JPH09239574A - エンジンバルブの製造方法とその装置 - Google Patents

エンジンバルブの製造方法とその装置

Info

Publication number
JPH09239574A
JPH09239574A JP8044682A JP4468296A JPH09239574A JP H09239574 A JPH09239574 A JP H09239574A JP 8044682 A JP8044682 A JP 8044682A JP 4468296 A JP4468296 A JP 4468296A JP H09239574 A JPH09239574 A JP H09239574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
valve
groove
oscillating
build
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8044682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3375813B2 (ja
Inventor
Masami Hirata
雅巳 平田
Tomohiro Sakai
朋博 酒井
Mineo Fujino
峰男 藤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP04468296A priority Critical patent/JP3375813B2/ja
Publication of JPH09239574A publication Critical patent/JPH09239574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3375813B2 publication Critical patent/JP3375813B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブフェース部に溝を形成し、該溝部に粉
末材を供給してレーザビームによって肉盛するものにお
いて、溝部のエッジ部が過熱して母材希釈が生じること
を抑制する。 【解決手段】 バルブ本体1のバルブフェースとなる部
分に溝部3を形成する。該溝部3に供給された肉盛用粉
末材料の粉末層表面にレーザビーム5を溝部3の周方向
に照射する。レーザビーム5を溝部3の幅より狭いビー
ムに絞ってバルブ半径方向にオシレートさせる。このオ
シレート幅を肉盛開始後に減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等のエンジン
バルブの製造方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用のエンジンの排気弁等と
して使用されるバルブで、特にバルブシートとの当り面
(バルブフェース)の耐摩耗性や耐食性を高めるため
に、図6に示すように、バルブ本体1の傘部2における
バルブフェースとなるべき部分に肉盛用の溝部3を形成
し、その肉盛用溝部3にバルブ本体1の材料とは異なる
耐摩耗性、耐食性の優れた材料からなる肉盛用粉末材料
4aを供給し、その粉末層表面にレーザビーム5を照射
しつつバルブ本体1を回転してバルブフェースを肉盛材
4で被覆する方法がある。
【0003】このようなエンジンバルブの製造方法にお
いては、その肉盛粉末材料4aにおけるバルブ本体1の
半径方向に対する全域に亘って均等に加熱する必要があ
り、例えば母材が部分的に過熱されると、その母材の溶
融に起因して母材成分が肉盛材に溶け込む希釈が生じ、
肉盛材本来の耐摩耗性等が発揮できなかったり、肉盛材
の溶着不良や欠肉、溶けだれ等の欠陥が発生する。
【0004】そこで、これを防止する方法として従来、
予めレーザビーム5の溝部横断方向におけるエネルギー
分布形状を調べておき、このエネルギー分布形状に反映
するように溝3の横断形状を定めたものがある。すなわ
ち、使用するレーザビームのエネルギー分布プロフィー
ルが図7(a)のようである場合には溝部3の横断面形
状を図7(b)に示すように、tA:tB:tC=A1
2 :B1 2 :C12 となるように形成する。この
ような技術は特開昭62−34690号公報に記載され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なレーザビームを使用して肉盛する方法においては、肉
盛用の粉末材を溝部に供給するとともにレーザビームを
照射した状態で、レーザビームを溝部の周方向に沿って
