JPH0924028A - 容積振動法型指血圧計 - Google Patents

容積振動法型指血圧計

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JPH0924028A
JPH0924028A JP7199048A JP19904895A JPH0924028A JP H0924028 A JPH0924028 A JP H0924028A JP 7199048 A JP7199048 A JP 7199048A JP 19904895 A JP19904895 A JP 19904895A JP H0924028 A JPH0924028 A JP H0924028A
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JP
Japan
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finger
pulse wave
light
offset
light projecting
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Withdrawn
Application number
JP7199048A
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English (en)
Inventor
Kentaro Todoroki
健太郎 轟木
Toshio Oguro
利雄 小黒
Akira Ono
章 小野
Masabumi Sengoku
正文 千石
Naohiro Takahashi
尚宏 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UEDA SEISAKUSHO KK
Toto Ltd
Canon Medtech Supply Corp
Original Assignee
UEDA SEISAKUSHO KK
Toto Ltd
Elquest Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】演算増幅器のオフセットをキャンセルし、オフ
セットのない脈波波形を得ることにより、高精度の血圧
測定を可能にする。 【解決手段】オフセット補正回路(30)を設け、投光素
子(16)の非作動時の増幅器(28)の出力電圧がゼロに
なるように増幅器(28)を予め調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指動脈の容積脈波
(プレチスモグラム)を光電的に検出することにより血
圧を測定するようになった容積振動法方式の指血圧計に
関する。
【0002】
【従来の技術】伝統的な血圧測定法は、空気袋(ブラダ
ー)を備えたカフ(マンシェット)により腕の動脈を阻
血し、コロトコフ法により血圧を測定するものである
が、今日では家庭において手軽に血圧を測定することが
可能な指血圧計が提供されている。指血圧計は、容積振
動法によるものとオシロメトリック法によるものに大別
することができる。
【0003】容積振動法方式の指血圧計においては、カ
フには投光素子と受光素子が設けてあり、投光素子から
の光線(近赤外線)を指に透過させ、透過光を受光素子
により検出するようになっている。受光素子の出力は微
弱なので、演算増幅器(オペアンプ)からなる増幅器に
より増幅した上で容積脈波が検出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】演算増幅器には個々の
製品毎に固有のオフセットがあり、オフセット電圧はそ
のまゝ増幅され出力される。図1にはプラスのオフセッ
トをもった演算増幅器から得られた容積脈波の波形の一
例を示す。この例では、演算増幅器のオフセットにより
脈波波形の基準レベルが上方にオフセットされている
(つまり、脈波波形の基底部がカットされている)の
で、個々の脈波成分のピーク高さを演算することができ
ず、血圧の正確な検出が不可能になっている。マイナス
のオフセットをもった演算増幅器の場合には、脈波成分
のピーク高さは実際よりも大きく検出されるので、やは
り血圧を正確に検出することができない。
【0005】本発明の目的は、オフセットのない脈波波
形を得ることが可能で、高精度で血圧を測定することが
可能な容積振動法方式の指血圧計を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、容積振動法に
基づく指血圧計において、増幅器のオフセット電圧を補
正する補正手段を設けたことを特徴とするものである。
このオフセット補正手段は、投光素子の非作動時(即
ち、受光素子が透過光を受光していない時)における増
幅器の出力電圧がゼロになるように増幅器を予め調節す
る。
【0007】従って、血圧測定にあたり投光素子を作動
させた時には、増幅器のオフセットの影響のない正確な
脈波波形を得ることができ、高精度の血圧測定を行うこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図3を参照するに、指血圧計は指
を挿入するカフ10を有する。このカフにはポリウレタ
ンシートなどからなる半透明の空気袋12が設けてあ
り、エアポンプ14から加圧空気を供給して空気袋を膨
脹させることにより指動脈を阻血するようになってい
る。カフ10には近赤外発光ダイオード(iRED)の
ような投光素子16とフォトトランジスタのような受光
素子18が装着してあり、投光素子からの近赤外線を指
に透過させ、透過光を受光素子により検出することによ
り容積脈波を光電的に検出するようになっている。
【0009】投光素子16の光量はマイクロコンピュー
タ(以下、マイコン)20などにより制御される光量制
御回路22によって調節されるもので、光量制御回路2
2は被験者の指の太さの大小に拘わらず透過光量が所望
の値になるように投光素子16の光量を調節する。ま
た、投光素子の耐久性を悪化させることなく、指を透過
させるに充分な出来るだけ強い光量で投光素子を発光さ
せるため、光量制御回路22は発振回路などからなるパ
ルス点灯回路24により制御され、投光素子16を例え
ば300Hzの周期で100μsecの時間だけパルス点
灯するようになっている。
【0010】受光素子18は透過光の強度に応じたアナ
ログ出力を出力し、この出力はサンプリング回路26に
より投光素子16のパルス点灯に同期してサンプリング
され、増幅回路28に送られる。増幅されたアナログ出
力はマイコン20のアナログ/ディジタル(A/D)変
換ポートに入力されて2進データに変換され、マイコン
