JPH09238908A - リラックス度測定装置 - Google Patents

リラックス度測定装置

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Publication number
JPH09238908A
JPH09238908A JP8049293A JP4929396A JPH09238908A JP H09238908 A JPH09238908 A JP H09238908A JP 8049293 A JP8049293 A JP 8049293A JP 4929396 A JP4929396 A JP 4929396A JP H09238908 A JPH09238908 A JP H09238908A
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relaxation
user
degree
physical condition
waveform
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JP8049293A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Amano
和彦 天野
Kazuo Uebaba
和夫 上馬場
Hitoshi Ishiyama
仁 石山
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体のリラックス状態を簡易に計測でき、リ
ラックスした状態となるように適宜指導を行うリラック
ス度測定装置を提供する。 【解決手段】 ピックアップ5が人体の体表面から検出
したマイクロバイブレーション波形から、インターフェ
イス部7で4〜30Hzの周波数成分が抽出される。操
作部4により測定開始が指示されると、CPU1は所定
波長分の波形をインターフェイス部7から読み取って加
算平均を求め、得られた平均波形のスペクトル分布を求
める。次いで、スペクトル分布をα,β,θの各帯域に
分割し、帯域毎にパワーを算出して、α波帯域のパワー
が全帯域のパワーに占める割合を求め、リラックス度と
して表示装置9上に表示する。さらに、リラックス状態
にない場合、CPU1は音源13を用いて、使用者がリ
ラックス反応を実施できるように適宜指導を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の体表面で観
察される微小振動(マイクロバイブレーション)を検出
して人体のリラックスの度合いを評価するとともに、リ
ラックス状態となるための適切な指導を行うリラックス
度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、成人病,過労死,突然死など
の要因としてストレス或いは疲労の蓄積がその一因では
ないかと言われてきている。そのために、これらの病気
の発生メカニズムを探るための研究が日夜なされてお
り、また、その原因となるストレスや疲労の蓄積を早期
に発見することでこれら病の発現を未然に予防するため
の努力がなされている。そして、これら研究の過程にお
いて、人体から得られる種々の情報から潜在的に存在す
るストレス等を検出するための装置が開発されてきてい
る。
【0003】また、ストレスを検出するだけでなく、そ
の一因となる緊張状態を人体から検出し、香りを流すこ
とによってこれを解消しようと試みた発明が特開平6−
304236号公報に開示されている。この文献では、
人体から生体の状態を抽出して緊張を表わす心理状態を
推定して、リラックス状態にあればこれを持続する香り
を発生させ、緊張状態にあればこの状態を解消するよう
な香りを発生する装置について述べている。
【0004】さらに、この文献では、生体の状態として
第1に心拍変動のばらつきを挙げており、このばらつき
が大きい程リラックス状態にあり、ばらつきが小さい程
緊張状態にあるものとしている。また、第2の生体の状
態として皮膚表面の微小振動を挙げ、これに周波数分析
を行って、スペクトルのピークがα波帯域にあればリラ
ックス状態,β波帯域にあれば緊張状態であるものとし
ている。さらに、第3の生体の状態として人体の発汗状
態を挙げ、発汗値が所定値以上の場合に暑さを解消する
ための香りを発生するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ストレスや
疲労を検査する目的で従来から開発され用いられてきた
装置では、頭部に電極を設置して脳波を測定する必要が
あったり,採血や特殊な検査方法が必要であったり,或
いは,問診が必要であったりといったものであった。そ
のために、検査のための装置が大がかりとなり易く、ま
た、被験者にとって検査が非常に煩わく感じられてしま
うといった問題があり、簡易にストレスや疲労の状態,
換言すればリラックスの状態,を検査することはできな
かった。
【0006】また、上記文献に記載されたごとき発明で
は、使用者は、自身がどの程度リラックスした状態にあ
るのかを定量的に把握することができない上に、緊張状
態にある場合に香りを発生したとしても必ずしもリラッ
クスした状態にできるものとは言えないという問題があ
る。以上のようなことから、例えば、ビジネスマンが仕
事の合間に自身の身体のリラックス状態を簡単にチェッ
クでき、しかも、リラックスした状態にないのであれば
そのような状態となるように適切な指導をしてくれる装
置があれば非常に便利であり、かかる装置の開発が切望
されていた。本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、人体のリラックスの度合いを簡易に
計測でき、リラックスした状態となるように適宜指導を
行うリラックス度測定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、使用者の体表面から微小
振動を検出する検出手段と、前記微小振動の波形を取り
込み、取り込んだ微小振動波形を解析して前記使用者の
リラックスの度合いを表わすリラックス度を算出する解
析手段と、前記使用者のリラックスの度合いを高めるた
めの指導内容を前記リラックス度の値に応じて作成する
指導手段と、前記指導内容を前記使用者へ告知する告知
手段とを有することを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の発明は、使用者の体
表面から微小振動を検出する検出手段と、前記微小振動
の波形を取り込み、取り込んだ微小振動波形を解析して
前記使用者の体調を表わす指標を求める解析手段と、前
記体調を表わす指標から前記使用者の体調の異常を検出
する異常検出手段と、前記体調の異常が検出されたとき
に、該体調の異常を改善するための指導内容を作成する
指導手段と、前記体調の異常および前記指導内容を前記
使用者へ告知する告知手段とを有することを特徴として
いる。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、前記体調を表わす指標は、前記使用
