、パイプ100を介して第1分離器102に到達する。従来技術の第1分離器と比較して、この第1分離器は、3相分離機能も、「スラグキャッチャ」機能も実施してもよい。この第1分離器は、ガス/液体分離機能を実行するだけであってもよい。実際に、本発明による方法では、下流の処理を妨げることなく、過剰な液体流量及び圧力に耐えることが可能である。図1の第1分離器2と比較して、分離器102は非常に小さく、容積は一般に、処理されている原油の同じスループットについて、分離器2の容積の35%〜55%である。
本発明の実施形態では、安全性の理由により、脱ガス機能のみが必須である。一般に、65℃の最高温度まで(また、一般に、40〜45℃で)加熱することは、槽内での油/水分離及び油安定化を達成するのに十分である。これによって、処理槽内での滞留時間、同様に槽サイズを低減することが可能となる。この65℃という温度は、処理槽及び貯蔵槽上の保護塗料に適合する上限である。
分離器102の前に熱交換器103があってもよいが、熱交換器103は、従来技術の対応物より少ないエネルギーを受け取る。分離器102は、2つの流れ、すなわち、パイプ105を介したガスの流れと、パイプ106を介した他の液体の流れ、すなわちエマルジョンを生成する。エマルジョンは、場合によっては交換器107を通って、大気圧に近い圧力で分離器108に流される。やはり、必要とされる熱は概して、従来技術と同程度ではない。場合によっては、不必要な再圧縮を回避するために、交換器は冷却器であってもよい。
本発明による熱交換器表面積は、非常に小さく、従来の方法について必要とされる表面積の10%〜30%に概ね対応する。循環流体が大気圧のはずであるため、大気圧の分離器は、主として安全性のために存在する。しかしながら、第2分離器は低圧脱ガス機能を実行するだけであるため、第1分離器が大気圧に近い圧力にある場合、この第2分離器は、本発明の実施のためには必要でない。従来技術の場合と同様に、ガスの流れは、パイプ110を介して生成され、同じ方法で処理される。脱気した乳化液体留分が、パイプ111を介して得られる。この乳化液体留分は、エマルジョンの形態の油及び水を含有する。上述した図4を再び参照する。
一般に、この液体留分を水分除去することは必要ではないが、液体留分の水分除去は、必要であれば実行されてもよい。乳化液体留分は、その後、本発明によるシステムの第2の部分へ流される。この液体留分は、水分除去されてもよいし、逆に、(特に、槽内に送られる時に)水が付加されてもよい。たとえば、水含有量が15〜35%の程度の値に調整されたエマルジョンが使用されてもよい。
通常、第1分離器のための動作条件は、35℃〜65℃の温度及び10〜40バールの圧力である。通常、第2「大気圧」分離器の動作条件は、45℃〜65℃の温度及び1.2バール〜2バール絶対圧の圧力である。この乳化液体留分は、その後、方法の第2の部分へ流される。
方法の第2の部分は、もはや上甲板上にあるのではなく、浮上式支持体の船体内にある。そのため、従来技術であれば総計で2又は3甲板レベルになり得る、上甲板での節約が得られる。節約は、数百トンの機器、すなわち管及び構造などのような付属装置を考慮すると数千トンであり得る。この第2の部分は、流体についての滞留時間が通常4〜24時間で変わることができる、少なくとも1つの沈降槽を含む。
乳化液体留分は、パイプ111を介して、洗浄及びストリッピング槽112に到達し、槽112は、ほんのわずかな水(通常、0.5%BSW未満)を含有する油の流れを生成し、この流れが、パイプ113又はオーバフロー部を介して最終沈降槽114に供給される。所望であれば、パイプ113内の油に対して、水(塩分除去機能を得るために、通常鉱物質が除去された水)及び/又は酸(通常、酢酸)又は脱乳化剤又は任意の化学薬品が付加されてもよい。最後の沈降槽は、洗浄(及びストリッピング)槽の近くにある必要がない貯蔵槽であることができる。このような場合、洗浄槽内に設置されたポンプによって、ほとんど水を有さない油相が貯蔵槽へ移送されるであろう。
脱気された乳化液体留分は、原油のNm3当たり溶解したガスが5Nm3未満、特に、原油のNm3当たり溶解したガスが0.5〜2Nm3を一般に含む留分である。(Nm3は通常のNm3を示す)。
本発明による方法の第2の部分の一実施形態を、図3を参照して説明する。脱気された液体留分は、パイプ111を介して到達し、槽112の上部、又は、好適な変形形態では槽の底部に入る。この実施形態によれば、脱気されたエマルジョンは、槽112の底部に入り、油は、その後、界面の方に上昇し、その後、油相がたとえばパイプ113を介して回収される上部に向かって上昇する。この実施形態は、酸性系原油又はナフテン系原油に特に適している。
槽112内に3つの相、すなわちガス(G)、油(O)、及び水(W)が存在する。油/水界面のすぐ上に、水散布システム115、たとえば、噴霧装置が存在する。水散布システム内の流れは、上甲板から流れ出る流体の流れの0容積%(原油が水を含有しない産出の開始時)〜90容積%、好ましくは、0容積%〜15容積%である。噴霧装置は一般に、特に水/油界面のエマルジョンゾーンにおいて、凝集を促進するために、比較的大きなサイズの滴を生成するタイプのものである。上記界面を洗浄することは、エマルジョン相内での乳化剤(たとえば、ナフテン酸)を希釈すること、したがって、界面レベルにおいて安定したエマルジョンを形成することを回避することを特に目的とする。
理論に縛られずに考えると、本出願人は、水散布システムが多くの作用を有すると考える。水散布システムは、底部の方にエマルジョンを収容するか、又は、閉じ込める。水散布システムは、(特に、滴の周りで乳化剤を希釈することによって、)滴を取り巻くものの濃度に作用し、エマルジョンの安定性を低くさせて凝集を促進させる。酸又は脱乳化剤などの化学薬品が清浄水に注入される場合、水散布システムは、油/水界面の物理的平衡状態及び化学的平衡状態を変え得る。水散布システムはまた、噴霧することによってよどみを防止するとともに界面領域における連続的な希釈を生じるという意味で、界面を「動的」にする。