により処理される。
【0011】本発明に従い、増幅回路28にはオフセッ
ト補正回路30が接続してあり、増幅回路のオフセット
を補正するようになっている。
【0012】図4には、増幅回路28とオフセット補正
回路30の構成の一例を示す。受光素子18は端子32
に接続してあり、受光素子の出力はコンデンサC1と抵
抗R1からなるハイパスフィルタを介して非反転増幅器
34の演算増幅器36のプラス入力端子に入力される。
非反転増幅器34の出力は、容積脈波の立ち下がり時の
高周波ノイズを除去するためのフィルタ38を介してマ
イコン20のA/Dポートに入力される。図示した実施
例では、ゲイン=1のバッファ40が第1レベルA/D
ポートAD1に、ゲインが1より大きな非反転増幅器4
2が第2レベルA/DポートAD2に、ゲインが更に大
きな非反転増幅器44が第3レベルA/DポートAD3
に接続してあり、異なる増幅率の脈波を取り込むように
なっている。
【0013】オフセット補正回路30は、マイコン20
のディジタル/アナログ出力ポートDAのアナログ出力
電圧を分圧する抵抗R2およびR3と、+5Vの基準電
圧を分圧する抵抗R4およびR5と、バッファ46と、
差動増幅器48とで構成することができる。差動増幅器
48はその演算増幅器50のプラス入力端子に入力され
る電圧とマイナス入力端子に入力される電圧との差に比
例した電圧を演算増幅器36のマイナス入力端子に出力
する。従って、マイコン20のディジタル/アナログ出
力ポートDAのアナログ出力電圧を増減することによ
り、演算増幅器36のマイナス入力端子に入力する電圧
レベルを増減することができる。
【0014】血圧計の非使用時には、マイコン20は所
定周期でA/DポートAD1の電圧をチェックし、AD
1の電圧が0VになるまでD/A出力ポートDAのアナ
ログ出力電圧を増減する。従って、投光素子16が作動
していない時(従って、受光素子18が光を受けていな
い時)には、出力電圧が0Vになるように増幅回路28
が調節されている。
【0015】血圧の測定にあたり被験者がカフ10に指
を挿入すると、予め、指の太さに応じて光量調節(フォ
トセット)が行われる。このため、マイクロプロセッサ
20は、投光素子16をパルス点灯させながら、受光素
子により検出される透過光量が所定値になるまで、光量
制御回路22の出力電圧を調節する。
【0016】光量調節が終わると、エアポンプ14を作
動させて空気袋12の圧力を変化させながら投光素子1
6を所定の光量でパルス点灯させ、これに同期して受光
素子18の出力をサンプリングし、増幅し、マイコンに
取り込むことにより指動脈の容積脈波が検出される。容
積脈波は、被験者の指の動脈が阻血された後に排気弁に
よって空気袋の空気を微速排気しながら検出してもよい
し、空気圧力の上昇過程で容積脈波を検出し、測定終了
に伴い空気圧力を急速排気してもよい。
【0017】本発明の血圧計により得られた脈波波形を
図2のグラフに示す。図2と図1を対比すれば明らかな
ように、本発明の血圧計においては、増幅回路のオフセ
ットが除去されるので、脈波の個々の成分のピークの高
さ(0Vからの電圧レベル)を正確に表した良好な脈波
波形が得られる。
【0018】従来と同様に、脈波波形の最大ピークに対
応するカフ圧力を平均血圧として採用し、最大ピークの
1/4に対応するカフ圧力を最高血圧として採用するこ
とができる。測定結果は液晶表示部に表示され、或いは
プリンタに出力される。
【0019】
【発明の効果】このように、本発明の指血圧計において
は、増幅回路のオフセットが補正され、オフセットのな
い脈波波形が得られるので、高精度の血圧測定を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の指血圧計による脈波波形を示すグラフで
ある。
【図2】本発明の指血圧計による脈波波形を示すグラフ
である。
【図3】本発明の指血圧計のブロック図である。
【図4】図3に示した増幅回路とオフセット補正回路の
回路図である。
【符号の説明】
16: 投光素子 18: 受光素子 20/30: オフセット補正手段 28: 増幅手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小黒 利雄 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 小野 章 東京都文京区湯島2丁目17番4号 株式会 社ウエダ製作所内 (72)発明者 千石 正文 東京都文京区湯島2丁目17番4号 株式会 社ウエダ製作所内 (72)発明者 高橋 尚宏 東京都文京区湯島2丁目17番4号 株式会 社ウエダ製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の投光素子と受光素子を備え、指を
    透過した透過光を受光素子により検出し、受光素子の出
    力を増幅手段により増幅することにより指動脈の容積脈
    波を光電的に検出するようになった容積振動法型指血圧
    計において、前記増幅手段のオフセット電圧を補正する
    補正手段を設けたことを特徴とする指血圧計。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、投光素子の非作動時の
    前記増幅手段の出力電圧がゼロになるように増幅手段を
    調節することを特徴とする請求項1に基づく指血圧計。
JP7199048A 1995-07-12 1995-07-12 容積振動法型指血圧計 Withdrawn JPH0924028A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6922577B2 (en) 2002-02-15 2005-07-26 Denso Corporation Optical measuring device having d.c. component elimination
WO2014013813A1 (ja) * 2012-07-20 2014-01-23 株式会社村田製作所 生体センサ
RU2520152C2 (ru) * 2008-12-26 2014-06-20 Омрон Хэлткэа Ко., Лтд. Электронный сфигмоманометр и способ измерения кровяного давления

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Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040202