者のリラックスの度合いを表わすリラックス度であっ
て、前記異常検出手段は、前記リラックス度が所定値以
下であるときに前記体調が異常であるものと判定するこ
とを特徴としている。また、請求項4記載の発明は、請
求項2記載の発明において、前記体調を表わす指標は、
前記微小振動波形を周波数分析することで得られる周波
数スペクトルの分布であって、前記異常検出手段は、前
記周波数スペクトルの分布が所定パターンであるときに
前記体調が異常であるものと判定することを特徴として
いる。
【0010】また、請求項5記載の発明は、使用者の体
表面から微小振動を検出する検出手段と、前記使用者の
リラックスの度合いを表わすリラックス度を過去所定期
間分だけ蓄積する記憶手段と、毎日、所定の時刻に前記
微小振動の波形を取り込み、取り込んだ微小振動波形を
解析して得られる前記リラックス度を前記記憶手段へ格
納する解析手段と、前記過去所定期間内のうち現時点と
同時刻に得られたリラックス度の変動範囲を算出し、現
時点におけるリラックス度が該変動範囲を逸脱したこと
から前記使用者の体調の異常を検出する異常検出手段
と、前記体調の異常が検出されたときに、該体調の異常
を改善するための指導内容を作成する指導手段と、前記
体調の異常および前記指導内容を前記使用者へ告知する
告知手段とを有することを特徴としている。
【0011】また、請求項6記載の発明は、請求項1,
3,5の何れかの項記載の発明において、前記解析手段
は、前記微小振動波形の周波数スペクトルを求め、該周
波数スペクトルを脳波に対応した周波数帯域に分割して
各周波数帯域のパワーを算出し、α波に対応する周波数
帯域のパワーが全周波数帯域のパワーの総和に占める割
合を前記リラックス度として算出することを特徴として
いる。また、請求項7記載の発明は、請求項1ないし5
の何れかの項記載の発明において、前記解析手段は、連
続する所定波長分の微小振動波形を加算平均した波形を
算出し、この加算平均された波形を用いて解析を行うこ
とを特徴としている。
【0012】また、請求項8記載の発明は、請求項1な
いし5の何れかの項記載の発明において、前記検出手段
の動きを検知するセンサーを有し、前記解析手段は、少
なくとも前記微小振動波形の取り込み中に、前記センサ
ーの出力に応じて前記微小振動の検出の適否を判定し、
該検出の適否を前記使用者へ告知するように前記告知手
段を制御することを特徴としている。また、請求項9記
載の発明は、請求項1ないし5の何れかの項記載の発明
において、前記使用者の体調の異常が検出されたとき
に、この体調の異常を改善するための指導を行う指導手
段を有することを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。以下説明する内容から明らか
になると考えるが、従来の機器はストレスの測定ないし
検出を主眼に開発されたものであって、いわばストレス
度測定装置であったと言える。これに対し、本発明に係
る装置はリラックスの観点から構成したことに特徴があ
る。 〈第1実施形態〉まず初めに、本発明が測定のために用
いているマイクロバイブレーションについて概説するこ
ととする。
【0014】よく知られているように、人体の脳波には
α波,β波,θ波,δ波などと呼ばれる周波数成分から
構成されている。これら周波数成分と人体の生理的,心
理的な状態(体調)との間には様々な相関関係が存在す
る。例えば、α波は眠り或いは瞑想の状態を表わすとさ
れており、人体がリラックスしている状態では普段に比
べてα波の成分が増える傾向が見られる。一方、β波に
あっては、その成分が増加するにつれて、人体の状態が
緊張状態へと移行してゆく傾向が見られる。
【0015】ところで、人体から得られる様々な情報の
うち、脳波が有するのとよく似た特性を示す現象として
マイクロバイブレーションが挙げられる。マイクロバイ
ブレーションは、図2に示すように、生理的な持続性を
有する微小振動であって、人体の体表面で観察される1
ミクロン〜10ミクロン程度の微細なふるえのことであ
る。
【0016】マイクロバイブレーションが持つ周波数成
分は、脳波のそれになぞらえて、それぞれα波,β波,
θ波などと呼ばれている。すなわち、周波数の低い成分
から言うと、4Hz以上8Hz未満の帯域がθ波,8H
z以上13Hz未満の帯域がα波,13Hz以上30H
z未満の帯域がβ波である。そして、これらの各帯域成
分の態様が、脳波と同様に、様々に変化する人体の状態
を良く表わしているのである。本発明は、このような脳
波とマイクロバイブレーションとの相関関係に着眼する
ことで、精神的な状態を含めた使用者の体調に関して、
その正常,異常をマイクロバイブレーションから判定す
るものである。
【0017】さて、図1は、本発明の一実施形態による
リラックス度測定装置の構成を示すブロック図である。
この図において、CPU(中央処理装置)1は同装置内
の各部を制御するための中枢的な役割を果たす回路であ
って、その詳細な機能に関しては後述する動作の項にて
説明する。ROM(リードオンリーメモリ)2には、C
PU1が実行する制御プログラムや各種の制御データ等
が格納されているほか、使用者に対して音声で案内をす
る際に使用する音声メッセージが幾つか格納されてい
る。
【0018】RAM(ランダムアクセスメモリ)3は、
人体から採取したマイクロバイブレーションに関連する
情報が格納されるほか、CPU1が演算を行う際の作業
領域としても用いられる。操作部4は、装置の使用者
が、本装置に対してマイクロバイブレーションの採取の
開始等を指示した際に、当該使用者が為した各種の指示
をCPU1へ送出するための処理回路である。
【0019】ピックアップ5は、使用者からマイクロバ
イブレーションを検出するための素子であって、一般的
に用いられる圧電式のもの,光電式のものなど、どのよ
うな構造のものであっても良い。このピックアップ5
は、使用者の体表面の適当な部位に取り付けられてい
る。実際上、測定部位はどこであっても問題ないが、血
管網が発達した部位が好ましいと考えられる。
【0020】増幅器6は、ピックアップ5が出力する微
弱な電気信号を増幅して出力する一般的なアンプであ
る。インターフェイス部7は、増幅器6が出力するアナ
ログ信号に対してフィルタ処理を施し、4Hz〜30H
zの周波数成分だけを抽出する。次いで、フィルタ処理
がなされたアナログ信号を所定時間間隔でサンプリング
してデジタル信号へ変換し、その結果をバスへ出力す
る。
【0021】表示制御部8は、CPU1が送出した表示
データを、表示装置9の表示に適したフォーマットに変
換して表示装置9へ出力する。表示装置9は、例えば、
使用者が身に付ける腕時計の表面に設けられた液晶表示
装置であって、表示制御部8から送出された情報に基づ
いて、本装置の使用者のためにメッセージやグラフ等を
表示する。
【0022】タイマー10は、通常の計時機能を有する
ほか、CPU1が予め設定した時刻に達するか,CPU
1が予め設定した所定の時間が経過した時点,或いは、