一実施形態では、油/水界面において水を噴霧することによる洗浄は、洗浄槽内に入る際に処理される脱気されたエマルジョンの流れに比較的大量の水を注入することによって置き換えられてもよい(又は、注入することと共に用いられてもよい)。これによって、槽112)内の水区画を含む洗浄水相を更新することが可能になり、乳化剤が集中して安定したエマルジョンを生成することが回避される。さらなる実施形態では、産出原油の水の量が、15〜35%(vol)の範囲内である時、乳化剤の希釈作用が(水区画において)自然に得られるため、噴霧又は水の付加を使用する洗浄はもはや必要とされない。
ストリッピング機能は、散布器116を使用して槽の底部においてガスを注入することによって、実行される。通常、ガス注入は、処理を必要とする液体のm3当たり0〜5m2のガスである。ガスの気泡によって、より微細な滴の凝塊形成(agglomeration)が促進されるため、最初に、ガスは凝集する傾向を強める。次に、ガスが(特に、CO2の存在のために)酸性であると、この酸性度が、ナフテン酸に影響を与え、ナフテン酸塩の形成を防止するであろう。ガスの酸性度は、カチオン(Ca2+など)の存在下で普通ならば起こることになる反応を妨げる場合がある。これに加えて、噴霧は、普通なら堆積物をもたらすことになる、形成される塩の種の希釈を生じ、これらもやはり、よどみが無いので機械的に防止される。ナフテン酸は分離された水の中で見出される。槽112内の水区画を使用した洗浄及び/又は油/水界面における噴霧が、必要とされる処理を達成するのに十分であるため、ストリッピングが全く必要でないことが多い。
水散布システム115と同様に、水散布システム117を通して付加的な洗浄が可能にしてもよいが、今度は、ガス/油界面において行う。
水散布システム115と比較して、この水散布システムは、槽の断面の一部を覆うだけであってもよい。それによって、発泡を減少させるか、又は、なくすことさえも可能である。
水散布システム115と比較して、この水散布システムは、槽の断面の一部を覆うだけであってもよい。それによって、発泡を減少させるか、又は、なくすことさえも可能である。
このように、水散布及びストリッピングシステムは、以下の作用、すなわち:
−油中水型滴間又は水中油型滴間の凝集の改善(エマルジョンのタイプは、相ごとの近接性に依存する);
−槽の底部におけるエマルジョンの導入から界面までのエマルジョン相の変位による「局所的な」転相の達成。それにより、従来の分離器と比較すると改善された分離効率が達成される。
−油中水型滴間又は水中油型滴間の凝集の改善(エマルジョンのタイプは、相ごとの近接性に依存する);
−槽の底部におけるエマルジョンの導入から界面までのエマルジョン相の変位による「局所的な」転相の達成。それにより、従来の分離器と比較すると改善された分離効率が達成される。
−エマルジョンの破壊、及び
−特にナフテン酸金属塩、アスファルテン又は他の有機堆積物若しくは鉱物質堆積物、又は、油/水界面又は油相及び/又は水相における、有機堆積物及び/又は鉱物質堆積物の形成をなくす又は減少させること;
のうちの1つ又は複数を達成することを可能にする。
−特にナフテン酸金属塩、アスファルテン又は他の有機堆積物若しくは鉱物質堆積物、又は、油/水界面又は油相及び/又は水相における、有機堆積物及び/又は鉱物質堆積物の形成をなくす又は減少させること;
のうちの1つ又は複数を達成することを可能にする。
洗浄水の品質及び組成は可変であり、処理されている原油の物理的特性及び化学的特性に対して規定されてもよい。(エマルジョン噴霧時の、又は、槽112の入口における)洗浄水は、清水、未処理又は処理済み(酸素分離済み及び/又はろ過済み)海水、又は、分離器からの未処理又は処理済み(固形物のろ過及び浮遊炭化水素残留物の除去など)産出水であってもよい。洗浄水はまた、酢酸、抗乳化剤、有機堆積物又は鉱物質堆積物を防止する産出物などのような種々の化学的添加剤を含有してもよい。ストリッピングガスの品質及び組成は可変であり、処理される原油の物理的特性及び化学的特性に対して規定されてもよい。ストリッピングガスは、上甲板の産出から得られるガス、又は、処理済み原油貯蔵タンクの不活性ガスユニットから出る煙道ガス(特にCO2を含有する)などであってもよい。
槽112の動作条件は一般に、滞留時間が、4〜24時間、通常、6〜12時間であり、圧力は、たとえば、大気圧と数百ミリバール(ガスの注入から生じる)の間にあり、温度は、たとえば、周囲温度と65℃との間、一般には、40℃〜50℃の間にある。
槽のサイズは、滞留時間及び流量に依存し、通常、サイズは、FPSOの従来の貯蔵槽のサイズに対応する。
槽において水をこのレベルで扱うことによって、より容易に、且つ、より安価になる。実際に、従来技術における塩分除去ユニットでの水の品質が低い一方、本発明による、処理を要求する水は、(希釈作用及び長い滞留時間に起因して)よりよい品質である。
槽において水をこのレベルで扱うことによって、より容易に、且つ、より安価になる。実際に、従来技術における塩分除去ユニットでの水の品質が低い一方、本発明による、処理を要求する水は、(希釈作用及び長い滞留時間に起因して)よりよい品質である。
油相は、たとえば、オーバフロー部118で回収され、その後、パイプ113を介して沈降槽114に流される。生成された水は、槽の底部から吸い上げられ、パイプ119を介して水処理ユニットに流される。ガスは、ヘッダパイプ120を介して除去され、コンプレッサに流される。
方法の第2の部分で使用される方法はまた、任意のタイプのエマルジョンにつて使用されてもよく、必ずしも脱気したエマルジョンについて、又は、必ずしも同じ場所で使用されない。本発明はまた、洗浄及び/又はストリッピング及び/又は水区画の使用を含む(特に、脱気したエマルジョンは、15〜35vol%の水含有量を有する)、この第2の部分のみを包含する。
本発明は、従来技術と比較して多くの利点を提供する。第1に、方法の主要な部分が槽内にあることは、上甲板上での機器を節約することを可能にし、艀の場合に、バラストを増すことがさらに可能になる。当該技術分野の技術水準では、原油を酸性に保ってナフテン酸の堆積を防止するために、酸性ガスが、原油と同時に存在するような圧力下で動作することがしばしば必要であった。高圧は常に、機器、消費及びメンテナンスコストの付加をもたらす。