相対的に移動させることから、肉盛開始時点におけるバ
ルブ本体の母材温度は室温と同じであり、レーザビーム
の照射による肉盛作業に伴い、レーザビームの熱が、そ
の後の肉盛位置の母体に伝熱し、後の肉盛位置程母材温
度が上昇し、肉盛終了時付近での母材温度は、肉盛開始
時点の温度に比べて高くなる。
【0006】特に図6に示すようなバルブ本体側のエッ
ジ部3a,3bにおいては熱容量が小さいため、温度上
昇が顕著である。そのため、上記従来の技術において
は、バルブ本体の半径方向の肉盛に対しては有効である
としても、肉盛開始時点から肉盛終了時点まで、バルブ
本体の半径方向に対するビームエネルギー分布形状を同
じにして照射することから、図8に示すように、肉盛開
始時点(図の0の位置)でのエッジ部1a,1bの温度
が約900℃とすると、肉盛終了時点(図の360度の
位置)でのエッジ部1a,1bの温度が1000℃以上
になり、エッジ部1a,1bの母材の溶融が増加し、該
部での母材希釈が生じる問題がある。
【0007】そこで本発明は、上記のような肉盛終了付
近でのエッジ部の溶融を抑え、全域に亘り母材希釈の少
ない均一な肉盛品質を得ることができる内燃機関用エン
ジンバルブの製造方法及びその装置を提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明は、バルブ本体(1)のバルブフェー
スとなる部分に溝部(3)を形成し、該溝部(3)に供
給された肉盛用粉末材料(4a)の粉末層表面にレーザ
ビーム(5)を照射しつつレーザビーム(5)を溝部
(3)の周方向に相対的に移動させて肉盛するエンジン
バルブの製造方法において、各肉盛時点におけるそのエ
ッジ部(3a,3b)の温度が肉盛開始から肉盛終了ま
でほぼ均一になるように上記レーザビーム(5)の出力
エネルギー分布を制御することを特徴とするエンジンバ
ルブの製造方法である。
【0009】本発明によれば、熱容量の少ないエッジ部
の全域において過熱されることを防止し、エッジ部の母
材成分が肉盛材に溶け込む母材希釈を抑制できる。第2
の発明は、バルブ本体(1)のバルブフェースとなる部
分に溝部(3)を形成し、該溝部(3)に供給された肉
盛用粉末材料(4a)の粉末層表面にレーザビーム
(5)を照射しつつレーザビーム(5)を溝部(3)の
周方向に相対的に移動させて肉盛するエンジンバルブの
製造方法において、上記レーザビーム(5)を上記溝部
(3)の幅より狭いスポット径(R3 )に絞って粉末層
表面に照射し、この絞られたレーザビーム(5)をバル
ブ半径方向にオシレートさせるとともにこのオシレート
幅(b)を肉盛開始後において減少させることを特徴と
するエンジンバルブの製造方法である。
【0010】本発明においては、前の肉盛位置でのレー
ザビームによる熱が後の肉盛位置のエッジ部に伝熱され
てその位置でのエッジ部の温度が上昇した場合、その後
の肉盛位置でのバルブ半径方向のレーザビームのオシレ
ート幅を減少させて、レーザビームのエネルギー分布幅
を狭めて、レーザビームによるエッジ部の加熱を上記上
昇温度分減少させることができる。そのため、各肉盛位
置でのエッジ部の過熱を防止し、母材希釈を抑制でき
る。
【0011】第3の発明は、バルブ本体(1)のバルブ
フェースとなる部分に溝部(3)を形成し、該溝部
(3)に供給された肉盛用粉末材料(4a)の粉末層表
面にレーザビーム(5)を照射しつつレーザビーム
(5)を溝部(3)の周方向に相対的に移動させて肉盛
するエンジンバルブの製造装置において、上記レーザビ
ーム(5)を上記溝部(3)の幅より狭いスポット径
(R3 )に絞って粉末層表面に照射する手段(6)と、
上記絞られたレーザビーム(5)をバルブ半径方向にオ
シレートさせる手段と、上記オシレート幅を変化させる
手段とからなることを特徴とするエンジンバルブの製造
装置である。
【0012】本発明においては、上記第2の発明の方法
を達成する装置を提供できる。第4の発明は、上記第3
の発明におけるレーザビームをバルブの半径方向にオシ
レートさせる手段とこのオシレート幅を変化させる手段
が、レーザビームを反射するオシレートミラー(7)と
このオシレートミラー(7)を往復揺動するガルバノメ
ータ(8)と、このガルバノメータ(8)の駆動のため
の基準信号波形を作るファンクションジェネレータ(1
0)と、ガルバノメータの振幅パターンを作る外部制御
装置(12)と、上記外部制御装置(12)で作られた
振幅パターンに応じて上記ファンクションジェネレータ
(10)からの基準信号波形を増幅してその電流をガル
バノメータ(8)へ流すガルバノメータドライバー(1
1)で構成されていることを特徴とするエンジンバルブ