CPU1が指定した所定の時刻から一定時間間隔でCP
U1へ割り込み信号を送出して、時刻或いは時間の到来
を通知する。加速度センサー11は、使用者の体(特
に、ピックアップ5が取り付けられている身体の部分)
の動きを捉える体動センサーであって、使用者が動いて
いないかどうかを確認する目的で用いられる。
【0023】A/D(アナログ/デジタル)変換器12
は、加速度センサー11から出力されたアナログ信号を
デジタル信号へ変換し、変換結果をバスへ出力する。音
源13はスピーカ,圧電素子などから構成されており、
音によって使用者へ様々な告知を行う。音源制御部14
は、音源13を駆動することによって、CPU1がRO
M2から読み出した音声メッセージや所定のアラーム音
を発生させる駆動回路である。
【0024】本装置は、携帯機器へ組み込んで使用する
ことができ、その一例として、図3のような腕時計20
と組み合わせることが考えられる。この図において、図
1と同一の構成要素には同一の符号が付してあり、その
説明を省略する。なお、操作部4,ピックアップ5,表
示装置9を除く図1の各構成要素は、それぞれ図3の腕
時計20の本体内部に組み込まれている。
【0025】この図に示す腕時計20に取り付けられた
各種のボタンは上述した操作部4の一部を構成し、操作
部4はこれらのボタンの押下を検出してその旨をCPU
1へ送出する。例えば、図に示したボタン21は、使用
者がマイクロバイブレーションの採取開始を指示するた
めに設けられたボタンである。また、ケーブル22は腕
時計20内部に設けられた増幅器6(図1を参照)とピ
ックアップ5を電気的に接続するためのものである。
【0026】また、この図ではピックアップ5(図示
略)が使用者の指25へバンド26を用いて取り付けら
れているが、上述したように、ピックアップ5の取り付
け位置はどこであっても良く、以下に、ピックアップ5
を使用者に装着させる幾つかの態様について説明する。
なお、これら以外にも胸や頭頂部に取り付ける態様など
も考えられる。まず第1に、最も単純な装着方法とし
て、図4に示すようにピックアップ5の裏面に両面テー
プを貼り付け、利き腕とは反対の手の拇子球へ圧迫しな
いように接着して固定する態様が考えられる。
【0027】次に第2の態様として、図5(或いは図3
も同様である)に示すようにピックアップ5を指に取り
付けることが考えられる。図5に示すように指25の付
け根にはバンド26が巻回されており、このバンド26
の手の平の側に空けた環状の孔から皮膚を露出させる。
そして、この孔の周縁部の3時,6時,9時,12時方
向にはそれぞれ止め具27,...,27が取り付けら
れている。これら止め具27の各々と、ピックアップ5
の3時,6時,9時,12時方向に取り付けられた止め
具28,...,28とは、それぞれ支持材2
9,...,29によって繋がれている。これら支持材
29は伸縮性を有するものが好ましく、ゴム等の材質の
ものを用いると良い。なお、上記の孔は別段環状でなく
とも良く、実際上どのような形であっても良い。以上の
ように構成することで、ピックアップ5に自由度を持た
せつつ4点での支持が可能となるとともに、ピックアッ
プ5を指25に適度な圧力で押し当てて固定することが
できる。
【0028】次に第3の態様として、図6に示すように
ピックアップ5を手首に取り付けることが考えられる。
この図において、図3〜図5と同じ部材については同一
の符号を付してありここではその説明を省略する。図6
に示すように、バンド26を腕時計20に並べて手首に
巻回させている。ピックアップ5を固定するための構造
は図5と同じで良く、ここではその説明を省略する。
【0029】また、この態様を変形したものとして、図
7に示すように手首に巻回される腕時計のバンドそのも
のにピックアップ5を取り付けた態様が考えられる。こ
の図に示すバンド26は、当該バンド26の一端で腕時
計本体から着脱するように構成しており、したがって、
図示したようにピックアップ5をバンド26の手の平側
に取り付けることが可能となっている。なお、バンド2
6の素材としては、金属性のものよりは絹などの自然素
材を用いたものが望ましい。
【0030】次に第4の態様として、図8のようにネッ
クレス等のアクセサリーと組み合わせることが考えられ
る。この図において、図3〜図6と同じ部材については
同一の符号を付してありここではその説明を省略する。
図8においてパッド31は上述したバンド26の代替物
であって、例えばスポンジ状の緩衝材で構成され、粘着
テープ等によって皮膚に接着させる。ピックアップ5を
固定するための構造については上述した各態様のものと
同じであるため、その説明を省略する。
【0031】一方、図8において、中空部を有するブロ
ーチ様の形状をしたケース32には、この装置の主要部
分が組み込まれるとともに、その前面には図1の操作部
4を構成るボタン21と図1の表示装置9が設けられて
いる。また、パッド31は鎖33に取り付けられてお
り、この鎖33の中にはケーブル22が埋め込まれてお
り、このケーブル22を介して、ケース32に内蔵され
た増幅器6とピックアップ5が電気的に接続される。以
上のように構成すると、ネックレスを首にかけることで
ピックアップ5が首の後ろ側の皮膚に適度に接触してマ
イクロバイブレーションが測定される。なお、実際の
所、アクセサリーはネックレス以外のものであっても良
い。
【0032】次に第5の態様として、図9に示すように
眼鏡と組み合わせることが考えられる。この図におい
て、図3〜図8と同じ部材については同一の符号を付し
てありここではその説明を省略する。図9に示すよう
に、装置本体はケース41aとケース41bに分かれ、
それぞれ別々に眼鏡の蔓42に取り付けられるととも
に、蔓42内部に埋め込まれたリード線を介して互いに
電気的に接続される。ケース41aのレンズ43側の側
面には全面に液晶パネル44が取り付けられるととも
に、該側面の一端には鏡45が所定の角度で固定され
る。また、ケース41aには光源(図示略)を含む液晶
パネル44の駆動回路と、表示データを作成するための
回路が組み込まれており、これらは図1の表示制御部8
に相当する。この光源から発射された光は、液晶パネル
44を介して鏡45で反射されて、レンズ43に投射さ
れる。また、ケース41bには装置の主要部が組み込ま
れており、その上面には上述したボタン21が設けられ
ている。
【0033】一方、ピックアップ5は、ケーブル22を
介してケース41bに内蔵された増幅器6と電気的に接
続されており、図8のパッド31と同様に構成されたパ
ッド51を粘着テープなどで耳朶(図示略)へ接着する
ようになっている。なお、ケース41aとケース41b
を接続するリード線は蔓42に沿って這わせるようにし
ても良い。また、上記では装置本体をケース41aとケ
ース41bの2つに分ける構成としたが、これらを一体
化したケースで構成しても良い。さらに、鏡45につい
ては、液晶パネル44と鏡45との角度を調整できるよ
うに可動式としても良い。