従来技術による方法は、より多くの熱の入力を必要とする(一方、方法の終了時には、原油を貯蔵するために、原油を冷却することが必要である)。実際、従来技術では、滞留時間及び加熱の作用は、エマルジョンを破壊するために調整され、そのことは、冷却操作の前にかなりの加熱操作が必要とされることを意味し、その操作は、実際には、交換器のサイズを2倍にする。
従来技術による方法では、処理するのが難しい流体の場合、分離に必要とされる水は方法水であるが、本発明では、通常の水が使用されてもよい。さらに、従来技術でエマルジョンを分離する時、過剰の水を付加することが望まれない場合:
−温度の調整が必要であった(熱は、エマルジョンの破壊を補助するが、不利な点として、反応動特性に影響を与えることによって有機堆積物の形成を促進する)が、これは付加的なコストを必要とすることになる;
−BSWの調整が必要であったが、その場合、最終原油の品質がその後低下するか、又は、厳しい動作条件が脱水ユニットに課されることになる;
−滞留時間の調整が必要であったが、その場合、容積が大きくなる;
−付加的な水は化学的添加剤を含まなければならず、コスト及び再処理の問題を生じる。
−温度の調整が必要であった(熱は、エマルジョンの破壊を補助するが、不利な点として、反応動特性に影響を与えることによって有機堆積物の形成を促進する)が、これは付加的なコストを必要とすることになる;
−BSWの調整が必要であったが、その場合、最終原油の品質がその後低下するか、又は、厳しい動作条件が脱水ユニットに課されることになる;
−滞留時間の調整が必要であったが、その場合、容積が大きくなる;
−付加的な水は化学的添加剤を含まなければならず、コスト及び再処理の問題を生じる。
本発明は、これらの欠点の1つ又は複数を回避することを可能にする。
本発明による方法が、1つ又は複数の水分除去すなわち脱水ユニットなしで済ますことができると仮定すると、機器及び動作コストの正味の(net)節約が得られる。
本発明による方法が、1つ又は複数の水分除去すなわち脱水ユニットなしで済ますことができると仮定すると、機器及び動作コストの正味の(net)節約が得られる。
本発明は、複合原油又は処理することが難しいことが多い原油に適用される。抽出を可能にするガスが高圧下にあり、これが、オペレーションの過程で不安定性をもたらすため、深海における掘削によって得られた原油は、処理するのが難しい。たとえば、形成するスラグを扱うために、上甲板上で上流の弁を「手動で」調整することが現在の慣行である。複合原油は、以下の特徴の1つ又は複数を有する原油である。
−原油は非常に粘性がある(たとえば、通常の温度条件下で数百cPs);
−原油は劣化している(高い酸性度);
−原油は、再注入された水で汚染された産出水成分を有する(この再注入された水は上甲板で使用される水である);
−原油は、ARN(スタットオイル社によって名付けられた金属塩を生成する産出物)、ナフテン酸及び炭酸塩(産出水と相互作用し、安定したエマルジョンの形成を促進することができる)、又はアスファルテンなどの堆積物を促進する化学成分を含有する;
−原油は、ライザパイプ内を上昇する時に発泡及び/又は乳化を促進する;
−原油は、パラフィン、たとえば、C20+を含有する。
−原油は劣化している(高い酸性度);
−原油は、再注入された水で汚染された産出水成分を有する(この再注入された水は上甲板で使用される水である);
−原油は、ARN(スタットオイル社によって名付けられた金属塩を生成する産出物)、ナフテン酸及び炭酸塩(産出水と相互作用し、安定したエマルジョンの形成を促進することができる)、又はアスファルテンなどの堆積物を促進する化学成分を含有する;
−原油は、ライザパイプ内を上昇する時に発泡及び/又は乳化を促進する;
−原油は、パラフィン、たとえば、C20+を含有する。
本発明による通常の複合原油は、ナフテン系原油である。
本発明は、従来技術における上甲板での20〜30分の滞留時間から、本発明の場合における、10分未満、たとえば、3〜8分の間、特に、5分又はさらに3分の程度の滞留時間に移行することを可能にさせる。
本発明は、従来技術における上甲板での20〜30分の滞留時間から、本発明の場合における、10分未満、たとえば、3〜8分の間、特に、5分又はさらに3分の程度の滞留時間に移行することを可能にさせる。
本発明は、浮上式支持体上で使用することが特に意図されるが、陸上で使用されてもよい。
パイプ122によって供給される、マニホルド構成で一緒に接続された複数のパイプ121a、121b、121cを備える噴霧又は洗浄水散布システム115は、図5を参照して説明する。
パイプ122によって供給される、マニホルド構成で一緒に接続された複数のパイプ121a、121b、121cを備える噴霧又は洗浄水散布システム115は、図5を参照して説明する。
本発明による方法の第2の部分の一実施形態は、図6を参照して説明されるであろう。脱気した液体留分は、パイプ111を介して到達し、槽112の底部に入る。エマルジョンは、その後、界面の方に上昇し、その後、油は、油相が、たとえば、オーバフロー部118で回収される、上部の方へ移動する。槽112の底部の水は、ポンプP1によって吸い上げられる。噴霧装置115、特に図5の実施形態の噴霧装置115は、水/油界面にある。パイプ121a、121b、121c及び122は、図式的に示される。この噴霧装置には、特に、海水が供給される。水の補給は、処理される脱気したエマルジョンが、15〜35%(容積)の水含有量を有するように行われてもよい。一実施形態では、特に、水区画(槽の底部から界面までの高さ)が十分である、通常、3〜15m、4〜12mの水区画である場合は、特に、噴霧装置は存在しないであろう。
たとえば、水の補給は、数パーセントの水含有量まで、オーバフロー部118において行われてもよい。
