JPH09238780A - 寝台における床部の昇降用駆動軸の逆転防止装置 - Google Patents

寝台における床部の昇降用駆動軸の逆転防止装置

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JPH09238780A
JPH09238780A JP4975596A JP4975596A JPH09238780A JP H09238780 A JPH09238780 A JP H09238780A JP 4975596 A JP4975596 A JP 4975596A JP 4975596 A JP4975596 A JP 4975596A JP H09238780 A JPH09238780 A JP H09238780A
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Japan
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floor
drive shaft
reverse rotation
bed
male screw
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JP4975596A
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Mikio Nakano
美喜男 中野
Takeo Nakagawa
武男 中川
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KANSAI SEISAKUSHO KK
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KANSAI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 床部が不測に下降することを確実に阻止する
逆転防止装置。 【解決手段】 押引部材11の押引作動により床部3を
昇降操作するために、床部3とリンク機構12を介して
連結するとともに、床部3からの荷重により昇降用駆動
軸9が回転することを阻止する阻止手段13を設けてあ
る寝台における床部の昇降用駆動軸の逆転防止装置であ
って、阻止手段13を、昇降用駆動軸9と一体回転する
摩擦ディスク25と、一方の面に摩擦ディスク25と摩
擦作用する摩擦面を備え、且つ、他方の面に固定側に設
けられた被係止部27Aに軸方向から係止して一方向の
回転を阻止するための係止部28Aを備えた逆転防止デ
ィスク28とから構成するとともに、床部3からの荷重
により摩擦ディスク25が逆転防止ディスク28を被係
止部27A側へ押圧するために、荷重方向上手側から摩
擦ディスク25、逆転防止ディスク28の順に配置して
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝台における床部
の昇降用駆動軸の逆転防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記寝台における床部の昇降用駆動軸の
逆転防止装置として、例えば実公平3−44186号公
報に示されるものがある。これは、クランクハンドルの
回転力を昇降用駆動軸、ユニバーサル軸受を介して雄螺
子シャフトに伝達し、この雄螺子シャフトに螺合する雌
螺子部材を軸方向に移動させることによって、床部を昇
降させるようにしている。そして、前記雄螺子シャフト
に設けたスラストつば部に接当する作動筒を該雄螺子シ
ャフトに外嵌し、この作動筒をスラストベアリングを介
して支持部材にて支持するとともに、前記作動筒の外周
に、その外径よりも少し小径で、一側を支持部材に固定
したコイルばねを設置してある。従って、床部からの荷
重が雌螺子部材に作用すると、雄螺子シャフトに逆方向
の回転力が作用する。この回転力が、スラストつば部か
ら作動筒に加わり、この作動筒を回転させようとする
が、この回転方向では、作動筒の外周に配置されてコイ
ルばねが縮径方向の力を受けて、作動筒を締め付けるこ
とになり、作動筒の回転が阻止され、これにより雄螺子
シャフトの逆方向の回転が阻止されるのである。
【0003】上記のように、コイルばねの縮径方向の力
により作動筒を締め付けて作動筒の回転を阻止する構成
では、床部からの荷重を受けてから作動筒を強く締め付
けるまでの間に、時間差があるため、床部が少し下降し
てしまうことがあり、患者等に不安感を完全になくすこ
とができないものであった。又、コイルばねと作動筒と
の間には、スリップが発生することがあり、特に重量の
ある患者等の場合に床部から大きな荷重を受けると、前
記スリップにより床部が下降してしまうことを完全に阻
止することができない場合があった。さらに、コイルば
ねの性質上、使用状態や使用頻度によっては、早期にば