【0034】なお、上述したように、加速度センサ11
はピックアップ5が振動してしまって測定に支障が生じ
ていないかどうかを判断するために設けられたものであ
るから、上記各態様においては、例えば図3に示す腕時
計20の本体内部へ組み込むことが好ましいが、ピック
アップ5に隣接させて配置するようにすれば、さらに好
ましい。
【0035】次に、上記構成によるリラックス度測定装
置の動作を説明する。本実施形態では、測定したマイク
ロバイブレーションから使用者のリラックスの度合いを
求めて、これを使用者へ告知するとともに、リラックス
した状態となるような指導を必要に応じて行うものであ
る。まず、使用者は、自身がマイクロバイブレーション
の採取に支障がないような安静状態となっていることを
充分確認する。
【0036】ここでいう安静状態とは、加速度センサー
11によって測定されるピックアップ5近傍の動きが所
定の限界値(例えば0.1G)以下だということであ
る。具体的に言うと、例えば腕を振っているような場合
には、マイクロバイブレーションの測定はできない。し
たがって、運動中は測定できないのは勿論のこと、散歩
や部屋の中を歩く程度であっても測定には適さないと言
える。
【0037】そこで、例えば使用者が屋内に居るのであ
れば、机と椅子のある部屋へ移動して、図10(a)に
示すように椅子に腰掛けて、腕時計を装着した方の手を
机の上に置き、手を動かさないように留意する。もっと
も、本来はこのようにするのが理想ではあるが、例えば
使用者が屋外にいる場合などは、運動の最中であればま
ず運動を中断させて呼吸を整え、散歩中であれば一旦歩
行を止めて立ち止まる。次いで、例えば図10(b)に
示すような姿勢をとって、腕時計を装着した腕を動かさ
ないようにしながら、反対側の手で腕時計のボタンの押
下などの必要な操作を行う。
【0038】ちなみに、ネックレスや眼鏡にピックアッ
プ5を取り付ける態様では、椅子に座っても良いし、立
ち止まったままでも良いから、とにかく身体をできる限
り動かさないようにじっとしているようにする。要する
に、ピックアップ5に振動を与えなければ問題ないわけ
である。
【0039】次いで、腕時計を装着している側の手を動
かさないようにしながら、反対側の手で腕時計のボタン
21を押下して装置へ測定開始を指示する。すると、操
作部4が当該ボタン21の押下を検出してCPU1へ通
知する。これにより、CPU1はマイクロバイブレーシ
ョンを採取するためのモードとなる。
【0040】一方、ピックアップ5は、使用者の体表面
から常時マイクロバイブレーションを検出しており、ピ
ックアップ5から出力される信号は増幅器6で増幅され
てインターフェイス部7へ取り込まれる。インターフェ
イス部7は、入力信号のうち処理に必要とされる4Hz
〜30Hzの周波数帯域の信号だけを取り出し、抽出し
たアナログ信号をデジタル信号へ変換して、逐次、その
結果をバスへ出力する。
【0041】これと並行して、マイクロバイブレーショ
ンの採取開始を認識したCPU1は、インターフェイス
部7からデジタル化されたマイクロバイブレーションの
波形値を所定時間間隔で読み取り、順次RAM3へ格納
する。ここで、図2からもわかるように、マイクロバイ
ブレーションは周期性を有する繰り返し波形であると言
える。そこで、測定の精度を向上させる目的で、CPU
1は例えば5波長分程度のマイクロバイブレーション波
形をRAM3上に採取するようにする。通常、この取り
込み処理には数秒程度を要する。
【0042】次いで、CPU1は、取り込んだマイクロ
バイブレーション波形を1波長(したがって、1周期)
毎に分割し、これらの加算平均をとった1波長分の波形
(以下、平均波形と呼ぶ)を算出する。その後、CPU
1は、この平均波形に対して周知のFFT(高速フーリ
エ変換)処理を施して、図13に示すようなスペクトル
を求める。次に、得られた周波数スペクトルに対して、
上述したα波,β波,θ波の各々が有する周波数帯域で
フィルタリングを行い、α,β,θの各帯域毎の成分を
抽出する。続いて、CPU1は各帯域毎に波高値の積分
値(=パワー)を算出し、これらの積分値から全帯域に
おける積分値の総和(=総パワー)を求める。そして、
α波の帯域が持つパワーを総パワーで除した値を算出
し、この算出結果をリラックス度として表示制御部8へ
送出して、当該リラックス度を表示装置9上に表示させ
る。
【0043】リラックス度として10%以上の値が得ら
れれば、使用者は若干でもリラックスした状態にあるも
のと言える。そこで、CPU1はリラックスの度合いを
いっそうわかりやすい形で表現するために、リラックス
度の値を図11に示すようにグレード分けする。すなわ
ち、リラックス度が10%以上15%未満であれば「グ
レード1」,15%以上20%未満であれば「グレード
2」,20%以上30%未満であれば「グレード3」,
30%以上50%未満であれば「グレード4」,50%
以上であれば「グレード5」とする。なお、リラックス
度が10%未満の場合は、ストレスが溜まっている状態
として「グレード0」とする。もっとも、このようなグ
レード分けはあくまで一例であって、例えば、リラック
ス度が20%以上の場合について一律5%刻みでグレー
ドを付与するなどしても良い。
【0044】そして、得られたリラックス度に該当する
グレードを表示装置9上に表示させる。また、リラック
ス度が10%に達していなければ、その旨を表示装置9
上に表示させる。なお、表示に加えて(或いは表示と共
に)、音源13を用いて例えば「あなたのリラックス度
はグレード2です。」などというメッセージを使用者へ
告知するようにしても良い。また、図11に示すように
グレードに応じてフェイスチャートを表示させたり、図
12に示すようにグレードに応じて伸縮する棒グラフ表
示を行うようにしても良い。さらに、これら以外にも、
腕時計を振動させてグレードに応じて振動の強弱或いは
振動周波数を変える方法、グレードに応じた香りを発散
させる方法、グレードに応じた色を表示する方法、グレ
ードに応じた音楽を流す方法などが考えられる。
【0045】次いで、使用者の身体がいっそうリラック
スした状態となるような「リラックス反応」を実践する
ため、使用者に対して以下述べるように指導を行ってゆ
く。まず、CPU1は、タイマー10から現時点の時刻
を読み取り、リラックス反応の開始時刻をRAM3へ格
納しておく。次に、CPU1は「無理のない楽な姿勢
で、2分ほど静かに目を閉じて下さい。」という音声メ
ッセージをROM2から読み出して音源制御部14へ送
出する。これにより、音源13から上記の音声案内が使
用者に対してなされ、その一方で、CPU1は2分後に
割り込みが発生するようにタイマー10の設定を行う。
【0046】この音声案内に応答して、使用者はなるべ
く一人になれる場所へ移動したのち、無理のない楽な姿
勢であってしかもなるべく動かなくて済むような姿勢を
とって静かに目を閉じる。なお、目を閉じている間に、
身に付けている装身具や腕時計が気になるようであれば
外してしまっても良い。そして、2分後にタイマー10