油相は、その後、導管によって、オーバフロー部から下に流れて、沈降槽114の底部123に至る。油はまた、前のように表面へ上昇する。沈降槽114の底部の水は、ポンプP2によって吸い上げられる。ポンプP1及びP2から2つの流れは、水処理ユニット(図示せず)に通される。油は、最終的に、オーバフロー部124を使用して回収され、その後、ポンプP3によって吸い上げられ、油貯蔵設備(図示せず)に流される。
油相は、その後、導管によって、オーバフロー部から下に流れて、沈降槽114の底部123に至る。油はまた、前のように表面へ上昇する。沈降槽114の底部の水は、ポンプP2によって吸い上げられる。ポンプP1及びP2から2つの流れは、水処理ユニット(図示せず)に通される。油は、最終的に、オーバフロー部124を使用して回収され、その後、ポンプP3によって吸い上げられ、油貯蔵設備(図示せず)に流される。
弁又は静的混合器などの、流体を混合するのに有用な任意のデバイスによって、水補給を得ることができる。
Claims (37)
- 産出原油を処理するための方法であって、前記方法は、
(a)原油をガスと脱気したエマルジョンとに分離する工程と、
(b)前記脱気したエマルジョンを水相(W)と油相(O)とに分離する工程とを含み、
前記工程(b)は、前記エマルジョンを、前記油相(O)と前記水相(W)との界面にて水で洗浄する工程(b1)を含む、方法。 - 前記工程(b1)は、噴霧又は洗浄水散布システム(115)を用いて実施され、前記噴霧又は洗浄水散布システム(115)は、1本のパイプ(122)と、前記1本のパイプ(122)から分岐するように該1本のパイプ(122)にそれぞれ接続される複数のパイプ(121a、121b、121c)と、を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記工程(b)は、エマルジョン界面からの流れを回収することなく実施される、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記工程(b)は、注入ガスによりストリッピングする工程(b2)を含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ガスは酸性ガスである、請求項4に記載の方法。
- 前記工程(b)は、前記油相(O)の上方から、前記エマルジョンを水で洗浄する工程(b3)を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記工程(b)から得られた前記油を沈降させる工程(c)をさらに含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記脱気したエマルジョンを洗浄槽の底部に流す工程を含む、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
- 3〜15メートルの水区間を使用することを含む、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
- 4〜12メートルの水区間を使用することを含む、請求項9に記載の方法。
- 前記脱気したエマルジョンは、15〜35容量パーセントの水含有量を有する、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
- 前記工程(a)は1MPa〜4MPa(10〜40バール)の圧力にて操作する第1の分離工程(a1)と、0.12MPa〜0.2MPa(1.2〜2バール)絶対圧で操作する第2の分離工程(a2)と、を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記工程(a)は35〜75℃の温度で実施される請求項1乃至12のいずれか一項に記載の方法。
- 前記温度は45〜65℃の範囲にある、請求項13に記載の方法。
- 前記温度は45〜50℃の範囲にある、請求項13に記載の方法。
- 前記工程(a)は10分未満の滞留時間中に実施される請求項1乃至15のいずれか一項に記載の方法。
- 前記滞留時間は3〜8分の範囲にある、請求項16に記載の方法。
- 前記工程(b)は、前記洗浄槽中にて、4〜24時間の滞留時間中に実施される、請求項1乃至17のいずれか一項に記載の方法。
- 前記産出原油は、複合原油である請求項1乃至18のいずれか一項に記載の方法。
- 前記複合原油はナフテン系原油である請求項19に記載の方法。
- 産出原油を処理するための装置であって、前記装置は、
(a)前記原油をガスと脱気したエマルジョンとに分離する分離器(102;108)と、
(b)該脱気したエマルジョンを水相(W)と油相(O)とに分離する洗浄槽(112)とを備え、
前記洗浄槽(112)は、前記脱気したエマルジョンを前記油相(O)と前記水相(W)との界面にて水で洗浄する噴霧又は水散布システム(115)を含む、装置。 - 前記噴霧又は洗浄水散布システム(115)は、1本のパイプ(122)と、前記1本のパイプ(122)から分岐するように該1本のパイプ(122)にそれぞれ接続される複数のパイプ(121a、121b、121c)と、を含む、請求項21に記載の装置。
- 前記洗浄槽(112)は、エマルジョン界面からの流れの回収を含まない、請求項21又は22に記載の装置。
- 前記洗浄槽(112)の底部でガスを注入してストリッピングするための散布器(116)を更に備える請求項21乃至23のいずれか一項に記載の装置。
- 前記油相(O)の上方から前記エマルジョンを水で洗浄するための噴霧又は水散布システム(117)を更に備える請求項21乃至23のいずれか一項に記載の装置。
- 前記洗浄槽(112)の下流に沈降槽(114)を更に備える請求項21乃至25のいずれか一項に記載の装置。
- 前記洗浄槽(112)はその底部に前記脱気したエマルジョンを供給するための供給部(111)を備える、請求項21乃至26のいずれか一項に記載の装置。
- 3〜15メートルの水区画を含む、請求項21乃至27のいずれか一項に記載の装置。
- 4〜12メートルの水区画を含む、請求項28に記載の装置。
- 1MPa〜4MPa(10〜40バール)の圧力にて操作する分離器(102)及び0.12MPa〜0.2MPa(1.2〜2バール)絶対圧で操作する分離器(108)を備える、請求項21乃至29のいずれか一項に記載の装置。