の製造装置である。
【0013】本発明においては、予め、外部制御装置
(12)における振幅パターンを、ガルバノメータドラ
イバー(11)での信号増幅率が経時的に(肉盛開始位
置からの肉盛位置の変化に応じて)減少するように設定
しておくことにより、ガルバノメータ(8)の振幅量も
経時的に減少する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1乃至図4に示す実施例に基い
て本発明の実施の形態について説明する。図1におい
て、1は自動車等のエンジンに使用されるエンジンバル
ブ本体で、適宜手段によりその周方向に所定速度で回転
される。2はそのバルブ本体1と一体成形された傘部
で、そのバルブフェースとなるべき部分に肉盛用の溝部
3が傘部2の全周に亘って形成されている。3a,3b
は上記溝部3におけるバルブ半径方向の端部に形成され
たエッジ部である。
【0015】4は肉盛材で、肉盛用粉末材料4aを上記
溝部3に盛り付けた状態でレーザビームを照射して溶融
し、溝部3に盛付状に固形化されたものである。上記バ
ルブ本体1の材料としては、オーステナイト系耐熱鋼で
ある21Cr−4Ni鋼(Fe−21%Cr−4%Ni
−9%Mn−0.5%C)を用い、バルブ傘径30.5
mm、肉盛幅4,4mm、肉盛部表面(バルブフェース
面)の凸湾曲面の曲率半径R1 は5.0mmとしてい
る。
【0016】また、上記肉盛用粉末材料4aは、耐摩耗
性や耐食性に優れた材料、例えばステライトNo.6
(1%C−28%Cr−4.5%W−1%Si残部C
o)の粒度分布100〜350メッシュの粉末を使用し
ている。
【0017】5はレーザビームを示し、高次マルチモー
ド分布を有するレーザ発振機から発射される。6は上記
のレーザビーム5を狭いビームに絞る光学系で、レーザ
ビームの光路途中に配設されており、図の実施例では放
物面鏡が使用され、レーザビーム5を反射集光するよう
になっている。
【0018】7はオシレートミラーで、上記放物面鏡6
で絞られたレーザビーム5を、溝部3に盛り付けられた
肉盛用粉末材料4aの表面にスポット状に照射させるよ
うになっている。8はガルバノメータで、これに交番電
流を流すことでその回転軸9を往復回転し、該回転軸9
に固着されたオシレートミラー7を回転軸9を中心とし
て往復揺動し、上記放物面鏡6からのレーザビームを、
上記肉盛用粉末材料4aの表面にスポット状に照射させ
ながらバルブ本体1の半径方向にオシレートさせるもの
である。
【0019】10はファンクションジェネレータで、ガ
ルバノメータ8を駆動するための基準信号波形を作り、
その信号をガルバノメータドライバー11に送信するよ
うになっている。その基準信号の一例を図2(a)に示
す。
【0020】12は外部制御装置で、シーケンサー等に
よりガルバノメータ8の振幅パターンをディジタル信号
またはアナログ信号でガルバノメータドライバー11に
送信するものである。その振幅パターンの信号の一例と
して図2(b)に示す。
【0021】ガルバノメータドライバー11は、上記外
部制御装置12から送信された振幅パターンに応じて、
ファンクションジェネレータ10から送信された基準信
号波形の増幅率を変化させ、その出力信号をガルバノメ
ータ8に送信し、上記振幅パターンに対応した振幅量で
ガルバノメータ8を振幅駆動するものである。図2
(c)は上記ガルバノメータドライバー11で増幅率が
変化された状態の波形で、図2(d)は、上記図2
(c)の信号によるガルバノメータ8の振幅変化量を示
す。
【0022】13は上記溝部3に肉盛用粉末材料4aを
供給する手段である粉末材供給ノズルである。次に上記
の構成によるエンジンバルブの製造方法について説明す
る。
【0023】製造に際し、図1(c)に示すように、溝
部3の曲率半径R2 を3.5mmとし、レーザビーム5
のスポット径R3 を溝(断面が半径R2 の溝)3のバル
ブ本体半径方向の幅aの0.68倍(3mm)に絞り、
オシレート周波数を100Hzとし、バルブ本体の回転
速度を周速度で7.4mm/secとし、肉盛部表面の
曲率半径R1 を5.0mmとした。
【0024】また、肉盛時に照射するレーザビームとし
て出力2.4kw、また表面の曲率半径が5.0mmの
肉盛部を形成するために供給したステライト粉末量はバ
ルブ1本当り2.4gとし、またレーザビーム照射時の
シールドガスとしては流量10[リットル/min]の
アルゴンガスを用い、シールドガスノズル口径を12m
mとした。
【0025】そして、肉盛用粉末材料4aを供給ノズル
13から溝部3に供給しつつ、高次マルチモード分布を
有するレーザ発振機からのレーザビーム5を、放物面鏡