から割り込みが入ると、CPU1は、上記と同様の手順
に従って、マイクロバイブレーションを採取して周波数
解析を行ったのち、各帯域別にパワーを求めてリラック
ス度を算出する。
【0047】もし、得られたリラックス度が例えば30
%に達しておらず、まだ十分にリラックスした状態とな
っていなければ、次なるリラックス反応の指導が必要で
ある。そこで、CPU1は使用者に対して、「心の中で
キーワードを5分間ほど繰り返し唱えて下さい。」とい
う音声案内を行うとともに、5分後に割り込みが発生す
るようにタイマー10へ設定を行う。これにより、使用
者は、目を閉じたままで声に出さないようにして予め決
めておいたキーワードを唱え続ける。ここで、キーワー
ドは肯定的な意味のものが好ましいことから、「幸
せ」,「平和」,「愛情」,「優しさ」などをイメージ
するものが良いが、好きな物,気に入った数,好意を抱
いている人の名前,好きな詩の一節,あるいはお経の一
節などであっても良い。さらに、キーワードの長さは呼
吸の長さに合ったものが望ましく、概ね3〜4音で構成
されるものが良いと言える。
【0048】このようにして、2分間だけ目を閉じるこ
とで充分なリラックス度が得られたか、あるいは、(5
分間が経過してタイマー10から割り込みが入ることに
よって)キーワードを5分間唱え終えたことがわかる
と、CPU1は実施しているリラックス反応を止めるよ
うに指示する。ところで、リラックス反応を行っている
ときは、意識が内側に向かっていて無防備な状態となっ
ており、いきなりアラームが鳴ったりするのは好ましく
ない。また、リラックス反応の実施中は、血液の流れが
平常の時と異なり、内臓への血流量が減って脳へ流れ込
む血液の量が増えている。したがって、リラックス反応
を止めた後も、生理状態がリラックス反応実施前の状態
まで回復するのに必要な時間を作ることが望ましい。
【0049】そこでまず、CPU1は心地よいメロディ
ーの音楽を音源13から数秒間だけ流し、使用者の状態
をリラックス反応による無防備な状態から覚醒させる。
次いで、「そのまましばらく目を閉じて2,3分間は休
息を取って下さい。」という音声案内を流して休息を行
うように指示する。この後も、ボタン21が押下されれ
ば、CPU1はリラックス度の測定を行って、必要に応
じてリラックス反応の指導を行う。その際、上述したよ
うに、リラックス反応を実施すると身体の状態が平常時
から変化するので、短時間のうちに何度もリラックス反
応を実施することはあまり好ましくなく、このような場
合はできれば2〜3時間は間を置くのが望ましい。そこ
で、CPU1は、リラックス反応の開始時点で格納して
おいた時刻をもとに、前回のリラックス反応実施時から
の経過時間が例えば2時間に満たない場合、2時間が経
過した時点で改めてリラックス反応の指導を実施するこ
ととする。
【0050】ところで、マイクロバイブレーションを採
取している最中、CPU1はA/D変換器12を介して
一定時間間隔で加速度センサー11の出力を読み取って
いる。そして、使用者が不用意に体を動かしてしまい、
ピックアップ5が振動してマイクロバイブレーションの
検出に支障が出ているかを調べるため、CPU1は、読
み取った加速度センサー11の値が限界値(例えば上述
した0.1G)を越えている場合には、測定をやり直す
ように音声案内を行う。
【0051】なお、上記実施形態では、使用者は自分が
安静状態になったと判断した場合に、使用者自らがボタ
ン21を押下して測定指示を出す形態としていた。これ
に対し、測定中かどうかを問わずにマイクロバイブレー
ションが測定可能かどうかを自動的に判別して、その結
果を表示するようにしても良い。すなわち、CPU1は
ボタン21の押下の有無によらずに加速度センサー11
の出力値を所定時間間隔で読み取り、その出力値を上述
した限界値と比較して、ピックアップ5の動きが測定に
支障あるものか否かを判別し、その判別結果を表示装置
9へ表示させる。
【0052】より詳細には、加速度センサー11の測定
値が限界値を越えていれば、表示装置9上に「測定不
可」,「NG」等の文字を表示させる一方、測定値が限
界値以下であれば表示装置9上に「測定可」,「OK」
等の文字を表示させる。このようにすれば、使用者はマ
イクロバイブレーションの採取に支障がなくなったのを
一目で確認でき、いっそう簡易な測定が可能となる。他
方、上記実施形態のように使用者が測定の開始,終了を
指示することとし、少なくともマイクロバイブレーショ
ンの測定中は、上記のような測定の可否を表わす情報を
表示装置9上へ表示させる形態としても良い。
【0053】また、測定精度を向上させるため複数波長
分の加算平均をとるものとしたが、このような処理をせ
ずに、1波長分の波形毎に上記の処理を行うようにして
も良い。また、リラックス度を表示装置9上に表示する
こととしたが、表示に代えて或いは表示とともに、音源
13を用いて音声案内で知らせるようにしても良い。ま
た、測定したマイクロバイブレーションの波形を表示装
置9上にそのまま表示させても良く、さらに、周波数解
析した結果を図13に示す如くグラフ表示させるように
しても良い。
【0054】また、リラックス反応を実施する前には、
次に述べるような指導を行うようにすればいっそう効果
的である。第1に、バランスのとれた呼吸を数分間実施
するように指導する。第2に、リラックス反応の実施中
はほとんど身体を動かさないことから、予め軽い柔軟体
操などを行うように指導する。第3に、交互片鼻呼吸を
例えば5分間程度実施させるようにして、神経を鎮める
ように指導する。その際は、息を吐くことから始めさ
せ、且つ、鼻だけで呼吸するように指導する。第4に、
好きな音楽を聞くように指導する。第5に、香水や果物
など自分の好きな香りを嗅ぐように指導する。
【0055】また、上述したリラックス反応よりも簡易
な指導手法を行いたいのであれば、図11に示す如く、
グレードに応じた指導内容で指導することが考えられ
る。第1の手法として、図中「休息」の欄に示すように
休息を主体とした指導を行うことが考えられる。この手
法では、グレードが0〜3であれば図示したように休息
をとらせる一方、グレードが4以上であれば十分リラッ
クスしている旨を使用者へ教えてやるようにする。第2
の手法として、図中「音楽」の欄に示すように、グレー
ドに応じて曲目に変化を持たせて音楽を聴取させること
が考えられる。図中、α波音楽とはα波成分が多く含ま
れた音楽であって、リラックスに効果があるとされてい
るものである。なお、これよりもさらに簡易な方法とし
ては、1/fゆらぎを持つ音楽をグレードに関係なく一
律に聴かせるようにしても良い。
【0056】第3の手法として、図中「色」の欄に示す
ように、リラックス度が高くなるにつれて寒色から暖色
へ移行するような、グレードに応じた色を見るように指
示することが考えられる。その際、表示装置9がカラー
表示可能なものであれば、グレードに応じた色を表示装
置9に併せて表示するようにしても良い。第4の手法は
触覚に訴求するものであって、図11に示すグレード別