- 請求項1に記載の方法を実施するための請求項21又は22に記載の装置。
- 請求項4又は5に記載の方法を実施するための請求項24に記載の装置。
- 請求項6に記載の方法を実施するための請求項25に記載の装置。
- 請求項7に記載の方法を実施するための請求項26に記載の装置。
- 請求項9に記載の方法を実施するための請求項28に記載の装置。
- 請求項12に記載の方法を実施するための請求項30に記載の装置。
- 請求項21乃至31のいずれか一項に記載の装置を備える船又は艀であって、前記分離器(102;108)は、上甲板上にあり、一方、前記洗浄槽(112)は、船体内にある、船又は艀。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP04291012.5 | 2004-04-15 | ||
EP04291012A EP1586620A1 (fr) | 2004-04-15 | 2004-04-15 | Procede de purification de brut de forage, procede de separation d'une emulsion hydrocarbonee eau-dans-l'huile et dispositifs pour leur mise en oeuvre |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007507782A Division JP5620625B2 (ja) | 2004-04-15 | 2005-04-15 | 原油を処理する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014080615A true JP2014080615A (ja) | 2014-05-08 |
Family
ID=34931036
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007507782A Expired - Fee Related JP5620625B2 (ja) | 2004-04-15 | 2005-04-15 | 原油を処理する方法 |
JP2013217631A Pending JP2014080615A (ja) | 2004-04-15 | 2013-10-18 | 原油を処理する方法及びその方法を実施する装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007507782A Expired - Fee Related JP5620625B2 (ja) | 2004-04-15 | 2005-04-15 | 原油を処理する方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8790509B2 (ja) |
EP (2) | EP1586620A1 (ja) |
JP (2) | JP5620625B2 (ja) |
KR (1) | KR20070005450A (ja) |
CN (1) | CN100572506C (ja) |
WO (1) | WO2005100512A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017218188A (ja) * | 2016-06-07 | 2017-12-14 | コスモ石油株式会社 | 原油の貯蔵方法及びスラッジの堆積が抑制された原油 |
US10328735B2 (en) | 2015-06-24 | 2019-06-25 | Mitsubishi Hitec Paper Europe Gmbh | Heat-sensitive recording material |
Families Citing this family (38)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5620103B2 (ja) * | 2006-09-18 | 2014-11-05 | ズルツァー・ケムテック・アーゲー | 連続液体相中における不連続液体相の生成装置 |
US7913776B2 (en) * | 2007-05-07 | 2011-03-29 | Nahmad David Gandhi | Method and system to recover usable oil-based drilling muds from used and unacceptable oil-based drilling muds |
EA027522B1 (ru) * | 2007-11-16 | 2017-08-31 | Статойл Петролеум Ас | Способ получения соли arn-кислоты |
US8067656B2 (en) * | 2008-11-26 | 2011-11-29 | Chevron U.S.A. Inc. | Liquid-liquid separation process via coalescers |
FR2947281B1 (fr) | 2009-06-26 | 2012-11-16 | Total Sa | Procede de traitement d'hydrocarbures |
US9120983B2 (en) | 2011-07-29 | 2015-09-01 | Cenovus Energy Inc. | Process and system for enhanced separation of hydrocarbon emulsions |
FR2983738B1 (fr) | 2011-12-12 | 2015-08-21 | Total Sa | Stripage selectif au gaz d'une phase volatile contenue dans une emulsion dont la phase continue est moins volatile |
CN102899072B (zh) * | 2012-10-17 | 2014-07-16 | 中国石油化工股份有限公司 | 高含水含聚原油加热装置 |