ね定数が変化して、逆転防止機能を的確に発揮させるこ
とができないこともあった。因みに、床部が下降するこ
とを確実に阻止するために、コイルばねのばね定数を大
きくすると、床部の昇降操作を床部から受ける荷重以外
にコイルばねの力に打ち勝つ力で行わなければならない
ため、床部の昇降操作が労力を要するものとなり、実施
し難いものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、床部が不測に下降す
ることを確実に阻止することができながらも、床部の昇
降を軽快に行えるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、回転自在な昇降用駆動軸にそれの回転力を
軸方向への移動力に変換する変換部を介して押引部材を
連結し、この押引部材の押引作動により床部を昇降操作
するために、該押引部材と床部とをリンク機構を介して
連結するとともに、床部からの荷重により前記昇降用駆
動軸が回転することを阻止する阻止手段を設けてある寝
台における床部の昇降用駆動軸の逆転防止装置であっ
て、前記阻止手段を、前記昇降用駆動軸と一体回転する
摩擦ディスクと、一方の面に前記摩擦ディスクと摩擦作
用する摩擦面を備え、且つ、他方の面に固定側に設けら
れた被係止部に軸方向から係止して一方向の回転を阻止
するための係止部を備えた逆転防止ディスクとから構成
するとともに、床部からの荷重により前記摩擦ディスク
が逆転防止ディスクを被係止部側へ押圧するために、該
荷重方向上手側から該摩擦ディスク、逆転防止ディスク
の順に配置してある。床部から荷重を受けることによ
り、押引部材が押し方向に移動し、この移動力が変換部
を介して昇降用駆動軸を逆方向に回転させる力に作用す
る。このとき、摩擦ディスクが逆転防止ディスクを被係
止部側へ押圧するから、逆転防止ディスクの係止部と被
係止部とが係止して逆転防止ディスクが逆方向に回転す
ることを阻止するのである。この阻止力が逆転防止ディ
スクとの摩擦力を通して摩擦ディスクに伝達され、この
摩擦ディスクの回転が阻止される。この結果、昇降用駆
動軸が逆方向に回転されることがなく、床部が不測に下
降することはない。そして、床部を上昇操作する場合に
は、昇降用駆動軸を一方向に回転させることになるが、
このとき、逆転防止ディスクの係止部と被係止部とが係
止することなく、昇降用駆動軸を回転操作することがで
き、床部から受ける荷重に抗して昇降用駆動軸を回転操
作することができる。また、床部を下降操作する場合に
は、逆転防止ディスクの係止部と被係止部とが係止して
いるから、床部の下降が阻止された状態になっている。
しかし、摩擦ディスクと逆転防止ディスクとが床部から
受ける荷重による摩擦力により連動されているから、こ
の摩擦力に抗して昇降用駆動軸を前記方向とは反対方向
に回転操作することにより、床部が下降するのである。
このとき、前記のように逆転防止ディスクの係止部と被
係止部とが係止しているから、床部が急激に下降するこ
とはなく、前記摩擦力に抗して昇降用駆動軸を回転操作
する回転速度に比例して床部が下降するのである。
【0006】前記変換部を、昇降用駆動軸にユニバーサ
ルジョイント部を介して連結され、且つ、外周面に雄螺
子が形成された雄螺子シャフトと、この雄螺子シャフト
の雄螺子に螺合する雌螺子が内周面に形成された雌螺子
部材とから構成するとともに、前記雄螺子シャフトの回
転により雌螺子部材を軸方向に移動可能に構成してある
から、昇降用駆動軸からの回転力がユニバーサルジョイ
ント部を介して雄螺子シャフトに伝達され、この雄螺子
シャフトの回転が雌螺子部材を軸方向に移動させて、床
部が昇降操作されるのである。
【0007】前記被係止部を寝台を構成するメインフレ
ームに固定される固定部材の逆転防止ディスク対向面に
形成するとともに、この固定部材の逆転防止ディスク対
向面とは反対側面に、該逆転防止ディスクの一方向の回
転を阻止する第2の被係止部を形成してある。例えば、
長期間の使用に伴い被係止部が磨滅した場合に、第2の
被係止部が逆転防止ディスクの係止部と係止する側に位
置するように、固定部材を入れ替えるだけでよい。又、
第2の被係止部の回転阻止方向が被係止部の回転阻止方
向と反対方向になるように、第2の被係止部を形成して
おけば、前記押引部材と床部とを連結するリンク機構の
連結構成を変更した場合に、前記昇降用駆動軸の回転方
向が前回と逆方向になったとしても、前記第2の被係止
部が逆転防止ディスクの係止部と係止する側に位置する
ように、該固定部材を入れ替えるだけでよい。つまり、
連結構成の違いに応じて、係止部と第2の係止部のいず
れか一方を選択して使用することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図3に、寝台が示されてお
り、この寝台は、下部を構成する左右一対のメインフレ