の音楽を使用者に聴かせるのと併せて、音楽に合わせた
ボディーソニックを実施させることが考えられる。
【0057】第5の手法は嗅覚に訴えるものであって、
図11に示すように、グレードに応じた香りを嗅ぐよう
使用者へ指導することが考えられる。その際、リラック
ス度測定装置にこれらの香りを持つ精油を吐出する機構
を設けて、直接精油を使用者に対して噴霧するように構
成しても良い。さらに、上述した以外の指導方法として
は、1/fゆらぎの成分を持つ絵画や模様を見るように
指導する方法などが考えられる。
【0058】〈第2実施形態〉本実施形態では、マイク
ロバイブレーションの周波数解析から得られるスペクト
ルの分布に基づいて使用者の体調の異常を検知し、使用
者へ警告を行うものである。本実施形態の装置構成は第
1実施形態と同じであるため、構成に関する説明は省略
することとし、以下では、第1実施形態と異なる動作に
重点を置いて、その動作を説明することとする。なお、
本実施形態では、マイクロバイブレーションから得られ
る人体の状態が正常でない場合に、そのような状態が所
定の測定時間内にどの程度存在するかを表わすためのカ
ウンタが、RAM3上に設けられている。
【0059】まず、CPU1は、装置の電源が投入され
た時点において、RAM3に配置されている上記カウン
タの内容をクリアする。次に、使用者が安静状態でボタ
ン21を押下して測定開始を指示すると、CPU1はマ
イクロバイブレーションの総採取時間(例えば、1分
間)をタイマー10へ設定したのち、マイクロバイブレ
ーションの波形値をインターフェイス部7から所定時間
間隔で読み取ってRAM3へ格納する動作を開始する。
そして、CPU1がマイクロバイブレーションの波形を
所定波長分だけ取り込むと、その都度、取り込んだマイ
クロバイブレーション波形を波長単位に分割して平均波
形を求め、周波数解析を施してα,β,θの各帯域毎の
成分を抽出し、この結果をもとに各帯域毎のパワーと総
パワーとを算出する。
【0060】次に、以下に述べるように、平均波形にお
いてα,β,θの何れの帯域が優位であるかを判定して
マイクロバイブレーションの波形のパターン分けを行
う。すなわち、各帯域のパワーが総パワー中に占める割
合を出現率と呼ぶこととし、第1に、θ波の出現率が
5.3%以上の場合にはθ波優位と呼ぶパターンに決定
する。第2に、β波の出現率が38.6%以上の場合に
はβ波優位と呼ぶパターンに決定する。第3に、θ波の
出現率が5.3%未満でなお且つβ波の出現率が38.
6%未満の場合には、α波優位と呼ぶパターンとする。
【0061】ここで、α波優位のパターンである場合
は、さらに、周波数スペクトルの分布が規則的である
か,例えば周波数に関してスペクトル分布の形状が対称
的であるかどうか,を判断する。そして、周波数スペク
トルの分布が対称的な形であればレギュラーα波と呼ぶ
パターンとし、さもなくばイレギュラーα波と呼ぶパタ
ーンとする。一般に、イレギュラーα波は全自律神経不
安定状態,β波優位は交感神経緊張状態,θ波優位は副
交感神経緊張状態を意味し、これらは全て異常な状態に
区分される。一方、レギュラーα波の場合は正常な状態
であるとされている。このように、マイクロバイブレー
ションの周波数スペクトルの分布が、使用者の体調を表
わす指標となる。そして、判定の結果、周波数スペクト
ルの分布が異常な状態であるという判定がなされた場
合、CPU1はRAM3上に設けられたカウンタをカウ
ントアップする。他方、スペクトルが正常な状態にある
と判定されたのであれば、CPU1はRAM3上に設け
たカウンタの内容を更新することなくそのままとする。
【0062】これ以後、CPU1は、上記と同様の手順
により、所定波長分のマイクロバイブレーション波形を
取り込み、取り込み波形に対する平均波形を周波数解析
して得たスペクトルが正常であるか否かを逐一判定し
て、異常があればカウンタの更新処理を実施する。そし
て、測定時間の積算値が1分間を越え、タイマー10か
ら割り込み信号が入ると、CPU1は、測定時間内にお
ける異常な状態が限界を越えて検出されたか否か,即ち
RAM3上のカウンタ値がある既定値を越えたか否かど
うか,を調べる。カウンタが既定値を越えていれば、当
該使用者が平常でない状態にある旨の警告メッセージを
作成し、警告メッセージを表示装置9上に表示させる。
次いで、CPU1は第1実施形態と同様に、使用者がリ
ラックスした状態となるようなリラックス反応の指導を
行って異常な状態を解消するように試みる。
【0063】他方、カウンタが既定値以内であれば、C
PU1は異常がない旨のメッセージを表示装置9へ表示
させて処理を終える。以上のように、使用者は自らの状
態に異常があった場合に、本装置から警告を受けること
ができるので、異常な状態を早期に発見して医師等に相
談をしてその指導を仰ぐための契機となる。また、使用
者は上記のような指導を適宜受けることができるので、
このような指導によって異常な状態が解消される場合に
は、わざわざ医師の診断を受ける必要もなくなる。
【0064】なお、測定に正確を期するために測定時間
中に所定時間を越えて異常な状態が見られた場合にだけ
警告を発するようにしたが、一回でも異常な状態が検出
された時点ですぐに警告を発するようにしても良い。ま
た、測定精度を向上させるため複数波長分の加算平均を
とるものとしたが、このような処理をせずに、1波長分
の波形毎に上記の処理を行うようにしても良い。
【0065】また、使用者への警告をメッセージ表示で
行うようにしていたが、この代わりに、或いは、警告メ
ッセージとともに、音源13を用いて使用者へ警告する
ようにしても良い。また、上述した各帯域毎にスペクト
ルにおける出現率をそのまま数値で表示させても良く、
さらに、何れの帯域が優位であるかの判定結果(すなわ
ち、周波数スペクトルの分布のパターンの種類)を表示
させるようにしても良い。
【0066】〈第3実施形態〉マイクロバイブレーショ
ンは、ある時点における人体のリラックス状態に応じて
変動するほか、一日を周期とした一定のリズムの変動
(以下、日内変動と呼ぶ)を繰り返している。したがっ
て、マイクロバイブレーションの採取にあたって日内変
動を考慮することによって、リラックスの状態をいっそ
う正確に把握することが可能となる。
【0067】一例を挙げると、測定したマイクロバイブ
レーションから得た人体の状態が十分にリラックスした
状態とされた場合でも、実際にはそれほどリラックスし
た状態ではなく、たまたま一日の中でリラックス側に移
行している時間帯であるために、そのような結果が得ら
れた可能性もある。また、測定したマイクロバイブレー
ションからするとあまりリラックスしていない状態とさ
れた場合でも、たまたま一日の中でリラックス状態とは
反対の状態に移行している時間帯であるためであって、
実際には危惧すべき点はないという可能性もある。一
方、これらとは逆に、リラックス状態が常日頃の変化と
異なる不自然な変化をした場合は、何らかの異変が起こ
っている可能性もあるので、迅速に医師の診断を受ける
などの対処をとることが望ましい。