US9505990B2 (en) | 2014-04-18 | 2016-11-29 | Cameron Solutions, Inc. | System and method of delivering dilution water droplets within an oil-and-water stream |
KR101490147B1 (ko) | 2014-05-13 | 2015-02-05 | 선보공업주식회사 | 생산수 처리방법 |
US10238992B2 (en) | 2016-05-03 | 2019-03-26 | Saudi Arabian Oil Company | Processes for analysis and optimization of multiphase separators, particularly in regard to simulated gravity separation of immiscible liquid dispersions |
US10287509B2 (en) | 2016-07-07 | 2019-05-14 | Hellervik Oilfield Technologies LLC | Oil conditioning unit and process |
US10023811B2 (en) | 2016-09-08 | 2018-07-17 | Saudi Arabian Oil Company | Integrated gas oil separation plant for crude oil and natural gas processing |
US10260010B2 (en) | 2017-01-05 | 2019-04-16 | Saudi Arabian Oil Company | Simultaneous crude oil dehydration, desalting, sweetening, and stabilization |
DK179687B1 (en) * | 2017-03-30 | 2019-03-25 | Steeper Energy Aps | High pressure treatment system separation system |
US10513663B2 (en) | 2018-01-09 | 2019-12-24 | Saudi Arabian Oil Company | Gas oil separation plant systems and methods for rag layer treatment |
US11034893B2 (en) | 2018-01-09 | 2021-06-15 | Saudi Arabian Oil Company | Desalting plant systems and methods for enhanced tight emulsion crude oil treatment |
US11834613B2 (en) | 2018-11-28 | 2023-12-05 | T.En Process Technology Inc. | Crude oil stabilization |
GB2580145B (en) * | 2018-12-21 | 2021-10-27 | Equinor Energy As | Treatment of produced hydrocarbons |
US11161059B2 (en) | 2019-06-24 | 2021-11-02 | Saudi Arabian Oil Company | Crude oil demulsification |
US11118439B2 (en) * | 2019-12-06 | 2021-09-14 | Saudi Arabian Oil Company | Displacing fluid for enhanced oil recovery |
US11459511B2 (en) | 2020-04-09 | 2022-10-04 | Saudi Arabian Oil Company | Crude stabilizer bypass |
US11845902B2 (en) | 2020-06-23 | 2023-12-19 | Saudi Arabian Oil Company | Online analysis in a gas oil separation plant (GOSP) |
US11352574B2 (en) | 2020-09-03 | 2022-06-07 | Saudi Arabian Oil Company | Simultaneous crude oil dehydration, desalting, sweetening, and stabilization with compression |
US11525092B2 (en) | 2020-11-12 | 2022-12-13 | Ian Thayer | Process for extracting crude oil from substrates |
US11691897B2 (en) | 2021-01-04 | 2023-07-04 | Saudi Arabian Oil Company | Water treatment for injection in hydrocarbon recovery |
US20220325188A1 (en) * | 2021-04-13 | 2022-10-13 | T.En Processs Technology, Inc. | Crude oil stabilization |
US11732201B2 (en) | 2021-05-25 | 2023-08-22 | Saudi Arabian Oil Company | Process control systems and methods for simultaneous crude oil dehydration, desalting, sweetening, and stabilization with indirect recycle heating |