6で反射集光させるとともにオシレートミラー7で反射
させて、上記溝部3内に盛り付けされた肉盛用粉末材料
4aの表面にスポット径R3 で照射し、かつ上記オシレ
ートミラー7を揺動してスポット部を図1(c)に示す
ように、所定のオシレート振幅量bでオシレート(往復
振動)させる。
【0026】このレーザビーム5のスポット状の照射と
そのオシレートにより、盛り付けられた肉盛用粉末材料
4aは、そのバルブ本体1の半径方向(溝部3の幅方
向)の全域に亘って溶融される。また、バルブ本体1が
回転されることにより、レーザビーム5のスポット部が
上記オシレートをしながら溝部3の周方向に移動し、溝
部3の周方向に盛り付けられた粉末状の肉盛用粉末材料
4aが、周方向の全域に亘って溶融される。この溶融に
より、バルブ本体1である母材に肉盛材4が形成され
る。
【0027】上記のような肉盛作業において、予め外部
制御装置12における振幅パターンを、ガルバノメータ
ドライバー11での信号増幅率が経時的に(肉盛開始位
置からの肉盛位置の変化に応じて)減少するように設定
しておくことにより、ガルバノメータ8の増幅量も経時
的に減少する。
【0028】このガルバノメータ8の振幅量の変化、す
なわちオシレート振幅量dの変化の一例を図3に示す。
この図3では、肉盛開始位置(図3の0点)ではオシレ
ート振幅量bを3.0mmとし、その後、肉盛位置(レ
ーザビームのスポット照射位置)が溝部3の周方向に移
動するにつれてオシレート振幅量bを減少させ、肉盛終
了位置(図3の360度の位置)ではオシレート振幅量
bを2.5mmとしている。
【0029】上記のようにオシレート振幅量bを3.0
mmにすると、オシレート方向に対するレーザビームの
見掛けの出力エネルギーの分布は図4(a)の状態にな
り、また、オシレート振幅量bを2.5mmにするとオ
シレート方向に対するレーザビームの見掛けの出力エネ
ルギーの分布は図4(b)の状態になる。
【0030】したがって、溝部3の両端のエッジ部3
a,3bにおけるレーザビームによる直接の加熱量は、
肉盛開始時付近では大きく、その後漸減することにな
る。このようにすることによって、前の肉盛位置での肉
盛作業に伴うレーザビームの熱が後の肉盛位置のエッジ
部に伝熱して該エッジ部の温度が上昇した場合に、後の
肉盛作業時において、上記上昇温度分だけレーザビーム
による直接の加熱量が低減されて、各肉盛溶接位置での
エッジ部3a,3bの温度をほぼ均一化することができ
る。
【0031】上記の条件下において上記図3に示すオシ
レート振幅量で実験した結果、肉盛開始時点から肉盛終
了までにおける各肉盛位置のエッジ部3a,3bの温度
は図5に示すようにほぼ900℃に均一化されていた。
【0032】その結果、エッジ部が加熱されることによ
る母材の希釈に起因する肉盛材4の耐摩耗性等の劣化、
肉盛材4の溶着不良や欠肉等の欠損の発生が防止され、
溝部3の周方向の全域に亘り高品質の肉盛を実現でき
た。
【0033】また、上記のように、レーザビームを、溝
部3の幅より絞ってオシレートさせ、かつ、このオシレ
ート振幅量を所望に制御できることから、溝部3の幅方
向(バルブ本体の半径方向)の見掛けのレーザビーム出
力分布を溝形状等に対して適正に整形させることもで
き、溝部3の幅方向に対する母材の希釈による肉盛材4
の耐摩耗性の劣化等の問題も解消できる。
【0034】尚、本発明は上記の実施例の数値に限定さ
れるものではなく、上記の各数値は製造されるバルブに
応じて適宜設定するものである。
【0035】
【発明の効果】以上のようであるから、本発明によれ
ば、肉盛開始時から肉盛終了時における各肉盛位置のエ
ッジ部の温度を適温にすることができるため、熱容量の
小さいエッジ部での母材希釈による肉盛材の耐摩耗性、
耐食性の低下及び溶着不良や欠肉等を抑制し、全域に亘
って良質で均一な肉盛が得られ、高品質なエンジンバル
ブが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造装置の実施例を示すもので、
(a)は斜視図、(b)は溝部の断面図、(c)はレー
ザビームのオシレート状態を説明する図。
【図2】(a)はファンクションジェネレータの基準信
号波形を示す図、(b)は外部制御装置からの振幅パタ
ーン信号の波形を示す図、(c)はガルバノメータドラ
イバーの出力信号波形を示す図、(d)はガルバノメー
タの振幅量を示す図。
【図3】本発明の肉盛位置におけるオシレート振幅量を
示す特性図。
【図4】本発明のオシレート方向に対するレーザビーム
出力エネルギー分布を示すもので、(a)はオシレート