【0068】そこで、本実施形態は、このようなマイク
ロバイブレーションの日内変動リズムを考慮に入れてリ
ラックス状態を評価するようにしている。すなわち、本
実施形態に係る装置は、毎日、複数の時点でマイクロバ
イブレーションを採取してリラックス度を算出する。こ
れに加え、採取を行う度に、過去一定期間内に算出され
たリラックス度のうち測定時点と同時刻のものについ
て、これら過去一定期間内の変動範囲を算出し、現時点
におけるリラックス度がこの変動範囲に収っているか否
かを判定する。そして万一、現時点のリラックス度の値
が変動範囲から逸脱していれば、その旨の告知を行うと
ともに、普段のリズムへ復帰させるように指導を行う。
【0069】本実施形態の装置構成は第1実施形態と同
じであるため、構成に関する説明は省略することとし、
以下では、第1実施形態と異なる動作に重点を置いて説
明をおこなう。なお、本実施形態では、過去一定期間内
におけるリラックス度の値がRAM3上に格納されるよ
うになっている。まず、毎日複数の時刻においてマイク
ロバイブレーションを採取するため、CPU1は電源投
入時などを契機として、予め決めた時刻から一定時間間
隔(例えば、午前0時から2時間間隔)で割り込みが発
生するようにタイマー10へ設定を行う。そして、CP
U1は上記の時刻が到来したそれぞれの時点において、
以下に詳述する処理を行う。
【0070】タイマー10から割り込みが報告される
と、CPU1は、「測定時刻になりましたので、安静状
態を確認してから腕時計のボタンを押して下さい。」な
どという音声案内を流す。そして、使用者がボタン21
を押下すると、CPU1は、第1実施形態と同様に、マ
イクロバイブレーションを採取してリラックス度を算出
し、算出したリラックス度を現時点の時刻とともにRA
M3へ格納する。
【0071】次に、CPU1は、過去一定期間内に算出
されたリラックス度のうち、現時点と同時刻のものにつ
いてその変動範囲を求め、現時点のリラックス度が当該
変動範囲内に収まっているかどうかの判定を行う。すな
わち、現時点が例えば午前9時であるとすると、過去一
週間のそれぞれの日の午前9時に測定したリラックス度
をRAM3から読み出し、これらの移動平均Eと標準偏
差σを算出して、現時点のリラックス度の値が例えばE
±3σの変動範囲に存在するかどうかを調べる。
【0072】この判定において、現在のリラックス度が
過去一週間の変動範囲内であれば、現時点の状態に問題
がない旨を使用者へ告知して処理を終える。一方、現在
のリラックス度が変動範囲から逸脱していれば、第1実
施形態と同様にリラックス反応の指導を行うようにす
る。なお、夜間においては使用者へリラックス反応など
の指導ができないことも考えられるので、マイクロバイ
ブレーションの採取は例えば午前8時から午後10まで
の間だけ2時間間隔で行うようにする。
【0073】あるいは、夜間においてはリラックス反応
の指導は行わないものの、リラックス度の算出だけは行
うようにして算出した値をRAM3へ格納しておくよう
にしても良い。こうすれば、RAM3に蓄積されたリラ
ックス度を医師が分析することにより、夜間における使
用者の身体の状態について専門的な診断を下すことがで
きる。
【0074】次に、表示装置9上になされる表示の具体
例を図14に示す。この図に示すグラフにおいて、横軸
は時間の経過,縦軸はリラックス度を表わす。また、破
線は「現在時刻」を意味しており、時間の経過とともに
徐々に右方向へ移動してゆく。そして、現時点で計測さ
れるリラックス度の値が破線上にプロットされるととも
に、直前に打たれたプロットとの間が補間されて図示し
たような滑らかなグラフが描かれる。ここで、リラック
ス度はα波の割合でもあるから、図14の〔I〕の領域
がα波の割合を表わし、〔II〕の領域がα波以外の帯域
の割合を示すことになる。さらに、本実施形態ではリラ
ックス度の推移のグラフを描画するほか、α波,β波,
θ波の各々の割合,および,リラックス度が10%以上
の場合はさらに現時点のリラックス度に対応するグレー
ドとがデジタルで表示される。
【0075】なお、表示部分の右端までプロットしてし
まった場合は、いったん表示を全て消去してから再び表
示部分の左端からプロットを行うようにする。また、こ
こではα波以外の帯域についてはグラフ上へのプロット
を行わずに、現在値だけをデジタル表示するようにし
た。これは、医師等の専門家以外の者が見る場合は、グ
ラフが煩雑になりかえって見ずらくなるからである。し
たがって、グラフの縦軸をリラックス度の代わりに帯域
比率を表わすこととし、α波,β波,θ波の比率を表わ
したグラフを描画するようにしても良い。このようにす
れば、各帯域の割合が一目で認識できるようになる。ま
た、上述した第1〜第2実施形態にあっても、使用者が
ある程度定期的にマイクロバイブレーションを測定する
ように意識していれば、本実施形態同様、図14に示す
ようなグラフが描かれる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、使用者の体表面から検出した微小振動をも
とにリラックス度を算出するとともに、リラックスの度
合いを高めるための指導内容を使用者へ告知するので、
医師や看護婦などの専門家の手を借りることなしに、使
用者の体調をリラックスした状態へと移行させることが
でき、医師らと使用者の双方の負担を軽減できるという
効果が得られる。
【0077】また、請求項2記載の発明によれば、使用
者の体表面から検出した微小振動をもとに体調を表わす
指標を求めて体調の異常を検出し、使用者に対して異常
の旨の告知と異常な状態を改善するための指導とを行う
ので、体調の異常が軽微であればこれが指導によって解
消され、わざわざ医師や看護婦等の専門家の診断を受け
る必要がなくなり、医師らと使用者の双方の負担を軽減
することができるという効果が得られる。
【0078】また、請求項3記載の発明によれば、体調
を表わす指標をリラックス度として、リラックス度が所
定値以下であれば体調異常と判定するので、リラックス
した状態から逸脱しただけの軽微な体調異常のうちにこ
れを発見して使用者へ知らせることが可能となり、予防
医学的な効果がある。また、請求項4記載の発明によれ
ば、体調を表わす指標を微小振動波形の周波数スペクト
ル分布として、当該分布が所定パターンであるときに体
調異常としたので、α波,β波,θ波といった脳波の解
析に用いられるのと同様の基準によって使用者の体調を
判定することができるという効果が得られる。
【0079】また、請求項5記載の発明によれば、毎
日、所定の時刻に微小振動波形を取り込んでリラックス
度を算出して蓄積しておき、現時点におけるリラックス
度が、過去所定期間内のうち現時点と同時刻のリラック
ス度の変動範囲から逸脱した場合に体調異常として使用
者へ告知するとともに、異常な状態を改善するための指
導を行うので、過去の日内変動リズムを考慮した一層精
密な体調異常の判定が可能となるとともに、体調の異常
が軽微であればこれが指導によって解消され、わざわざ