US11732198B2 (en) | 2021-05-25 | 2023-08-22 | Saudi Arabian Oil Company | Gas oil separation plant systems and methods with reduced heating demand |
CN113482586A (zh) * | 2021-08-17 | 2021-10-08 | 中国海洋石油集团有限公司 | 一种海上热采稠油集输处理工艺包 |
US11833445B2 (en) | 2021-09-22 | 2023-12-05 | Saudi Arabian Oil Company | Method and device for separating and measuring multiphase immiscible fluid mixtures using an improved analytical cell |
US11833449B2 (en) | 2021-09-22 | 2023-12-05 | Saudi Arabian Oil Company | Method and device for separating and measuring multiphase immiscible fluid mixtures |
US11761945B2 (en) | 2021-09-22 | 2023-09-19 | Saudi Arabian Oil Company | Water analysis unit of a system for separating and analyzing a multiphase immiscible fluid mixture and corresponding method |
GB2611554A (en) * | 2021-10-07 | 2023-04-12 | Equinor Energy As | Method for processing hydrocarbons for the removal of oxygenates |
US11548784B1 (en) | 2021-10-26 | 2023-01-10 | Saudi Arabian Oil Company | Treating sulfur dioxide containing stream by acid aqueous absorption |
US11926799B2 (en) | 2021-12-14 | 2024-03-12 | Saudi Arabian Oil Company | 2-iso-alkyl-2-(4-hydroxyphenyl)propane derivatives used as emulsion breakers for crude oil |
US11692143B1 (en) | 2021-12-20 | 2023-07-04 | Saudi Arabian Oil Company | Crude oil demulsification |
US20240034940A1 (en) * | 2022-07-26 | 2024-02-01 | Saudi Arabian Oil Company | Enhanced hydrocarbon recovery |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2730190A (en) * | 1952-02-08 | 1956-01-10 | Union Oil Co | Treatment of oil-containing water |
CA915589A (en) * | 1968-03-13 | 1972-11-28 | M. Dahl Oscar | Horizontal emulsion treater |
JPS5719008A (en) * | 1980-07-07 | 1982-02-01 | Jgc Corp | Water storage tank with floating oil separator |
WO1992019351A1 (en) * | 1991-05-02 | 1992-11-12 | Conoco Specialty Products Inc. | Oil/water separation system |
JPH09241660A (ja) * | 1996-03-14 | 1997-09-16 | Hitachi Zosen Corp | 含油廃水の再利用方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1223805B (de) * | 1962-07-05 | 1966-09-01 | Franz Frotzler Dipl Ing | Verfahren zur Beheizung von Schweroel- oder sonstigen hochviskosen Fluessigkeiten zwecks Ableitung aus Abscheidern |
-
2004
- 2004-04-15 EP EP04291012A patent/EP1586620A1/fr not_active Withdrawn
-
2005
- 2005-04-15 KR KR1020057025308A patent/KR20070005450A/ko active Search and Examination
- 2005-04-15 CN CNB2005800004637A patent/CN100572506C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2005-04-15 JP JP2007507782A patent/JP5620625B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2005-04-15 US US10/563,329 patent/US8790509B2/en active Active