振幅量が3.0mm、(b)は2.5mmの場合を示
す。
【図5】本発明による肉盛位置とエッジ部の温度を示す
図。
【図6】従来技術によるエンジンバルブの肉盛時の状況
を示す略正面図。
【図7】従来技術を説明する図で、同図(a)はレーザ
ビームのエネルギー分布を示す線図、(b)は肉盛用溝
部の断面形状を示す図。
【図8】従来技術による各肉盛位置に対するエッジ部の
温度を示す図。
【符号の説明】
1…エンジンバルブ本体 3…肉盛用の溝
部 3a,3b…エッジ部 4…肉盛部 4a…肉盛用粉末材料 5…レーザビー
ム 6…放物面ミラー 7…オシレート
ミラー 8…ガルバノメータ 10…ファンク
ションジェネレータ 11…ガルバノメータドライバー 12…外部制御
装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 26/10 104 G02B 26/10 104Z H01S 3/00 H01S 3/00 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ本体のバルブフェースとなる部分
    に溝部を形成し、該溝部に供給された肉盛用粉末材料の
    粉末層表面にレーザビームを照射しつつレーザビームを
    溝部の周方向に相対的に移動させて肉盛するエンジンバ
    ルブの製造方法において、 各肉盛時点におけるそのエッジ部の温度が肉盛開始から
    肉盛終了までほぼ均一になるように上記レーザビームの
    出力エネルギー分布を制御することを特徴とするエンジ
    ンバルブの製造方法。
  2. 【請求項2】 バルブ本体のバルブフェースとなる部分
    に溝部を形成し、該溝部に供給された肉盛用粉末材料の
    粉末層表面にレーザビームを照射しつつレーザビームを
    溝部の周方向に相対的に移動させて肉盛するエンジンバ
    ルブの製造方法において、 上記レーザビームを上記溝部の幅より狭いスポット径に
    絞って粉末層表面に照射し、この絞られたレーザビーム
    をバルブ半径方向にオシレートさせるとともにこのオシ
    レート幅を肉盛開始後において減少させることを特徴と
    するエンジンバルブの製造方法。
  3. 【請求項3】 バルブ本体のバルブフェースとなる部分
    に溝部を形成し、該溝部に供給された肉盛用粉末材料の
    粉末層表面にレーザビームを照射しつつレーザビームを
    溝部の周方向に相対的に移動させて肉盛するエンジンバ
    ルブの製造装置において、 上記レーザビームを上記溝部の幅より狭いスポット径に
    絞って粉末層表面に照射する手段と、 上記絞られたレーザビームをバルブ半径方向にオシレー
    トさせる手段と、 上記オシレート幅を変化させる手段とからなることを特
    徴とするエンジンバルブの製造装置。
  4. 【請求項4】 レーザビームをバルブの半径方向にオシ
    レートさせる手段とこのオシレート幅を変化させる手段
    が、レーザビームを反射するオシレートミラーとこのオ
    シレートミラーを往復揺動するガルバノメータと、この
    ガルバノメータの駆動のための基準信号波形を作るファ
    ンクションジェネレータと、ガルバノメータの振幅パタ
    ーンを作る外部制御装置と、上記外部制御装置で作られ
    た振幅パターンに応じて上記ファンクションジェネレー
    タからの基準信号波形を増幅してその電流をガルバノメ
    ータへ流すガルバノメータドライバーで構成されている
    ことを特徴とする請求項3記載のエンジンバルブの製造
    装置。
JP04468296A 1996-03-01 1996-03-01 エンジンバルブの製造方法とその装置 Expired - Fee Related JP3375813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04468296A JP3375813B2 (ja) 1996-03-01 1996-03-01 エンジンバルブの製造方法とその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04468296A JP3375813B2 (ja) 1996-03-01 1996-03-01 エンジンバルブの製造方法とその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09239574A true JPH09239574A (ja) 1997-09-16
JP3375813B2 JP3375813B2 (ja) 2003-02-10

Family