ーム1,1の前端部同士及び後端部同士を前後の杆体
2,2によって連結し、前記メインフレーム1,1の上
に床部3を載置するとともに、前記メインフレーム1,
1に固定のサブフレーム4,4の前端部及び後端部に固
定のボス部4aにそれぞれキャスターCを取付けて、移
動可能な寝台を構成している。
【0009】前記床部3は、寝台の前方側に位置する背
部床5と、これの直後方に位置する腰部床6と、これの
直後方に位置する膝部床7と、これの直後方に位置する
脚部床8とから構成するとともに、前記背部床5を水平
方向の倒伏姿勢とこの倒伏姿勢から設定角度起伏した起
伏姿勢に姿勢変更できるように構成している。前記背部
床3を姿勢変更するための床部昇降機構について説明す
れば、図5及び図6にも示すように、回転自在な昇降用
駆動軸9の一端にクランクハンドル10を取り付け、前
記昇降用駆動軸9の他端に、それの回転力を軸方向への
移動力に変換する変換部Aを介して押引部材11と前記
背部床5とをリンク機構12を介して連結するととも
に、背部床5からの荷重により前記昇降用駆動軸9が回
転することを阻止する阻止手段13を設けてある。従っ
て、クランクハンドル10を回転操作することによっ
て、昇降用駆動軸9を回転操作し、この回転力が変換部
Aにて押引部材11の軸方向への移動力に変換されて、
押引部材11が押引操作され、リンク機構12を介して
背部床5が姿勢変更されるのである。本発明は、背部床
5を倒伏姿勢から設定角度起伏した起伏姿勢に姿勢変更
できるものに用いることができる他、床部3全体を倒伏
姿勢から設定角度起伏した起伏姿勢に姿勢変更したり、
床部3全体を倒伏姿勢のまま上方側に位置変更させるこ
とができるものに用いることができる。
【0010】前記クランクハンドル10は、一端が前記
昇降用駆動軸9に一体回転状態で取り付けたクランクア
ーム14の他端にピン15により枢着された支軸16に
回転自在に嵌合してあり、クランクハンドル10をピン
15周りに回転させることによって、不要時にクランク
アーム14に形成の凹部14A内に入り込ませた格納姿
勢と凹部14A内から突出して昇降用駆動軸9の回転操
作を行う操作姿勢とに切り替えることができるようにし
ている。
【0011】前記昇降用駆動軸9は、断面形状6角形状
に形成されるとともに、メインフレーム1に固定されて
いるブラケット17に貫通支持されている円筒状部材1
8に回転自在に内嵌してある。
【0012】前記変換部Aは、外周面に雄螺子19Aが
形成されるとともに、前記昇降用駆動軸9にユニバーサ
ルジョイント部20を介してピン連結された雄螺子シャ
フト19と、この雄螺子シャフト19の雄螺子19Aに
螺合する雌螺子21Aが内周面に形成された雌螺子部材
21とから構成し、昇降用駆動軸9の回転力がユニバー
サルジョイント部20を介して雄螺子シャフト19に伝
達されると、この雄螺子シャフト19が回転する。この
雄螺子シャフト19の回転により雌螺子部材21が軸方
向に移動し、この移動力が押引部材11、リンク機構1
2を介して背部床5に伝達され、背部床5の姿勢変更が
行われるのである。
【0013】前記ユニバーサルジョイント部20は、先
端部に球状部20aを備えるとともに、基端部が前記雄
螺子シャフト19の先端側軸部分19Bにピン連結され
た筒状の第1軸20Aと、この第1軸20Aの球状部2
0aに回転自在に外嵌される球状部20bを先端部に備
えるとともに、基端部が前記昇降用駆動軸9にピン連結
された筒状の第2軸20Bとから構成している。図6に
示す22は、前記雄螺子シャフト19の先端側軸部分1
9Bと第1軸20Aとの間に介在されるブッシュであ
る。
【0014】前記リンク機構12は、前記押引部材11
と背部床5とを枢支連結するアームからなり、図1に示
すように、押引部材11との枢支部にローラ23を回転
自在に取り付けるとともに、このローラ23を接当案内
するガイド24を、それの案内面が背部床5側ほど上方
に位置する湾曲面に形成した状態で前記メインフレーム
1に固定してあり、押引部材11の押し作動により図2
に示す最大位置までアーム12にて押し上げることがで
きるようにしている。
【0015】前記阻止手段13は、図4〜図7(イ),
(ロ)に示すように、前記昇降用駆動軸9と一体回転さ
せるために雄螺子シャフト19の先端側軸部分19Bに
貫通固定された摩擦ディスク25と、一方の面に前記摩
擦ディスク25と摩擦作用する摩擦面を備え、且つ、他
方の面に前記メインフレーム1に固定の支持部材26に
ボルト固定される固定部材27に形成された被係止部2
7Aに軸方向から係止して、図6の矢印B方向の回転を
阻止するための係止部28Aを備えた逆転防止ディスク
28とから構成するとともに、背部床5からの荷重によ
り前記摩擦ディスク25が逆転防止ディスク28を被係
止部27A側へ押圧するために、該荷重方向上手側から
摩擦ディスク25、逆転防止ディスク28の順に配置し