- 2005-04-15 EP EP05747543A patent/EP1737928A1/en active Pending
- 2005-04-15 WO PCT/EP2005/004654 patent/WO2005100512A1/en active Application Filing
-
2013
- 2013-10-18 JP JP2013217631A patent/JP2014080615A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2730190A (en) * | 1952-02-08 | 1956-01-10 | Union Oil Co | Treatment of oil-containing water |
CA915589A (en) * | 1968-03-13 | 1972-11-28 | M. Dahl Oscar | Horizontal emulsion treater |
JPS5719008A (en) * | 1980-07-07 | 1982-02-01 | Jgc Corp | Water storage tank with floating oil separator |
WO1992019351A1 (en) * | 1991-05-02 | 1992-11-12 | Conoco Specialty Products Inc. | Oil/water separation system |
JPH09241660A (ja) * | 1996-03-14 | 1997-09-16 | Hitachi Zosen Corp | 含油廃水の再利用方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10328735B2 (en) | 2015-06-24 | 2019-06-25 | Mitsubishi Hitec Paper Europe Gmbh | Heat-sensitive recording material |
JP2017218188A (ja) * | 2016-06-07 | 2017-12-14 | コスモ石油株式会社 | 原油の貯蔵方法及びスラッジの堆積が抑制された原油 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1737928A1 (en) | 2007-01-03 |
JP5620625B2 (ja) | 2014-11-05 |
WO2005100512A1 (en) | 2005-10-27 |
CN100572506C (zh) | 2009-12-23 |
US20070267325A1 (en) | 2007-11-22 |
CN1820064A (zh) | 2006-08-16 |
KR20070005450A (ko) | 2007-01-10 |
JP2007532738A (ja) | 2007-11-15 |
US8790509B2 (en) | 2014-07-29 |
EP1586620A1 (fr) | 2005-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5620625B2 (ja) | 原油を処理する方法 | |
CA2463692C (en) | An installation for the separation of fluids | |
JP5778034B2 (ja) | 非混和性流体の分離方法及び装置 | |
EP3612715B1 (en) | Subsea processing of crude oil | |
EP3612714B1 (en) | Subsea processing of crude oil | |
WO2015036041A1 (en) | Hydrocarbon separation apparatus with recirculation loop | |
WO1992019348A1 (en) | Oil/water separation system | |
NO20170631A1 (en) | Subsea processing of crude oil | |
RU2670990C1 (ru) | Способ выделения полярных соединений нефти в процессе ее транспортировки по магистральному нефтепроводу | |
NO311103B1 (no) | Fremgangsmåte for å lette separasjonen av en råoljeströms oljefase og vannfase | |
NO343869B1 (en) | Subsea processing of crude oil | |
CA3022131C (en) | Method and apparatus to produce sales oil in a surface facility for a solvent based eor process | |
Hadzihafizovic | Oil Field emulsions | |
Hadzihafizovic | Oil Production Facilities | |
CA3123579A1 (en) | Pour point avoidance in oil/water processing and transport | |
Fantoft et al. | Subsea water separation for challenging deepwater applications | |
AU7902791A (en) | Oil/water separation system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141125 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150428 |