医師や看護婦などの専門家の診断を受ける必要がなくな
り、医師らと使用者の双方の負担を軽減することができ
るという効果が得られる。
【0080】また、請求項6記載の発明によれば、微小
振動波形の周波数スペクトルを脳波に対応した周波数帯
域に分割して各周波数帯域のパワーを算出して、α波の
パワーが全帯域のパワーに占める割合をリラックス度と
したので、脳波のα波の状態と密接に関連した指標をリ
ラックスの度合いとして使用者へ提示することが可能と
なるという効果が得られる。また、請求項7記載の発明
によれば、連続する所定波長分の微小振動波形の加算平
均をとるようにしたので、ノイズなどによって突発的に
異常な波形が検出された場合であっても、誤ってこれを
異常と判定してしまうのを防止できるという効果が得ら
れる。
【0081】また、請求項8記載の発明によれば、微小
振動波形の取り込み中に、検出手段の動きを検知するセ
ンサーの出力に応じて微小振動の検出の適否を判定し
て、その結果を使用者へ告知するので、使用者は、リラ
ックス度の測定が可能か否かを容易に知ることができ、
正確な測定ができない状況にも拘らず不正確な測定を行
ってしまうといった問題を回避できるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるリラックス度測定
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 脳波とマイクロバイブレーションの測定波形
の一例を対比して示した図である。
【図3】 同装置を腕時計20に組み込んだ形態におけ
る装置の斜視図である。
【図4】 ピックアップ5を拇子球へ取り付けた態様の
図である。
【図5】 ピックアップ5を手の指の付け根に取り付け
た態様の図である。
【図6】 ピックアップ5を手首に取り付けた態様の図
である。
【図7】 ピックアップ5を腕時計のバンドに取り付け
た態様の図である。
【図8】 同装置をネックレスと組み合わせ、ピックア
ップ5を首に取り付けるようにした態様の図である。
【図9】 同装置を眼鏡と組み合わせ、ピックアップ5
を耳朶へ取り付けるようにした態様の図である。
【図10】 マイクロバイブレーションを測定する際の
望ましい測定態様を示した図である。
【図11】 リラックス度に応じた指導内容およびグレ
ードの表示方法を説明するための図である。
【図12】 グレードの値を棒グラフとして表示する場
合の図である。
【図13】 マイクロバイブレーション波形のスペクト
ル密度の一例を示す図である。
【図14】 表示装置9上に表示されるリラックス度の
時間推移のグラフである。
【符号の説明】
1…CPU、3…RAM、4…操作部、5…ピックアッ
プ、8…表示制御部、9…表示装置、10…タイマー、
11…加速度センサー、13…音源、14…音源制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の体表面から微小振動を検出する
    検出手段と、 前記微小振動の波形を取り込み、取り込んだ微小振動波
    形を解析して前記使用者のリラックスの度合いを表わす
    リラックス度を算出する解析手段と、 前記使用者のリラックスの度合いを高めるための指導内
    容を前記リラックス度の値に応じて作成する指導手段
    と、 前記指導内容を前記使用者へ告知する告知手段とを有す
    ることを特徴とするリラックス度測定装置。
  2. 【請求項2】 使用者の体表面から微小振動を検出する
    検出手段と、 前記微小振動の波形を取り込み、取り込んだ微小振動波
    形を解析して前記使用者の体調を表わす指標を求める解
    析手段と、 前記体調を表わす指標から前記使用者の体調の異常を検
    出する異常検出手段と、 前記体調の異常が検出されたときに、該体調の異常を改
    善するための指導内容を作成する指導手段と、 前記体調の異常および前記指導内容を前記使用者へ告知
    する告知手段とを有することを特徴とするリラックス度
    測定装置。
  3. 【請求項3】 前記体調を表わす指標は、前記使用者の
    リラックスの度合いを表わすリラックス度であって、 前記異常検出手段は、前記リラックス度が所定値以下で
    あるときに前記体調が異常であるものと判定することを
    特徴とする請求項2記載のリラックス度測定装置。
  4. 【請求項4】 前記体調を表わす指標は、前記微小振動
    波形を周波数分析することで得られる周波数スペクトル
    の分布であって、 前記異常検出手段は、前記周波数スペクトルの分布が所
    定パターンであるときに前記体調が異常であるものと判
    定することを特徴とする請求項2記載のリラックス度測
    定装置。
  5. 【請求項5】 使用者の体表面から微小振動を検出する
    検出手段と、 前記使用者のリラックスの度合いを表わすリラックス度
    を過去所定期間分だけ蓄積する記憶手段と、 毎日、所定の時刻に前記微小振動の波形を取り込み、取
    り込んだ微小振動波形を解析して得られる前記リラック
    ス度を前記記憶手段へ格納する解析手段と、 前記過去所定期間内のうち現時点と同時刻に得られたリ
    ラックス度の変動範囲を算出し、現時点におけるリラッ
    クス度が該変動範囲を逸脱したことから前記使用者の体
    調の異常を検出する異常検出手段と、 前記体調の異常が検出されたときに、該体調の異常を改
    善するための指導内容を作成する指導手段と、 前記体調の異常および前記指導内容を前記使用者へ告知
    する告知手段とを有することを特徴とするリラックス度
    測定装置。
  6. 【請求項6】 前記解析手段は、前記微小振動波形の周
    波数スペクトルを求め、該周波数スペクトルを脳波に対
    応した周波数帯域に分割して各周波数帯域のパワーを算
    出し、α波に対応する周波数帯域のパワーが全周波数帯
    域のパワーの総和に占める割合を前記リラックス度とし
    て算出することを特徴とする請求項1,3,5の何れか
    の項記載のリラックス度測定装置。
  7. 【請求項7】 前記解析手段は、連続する所定波長分の
    微小振動波形を加算平均した波形を算出し、この加算平
    均された波形を用いて解析を行うことを特徴とする請求
    項1ないし5の何れかの項記載のリラックス度測定装
    置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段の動きを検知するセンサー
    を有し、 前記解析手段は、少なくとも前記微小振動波形の取り込
    み中に、前記センサーの出力に応じて前記微小振動の検
    出の適否を判定し、該検出の適否を前記使用者へ告知す
    るように前記告知手段を制御することを特徴とする請求
    項1ないし5の何れかの項記載のリラックス度測定装
    置。
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