てある。前記固定部材27に形成された被係止部27A
を、図6に示すように、周方向に沿って多数の歯27a
が突出形成された菊形状に構成するとともに、前記逆転
防止ディスク28に形成された係止部28Aを、図7
(イ),(ロ)に示すように、周方向に沿って多数箇所
をU字形状に切り欠いたのち、被係止部27A側に折り
曲げて形成された多数の爪28aから構成してあり、回
転方向で爪28aと歯27aが係止することによって、
図7(ロ)の矢印B方向の逆転防止ディスク28の回転
を阻止するのである。従って、逆転防止ディスク28が
背部床5からの荷重により不測に回転操作されて背部床
5が下方に移動して患者等に不安感を与えることがな
い。そして、図7(ロ)の矢印B方向とは反対方向への
回転は、逆転防止ディスク28の多数の爪28aが被係
止部27Aに押されることにより該逆転防止ディスク2
8の表面側に引退変形しながら、逆転防止ディスク28
が回転するので、被係止部27Aから大きな回転抵抗を
受けることなく、逆転防止ディスク28を回転操作する
ことができる。つまり、背部床5からの荷重に抗する力
で背部床5を上方側に操作することができる。図4に示
す29は、前記固定部材27と雄螺子シャフト19との
間に設けられたベアリングであり、又30は、前記固定
部材27、雄螺子シャフト19、雌螺子部材21等を収
納するためのケーシングであり、このケーシング30に
形成の孔30Aを通して図5に示すように、固定部材2
7を支持部材26にボルト31により固定している。
【0016】図4では、荷重方向Gが図において右から
左に向かっている場合に、雌螺子部材21が図の位置か
ら右側に移動することによって、背部床5を上方側に操
作するようにしたが、図8に示すように、荷重方向Gが
前記同様に右から左に向かっている場合に、雌螺子部材
21が前記とは反対に図の位置から左側に移動すること
によって、背部床5を上方側に操作するようにしてもよ
い。図8の場合、固定部材27の両側にそれぞれベアリ
ング29を設けなくても、ベアリング29を荷重方向G
下手側に配置すれば、クランクハンドル10を反時計周
りに回転操作して雌螺子部材21を摩擦ディスク25に
接近する側に移動させる場合、つまり最も操作力が必要
となる場合に、雄螺子シャフト19のクランクハンドル
10側部位ほど回転負荷が加わることになるため、ベア
リング29にて固定部材27をクランクハンドル10側
で確実に回転支持させて、クランクハンドル10の回転
操作時において、雄螺子シャフト19との間に拗れ等が
発生することなく、スムーズな操作が行えるようにして
いる。図4の場合には、ベアリング29を荷重方向G上
手側に配置してあるのは、クランクハンドル10を時計
周りに回転操作して雌螺子部材21を摩擦ディスク25
から離間する側に移動させる場合、つまり最も操作力が
必要となる場合に、雄螺子シャフト19の摩擦ディスク
25側部位ほど回転負荷が加わることになるため、ベア
リング29にて固定部材27を摩擦ディスク25側で確
実に回転支持させて、前記同様にクランクハンドル10
の回転操作時において、雄螺子シャフト19との間に拗
れ等が発生することなく、スムーズな操作が行えるよう
にしている。前記固定部材27の軸方向両端面のうちの
一方の端面に、図4では、左から右を向いて逆転防止デ
ィスク28の左回転(反時計周り)を阻止するように被
係止部27Aを形成し、且つ、他方の端面に、図8で
は、左から右を向いて逆転防止ディスク28の右回転
(時計周り)を阻止するように第2の被係止部27Aを
形成して、押引部材11と床部3とを連結するリンク機
構12の連結構成の違いにより昇降用駆動軸9の回転方
向が前回と逆方向になった場合でも、固定部材27の向
きを変えるだけで昇降用駆動軸9の回転阻止方向を変更
することができる。又、前記固定部材27の軸方向両端
面に形成される被係止部27Aと第2の係止部27Aと
を、逆転防止ディスク28の同一方向の回転を阻止する
ように形成しておけば、長期間の使用に伴い被係止部2
7Aが磨滅した場合には、第2の係止部27Aが逆転防
止ディスク28の係止部28Aに係止するように、固定
部材27を入れ換えるだけでよい。
【0017】
【発明の効果】請求項1により、床部が不測に下降する
ことを確実に阻止することができるとともに、床部の下
降操作時には操作者の意に反して床部が急激に下降操作
されることがなく、所望通りの下降操作が行えるから、
床部の昇降操作時に患者等に不安感を与えることがな
い。特に、重量のある患者等の場合に床部から大きな荷
重を受けた場合でも、従来のようなスリップにより床部
が下降してしまうことを確実に阻止することができるだ
けでなく、床部が不測に下降することがないように従来
ではばね定数を大きくした場合に、床部からの荷重以外
のコイルばねの力に打ち勝つ力で操作するものに比べて
床部を軽快に昇降操作することができる利点がある。