ID=12698211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04468296A Expired - Fee Related JP3375813B2 (ja) 1996-03-01 1996-03-01 エンジンバルブの製造方法とその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3375813B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040006159A (ko) * 2002-07-11 2004-01-24 현대자동차주식회사 코발트기 레이져 클래딩 분말
CN109877478A (zh) * 2019-02-20 2019-06-14 华南理工大学 一种基于拓扑优化和3d打印的充钠气门及其制造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040006159A (ko) * 2002-07-11 2004-01-24 현대자동차주식회사 코발트기 레이져 클래딩 분말
CN109877478A (zh) * 2019-02-20 2019-06-14 华南理工大学 一种基于拓扑优化和3d打印的充钠气门及其制造方法
CN109877478B (zh) * 2019-02-20 2024-06-07 华南理工大学 一种基于拓扑优化和3d打印的充钠气门及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3375813B2 (ja) 2003-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100375592B1 (ko) 부서지기쉬운재료,특히유리로이루어지는평판가공물을절단하기위한방법과장치
US5160822A (en) Method for depositing material on the tip of a gas turbine engine airfoil using linear translational welding
JP6058803B2 (ja) 表面トポロジーのエネルギー移送補償を有する超合金のレーザークラッディング
US7094988B1 (en) Laser welding heat treat process
US5889254A (en) Method and apparatus for Nd: YAG hardsurfacing
US5224997A (en) Apparatus for producing a surface layer on a metallic workpiece
JP2001030089A (ja) レーザ溶接方法
CN113423847A (zh) 使用能量束进行加热的方法和系统
US20230061492A1 (en) System and method for laser metal powder deposition
JPH0770964A (ja) 紙パルプの繊維離解化又は精製用プレート及びその製造方法
CN110621479A (zh) 用于增材制造的不断变化的影线
JP3375813B2 (ja) エンジンバルブの製造方法とその装置
EP1093881A2 (en) Laser cutting method
KR100725796B1 (ko) 피스톤 링에 층을 마련하는 방법 및 장치
JPH08103878A (ja) 部品の表面を加工するためレーザービームの強度分布を調整する方法
JP3173705B2 (ja) 肉盛方法
CN115319107A (zh) 一种结合激光清洗的三维打印方法
JPS63194884A (ja) レ−ザ肉盛溶接方法
JPH08243769A (ja) 肉盛り方法
JPH09295173A (ja) 内燃機関用ピストンの製造方法およびその製造装置
JP3232940B2 (ja) レーザによる肉盛り方法
JPH0732173A (ja) レーザクラッディング方法
JP4004215B2 (ja) レーザ加工方法およびレーザ加工品
JPH08296419A (ja) 内燃機関用エンジンバルブとその製造方法
Bloehs et al. Recent progress in laser surface treatment: II. Adopted processing for high efficiency and quality

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees