JPH09240584A - 携帯用救命浮袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 海水浴やその他の水難が想定される場所へ、
手軽に持ち運び及び携帯でき未然に防げなかった水難事
故に対してきわめて有効な携帯用救命浮袋を提供する。 【構成】 腕バンド１に空気の入っていない浮袋３を設
け、浮袋３に圧縮ボンベ９を接続する事を特徴とする携
帯用救命浮袋である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、腕バンドに浮袋と呼
び笛を付けた携帯用救命浮袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ジャケット型やドーナツ型の救命
浮袋があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これらは、次のような
欠点があった。 （イ） 体にあらかじめ付けておくにはかさばり海水浴
等のレジャーには不向きであった。 （ロ）一般には不慮の水難事故に間に合わず、自己を守
りきれなかった。 本発明は、これらの欠点を除く為になされたものであ
る。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】腕バンド１に浮袋収納ケー
ス２を設け、その中に空気の入っていない浮袋３を装着
する。圧縮ボンベ収納ケース４を浮袋収納ケース２の側
面に設け、その中に圧縮した空気等の入った小型の圧縮
ボンベ９を装着する。圧縮ボンベ収納ケース４の一部を
空気の入っていない浮袋３に接続する。そして、呼び笛
５を浮袋収納ケース２に装着する。本発明は、以上のよ
うな構成よりなる携帯用救命浮袋である。

【０００５】

【作用】小型の圧縮ボンベ９の口を開いて圧縮された空
気を浮袋３に流入させる。すると浮袋３が膨張して、そ
れを両方の腕で抱える事で救命浮袋となる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 （イ） 腕バンド１に、軽くしかも強度のある中空の平
たい半円柱状の浮袋収納ケース２を設ける。 （ロ） その浮袋収納ケース２の中に、空気の入ってい
ないゴム等の伸縮性に富んだ破損しづらい浮袋３を収納
する。 （ハ） 浮袋３の納まった浮袋収納ケース２の上部に、
プラスチック等でできたの浮袋保護用フタ６を設ける。 （ニ） 浮袋収納ケース２の側面に、耐圧性の圧縮ボン
ベ収納ケース４を設け、その中に圧縮ポンベ９を装着す
る。 （ホ） 圧縮ボンベ収納ケース４の上部に、ボンベ開放
ボタン７を設け、そして圧縮ボンベ収納ケース４の下部
に開放補助ボタン８を設ける。 （ヘ） 取り外し可能な円柱状の呼び笛５を、圧縮ボン
ベ収納ケース４とは反対側の浮袋収納ケース２の側面に
装着する。 本発明は以上のような構造で、これを使用する時は、腕
手首の内側に装着し、おぼれた時など緊急時に、ボンベ
開放補助ボタン８を押しながらボンベ開放ボタン７を押
す。その結果、圧縮ボンベ９の口が開かれ、圧縮された
空気を浮袋収納ケース２に納められた浮袋３に流入させ
る事で浮袋３が膨張する。膨張時に、浮袋保護用フタ６
は内から押されはずれる。膨らんだ浮袋３を両方の腕で
抱え、その時、本発明を装着していない方の腕で呼び笛
をはずし、口で吹くことで救助隊員等の注意をひく。

【０００７】

【発明の効果】水泳時にもその他の水難事故が想定され
る場所へも、手軽に持ち運び及び携帯ができ、未然に防
げなかった水難事故に対してきわめて有効である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の一部を切り欠いた図面である。

【図３】本発明の使用時の浮袋の図面である。

【図４】本発明の使用例の説明図である。

【符号の説明】

１．腕バンド ２．浮袋収納ケース ３．浮袋 ４．圧縮ボンベ収納ケース ５．呼び笛 ６．浮袋保護用フタ ７．ボンベ開放ボタン ８．開放補助ボタン ９．圧縮ボンベ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 腕バンド１に空気の入っていない浮袋３
   を設け、浮袋３に圧縮ボンベ９を接続した携帯用救命浮
   袋。