【0018】請求項3により、固定部材の軸方向両端面
に被係止部及び第2の被係止部を形成することによっ
て、長期間の使用に伴い被係止部が磨滅した場合や押引
部材と床部とを連結するリンク機構の連結構成の違いに
より昇降用駆動軸の回転方向が前回と逆方向になった場
合でも、固定部材そのものを交換することなく、固定部
材の向きを変えるだけで済み、2つの部材を作成するも
のに比べて、コスト面において有利にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】寝台の一部省略縦断側面図
【図2】背部床を最大起伏姿勢にした寝台の一部省略縦
断側面図
【図3】寝台の一部省略平面図
【図4】逆転防止装置の一部省略横断平面図
【図5】逆転防止装置の操作部を示す一部省略分解斜視
【図6】逆転防止装置の一部省略分解斜視図
【図7】(イ)は逆転防止ディスクの正面図、(ロ)は
逆転防止ディスクと固定部材との係止状態を示す縦断面
【図8】逆転防止装置の別実施例を示す一部省略横断平
面図
【符号の説明】
1 メインフレーム 2 杆体 3 床部 4 サブフレーム 5 背部床 6 腰部床 7 膝部床 8 脚部床 9 昇降用駆動軸 10 クランクハンドル 11 押引部材 12 リンク機構 13 阻止手段 14 クランクアーム 14A 凹部 15 ピン 16 支軸 17 ブラケット 18 円筒状部材 19 雄螺子シャフト 19A 雄螺子 19B 先端側軸部分 20 ユニバーサルジョイント 21 雌螺子部材 21A 雌螺子 22 ブッシュ 23 ローラ 24 ガイド 25 摩擦ディスク 26 支持部材 27 固定部材 27A 被係止部(第2の被係止部) 27a 歯 28 逆転防止ディスク 28A 係止部 28a 爪 29 ベアリング 30 ケーシング 30A 孔 31 ボルト A 変換部 B 矢印 C キャスター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在な昇降用駆動軸にそれの回転力
    を軸方向への移動力に変換する変換部を介して押引部材
    を連結し、この押引部材の押引作動により床部を昇降操
    作するために、該押引部材と床部とをリンク機構を介し
    て連結するとともに、床部からの荷重により前記昇降用
    駆動軸が回転することを阻止する阻止手段を設けてある
    寝台における床部の昇降用駆動軸の逆転防止装置であっ
    て、前記阻止手段を、前記昇降用駆動軸と一体回転する
    摩擦ディスクと、一方の面に前記摩擦ディスクと摩擦作
    用する摩擦面を備え、且つ、他方の面に固定側に設けら
    れた被係止部に軸方向から係止して一方向の回転を阻止
    するための係止部を備えた逆転防止ディスクとから構成
    するとともに、床部からの荷重により前記摩擦ディスク
    が逆転防止ディスクを被係止部側へ押圧するために、該
    荷重方向上手側から該摩擦ディスク、逆転防止ディスク
    の順に配置してある寝台における床部の昇降用駆動軸の
    逆転防止装置。
  2. 【請求項2】 前記変換部を、昇降用駆動軸にユニバー
    サルジョイント部を介して連結され、且つ、外周面に雄
    螺子が形成された雄螺子シャフトと、この雄螺子シャフ
    トの雄螺子に螺合する雌螺子が内周面に形成された雌螺
    子部材とから構成するとともに、前記雄螺子シャフトの
    回転により雌螺子部材を軸方向に移動可能に構成してあ
    る請求項1記載の寝台における床部の昇降用駆動軸の逆
    転防止装置。
  3. 【請求項3】 前記被係止部を寝台を構成するメインフ
    レームに固定される固定部材の逆転防止ディスク対向面
    に形成するとともに、この固定部材の逆転防止ディスク
    対向面とは反対側面に、該逆転防止ディスクの一方向の
    回転を阻止する第2の被係止部を形成してある請求項1
    又は2記載の寝台における床部の昇降用駆動軸の逆転防
    止装置。
JP4975596A 1996-03-07 1996-03-07 寝台における床部の昇降用駆動軸の逆転防止装置 Pending JPH09238780A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004321666A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Iijima Seisakusho:Kk ベッド
JP2009502597A (ja) * 2005-07-22 2009-01-29 ティッセンクルップ・プレスタ・アクチエンゲゼルシヤフト 原動機付き車両用の調整可能なステアリングコラム

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